JPH0210811Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0210811Y2 JPH0210811Y2 JP10653485U JP10653485U JPH0210811Y2 JP H0210811 Y2 JPH0210811 Y2 JP H0210811Y2 JP 10653485 U JP10653485 U JP 10653485U JP 10653485 U JP10653485 U JP 10653485U JP H0210811 Y2 JPH0210811 Y2 JP H0210811Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- guide
- annular groove
- tube
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Flexible Shafts (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
A 考案の目的
(1) 産業上の利用分野
本考案は、アウタワイヤ内にインナワイヤが移
動自在に挿通されて成る操作ワイヤを固定の支持
部材に組付けるべく、前記アウタワイヤの端部に
受け筒が嵌合され、前記支持部材に設けられる案
内筒部に前記受け筒が装着される操作ワイヤの組
付け構造に関する。
動自在に挿通されて成る操作ワイヤを固定の支持
部材に組付けるべく、前記アウタワイヤの端部に
受け筒が嵌合され、前記支持部材に設けられる案
内筒部に前記受け筒が装着される操作ワイヤの組
付け構造に関する。
(2) 従来の技術
従来、かかる組付け構造は、たとえば実開昭56
−101451号公報に開示されているように、受け筒
としてのアジヤスタに雄ねじを設けるとともに、
案内筒部に雌ねじを設け、アジヤスタを案内筒部
に螺合し、さらにロツクナイトを前記雄ねじに螺
合して、アジヤスタを案内筒部に固定している。
−101451号公報に開示されているように、受け筒
としてのアジヤスタに雄ねじを設けるとともに、
案内筒部に雌ねじを設け、アジヤスタを案内筒部
に螺合し、さらにロツクナイトを前記雄ねじに螺
合して、アジヤスタを案内筒部に固定している。
(3) 考案が解決しようとする問題点
上記従来の技術では、組付け時にスパナ等の回
転工具が必要であり、組付け作業が煩雑である。
また、螺合による固定構造は形状が複雑であり、
部品の加工も面倒となる。さらに、螺合による組
付けは、その組付け方向が一定に限定され、受け
筒としてのアジヤスタ形状に制約が生じる。
転工具が必要であり、組付け作業が煩雑である。
また、螺合による固定構造は形状が複雑であり、
部品の加工も面倒となる。さらに、螺合による組
付けは、その組付け方向が一定に限定され、受け
筒としてのアジヤスタ形状に制約が生じる。
本考案は、上記従来の問題点を解決すべくなさ
れたものであり、工具を用いずに極めて容易に組
付け作業を行なうことができるようにするととも
に、その組付け方向を任意に選ぶことができ、し
かも取外しをも容易とした操作ワイヤの組付け構
造を提供することを目的とする。
れたものであり、工具を用いずに極めて容易に組
付け作業を行なうことができるようにするととも
に、その組付け方向を任意に選ぶことができ、し
かも取外しをも容易とした操作ワイヤの組付け構
造を提供することを目的とする。
B 考案の構成
(1) 問題点を解決するための手段
本考案によれば、受け筒の外径は案内筒部に嵌
入し得る程度に定められ、該受け筒の外面には、
後方側に向かうにつれて大径となるテーパ面と、
第1環状溝とが先端側から順に設けられるととも
に、先端から少なくとも第1環状溝までにわたつ
て軸線方向に延びる少なくとも1つの案内溝が設
けられ、前記案内筒部の内面には前記第1環状溝
に対応した第2環状溝が設けられ、前記第1およ
び第2環状溝には、棒状部を有する工具の前記案
内溝への挿入に応じて第1環状溝から第2環状溝
側に拡径し得る弾性を有する金属製C字状クリツ
プが嵌合される。
入し得る程度に定められ、該受け筒の外面には、
後方側に向かうにつれて大径となるテーパ面と、
第1環状溝とが先端側から順に設けられるととも
に、先端から少なくとも第1環状溝までにわたつ
て軸線方向に延びる少なくとも1つの案内溝が設
けられ、前記案内筒部の内面には前記第1環状溝
に対応した第2環状溝が設けられ、前記第1およ
び第2環状溝には、棒状部を有する工具の前記案
内溝への挿入に応じて第1環状溝から第2環状溝
側に拡径し得る弾性を有する金属製C字状クリツ
プが嵌合される。
(2) 作用
受け筒の案内筒部への固定時に、C字状クリツ
プは、受け筒の先端に装着されており、その状態
で受け筒を案内筒部に嵌入すると、C字状クリツ
プは案内筒部内面との摩擦によりテーパ面に圧接
され、テーパ面の案内筒部内への進入に応じて拡
径され、最終的には第1および第2環状溝に嵌合
する。これにより比較的弱い通常の外力では受け
筒の案内筒部からの脱出が阻止される。しかもC
字状クリツプは、案内溝内への棒状工具の挿入に
応じて拡径され、その拡径状態で受け筒を比較的
容易に案内筒部から引き抜くことができる。
プは、受け筒の先端に装着されており、その状態
で受け筒を案内筒部に嵌入すると、C字状クリツ
プは案内筒部内面との摩擦によりテーパ面に圧接
され、テーパ面の案内筒部内への進入に応じて拡
径され、最終的には第1および第2環状溝に嵌合
する。これにより比較的弱い通常の外力では受け
筒の案内筒部からの脱出が阻止される。しかもC
字状クリツプは、案内溝内への棒状工具の挿入に
応じて拡径され、その拡径状態で受け筒を比較的
容易に案内筒部から引き抜くことができる。
(3) 実施例
以下、図面により本考案を気化器に適用したと
きの実施例について説明すると、先ず本考案の第
1実施例を示す第1図において、気化器1は、吸
気道2を有する気化器本体3と、フロート室体4
とが結合されて成り、吸気道2の中間部にはベン
チユリ部5が設けられる。
きの実施例について説明すると、先ず本考案の第
1実施例を示す第1図において、気化器1は、吸
気道2を有する気化器本体3と、フロート室体4
とが結合されて成り、吸気道2の中間部にはベン
チユリ部5が設けられる。
ベンチユリ部5に対応して気化器本体3の上部
には上方に延びる筒部6が一体的に連設されてお
り、この筒部6にベンチユリ部5を開閉する摺動
絞り弁7が摺合される。一方、ベンチユリ部5に
臨んで気化器本体3の下部には、フロート室体4
および気化器本体3で画成されるフロート室(図
示せず)に連通する主燃料ノズル8が配設されて
おり、摺動絞り弁7の下部に保持された計量針弁
9が主燃料ノズル8に挿入される。
には上方に延びる筒部6が一体的に連設されてお
り、この筒部6にベンチユリ部5を開閉する摺動
絞り弁7が摺合される。一方、ベンチユリ部5に
臨んで気化器本体3の下部には、フロート室体4
および気化器本体3で画成されるフロート室(図
示せず)に連通する主燃料ノズル8が配設されて
おり、摺動絞り弁7の下部に保持された計量針弁
9が主燃料ノズル8に挿入される。
筒部6の上端には、支持部材としてのキヤツプ
10が螺合されており、摺動絞り弁7を作動する
ための操作ワイヤ11がキヤツプ10に組付けら
れる。また、摺動絞り弁7およびキヤツプ10間
には戻しばね12が介装されており、この戻しば
ね12のばね力に抗して、操作ワイヤ11で摺動
絞り弁7を開弁作動することができる。
10が螺合されており、摺動絞り弁7を作動する
ための操作ワイヤ11がキヤツプ10に組付けら
れる。また、摺動絞り弁7およびキヤツプ10間
には戻しばね12が介装されており、この戻しば
ね12のばね力に抗して、操作ワイヤ11で摺動
絞り弁7を開弁作動することができる。
第2図において、操作ワイヤ11は、アウタワ
イヤ13内にインナワイヤ14が移動自在に挿通
されて成り、アウタワイヤ13の端部が受け筒1
5に嵌合される。一方、キヤツプ10の中央上部
には案内筒部16が一体的に突設されており、受
け筒15が案内筒部16に嵌合される。また、イ
ンナワイヤ14は、受け筒15および案内筒部1
6内を経て、筒部6内にまで延び、摺動絞り弁7
に連結される。
イヤ13内にインナワイヤ14が移動自在に挿通
されて成り、アウタワイヤ13の端部が受け筒1
5に嵌合される。一方、キヤツプ10の中央上部
には案内筒部16が一体的に突設されており、受
け筒15が案内筒部16に嵌合される。また、イ
ンナワイヤ14は、受け筒15および案内筒部1
6内を経て、筒部6内にまで延び、摺動絞り弁7
に連結される。
第3図において、受け筒15は、基本的には円
筒状に形成されており、その外面には先端側(第
3図の下端側)から順に、先方に向けて小径とな
るテーパ状の先端案内面17と、その先端案内面
17の大径端に連なる小径装着部18と、先端側
に向かうにつれて小径のテーパ面19と、第1大
径部20と、第1環状溝21と、第2大径部22
と、中径部23とが設けられる。
筒状に形成されており、その外面には先端側(第
3図の下端側)から順に、先方に向けて小径とな
るテーパ状の先端案内面17と、その先端案内面
17の大径端に連なる小径装着部18と、先端側
に向かうにつれて小径のテーパ面19と、第1大
径部20と、第1環状溝21と、第2大径部22
と、中径部23とが設けられる。
第1および第2大径部20,22の外径は、案
内筒部16内に嵌入し得る程度に定められ、テー
パ面19の大径端外径は第1および第2大径部2
0,22の外径と同一に定められる。
内筒部16内に嵌入し得る程度に定められ、テー
パ面19の大径端外径は第1および第2大径部2
0,22の外径と同一に定められる。
再び第2図において、受け筒15には、その先
端側で小径の挿通孔24と、該挿通孔24に段部
25を介して連なる嵌合孔26とが同一軸線を有
して穿設されており、アウタワイヤ13の端部は
段部25に当接するまで嵌合孔26に嵌合され
る。このアウタワイヤ13から突出するインナワ
イヤ14は挿通孔24に挿通される。
端側で小径の挿通孔24と、該挿通孔24に段部
25を介して連なる嵌合孔26とが同一軸線を有
して穿設されており、アウタワイヤ13の端部は
段部25に当接するまで嵌合孔26に嵌合され
る。このアウタワイヤ13から突出するインナワ
イヤ14は挿通孔24に挿通される。
一方、案内筒部16には、嵌入孔27が同心に
設けられており、この嵌入孔27の内端には受け
筒15の先端を受けるために半径方向内方に突出
した受け鍔28が全周にわたつて設けられる。
設けられており、この嵌入孔27の内端には受け
筒15の先端を受けるために半径方向内方に突出
した受け鍔28が全周にわたつて設けられる。
第4図を併せて参照して、この案内筒部16に
おける嵌入孔27の内面には、先端を受け鍔28
に当接させた状態にある受け筒15の第1環状溝
21に対応する第2環状溝29が設けられる。第
1および第2環状溝21,29には、弾性を有す
る金属たとえばばね線材から成るC字状クリツプ
30が嵌合されており、これにより受け筒15の
案内筒部16からの脱出が阻止される。
おける嵌入孔27の内面には、先端を受け鍔28
に当接させた状態にある受け筒15の第1環状溝
21に対応する第2環状溝29が設けられる。第
1および第2環状溝21,29には、弾性を有す
る金属たとえばばね線材から成るC字状クリツプ
30が嵌合されており、これにより受け筒15の
案内筒部16からの脱出が阻止される。
C字状クリツプ30は、その構断面形状を円形
として、ほぼリング状に形成されており、自然な
状態では、小径装着部18に装着し得る程度の内
径を有するものである。
として、ほぼリング状に形成されており、自然な
状態では、小径装着部18に装着し得る程度の内
径を有するものである。
案内筒部16の軸線に沿う外方側で第2環状溝
29の側面29aは、外方側に向かうにつれて小
径となるテーパ状に形成される。
29の側面29aは、外方側に向かうにつれて小
径となるテーパ状に形成される。
また案内筒部16の外面には、環状の係合溝3
1が設けられる。この係合溝31には、アウタワ
イヤ13を挿通する孔32を一端に備えるブーツ
33の他端に設けた係合爪34が係合され、これ
により、アウタワイヤ13のキヤツプ10への組
付け部はブーツ33で覆われる。
1が設けられる。この係合溝31には、アウタワ
イヤ13を挿通する孔32を一端に備えるブーツ
33の他端に設けた係合爪34が係合され、これ
により、アウタワイヤ13のキヤツプ10への組
付け部はブーツ33で覆われる。
第5図において、案内筒部16の内端の受け鍔
28には、その一直径線上で一対の四角形状挿通
孔35が穿設される。また受け筒15の外面に
は、その先端から第2大径部22の中間部に至る
まで軸方向に沿つて延びる一対の案内溝36が一
直径線上に設けられる。これらの案内溝36は、
後方側すなわち第2大径部22に向かうにつれて
その深さが浅くなるように形成される。
28には、その一直径線上で一対の四角形状挿通
孔35が穿設される。また受け筒15の外面に
は、その先端から第2大径部22の中間部に至る
まで軸方向に沿つて延びる一対の案内溝36が一
直径線上に設けられる。これらの案内溝36は、
後方側すなわち第2大径部22に向かうにつれて
その深さが浅くなるように形成される。
第6図において、各挿通孔35から各案内溝3
6内には、取外し工具37が挿入される。この取
外し工具37は、一対の平行な棒状部38の基端
を相互に連結して略U字状に形成されたものであ
り、各棒状部38の先端は尖鋭化される。しかも
両棒状部38の相互に反対側の外側面間の距離l
は、受け筒15における第1および第2大径部2
0,22の外径Dよりもわずかに大きく定められ
る。
6内には、取外し工具37が挿入される。この取
外し工具37は、一対の平行な棒状部38の基端
を相互に連結して略U字状に形成されたものであ
り、各棒状部38の先端は尖鋭化される。しかも
両棒状部38の相互に反対側の外側面間の距離l
は、受け筒15における第1および第2大径部2
0,22の外径Dよりもわずかに大きく定められ
る。
次にこの実施例の作用について説明すると、操
作ワイヤ11の組付け時には、アウタワイヤ13
の端部に受け筒15を嵌合するとともに、その受
け筒15の小径装着部18にC字状クリツプ30
を装着した状態で、該受け筒15を案内筒部16
の嵌入孔27に嵌入する。この嵌入時に、クリツ
プ30は嵌入孔27の内面との摩擦によりテーパ
面19に押付けられる。受け筒15をさらに嵌入
すると、クリツプ30は嵌入孔27の内面に摺接
しながら嵌入孔27内に進入していき、第2環状
溝29にまで達すると拡径して第2環状溝29に
嵌合する。これによりクリツプ30の進行は停止
し、テーパ面19のみが進行するのに応じてクリ
ツプ30はテーパ面19によつて拡径され、つい
には第1大径部20を乗越えて第1環状溝21に
嵌合し、操作ワイヤ11の組付け操作が終了す
る。
作ワイヤ11の組付け時には、アウタワイヤ13
の端部に受け筒15を嵌合するとともに、その受
け筒15の小径装着部18にC字状クリツプ30
を装着した状態で、該受け筒15を案内筒部16
の嵌入孔27に嵌入する。この嵌入時に、クリツ
プ30は嵌入孔27の内面との摩擦によりテーパ
面19に押付けられる。受け筒15をさらに嵌入
すると、クリツプ30は嵌入孔27の内面に摺接
しながら嵌入孔27内に進入していき、第2環状
溝29にまで達すると拡径して第2環状溝29に
嵌合する。これによりクリツプ30の進行は停止
し、テーパ面19のみが進行するのに応じてクリ
ツプ30はテーパ面19によつて拡径され、つい
には第1大径部20を乗越えて第1環状溝21に
嵌合し、操作ワイヤ11の組付け操作が終了す
る。
この状態、すなわち第1および第2環状溝2
1,29にクリツプ30が嵌合した状態で、受け
筒15に案内筒部16から脱出する方向の比較的
弱い通常の外力が作用したときを想定する。その
外力の作用に応じて、受け筒15が抜き出し方向
に移動すると、クリツプ30は第2環状溝29に
おけるテーパ状の側面29aに当接する。このた
め、クリツプ30には縮径方向の力が加わるが、
クリツプ30の内面は第1環状溝21の底面に当
接しているので、クリツプ30の縮径が阻止さ
れ、したがつて受け筒15の案内筒部16からの
脱出は阻止される。
1,29にクリツプ30が嵌合した状態で、受け
筒15に案内筒部16から脱出する方向の比較的
弱い通常の外力が作用したときを想定する。その
外力の作用に応じて、受け筒15が抜き出し方向
に移動すると、クリツプ30は第2環状溝29に
おけるテーパ状の側面29aに当接する。このた
め、クリツプ30には縮径方向の力が加わるが、
クリツプ30の内面は第1環状溝21の底面に当
接しているので、クリツプ30の縮径が阻止さ
れ、したがつて受け筒15の案内筒部16からの
脱出は阻止される。
この組付け時には、C字状クリツプ30が第1
環状溝21に嵌合する際に、「パチン」と音がす
るので、正規位置への組付けが行なわれたことを
確認することができる。
環状溝21に嵌合する際に、「パチン」と音がす
るので、正規位置への組付けが行なわれたことを
確認することができる。
次に、操作ワイヤ11を取外す際には、キヤツ
プ10を螺退させて筒部6から取外し、インナワ
イヤ14と摺動絞り弁7との連結を解除する。そ
の後、両案内溝36を挿通孔35に対応させるよ
うに受け筒15およびキヤツプ10を相対角変位
させ、取外し工具37の両棒状部38を挿通孔3
5から案内溝36内に挿入する。次いで、取外し
工具37を押圧して、棒状部38を第6図の鎖線
で示すように押込むと、C字状クリツプ30は、
第2環状溝29側に拡径される。そこで、受け筒
15を引つ張ると、C字状クリツプ30と第1環
状溝21との係合が解除されているので、操作ワ
イヤ11および受け筒15をキヤツプ10から比
較的容易に取外すことができる。
プ10を螺退させて筒部6から取外し、インナワ
イヤ14と摺動絞り弁7との連結を解除する。そ
の後、両案内溝36を挿通孔35に対応させるよ
うに受け筒15およびキヤツプ10を相対角変位
させ、取外し工具37の両棒状部38を挿通孔3
5から案内溝36内に挿入する。次いで、取外し
工具37を押圧して、棒状部38を第6図の鎖線
で示すように押込むと、C字状クリツプ30は、
第2環状溝29側に拡径される。そこで、受け筒
15を引つ張ると、C字状クリツプ30と第1環
状溝21との係合が解除されているので、操作ワ
イヤ11および受け筒15をキヤツプ10から比
較的容易に取外すことができる。
第7図は本考案の第2実施例を示すものであ
り、案内筒部16の内面には、受け鍔28に1つ
だけ穿設された挿通孔35に連なる溝39が軸線
方向全長にわたつて設けられ、この挿通孔35お
よび溝39はキヤツプ10の鋳造成形時に鋳抜く
ことによつて同時に形成される。
り、案内筒部16の内面には、受け鍔28に1つ
だけ穿設された挿通孔35に連なる溝39が軸線
方向全長にわたつて設けられ、この挿通孔35お
よび溝39はキヤツプ10の鋳造成形時に鋳抜く
ことによつて同時に形成される。
このように溝39を設けることにより、単一の
棒状部38を有する取外し工具37′により、C
字状クリツプ30を比較的大径に拡径して、受け
筒15および操作ワイヤ11をキヤツプ10から
取外すことができる。しかも受け筒15に設ける
案内溝36も1つですむ。
棒状部38を有する取外し工具37′により、C
字状クリツプ30を比較的大径に拡径して、受け
筒15および操作ワイヤ11をキヤツプ10から
取外すことができる。しかも受け筒15に設ける
案内溝36も1つですむ。
第8図は本考案の第3実施例を示すものであ
り、受け筒15′およびブーツ33′は操作ワイヤ
11の軸線を含む平面内で彎曲して形成される。
このように受け筒15′が彎曲しても、受け筒1
5′を案内筒部16に嵌合するだけで操作ワイヤ
11の組付けを行なうことができ、また挿通孔3
5および案内溝36に取外し工具37(前述の第
6図参図)を押込むだけで操作ワイヤ11を取外
すことができるので、操作ワイヤ11の方向性を
任意に選ぶことができる。
り、受け筒15′およびブーツ33′は操作ワイヤ
11の軸線を含む平面内で彎曲して形成される。
このように受け筒15′が彎曲しても、受け筒1
5′を案内筒部16に嵌合するだけで操作ワイヤ
11の組付けを行なうことができ、また挿通孔3
5および案内溝36に取外し工具37(前述の第
6図参図)を押込むだけで操作ワイヤ11を取外
すことができるので、操作ワイヤ11の方向性を
任意に選ぶことができる。
以上の各実施例では、摺動絞り弁7を操作する
ための操作ワイヤ11について述べたが、本考案
は、気化器におけるスロツトルワイヤやチヨーク
ワイヤ、あるいは始動操作弁用ワイヤ、などに関
連して実施することも可能である。
ための操作ワイヤ11について述べたが、本考案
は、気化器におけるスロツトルワイヤやチヨーク
ワイヤ、あるいは始動操作弁用ワイヤ、などに関
連して実施することも可能である。
C 考案の効果
以上のように本考案によれば、受け筒の外径は
案内筒部に嵌入し得る程度に定められ、該受け筒
の外面には、その先端側から順に、後方側に向か
うにつれて大径となるテーパ面と、第1環状溝と
が設けられ、前記案内筒部の内面には前記第1環
状溝に対応した第2環状溝が設けられ、前記第1
および第2環状溝には、金属製C字状クリツプが
嵌合されるので、該クリツプを先端に装着した受
け筒を案内筒部に嵌合するだけで、C字状クリツ
プが第1および第2環状溝に嵌合して、受け筒の
案内筒部への組付け作業が終了する。したがつ
て、構造が簡単であつて部品加工が容易であり、
さらに工具を用いずとも極めて容易に組付け作業
を行なうことができる。
案内筒部に嵌入し得る程度に定められ、該受け筒
の外面には、その先端側から順に、後方側に向か
うにつれて大径となるテーパ面と、第1環状溝と
が設けられ、前記案内筒部の内面には前記第1環
状溝に対応した第2環状溝が設けられ、前記第1
および第2環状溝には、金属製C字状クリツプが
嵌合されるので、該クリツプを先端に装着した受
け筒を案内筒部に嵌合するだけで、C字状クリツ
プが第1および第2環状溝に嵌合して、受け筒の
案内筒部への組付け作業が終了する。したがつ
て、構造が簡単であつて部品加工が容易であり、
さらに工具を用いずとも極めて容易に組付け作業
を行なうことができる。
また、受け筒の外面には先端から少なくとも第
1環状溝までにわたつて軸線方向に延びる少なく
とも1つの案内溝が設けられ、C字状クリツプ
は、棒状部を有する工具の前記案内溝への挿入に
応じて第1環状溝から第2環状溝側に拡径し得る
弾性を有するので、棒状部を案内部に挿入するだ
けでC字状クリツプの第1案内溝との係合を解除
して、受け筒および操作ワイヤを支持部材から容
易に取外すことができる。
1環状溝までにわたつて軸線方向に延びる少なく
とも1つの案内溝が設けられ、C字状クリツプ
は、棒状部を有する工具の前記案内溝への挿入に
応じて第1環状溝から第2環状溝側に拡径し得る
弾性を有するので、棒状部を案内部に挿入するだ
けでC字状クリツプの第1案内溝との係合を解除
して、受け筒および操作ワイヤを支持部材から容
易に取外すことができる。
しかも上述のような組付けおよび取外しは、操
作ワイヤの方向性を選ぶものではなく、操作ワイ
ヤの組付け方向を任意に選ぶことができる。
作ワイヤの方向性を選ぶものではなく、操作ワイ
ヤの組付け方向を任意に選ぶことができる。
第1図〜第6図は本考案の第1実施例を示すも
のであり、第1図は気化器の縦断側面図、第2図
は第1図の部拡大図、第3図は受け筒の側面
図、第4図は第2図に対応した縦断側面図、第5
図は第4図の−線断面図、第6図は要部拡大
縦断側面図、第7図は本考案の第2実施例を示す
もので、第6図に対応した要部拡大縦断側面図、
第8図は本考案の第3実施例の第2図に対応した
縦断面図である。 10……支持部材としてのキヤツプ、11……
操作ワイヤ、13……アウタワイヤ、14……イ
ンナワイヤ、15,15′……受け筒、16……
案内筒部、19……テーパ面、21……第1環状
溝、29……第2環状溝、30……C字状クリツ
プ、35……挿通孔、36……案内溝、37,3
7′……取外し工具、38……棒状部、39……
溝。
のであり、第1図は気化器の縦断側面図、第2図
は第1図の部拡大図、第3図は受け筒の側面
図、第4図は第2図に対応した縦断側面図、第5
図は第4図の−線断面図、第6図は要部拡大
縦断側面図、第7図は本考案の第2実施例を示す
もので、第6図に対応した要部拡大縦断側面図、
第8図は本考案の第3実施例の第2図に対応した
縦断面図である。 10……支持部材としてのキヤツプ、11……
操作ワイヤ、13……アウタワイヤ、14……イ
ンナワイヤ、15,15′……受け筒、16……
案内筒部、19……テーパ面、21……第1環状
溝、29……第2環状溝、30……C字状クリツ
プ、35……挿通孔、36……案内溝、37,3
7′……取外し工具、38……棒状部、39……
溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) アウタワイヤ内にインナワイヤが移動自在に
挿通されて成る操作ワイヤを固定の支持部材に
組付けるべく、前記アウタワイヤの端部に受け
筒が嵌合され、前記支持部材に設けられた案内
筒部に前記受け筒が装着される操作ワイヤの組
付け構造において、前記受け筒の外径は案内筒
部に嵌入し得る程度に定められ、該受け筒の外
面には、後方側に向かうにつれて大径となるテ
ーパ面と、第1環状溝とが先端側から順に設け
られるとともに、先端から少なくとも第1環状
溝までにわたつて軸線方向に延びる少なくとも
1つの案内溝が設けられ、前記案内筒部の内面
には前記第1環状溝に対応した第2環状溝が設
けられ、前記第1および第2環状溝には、棒状
部を有する工具の前記案内溝への挿入に応じて
第1環状溝から第2環状溝側に拡径し得る弾性
を有する金属製C字状クリツプが嵌合されるこ
とを特徴とする操作ワイヤの組付け構造。 (2) 前記案内筒部には、受け筒先端を受けるため
の受け鍔が一体的に設けられ、この受け鍔には
前記工具を挿入するための挿入孔が設けられ、
案内筒部の内面には該挿入孔に連なる溝が軸線
方向全長にわたつて設けられることを特徴とす
る実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の操作ワ
イヤの組付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10653485U JPH0210811Y2 (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10653485U JPH0210811Y2 (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6215616U JPS6215616U (ja) | 1987-01-30 |
JPH0210811Y2 true JPH0210811Y2 (ja) | 1990-03-16 |
Family
ID=30981983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10653485U Expired JPH0210811Y2 (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0210811Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-07-12 JP JP10653485U patent/JPH0210811Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6215616U (ja) | 1987-01-30 |
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