JPH02111726A - ヒト インターロイキン1を安定化する方法 - Google Patents
ヒト インターロイキン1を安定化する方法Info
- Publication number
- JPH02111726A JPH02111726A JP63263405A JP26340588A JPH02111726A JP H02111726 A JPH02111726 A JP H02111726A JP 63263405 A JP63263405 A JP 63263405A JP 26340588 A JP26340588 A JP 26340588A JP H02111726 A JPH02111726 A JP H02111726A
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- JP
- Japan
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- human interleukin
- human
- chondroitin sulfate
- solution
- drying
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- Pending
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はヒト インターロイキンlの安定化法、詳しく
は、保存時又は凍結乾燥、噴霧乾燥等の操作を行う際の
ヒト インターロイキン1の安定化法に関する。
は、保存時又は凍結乾燥、噴霧乾燥等の操作を行う際の
ヒト インターロイキン1の安定化法に関する。
ゲリーらはヒト マクロファージの培養上清中に、マイ
トーゲンによるマウス胸腺細胞分裂作用を促進させる物
質を見出し、これをリンパ球活性化因子(Iympho
cyte activating factor)と名
付けたが、1979年以降、インターロイキン1 (以
下rlL−IJと略記する)の名称が用いられている。
トーゲンによるマウス胸腺細胞分裂作用を促進させる物
質を見出し、これをリンパ球活性化因子(Iympho
cyte activating factor)と名
付けたが、1979年以降、インターロイキン1 (以
下rlL−IJと略記する)の名称が用いられている。
高純度のヒ) IL−1に製剤化操作を施したり、溶液
又は乾燥状態で保存したりすると活性が著しく低下する
。
又は乾燥状態で保存したりすると活性が著しく低下する
。
本発明者らは、ヒトIL−1の安定化について鋭意研究
を行ったところ、ある種の多糖類又はビニルポリマーを
ヒトIL−1に添加することにより、凍結乾燥又は噴霧
乾燥等の操作を行ったり、相当期間保存したりしても、
活性が保持されることを見出し、本発明を完成した。
を行ったところ、ある種の多糖類又はビニルポリマーを
ヒトIL−1に添加することにより、凍結乾燥又は噴霧
乾燥等の操作を行ったり、相当期間保存したりしても、
活性が保持されることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、ヒトIL−1に、コンドロイチン硫酸。
コンドロイチン硫酸金属塩、ポリビニルアルコール、グ
リコーゲンから選ばれた少なくとも一種の物質を添加す
ることを特徴とするヒトTL−1の安定化法に関する。
リコーゲンから選ばれた少なくとも一種の物質を添加す
ることを特徴とするヒトTL−1の安定化法に関する。
本発明で用いられるヒトIL−1としては、ヒトα型又
はβ型が挙げられ、α型が好ましい。
はβ型が挙げられ、α型が好ましい。
このヒトIL−1は、溶液又は乾燥状態のいずれでもよ
いが、特にヒトIL−1を含有する乾燥物が好ましい。
いが、特にヒトIL−1を含有する乾燥物が好ましい。
ヒトIL−1を含有する乾燥物は、溶液状態にしたとき
、pHが3〜9に保たれていることが好ましく、適当な
緩衝液で調整することがより好ましい、そのような緩衝
液としては、例えば、リン酸緩衝液、トリス (iri
s(hydroxymethylLamino■eth
ane)塩酸緩衝液などが挙げられる。
、pHが3〜9に保たれていることが好ましく、適当な
緩衝液で調整することがより好ましい、そのような緩衝
液としては、例えば、リン酸緩衝液、トリス (iri
s(hydroxymethylLamino■eth
ane)塩酸緩衝液などが挙げられる。
目的によっては、塩を加える場合もあり、用いられる塩
として、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどがあり、そ
の濃度は目的によって決定される0例えば、注射用とし
て用いる場合は、塩化ナトリウムを蒸留水に溶解後、0
.15Mになるように加えて凍結乾燥物とする。
として、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどがあり、そ
の濃度は目的によって決定される0例えば、注射用とし
て用いる場合は、塩化ナトリウムを蒸留水に溶解後、0
.15Mになるように加えて凍結乾燥物とする。
ヒl−IL−1を安定化する物質(以下「安定化剤」と
いう)のうち、コンドロイチン硫酸はA−Eのいずれの
タイプでもよいが、添加する際に溶液をアルカリ性にす
る必要がある。使用上の便宜からは、そのような必要が
ないコンドロイチン硫酸のナトリウム塩、カリウム塩等
のアルカリ金属塩及びそのカルシウム塩、マグネシウム
塩等のアルカリ土類金属塩が好ましい。
いう)のうち、コンドロイチン硫酸はA−Eのいずれの
タイプでもよいが、添加する際に溶液をアルカリ性にす
る必要がある。使用上の便宜からは、そのような必要が
ないコンドロイチン硫酸のナトリウム塩、カリウム塩等
のアルカリ金属塩及びそのカルシウム塩、マグネシウム
塩等のアルカリ土類金属塩が好ましい。
安定化剤は単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて使
用することができる。
用することができる。
安定化剤の添加濃度は、ヒトIL−1を含有する溶液1
1あたり2B〜20mg、好ましくは1011g〜20
+gであり、常識的、経済的観点から10s+gが最も
好ましい、尚、ヒトIL−1を含をする乾燥物に添加す
る安定化剤の添加量は、そ′の結果物を溶解した際に上
記の溶液濃度になるように選ばれる。
1あたり2B〜20mg、好ましくは1011g〜20
+gであり、常識的、経済的観点から10s+gが最も
好ましい、尚、ヒトIL−1を含をする乾燥物に添加す
る安定化剤の添加量は、そ′の結果物を溶解した際に上
記の溶液濃度になるように選ばれる。
添加方法は特に限定されないが、例えば、安定化剤の粉
末を、直接ヒ) IL−1含有溶液に添加し、又は要す
れば、これを凍結乾燥又は噴霧乾燥その他の方法により
乾燥する方法が挙げられる。添加時期は分離精製過程で
あっても、製剤化工程であってもよい。
末を、直接ヒ) IL−1含有溶液に添加し、又は要す
れば、これを凍結乾燥又は噴霧乾燥その他の方法により
乾燥する方法が挙げられる。添加時期は分離精製過程で
あっても、製剤化工程であってもよい。
安定化剤を2種以上添加する場合には、それらの合計量
が、上述の添加濃度及び量になるように調整すればよい
。
が、上述の添加濃度及び量になるように調整すればよい
。
このようにして安定化剤を添加したヒトIL−1を含有
する乾燥物は、30℃以下、好ましくは10℃以下で保
存又は製剤化操作を行うことが好ましい、安定化剤を添
加したヒ) IL−1を含有する乾燥物は、製剤化操作
中もヒl−IL−1活性を保持している。
する乾燥物は、30℃以下、好ましくは10℃以下で保
存又は製剤化操作を行うことが好ましい、安定化剤を添
加したヒ) IL−1を含有する乾燥物は、製剤化操作
中もヒl−IL−1活性を保持している。
更に本発明の詳細な説明するために、以下に実施例を挙
げるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
げるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(以 下 余 白)
特開昭61−271222実施例2で調製した8、5m
g/mlのヒト インターロイキン1α (以下rrH
ulL、−1α」という)を用いて、134μg/ml
の活性を有するrHu IL−1α溶液(0,15M塩
化ナトリウム含有0.1Mリン酸緩衝液、 pH5,1
)を調製した。このrHu IL−1α溶液にコンドロ
イチン硫酸ナトリウムAを4 mg/mlになる様に添
加し、凍結乾燥後40゛Cで保存し、30日後にEIA
法により残存活性を測定した。結果を表1に示す。
g/mlのヒト インターロイキン1α (以下rrH
ulL、−1α」という)を用いて、134μg/ml
の活性を有するrHu IL−1α溶液(0,15M塩
化ナトリウム含有0.1Mリン酸緩衝液、 pH5,1
)を調製した。このrHu IL−1α溶液にコンドロ
イチン硫酸ナトリウムAを4 mg/mlになる様に添
加し、凍結乾燥後40゛Cで保存し、30日後にEIA
法により残存活性を測定した。結果を表1に示す。
支1九り
安定化剤として、コンドロイチン硫酸ナトリウムの代わ
りにグリコーゲンを用いる以外は実施例1と同様にして
残存活性を測定した。結果を表1に示す。
りにグリコーゲンを用いる以外は実施例1と同様にして
残存活性を測定した。結果を表1に示す。
11えL
安定化剤として、コンドロイチン硫酸ナトリウムの代わ
りにポリビニルアルコールを用いる以外は実施例1と同
様にして残存活性を測定した。
りにポリビニルアルコールを用いる以外は実施例1と同
様にして残存活性を測定した。
結果を表1に示す。
比惠目粗
添加剤として表1記載の物質を用いる以外は実施例1と
同様にして残存活性を測定した。結果を表1に示す。
同様にして残存活性を測定した。結果を表1に示す。
表1かられかるように、本発明で用いる安定化剤は、他
の添加剤及び無添加に比べて、極めて優れた効果を有し
ている。
の添加剤及び無添加に比べて、極めて優れた効果を有し
ている。
支1九り
実施例1で用いたのと同じ活性濃度を有するrHu I
L−1α溶液を調製し、これにコンドロイチン硫酸ナト
リウムAを、0.1w/ν%、 0.2w/νχ。
L−1α溶液を調製し、これにコンドロイチン硫酸ナト
リウムAを、0.1w/ν%、 0.2w/νχ。
0.4 w/νχ、 1.Ow/vχ及び2.Ow/v
χとなるように添加し、凍結乾燥後40°Cで保存し、
30日後にrHu ILlα残存活性をin vitr
o評価法で測定し、その値に基づいて残存活性率m 寧
を算出した。
χとなるように添加し、凍結乾燥後40°Cで保存し、
30日後にrHu ILlα残存活性をin vitr
o評価法で測定し、その値に基づいて残存活性率m 寧
を算出した。
結果を図1に示す。
傘初期値を100とした場合の、40″C,30日間保
存後の残存量 (χ) 表1 rHu IL−1α凍結乾燥物の安定性に及ぼす添加物
の影響 表1 (続き) 率初朋値をlOOとした場合の、40℃、30日間保存
後の残存量(1)
存後の残存量 (χ) 表1 rHu IL−1α凍結乾燥物の安定性に及ぼす添加物
の影響 表1 (続き) 率初朋値をlOOとした場合の、40℃、30日間保存
後の残存量(1)
図1は、コンドロイチン硫酸ナトリウム添加による、I
L−1残存活性の変化を表わす。
L−1残存活性の変化を表わす。
Claims (3)
- (1)ヒトインターロイキン1に、コンドロイチン硫酸
、コンドロイチン硫酸金属塩、ポリビニルアルコール、
グリコーゲンから選ばれた少なくとも一種の物質を添加
することを特徴とするヒトインターロイキン1の安定化
法。 - (2)ヒトインターロイキン1がα型である特許請求の
範囲第1項記載の安定化法。 - (3)ヒトインターロイキン1が次のアミノ酸配列を有
するものである特許請求の範囲第2項記載の安定化法。 【遺伝子配列があります】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63263405A JPH02111726A (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | ヒト インターロイキン1を安定化する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63263405A JPH02111726A (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | ヒト インターロイキン1を安定化する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02111726A true JPH02111726A (ja) | 1990-04-24 |
Family
ID=17389046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63263405A Pending JPH02111726A (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | ヒト インターロイキン1を安定化する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02111726A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0314520A (ja) * | 1989-04-07 | 1991-01-23 | Syntex Usa Inc | インターロイキン―1組成物 |
JPH03106898A (ja) * | 1989-09-21 | 1991-05-07 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 蛋白質水溶液、蛋白質水溶液の濃度増大方法および蛋白質製剤 |
WO1993001825A1 (en) * | 1991-07-19 | 1993-02-04 | Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. | Antitumor drug |
WO1993003747A1 (en) * | 1991-08-12 | 1993-03-04 | Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. | STABILIZED IL-1α PHARMACEUTICAL PREPARATION |
WO1999047120A1 (en) * | 1998-03-19 | 1999-09-23 | Aziende Chimiche Riunite Angelini Francesco A.C.R.A.F. S.P.A. | Ophthalmic solution comprising glycogen |
-
1988
- 1988-10-19 JP JP63263405A patent/JPH02111726A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0314520A (ja) * | 1989-04-07 | 1991-01-23 | Syntex Usa Inc | インターロイキン―1組成物 |
JPH03106898A (ja) * | 1989-09-21 | 1991-05-07 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 蛋白質水溶液、蛋白質水溶液の濃度増大方法および蛋白質製剤 |
WO1993001825A1 (en) * | 1991-07-19 | 1993-02-04 | Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. | Antitumor drug |
WO1993003747A1 (en) * | 1991-08-12 | 1993-03-04 | Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. | STABILIZED IL-1α PHARMACEUTICAL PREPARATION |
WO1999047120A1 (en) * | 1998-03-19 | 1999-09-23 | Aziende Chimiche Riunite Angelini Francesco A.C.R.A.F. S.P.A. | Ophthalmic solution comprising glycogen |
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