JPH0195518A - ボロンの選択拡散方法 - Google Patents
ボロンの選択拡散方法Info
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- JPH0195518A JPH0195518A JP25307687A JP25307687A JPH0195518A JP H0195518 A JPH0195518 A JP H0195518A JP 25307687 A JP25307687 A JP 25307687A JP 25307687 A JP25307687 A JP 25307687A JP H0195518 A JPH0195518 A JP H0195518A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はボロンの選択拡散方法であって硅素半導体にボ
ロンをp形不純物としてとくに高濃度で選択拡散し、か
つ半導体表面に清浄な酸化硅素膜を形成するに適する方
法に関する。
ロンをp形不純物としてとくに高濃度で選択拡散し、か
つ半導体表面に清浄な酸化硅素膜を形成するに適する方
法に関する。
よく知られているように半導体装置の製作に当たっては
、p形あるいはn形の不純物を半導体基体内に所定の濃
度や深さに選択拡散することにより半導体層を作り込み
、半導体層間に接合を形成しながらダイオードやトラン
ジスタなどが個別素子や集積回路の形で作り込まれる。
、p形あるいはn形の不純物を半導体基体内に所定の濃
度や深さに選択拡散することにより半導体層を作り込み
、半導体層間に接合を形成しながらダイオードやトラン
ジスタなどが個別素子や集積回路の形で作り込まれる。
この各半導体層の作り込みに当たっては、1工程内で不
純物を所望の濃度と深さに拡散してしまうことも可能で
あるが、濃度と深さを正確に管理しあるいは拡散作業を
能率化するために、多(の場合−旦不純物 。
純物を所望の濃度と深さに拡散してしまうことも可能で
あるが、濃度と深さを正確に管理しあるいは拡散作業を
能率化するために、多(の場合−旦不純物 。
を半導体の表面に浅く高濃度で導入しておいた上で、高
温の熱拡散によりねらった濃度と深さに再拡散させてや
ることが行なわれる。このための半導体表面への不純物
の導入方法としては、イオン注入法がよく知られており
かつ広く採用されているが、所望の半導体層の不純物濃
度と拡散深さが大で従って多量の不純物導入が必要な場
合には、現在のイオン注入法では非常な長時間を要する
ので、いわゆる固相拡散法を含む固体、液体、気体状態
の不純物源を用いる不純物導入法によるのが一般的であ
る。
温の熱拡散によりねらった濃度と深さに再拡散させてや
ることが行なわれる。このための半導体表面への不純物
の導入方法としては、イオン注入法がよく知られており
かつ広く採用されているが、所望の半導体層の不純物濃
度と拡散深さが大で従って多量の不純物導入が必要な場
合には、現在のイオン注入法では非常な長時間を要する
ので、いわゆる固相拡散法を含む固体、液体、気体状態
の不純物源を用いる不純物導入法によるのが一般的であ
る。
一方、上記の半導体層の拡散はすべて所望の場所に選択
的に行なう要があり、このために拡散が不要な場所をマ
スクする膜が必要で、よく知られているようにこのマス
クとしての機能と半導体表面を安定な状態に保つ保護機
能とを兼ねて酸化硅素膜が一般的に採用される。この酸
化硅素膜には拡散に対するマスクとしての機能上は、不
純物を透過しないように十分な厚みを持たせることが必
要で、かつ保護機能上はその下の半導体表面を安定状態
に保ちうるように不純物により汚染されていない充分な
清浄度を持たせることが必要である。
的に行なう要があり、このために拡散が不要な場所をマ
スクする膜が必要で、よく知られているようにこのマス
クとしての機能と半導体表面を安定な状態に保つ保護機
能とを兼ねて酸化硅素膜が一般的に採用される。この酸
化硅素膜には拡散に対するマスクとしての機能上は、不
純物を透過しないように十分な厚みを持たせることが必
要で、かつ保護機能上はその下の半導体表面を安定状態
に保ちうるように不純物により汚染されていない充分な
清浄度を持たせることが必要である。
、以下、かかる酸化硅素膜を拡散用マスクとして用い、
前述の不純物源を用いる不純物導入法と熱拡散法とによ
り、半導体内に高濃度の深い拡散層を作る従来方法を第
2図を参照しながら説明する。
前述の不純物源を用いる不純物導入法と熱拡散法とによ
り、半導体内に高濃度の深い拡散層を作る従来方法を第
2図を参照しながら説明する。
第2図はp形の基板1に強いn形の埋込拡散層2を介し
てn形の高抵抗性のエピタキシャル層を成長させた基体
に対し、エピタキシャル層3の表面から同図+d+に示
す強いp形の分ig層6を基板1に達するように深く選
択拡散させることにより、エピタキシャル113を集積
回路用の回路要素を作り込むべき部分領域に接合分離す
る例を示すものである。各部分領域にはその中に作り込
まれる回路要素からふつう正、の電圧が掛かるので、接
合分離上は上記のようにエピタキシャルI’J 3をn
形に分6116をp形にする°要があり、分離N6用の
不純物としてはボロンが一般的に用いられる。
てn形の高抵抗性のエピタキシャル層を成長させた基体
に対し、エピタキシャル層3の表面から同図+d+に示
す強いp形の分ig層6を基板1に達するように深く選
択拡散させることにより、エピタキシャル113を集積
回路用の回路要素を作り込むべき部分領域に接合分離す
る例を示すものである。各部分領域にはその中に作り込
まれる回路要素からふつう正、の電圧が掛かるので、接
合分離上は上記のようにエピタキシャルI’J 3をn
形に分6116をp形にする°要があり、分離N6用の
不純物としてはボロンが一般的に用いられる。
同図(alの工程では、酸化硅素膜4をエピタキシャル
N3の全面にスチーム酸化法等によりふつうは0.4〜
086μの厚みに付けた上でフォトプロセスにより窓5
を抜く、同図(blは不純物の導入工程で、例えば導入
すべき不純物がn形の場合は窒化ボロン(BN)を固相
の不純物源とする固相拡散法により、窓5のエピタキシ
ャル層3の表面に不純物6aを1−程度の厚みに固溶限
−杯の高濃度で浅く導入する。このとき窓5のエピタキ
シャルN3の表面上には不純物が若干堆積ないしは付着
しており、窓部以外の酸化硅素I!14の表面にはかな
り多量の不純物が入り込んで、図で模式的に示したよう
に酸化硅素膜4は汚染部4aと清浄部4bとの二層構成
になる。このため、同図の)の工程では例えばふっ酸系
のエツチング液によって酸化硅素膜4の汚染部4aを溶
解除去する。最後の同図((1)の熱拡散工程では、窓
部のエピタキシャル層3の表面に導入された不純物6a
を高温下で例えば10n以上に深(拡散させて、基板に
まで到達するように分離層6をエピタキシャル層3内に
作り込む、この熱拡散はふつうは酸化性雰囲気内で行な
われ、これにより酸化硅素膜の清浄部4bが成長して酸
化硅素膜4cとなり、以後の工程におけるマスクやエピ
タキシャルN3の表面保護に用いられる。
N3の全面にスチーム酸化法等によりふつうは0.4〜
086μの厚みに付けた上でフォトプロセスにより窓5
を抜く、同図(blは不純物の導入工程で、例えば導入
すべき不純物がn形の場合は窒化ボロン(BN)を固相
の不純物源とする固相拡散法により、窓5のエピタキシ
ャル層3の表面に不純物6aを1−程度の厚みに固溶限
−杯の高濃度で浅く導入する。このとき窓5のエピタキ
シャルN3の表面上には不純物が若干堆積ないしは付着
しており、窓部以外の酸化硅素I!14の表面にはかな
り多量の不純物が入り込んで、図で模式的に示したよう
に酸化硅素膜4は汚染部4aと清浄部4bとの二層構成
になる。このため、同図の)の工程では例えばふっ酸系
のエツチング液によって酸化硅素膜4の汚染部4aを溶
解除去する。最後の同図((1)の熱拡散工程では、窓
部のエピタキシャル層3の表面に導入された不純物6a
を高温下で例えば10n以上に深(拡散させて、基板に
まで到達するように分離層6をエピタキシャル層3内に
作り込む、この熱拡散はふつうは酸化性雰囲気内で行な
われ、これにより酸化硅素膜の清浄部4bが成長して酸
化硅素膜4cとなり、以後の工程におけるマスクやエピ
タキシャルN3の表面保護に用いられる。
ところが、選択拡散すべき不純物がn形用のボロンであ
る場合、酸化硅素膜の不純物に対する不透過性が必ずし
も充分でなく、所望の拡散層の不純物濃度と深さが小な
ときにはあまり問題はないが、不純物濃度や深さが大で
第2図伽)の工程で半導体に導入すべき不純物量が多い
と、酸化硅素膜4内の清浄部4bを維持することが困難
になって来る。この本来清浄であ1べき部分にボロンが
混入していると、第2図(d)の熱拡散工程後の酸化硅
素膜4cにもボロンが残留することになり、このためそ
の下の高抵抗性のエピタキシャル層3の表面がp形に近
付いて、酸化硅素膜上に設けられる電極膜に電圧が掛か
ったときに表面がp形に反転して誤動作が生じやすくな
り、ボロンの残留量が多いとエピタキシャル層の表面が
常時p形に反転してしまって集積口路が不良になること
もある。
る場合、酸化硅素膜の不純物に対する不透過性が必ずし
も充分でなく、所望の拡散層の不純物濃度と深さが小な
ときにはあまり問題はないが、不純物濃度や深さが大で
第2図伽)の工程で半導体に導入すべき不純物量が多い
と、酸化硅素膜4内の清浄部4bを維持することが困難
になって来る。この本来清浄であ1べき部分にボロンが
混入していると、第2図(d)の熱拡散工程後の酸化硅
素膜4cにもボロンが残留することになり、このためそ
の下の高抵抗性のエピタキシャル層3の表面がp形に近
付いて、酸化硅素膜上に設けられる電極膜に電圧が掛か
ったときに表面がp形に反転して誤動作が生じやすくな
り、ボロンの残留量が多いとエピタキシャル層の表面が
常時p形に反転してしまって集積口路が不良になること
もある。
この問題を解決するために酸化硅素1114の厚みを最
初から増しておくことは可能であるが、2倍程度に厚み
を増して見てもあまり完全な解決にはならない、そこで
、第2図tc+の汚染部除去工程において清浄部4bの
方も含めて一旦酸化硅素膜を全部除去することが試みら
れたが、実際には酸化硅素膜を完全にをり除くことがか
なり困難で、若干でもボロンにより汚染された酸化硅素
膜が残っていると、以後に付けられる酸化硅素膜4cに
ボロンが混入してしまうので、実用上あまり有効な対策
になり得ない、逆に、酸化硅素膜の汚染部を除去した後
にスチーム酸化法により清浄部上に別の酸化硅素膜を付
けることにより、清浄部内に残存するボロンをこのスチ
ーム酸化膜の方に吸い出した上でスチーム酸化膜をエツ
チングにより取り除くこともできるが、これを複数回繰
り返えせばともかく手間の掛かる割に酸化硅素膜からボ
ロンを充分除去できない。
初から増しておくことは可能であるが、2倍程度に厚み
を増して見てもあまり完全な解決にはならない、そこで
、第2図tc+の汚染部除去工程において清浄部4bの
方も含めて一旦酸化硅素膜を全部除去することが試みら
れたが、実際には酸化硅素膜を完全にをり除くことがか
なり困難で、若干でもボロンにより汚染された酸化硅素
膜が残っていると、以後に付けられる酸化硅素膜4cに
ボロンが混入してしまうので、実用上あまり有効な対策
になり得ない、逆に、酸化硅素膜の汚染部を除去した後
にスチーム酸化法により清浄部上に別の酸化硅素膜を付
けることにより、清浄部内に残存するボロンをこのスチ
ーム酸化膜の方に吸い出した上でスチーム酸化膜をエツ
チングにより取り除くこともできるが、これを複数回繰
り返えせばともかく手間の掛かる割に酸化硅素膜からボ
ロンを充分除去できない。
本発明は上述のようにp形不純物としてボロンを選択拡
散させる方法に関し、上述のような問題点を解決してボ
ロンの選択拡散後に半導体表面に形成される酸化硅素膜
をボロンにより汚染されない清浄な状態に保つことを目
的とする。
散させる方法に関し、上述のような問題点を解決してボ
ロンの選択拡散後に半導体表面に形成される酸化硅素膜
をボロンにより汚染されない清浄な状態に保つことを目
的とする。
本発明はボロンの選択拡散を、半導体の全面に酸化硅素
膜と窒化硅素膜を不純物拡散用マスクとして順次付けた
上で不純物を拡散すべき領域の両膜に窓を抜くマスク膜
形成工程と、マスク膜の窓から不純物を半導体の表面に
浅く高濃度で導入する不純物導入工程と、マスク膜から
窒化硅素膜を取り除く窒化膜除去工程と、半導体表面に
導入された不純物を高温下で半導体内部に深く拡散させ
る熱拡散工程とを経て行なうこと、により上述の目的の
達成に成功したものである。
膜と窒化硅素膜を不純物拡散用マスクとして順次付けた
上で不純物を拡散すべき領域の両膜に窓を抜くマスク膜
形成工程と、マスク膜の窓から不純物を半導体の表面に
浅く高濃度で導入する不純物導入工程と、マスク膜から
窒化硅素膜を取り除く窒化膜除去工程と、半導体表面に
導入された不純物を高温下で半導体内部に深く拡散させ
る熱拡散工程とを経て行なうこと、により上述の目的の
達成に成功したものである。
前述の従来技術の記載からもわかるように、酸化硅素膜
のボロンに対する不透過性が必ずしも充分でない以上、
とくに高濃度で深い選択拡散用のマスクとして酸化硅素
膜だけを用いるのでは問題の解決にならないので、上記
の構成にいうように本発明では酸化硅素膜と窒化硅素膜
とからなる2層構成の膜を選択拡散用のマスクに用いる
。窒化硅素膜はほとんど全ての不純物について非常に不
透過性が良好なことが以前から知られており (例えば
、I E E E Trans、 Vol、、I!D
−13,No、7+p561〜563参照)、原理上は
窒化硅素膜だけをマスクとして用いることもできるので
あるが、その性状が硅素とかなり異なっており、半導体
表面に直接に窒化硅素膜を付けて試験して見ると、多分
半導体表面に界面準位がかなり多量に導入されるためと
思われるが、半導体の特性や安定性が悪くなることがわ
かった。従って、半導体表面の安定化上は最終的には清
浄な酸化硅素膜で覆ってやる要があり、窒化硅素膜をマ
スクとして用いてもこれを除去した上で酸化硅素膜を付
ける要がある。
のボロンに対する不透過性が必ずしも充分でない以上、
とくに高濃度で深い選択拡散用のマスクとして酸化硅素
膜だけを用いるのでは問題の解決にならないので、上記
の構成にいうように本発明では酸化硅素膜と窒化硅素膜
とからなる2層構成の膜を選択拡散用のマスクに用いる
。窒化硅素膜はほとんど全ての不純物について非常に不
透過性が良好なことが以前から知られており (例えば
、I E E E Trans、 Vol、、I!D
−13,No、7+p561〜563参照)、原理上は
窒化硅素膜だけをマスクとして用いることもできるので
あるが、その性状が硅素とかなり異なっており、半導体
表面に直接に窒化硅素膜を付けて試験して見ると、多分
半導体表面に界面準位がかなり多量に導入されるためと
思われるが、半導体の特性や安定性が悪くなることがわ
かった。従って、半導体表面の安定化上は最終的には清
浄な酸化硅素膜で覆ってやる要があり、窒化硅素膜をマ
スクとして用いてもこれを除去した上で酸化硅素膜を付
ける要がある。
ところが、窒化硅素膜を一旦半導体表面に直接に付けて
しまうと、表面の性質が変化してしまうためと思われる
が、その後に窒化硅素膜を酸化硅素膜で置き換えても、
性質の良好な酸化硅素膜が得られないことがわかった。
しまうと、表面の性質が変化してしまうためと思われる
が、その後に窒化硅素膜を酸化硅素膜で置き換えても、
性質の良好な酸化硅素膜が得られないことがわかった。
そこで、本発明では半導体表面にまずマスク膜形成工程
において上述のように酸化硅素膜と窒化硅素膜との二層
構成膜を付けて、その内の窒化硅素膜によりボロンの酸
化硅素膜への侵入を防ぎながら、不純物導入工程におい
て選択拡散すべき場所に明けた窓からボロンを半導体表
面部に導入した上で、次の窒化膜除去工程において酸化
硅素膜上から窒化硅素膜を取り除(、この二層膜中の酸
化硅素膜の厚みは実験結果によれば従来よりもかなり薄
い0.1−前後であってよく、この程度の1い酸化硅素
膜でも窒化硅素膜が半導体表面に与えうる悪影響をな(
すことができる、一方、窒化硅素膜の厚みは0.1〜0
.3n程度あればボロンの酸化硅素膜への侵入を充分防
止することができる。
において上述のように酸化硅素膜と窒化硅素膜との二層
構成膜を付けて、その内の窒化硅素膜によりボロンの酸
化硅素膜への侵入を防ぎながら、不純物導入工程におい
て選択拡散すべき場所に明けた窓からボロンを半導体表
面部に導入した上で、次の窒化膜除去工程において酸化
硅素膜上から窒化硅素膜を取り除(、この二層膜中の酸
化硅素膜の厚みは実験結果によれば従来よりもかなり薄
い0.1−前後であってよく、この程度の1い酸化硅素
膜でも窒化硅素膜が半導体表面に与えうる悪影響をな(
すことができる、一方、窒化硅素膜の厚みは0.1〜0
.3n程度あればボロンの酸化硅素膜への侵入を充分防
止することができる。
また、酸化硅素膜上の窒化硅素膜は例えばプラズマエツ
チングにより簡単に除去することができ、酸化硅素膜が
前述のように薄くてもこの除去時に酸化硅素膜が損傷を
蒙ることはない、この窒化膜除去工程後の熱拡散工程で
は、従来と同じ(半導体表面の所望の場所に導入された
ボロンを高温下で半導体内部に深(選択拡散させればよ
い。
チングにより簡単に除去することができ、酸化硅素膜が
前述のように薄くてもこの除去時に酸化硅素膜が損傷を
蒙ることはない、この窒化膜除去工程後の熱拡散工程で
は、従来と同じ(半導体表面の所望の場所に導入された
ボロンを高温下で半導体内部に深(選択拡散させればよ
い。
以上の構成かられかるように、本発明によればボロンの
半導体表面への導入時に酸化硅素膜は窒化硅素膜により
ボロンの侵入から安全に守られ、窒化硅素膜の除去後の
半導体表面は清浄な酸化硅素膜によって覆われることに
なり、これにより本発明の課題が解決される。
半導体表面への導入時に酸化硅素膜は窒化硅素膜により
ボロンの侵入から安全に守られ、窒化硅素膜の除去後の
半導体表面は清浄な酸化硅素膜によって覆われることに
なり、これにより本発明の課題が解決される。
以下、前の第2図に対応する第1図を参照しながら本発
明の詳細な説明する。第1図中の第2図と同じ部分には
同じ符号が付されている。
明の詳細な説明する。第1図中の第2図と同じ部分には
同じ符号が付されている。
第1図Ta)はマスク膜形成工程終了時の状態を示す、
基板lには例えばlO〜20Ω(2)の比抵抗をもつp
形の基板が用いられ、n形のエピタキシャル層3は例え
ば10Ifmの厚みに成長されその比抵抗は例えば1〜
2Ω備とされる。酸化硅素膜lOはエピタキシャル層3
の表面全体に例えば1000℃のスチーム酸化法や水素
と酸素との混合気中の酸化法により前述のように0.1
n前後の厚みに付けられる。
基板lには例えばlO〜20Ω(2)の比抵抗をもつp
形の基板が用いられ、n形のエピタキシャル層3は例え
ば10Ifmの厚みに成長されその比抵抗は例えば1〜
2Ω備とされる。酸化硅素膜lOはエピタキシャル層3
の表面全体に例えば1000℃のスチーム酸化法や水素
と酸素との混合気中の酸化法により前述のように0.1
n前後の厚みに付けられる。
窒化硅素膜20はこの酸化硅素膜10の全面上にシラン
系とアンモニアガスとを用いる700〜800℃のCV
D法により0.1〜0.3−の厚みに成長させる。
系とアンモニアガスとを用いる700〜800℃のCV
D法により0.1〜0.3−の厚みに成長させる。
これらの酸化硅素膜lOおよび窒化硅素膜20からなろ
二層のマスク−に図示のように窓5を明けるには、図示
しないレジスト膜を窒化硅素膜上に付けてそれに窓を設
け、これをマスクと゛して窒化硅素膜20をCFオガス
を用いろプラズマエツチング法等により、酸化硅素膜l
Oをぶつ酸系の化学エツチング法くよりそれぞれ抜く、
窒化硅素膜2oの窓抜きには燐酸系の化学エツチング法
を利用することもできる。以後、レジスト膜を例えばプ
ラズマ灰化法により取り除いて同図(alの状態とする
。
二層のマスク−に図示のように窓5を明けるには、図示
しないレジスト膜を窒化硅素膜上に付けてそれに窓を設
け、これをマスクと゛して窒化硅素膜20をCFオガス
を用いろプラズマエツチング法等により、酸化硅素膜l
Oをぶつ酸系の化学エツチング法くよりそれぞれ抜く、
窒化硅素膜2oの窓抜きには燐酸系の化学エツチング法
を利用することもできる。以後、レジスト膜を例えばプ
ラズマ灰化法により取り除いて同図(alの状態とする
。
同図中)は不純物導入工程後の状態を示すもので、窓5
の部分のエピタキシャル層3の表面に不純物としてのボ
ロン6aを例えば固相拡散法により固溶限である10茸
0原子/−の高濃度でln程度に薄く導入する。固相拡
散時の固体不純物源としては通例のように窒化ボロンを
用い、例えば1000℃の1%以下の微量酸素を含む酸
化性窒素雰囲気下で1時間程度掛けてボロンを導入する
。この導入には液体不純物源を用いる拡散や通常の気相
拡散法を用いてもよく、いずれもイオン注入法によるよ
りは短時間内で導入が可能であるが、固体不純物源を用
いる方法が最も能率的である。この工程では窓5内には
ボロンに富むごく薄いボロシリケートガラス膜6bがエ
ピタキシャル層3の表面に形成され、窒化硅素膜20の
表面にも薄くボロンがドープされるが、酸化硅素膜lO
へのボロンの侵入は窒化硅素膜20により防止される。
の部分のエピタキシャル層3の表面に不純物としてのボ
ロン6aを例えば固相拡散法により固溶限である10茸
0原子/−の高濃度でln程度に薄く導入する。固相拡
散時の固体不純物源としては通例のように窒化ボロンを
用い、例えば1000℃の1%以下の微量酸素を含む酸
化性窒素雰囲気下で1時間程度掛けてボロンを導入する
。この導入には液体不純物源を用いる拡散や通常の気相
拡散法を用いてもよく、いずれもイオン注入法によるよ
りは短時間内で導入が可能であるが、固体不純物源を用
いる方法が最も能率的である。この工程では窓5内には
ボロンに富むごく薄いボロシリケートガラス膜6bがエ
ピタキシャル層3の表面に形成され、窒化硅素膜20の
表面にも薄くボロンがドープされるが、酸化硅素膜lO
へのボロンの侵入は窒化硅素膜20により防止される。
同図(C)の窒化膜除去工程では、窒化硅素w120が
例えば前と同様なプラズマエツチング法により除去され
る。窒化硅素膜20の表面部にドープされたボロンはこ
の工程の初期に取り除かれ、上のプラズマエツチング法
は窒化硅素膜に対する選択性を有するので、酸化硅素膜
は除去されることなくその清浄面がこの工程完了時に露
出される。
例えば前と同様なプラズマエツチング法により除去され
る。窒化硅素膜20の表面部にドープされたボロンはこ
の工程の初期に取り除かれ、上のプラズマエツチング法
は窒化硅素膜に対する選択性を有するので、酸化硅素膜
は除去されることなくその清浄面がこの工程完了時に露
出される。
同図1d)の熱拡散工程は従来技術と同じであり、例え
ば1200℃の酸化性の窒素ガス雰囲気内で、5〜6時
間かけてエピタキシャル層3の表面に導入されたボロン
6aおよびボロシリケートガラス膜6b中に含有される
ボロンを10#11程度にまで深く拡散させて、基板1
に達する分離層6をエピタキシャル層3内に作り込む、
この間酸化硅素[10は0.5〜ln程度の厚い酸化硅
素膜11に成長され、この酸化硅素膜11の分離層6の
表面部には若干のボロン6aが含有されることになるが
とくに支障はな(、n形のエピタキシャル層3の上の酸
化硅素膜11は清浄に保たれる。なおこの工程終了時の
分離層6の表面部におけるボロン濃度はto”原子/d
程度になるのがふつうである。
ば1200℃の酸化性の窒素ガス雰囲気内で、5〜6時
間かけてエピタキシャル層3の表面に導入されたボロン
6aおよびボロシリケートガラス膜6b中に含有される
ボロンを10#11程度にまで深く拡散させて、基板1
に達する分離層6をエピタキシャル層3内に作り込む、
この間酸化硅素[10は0.5〜ln程度の厚い酸化硅
素膜11に成長され、この酸化硅素膜11の分離層6の
表面部には若干のボロン6aが含有されることになるが
とくに支障はな(、n形のエピタキシャル層3の上の酸
化硅素膜11は清浄に保たれる。なおこの工程終了時の
分離層6の表面部におけるボロン濃度はto”原子/d
程度になるのがふつうである。
上述のようにしてボロンドープの分離層6により接合分
離されたエピタキシャル層3内には、以後酸化硅素膜1
1をマスクとしてバイポーラ回路やMO3回路が通常の
ように作り込まれる6本発明により調製された基体内に
集積回路を作り込んで試験をした結果、MO3回路の場
合においても従来若干見られた半導体表面の不安定性に
起因する特性の変動は認められず、この要因に基づくと
考えられる不良は皆無であった。
離されたエピタキシャル層3内には、以後酸化硅素膜1
1をマスクとしてバイポーラ回路やMO3回路が通常の
ように作り込まれる6本発明により調製された基体内に
集積回路を作り込んで試験をした結果、MO3回路の場
合においても従来若干見られた半導体表面の不安定性に
起因する特性の変動は認められず、この要因に基づくと
考えられる不良は皆無であった。
以上の実施例においては、専ら本発明方法を集積回路用
基体の接合分離に適用した場合について説明したが、も
ちろん本発明はこれに限らずボロンの硅素半導体への選
択拡散とくに高不純物濃度の深い選択拡散用に広く適用
することが可能である。
基体の接合分離に適用した場合について説明したが、も
ちろん本発明はこれに限らずボロンの硅素半導体への選
択拡散とくに高不純物濃度の深い選択拡散用に広く適用
することが可能である。
以上の記載かられかるように本発明においては、半導体
の全面に酸化硅素膜と窒化硅素膜を不純物拡散用マスク
として順次付けた上で不純物を拡散すべき領域の両膜に
窓を抜くマスク膜形成工程と、マスク膜の窓から不純物
を半導体の表面に浅く高濃度で導入する不純物導入工程
と、マスク膜から窒化硅素膜を取り除(窒化膜除去工程
と、半導体表面に導入された不純物を高温下で半導体内
部に深く拡散させる熱拡散工程とを経て半導体にボロン
を選択拡散しか、つその表面に酸化硅素膜を形成するよ
うにしたので、選択拡散される範囲外の半導体表面上の
酸化硅素膜が不純物導入工程時に窒化硅素膜によりボロ
ンの侵入から有効に守られ、窒化膜除去工程および熱拡
散工程後の半導体表面がボロンを含まない清浄な酸化硅
素膜によって覆われる。これによって、本発明を実施後
の種々な工程を通じて半導体表面は常にこの酸化硅素膜
により保護ないしは安定化され、半導体内に作り込まれ
るダイオードやトランジスタの特性が安定化されその動
作信鯨性が向上される。
の全面に酸化硅素膜と窒化硅素膜を不純物拡散用マスク
として順次付けた上で不純物を拡散すべき領域の両膜に
窓を抜くマスク膜形成工程と、マスク膜の窓から不純物
を半導体の表面に浅く高濃度で導入する不純物導入工程
と、マスク膜から窒化硅素膜を取り除(窒化膜除去工程
と、半導体表面に導入された不純物を高温下で半導体内
部に深く拡散させる熱拡散工程とを経て半導体にボロン
を選択拡散しか、つその表面に酸化硅素膜を形成するよ
うにしたので、選択拡散される範囲外の半導体表面上の
酸化硅素膜が不純物導入工程時に窒化硅素膜によりボロ
ンの侵入から有効に守られ、窒化膜除去工程および熱拡
散工程後の半導体表面がボロンを含まない清浄な酸化硅
素膜によって覆われる。これによって、本発明を実施後
の種々な工程を通じて半導体表面は常にこの酸化硅素膜
により保護ないしは安定化され、半導体内に作り込まれ
るダイオードやトランジスタの特性が安定化されその動
作信鯨性が向上される。
本発明はボロンを高濃度でかつ深く選択拡散する場合に
とくに適し、従来技術に比べて窒化硅素膜の成長と除去
の工程が必要であるが、高性能で高信績性を要する高耐
圧の半導体装置や集積回路等の製作工程に適用して上述
の効果を得ることができる。
とくに適し、従来技術に比べて窒化硅素膜の成長と除去
の工程が必要であるが、高性能で高信績性を要する高耐
圧の半導体装置や集積回路等の製作工程に適用して上述
の効果を得ることができる。
第1図は本発明方法を集積回路用半導体基体の接合分離
に適用した実施例を工程ごとに示す該半導体基体の一部
拡大断面図、第2図は第1図に対応する従来技術を示す
集積回路用半導体基体の一部拡大断面図である0図にお
いて、 1:半導体基板、2:埋込拡散層、3:エピタキシャル
層、4:酸化硅素膜、5:窓、6:分離層、6a:不純
物としてのボロン、6b:ポロシリケートガラス膜、1
0:二層マスク膜を構成する酸化硅素膜、11:熱拡散
工程後の酸化硅素膜、20:窒化硅素膜、である。 代理人番埋士 山 口 武\1、− 10 6a 6bw1図 第2図
に適用した実施例を工程ごとに示す該半導体基体の一部
拡大断面図、第2図は第1図に対応する従来技術を示す
集積回路用半導体基体の一部拡大断面図である0図にお
いて、 1:半導体基板、2:埋込拡散層、3:エピタキシャル
層、4:酸化硅素膜、5:窓、6:分離層、6a:不純
物としてのボロン、6b:ポロシリケートガラス膜、1
0:二層マスク膜を構成する酸化硅素膜、11:熱拡散
工程後の酸化硅素膜、20:窒化硅素膜、である。 代理人番埋士 山 口 武\1、− 10 6a 6bw1図 第2図
Claims (1)
- 1)硅素半導体にボロンを不純物として選択拡散しかつ
半導体表面に酸化硅素膜を形成する方法であって、半導
体の全面に酸化硅素膜と窒化硅素膜を不純物拡散用マス
クとして順次付けた上で不純物を拡散すべき領域の両膜
に窓を抜くマスク膜形成工程と、マスク膜の窓から不純
物を半導体の表面に浅く高濃度で導入する不純物導入工
程と、マスク膜から窒化硅素膜を取り除く窒化膜除去工
程と、半導体表面に導入された不純物を高温下で半導体
内部に深く拡散させる熱拡散工程とを含むボロンの選択
拡散方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25307687A JPH0195518A (ja) | 1987-10-07 | 1987-10-07 | ボロンの選択拡散方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25307687A JPH0195518A (ja) | 1987-10-07 | 1987-10-07 | ボロンの選択拡散方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0195518A true JPH0195518A (ja) | 1989-04-13 |
Family
ID=17246158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25307687A Pending JPH0195518A (ja) | 1987-10-07 | 1987-10-07 | ボロンの選択拡散方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0195518A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7384441B2 (en) | 2002-03-19 | 2008-06-10 | Ngk Insulators, Ltd. | Honeycomb filter |
-
1987
- 1987-10-07 JP JP25307687A patent/JPH0195518A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7384441B2 (en) | 2002-03-19 | 2008-06-10 | Ngk Insulators, Ltd. | Honeycomb filter |
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