JPH019742Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH019742Y2 JPH019742Y2 JP1985032957U JP3295785U JPH019742Y2 JP H019742 Y2 JPH019742 Y2 JP H019742Y2 JP 1985032957 U JP1985032957 U JP 1985032957U JP 3295785 U JP3295785 U JP 3295785U JP H019742 Y2 JPH019742 Y2 JP H019742Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- dash panel
- cowl
- section
- panel upper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D25/00—Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
- B62D25/08—Front or rear portions
- B62D25/081—Cowls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering Controls (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は自動車の車体構造に関するものであ
る。
る。
(従来技術)
従来、カウルパネルと断面が略L字形状のダツ
シユパネルアツパーとで箱型の断面を形成した自
動車のカウル部構造が提案されている(実開昭56
−54669号公報参照)ものの、フロントガラスの
面積を広くとれないという問題点があり、またこ
の構造ではカウルの剛性が不充分であるため、衝
突時にダツシユパネルアツパーが変形したり、つ
ぶれたりしやすく、アイドリング時における車体
振動に共振してステアリングコラムが振動すると
いう問題点が生じていた。
シユパネルアツパーとで箱型の断面を形成した自
動車のカウル部構造が提案されている(実開昭56
−54669号公報参照)ものの、フロントガラスの
面積を広くとれないという問題点があり、またこ
の構造ではカウルの剛性が不充分であるため、衝
突時にダツシユパネルアツパーが変形したり、つ
ぶれたりしやすく、アイドリング時における車体
振動に共振してステアリングコラムが振動すると
いう問題点が生じていた。
(考案の目的)
本考案は前記従来の問題点に鑑みなされたもの
で、フロントガラスの面積を広くとることがで
き、かつ剛性の点でも充分な強度を得られる自動
車のカウル部構造を提供することを目的とする。
で、フロントガラスの面積を広くとることがで
き、かつ剛性の点でも充分な強度を得られる自動
車のカウル部構造を提供することを目的とする。
(考案の構成)
本考案における前記目的を達成するための手段
は、カウルパネルとダツシユパネルアツパーとで
箱型の断面を形成した自動車のカウル部構造であ
つて、前記ダツシユパネルアツパーは断面が略S
字形状に形成されており、前記ダツシユパネルア
ツパーの下コーナー部外側にはステアリングコラ
ムを支持するステアリングブラケツトが固着さ
れ、該ステアリングブラケツトと対向する位置
で、前記下コーナー部内側にはステアリングガセ
ツトが設けられ、前記ダツシユパネルアツパーと
該ステアリングガセツトは下部閉断面を形成し、
前記ダツシユパネルアツパーの上コーナー部内側
にはダツシユアツパーレインフオースメントメン
バーが設けられ、前記ダツシユパネルアツパーと
該ダツシユアツパーレインフオースメントメンバ
ーは車両幅方向全体にわたつて上部閉断面を形成
し、前記ステアリングガセツトの上端部と前記ダ
ツシユアツパーレインフオースメントメンバーの
下端部は前記ダツシユパネルアツパーを介して三
枚で重合溶接されていることを特徴とするもので
ある。
は、カウルパネルとダツシユパネルアツパーとで
箱型の断面を形成した自動車のカウル部構造であ
つて、前記ダツシユパネルアツパーは断面が略S
字形状に形成されており、前記ダツシユパネルア
ツパーの下コーナー部外側にはステアリングコラ
ムを支持するステアリングブラケツトが固着さ
れ、該ステアリングブラケツトと対向する位置
で、前記下コーナー部内側にはステアリングガセ
ツトが設けられ、前記ダツシユパネルアツパーと
該ステアリングガセツトは下部閉断面を形成し、
前記ダツシユパネルアツパーの上コーナー部内側
にはダツシユアツパーレインフオースメントメン
バーが設けられ、前記ダツシユパネルアツパーと
該ダツシユアツパーレインフオースメントメンバ
ーは車両幅方向全体にわたつて上部閉断面を形成
し、前記ステアリングガセツトの上端部と前記ダ
ツシユアツパーレインフオースメントメンバーの
下端部は前記ダツシユパネルアツパーを介して三
枚で重合溶接されていることを特徴とするもので
ある。
本考案における作用は、ダツシユパネルアツパ
ーは断面が略S字形状に形成されており、フロン
トガラスの面積を広くすることができるととも
に、ダツシユパネルアツパーの下コーナー部には
下部閉断面が、上コーナー部には上部閉断面がそ
れぞれ形成されて補強され、かつ下部閉断面を形
成するステアリングガセツトの上端部と上部閉断
面を形成するダツシユアツパーレインフオースメ
ントメンバーの下端部はダツシユパネルアツパー
を介して三枚で重合されており、下コーナー部お
よび上コーナー部はカウルパネルにより支えられ
るので、ダツシユパネルアツパーは充分な剛性を
得ることができる。
ーは断面が略S字形状に形成されており、フロン
トガラスの面積を広くすることができるととも
に、ダツシユパネルアツパーの下コーナー部には
下部閉断面が、上コーナー部には上部閉断面がそ
れぞれ形成されて補強され、かつ下部閉断面を形
成するステアリングガセツトの上端部と上部閉断
面を形成するダツシユアツパーレインフオースメ
ントメンバーの下端部はダツシユパネルアツパー
を介して三枚で重合されており、下コーナー部お
よび上コーナー部はカウルパネルにより支えられ
るので、ダツシユパネルアツパーは充分な剛性を
得ることができる。
したがつて、衝突時におけるダツシユパネルア
ツパーの変形、つぶれを防止し、かつ車体振動時
におけるステアリング振動の発生を抑制すること
ができる。
ツパーの変形、つぶれを防止し、かつ車体振動時
におけるステアリング振動の発生を抑制すること
ができる。
(実施例)
以下、本考案による自動車のカウル部構造の一
実施例を図面に基いて説明する。
実施例を図面に基いて説明する。
第2図に示すように、カウルパネル1は車体の
前後方向に延びるパネル1aと車体の上下方向に
延びるパネル1bからなり、該パネル1aの後端
部にはフロントガラス2の下端部が支持されてい
る。
前後方向に延びるパネル1aと車体の上下方向に
延びるパネル1bからなり、該パネル1aの後端
部にはフロントガラス2の下端部が支持されてい
る。
前記カウルパネル1aの後端部にはまた、断面
が略S字形状とされたダツシユパネルアツパー3
の一端部が固着され、カウルパネル1bの下端部
にはダツシユパネルアツパー3の他端部が固着さ
れており、カウルパネル1とダツシユパネルアツ
パー3は箱型の断面を形成している。
が略S字形状とされたダツシユパネルアツパー3
の一端部が固着され、カウルパネル1bの下端部
にはダツシユパネルアツパー3の他端部が固着さ
れており、カウルパネル1とダツシユパネルアツ
パー3は箱型の断面を形成している。
前記ダツシユパネルアツパー3の下コーナー部
3aには断面ハツト状のステアリングブラケツト
アツパー4および断面逆ハツト状のステアリング
ブラケツトロアー5がスポツト溶接により接合さ
れている。ステアリングブラケツトアツパー4と
ステアリングブラケツトロアー5は互いに接合さ
れていて、該ステアリングブラケツトロアー5に
はステアリングコラムホルダー6を介してステア
リングコラム7が支持されている。
3aには断面ハツト状のステアリングブラケツト
アツパー4および断面逆ハツト状のステアリング
ブラケツトロアー5がスポツト溶接により接合さ
れている。ステアリングブラケツトアツパー4と
ステアリングブラケツトロアー5は互いに接合さ
れていて、該ステアリングブラケツトロアー5に
はステアリングコラムホルダー6を介してステア
リングコラム7が支持されている。
前記ステアリングブラケツトアツパー4および
ステアリングブラケツトロアー5と対向する位置
で、前記下コーナー部3a内側にはステアリング
ガセツト8が設けられており、ダツシユパネルア
ツパー3とステアリングガセツト8は下部閉断面
9を形成している。
ステアリングブラケツトロアー5と対向する位置
で、前記下コーナー部3a内側にはステアリング
ガセツト8が設けられており、ダツシユパネルア
ツパー3とステアリングガセツト8は下部閉断面
9を形成している。
前記ダツシユパネルアツパー3の上コーナー部
3b内側にはダツシユアツパーレインフオースメ
ントメンバー10が設けられており、ダツシユパ
ネルアツパー3とダツシユアツパーレインフオー
スメントメンバー10は車両幅方向全体にわたつ
て上部閉断面11を形成している。
3b内側にはダツシユアツパーレインフオースメ
ントメンバー10が設けられており、ダツシユパ
ネルアツパー3とダツシユアツパーレインフオー
スメントメンバー10は車両幅方向全体にわたつ
て上部閉断面11を形成している。
そして、前記ステアリングガセツト8の上端部
とダツシユアツパーレインフオースメントメンバ
ー10の下端部は接合箇所3cにて、ダツシユパ
ネルアツパー3を介して三枚でスポツト溶接等の
手段により重合溶接されている。
とダツシユアツパーレインフオースメントメンバ
ー10の下端部は接合箇所3cにて、ダツシユパ
ネルアツパー3を介して三枚でスポツト溶接等の
手段により重合溶接されている。
このように、前記ダツシユパネルアツパー3を
略S字形状として、下コーナー部3aでカウル部
の必要限度の大きさを確保しつつ、上コーナー部
3bを車体前方側に偏位させているため、フロン
トガラス2は下部前方まで張り出されてフロント
ガラスの面積を広くできるとともに、断面を略S
字形状にしたダツシユパネルアツパー3の下コー
ナー部3aには下部閉断面9が、上コーナー部3
bには上部閉断面11が形成されて補強され、か
つ下コーナー部3aはステアリングガセツト8、
ダツシユアツパーレインフオースメントメンバー
10を介して、また上コーナー部3bは同メンバ
ー10を介して比較的堅固なカウルパネル1aに
支持されているので、ダツシユパネルアツパー3
は充分な剛性を得ることができる。
略S字形状として、下コーナー部3aでカウル部
の必要限度の大きさを確保しつつ、上コーナー部
3bを車体前方側に偏位させているため、フロン
トガラス2は下部前方まで張り出されてフロント
ガラスの面積を広くできるとともに、断面を略S
字形状にしたダツシユパネルアツパー3の下コー
ナー部3aには下部閉断面9が、上コーナー部3
bには上部閉断面11が形成されて補強され、か
つ下コーナー部3aはステアリングガセツト8、
ダツシユアツパーレインフオースメントメンバー
10を介して、また上コーナー部3bは同メンバ
ー10を介して比較的堅固なカウルパネル1aに
支持されているので、ダツシユパネルアツパー3
は充分な剛性を得ることができる。
したがつて、衝突時にダツシユパネルアツパー
3の変形、つぶれが防止され、かつ車体の振動に
共振してステアリングコラム7が振動するのを抑
制できる。
3の変形、つぶれが防止され、かつ車体の振動に
共振してステアリングコラム7が振動するのを抑
制できる。
(考案の効果)
以上のように本考案による自動車のカウル部構
造によれば、フロントガラスの面積を広くすると
ともに、ダツシユパネルアツパーの剛性を充分高
めることができるという優れた効果を得ることが
できる。
造によれば、フロントガラスの面積を広くすると
ともに、ダツシユパネルアツパーの剛性を充分高
めることができるという優れた効果を得ることが
できる。
第1図は本考案による自動車のカウル部構造の
一実施例を具備した自動車車体を示す平面図、第
2図は第1図の−線における断面図である。 1……カウルパネル、3……ダツシユパネルア
ツパー、3a……下コーナー部、3b……上コー
ナー部、4……ステアリングブラケツトアツパ
ー、5……ステアリングブラケツトロアー、7…
…ステアリングコラム、8……ステアリングガセ
ツト、9……下部閉断面、10……ダツシユアツ
パーレインフオースメントメンバー、11……上
部閉断面。
一実施例を具備した自動車車体を示す平面図、第
2図は第1図の−線における断面図である。 1……カウルパネル、3……ダツシユパネルア
ツパー、3a……下コーナー部、3b……上コー
ナー部、4……ステアリングブラケツトアツパ
ー、5……ステアリングブラケツトロアー、7…
…ステアリングコラム、8……ステアリングガセ
ツト、9……下部閉断面、10……ダツシユアツ
パーレインフオースメントメンバー、11……上
部閉断面。
Claims (1)
- カウルパネルとダツシユパネルアツパーとで箱
型の断面を形成したカウル部構造において、前記
ダツシユパネルアツパーは断面が略S字形状に形
成されており、前記ダツシユパネルアツパーの下
コーナー部外側にはステアリングコラムを支持す
るステアリングブラケツトが固着され、該ステア
リングブラケツトと対向する位置で、前記下コー
ナー部内側にはステアリングガセツトが設けら
れ、前記ダツシユパネルアツパーと該ステアリン
グガセツトは下部閉断面を形成し、前記ダツシユ
パネルアツパーの上コーナー部内側にはダツシユ
アツパーレインフオースメントメンバーが設けら
れ、前記ダツシユパネルアツパーと該ダツシユア
ツパーレインフオースメントメンバーは車両幅方
向全体にわたつて上部閉断面を形成し、前記ステ
アリングガセツトの上端部と前記ダツシユアツパ
ーレインフオースメントメンバーの下端部は前記
ダツシユパネルアツパーを介して三枚で重合溶接
されていることを特徴とする自動車のカウル部構
造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985032957U JPH019742Y2 (ja) | 1985-03-07 | 1985-03-07 | |
KR2019850007697U KR900003571Y1 (ko) | 1985-03-07 | 1985-06-25 | 자동차의 카울부 구조 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985032957U JPH019742Y2 (ja) | 1985-03-07 | 1985-03-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61148768U JPS61148768U (ja) | 1986-09-13 |
JPH019742Y2 true JPH019742Y2 (ja) | 1989-03-17 |
Family
ID=30534956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985032957U Expired JPH019742Y2 (ja) | 1985-03-07 | 1985-03-07 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH019742Y2 (ja) |
KR (1) | KR900003571Y1 (ja) |
-
1985
- 1985-03-07 JP JP1985032957U patent/JPH019742Y2/ja not_active Expired
- 1985-06-25 KR KR2019850007697U patent/KR900003571Y1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61148768U (ja) | 1986-09-13 |
KR860011773U (ko) | 1986-10-06 |
KR900003571Y1 (ko) | 1990-04-28 |
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