JPH0161251B2 - - Google Patents
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- JPH0161251B2 JPH0161251B2 JP56169638A JP16963881A JPH0161251B2 JP H0161251 B2 JPH0161251 B2 JP H0161251B2 JP 56169638 A JP56169638 A JP 56169638A JP 16963881 A JP16963881 A JP 16963881A JP H0161251 B2 JPH0161251 B2 JP H0161251B2
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- electrodes
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic elements; Electromechanical resonators
- H03H9/02—Details
- H03H9/02007—Details of bulk acoustic wave devices
- H03H9/02086—Means for compensation or elimination of undesirable effects
- H03H9/02102—Means for compensation or elimination of undesirable effects of temperature influence
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic elements; Electromechanical resonators
- H03H9/15—Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material
- H03H9/17—Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator
- H03H9/19—Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator consisting of quartz
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H3/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators
- H03H3/007—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks
- H03H3/02—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks for the manufacture of piezoelectric or electrostrictive resonators or networks
- H03H3/04—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks for the manufacture of piezoelectric or electrostrictive resonators or networks for obtaining desired frequency or temperature coefficient
- H03H2003/0414—Resonance frequency
- H03H2003/0421—Modification of the thickness of an element
- H03H2003/0428—Modification of the thickness of an element of an electrode
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は振動部と支持部が一体に形成され、複
数の縦振動モードが結合した、いわゆる結合水晶
振動子の電極構造に関する。本発明の目的は周波
数温度特性(以下温度特性と呼ぶ)の優れた結合
水晶振動子を提供することにある。本発明の他の
目的は、CI(Crystal Impedance)の小さい結合
水晶振動子を提供することにある。本発明の他の
目的は作業性の良い結合水晶振動子の電極構造、
特に、マウント作業が容易となる電極構造を提供
することにある。温度特性の優れた、しかも、
CIの小さい振動子を要求する民生機器は多くあ
るが、これらにはATカツト水晶振動子が使用さ
れて来た。しかし、最近は色々な民生機器で小型
化がなされ、それに従つて、ATカツト水晶振動
子も小型化が要求されて来ているが、このタイプ
の振動子はスプリアス振動(Spurious
Vibration)が多く小型化が難しく、同時に、小
型化するとCIが高くなつてしまうのが実状であ
る。特に、腕時計用水晶振動子としてATカツト
水晶振動子を使用する場合相当に小型化する必要
があり、音叉型屈曲水晶振動子と比較したとき、
サイズの面では全く満足できるものではない。そ
こで、最近はICの技術を応用したフオトリソグ
ラフイによる振動子の形成方法が振動子製造に応
用され、その結果、大変に小型の振動子を提供す
ることができるようになつた。例えば、振動子の
厚みを大変に薄くできる温度特性の優れたGTカ
ツト水晶振動子に応用され、非常に小型のものが
可能になつた。しかし、これらGTカツト水晶振
動子は良好な温度特性を得るために二つの振動モ
ード、即ち、主振動と副振動の結合を利用してい
る。それ故、温度特性は主振動、副振動の共振周
波数の差によつてほぼ決定される。理論的には優
れた温度特性を与える共振周波数の差をどの位に
すれば良いか分かるが、実際には、製造上のバラ
ツキがあり、一定に押えることは難しく、温度特
性のバラツク原因であつた。この温度特性のバラ
ツキを吸収する方法がいくつか提案されている。
例えば、特公昭47−3508では励振電極を除去して
温度特性を調整する方法を提案しているが励振電
極を除去するため実質電界効率が低下するので
CI値が高くなるという不具合が生じる。又、蒸
着で電極膜の厚みを変えて周波数微調整すること
を述べているが具体的にどのようにするのか全く
述べられていない。更に、水晶振動子を二本の細
いリード線で支持するため小型化が難しく、同時
に衝撃に対しても弱いという欠点があつた。
数の縦振動モードが結合した、いわゆる結合水晶
振動子の電極構造に関する。本発明の目的は周波
数温度特性(以下温度特性と呼ぶ)の優れた結合
水晶振動子を提供することにある。本発明の他の
目的は、CI(Crystal Impedance)の小さい結合
水晶振動子を提供することにある。本発明の他の
目的は作業性の良い結合水晶振動子の電極構造、
特に、マウント作業が容易となる電極構造を提供
することにある。温度特性の優れた、しかも、
CIの小さい振動子を要求する民生機器は多くあ
るが、これらにはATカツト水晶振動子が使用さ
れて来た。しかし、最近は色々な民生機器で小型
化がなされ、それに従つて、ATカツト水晶振動
子も小型化が要求されて来ているが、このタイプ
の振動子はスプリアス振動(Spurious
Vibration)が多く小型化が難しく、同時に、小
型化するとCIが高くなつてしまうのが実状であ
る。特に、腕時計用水晶振動子としてATカツト
水晶振動子を使用する場合相当に小型化する必要
があり、音叉型屈曲水晶振動子と比較したとき、
サイズの面では全く満足できるものではない。そ
こで、最近はICの技術を応用したフオトリソグ
ラフイによる振動子の形成方法が振動子製造に応
用され、その結果、大変に小型の振動子を提供す
ることができるようになつた。例えば、振動子の
厚みを大変に薄くできる温度特性の優れたGTカ
ツト水晶振動子に応用され、非常に小型のものが
可能になつた。しかし、これらGTカツト水晶振
動子は良好な温度特性を得るために二つの振動モ
ード、即ち、主振動と副振動の結合を利用してい
る。それ故、温度特性は主振動、副振動の共振周
波数の差によつてほぼ決定される。理論的には優
れた温度特性を与える共振周波数の差をどの位に
すれば良いか分かるが、実際には、製造上のバラ
ツキがあり、一定に押えることは難しく、温度特
性のバラツク原因であつた。この温度特性のバラ
ツキを吸収する方法がいくつか提案されている。
例えば、特公昭47−3508では励振電極を除去して
温度特性を調整する方法を提案しているが励振電
極を除去するため実質電界効率が低下するので
CI値が高くなるという不具合が生じる。又、蒸
着で電極膜の厚みを変えて周波数微調整すること
を述べているが具体的にどのようにするのか全く
述べられていない。更に、水晶振動子を二本の細
いリード線で支持するため小型化が難しく、同時
に衝撃に対しても弱いという欠点があつた。
又、フオトリソグラフイによつて非常に小型の
ものが可能になつたが、その反面、小型のために
マウント等の作業性が悪くなるという欠点が従来
の電極構造ではあつた。そこで、本発明はこれら
の不具合、欠点を改善した、即ち、支持方法の改
善、並びに、新しい温度特性調整方法と共振周波
数調整方法、更に、新しい電極構造を見い出し改
善を図つた。以下、図面に沿つて本発明を詳細に
説明する。
ものが可能になつたが、その反面、小型のために
マウント等の作業性が悪くなるという欠点が従来
の電極構造ではあつた。そこで、本発明はこれら
の不具合、欠点を改善した、即ち、支持方法の改
善、並びに、新しい温度特性調整方法と共振周波
数調整方法、更に、新しい電極構造を見い出し改
善を図つた。以下、図面に沿つて本発明を詳細に
説明する。
第1図は本発明の結合振動子の形状と電極の一
実施例で、振動部2とその両側に配置された二つ
の支持部3とが一体に形成されたGTカツト水晶
振動子の例である。第1図Aは平面図を、第1図
Bは側面図を示す。水晶1の振動部2の上面4と
下面5には励振電極6,7が各々全面に、一様に
配置され、励振電極6は一方の支持部3に延びて
配置され、励振電極7は他方の支持部3に延びて
配置されている。即ち、支持部には片面にのみ電
極が配置され、電界が印加されない構造となつて
いる。従つてこれは振動部のエネルギーをできる
だけ振動部内部に閉じ込め、支持部に伝達しない
ようになつている。換言すれば、振動部2から支
持部3へ延びた電極は電界を印加するために必要
な端子電極にすぎない。支持部3にまで延びた両
電極に交番電圧を印加することによつて容易に振
動子を励振することができる。又、幅Wと長さL
によつて2つのモードの共振周波数は各々決定さ
れ、幅Wによつて主振動の共振周波数fwが、長
さLによつて副振動の共振周波数fLが決定され
る。次に、励振電極を振動部2の上下面、全面に
配置する理由を説明する。第2図Aは本発明の振
動部2と支持部3が一体に形成されているGTカ
ツト水晶振動子の1/2図である。
実施例で、振動部2とその両側に配置された二つ
の支持部3とが一体に形成されたGTカツト水晶
振動子の例である。第1図Aは平面図を、第1図
Bは側面図を示す。水晶1の振動部2の上面4と
下面5には励振電極6,7が各々全面に、一様に
配置され、励振電極6は一方の支持部3に延びて
配置され、励振電極7は他方の支持部3に延びて
配置されている。即ち、支持部には片面にのみ電
極が配置され、電界が印加されない構造となつて
いる。従つてこれは振動部のエネルギーをできる
だけ振動部内部に閉じ込め、支持部に伝達しない
ようになつている。換言すれば、振動部2から支
持部3へ延びた電極は電界を印加するために必要
な端子電極にすぎない。支持部3にまで延びた両
電極に交番電圧を印加することによつて容易に振
動子を励振することができる。又、幅Wと長さL
によつて2つのモードの共振周波数は各々決定さ
れ、幅Wによつて主振動の共振周波数fwが、長
さLによつて副振動の共振周波数fLが決定され
る。次に、励振電極を振動部2の上下面、全面に
配置する理由を説明する。第2図Aは本発明の振
動部2と支持部3が一体に形成されているGTカ
ツト水晶振動子の1/2図である。
断面A−Aの各位置に対する変位との関係の計
算値を示している。即ち、点cで変位は零となり
点cから点a,eに行くに従つて変位の絶対値は
大きくなる振動である(u1=u2)。第2図Bは各
位置に対する歪みとの関係を示している。即ち、
点cで歪みは最大となり、端部に行くに従つて小
さくなる。しかし、第2図、第3図から明らかな
ように端部a,eでは歪みが零とならず、歪みが
生じている。これは振動部の端部に励振電極を配
置した場合としない場合では水晶振動子のCI値
が異なることを意味している。即ち、振部部の端
部にまで励振電極を配置することにより低いCI
値を得ることができる。
算値を示している。即ち、点cで変位は零となり
点cから点a,eに行くに従つて変位の絶対値は
大きくなる振動である(u1=u2)。第2図Bは各
位置に対する歪みとの関係を示している。即ち、
点cで歪みは最大となり、端部に行くに従つて小
さくなる。しかし、第2図、第3図から明らかな
ように端部a,eでは歪みが零とならず、歪みが
生じている。これは振動部の端部に励振電極を配
置した場合としない場合では水晶振動子のCI値
が異なることを意味している。即ち、振部部の端
部にまで励振電極を配置することにより低いCI
値を得ることができる。
第3図は振動部の上下面、全面に励振電極を配
値した場合と部分(振動部の約75%)に配置した
場合のCI値の分布のヒストグラムで実験値であ
る。第3図Aは励振電極を部分に配置したときの
個数n=200に対するCI値の分布を示すヒストグ
ラムで、平均値=140(Ω)である。
値した場合と部分(振動部の約75%)に配置した
場合のCI値の分布のヒストグラムで実験値であ
る。第3図Aは励振電極を部分に配置したときの
個数n=200に対するCI値の分布を示すヒストグ
ラムで、平均値=140(Ω)である。
これに対して、第3図Bは振動部の上下面、全
面に配置したときの個数n=200のときのCI値の
分布を示すヒストグラムで、平均値=84Ωと約
4割CI値を小さくすることができ、全面に励振
電極を配置したときの効果が著しく大きい事が分
かる。
面に配置したときの個数n=200のときのCI値の
分布を示すヒストグラムで、平均値=84Ωと約
4割CI値を小さくすることができ、全面に励振
電極を配置したときの効果が著しく大きい事が分
かる。
第4図は本発明のGTカツト水晶振動子9を支
持台8にマウントしたときの一実施例で平面図A
と側面図Bを示す。支持台8には水晶振動子9が
配置され、振動子の端部12,13で接着剤、あ
るいは、半田付けによつて固着されている。水晶
振動子の上下面には励振用電極10,11が配置
されている。水晶振動子9は支持台8に両端で固
着されるので耐衝撃性に優れた水晶振動子を提供
することができる。更に、水晶振動子9は複雑な
形状をしているがフオトリソグラフイによつて容
易に形成することができる。その結果、非常に小
型の水晶振動子を提供することができるようにな
つた。次に、温度特性について説明する。幅Wに
よる主振動の共振周波数fwと長さLによる副振
動の共振周波数fLとの間には次の関係がある。
持台8にマウントしたときの一実施例で平面図A
と側面図Bを示す。支持台8には水晶振動子9が
配置され、振動子の端部12,13で接着剤、あ
るいは、半田付けによつて固着されている。水晶
振動子の上下面には励振用電極10,11が配置
されている。水晶振動子9は支持台8に両端で固
着されるので耐衝撃性に優れた水晶振動子を提供
することができる。更に、水晶振動子9は複雑な
形状をしているがフオトリソグラフイによつて容
易に形成することができる。その結果、非常に小
型の水晶振動子を提供することができるようにな
つた。次に、温度特性について説明する。幅Wに
よる主振動の共振周波数fwと長さLによる副振
動の共振周波数fLとの間には次の関係がある。
fw∝1/w −(1)
fL∝1/L −(2)
更に、温度特性は両共振周波数の差fw−fLによ
つてほぼ決定される。第5図はフオトリソグラフ
イによつて形成された本発明のGTカツト水晶振
動子の温度特性の例で、結合の強さによつて温度
特性は異なる。主振動と副振動の間の結合が弱い
とき、即ち、δ=fw−fLが大きいときは直線aの
ように、又、結合が強いとき、即ち、δが小さい
ときは直線bのようになる。このとき一次温度係
数αの絶対値は約2.5×10-6/℃と大きく、満足
できる温度特性とならない。しかし、δが最適値
のときは直線cのようになり、良好な温度特性を
示す。一般に作られる結合振動子はこのようなバ
ラツイタ温度特性を示す。即ち、直線aのように
一次温度係数αが約−2.5×10-6/℃と言うよう
に負の値を持つもの、一方、直線bのように、α
が約+2.5×10-6/℃と正の値を持つもの、それ
から、直接cのようにαがほとんど零になるもの
と、多種多様の温度特性を示す。又、形成後の振
動子のαは−2.5×10-6/℃〜+2.5×10-6/℃の
範囲にある。ここでαが正、負、それからほとん
ど零ということは次のように定義する。
つてほぼ決定される。第5図はフオトリソグラフ
イによつて形成された本発明のGTカツト水晶振
動子の温度特性の例で、結合の強さによつて温度
特性は異なる。主振動と副振動の間の結合が弱い
とき、即ち、δ=fw−fLが大きいときは直線aの
ように、又、結合が強いとき、即ち、δが小さい
ときは直線bのようになる。このとき一次温度係
数αの絶対値は約2.5×10-6/℃と大きく、満足
できる温度特性とならない。しかし、δが最適値
のときは直線cのようになり、良好な温度特性を
示す。一般に作られる結合振動子はこのようなバ
ラツイタ温度特性を示す。即ち、直線aのように
一次温度係数αが約−2.5×10-6/℃と言うよう
に負の値を持つもの、一方、直線bのように、α
が約+2.5×10-6/℃と正の値を持つもの、それ
から、直接cのようにαがほとんど零になるもの
と、多種多様の温度特性を示す。又、形成後の振
動子のαは−2.5×10-6/℃〜+2.5×10-6/℃の
範囲にある。ここでαが正、負、それからほとん
ど零ということは次のように定義する。
(1) 一次温度係数αがほとんど零ということはα
が±1.0×10-7/℃以内にあるものを言う。
が±1.0×10-7/℃以内にあるものを言う。
(2) 一次温度係数αが正ということはαがα>
1.0×10-7/℃にあるものを言う。
1.0×10-7/℃にあるものを言う。
(3) 一次温度係数αが負ということはαがα<−
1.0×10-7/℃にあるものを言う。
1.0×10-7/℃にあるものを言う。
第6図は本発明のGTカツト水晶振動子の一実
施例で、振動部14の上面15と下面16(図示
されてない)には、励振用電極17,18(図示
されてない)が全面に一様に配置されていて、上
面15に配置された励振用電極17の幅W方向の
端部、そして、長さ方向のほぼ中央位置に、対称
的に、中央部電極19より厚く2個の中央電極2
0,21(以下この符番で中央電極を表すが蒸着
によつて配置されている。振動部の端部の電極を
厚く配置すると次の3つの効果を有する。
施例で、振動部14の上面15と下面16(図示
されてない)には、励振用電極17,18(図示
されてない)が全面に一様に配置されていて、上
面15に配置された励振用電極17の幅W方向の
端部、そして、長さ方向のほぼ中央位置に、対称
的に、中央部電極19より厚く2個の中央電極2
0,21(以下この符番で中央電極を表すが蒸着
によつて配置されている。振動部の端部の電極を
厚く配置すると次の3つの効果を有する。
(1) 振動部端部の励振電極を厚くすることは電極
負荷効果、即ち、錘りの働きをする。それ故、
共振周波数f、並びに、温度特性を変えること
ができる。同時に、 (2) 電極負荷効果によつて、振動部端部での弾性
波の反射を少なくし、スプリアス振動を抑制す
ることができる。
負荷効果、即ち、錘りの働きをする。それ故、
共振周波数f、並びに、温度特性を変えること
ができる。同時に、 (2) 電極負荷効果によつて、振動部端部での弾性
波の反射を少なくし、スプリアス振動を抑制す
ることができる。
(3) 電極負荷効果によつて、振動部内部に励振電
極エネルギーをトラツプすることができる。そ
れ故、CI値を更に低くすることができる。
極エネルギーをトラツプすることができる。そ
れ故、CI値を更に低くすることができる。
第7図は第6図の電極20,21を蒸着によつ
て厚くしたときの電極付加量に対する一次温度係
数αの変化を示している。即ち、励振に寄与する
中央電極20,21を厚くするに従つて一次温度
係数αは負側へと移動する。第8図は本発明の
GTカツト水晶振動子の他の実施例で4隅に蒸着
によつて4個の4隅電極22,23,24,25
(以下この符番で4隅電極を表すを付着した例で
ある。第9図は第8図の電極22,23,24,
25を蒸着で付着、厚くしたときの電極の付着量
に対する一次温度係数αの関係を示す。電極の付
着量を多くするに従つて一次温度係数αは正側へ
と移動する。これらのことから分かるように、第
6図の電極のときは、端部の電極を付着すること
によつて、一次温度係数αは負の方向に、又、第
8図の電極の付着のときは、電極を付着すること
によつて、一次温度係数αは正側へと移動する。
即ち、第6図の端部電極20,21と第8図の端
部電極22,23,24,25の間に電極を付着
したときは、一次温度係数αは全く変化しない事
が予測できる。
て厚くしたときの電極付加量に対する一次温度係
数αの変化を示している。即ち、励振に寄与する
中央電極20,21を厚くするに従つて一次温度
係数αは負側へと移動する。第8図は本発明の
GTカツト水晶振動子の他の実施例で4隅に蒸着
によつて4個の4隅電極22,23,24,25
(以下この符番で4隅電極を表すを付着した例で
ある。第9図は第8図の電極22,23,24,
25を蒸着で付着、厚くしたときの電極の付着量
に対する一次温度係数αの関係を示す。電極の付
着量を多くするに従つて一次温度係数αは正側へ
と移動する。これらのことから分かるように、第
6図の電極のときは、端部の電極を付着すること
によつて、一次温度係数αは負の方向に、又、第
8図の電極の付着のときは、電極を付着すること
によつて、一次温度係数αは正側へと移動する。
即ち、第6図の端部電極20,21と第8図の端
部電極22,23,24,25の間に電極を付着
したときは、一次温度係数αは全く変化しない事
が予測できる。
第10図は本発明のGTカツト水晶振動子の電
極付着の他の実施例で、第6図の電極20と第8
図の電極22,25の間にあるように厚く2個の
中間電極26,29が付着され、電極21と電極
23,24の間になるように2個の中間電極2
7,28が付着された平面図である。第11図は
第10図の合計4個の中間電極26,27,2
8,29(以下この符番で中間電極を表す)を蒸
着で付着したときの電極付着量に対する一次温度
係数αとの関係を示し、電極の付着によつて一次
温度係数αは全く変化しない事が分かる。第12
図は第6図の電極20,21、第8図の電極2
2,23,24,25、第10図の電極26,2
7,28,29の総合計10個の電極を蒸着で各々
付着したときの電極付着量に対する主振の共振周
波数の変化を示し、直線D,E,F、はそれぞれ
第6図、第10図、第8図の場合に対応してい
る。いづれの場合でも端部電極の付着量によつて
主振動の共振周波数は低くなることが分かる。次
に、周波数調整と温度特性調整方法を具体的に説
明する。
極付着の他の実施例で、第6図の電極20と第8
図の電極22,25の間にあるように厚く2個の
中間電極26,29が付着され、電極21と電極
23,24の間になるように2個の中間電極2
7,28が付着された平面図である。第11図は
第10図の合計4個の中間電極26,27,2
8,29(以下この符番で中間電極を表す)を蒸
着で付着したときの電極付着量に対する一次温度
係数αとの関係を示し、電極の付着によつて一次
温度係数αは全く変化しない事が分かる。第12
図は第6図の電極20,21、第8図の電極2
2,23,24,25、第10図の電極26,2
7,28,29の総合計10個の電極を蒸着で各々
付着したときの電極付着量に対する主振の共振周
波数の変化を示し、直線D,E,F、はそれぞれ
第6図、第10図、第8図の場合に対応してい
る。いづれの場合でも端部電極の付着量によつて
主振動の共振周波数は低くなることが分かる。次
に、周波数調整と温度特性調整方法を具体的に説
明する。
第1図のGTカツト水晶振動子はフオトリソグ
ラフイによつて形成された後、次のような特性を
持つように設計する。
ラフイによつて形成された後、次のような特性を
持つように設計する。
(1) 主振動の共振周波数は合わせ込む規準周波数
foより高い値を持つ、通常1000ppm〜2000ppm
高くなつている。
foより高い値を持つ、通常1000ppm〜2000ppm
高くなつている。
このような振動子は形状、エツチング時間を選
択することによつて容易に得られる。次に、この
振動子はある任意の温度に置き、この温度をサー
ミスター等の温度計によつて読み取り、この温度
をt1とする。このときの主振動の共振周波数f1を
測定する。更に、他の任意の温度に前記振動子を
置き、この時の温度t2を前記と同様に読み取る。
温度t1,t2と共振周波数f1,f2によつて次式から
一次温度係数αを求める。
択することによつて容易に得られる。次に、この
振動子はある任意の温度に置き、この温度をサー
ミスター等の温度計によつて読み取り、この温度
をt1とする。このときの主振動の共振周波数f1を
測定する。更に、他の任意の温度に前記振動子を
置き、この時の温度t2を前記と同様に読み取る。
温度t1,t2と共振周波数f1,f2によつて次式から
一次温度係数αを求める。
α=f2−f1/t2−t1(Hz/℃) −(3)
又、合わせ込む規準周波数foを使つて書き改め
ると次のようになる。
ると次のようになる。
α=f2−f1/f01/t2−t1(1/℃) −(4)
第13図はこの様子を示し、直線gはαが正の
場合の例である。温度t0は主振の共振周波数を規
準周波数foに合わせ込むときの温度である。温度
t0のとき主振の共振周波数fは規準周波数foより
も高くなつている。従つて、主振の共振周波数f
を規準周波foに端部電極の厚みを厚くして合わせ
込む方法は前記した3つの方法がある。しかし、
この場合、αは正であるからαが負側に移動する
方法を採用すればαを更に小さくすることができ
る。即ち、第6図の電極20,21を付着する方
式である。第13図の直線hとiは共振周波数f
を規準周波数foに合わせ込む場合の温度特性の変
化を示している。規準周波数foに近づくに従つ
て、αは零に近づき(直線h)、規準周波数foに
合わせ込まれてときはαはほぼ零になる(直線
i)。第14図はこのようにして得られた本発明
の温度特性の一実施例を示す。直線jは振動子形
成後の温度特性でα≒1.5×10-6/℃、直線kは
主振の共振周波数fを規準周波数foに合わせ込ん
だときの温度特性でα≒3×10-7/℃と相当小さ
くなり、良好な温度特性を示すことが分かる。全
く同様に、αが負のときは主振の共振周波数fを
規準周波数foに合わせ込むときαが正側に移動す
る方法を採用すればαを更に零に近づけることが
できる。即ち、第8図の電極22,23,24,
25を厚く付着する方法である。又、αがほとん
ど零のときには、αを変化させる必要がないから
共振周波数fを規準周波数foに合わせ込むときα
が変化しない方法、即ち、第10図の電極26,
27,28,29を付着する方法を採用すれば良
い。第15図は本発明のGTカツト水晶振動子の
一実施例の斜視図を示し、水晶振動子30の上面
31と下面32には励振電極33,34が振動部
35全面に配置され、電極33の端部電極20,
21は中央部電極36よりも厚くなつている。と
ころで、本発明では電極の厚みを厚くする材料と
してAu,Agが使用される。
場合の例である。温度t0は主振の共振周波数を規
準周波数foに合わせ込むときの温度である。温度
t0のとき主振の共振周波数fは規準周波数foより
も高くなつている。従つて、主振の共振周波数f
を規準周波foに端部電極の厚みを厚くして合わせ
込む方法は前記した3つの方法がある。しかし、
この場合、αは正であるからαが負側に移動する
方法を採用すればαを更に小さくすることができ
る。即ち、第6図の電極20,21を付着する方
式である。第13図の直線hとiは共振周波数f
を規準周波数foに合わせ込む場合の温度特性の変
化を示している。規準周波数foに近づくに従つ
て、αは零に近づき(直線h)、規準周波数foに
合わせ込まれてときはαはほぼ零になる(直線
i)。第14図はこのようにして得られた本発明
の温度特性の一実施例を示す。直線jは振動子形
成後の温度特性でα≒1.5×10-6/℃、直線kは
主振の共振周波数fを規準周波数foに合わせ込ん
だときの温度特性でα≒3×10-7/℃と相当小さ
くなり、良好な温度特性を示すことが分かる。全
く同様に、αが負のときは主振の共振周波数fを
規準周波数foに合わせ込むときαが正側に移動す
る方法を採用すればαを更に零に近づけることが
できる。即ち、第8図の電極22,23,24,
25を厚く付着する方法である。又、αがほとん
ど零のときには、αを変化させる必要がないから
共振周波数fを規準周波数foに合わせ込むときα
が変化しない方法、即ち、第10図の電極26,
27,28,29を付着する方法を採用すれば良
い。第15図は本発明のGTカツト水晶振動子の
一実施例の斜視図を示し、水晶振動子30の上面
31と下面32には励振電極33,34が振動部
35全面に配置され、電極33の端部電極20,
21は中央部電極36よりも厚くなつている。と
ころで、本発明では電極の厚みを厚くする材料と
してAu,Agが使用される。
第16図は本発明の水晶振動子の電極配置の一
実施例を示す。第16図Aは平面図、第16図B
は側面図を示す。水晶振動子38の振動部39の
上下面には励振電極40,41が各々配置され、
励振電極40は一方の支持部42に延びて配置さ
れ、更に、支持端部44の下面にも電極46が配
置されている。又、励振電極41は他方の支持部
43に延びて配置され、更に、支持端部45の上
面にも電極47が配されている。第17図は第1
6図の本発明の電極構造の水晶振動子38を支持
台52にマウントした一実施例を示し、第17図
Aは平面図、第17図Bは側面図を示す。水晶振
動子38の上下面には電極40,41が配置さ
れ、上面電極40は一方の支持部の端部44にま
で延びて配置されている。支持端部44の下面に
は電極46が配置されている。更に、もう一方の
電極41は他方の支持端部45まで延びて配置さ
れ、同時に、支持端部45の上面にも電極47が
配置されている。支持台52の両端には電極5
3,54が設けられ、この両端の上に半田48,
49を介して水晶振動子38は置かれ、その後、
半田を溶かして水晶振動子38は支持台52に固
着されるこの固着は支持端部の電極46,41と
支持台の電極53,54の間に設けられた半田4
8,49によつて固着されている。このとき、電
極40と53、電極41と47は半田50,51
によつて各々接続される。第18図は本発明の水
晶振動子の他の実施例を示す。第18図Aは平面
図、第18図Bは側面図を示す。水晶振動子55
の上下面には電極56,59が配置され、電極5
6は支持端部62の上面と下面に配置され、下面
電極57は側面電極58を通して電極56に接続
されている。又、電極59は他方の支持端部63
に延びて配置され、側面電極61を介して上面電
極60へと延びて配置されている。第19図は第
18図の本発明の電極構造の水晶振動子55を支
持台68にマウントした他の実施例を示し、第1
9図Aは平面図、第19図Bは側面図を示す。水
晶振動子の上下面には電極56,59が配置さ
れ、上面電極56は一方の支持部の端部62にま
で延びて配置され、更に、側面電極58を介して
支持部の下面にも電極57が配置されている。
又、下面電極59は同様に、側面電極61を介し
て、支持部端部の上面にも電極60が配置されて
いる。支持台68の両端部には電極66,67が
設けられ、水晶振動子55は電極57,66、電
極57と67の間の半田64,65によつて固着
されている。これによつて、固着と電極取り出し
は充分であるが、更に、強度を増すために、半田
69,70が側面、上面に付着されている。
実施例を示す。第16図Aは平面図、第16図B
は側面図を示す。水晶振動子38の振動部39の
上下面には励振電極40,41が各々配置され、
励振電極40は一方の支持部42に延びて配置さ
れ、更に、支持端部44の下面にも電極46が配
置されている。又、励振電極41は他方の支持部
43に延びて配置され、更に、支持端部45の上
面にも電極47が配されている。第17図は第1
6図の本発明の電極構造の水晶振動子38を支持
台52にマウントした一実施例を示し、第17図
Aは平面図、第17図Bは側面図を示す。水晶振
動子38の上下面には電極40,41が配置さ
れ、上面電極40は一方の支持部の端部44にま
で延びて配置されている。支持端部44の下面に
は電極46が配置されている。更に、もう一方の
電極41は他方の支持端部45まで延びて配置さ
れ、同時に、支持端部45の上面にも電極47が
配置されている。支持台52の両端には電極5
3,54が設けられ、この両端の上に半田48,
49を介して水晶振動子38は置かれ、その後、
半田を溶かして水晶振動子38は支持台52に固
着されるこの固着は支持端部の電極46,41と
支持台の電極53,54の間に設けられた半田4
8,49によつて固着されている。このとき、電
極40と53、電極41と47は半田50,51
によつて各々接続される。第18図は本発明の水
晶振動子の他の実施例を示す。第18図Aは平面
図、第18図Bは側面図を示す。水晶振動子55
の上下面には電極56,59が配置され、電極5
6は支持端部62の上面と下面に配置され、下面
電極57は側面電極58を通して電極56に接続
されている。又、電極59は他方の支持端部63
に延びて配置され、側面電極61を介して上面電
極60へと延びて配置されている。第19図は第
18図の本発明の電極構造の水晶振動子55を支
持台68にマウントした他の実施例を示し、第1
9図Aは平面図、第19図Bは側面図を示す。水
晶振動子の上下面には電極56,59が配置さ
れ、上面電極56は一方の支持部の端部62にま
で延びて配置され、更に、側面電極58を介して
支持部の下面にも電極57が配置されている。
又、下面電極59は同様に、側面電極61を介し
て、支持部端部の上面にも電極60が配置されて
いる。支持台68の両端部には電極66,67が
設けられ、水晶振動子55は電極57,66、電
極57と67の間の半田64,65によつて固着
されている。これによつて、固着と電極取り出し
は充分であるが、更に、強度を増すために、半田
69,70が側面、上面に付着されている。
以上、述べたように本発明は結合振動子の振動
部の上下面、全面に励振電極を配置し、主振の共
振周波数を決める幅方向の端部電極を中央部電極
より厚く配置することによつて、CI値の小さい、
スプリアス振動のない結合振動子を提供すること
ができた。更に、結合振動子の周波数調整前の最
適温度特性、並びに、主振動の最適共振周波数を
得る振動子の設計をし、任意の温度t1,t2での主
振動の共振周波数f1,f2を測定し、この値から一
次温度係数αを計算し、更に、蒸着によつて一次
温度係数αがほとんど零で、しかも、主振の共振
周波数foに合わせ込まれた温度特性の優れたGT
カツト水晶振動子を提供することができた。又、
本発明は水晶振動子の電極配置を改善することに
よつて、支持端部で強固に固着することができ耐
衝撃性に強い振動子を提供することができるよう
になつた。本発明の考え方は他の結合水晶振動
子、例えば、ZTカツト水晶振動子にも適用でき
ることは言うまでもない。
部の上下面、全面に励振電極を配置し、主振の共
振周波数を決める幅方向の端部電極を中央部電極
より厚く配置することによつて、CI値の小さい、
スプリアス振動のない結合振動子を提供すること
ができた。更に、結合振動子の周波数調整前の最
適温度特性、並びに、主振動の最適共振周波数を
得る振動子の設計をし、任意の温度t1,t2での主
振動の共振周波数f1,f2を測定し、この値から一
次温度係数αを計算し、更に、蒸着によつて一次
温度係数αがほとんど零で、しかも、主振の共振
周波数foに合わせ込まれた温度特性の優れたGT
カツト水晶振動子を提供することができた。又、
本発明は水晶振動子の電極配置を改善することに
よつて、支持端部で強固に固着することができ耐
衝撃性に強い振動子を提供することができるよう
になつた。本発明の考え方は他の結合水晶振動
子、例えば、ZTカツト水晶振動子にも適用でき
ることは言うまでもない。
第1図A,Bは、それぞれ本発明の結合振動子
の形状と電極の一実施例を示す平面図、側面図
で、振動部2とその両側に配置された二つの支持
部3とが一体に形成されたGTカツト水晶振動子
の例を示す。第2図Aは本発明の振動部2と支持
部3が一体に形成されているGTカツト水晶振動
子の1/2説明図である。第2図Bは第2図Aの
GTカツト水晶振動子の各位置に対する歪みとの
関係を示すグラフである。第3図Aは励振電極を
振動部の部分に配置したときのCI値のヒストグ
ラムである。第3図Bは励振電極を駆動部の上
面、全面に配置したときのCI値のヒストグラム
である。第4図は本発明のGTカツト水晶振動子
9を支持台8にマウントしたときの一実施例で平
面図Aと側面図Bを示す。第5図はフオトリソグ
ラフイによつて形成された本発明のGTカツト水
晶振動子の温度特性の例を示すグラフである。第
6図はGTカツト水晶振動子に蒸着により電極を
厚くした一実施例を示す平面図である。第7図は
第6図の端部電極を蒸着によつて厚くしたときの
電極の付加量に対する一次温度係数αの変化を示
すグラフである。第8図はGTカツト水晶振動子
の4隅に蒸着によつて電極を厚くした一実施例を
示す平面図である。第9図は第8図の端部電極を
蒸着で厚くしたときの電極の付加量に対する一次
温度係数αの関係を示すグラフである。第10図
はGTカツト水晶振動子の電極を厚くした他の実
施例を示す平面図である。第11図は第10図の
端部電極を蒸着で付着したときの電極付着量に対
する一次温度係数αとの関係を示すグラフであ
る。第12図は第8図の端部電極20,21、第
8図の端部電極22,23,24,25、第10
図の端部電極26,27,28,29を蒸着で
各々厚くしたときの電極の付着量に対する主振動
の共振周波数の変化を示すグラフであり、直線
D,E,Fはそれぞれ第6図、第10図、第8図
の場合に対応している。第13図の直線gは一次
温度係数αが正の振動子の温度に対する主振の共
振周波数との関係を示すグラフであり、直線hと
iは共振周波数を規準周波数foに合わせ込む場合
の温度特性の変化を示す。第14図は本発明によ
つて得られた温度特性の一実施例を示すグラフで
ある。第15図は本発明のGTカツト水晶振動子
の一実施例の斜視図を示す。第16図は本発明の
水晶振動子の電極配置の一実施例を示す。第16
図Aは平面図、第16図Bは側面図を示す。第1
7図は第16図の本発明の水晶振動子を支持台に
マウントした一実施例を示し、第17図Aは平面
図、第17図Bは側面図を示す。第18図は本発
明の水晶振動子の他の実施例を示し、第18図A
は平面図、第18図Bは側面図を示す。第19図
は第18図の本発明の電極構造の水晶振動子を支
持台にマウントした他の実施例を示し、第19図
Aは平面図、第19図Bは側面図を示す。 20〜29……厚い電極。
の形状と電極の一実施例を示す平面図、側面図
で、振動部2とその両側に配置された二つの支持
部3とが一体に形成されたGTカツト水晶振動子
の例を示す。第2図Aは本発明の振動部2と支持
部3が一体に形成されているGTカツト水晶振動
子の1/2説明図である。第2図Bは第2図Aの
GTカツト水晶振動子の各位置に対する歪みとの
関係を示すグラフである。第3図Aは励振電極を
振動部の部分に配置したときのCI値のヒストグ
ラムである。第3図Bは励振電極を駆動部の上
面、全面に配置したときのCI値のヒストグラム
である。第4図は本発明のGTカツト水晶振動子
9を支持台8にマウントしたときの一実施例で平
面図Aと側面図Bを示す。第5図はフオトリソグ
ラフイによつて形成された本発明のGTカツト水
晶振動子の温度特性の例を示すグラフである。第
6図はGTカツト水晶振動子に蒸着により電極を
厚くした一実施例を示す平面図である。第7図は
第6図の端部電極を蒸着によつて厚くしたときの
電極の付加量に対する一次温度係数αの変化を示
すグラフである。第8図はGTカツト水晶振動子
の4隅に蒸着によつて電極を厚くした一実施例を
示す平面図である。第9図は第8図の端部電極を
蒸着で厚くしたときの電極の付加量に対する一次
温度係数αの関係を示すグラフである。第10図
はGTカツト水晶振動子の電極を厚くした他の実
施例を示す平面図である。第11図は第10図の
端部電極を蒸着で付着したときの電極付着量に対
する一次温度係数αとの関係を示すグラフであ
る。第12図は第8図の端部電極20,21、第
8図の端部電極22,23,24,25、第10
図の端部電極26,27,28,29を蒸着で
各々厚くしたときの電極の付着量に対する主振動
の共振周波数の変化を示すグラフであり、直線
D,E,Fはそれぞれ第6図、第10図、第8図
の場合に対応している。第13図の直線gは一次
温度係数αが正の振動子の温度に対する主振の共
振周波数との関係を示すグラフであり、直線hと
iは共振周波数を規準周波数foに合わせ込む場合
の温度特性の変化を示す。第14図は本発明によ
つて得られた温度特性の一実施例を示すグラフで
ある。第15図は本発明のGTカツト水晶振動子
の一実施例の斜視図を示す。第16図は本発明の
水晶振動子の電極配置の一実施例を示す。第16
図Aは平面図、第16図Bは側面図を示す。第1
7図は第16図の本発明の水晶振動子を支持台に
マウントした一実施例を示し、第17図Aは平面
図、第17図Bは側面図を示す。第18図は本発
明の水晶振動子の他の実施例を示し、第18図A
は平面図、第18図Bは側面図を示す。第19図
は第18図の本発明の電極構造の水晶振動子を支
持台にマウントした他の実施例を示し、第19図
Aは平面図、第19図Bは側面図を示す。 20〜29……厚い電極。
Claims (1)
- 1 複数の縦振動モードが結合した結合水晶振動
子で、前記結合水晶振動子の振動部と支持部が一
体に形成され、前記水晶振動子の励振電極は振動
部の上下面、全面に配置され、振動部の一方の面
の励振電極の厚みは一様に、他方の面の励振電極
の厚みの上に、前記励振電極の短辺方向の両端部
で長辺方向のほぼ中央位置に2個の電極20,2
1を付着し、(これを中央電極と呼ぶ。)前記他方
の面の励振電極の上に4隅に4個の電極22,2
3,24,25を付着し、(これを4隅電極と呼
ぶ。)前記他方の面の励振電極の上の前記中央電
極と前記4隅電極の間に合計4個の電極26,2
7,28,29を付着し、(これを中間電極と呼
ぶ。)前記中央電極、4隅電極、中間電極の総合
計10個のうち少なくとも1個以上が選択されて前
記励振電極の中央部より厚くなつており、かつ前
記中央電極、4隅電極、中間電極を任意に選択し
て厚くすることにより所定の特性を得ることを特
徴とする結合水晶振動子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16963881A JPS5870612A (ja) | 1981-10-23 | 1981-10-23 | 結合水晶振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16963881A JPS5870612A (ja) | 1981-10-23 | 1981-10-23 | 結合水晶振動子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5870612A JPS5870612A (ja) | 1983-04-27 |
JPH0161251B2 true JPH0161251B2 (ja) | 1989-12-27 |
Family
ID=15890198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16963881A Granted JPS5870612A (ja) | 1981-10-23 | 1981-10-23 | 結合水晶振動子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5870612A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02186817A (ja) * | 1989-01-13 | 1990-07-23 | Seiko Electronic Components Ltd | 輪郭すべり水晶振動子 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS533178A (en) * | 1976-06-30 | 1978-01-12 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Crystal vibrator |
JPS5379396A (en) * | 1976-12-23 | 1978-07-13 | Nec Corp | Square plate form piezoelectric ceramic vibrator |
JPS5469986A (en) * | 1977-11-15 | 1979-06-05 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Piezoelectric vibrator |
-
1981
- 1981-10-23 JP JP16963881A patent/JPS5870612A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS533178A (en) * | 1976-06-30 | 1978-01-12 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Crystal vibrator |
JPS5379396A (en) * | 1976-12-23 | 1978-07-13 | Nec Corp | Square plate form piezoelectric ceramic vibrator |
JPS5469986A (en) * | 1977-11-15 | 1979-06-05 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Piezoelectric vibrator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5870612A (ja) | 1983-04-27 |
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