JPH018546Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ゼリー、プリン、ケーキ等に使用す
る２つの容器よりなるデザート容器に関する。

〔従来の技術及び考案が解決しようとする課題〕

ゼリー、プリン等を販売するに当つて、これら
のゼリー、プリン等にかけるミルク、ソース、シ
ロツプ等を小容器に入れ、添付することが望まれ
ている。しかし、単にゼリー、プリン等を入れた
本体容器と、ミルク、ソース、シロツプ等を入れ
た小容器とを一組にして、全体を一つの袋に入れ
ただけでは、取り扱いに不便であり、かつ見掛け
も悪く商品価値を低下させ、あまり好ましいもの
とは言えない。

本考案はかかる事情に鑑みなされたもので、ミ
ルク、ソース、シロツプ等を入れた小容器をゼリ
ー、プリン等を入れた本体容器にうまく組み合わ
せ、取り扱い易くするとともに見掛けも良くした
デザート容器を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本考案になるデザート容器は、本体カツプと小
カツプとから成り、前記本体カツプの側面に取手
を設け、この取手に前記小カツプを嵌合保持する
収納部分を形成したことを特徴とするものであ
る。

〔実施例〕

以下、添付図面に示す本考案の実施例を説明す
る。

第１図のデザート容器は、ゼリー、プリン、ケ
ーキ等を入れる本体カツプ１と、ミルク、ソー
ス、シロツプ等を入れる小カツプ２とから成つて
いる。本体カツプ１は側面に一対の取手１１を有
しており、この取手１１に小カツプ２を嵌合保持
する収納部分３が形成されている。すなわち、小
カツプ２はほぼ平行な側面を有しており、取手１
１は小カツプ２の側面を嵌合保持しうる間隔をあ
けて配置されている。小カツプ２の側面には凹溝
１２が形成され、取手１１の内側面には、凹溝１
２に係合しうる凸条１３が形成されている。これ
らの凹溝と凸条は小カツプ２の脱落を防止する。
本体カツプ１は射出成形により作られ、小カツプ
２は射出成形又はシート成形で作られる。

本体カツプ１と小カツプ２はそれぞれ内容物を
入れられ、かつイージーオープンシールされた
後、小カツプ２が本体カツプ１の取手１１間に嵌
合保持され、一体として運搬や販売が行われる。

第２図、第３図に示すデザート容器は、本体カ
ツプ１のフランジ４の一部の側方に、略コ字形に
突出した取手１４を有しており、この取手１４に
小カツプの収納部分３が形成されている。コ字形
の取手１４の上下の高さは小カツプ２の高さより
わずかに小さく、従つて、小カツプ２を取手１４
に横から差し込むことにより小カツプ２を保持で
きる。更に、小カツプ２の保持を確実にするた
め、取手１４の底辺内側に凸条１５が、小カツプ
２の底面に凸条１５に係合しうる凹溝１６が形成
されている。本体カツプ１は射出成形により作ら
れ、小カツプ２は射出成形又はシート材からの真
空成形等により作られる。

本実施例においても、本体カツプ１と小カツプ
２は内容物を入れられ、イージーオープンシール
された後、小カツプ２が本体カツプ１の取手１４
に嵌合保持され、一体として運搬や販売が行われ
る。なお、小カツプ２の形状は図示の四角に限ら
ず、円形としてもよい。

〔考案の効果〕 以上の如く、本考案は本体カツプ１に取手を設
け、この取手に小カツプの収納部分を形成し、該
収納部分３に小カツプ２を嵌合保持させたもので
あるので、本体カツプと小カツプが一体となつて
おり、輸送、保管、展示、販売等において極めて
取り扱い易く、かつ外観も良い。また、本体カツ
プは取手を有しているので、内容物を飲食する際
に都合が良い。しかも、本体カツプ、小カツプと
も射出成形、真空成形等により安価に製造しうる
等の種々な効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の斜視図、第２図は
他の実施例の斜視図、第３図は第２図の実施例の
要部の概略断面図である。 １……本体カツプ、２……小カツプ、３……収
納部分、１１，１４……取手。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 本体カツプと小カツプとから成るデザート容器
   に於いて、前記本体カツプが側面に取手を有し、
   この取手に前記小カツプを嵌合保持する収納部分
   を形成したことを特徴とする小カツプ付デザート
   容器。