JPH0210744B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0210744B2 JPH0210744B2 JP56023629A JP2362981A JPH0210744B2 JP H0210744 B2 JPH0210744 B2 JP H0210744B2 JP 56023629 A JP56023629 A JP 56023629A JP 2362981 A JP2362981 A JP 2362981A JP H0210744 B2 JPH0210744 B2 JP H0210744B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reel
- pawl
- ratchet
- belt
- seat belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R22/36—Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
- B60R22/40—Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency responsive only to vehicle movement
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R2022/3424—Multi-spool or multi-belt retractors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシートベルト(座席ベルト)引戻し機
構、特に単一のフレームに装着した一対のリール
を有するシートベルト引戻し機構に関する。
構、特に単一のフレームに装着した一対のリール
を有するシートベルト引戻し機構に関する。
米国特許第4065070号及び同第4135683号明細書
には、各リール上にシートベルトを巻戻すように
偏倚された一対のリールを保持するための単一の
フレームを有するシートベルト引戻し装置が開示
されており、第1リール上のベルト端部の一方は
使用者の肩のまわりを延長するようになつており
他方のベルト端部は使用者のひざのまわりを延長
するようになつている。緊急事態が発生すると、
自動車即ち乗り物の急激な減速による力によつて
慣性型の重り振り子が作動して爪を変位させ、各
リールの端部に装着した一対のラチエツトホイー
ルを爪で係止し、もつてシートベルトが延出する
方向への各リールの回転を阻止するようになつて
いる。4つのドツグ即ち歯を有する単一の爪が設
けてあつて、4つのラチエツトホイールと同時に
係合し両方のリールを同時に係止するようになつ
ている。これら米国特許明細書に開示された装置
は、座席に位置した乗員(使用者)が激しく上下
動するような粗くでこぼこな路面上を走行するト
ラツク等によく使用される。でこぼこの大きさ
が、一般にフオーム材料でできている座席に座つ
た乗員を深く沈めてしまうほど大きな場合が折々
あり、このとき慣性機構が爪を移動させて4つの
ラチエツトホイールに係合させる。座席のクツシ
ヨンが膨張して乗員が浮上がり始めると、ひざベ
ルトのゆるみがなくなり、このように緊張したひ
ざベルトはベルト引戻し方向へのラチエツトの歯
の移動を抑制し、もつてラチエツト歯からのドツ
グの逸脱を許容しドツグが非係止位置へ戻るのを
許容してしまう。肩ベルト用リールのためのドツ
グは同一の爪上にあるため、これらのドツグはま
た肩ベルトのラチエツトホイールを係止位置に保
持し、そのため肩ベルトのゆるみをなくす。この
ような状態は、安全ベルトを外さねばならないか
又は苦痛を甘受せねばならないため、乗員にとつ
ては不満足である。2組のラチエツトホイールを
係止するための単一の爪を有する装置おける別の
問題点は、4つのドツグの1つが関連するラチエ
ツトホイールのラチエツト歯の外縁と接触するか
もしれないということである。このような接触が
生じた場合、そのドツグははね上がり係止位置へ
の爪の運動を阻止し、そのため、この現象を克服
する特別の手段を設けなければ、いずれのドツグ
も係止作用を行なわなくなつてしまう。
には、各リール上にシートベルトを巻戻すように
偏倚された一対のリールを保持するための単一の
フレームを有するシートベルト引戻し装置が開示
されており、第1リール上のベルト端部の一方は
使用者の肩のまわりを延長するようになつており
他方のベルト端部は使用者のひざのまわりを延長
するようになつている。緊急事態が発生すると、
自動車即ち乗り物の急激な減速による力によつて
慣性型の重り振り子が作動して爪を変位させ、各
リールの端部に装着した一対のラチエツトホイー
ルを爪で係止し、もつてシートベルトが延出する
方向への各リールの回転を阻止するようになつて
いる。4つのドツグ即ち歯を有する単一の爪が設
けてあつて、4つのラチエツトホイールと同時に
係合し両方のリールを同時に係止するようになつ
ている。これら米国特許明細書に開示された装置
は、座席に位置した乗員(使用者)が激しく上下
動するような粗くでこぼこな路面上を走行するト
ラツク等によく使用される。でこぼこの大きさ
が、一般にフオーム材料でできている座席に座つ
た乗員を深く沈めてしまうほど大きな場合が折々
あり、このとき慣性機構が爪を移動させて4つの
ラチエツトホイールに係合させる。座席のクツシ
ヨンが膨張して乗員が浮上がり始めると、ひざベ
ルトのゆるみがなくなり、このように緊張したひ
ざベルトはベルト引戻し方向へのラチエツトの歯
の移動を抑制し、もつてラチエツト歯からのドツ
グの逸脱を許容しドツグが非係止位置へ戻るのを
許容してしまう。肩ベルト用リールのためのドツ
グは同一の爪上にあるため、これらのドツグはま
た肩ベルトのラチエツトホイールを係止位置に保
持し、そのため肩ベルトのゆるみをなくす。この
ような状態は、安全ベルトを外さねばならないか
又は苦痛を甘受せねばならないため、乗員にとつ
ては不満足である。2組のラチエツトホイールを
係止するための単一の爪を有する装置おける別の
問題点は、4つのドツグの1つが関連するラチエ
ツトホイールのラチエツト歯の外縁と接触するか
もしれないということである。このような接触が
生じた場合、そのドツグははね上がり係止位置へ
の爪の運動を阻止し、そのため、この現象を克服
する特別の手段を設けなければ、いずれのドツグ
も係止作用を行なわなくなつてしまう。
米国特許第4065070号明細書に開示された如き
2つのスプールをもつベルト引戻し器において
は、それぞれのスプール(リール)の軸は、下部
リールの後方及び上部リールの下方に位置した振
り子アクチユエータに対して垂直及び水平に位置
している。このためこの引戻し器の形状は不当に
大きなものとする必要がある。低重量及びそれに
よる低燃費の要請に応じて自動車が小型化されて
いる折、内部スペースを有効に使用することが極
めて重要となつてきている。流線形のシートベル
ト引戻し器は一層大なる有用な内部スペースを提
供する。
2つのスプールをもつベルト引戻し器において
は、それぞれのスプール(リール)の軸は、下部
リールの後方及び上部リールの下方に位置した振
り子アクチユエータに対して垂直及び水平に位置
している。このためこの引戻し器の形状は不当に
大きなものとする必要がある。低重量及びそれに
よる低燃費の要請に応じて自動車が小型化されて
いる折、内部スペースを有効に使用することが極
めて重要となつてきている。流線形のシートベル
ト引戻し器は一層大なる有用な内部スペースを提
供する。
本発明の主目的は2つのリールを有する新規に
して改善されたシートベルト引戻し装置を提供す
ることである。
して改善されたシートベルト引戻し装置を提供す
ることである。
第1図に示すシートベルト引戻し装置10はシ
ートベルト16のひざベルト12及び肩ベルト1
4の如き帯を引戻すためのものである。シートベ
ルトハウジング18内にフレーム20が位置し、
このフレームは上部リール22及び下部リール2
4を回転可能に支持している。帯の一端は各リー
ル22,24に取付けられ、帯はこれらのリール
に巻いてある。各リール22,24は、各リール
22,24の一端にてフレーム20に装着した偏
倚手段26によりベルト引戻し方向へ偏倚されて
いる。シートベルト16は、偏倚手段26の力に
打勝つ引張り力により、リール22又は24を回
転させてこれから巻出され延出する。リールのシ
ヤフトの両端部にラチエツトホイール28が固着
してあり、慣性手段により作動せしめられる爪手
段は事故発生時にベルトの延出を阻止すべくラチ
エツトホイールのラチエツト歯30を係止するよ
うになつている。好適には、リール22,24は
共通のフレーム20に装着してある。
ートベルト16のひざベルト12及び肩ベルト1
4の如き帯を引戻すためのものである。シートベ
ルトハウジング18内にフレーム20が位置し、
このフレームは上部リール22及び下部リール2
4を回転可能に支持している。帯の一端は各リー
ル22,24に取付けられ、帯はこれらのリール
に巻いてある。各リール22,24は、各リール
22,24の一端にてフレーム20に装着した偏
倚手段26によりベルト引戻し方向へ偏倚されて
いる。シートベルト16は、偏倚手段26の力に
打勝つ引張り力により、リール22又は24を回
転させてこれから巻出され延出する。リールのシ
ヤフトの両端部にラチエツトホイール28が固着
してあり、慣性手段により作動せしめられる爪手
段は事故発生時にベルトの延出を阻止すべくラチ
エツトホイールのラチエツト歯30を係止するよ
うになつている。好適には、リール22,24は
共通のフレーム20に装着してある。
共通フレームへの一対のリールの装着について
は米国特許第4065070号明細書に開示されている
が、この開示された各リールは横方向及び垂直方
向に互にオフセツトしていて、受動システムの如
き或る装置を設置するのに必要な以上の空間をも
つ引戻し器を構成している。このようなスペース
(空間)は不要である。また、上記特許明細書に
は両方のリールを同時に係止するための単一の剛
直な共通の爪も開示されている。このような構成
における問題点はひざベルト用のラチエツトがラ
チエツトホイールからのひざベルト用ドツグの逸
脱を阻止する可能性を有していることであり、そ
して剛直な爪が単一個しかないため、この単一の
爪の他端におけるドツグも肩ベルト用リールのた
めのラチエツトホイールと係合状態を維持する可
能性があることである。一般に、ひざベルト用リ
ールが少し巻戻りそれによつて単一の爪を解放し
この爪を係止位置から非係止位置へ戻せるように
すべくベルトにゆるみを与えるようにシステムを
解放する必要がある。さもなければ乗員は苦痛を
甘受せねばならない。上記の構成における別の問
題点は、共通の爪のドツグが4つのラチエツトホ
イールのいずれかのホイールのラチエツト歯と出
会つて係止位置の方へ運動を妨げられた場合に両
方のリールが係止されないままの状態となつてし
まうということである。4つのラチエツトホイー
ルの多数の歯と爪上の4つのドツグ歯との製造上
の誤差のため、4つのラチエツトホイールのうち
の1つのホイールの歯が共通の爪上の関連するド
ツグをはね上がらせもつてラチエツトホイールと
爪のドツグとの完全なる係止係合を阻止するよう
な運動状態におかれる可能性があるので不都合は
一層大きくなつてしまう。
は米国特許第4065070号明細書に開示されている
が、この開示された各リールは横方向及び垂直方
向に互にオフセツトしていて、受動システムの如
き或る装置を設置するのに必要な以上の空間をも
つ引戻し器を構成している。このようなスペース
(空間)は不要である。また、上記特許明細書に
は両方のリールを同時に係止するための単一の剛
直な共通の爪も開示されている。このような構成
における問題点はひざベルト用のラチエツトがラ
チエツトホイールからのひざベルト用ドツグの逸
脱を阻止する可能性を有していることであり、そ
して剛直な爪が単一個しかないため、この単一の
爪の他端におけるドツグも肩ベルト用リールのた
めのラチエツトホイールと係合状態を維持する可
能性があることである。一般に、ひざベルト用リ
ールが少し巻戻りそれによつて単一の爪を解放し
この爪を係止位置から非係止位置へ戻せるように
すべくベルトにゆるみを与えるようにシステムを
解放する必要がある。さもなければ乗員は苦痛を
甘受せねばならない。上記の構成における別の問
題点は、共通の爪のドツグが4つのラチエツトホ
イールのいずれかのホイールのラチエツト歯と出
会つて係止位置の方へ運動を妨げられた場合に両
方のリールが係止されないままの状態となつてし
まうということである。4つのラチエツトホイー
ルの多数の歯と爪上の4つのドツグ歯との製造上
の誤差のため、4つのラチエツトホイールのうち
の1つのホイールの歯が共通の爪上の関連するド
ツグをはね上がらせもつてラチエツトホイールと
爪のドツグとの完全なる係止係合を阻止するよう
な運動状態におかれる可能性があるので不都合は
一層大きくなつてしまう。
本発明によれば、一対のリールは互に隣接して
位置し、共通の慣性作動手段40を利用するが、
各リールは別個の爪及びラチエツト係止手段3
3,35と関連し、これらの手段33,35は共
通の作動手段により作動せしめられるが、それぞ
れ別個に非係止位置へ戻ることができる。例え
ば、係止爪36は(第6図に点線で示す)ひざベ
ルト用ラチエツトホイール28のラチエツト歯3
0により捕縛される場合、肩ベルト用リールのた
めの爪34は第6図の実線にて示す非係止位置に
ある。このような動作は、爪34,36が別個で
ありかつ共通の慣性作動手段40の復帰がひざベ
ルト用リールのための捕縛された爪36とは独立
に爪34の非係止位置への移動を許容する故に、
達成されるのである。使用者が肩を動かせば、そ
の使用者はひざベルトにゆるみを伝えひざベルト
用リールを僅かに巻出し方向へ回転させそれによ
つてラチエツト歯30の突出部からのドツグの逸
脱を可能にすることができる。また、本発明によ
れば、爪34のドツグ38の1つが関連するラチ
エツトホイールの歯の先端31に突当り係止位置
への揺動を瞬間的に妨げられた場合、他方の爪3
6が自由に動いてラチエツト歯と係合しこれを係
止する。これは、爪34がラチエツト歯によりブ
ロツクされたときに共通の爪作動手段上の可撓性
部分37(第8図)が撓んでエネルギを蓄積し、
次いで関連するリールが僅かに回転した時にこの
撓んだ可撓性部分が先にはね上つていた爪を係合
位置へ押し運ぶことにより、達成される。
位置し、共通の慣性作動手段40を利用するが、
各リールは別個の爪及びラチエツト係止手段3
3,35と関連し、これらの手段33,35は共
通の作動手段により作動せしめられるが、それぞ
れ別個に非係止位置へ戻ることができる。例え
ば、係止爪36は(第6図に点線で示す)ひざベ
ルト用ラチエツトホイール28のラチエツト歯3
0により捕縛される場合、肩ベルト用リールのた
めの爪34は第6図の実線にて示す非係止位置に
ある。このような動作は、爪34,36が別個で
ありかつ共通の慣性作動手段40の復帰がひざベ
ルト用リールのための捕縛された爪36とは独立
に爪34の非係止位置への移動を許容する故に、
達成されるのである。使用者が肩を動かせば、そ
の使用者はひざベルトにゆるみを伝えひざベルト
用リールを僅かに巻出し方向へ回転させそれによ
つてラチエツト歯30の突出部からのドツグの逸
脱を可能にすることができる。また、本発明によ
れば、爪34のドツグ38の1つが関連するラチ
エツトホイールの歯の先端31に突当り係止位置
への揺動を瞬間的に妨げられた場合、他方の爪3
6が自由に動いてラチエツト歯と係合しこれを係
止する。これは、爪34がラチエツト歯によりブ
ロツクされたときに共通の爪作動手段上の可撓性
部分37(第8図)が撓んでエネルギを蓄積し、
次いで関連するリールが僅かに回転した時にこの
撓んだ可撓性部分が先にはね上つていた爪を係合
位置へ押し運ぶことにより、達成される。
また、本発明によれば、慣性作動手段40を共
通フレーム20の側壁42′の外側へ配置しかつ
第8図に示すように一方の爪を持上げると共に他
方の爪を下方へ押下げるような小さな共通の回転
持上げ器39を爪作動手段に設けることにより、
装置の高さを低くすることができる。第1図に明
示するように、回転持上げ器はまたフレーム20
の側壁42′の外側に位置している。回転持上げ
器を作動させるため単一の慣性振り子重り62を
使用するとよく、回転持上げ器は爪34,36を
同時に作動させる。
通フレーム20の側壁42′の外側へ配置しかつ
第8図に示すように一方の爪を持上げると共に他
方の爪を下方へ押下げるような小さな共通の回転
持上げ器39を爪作動手段に設けることにより、
装置の高さを低くすることができる。第1図に明
示するように、回転持上げ器はまたフレーム20
の側壁42′の外側に位置している。回転持上げ
器を作動させるため単一の慣性振り子重り62を
使用するとよく、回転持上げ器は爪34,36を
同時に作動させる。
かくして、上部及び下部のリール22,24の
各々に対して、上部又は下部の爪34,36が関
連し、これらの爪は普通の位置即ち非係止位置か
ら係止位置へ動き、この係止位置においては、各
爪と一体のドツグが関連するラチエツトホイール
28の歯30を捕縛しベルト繰出し方向へのリー
ル22又は24の回転を停止させる。各リールの
ラチエツトホイール28を係止する爪34,36
は独立に揺動するが、回転持上げ器39により同
時に作動せしめられ、回転持上げ器は緊急事態の
間シートベルトを係止させるべく車両の急激な減
速に応答するようにリールの軸の両端部に沿つて
位置した慣性型の感知手段40により作動せしめ
られる。
各々に対して、上部又は下部の爪34,36が関
連し、これらの爪は普通の位置即ち非係止位置か
ら係止位置へ動き、この係止位置においては、各
爪と一体のドツグが関連するラチエツトホイール
28の歯30を捕縛しベルト繰出し方向へのリー
ル22又は24の回転を停止させる。各リールの
ラチエツトホイール28を係止する爪34,36
は独立に揺動するが、回転持上げ器39により同
時に作動せしめられ、回転持上げ器は緊急事態の
間シートベルトを係止させるべく車両の急激な減
速に応答するようにリールの軸の両端部に沿つて
位置した慣性型の感知手段40により作動せしめ
られる。
理想的には両方の爪34,36が関連するラチ
エツトホイール28と係合すべきであるが、一方
の爪はラチエツト歯30の端部からはね上がるか
もしれない。独立的に揺動可能なため、爪34,
36は、一方の爪が対応するラチエツトホイール
と係合しているか否かに拘らずもう一方の爪が対
応するラチエツトホイールに係合できるようにな
つている。回転持上げ器39の爪作動アーム41
の少なくとも1側部は弾性的に可撓性となつてお
り、そのため爪34又は36がラチエツト歯30
からはね上つた場合にこのアーム側部は撓んでエ
ネルギを蓄わえ、この撓んだアーム側部は係止位
置の方へ爪を押すようなバネ作用をする。
エツトホイール28と係合すべきであるが、一方
の爪はラチエツト歯30の端部からはね上がるか
もしれない。独立的に揺動可能なため、爪34,
36は、一方の爪が対応するラチエツトホイール
と係合しているか否かに拘らずもう一方の爪が対
応するラチエツトホイールに係合できるようにな
つている。回転持上げ器39の爪作動アーム41
の少なくとも1側部は弾性的に可撓性となつてお
り、そのため爪34又は36がラチエツト歯30
からはね上つた場合にこのアーム側部は撓んでエ
ネルギを蓄わえ、この撓んだアーム側部は係止位
置の方へ爪を押すようなバネ作用をする。
以上本発明を簡単に説明したので、以後本発明
を詳説する。
を詳説する。
リール22,24を装着した共通のフレーム2
0は2つの平行な側壁42,42′を有し、各側
壁は中央ウエブ44から垂直に延びている。前部
の連結棒45が側壁42,42′の縁部間を延長
し構造上の剛直性を与えている。
0は2つの平行な側壁42,42′を有し、各側
壁は中央ウエブ44から垂直に延びている。前部
の連結棒45が側壁42,42′の縁部間を延長
し構造上の剛直性を与えている。
リール22,24はフレーム20のそれぞれの
側壁42,42′のオリフイス即ち開口52内に
位置したブツシユ50内に回転可能に装着され、
リール22,24の軸54がブツシユ内で回転す
る。
側壁42,42′のオリフイス即ち開口52内に
位置したブツシユ50内に回転可能に装着され、
リール22,24の軸54がブツシユ内で回転す
る。
また、フレーム20の側壁42に取付けた偏倚
手段26は典型的には既知の型式のスプリングモ
ータであつて、一端をフレームに取付け他端をリ
ールの軸54に取付けたらせんバネから成る。ス
プリングモータは好適には典型的にはプラスチツ
クで作つたハウジング56内に包まれている。偏
倚手段26はベルト16を充分に引戻すに充分な
弾性力を提供するが、バネの偏倚力はさほど大き
くはなく、ベルトに或る程度の引張り力を加えれ
ば、リールがベルト繰出し方向に回転しシートベ
ルト16が延出する 各リール22,24の両端に取付けたラチエツ
トホイール28はこれらの間でシートベルト16
を案内する。ホイール28のラチエツト歯30は
単一の方向に面しており、そのため、ベルト繰出
し方向へのリール22,24の回転を阻止すべく
ラチエツト歯30が爪34又は36と係合してい
る間じゆう、リールはベルト引戻し方向へは回転
できる。
手段26は典型的には既知の型式のスプリングモ
ータであつて、一端をフレームに取付け他端をリ
ールの軸54に取付けたらせんバネから成る。ス
プリングモータは好適には典型的にはプラスチツ
クで作つたハウジング56内に包まれている。偏
倚手段26はベルト16を充分に引戻すに充分な
弾性力を提供するが、バネの偏倚力はさほど大き
くはなく、ベルトに或る程度の引張り力を加えれ
ば、リールがベルト繰出し方向に回転しシートベ
ルト16が延出する 各リール22,24の両端に取付けたラチエツ
トホイール28はこれらの間でシートベルト16
を案内する。ホイール28のラチエツト歯30は
単一の方向に面しており、そのため、ベルト繰出
し方向へのリール22,24の回転を阻止すべく
ラチエツト歯30が爪34又は36と係合してい
る間じゆう、リールはベルト引戻し方向へは回転
できる。
リール22,24の一端にのみラチエツトホイ
ール28を設けたベルト引戻し装置でもよいが、
リールの各端部にラチエツトホイール28を設け
た方が各リール上での応力分布が均一になり、リ
ールのゆがみを阻止できる。
ール28を設けたベルト引戻し装置でもよいが、
リールの各端部にラチエツトホイール28を設け
た方が各リール上での応力分布が均一になり、リ
ールのゆがみを阻止できる。
図示の実施例において、第2図に示すように、
各リール22,24はそれぞれベルト引戻し方向
へ左回りに及びベルト繰出し方向へ右回りに回転
できる。しかし、この方向は特殊な応用における
要求を満たすために反対にしてもよいことに注意
すべきである。事実、各リールのベルト引戻し回
転方向が互に反対方向であるようなベルト引戻し
装置を提供するような修正を施すこともできる。
各リール22,24はそれぞれベルト引戻し方向
へ左回りに及びベルト繰出し方向へ右回りに回転
できる。しかし、この方向は特殊な応用における
要求を満たすために反対にしてもよいことに注意
すべきである。事実、各リールのベルト引戻し回
転方向が互に反対方向であるようなベルト引戻し
装置を提供するような修正を施すこともできる。
図示の実施例において、シートベルト16の肩
ベルト14を保持するリール22はシートベルト
16のひざベルト12を保持するリール24の垂
直方向真上に位置している。リールの軸54は互
に平行で、第2図に示すように互に近接して位置
している。
ベルト14を保持するリール22はシートベルト
16のひざベルト12を保持するリール24の垂
直方向真上に位置している。リールの軸54は互
に平行で、第2図に示すように互に近接して位置
している。
慣性型感知手段40を支持するため、ブラケツ
ト60がフレーム20の側壁42′から延びてい
る。感知手段40は好適にはシートベルト引戻し
機構に普通に用いられている振り子重り62を利
用している。振り子重り62のシヤフト64はブ
ラケツト60の開口66(第2図)を貫通して延
び、所定量の減速力に応答するように選択された
重り68を支持している。シヤフト64の頂部に
は開口66の径より大径のボタン70が位置す
る。ボタン70の底面72は好適には、ブラケツ
ト60の上面74上に位置するように平坦となつ
ている。ボタン70の底面72は、異常な急激減
速の状態が発生した場合以外は、振り子62の前
後への振動を阻止する。ボタン70の上面76は
好適には後述するように回転持上げ器39に関す
る振り子62の運動を容易にするため弓状となつ
ている。
ト60がフレーム20の側壁42′から延びてい
る。感知手段40は好適にはシートベルト引戻し
機構に普通に用いられている振り子重り62を利
用している。振り子重り62のシヤフト64はブ
ラケツト60の開口66(第2図)を貫通して延
び、所定量の減速力に応答するように選択された
重り68を支持している。シヤフト64の頂部に
は開口66の径より大径のボタン70が位置す
る。ボタン70の底面72は好適には、ブラケツ
ト60の上面74上に位置するように平坦となつ
ている。ボタン70の底面72は、異常な急激減
速の状態が発生した場合以外は、振り子62の前
後への振動を阻止する。ボタン70の上面76は
好適には後述するように回転持上げ器39に関す
る振り子62の運動を容易にするため弓状となつ
ている。
回転持上げ器39は正常位置(第6図)から作
動位置(第7図に明示)へ枢動でき、作動位置に
おいては、爪のドツグ38は対応するラチエツト
ホイールの方へ押される。回転持上げ器を枢着す
るため、減径端部が設けてあり、これらの端部は
フレーム20の開口79及びブラケツト60から
垂直方向に延長したフランジ80の開口79′内
に回転可能に支承されている。回転持上げ器39
のアーム41はフレーム20に近接して位置し、
その可撓性部分37は、この場合、アーム41よ
り小寸法でアーム41より撓み易いアーム41′
の形をしている。フレーム20の端部に位置した
回転持上げ器39の板状部材84はピボツト軸の
一側から延長し、車両の正常状態の期間中回転持
上げ器39を休止位置に維持すべくボタン70の
上面76上に載つている。即ち、第4図に明示す
るように、部材84は、振り子が戻つた時にはい
つでも回転持上げ器が戻るのを保証するように、
ピボツト軸を有する中央シヤフト85の軸線の外
側に位置している。
動位置(第7図に明示)へ枢動でき、作動位置に
おいては、爪のドツグ38は対応するラチエツト
ホイールの方へ押される。回転持上げ器を枢着す
るため、減径端部が設けてあり、これらの端部は
フレーム20の開口79及びブラケツト60から
垂直方向に延長したフランジ80の開口79′内
に回転可能に支承されている。回転持上げ器39
のアーム41はフレーム20に近接して位置し、
その可撓性部分37は、この場合、アーム41よ
り小寸法でアーム41より撓み易いアーム41′
の形をしている。フレーム20の端部に位置した
回転持上げ器39の板状部材84はピボツト軸の
一側から延長し、車両の正常状態の期間中回転持
上げ器39を休止位置に維持すべくボタン70の
上面76上に載つている。即ち、第4図に明示す
るように、部材84は、振り子が戻つた時にはい
つでも回転持上げ器が戻るのを保証するように、
ピボツト軸を有する中央シヤフト85の軸線の外
側に位置している。
重り振り子62が充分なる減速力により作動し
たとき、ボタン70の上面76は部材84の下面
86とカム係合し、この部材84を持上げ、回転
持上げ器39を第6〜8図の右回りに回転させ、
もつて上部の爪34を上方へそして下部の爪36
を下方へ押圧する。
たとき、ボタン70の上面76は部材84の下面
86とカム係合し、この部材84を持上げ、回転
持上げ器39を第6〜8図の右回りに回転させ、
もつて上部の爪34を上方へそして下部の爪36
を下方へ押圧する。
爪34,36は非係止位置から係止位置へ揺動
できるように設計されており、係止位置において
は、各爪のドツグは爪34又は36が揺動したと
きに対応するリール22又は24のラチエツト歯
30と係合するようになつている。図示の実施例
においては、第4図に明示するように、爪34,
36はフレーム20の側壁42,42′間に装着
されたほぼ平坦な部材から成る。上部爪34は上
部リール22の下方に位置し、下部爪36は下部
リール24の上方に位置し、もつて装置10の小
型化に寄与している。爪34,36はピボツト耳
部90を通る軸線のまわりで係止位置と非係止位
置との間を揺動し、バタフライスロツト92内で
水平位置と傾斜位置との間で傾斜(揺動)する。
非係止位置において、爪34,36は水平位置に
あり、タブ96の部分がバタフライ型スロツト9
2の1側に係合している。また、各爪は、フレー
ムの側部22,22′の各々に設けたスロツト9
7,97′を通つて突出した外方に延長するタブ
96,96′を有し、爪が非係止位置にあるとき
には、これらのタブは水平側部98,98′(第
3図)と接合している。
できるように設計されており、係止位置において
は、各爪のドツグは爪34又は36が揺動したと
きに対応するリール22又は24のラチエツト歯
30と係合するようになつている。図示の実施例
においては、第4図に明示するように、爪34,
36はフレーム20の側壁42,42′間に装着
されたほぼ平坦な部材から成る。上部爪34は上
部リール22の下方に位置し、下部爪36は下部
リール24の上方に位置し、もつて装置10の小
型化に寄与している。爪34,36はピボツト耳
部90を通る軸線のまわりで係止位置と非係止位
置との間を揺動し、バタフライスロツト92内で
水平位置と傾斜位置との間で傾斜(揺動)する。
非係止位置において、爪34,36は水平位置に
あり、タブ96の部分がバタフライ型スロツト9
2の1側に係合している。また、各爪は、フレー
ムの側部22,22′の各々に設けたスロツト9
7,97′を通つて突出した外方に延長するタブ
96,96′を有し、爪が非係止位置にあるとき
には、これらのタブは水平側部98,98′(第
3図)と接合している。
リール22,24の近傍における各爪34,3
6の内側部95に設けた大きなみぞ94はベルト
16の自由な通過を許容する。各爪の各端部にお
けるドツグ38はみぞ94の幅だけ離れていてベ
ルト16の通過を許容する。ドツグ38は関連す
るラチエツト歯30と係合できるに述分なほどの
幅を有する。ドツグ38の縁部は、歯の先端31
を通つて滑動(スライド)する鋭利なポイントを
提供するように及びラチエツト歯30の前縁91
との良好な面対面接触を提供するように、その上
面と下面との間で或る角度で面取りされている。
タブ96は回転持上げ器39と係合するのに充分
な位置まで各爪34,36の各端部から外方へ延
長しており、そのため回転持上げ器は爪34,3
6を非係止位置から係止位置へ揺動させうる。
6の内側部95に設けた大きなみぞ94はベルト
16の自由な通過を許容する。各爪の各端部にお
けるドツグ38はみぞ94の幅だけ離れていてベ
ルト16の通過を許容する。ドツグ38は関連す
るラチエツト歯30と係合できるに述分なほどの
幅を有する。ドツグ38の縁部は、歯の先端31
を通つて滑動(スライド)する鋭利なポイントを
提供するように及びラチエツト歯30の前縁91
との良好な面対面接触を提供するように、その上
面と下面との間で或る角度で面取りされている。
タブ96は回転持上げ器39と係合するのに充分
な位置まで各爪34,36の各端部から外方へ延
長しており、そのため回転持上げ器は爪34,3
6を非係止位置から係止位置へ揺動させうる。
詳細には、タブ96はフレームの側壁42′の
スロツト97,97′を貫通して延びている。ガ
イドスロツト97,97′は水平の直線状縁部9
8,98′と、バタフライスロツト92の縁部に
対しほぼ同一線上にある傾斜直線縁部99,9
9′とを有する。ガイドスロツト97,97′の内
縁100,100′及び外縁101,101′は、
水平直線縁部98,98′と傾斜直線縁部97,
97′との間の弓状縁部に沿つてタブ96を案内
するように、弓状となつている。
スロツト97,97′を貫通して延びている。ガ
イドスロツト97,97′は水平の直線状縁部9
8,98′と、バタフライスロツト92の縁部に
対しほぼ同一線上にある傾斜直線縁部99,9
9′とを有する。ガイドスロツト97,97′の内
縁100,100′及び外縁101,101′は、
水平直線縁部98,98′と傾斜直線縁部97,
97′との間の弓状縁部に沿つてタブ96を案内
するように、弓状となつている。
タブ96と回転持上げ器との間の係合における
摩擦を減少させるため、回転持上げ器はプラスチ
ツクで作つてあり、金属タブ96に接合する丸い
カム端部103を有する。丸いカム端部103
は、爪34,36に接触するように、回転持上げ
器のアーム41,41′の両端に設けた垂直に延
びたボス102の先端に位置する。
摩擦を減少させるため、回転持上げ器はプラスチ
ツクで作つてあり、金属タブ96に接合する丸い
カム端部103を有する。丸いカム端部103
は、爪34,36に接触するように、回転持上げ
器のアーム41,41′の両端に設けた垂直に延
びたボス102の先端に位置する。
工作費及び在庫費を減少させるため、同じ型式
の爪素材で上部及び下部の爪34,36を作ると
よい。第4図に明示するように、上部の左手の爪
は、これを裏返して重り棒106を付ければ、下
部の右手の爪になる。換言すれば、上部の爪をそ
の上部長手方向の縁部のまわりで180゜裏返せば、
上部の左手の爪は下部の右手の爪と同じになる。
爪34,36は非係止位置へ戻るようにしかもそ
の位置に維持されるように重りを付されている。
この目的のため、上部の爪34の重心は、非係止
位置における上部爪34が上部ガイドスロツト9
7の下部水平縁部98に沿つて位置するように、
ピボツト耳部90の内側に位置している。各爪3
4,36には外縁105の方に向つて細長いスロ
ツト104が設けてある。第4図の下方に示す重
り106は、非係止位置における下部の爪36を
下部ガイドスロツト97′の上部水平縁98′に沿
つて維持させる如くに該下部の爪36の重心をそ
の外縁105の外側に移動させるように、スロツ
ト104を通して挿入されている。不作動時に爪
34,36を非係止位置に保持するために重り以
外の手段、例えばバネ等を使用してもよい。
の爪素材で上部及び下部の爪34,36を作ると
よい。第4図に明示するように、上部の左手の爪
は、これを裏返して重り棒106を付ければ、下
部の右手の爪になる。換言すれば、上部の爪をそ
の上部長手方向の縁部のまわりで180゜裏返せば、
上部の左手の爪は下部の右手の爪と同じになる。
爪34,36は非係止位置へ戻るようにしかもそ
の位置に維持されるように重りを付されている。
この目的のため、上部の爪34の重心は、非係止
位置における上部爪34が上部ガイドスロツト9
7の下部水平縁部98に沿つて位置するように、
ピボツト耳部90の内側に位置している。各爪3
4,36には外縁105の方に向つて細長いスロ
ツト104が設けてある。第4図の下方に示す重
り106は、非係止位置における下部の爪36を
下部ガイドスロツト97′の上部水平縁98′に沿
つて維持させる如くに該下部の爪36の重心をそ
の外縁105の外側に移動させるように、スロツ
ト104を通して挿入されている。不作動時に爪
34,36を非係止位置に保持するために重り以
外の手段、例えばバネ等を使用してもよい。
回転持上げ器39及び爪34,36の非係止位
置は第6図に明示してある。正常状態のときは、
シートベルト16のひざベルト12は、リール2
2,24をベルト繰出し方向へ右回りに回転させ
ることによりベルト16を延出させるように引張
られうる。リール22,24の軸線に実質上垂直
に位置した回転持上げ器39及び爪34,36は
ラチエツトホイール28と接触しない。しかし、
振り子62が(例えば車両が物体に衝突すること
により)変位したときには、振り子62は揺動
し、ボタン70はブラケツト60から持上つて回
転持上げ器39の部材86を上方へ押圧する。回
転持上げ器39が揺動し、そのアーム41,4
1′上のボス102が爪34,36を係止位置の
方へ押す。第7図に示す係止位置において、ドツ
グ38はラチエツト歯30と係合する。それによ
つてリール22,24の回転が阻止され、シート
ベルトはそれ以上延びず使用者が前方へ動くのを
抑制する。
置は第6図に明示してある。正常状態のときは、
シートベルト16のひざベルト12は、リール2
2,24をベルト繰出し方向へ右回りに回転させ
ることによりベルト16を延出させるように引張
られうる。リール22,24の軸線に実質上垂直
に位置した回転持上げ器39及び爪34,36は
ラチエツトホイール28と接触しない。しかし、
振り子62が(例えば車両が物体に衝突すること
により)変位したときには、振り子62は揺動
し、ボタン70はブラケツト60から持上つて回
転持上げ器39の部材86を上方へ押圧する。回
転持上げ器39が揺動し、そのアーム41,4
1′上のボス102が爪34,36を係止位置の
方へ押す。第7図に示す係止位置において、ドツ
グ38はラチエツト歯30と係合する。それによ
つてリール22,24の回転が阻止され、シート
ベルトはそれ以上延びず使用者が前方へ動くのを
抑制する。
リール22,24は別個に異なる速度で回転す
る。従つて、各ラチエツトホイールとこれに関連
する爪との最初の接触は、幅広い速度範囲内で及
びホイールの任意の角度位置にて生じる。各ドツ
グ38とラチエツト歯30との係合は所望の結果
を与えるかもしれないが、緊急の状態において、
ドツグ38に関するラチエツトホイール28の速
度及び角度位置に応じて、ドツグとラチエツト歯
との最初の接触がラチエツト歯の先端31とこれ
に関連するドツグ38の先端との間で生じ爪34
又は36が第8図に示すような上部爪34におい
てラチエツト歯30の先端ではね上がるかもしれ
ない。この場合、回転持上げ器39のアーム4
1′は、第8図に示すように、上部の爪34がラ
チエツトホイール28からはね上がり、アーム4
1が対応する爪36を対応するリール24のホイ
ール78と係止係合させるように該爪36を再配
置する間にアーム41′が下方へ撓めるように、
可撓性となつている。
る。従つて、各ラチエツトホイールとこれに関連
する爪との最初の接触は、幅広い速度範囲内で及
びホイールの任意の角度位置にて生じる。各ドツ
グ38とラチエツト歯30との係合は所望の結果
を与えるかもしれないが、緊急の状態において、
ドツグ38に関するラチエツトホイール28の速
度及び角度位置に応じて、ドツグとラチエツト歯
との最初の接触がラチエツト歯の先端31とこれ
に関連するドツグ38の先端との間で生じ爪34
又は36が第8図に示すような上部爪34におい
てラチエツト歯30の先端ではね上がるかもしれ
ない。この場合、回転持上げ器39のアーム4
1′は、第8図に示すように、上部の爪34がラ
チエツトホイール28からはね上がり、アーム4
1が対応する爪36を対応するリール24のホイ
ール78と係止係合させるように該爪36を再配
置する間にアーム41′が下方へ撓めるように、
可撓性となつている。
爪34が関連するラチエツトホイール28から
はね上つた結果としてアーム41が撓むと、この
アーム内にエネルギーが蓄積される。上部リール
が第8図の位置から僅かに回転すると、撓んだア
ーム41′はその元の撓まない状態にバネ式に戻
り、爪34をスナツプ式に関連するラチエツトホ
イール28の方へ戻し爪をそのラチエツトホイー
ルに係合させる。アーム41の復帰が極めて迅速
に生じるため、リール22又は24が僅かに回転
しただけで、はね上つた爪34は対応するホイー
ル28と係合できる。その点、ひざ及び肩ベルト
用リールのラチエツトホイールと係止係合するよ
うな単一の剛直な爪を備えているような従来の装
置においては、爪はいずれかのリールにおいては
ね上がり非係止位置に置かれてしまう危険性があ
る。そうなると、両方のリールは自由に回転して
しまいベルト抑止効果がなくなつてしまう。
はね上つた結果としてアーム41が撓むと、この
アーム内にエネルギーが蓄積される。上部リール
が第8図の位置から僅かに回転すると、撓んだア
ーム41′はその元の撓まない状態にバネ式に戻
り、爪34をスナツプ式に関連するラチエツトホ
イール28の方へ戻し爪をそのラチエツトホイー
ルに係合させる。アーム41の復帰が極めて迅速
に生じるため、リール22又は24が僅かに回転
しただけで、はね上つた爪34は対応するホイー
ル28と係合できる。その点、ひざ及び肩ベルト
用リールのラチエツトホイールと係止係合するよ
うな単一の剛直な爪を備えているような従来の装
置においては、爪はいずれかのリールにおいては
ね上がり非係止位置に置かれてしまう危険性があ
る。そうなると、両方のリールは自由に回転して
しまいベルト抑止効果がなくなつてしまう。
シートベルトの肩ベルトがこのベルトにより提
供された抑止を有効に増加させる間、多くの使用
者は肩ベルトを特に不便又は不快に感じる。従つ
て、かなりの数の車両を所有するオーナーはシー
トベルトの肩ベルトを切断するようにしてきた。
肩ベルトの軽卒な切断の結果抑止が解除されるに
も拘らず、車両の使用者はシートベルトのひざベ
ルトにより提供される抑止を利用しようとする。
供された抑止を有効に増加させる間、多くの使用
者は肩ベルトを特に不便又は不快に感じる。従つ
て、かなりの数の車両を所有するオーナーはシー
トベルトの肩ベルトを切断するようにしてきた。
肩ベルトの軽卒な切断の結果抑止が解除されるに
も拘らず、車両の使用者はシートベルトのひざベ
ルトにより提供される抑止を利用しようとする。
共通の係止手段が両方のリールを係止するよう
な米国特許第4069071号明細書に開示された如き
2つのリールを有するベルト引戻し器において
は、肩ベルトの切断は或る情況の下ではひざベル
トをも不作動にさせてしまう。シートベルトの肩
ベルトが切断した場合、肩ベルト用リールは対応
する偏倚手段により完全な引戻し位置へ偏倚され
る。共通係止手段即ち爪に関する肩ベルト用リー
ルの歯の位置は偶然の問題である。緊急事態の場
合、切断した肩ベルトに取付けられたリールは偏
倚手段に抗して力を加えない限り静止状態にあ
る。爪が不作動の上部リールに関連するラチエツ
ト歯の外端と接触した場合、その爪はひざベルト
用リールに関連するラチエツト手段と係合できな
い。ところが、回転持上げ器39の少なくとも1
つのアーム41′が可撓性であるような本発明の
ものにおいては、下部リール24に関連する爪3
6は、上部の爪34が静止のラチエツト歯30に
よりブロツクされている場合でさえも、関連する
ラチエツトホイール28と係合するように押圧さ
れる。回転持上げ器39がブロツクされた上部の
爪34に接合したとき、可撓性アーム41′は、
回転持上げ器が回転し続け下部リール24に関連
するアーム41が下部爪36を係合位置へ押圧で
きるように、撓む。
な米国特許第4069071号明細書に開示された如き
2つのリールを有するベルト引戻し器において
は、肩ベルトの切断は或る情況の下ではひざベル
トをも不作動にさせてしまう。シートベルトの肩
ベルトが切断した場合、肩ベルト用リールは対応
する偏倚手段により完全な引戻し位置へ偏倚され
る。共通係止手段即ち爪に関する肩ベルト用リー
ルの歯の位置は偶然の問題である。緊急事態の場
合、切断した肩ベルトに取付けられたリールは偏
倚手段に抗して力を加えない限り静止状態にあ
る。爪が不作動の上部リールに関連するラチエツ
ト歯の外端と接触した場合、その爪はひざベルト
用リールに関連するラチエツト手段と係合できな
い。ところが、回転持上げ器39の少なくとも1
つのアーム41′が可撓性であるような本発明の
ものにおいては、下部リール24に関連する爪3
6は、上部の爪34が静止のラチエツト歯30に
よりブロツクされている場合でさえも、関連する
ラチエツトホイール28と係合するように押圧さ
れる。回転持上げ器39がブロツクされた上部の
爪34に接合したとき、可撓性アーム41′は、
回転持上げ器が回転し続け下部リール24に関連
するアーム41が下部爪36を係合位置へ押圧で
きるように、撓む。
ベルト引戻し装置10は、引戻し機構を異物に
よる汚染から守り乗員(使用者)がラチエツト歯
30の如き鋭利な部材にさらされないようにする
ため、適当なプラスチツクで作つたハウジング1
8内に収納されている。第2図に明示するよう
に、ハウジング18は、リール22,24の端部
の外側における重り振り子62の配置により許さ
れる、比較的平坦なプロフイールを有する。
よる汚染から守り乗員(使用者)がラチエツト歯
30の如き鋭利な部材にさらされないようにする
ため、適当なプラスチツクで作つたハウジング1
8内に収納されている。第2図に明示するよう
に、ハウジング18は、リール22,24の端部
の外側における重り振り子62の配置により許さ
れる、比較的平坦なプロフイールを有する。
ハウジング18はシートベルト16のひざベル
ト12及び肩ベルト14の通過を許容するための
ひざベルト用スロツト112及び肩ベルト用スロ
ツト114を有する。第1図に明示するように、
ひざベルト12は、シートベルト16のひざベル
ト12を下部リール24から離すように角度づけ
る必要があるためリールの軸に平行でないスロツ
ト112を通つて延びる。従つて、プラスチツク
の帯保護器120がスロツトの上縁及び側部をお
おい、肩ベルト14を、このベルトが下部リール
24から延出する方向からこのベルトがひざベル
ト用スロツト112を通過する角度位置へ案内す
る。
ト12及び肩ベルト14の通過を許容するための
ひざベルト用スロツト112及び肩ベルト用スロ
ツト114を有する。第1図に明示するように、
ひざベルト12は、シートベルト16のひざベル
ト12を下部リール24から離すように角度づけ
る必要があるためリールの軸に平行でないスロツ
ト112を通つて延びる。従つて、プラスチツク
の帯保護器120がスロツトの上縁及び側部をお
おい、肩ベルト14を、このベルトが下部リール
24から延出する方向からこのベルトがひざベル
ト用スロツト112を通過する角度位置へ案内す
る。
本発明に係る2つのリールを有するベルト引戻
し装置はまた受動性の抑止システムに使用するこ
とができる。その理由は、爪34,36が独立に
作動し、種々の使用者にあわせたベルトと共に使
用され又は一対のバケツトシート間の中央位置か
ら種々異なる位置において使用されうるからであ
る。このような使用においては、いずれかのリー
ルのラチエツト歯の先端が爪のドツグに突当つた
場合に両方のリールが別々に係止されうるよう
に、(例えばアーム41′のように)アーム41を
小さく可撓性に作るが如き方法により、可撓性で
弾性的な作動位置を提供することが好ましいと思
われる。
し装置はまた受動性の抑止システムに使用するこ
とができる。その理由は、爪34,36が独立に
作動し、種々の使用者にあわせたベルトと共に使
用され又は一対のバケツトシート間の中央位置か
ら種々異なる位置において使用されうるからであ
る。このような使用においては、いずれかのリー
ルのラチエツト歯の先端が爪のドツグに突当つた
場合に両方のリールが別々に係止されうるよう
に、(例えばアーム41′のように)アーム41を
小さく可撓性に作るが如き方法により、可撓性で
弾性的な作動位置を提供することが好ましいと思
われる。
慣性重りの所定の角度変位に応答して係止爪3
4,36がその係止位置へ完全に移動するのを保
証するため、一般に、引戻し器をテストしまた普
通「ギヤツプ調整」と称する調整を行なつて、係
止位置への爪の移動を保証する。折々、引戻し器
において適正なギヤツプ調整が達成されるまでに
振り子を支持するフレームがねじれてしまう場合
がある。本発明においては、ギヤツプ調整は種々
の方法で容易に達成されうる。例えば、小さなプ
ラスチツクのスリーブ130(第4,5図)をタ
ブ96,96′内へ滑入してタブ96,96′の厚
みを増加させギヤツプ又はクリアランスをなくす
方法がある。これらのスリーブ130はプラスチ
ツクで作つてあつて、タブからのスリーブの分離
を阻止するようにタブ96又は96′とはめ合わ
さるように寸法作られた中空内部131を有す
る。種々のスリーブの壁厚を例えば0.25mm(0.01
インチ)だけ変えることができる。従つて、調整
すべきギヤツプが小さい場合は厚めの壁のスリー
ブ130を使用する。スリーブ130の代りに、
ギヤツプ調整のためボス102の高さを変えても
よい。即ち、回転持上げ器を別の高さ(種々の高
さ)をもつボス102と共にモールド成形し、作
動機構を調整するために大きなボス102を有す
る回転持上げ器と小さいボスを有する回転持上げ
器とを交換してもよい。一方、ボスをアーム41
又は41′と別個に作り、異なる長さのボスを用
いてトレランスを調整してもよい。また、ボスを
アームに螺合できるようにしてボス102の高さ
を調整してもよい。従つて、図示の作動機構にお
いては調整が簡単に行なえるのである。
4,36がその係止位置へ完全に移動するのを保
証するため、一般に、引戻し器をテストしまた普
通「ギヤツプ調整」と称する調整を行なつて、係
止位置への爪の移動を保証する。折々、引戻し器
において適正なギヤツプ調整が達成されるまでに
振り子を支持するフレームがねじれてしまう場合
がある。本発明においては、ギヤツプ調整は種々
の方法で容易に達成されうる。例えば、小さなプ
ラスチツクのスリーブ130(第4,5図)をタ
ブ96,96′内へ滑入してタブ96,96′の厚
みを増加させギヤツプ又はクリアランスをなくす
方法がある。これらのスリーブ130はプラスチ
ツクで作つてあつて、タブからのスリーブの分離
を阻止するようにタブ96又は96′とはめ合わ
さるように寸法作られた中空内部131を有す
る。種々のスリーブの壁厚を例えば0.25mm(0.01
インチ)だけ変えることができる。従つて、調整
すべきギヤツプが小さい場合は厚めの壁のスリー
ブ130を使用する。スリーブ130の代りに、
ギヤツプ調整のためボス102の高さを変えても
よい。即ち、回転持上げ器を別の高さ(種々の高
さ)をもつボス102と共にモールド成形し、作
動機構を調整するために大きなボス102を有す
る回転持上げ器と小さいボスを有する回転持上げ
器とを交換してもよい。一方、ボスをアーム41
又は41′と別個に作り、異なる長さのボスを用
いてトレランスを調整してもよい。また、ボスを
アームに螺合できるようにしてボス102の高さ
を調整してもよい。従つて、図示の作動機構にお
いては調整が簡単に行なえるのである。
第1図は引戻し機構の前面立面が見えるように
ハウジングを破断して示したシートベルト引戻し
装置の図。第2図は引戻し機構の側立面が見える
ようにハウジングを破断して示した第1図のシー
トベルト引戻し装置の図。第3図は、第2図に示
した側とは反対側の引戻し機構の側立面が見える
ようにハウジングを破断して示した第1図のシー
トベルト引戻し装置の図。第4図は2つの爪及び
回転持上げ器の分解斜視図。第5図は第4図に示
した上部の爪の端面図。第6図はラチエツトホイ
ールに対する非係止位置における爪及び回転持上
げ器の部分側立面図。第7図は、ラチエツトホイ
ールに対する係止位置における爪及び回転持上げ
器の第6図と同様の図。第8図は、爪の1つが対
応するラチエツトホイールを係止しており他方の
爪が対応するラチエツトホイールのラチエツト歯
からはね上がつた状態における第7図と同様の部
分立面図である。 10:シートベルト引戻し装置、12:ひざベ
ルト、14:肩ベルト、16:シートベルト、1
8:ハウジング、20:フレーム、22,24:
リール、26:偏倚手段、28:ラチエツトホイ
ール、34,36:爪、38:ドツグ、39:回
転持上げ器、40:慣性作動手段。
ハウジングを破断して示したシートベルト引戻し
装置の図。第2図は引戻し機構の側立面が見える
ようにハウジングを破断して示した第1図のシー
トベルト引戻し装置の図。第3図は、第2図に示
した側とは反対側の引戻し機構の側立面が見える
ようにハウジングを破断して示した第1図のシー
トベルト引戻し装置の図。第4図は2つの爪及び
回転持上げ器の分解斜視図。第5図は第4図に示
した上部の爪の端面図。第6図はラチエツトホイ
ールに対する非係止位置における爪及び回転持上
げ器の部分側立面図。第7図は、ラチエツトホイ
ールに対する係止位置における爪及び回転持上げ
器の第6図と同様の図。第8図は、爪の1つが対
応するラチエツトホイールを係止しており他方の
爪が対応するラチエツトホイールのラチエツト歯
からはね上がつた状態における第7図と同様の部
分立面図である。 10:シートベルト引戻し装置、12:ひざベ
ルト、14:肩ベルト、16:シートベルト、1
8:ハウジング、20:フレーム、22,24:
リール、26:偏倚手段、28:ラチエツトホイ
ール、34,36:爪、38:ドツグ、39:回
転持上げ器、40:慣性作動手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シートベルト引戻し装置において、 支持手段と、 それぞれの軸が互いに同一面内に存在する状態
で該支持手段に回転可能に装着された一対のリー
ルと、 一端を該各リールに取付けられた帯であつて、
下記偏倚手段の力に打勝つ引張り力を該帯に加え
ることにより前記リールから延出できるようにな
つた該帯と、 前記帯を巻付けるような引戻し方向に前記各リ
ールを偏倚する偏倚手段と、 前記各リールに設けたラチエツト手段と、 前記各リールに関連する爪手段であつて、非係
止位置と、帯繰出し方向への前記各リールの回転
を阻止すべく該爪手段が該関連するラチエツト手
段と係止係合するような係止位置との間で変位で
きる前記爪手段と、 前記各爪手段を前記係止位置に向かつて同時に
作動させ、かつ、前記爪手段の一方を、その係止
位置を瞬間的に妨げられた他方の爪手段に関係な
く係止位置へ移動させるように休止位置から爪作
動位置へ変位できる共通の作動手段と、 帯繰出し方向への該各リールの回転を阻止する
ような所定の力を感知したときに、前記共通の作
動手段を前記爪作動位置へ動かす慣性型の感知手
段と、 を設けて成るシートベルト引戻し装置。 2 特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
て、前記一対のリールが上部リールと下部リール
とから成り、該上部リールに関連する前記爪手段
が該上部リールの下方に位置し、該下部リールに
関連する前記爪手段が該下部リールの上方に位置
していることを特徴とするシートベルト引戻し装
置。 3 特許請求の範囲第2項に記載の装置におい
て、前記共通の作動手段が、該上部リール上の前
記ラチエツト手段に係合させるように前記爪手段
の1方を持上げるための部分と、該下部リール上
の前記ラチエツト手段に係合させるように前記爪
手段の他方を下方へ押すための部分とを有する管
状作動子から成ることを特徴とするシートベルト
引戻し装置。 4 特許請求の範囲第3項に記載の装置におい
て、前記共通の作動手段が、前記ラチエツト手段
との係合のため前記爪手段の1方を持上げかつ前
記ラチエツト手段との係合のため前記爪手段の他
方を押下げるための部分を有する回転持上げ器か
ら成り、これらの部分が該回転持上げ器の回転軸
線から反対方向に突出していることを特徴とする
シートベルト引戻し装置。 5 特許請求の範囲第4項に記載の装置におい
て、前記回転軸線から突出した前記部分のうちの
1つが可撓性となつていて、これに関連する爪手
段が前記ラチエツト手段の歯に突当たつた場合に
は撓みかつ次いで前記リールが僅かに回転し場合
には該爪手段を該ラチエツト手段に係合させるよ
うにこの爪手段を押圧するようになつていること
を特徴とするシートベルト引戻し装置。 6 特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
て、前記慣性型の感知手段が前記ラチエツト手段
の端部の実質上外方に位置していることを特徴と
するシートベルト引戻し装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/122,289 US4399955A (en) | 1980-02-19 | 1980-02-19 | Dual reel retractor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56132965A JPS56132965A (en) | 1981-10-17 |
JPH0210744B2 true JPH0210744B2 (ja) | 1990-03-09 |
Family
ID=22401815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2362981A Granted JPS56132965A (en) | 1980-02-19 | 1981-02-19 | Restoring device for seat belt |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4399955A (ja) |
JP (1) | JPS56132965A (ja) |
CA (1) | CA1153349A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4823239A (en) * | 1983-07-07 | 1989-04-18 | Gateway Industries, Inc. | Seat retractor with lighting means |
US7628349B2 (en) * | 2007-03-06 | 2009-12-08 | Autoliv Asp, Inc. | Inertia actuator for seat belt retractor |
US7806440B2 (en) * | 2008-04-29 | 2010-10-05 | Autoliv Asp, Inc. | Dual spool retractor in belt-in-seat |
DE102009052495B8 (de) | 2009-11-11 | 2012-03-22 | Autoliv Development Ab | Selbstsperrender Gurtaufroller |
DE102015116136B9 (de) | 2015-09-24 | 2017-11-16 | Autoliv Development Ab | Fahrzeugsensitiver Sensor mit mehrteiliger Sensormasse |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5430088A (en) * | 1977-08-10 | 1979-03-06 | Hitachi Ltd | Leak test of reactor container |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3241883A (en) * | 1963-06-12 | 1966-03-22 | Fontaine John Garfield | Seat belt system for motor vehicles |
US3944164A (en) * | 1974-01-23 | 1976-03-16 | Hans Kolb Kg | Storage device for a safety belt |
SE390255B (sv) * | 1974-02-18 | 1976-12-13 | N G Y Torphammar | Upprullningsanordning foretredesvis for ett sekerhetsbelte i ett fordon |
US3930622A (en) * | 1974-06-13 | 1976-01-06 | American Safety Equipment Corporation | Energy storing safety belt retractor |
US4065070A (en) * | 1976-03-18 | 1977-12-27 | The Firestone Tire & Rubber Company | Dual spool retractor |
US4135683A (en) * | 1977-07-21 | 1979-01-23 | Allied Chemical Corporation | Safety belt retractor having two reels in a common housing |
JPS54132127U (ja) * | 1978-03-06 | 1979-09-13 | ||
US4245798A (en) * | 1979-12-03 | 1981-01-20 | General Motors Corporation | Lockbar release and anti-rewind feature for seat belt retractor |
-
1980
- 1980-02-19 US US06/122,289 patent/US4399955A/en not_active Expired - Lifetime
-
1981
- 1981-02-09 CA CA000370421A patent/CA1153349A/en not_active Expired
- 1981-02-19 JP JP2362981A patent/JPS56132965A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5430088A (en) * | 1977-08-10 | 1979-03-06 | Hitachi Ltd | Leak test of reactor container |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56132965A (en) | 1981-10-17 |
US4399955A (en) | 1983-08-23 |
CA1153349A (en) | 1983-09-06 |
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