JPH0155906B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0155906B2 JPH0155906B2 JP1777682A JP1777682A JPH0155906B2 JP H0155906 B2 JPH0155906 B2 JP H0155906B2 JP 1777682 A JP1777682 A JP 1777682A JP 1777682 A JP1777682 A JP 1777682A JP H0155906 B2 JPH0155906 B2 JP H0155906B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flat
- board
- painted
- decorative board
- flow coater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は平面及び木口塗装を必要とする家具
やピアノ等の平板材の塗装法に関し、特にフロー
コーターを使用することによつて高品質の平板塗
装材を短時間に得ると共に、この平板塗装材の平
面部と木口部との塗装差をなくすことを目的とす
るものである。
やピアノ等の平板材の塗装法に関し、特にフロー
コーターを使用することによつて高品質の平板塗
装材を短時間に得ると共に、この平板塗装材の平
面部と木口部との塗装差をなくすことを目的とす
るものである。
第1図に示すように、例えばピアノのケース部
品の多くは平板材1であり、大面積の平面部1a
とその木口部1bとを全く同じつや出し仕上がり
に塗装することが要求されている。
品の多くは平板材1であり、大面積の平面部1a
とその木口部1bとを全く同じつや出し仕上がり
に塗装することが要求されている。
従来は、この平板材1の平面部1aと木口部1
bとに化粧板21,22をそれぞれ接着(平面材
1が化粧合板であれば平面部1aへの化粧板21
の接着は不要である。)し、化粧板21を接着し
た平面部1aはフローコーターによつて塗装し、
化粧板22を接着した木口部1bは、第2図に示
すように、平板材1を複数枚重ね合わせてスプレ
ーで塗装していたものである。
bとに化粧板21,22をそれぞれ接着(平面材
1が化粧合板であれば平面部1aへの化粧板21
の接着は不要である。)し、化粧板21を接着し
た平面部1aはフローコーターによつて塗装し、
化粧板22を接着した木口部1bは、第2図に示
すように、平板材1を複数枚重ね合わせてスプレ
ーで塗装していたものである。
このように、従来、木口部1bの塗装は平板材
1を複数枚重ね合せてスプレーによつて塗装する
という手作業的方法のために、塗装作業ラインの
流れを止めてしまう(一貫した流れ作業が不可
能)ものとして改善が検討されていた。
1を複数枚重ね合せてスプレーによつて塗装する
という手作業的方法のために、塗装作業ラインの
流れを止めてしまう(一貫した流れ作業が不可
能)ものとして改善が検討されていた。
そこで、木口部1bにアクリル板を接着する方
法、及びダツプ化粧の木口材を接着する方法等数
多く試みたが、木口部1bと平面部1aとの研磨
つや出しの仕上がり品質の差が大きく違和感があ
り、さらに平面部1aと木口部1bとの境の面が
連続とならず、すなわち平面部1aと木口部1b
とに線状の境が現われ、従つて木口部1bのスプ
レーでの吹付塗装は今まで避けられない作業であ
つた。
法、及びダツプ化粧の木口材を接着する方法等数
多く試みたが、木口部1bと平面部1aとの研磨
つや出しの仕上がり品質の差が大きく違和感があ
り、さらに平面部1aと木口部1bとの境の面が
連続とならず、すなわち平面部1aと木口部1b
とに線状の境が現われ、従つて木口部1bのスプ
レーでの吹付塗装は今まで避けられない作業であ
つた。
この発明は、上述の欠点を解消するためになさ
れたものであり、予めフローコーターによつて塗
装された化粧板を所要幅および所要長さに切断
し、該化粧板を平板材の木口に接着し、前記化粧
板に塗装した同一塗料を前記フローコーターで平
板材の平面に塗装し、該平板材の平面と木口とを
一体に形成してなる平板材の塗装法であり、この
方法によれば平板材の平面部も木口部もともにフ
ローコーターによる塗装ができ工程の大幅な短縮
ができ、かつ平板材の平面部も木口部も同じフロ
ーコーターによる塗装であつて、全く同じ塗料が
使用できるから平面部と木口部との塗装の境が不
連続にはならず、又違和感が出ることは全くなく
なる。
れたものであり、予めフローコーターによつて塗
装された化粧板を所要幅および所要長さに切断
し、該化粧板を平板材の木口に接着し、前記化粧
板に塗装した同一塗料を前記フローコーターで平
板材の平面に塗装し、該平板材の平面と木口とを
一体に形成してなる平板材の塗装法であり、この
方法によれば平板材の平面部も木口部もともにフ
ローコーターによる塗装ができ工程の大幅な短縮
ができ、かつ平板材の平面部も木口部も同じフロ
ーコーターによる塗装であつて、全く同じ塗料が
使用できるから平面部と木口部との塗装の境が不
連続にはならず、又違和感が出ることは全くなく
なる。
以下、この発明の実施例を図面に示して説明す
る。
る。
第3図はこの発明による平板材の塗装法を説明
するための工程図であり、Aにおいて所要大きさ
の化粧板30、例えば厚さ0.6mm、長さ900mm、幅
1800mmのフエノール樹脂含侵化粧板が用意され、
この化粧板30はBに示すようにそのままフロー
コーターFに通し、例えばポリエステル黒の塗装
を施す。そして適宜乾装後Cの切断工程において
Dに示すように所要長さ及び所要幅に切断され、
塗装済木口化粧板31を得る。この塗装済木口化
装板31の幅は、例えば後述する平板材1の厚さ
が18mmならば23mm程度とする。次にここでEに示
すように、上面(平板部1a)に化粧板4(ここ
では図示省略。第5図参照)を接着した平板材1
を用意し、Fの木口接着工程においてこの平板材
1の木口部1bに前記塗装済化粧板31を接着す
ると共に、塗装済木口化粧板31のはみ出しのカ
ツトや面取り等が行われ、Gに示すように木口部
11bのみ塗装された平板材11を得る。この平
板材11をHに示すように再びフローコーターF
に通し上面(平面部11a)を前記化粧板に塗装
した塗料と同じ塗料で塗装し、適宜乾燥後(I)
の仕上完成工程において平面部及び木口部の研ぎ
を行い、最後に磨きをかけて第4図に示すように
平面部12a及び木口部12bが塗装された平板
材12を得る。また、平面部11a及び木口部1
1bのフローコータF塗装品質状態によつては、
この境面だけの簡単な研磨だけで、平面部11a
及び木口部11bの研ぎ、さらには磨きをも省略
することも可能である。
するための工程図であり、Aにおいて所要大きさ
の化粧板30、例えば厚さ0.6mm、長さ900mm、幅
1800mmのフエノール樹脂含侵化粧板が用意され、
この化粧板30はBに示すようにそのままフロー
コーターFに通し、例えばポリエステル黒の塗装
を施す。そして適宜乾装後Cの切断工程において
Dに示すように所要長さ及び所要幅に切断され、
塗装済木口化粧板31を得る。この塗装済木口化
装板31の幅は、例えば後述する平板材1の厚さ
が18mmならば23mm程度とする。次にここでEに示
すように、上面(平板部1a)に化粧板4(ここ
では図示省略。第5図参照)を接着した平板材1
を用意し、Fの木口接着工程においてこの平板材
1の木口部1bに前記塗装済化粧板31を接着す
ると共に、塗装済木口化粧板31のはみ出しのカ
ツトや面取り等が行われ、Gに示すように木口部
11bのみ塗装された平板材11を得る。この平
板材11をHに示すように再びフローコーターF
に通し上面(平面部11a)を前記化粧板に塗装
した塗料と同じ塗料で塗装し、適宜乾燥後(I)
の仕上完成工程において平面部及び木口部の研ぎ
を行い、最後に磨きをかけて第4図に示すように
平面部12a及び木口部12bが塗装された平板
材12を得る。また、平面部11a及び木口部1
1bのフローコータF塗装品質状態によつては、
この境面だけの簡単な研磨だけで、平面部11a
及び木口部11bの研ぎ、さらには磨きをも省略
することも可能である。
第5図は、第4図における−断面図であ
り、平面部12aも木口部12bも同じフローコ
ーターによつて、かつ同じ塗料で塗装したもので
あるから、平面部塗膜5aと木口塗装膜5bとの
境6はよくなじんで線状の境等が発生することが
なく、平面と小口とは同一色で同一光沢の仕上り
となる。
り、平面部12aも木口部12bも同じフローコ
ーターによつて、かつ同じ塗料で塗装したもので
あるから、平面部塗膜5aと木口塗装膜5bとの
境6はよくなじんで線状の境等が発生することが
なく、平面と小口とは同一色で同一光沢の仕上り
となる。
以上のように、この発明によれば、あらかじめ
フローコーターによつて塗装した木口化粧板を平
板材の木口部に接着し、この平板材を同じくフロ
ーコーターによつてその平面部を化粧板に塗布し
た塗料と同じ塗料で塗装するようにしたので、従
来木口部塗装において行われていたスプレーによ
る塗装はなくなり、平面部及び木口部ともにフロ
ーコーターによる塗装となつて塗料の無だを省
き、一貫した流れ作業となつて作業効率がアツプ
し、かつ塗装品質も上がる等極めて顕著な効果を
有するものである。
フローコーターによつて塗装した木口化粧板を平
板材の木口部に接着し、この平板材を同じくフロ
ーコーターによつてその平面部を化粧板に塗布し
た塗料と同じ塗料で塗装するようにしたので、従
来木口部塗装において行われていたスプレーによ
る塗装はなくなり、平面部及び木口部ともにフロ
ーコーターによる塗装となつて塗料の無だを省
き、一貫した流れ作業となつて作業効率がアツプ
し、かつ塗装品質も上がる等極めて顕著な効果を
有するものである。
第1図は塗装する平板材の化粧板接着を説明す
るための斜視図、第2図は平板材の木口部をスプ
レーで塗装する際における平板材の重ね合せ状態
の斜視図、第3図はこの発明の塗装法を説明する
ための工程図、第4図はこの発明によつて得られ
た塗装済平板材の斜視図、第5図は第4図におけ
る−断面図である。 1……平板材、11……塗装済木口化粧板を木
口部に接着した平板材、12……この発明によつ
て得られた塗装済平板材、3,4……化粧板、5
(5a,5b)……塗膜、6……境、F……フロ
ーコーター。
るための斜視図、第2図は平板材の木口部をスプ
レーで塗装する際における平板材の重ね合せ状態
の斜視図、第3図はこの発明の塗装法を説明する
ための工程図、第4図はこの発明によつて得られ
た塗装済平板材の斜視図、第5図は第4図におけ
る−断面図である。 1……平板材、11……塗装済木口化粧板を木
口部に接着した平板材、12……この発明によつ
て得られた塗装済平板材、3,4……化粧板、5
(5a,5b)……塗膜、6……境、F……フロ
ーコーター。
Claims (1)
- 1 予めフローコーターによつて塗装された化粧
板を所要幅および所要長さに切断し、該化粧板を
平板材の木口に接着し、前記化粧板に塗装した同
一塗料を前記フローコーターで平板材の平面に塗
装し、該平板材の平面と木口とを一体に形成して
なる平板材の塗装法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1777682A JPS58133865A (ja) | 1982-02-05 | 1982-02-05 | 平板材の塗装法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1777682A JPS58133865A (ja) | 1982-02-05 | 1982-02-05 | 平板材の塗装法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58133865A JPS58133865A (ja) | 1983-08-09 |
JPH0155906B2 true JPH0155906B2 (ja) | 1989-11-28 |
Family
ID=11953113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1777682A Granted JPS58133865A (ja) | 1982-02-05 | 1982-02-05 | 平板材の塗装法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58133865A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19524017A1 (de) * | 1994-06-30 | 1996-01-11 | Yamaha Corp | Verfahren zum Veredeln eines Bretts mit einer dicken Harzschicht, um die Unterschicht unsichtbar zu machen |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6035193B2 (ja) * | 1976-02-28 | 1985-08-13 | 松下電工株式会社 | 模様塗装法 |
JPS6057385B2 (ja) * | 1977-03-22 | 1985-12-14 | 富士写真フイルム株式会社 | 両面塗布方法 |
-
1982
- 1982-02-05 JP JP1777682A patent/JPS58133865A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19524017A1 (de) * | 1994-06-30 | 1996-01-11 | Yamaha Corp | Verfahren zum Veredeln eines Bretts mit einer dicken Harzschicht, um die Unterschicht unsichtbar zu machen |
DE19524017C2 (de) * | 1994-06-30 | 2000-08-17 | Yamaha Corp | Verfahren zum Veredeln eines Bretts mit einer dicken Harzschicht, um die Unterschicht unsichtbar zu machen |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58133865A (ja) | 1983-08-09 |
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