JPH019025Y2 - - Google Patents
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- JPH019025Y2 JPH019025Y2 JP11007483U JP11007483U JPH019025Y2 JP H019025 Y2 JPH019025 Y2 JP H019025Y2 JP 11007483 U JP11007483 U JP 11007483U JP 11007483 U JP11007483 U JP 11007483U JP H019025 Y2 JPH019025 Y2 JP H019025Y2
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- Japan
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- wheel
- moon
- moon phase
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Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
本考案は月齢表示をする時計の月齢表示用文字
板に関するものである。 月齢は新月の時刻から数えて、ある日の正午ま
での時間を日数の単位に表わしたもので、新月か
ら新月までを約29.5日で循環する。そのため歯数
59枚の月齢車に印刷した2つの円と文字板の窓を
形成する2つの山の組合わせで月の満ち欠けを表
示している。従つてこの表示方式に用いる月齢車
は2カ月で1回転している。 従来の月齢表示は第1図に示すように、文字板
1にあいた窓2の左の山形2aと右の山形2bは
新月(月齢:0)の時の円AとBの中心を結ぶ線
X上にある軸心43aを通り、線Xに直交する線
Yに対して対称位置にあり、かつ山形2aと2b
(R1とR2を結ぶ形状)は一つの円弧で形成されて
いた。この場合に山形2aの形状を決定するには
図に示すように円Aで新月を表示する時と月齢表
示が円AからBに切替わり、円Bによつて月齢
0.5を表わす時(月齢は右回転)の円AとBの
位置のズレ分δ(月齢車の1/2歯相当)を等分する
ようになる。又、山形2bについても同様で円A
で月齢29を表わした円A″と円Bで月齢0を表わ
した円Bの位置ズレ分δ′を等分している。そのた
め、円A,Bの印刷ズレ、月齢車3の躍制部材や
文字板1の窓2の形状等のバラツキを吸収でき
ず、左右の山から円A,Bの両方が見えたり、例
えば月齢29の時A″が隠れ、月齢0.5も隠れると新
月が2日存在する。従つて、月齢合わせをする場
合に基準となる新月が狂つてしまい合わせられな
い。これを防止するには調整機構を設けることで
回避できるが、コスト、時計スペース上問題であ
る。 本考案は月齢表示時計における上述の欠点を解
消するものであり、その目的とするところは月齢
合わせが簡単にできる月齢表示用文字板を提供す
ることにある。本考案による時計の月齢表示用文
字板は、文字板に穴明け形成された窓の中央から
一方の側及び他方の側にそれぞれに円弧により設
けられた山形部と、月齢車の回転中心を横切る線
上で回転中心に対して対称位置の前記月齢車の表
面に印刷され月を表示する2つの円との組み合わ
せにより月齢表示を行なう時計の月齢表示用文字
板において、前記山形部は前記文字板の前記窓の
中央から一方の側に設けられ複数以上の円弧によ
り形成された第1の山形部と、前記窓の中央から
他方の側に設けられ複数以上の円弧により形成さ
れた第2の山形部を有し、前記第1の山形部と前
記第2の山形部とが同時に月齢表面上の2つの前
記円が前記各々の山形部より前記窓側に突出しな
いよう非対称な異なる円弧形状で形成されてなる
ことを特徴とする。以下本考案による実施例を図
面に従つて詳述する。第2図、第3図は本考案の
修正機構を示す平面図、断面図である。巻真30
は押引き操作に追従するおしどり31、かんぬき
32、かんぬき押え33により、つづみ車34と
ともに通常携帯、修正、針合わせの三状態に位置
決めされる。つづみ車34は巻真30に遊合し、
巻真30の軸方向の移動及び回転操作に追従可能
に設定してある。通常携帯状態において、つづみ
車34は小鉄車35、修正車36のいずれにも噛
合つていない。修正状態において、つづみ車34
は乙歯34aが修正車36と噛合つている。針合
わせ状態において、つづみ車34は甲歯34bが
小鉄車35と噛合い巻真30の回転操作で針合わ
せを行なう。つづみ車34と修正車36は当然噛
合つていない。修正状態でつづみ車34と噛合う
修正車36は偏心ダボ36aを有しており、コレ
クタ37の穴と係合(嵌合はガタ)している。修
正車36は地板50に植設したピン38を回転軸
としている。コレクタ37と修正車36は、ジヤ
ンパA39の押えばね39aに押圧されており、
コレクタ37と修正車36との間に摩擦力をもた
せてコレクタ37に揺動力を与えている。40は
常時日の裏車(図示せず)と噛合つている筒歯車
40aと中間車40bから成る筒車で、ムーブメ
ントの中心に配置され時針7aを保持している。
中間車40bに噛合つている日回し車(金属薄板
をプレス加工している)41は、一歯のみ突出さ
せた日送り爪41aと月齢送り爪41bを有して
おり、24時間に1回転するよう設定してあるた
め、日車42及び月齢車43は各々日送り爪41
a及び月齢送り爪41bによつて1日に1歯送ら
れる(共に右回転する)。時計の12時方向に配置
した日車42は、地板50に植設した軸44に軸
承されており、月齢車43は日車42に軸承され
ている。又、日車42と月齢車43は径差をつけ
てあり、地板50と文字板26によつてアガキを
決められている。更に日車42はパイプ部に日針
27を保持している。月齢車43は歯数59枚で、
2つの月を表わす円AとBを軸心43aに対して
点対称に印刷等で形成してあり、印刷面は文字板
26の下面とのスレ防止のために段差をつけてあ
る。45は伝え車で、文字板側で月齢車43と噛
合い、地板側でコレクタ37と係合する厚みを有
している。又、アガキはジヤンパA39によつて
決定されている。ジヤンパA39は上述した機能
以外に月齢車43の位置決めをする躍制部39b
や日回し車41のアガキ更にはコレクタ37の先
端部を作動可能にアガキをもたせて押えている。
ジヤンパB46は日車42の位置決めをする躍制
部46aが落下等の衝撃によつて地板50の表側
に配置したコイルにあたり、コイル切れを防止す
る機能をもたせた曲げ部46bを有している。ジ
ヤンパA39,B46は、地板50に植設したピ
ンによつて位置決めされ、止ねじによつて地板5
0に固定されている。又日車42と月齢車43を
躍制している夫々のばねは略平行に配置してあ
る。文字板下板47は、地板50と文字板26の
間に介在させたスペーサである。51は電池であ
り表側(おしどり31等と同じ)に配置してあ
り、裏側に配置した日車42、月齢車43と平面
的に重なつており、巻真30と日車42、月齢車
43は重ねてない。 次にコレクタ37の作動について説明する。通
常携帯状態において、コレクタ37は地板50に
植設してある下柄枠48と下柄枠49との間に位
置し、作動を規制されていないため日車42、伝
え車45に係合している位置をとることもある。
従つて日又は月齢送り時は負荷となるが、押えば
ね39aのばね力はコレクタ37が揺動可能な微
小な力で押えており、しかもコレクタ37を押え
ている位置は修正車36の回転中心に近く、逆に
日又は月齢送り時にコレクタ37に働く力は修正
車36の回転中心から遠いため、負荷は極力小さ
なものとなる。 修正状態において、巻真30を右回転させると
コレクタ37は揺動力によつて下柄枠48に接す
るまで揺動し(巻真30の一方向の回転が加わつ
ている間は常時下柄枠48に接している)、コレ
クタ37の外形々状37aと偏心ダボ36aによ
つてコレクタ37の先端37Cは軌跡Cを描き日
修正を行なう。又巻真30を左回転させると同様
にコレクタ37の外形々状37bと偏心ダボ36
aによつて軌跡Dを描き月齢修正を行なう。更に
日、月齢送り途中で日、月齢修正を行なうと、コ
レクタ37のばね部37dがタワミを生ずるとと
もに乙歯34a(歯形は台形又は三角歯を形成し
てある)の斜面によつてつづみ車39がムーブメ
ントの中心に向つて逃げるため、関係部品の破損
防止が可能である。 針合わせ状態においては、通常携帯状態と同様
であるが、コレクタ37が日車42、月齢車43
と係合している時に送針合わせをすると日車42
あるいは月齢車43から受ける力が修正車36を
回転させるような関係部品の配置及びコレクタ3
7の先端部形状に設定してあるために破損等の防
止が可能である。 第4図は本考案の一実施例である月齢表示用文
字板を示す平面図である。4は文字板で、月齢車
43の一部が可視可能な窓5を穴明けしており、
窓5は中央より左右にそれぞれ左の山形5aと右
の山形5bを形成している。左の山形5aは3つ
の円弧と1つの直線、右の山形は3つの円弧から
形成されており(共にR1とR2を結ぶ形状)、月齢
0の時の円AとBと月齢車43の回転中心(軸
心)43aを結ぶ線Xに軸心43aを通り直交す
る線Yに対して非対称な円弧形状である。円
A′とB′は月齢28.5の時の位置で円B′で月齢表示を
している。円A″とB″は月齢29の位置で円A″で月
齢表示をしている。円AとBは月齢0.5の位
置で円Bで月齢表示をしている。左の山形5a
は円Aに接する円弧もしくは直線を有し、右の山
形5bは円A″に接する円弧を有している。その
ため線Xに対する円Aの中心は線X上にあり、円
A″の中心は線X上に存在しないため、山形5a
と5bは線Yに対して非対称な円弧形状となつて
いる。ここで再度円A,Bと山形5a,5bの位
置関係と表示条件を表−1にまとめる。
板に関するものである。 月齢は新月の時刻から数えて、ある日の正午ま
での時間を日数の単位に表わしたもので、新月か
ら新月までを約29.5日で循環する。そのため歯数
59枚の月齢車に印刷した2つの円と文字板の窓を
形成する2つの山の組合わせで月の満ち欠けを表
示している。従つてこの表示方式に用いる月齢車
は2カ月で1回転している。 従来の月齢表示は第1図に示すように、文字板
1にあいた窓2の左の山形2aと右の山形2bは
新月(月齢:0)の時の円AとBの中心を結ぶ線
X上にある軸心43aを通り、線Xに直交する線
Yに対して対称位置にあり、かつ山形2aと2b
(R1とR2を結ぶ形状)は一つの円弧で形成されて
いた。この場合に山形2aの形状を決定するには
図に示すように円Aで新月を表示する時と月齢表
示が円AからBに切替わり、円Bによつて月齢
0.5を表わす時(月齢は右回転)の円AとBの
位置のズレ分δ(月齢車の1/2歯相当)を等分する
ようになる。又、山形2bについても同様で円A
で月齢29を表わした円A″と円Bで月齢0を表わ
した円Bの位置ズレ分δ′を等分している。そのた
め、円A,Bの印刷ズレ、月齢車3の躍制部材や
文字板1の窓2の形状等のバラツキを吸収でき
ず、左右の山から円A,Bの両方が見えたり、例
えば月齢29の時A″が隠れ、月齢0.5も隠れると新
月が2日存在する。従つて、月齢合わせをする場
合に基準となる新月が狂つてしまい合わせられな
い。これを防止するには調整機構を設けることで
回避できるが、コスト、時計スペース上問題であ
る。 本考案は月齢表示時計における上述の欠点を解
消するものであり、その目的とするところは月齢
合わせが簡単にできる月齢表示用文字板を提供す
ることにある。本考案による時計の月齢表示用文
字板は、文字板に穴明け形成された窓の中央から
一方の側及び他方の側にそれぞれに円弧により設
けられた山形部と、月齢車の回転中心を横切る線
上で回転中心に対して対称位置の前記月齢車の表
面に印刷され月を表示する2つの円との組み合わ
せにより月齢表示を行なう時計の月齢表示用文字
板において、前記山形部は前記文字板の前記窓の
中央から一方の側に設けられ複数以上の円弧によ
り形成された第1の山形部と、前記窓の中央から
他方の側に設けられ複数以上の円弧により形成さ
れた第2の山形部を有し、前記第1の山形部と前
記第2の山形部とが同時に月齢表面上の2つの前
記円が前記各々の山形部より前記窓側に突出しな
いよう非対称な異なる円弧形状で形成されてなる
ことを特徴とする。以下本考案による実施例を図
面に従つて詳述する。第2図、第3図は本考案の
修正機構を示す平面図、断面図である。巻真30
は押引き操作に追従するおしどり31、かんぬき
32、かんぬき押え33により、つづみ車34と
ともに通常携帯、修正、針合わせの三状態に位置
決めされる。つづみ車34は巻真30に遊合し、
巻真30の軸方向の移動及び回転操作に追従可能
に設定してある。通常携帯状態において、つづみ
車34は小鉄車35、修正車36のいずれにも噛
合つていない。修正状態において、つづみ車34
は乙歯34aが修正車36と噛合つている。針合
わせ状態において、つづみ車34は甲歯34bが
小鉄車35と噛合い巻真30の回転操作で針合わ
せを行なう。つづみ車34と修正車36は当然噛
合つていない。修正状態でつづみ車34と噛合う
修正車36は偏心ダボ36aを有しており、コレ
クタ37の穴と係合(嵌合はガタ)している。修
正車36は地板50に植設したピン38を回転軸
としている。コレクタ37と修正車36は、ジヤ
ンパA39の押えばね39aに押圧されており、
コレクタ37と修正車36との間に摩擦力をもた
せてコレクタ37に揺動力を与えている。40は
常時日の裏車(図示せず)と噛合つている筒歯車
40aと中間車40bから成る筒車で、ムーブメ
ントの中心に配置され時針7aを保持している。
中間車40bに噛合つている日回し車(金属薄板
をプレス加工している)41は、一歯のみ突出さ
せた日送り爪41aと月齢送り爪41bを有して
おり、24時間に1回転するよう設定してあるた
め、日車42及び月齢車43は各々日送り爪41
a及び月齢送り爪41bによつて1日に1歯送ら
れる(共に右回転する)。時計の12時方向に配置
した日車42は、地板50に植設した軸44に軸
承されており、月齢車43は日車42に軸承され
ている。又、日車42と月齢車43は径差をつけ
てあり、地板50と文字板26によつてアガキを
決められている。更に日車42はパイプ部に日針
27を保持している。月齢車43は歯数59枚で、
2つの月を表わす円AとBを軸心43aに対して
点対称に印刷等で形成してあり、印刷面は文字板
26の下面とのスレ防止のために段差をつけてあ
る。45は伝え車で、文字板側で月齢車43と噛
合い、地板側でコレクタ37と係合する厚みを有
している。又、アガキはジヤンパA39によつて
決定されている。ジヤンパA39は上述した機能
以外に月齢車43の位置決めをする躍制部39b
や日回し車41のアガキ更にはコレクタ37の先
端部を作動可能にアガキをもたせて押えている。
ジヤンパB46は日車42の位置決めをする躍制
部46aが落下等の衝撃によつて地板50の表側
に配置したコイルにあたり、コイル切れを防止す
る機能をもたせた曲げ部46bを有している。ジ
ヤンパA39,B46は、地板50に植設したピ
ンによつて位置決めされ、止ねじによつて地板5
0に固定されている。又日車42と月齢車43を
躍制している夫々のばねは略平行に配置してあ
る。文字板下板47は、地板50と文字板26の
間に介在させたスペーサである。51は電池であ
り表側(おしどり31等と同じ)に配置してあ
り、裏側に配置した日車42、月齢車43と平面
的に重なつており、巻真30と日車42、月齢車
43は重ねてない。 次にコレクタ37の作動について説明する。通
常携帯状態において、コレクタ37は地板50に
植設してある下柄枠48と下柄枠49との間に位
置し、作動を規制されていないため日車42、伝
え車45に係合している位置をとることもある。
従つて日又は月齢送り時は負荷となるが、押えば
ね39aのばね力はコレクタ37が揺動可能な微
小な力で押えており、しかもコレクタ37を押え
ている位置は修正車36の回転中心に近く、逆に
日又は月齢送り時にコレクタ37に働く力は修正
車36の回転中心から遠いため、負荷は極力小さ
なものとなる。 修正状態において、巻真30を右回転させると
コレクタ37は揺動力によつて下柄枠48に接す
るまで揺動し(巻真30の一方向の回転が加わつ
ている間は常時下柄枠48に接している)、コレ
クタ37の外形々状37aと偏心ダボ36aによ
つてコレクタ37の先端37Cは軌跡Cを描き日
修正を行なう。又巻真30を左回転させると同様
にコレクタ37の外形々状37bと偏心ダボ36
aによつて軌跡Dを描き月齢修正を行なう。更に
日、月齢送り途中で日、月齢修正を行なうと、コ
レクタ37のばね部37dがタワミを生ずるとと
もに乙歯34a(歯形は台形又は三角歯を形成し
てある)の斜面によつてつづみ車39がムーブメ
ントの中心に向つて逃げるため、関係部品の破損
防止が可能である。 針合わせ状態においては、通常携帯状態と同様
であるが、コレクタ37が日車42、月齢車43
と係合している時に送針合わせをすると日車42
あるいは月齢車43から受ける力が修正車36を
回転させるような関係部品の配置及びコレクタ3
7の先端部形状に設定してあるために破損等の防
止が可能である。 第4図は本考案の一実施例である月齢表示用文
字板を示す平面図である。4は文字板で、月齢車
43の一部が可視可能な窓5を穴明けしており、
窓5は中央より左右にそれぞれ左の山形5aと右
の山形5bを形成している。左の山形5aは3つ
の円弧と1つの直線、右の山形は3つの円弧から
形成されており(共にR1とR2を結ぶ形状)、月齢
0の時の円AとBと月齢車43の回転中心(軸
心)43aを結ぶ線Xに軸心43aを通り直交す
る線Yに対して非対称な円弧形状である。円
A′とB′は月齢28.5の時の位置で円B′で月齢表示を
している。円A″とB″は月齢29の位置で円A″で月
齢表示をしている。円AとBは月齢0.5の位
置で円Bで月齢表示をしている。左の山形5a
は円Aに接する円弧もしくは直線を有し、右の山
形5bは円A″に接する円弧を有している。その
ため線Xに対する円Aの中心は線X上にあり、円
A″の中心は線X上に存在しないため、山形5a
と5bは線Yに対して非対称な円弧形状となつて
いる。ここで再度円A,Bと山形5a,5bの位
置関係と表示条件を表−1にまとめる。
【表】
従つて上述の条件を満足させる山形5a,5b
の形状にした場合には、例えば月齢0.5と月齢0
のズレ分δは従来のように等分しなくても良く、
(右の山形でも同じため説明は省く)、月齢表示を
する各要素のバラツキを吸収できる。又、左右の
山形5a,5bは3つの円弧で形成している(但
し5aは直線も入つている)が、第4図の円弧5
a′と5b′のように一つの円弧で形成しても、より
各要素のバラツキを吸収できる。 以上説明したように、本考案は文字板の窓の中
央からそれぞれ左右に形成された2つの山形部を
複数の円弧により形成しそれぞれ異なる円弧形状
で形成されたことによつて2つの円が同時に見え
ない時を月齢0とすることで簡単に月齢合わせが
でき、新月が2日存在することはなく、左右の山
から2つ月が出ることもなくなり、月齢表示のた
めの調整機構は不要なためコストの低減ができ
る。
の形状にした場合には、例えば月齢0.5と月齢0
のズレ分δは従来のように等分しなくても良く、
(右の山形でも同じため説明は省く)、月齢表示を
する各要素のバラツキを吸収できる。又、左右の
山形5a,5bは3つの円弧で形成している(但
し5aは直線も入つている)が、第4図の円弧5
a′と5b′のように一つの円弧で形成しても、より
各要素のバラツキを吸収できる。 以上説明したように、本考案は文字板の窓の中
央からそれぞれ左右に形成された2つの山形部を
複数の円弧により形成しそれぞれ異なる円弧形状
で形成されたことによつて2つの円が同時に見え
ない時を月齢0とすることで簡単に月齢合わせが
でき、新月が2日存在することはなく、左右の山
から2つ月が出ることもなくなり、月齢表示のた
めの調整機構は不要なためコストの低減ができ
る。
第1図は従来の実施例を示す平面図である。第
2,3図は本考案の一実施例を示す平断面図であ
る。第4図は本考案の一実施例を示す月齢表示用
文字板の平面図である。 4……文字板、5……窓、5a……左の山形、
5b……右の山形、A……円、B……円、43…
…月齢車。
2,3図は本考案の一実施例を示す平断面図であ
る。第4図は本考案の一実施例を示す月齢表示用
文字板の平面図である。 4……文字板、5……窓、5a……左の山形、
5b……右の山形、A……円、B……円、43…
…月齢車。
Claims (1)
- 文字板に穴明け形成された窓の中央から一方の
側及び他方の側にそれぞれに円弧により設けられ
た山形部と、月齢車の回転中心を横切る線上で回
転中心に対して対称位置の前記月齢車の表面に印
刷され月を表示する2つの円との組み合わせによ
り月齢表示を行なう時計の月齢表示用文字板にお
いて、前記山形部は前記文字板の前記窓の中央か
ら一方の側に設けられ複数以上の円弧により形成
された第1の山形部と、前記窓の中央から他方の
側に設けられ複数以上の円弧により形成された第
2の山形部を有し、前記第1の山形部と前記第2
の山形部とが同時に月齢車表面上の2つの前記円
が前記各々の山形部より前記窓側に突出しないよ
う非対称な異なる円弧形状で形成されてなること
を特徴とする時計の月齢表示用文字板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11007483U JPS6017483U (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 時計の月齢表示用文字板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11007483U JPS6017483U (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 時計の月齢表示用文字板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6017483U JPS6017483U (ja) | 1985-02-06 |
JPH019025Y2 true JPH019025Y2 (ja) | 1989-03-10 |
Family
ID=30256160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11007483U Granted JPS6017483U (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 時計の月齢表示用文字板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6017483U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH703249B1 (fr) * | 2010-06-01 | 2024-01-31 | Mft Dhorlogerie Audemars Piguet Sa | Mécanisme d'indication des phases de la lune. |
-
1983
- 1983-07-15 JP JP11007483U patent/JPS6017483U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6017483U (ja) | 1985-02-06 |
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