[go: up one dir, main page]

JPH0210474Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0210474Y2
JPH0210474Y2 JP1987018166U JP1816687U JPH0210474Y2 JP H0210474 Y2 JPH0210474 Y2 JP H0210474Y2 JP 1987018166 U JP1987018166 U JP 1987018166U JP 1816687 U JP1816687 U JP 1816687U JP H0210474 Y2 JPH0210474 Y2 JP H0210474Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
probe
image data
image memory
ultrasonic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987018166U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62146977U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987018166U priority Critical patent/JPH0210474Y2/ja
Publication of JPS62146977U publication Critical patent/JPS62146977U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0210474Y2 publication Critical patent/JPH0210474Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電子走査型超音波診断装置において、
自由に可動する探触子によつて得られる超音波断
層像の座標を検出し、その座標に対応したデイス
プレイ上の位置に、超音波断層像を自動的に表示
できるデイジタル画像表示装置に関するものであ
る。
〔従来の技術分野〕
一般に超音波診断装置は多数の圧電振動子が配
列された探触子を被検体に接触させ、かつ圧電振
動子に電気的パルスを加えることによつて、超音
波パルスを発生させ、この超音波パルスを被検体
内に伝搬させて、被検体内の音響インピーダンス
の差異によつて発生する反射音波を、同じ圧電振
動素子又は近接する他の圧電振動子によつて受信
し、その反射波による振動を電気信号に変換し、
この電気信号を処理して体内の超音波像をモニタ
デイスプレイ上に表示するものである。この超音
波診断装置の中でも最近特に注目を集めているも
のに電子走査型診断装置がある。この電子走査型
診断装置を以下、図によつて説明する。
第1図において1は従来の電子走査型超音波診
断装置である。その主なる構成要素は2.探触
子、3.表示装置、4.超音波装置である超音波
装置4は、内部に送受信部、制御部等を有してい
る。探触子2は多数個の配列した圧電振動子群よ
りなり、その圧電振動子を被検体に接触させて、
超音波装置4内部の前記送信部より出力される電
気的パルスにより前記振動子群を電子走査しなが
ら順次励振して超音波パルスを逐次発生し、この
超音波パルスを被検体に伝搬させて被検体内の音
響インピーダンスの差異によつて発生する反射音
波を同じ振動子または近接する他の振動子によつ
て、電気信号に変換し、その電気信号を超音波装
置4の受信部に受信してこの受信部で得られた電
気信号を制御部で信号処理し、前記超音波パルス
が伝搬する被検体内の一平面の超音波断層像を表
示装置3に実時間で表示するものである。
一方、プローブのX−Y座標上での位置および
プローブの回転角に対応した検出部からのX−Y
座標位置信号及び回転角信号を偏向信号発生部に
加え、送信パルスと同期させX−Y偏向信号を発
生させ、情報を走査変換管に書き込み蓄積して、
プローブを体表面に密着させながら、X−Y面内
を移動させ、その都度、上述の動作を行なわせて
走査変換管の読出し部を経て、TVモニター上に
画像を得るようにした超音波映像装置(特開昭52
−46881号公報)が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来、探触子の位置情報と超音波による物体内
情報に基いて、物体内情報を可視化するために提
案された上記情報を蓄積する走査変換管は、ダイ
ナミツクレンジの範囲において大きな問題点があ
る。即ち、上記位置情報を有するイニシヤルコン
プレツクス信号部分(以下、A部分という)と物
体内構造情報信号部分(以下、B部分という)の
ダイナミツクレンジは走査変換管の書き込み信号
ダイナミツクレンジを遥かに越すものであるた
め、この信号をそのまま走査変換管に書き込み、
B部分を階調性よく書き込み再生しようとすると
A部分は書き込み過ぎによりハレーシヨンをおこ
す。そこで、B部分の中間調再現性を維持するか
わりに、座標軸としての情報信号の再現性を犠牲
にして走査変換管に書き込むために、物体の表皮
に相当した部分のレベルが書き込み過ぎを生じな
いよう、イニシヤルコンプレツクス信号レベルを
任意のレベルに手動もしくは自動的に設定しなけ
ればならないという走査変換管のダイナミツクレ
ンジの限界による悪影響を受けざるを得ない。
特に、高解像度の断層像を高速に得るため数多
くの圧電振動子を配列した探触子を広範囲に移動
させても不要な雑音がなく正しい高品位な画像を
表示させることは困難である。
また、上記の電子走査型の超音波診断装置は被
検体を実時間で観測できる点ではきわめて有効な
装置といえるが、その表示断層像の表示範囲は探
触子の接触範囲に限られるために、広範囲にわた
る断層像を同一画面内に表示できない。
この断層像の表示範囲が狭い領域に限定されて
しまう欠点を補うための対策として、探触子の長
さを長くすることが考えられる。しかし、例えば
被検体が人体の場合、体表の形態が、ほぼ円形を
しているために、前記のごとく探触子を長くした
としても、圧電振動子を全長にわたつて体表に接
触させることが不可能であるためこの対策では広
範囲にわたる断層像を得ることができない。
したがつて、例えば妊娠後期における胎児の生
体の映像等については、一表示画面上にその断層
像を写し出すことができず、個々の分割された部
分的断層像より医師の判断を基にして診断を下し
ているのが現状である。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に電子走査方式で励振される多数個
の圧電振動子を有する探触子を任意に移動して得
られる各位置の画像を合成して、広範囲にわたり
被検体の高品位な画像を表示する装置を提供する
ことを、その目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、多数個の圧電振動子が配列さ
れた探触子と該探触子を被検物体上の所望範囲全
域にわたり任意に移動し、該探触子内の圧電振動
子を電子走査方式で励振して被検物体内の音響イ
ンピーダンスの差異より得られる反射信号から超
音波断層画像信号を表示するものにおいて、 被検物体の所望範囲全域にわたる内部状態を表
示し得る容量をもつ画像メモリと、 前記探触子の多数個の圧電振動子から励振され
ている当該圧電振動子の位置を検出し、この位置
に対応する前記画像メモリ内の座標位置を計算す
る手段と、 前記超音波断層画像信号を標本量子化して得ら
れた画像データを時分割により許容された時間帯
に逐次前記画像メモリ内の座標位置に書き込み、
かつ時分割により許容された別の時間帯に前記画
像メモリに記憶された画像データを複数画素読出
しこれを表示させる手段と、前記画像メモリーに
新規な画像データを書き込み更新する際に既に記
憶されている対応位置の画像データと新規な画像
データとの加重平均をした画像データにより更新
を行なわしむるデータ処理手段とを具備して、所
望の位置に移動させ各位置に対応して得られる超
音波断層画像を表示させて探触子移動範囲全域に
わたり被検体の超音波断層画像を表示するように
した。
〔作用〕
本考案によれば、被検物体上の所望の広い範囲
にわたり移動する探触子の位置と探触子の多数個
の圧電振動子から電子走査方式で励振されている
当該圧電振動子の位置を検出し、即ち、探触子の
位置と超音波パルスの発生位置を検出し、その値
によつて画像メモリの書き込みアドレス信号を発
生せしめ、超音波断層画像信号を標本量子化して
得られた画像データを時分割により許容された時
間帯に逐次、前記画像メモリ内の書き込みアドレ
ス信号に対応するアドレスに書き込み、かつ時分
割により許容された別の時間帯に前記画像メモリ
に記憶された画像データを読み出して表示し、さ
らに映像表示にあたつて必要な際に加重平均化デ
5ータ処理を施して探触子の広範囲にわたつて被
検体の超音波断層像が正しく表示することができ
る。
〔実施例〕
本考案を図によつて説明する。第1図において
1は前述したように従来の電子走査型超音波診断
装置であるので、これ以外の本考案を構成する各
要素について説明する。
先ず、A/D変換器7は超音波装置4によつて
得られる超音波断層像のビデオ信号を表示範囲に
よつて決定される標本化間隔に従つて適当な量子
化レベルによつて、逐次デイジタル画像データ信
号に変換するものである。
かようにして、一水平走査、即ち前記超音波パ
ルスが発生され、被検体に発射される毎に、次々
と超音波装置4で受信した信号から得られるデイ
ジタル画像信号は、書き込み制御回路10により
順次1対のバツフア回路8又はバツフア回路9の
交互に選択された一方に、前記標本化間隔のタイ
ミングで書き込まれる。なお、バツフア回路8、
バツフア回路9は前記デイジタル画像データを一
水平走査分だけ記憶するのに十分な記憶容量をも
つデイジタルメモリである。
バツフア回路8及びバツフア回路9に書き込ま
れたデイジタル画像データは書き込み制御回路1
0の制御によつてスイツチ17を介してデータ平
均回路11、あるいは直接画像メモリ13のいず
れかへ転送される。
ここに、画像メモリ13は表示画像1枚分をデ
イジタル的に記憶するだけの容量を有するデイジ
タルメモリである。
また18は画像メモリ13のアドレス及び制御
バスを19はデータバスを表わす。
バツフア回路8及び9のデイジタル画像データ
の転送のタイミングとしては一方のバツフア回
路、例えばバツフア回路8が前記A/D変換器7
からの一走査線分のデイジタル画像データを入力
している時には、バツフア回路9が、画像メモリ
13へデータを転送し、次の走査のタイミングに
は、バツフア回路9にA/D変換器7のデイジタ
ル画像データが入力され、今度はバツフア回路8
が画像メモリ13へデータを転送するといつたよ
うに、一水平走査ごとに書き込みと読み出しのサ
イクルを反転して交互に繰り返すものである。
このバツフア回路8,9の駆動タイミングを第
3−1図、A,Bに示す。この図における書き込
みサイクルとはA/D変換器7のデイジタル画像
データをバツフア回路8又は9に転送するタイミ
ングであり、読み出しサイクルとはバツフア回路
8又は9のデイジタル画像データを画像メモリ1
3に転送するタイミングである。また、この第3
−1図におけるA,Bの読み出しサイクルにおけ
る個々のデイジタル画像データの転送のタイミン
グは、画像メモリ13の駆動タイミングを図示し
ている第3−1図Cにおける書き込みサイクルに
対応している。
切換えスイツチ17はバツフア回路8又は9の
デイジタル画像データを直接画像メモリ13に転
送するか又は平均化回路11に転送し適当な平均
化処理を施して、画像メモリ13に転送するかを
選択する切換えスイツチである。第1図において
は切換えスイツチ17が直接バツフア回路8又は
9のデイジタル画像データを画像メモリ13に転
送する側に選択されている。平均化回路11を作
動させるときは切換スイツチ17を平均化回路側
に切換えて、バツフア回路8又は9からの画像メ
モリ13の指定されたアドレスに書き込むべき新
規のデイジタル画像データCnとこの新規データ
に対応して、前記指定されたアドレスに既に記憶
されていたデイジタル画像データDnとそれぞれ
に対し適当な重み係数、例えばα,βを掛け、そ
れを加算したのち平均をとつて出力画像データ
Enを算出する。
この演算を数式によつて表わせば、次式のごと
くなる。
En=(αCn+βDn)/(α+β) (1) なお(1)式において係数α、βをα+β=1とな
るように選択すると、(1)式は簡略化されて(2)式の
ごとくなる。
En=αCn+βDn (2) 平均化回路11は(1)式により実現しても(2)式に
より実現してもいつこうにさしつかえない。
以上のことからわかるように、この平均化回路
11の目的は、新規な画像データCnと既に書き
込まれている画像データDnとの平均をとること
により、デイジタル画像信号中のランダムな雑音
成分を除去し、表示画像のS/N比の向上をめざ
すものである。係数α、βは画像の性質、特徴に
より最適な値になるように選択できる。
前記タイミングにより第1図の画像メモリ13
に書き込まれたデイジタル画像データは、読出し
制御回路12の制御により、第3−1図C又は第
3−2図D(C図のタイミングを時間的に拡大し
た図)の読み出しサイクルのタイミングに従つ
て、2画素づつ順次読み出される。
ここに前述の2画素づつ画像メモリ13を読出
すのは画像メモリ13を書き込み制御回路10と
読み出し制御回路12のそれぞれによつて時分割
的に制御できるために必要なのであつて、必ずし
も2画素でなくとも、これ以上の複数画素を同時
に読み出すようにしてもよい。画像メモリ13の
読み出しのタイミングは、テレビ表示装置16の
同期信号に対応しており、標準テレビ方式に代表
される、テスタースキヤン方式により順次画像メ
モリ13をアクセスし読出されるようにする。
この画像メモリ13から2画素づつ読み出され
たデイジタル画像データ、例えば画像メモリ13
から読出される画像データp0,p1は、第3−2図
Eのタイミングによつていつたんバツフア回路1
4に書き込まれる。そしてそのバツフア回路14
に書き込まれた2画素づつのデイジタル画像デー
タ、例えばp0,p1は第3−2図Fのタイミングで
一画素づつのシリアルなデイジタル画像データと
してD/A変換器15に入力され、このD/A変
換器15によりデイジタル画像データをアナログ
のビデオ信号に変換するものである。
テレビ表示装置16は前記アナログビデオ信号
と読み出し制御回路12によつて得られる同期信
号とによつて画像メモリ13の画像データをブラ
ウン管上に表示する装置である。
次に本考案の主要機能であるバツフア回路8又
は9のデータを画像メモリ13に転送する時の書
き込みアドレスの発生法について説明する。画像
メモリ13の読み出しアドレスは前記の説明のご
とく常時読み出し制御回路12によつてラスタス
キヤンされているわけであるが、書き込みアドレ
スの値は、探触子2の位置と探触子2によつて発
射される超音波パルスの方向によつて決定され
る。
その探触子2の位置と超音波パルスの発生位置
を検出し、その値から書き込みアドレスを発生す
る回路が、座標検出機構5および座標変換回路6
である。
座標検出機構5の一具体例について第2図によ
り説明する。
本図において23,24,25はそれぞれ長さ
がl1,l2,l3である腕木であり、支点O,P,Q
の3点で接続され、二次元的な自由度をもつて、
自由に動くことが可能となつている。そしてO,
P,Qにはそれぞれ角度検出器が内蔵されてお
り、腕木のそれぞれの支点での角度φ1,φ2,φ3
をおのおの電気信号で出力するものである。
第2図の26は探触子であり、これは第1図の
2と同一のものと考えて、さしつかえない。
探触子26は前記圧電振動子を直線状にn個全
長uに等間隔並べたものであり、腕木25に垂直
にとりつけられているものとし、その厚さは腕木
の長さに比べて極めてうすいものと考える。そし
てn個の圧電振動子は探触子26の一端Sから他
端Tへと1つもしくは複数個が順次電子的に走査
される。ここに探触子26から発射される超音波
パルスの伝搬していく平面と、腕木23,24,
25が動くことができる平面は同一平面となるよ
うに探触子26は取り付けられている。
座標変換回路6は座標検出機構5で得られた腕
木23,24,25のそれぞれの角度φ1,φ2
φ3と超音波装置4から発生される同期信号とか
ら探触子より得られる超音波画像信号の座標位置
を演算し、その演算結果を画像メモリ13の書き
込みアドレスとして書き込み制御回路10へ転送
するものである。
さて、次に座標位置の演算について説明する。
第2図において、支点OをXY座標の原点と
し、座標軸を同図のごとく定めるとすると、まず
探触子26の中点Rの座標値(XR,YR)は次の
式(3)式(4)によつて与えられる。
XR=l1cosφ1+l2cosφ2 +l3cosφ3 (3) YR=l1sinφ1+l2sinφ2 +l3sinφ3 (4) 次に探触子26によつて得られる超音波断層像
の座標値について考える。例えば、いま探触子2
6のn個の圧電振動子にSからTへ1つづつ順次
電気パルスを加え、超音波パルスを発生させ、ち
ようどni番目の圧電振動子を駆動した時に電気パ
ルスを加えてからt秒後に点Aからの超音波反射
信号が検出されたものと考える。この時の点Aの
座標(XA,YA)は、今超音波の媒質の音速が毎
秒1500mとすると、次の(5)式(6)式によつて与えら
れる。
XA=XR+u(ni/n−1/2)sinφ3 +750tcosφ3 (5) YA=YR+u(ni/n−1/2)cosφ3 +750tsinφ3 (6) (5)式(6)式における第2項及び第3項について検
討してみる。いま P(i)=u(ni/n−1/2) (7)}とすると Q(t)=750t 第2図の探触子26を拡大した第6図において
(7)式は探触子26の中心点Rから被駆動圧電振動
子ni32までの距離を表わし、(8)式は前記被駆動
圧電振動子32から被検体A33までの距離を示
していることになり、この(7)式及び(8)式を基礎と
した計算式である(5)式及び(6)式の意味が理解され
ると思われる。
座標変換回路6は座標検出機構5より得られる
φ1,φ2,φ3と超音波装置4より得られるni及び
tを用いて(5)式(6)式を高速に演算し、それによつ
て得られた座標値(XA,YA)から画像データの
画像メモリ13への書き込みアドレス(XW
XW)を発生するものである。なお、この書き込
みアドレス(XW,YW)は前記演算によつて得ら
れた(XA,YA)の定数倍、即ち、(9)式、(10)式に
よつて求められる。
XW=PXA (9) YW=QYA (10) ここにP,Qは適当な実数である。
第4図は、平均化回路11の詳細な一実施例で
ある。また、第4図の動作タイミングの詳細な第
5図に示す。
第4図において係数演算回路27は、前記(1)式
においてαCnを演算するものであり、係数演算回
路28は、(1)式においてβCnを演算するものであ
る。加算回路29は、前記係数演算回路27及び
28によつて得られた演算結果を加算する回路で
あり、割算回路30は加算回路29によつて得ら
れた演算結果を(α+β)で割ることにより、デ
イジタル画像データを平均化する回路である。
定数設定回路31は、前記係数αβ及び(α+
β)を設定するとともに、前記係数演算回路2
7,28及び割算回路30の動作制御を行うもの
である。
第5図は平均化回路の動作タイミングを示す図
である。
第5図Gの書き込みサイクル、読み出しサイク
ルのタイミングは、第3−1図Cの書き込みサイ
クル、読み出しサイクルに対応している。また、
第5図Iは第3−1図A又はBの書き込みサイク
ルのタイミングに対応し、H及びJのタイミング
は書き込み制御回路10により制御される。画像
メモリ13に、第5図に示す動作を行わせるため
には通常メモリにおけるリード・モデイフアイ・
ライト・モード(Read modified write mode)
を使用することにより容易に実現することができ
る。
以上本装置の構成によつて、探触子2を一平面
内で自由に移動させることにより、その探触子2
の動きに対応した位置の超音波断層像が、テレビ
表示装置16に表示されることになり、今までの
装置では得られなかつた極めて広範囲の超音波断
層像を得ることができる。
本装置を用いて超音波断層像を得る実際時の表
示例を第7図に示す。
第7図において、aは本装置の探触子を被検体
に接触させている時の見取り図であり、bは従来
の電子走査型診断装置による表示像、即ち表示装
置3に表示される像、cは本考案による表示装置
16に表示される表示像である。
第7図aにおいて36,37,38は同一の探
触子を36から37、そして38へ移動し、現存
は38の位置にあることを示している。34は、
被検体の表面、35は被検体内の音響インピーダ
ンスの異なる部分である。また、上記のごとく広
範囲にわたり被検体の超音波断層像を表示しよう
とすると、探触子を移動する一定時間間隔の間に
被検体であるたとえば人体等の姿勢、位置が変化
する可能性があり、その場合には映像に歪みや、
不連続面が生じ診断に有効な映像表示が得られに
くくなる。
この場合には、上記加重平均化処理を施すこと
により、被検体の移動が生じても映像が広範囲に
わたり連続的に表示されることになり、診断上き
わめて有効な表示映像を得ることが可能となる。
さらに、被検体の位置が固定されている場合に
は、上記加重平均化処理を施すことにより表示映
像のS/N比の改善効果も得られることができ
る。
表示像bは探触子の現存位置38によつて得ら
れる超音波断層像のみを表示しているのに対し、
表示像cにおいては36,37,38各位置にお
ける表示画像を合成した形で超音波断層像が表示
されていることがわかる。
また本装置を用いることにより、第8図に示す
ように被観測物体42と被検体表面40との間に
音波の伝搬しない物体41が存在した時に探触子
を43,44,45と移動させて超音波の伝搬す
る部分から得られる部分的な断層像を合成し被観
測物体42の断層像を容易に表示することが可能
となる。
さらに、本説明において探触子はリニヤスキヤ
ン型のものを用いているが、この探触子は第9図
に示すごとく、セクタスキヤンの方式によるもの
で、いつこうにさしつかえない、但し、この時に
は、入力画像の座標検出の演算は前記説明(3)式(6)
式に多少の変更を必要とする。
なお、第9図において43,44,45は探触
子とその移動を、46は被検体を表わしている。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成され機能するので、
従来の走査変換管のダイナミツクレンジの限界に
よる前述した致命的な問題点を解決し、超音波診
断装置として被検体内部の状態を外部からその位
置関係を広範囲にわたり正しく検出して高品位な
画像を表示するようにしたものである。
なお、本考案は医用に限定されるものではな
く、材料内部に空洞や割れ目等音響インピーダン
スの変化する部分を含む被検体内部の状態を診断
する場合にも用いることができることはいうまで
もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すブロツク図、
第2図は座標検出機構の一実施例を示す図、第3
−1図及び第3−2図は画像メモリとバツフア回
路との動作タイミングを示す図、第4図は平均化
回路の一実施例を示すブロツク図、第5図は平均
化回路の動作タイミングを示す図、第6図は第2
図の座標検出機構による座標検出の詳細な説明
図、第7図は本考案装置による表示例1、第8図
は本考案による表示例2、第9図は本考案による
表示例3。 1……従来の電子走査型超音波診断装置、5…
…座標検出機構、6……座標変換回路、10……
書き込み制御回路、11……平均化回路、13…
…画像メモリ、16……テレビ表示装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 多数個の圧電振動子が配列された探触子内の圧
    電振動子を電子走査方式で励振して被検物体内の
    音響インピーダンスの差異より得られる反射信号
    から超音波断層画像信号を表示するものにおい
    て、 被検物体の所望範囲全域にわたる内部状態を表
    示し得る容量をもつ画像メモリと、 前記探触子の多数個の圧電振動子から励振され
    ている当該圧電振動子のそれぞれの位置を検出
    し、これらの位置に対応する前記画像メモリ内の
    座標位置を計算する手段と、 前記超音波断層画像信号を標本量子化して得ら
    れた画像データを時分割により許容された時間帯
    に前記画像メモリ内の座標位置に逐次書き込み、
    かつ時分割により許容された別の読出し時間帯に
    前記画像メモリに記憶された画像データを複数画
    素読出しこれを表示させる手段と、 前記画像メモリに新規な画像データを書き込み
    更新する際に既に記憶されている対応位置の画像
    データと新規な画像データとの加重平均をした画
    像データにより更新を行なわしむるデータ処理手
    段とを具備して、 所望の位置に移動させ各位置に対応して得られ
    る超音波断層画像を表示させて探触子移動範囲全
    域にわたり被検体の超音波断層画像を表示するよ
    うにしたデイジタル画像表示装置。
JP1987018166U 1987-02-10 1987-02-10 Expired JPH0210474Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987018166U JPH0210474Y2 (ja) 1987-02-10 1987-02-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987018166U JPH0210474Y2 (ja) 1987-02-10 1987-02-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62146977U JPS62146977U (ja) 1987-09-17
JPH0210474Y2 true JPH0210474Y2 (ja) 1990-03-15

Family

ID=30811591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987018166U Expired JPH0210474Y2 (ja) 1987-02-10 1987-02-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0210474Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6554770B1 (en) * 1998-11-20 2003-04-29 Acuson Corporation Medical diagnostic ultrasound imaging methods for extended field of view
JP2001087267A (ja) * 1999-09-27 2001-04-03 Seikosha:Kk 超音波体肢横断面画像撮影装置
US20100262013A1 (en) * 2009-04-14 2010-10-14 Smith David M Universal Multiple Aperture Medical Ultrasound Probe

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5246881A (en) * 1975-10-09 1977-04-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd Ultrasonic video device
JPS5315020A (en) * 1976-07-26 1978-02-10 Hughes Aircraft Co Scanning converter

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5246881A (en) * 1975-10-09 1977-04-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd Ultrasonic video device
JPS5315020A (en) * 1976-07-26 1978-02-10 Hughes Aircraft Co Scanning converter

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62146977U (ja) 1987-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0545714A1 (en) Aberration correction using beam data from a phased array ultrasonic scanner
JPH1142224A (ja) 超音波診断装置
JPH0394739A (ja) 超音波診断装置
JP3070133B2 (ja) 超音波診断装置
JPH0352034B2 (ja)
JPS63317141A (ja) 超音波診断装置
JPS61191347A (ja) 超音波診断装置
JPH0210474Y2 (ja)
JP2763126B2 (ja) カラー超音波診断装置
JP3544722B2 (ja) 超音波診断装置
JP3363513B2 (ja) 超音波診断装置
JPS6157017B2 (ja)
JPH0838470A (ja) 超音波診断装置
JPH0499566A (ja) 超音波診断装置
JPH0838475A (ja) 超音波診断装置
JPS6214294B2 (ja)
JP4666793B2 (ja) 超音波診断装置
JPH04152939A (ja) 超音波診断装置
JPH0947453A (ja) 超音波診断装置
JPS63309246A (ja) 超音波診断装置
JPS6314626B2 (ja)
JPS6240021B2 (ja)
JP2000014673A (ja) 超音波診断装置
JPH08280678A (ja) 超音波診断装置
JPH07213521A (ja) 超音波診断装置における三次元像表示方法