JPH0154214B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0154214B2 JPH0154214B2 JP57124167A JP12416782A JPH0154214B2 JP H0154214 B2 JPH0154214 B2 JP H0154214B2 JP 57124167 A JP57124167 A JP 57124167A JP 12416782 A JP12416782 A JP 12416782A JP H0154214 B2 JPH0154214 B2 JP H0154214B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- headrest
- seat
- stay
- support member
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、乗用車の前席のシートに用いるヘツ
ドレスト装置に係り、特に前席の不使用時に後席
乗員の前方視界を拡げることを目的としたヘツド
レスト装置に関する。
ドレスト装置に係り、特に前席の不使用時に後席
乗員の前方視界を拡げることを目的としたヘツド
レスト装置に関する。
乗用車の前席用のヘツドレスト装置は、シート
バツクに固定される固定式と、位置調整できる調
整式とがある。当然のことながら従来数多くの提
案がなされているのは後者であるが、従来装置は
いずれも前席乗員の座心地をよくすることを目的
にヘツドレストの上下位置および前後位置を調整
可能としたもので、そこには後席乗員の視界に対
する考慮は全くない。前席不使用時に後席乗員の
前方視界を拡げようとすれば、シートバツク全体
を倒すか、ヘツドレストをシートバツクから外す
しかないのである。
バツクに固定される固定式と、位置調整できる調
整式とがある。当然のことながら従来数多くの提
案がなされているのは後者であるが、従来装置は
いずれも前席乗員の座心地をよくすることを目的
にヘツドレストの上下位置および前後位置を調整
可能としたもので、そこには後席乗員の視界に対
する考慮は全くない。前席不使用時に後席乗員の
前方視界を拡げようとすれば、シートバツク全体
を倒すか、ヘツドレストをシートバツクから外す
しかないのである。
本発明は、このような問題意識、つまり前席の
ヘツドレストは後席乗員にとつては前方視界の妨
げになるという後席乗員重視の発想に基きなされ
たもので、ヘツドレストをその下方に延びるステ
ーを中心に回転可能としたことを特徴としてい
る。ヘツドレストを正規位置から90゜回転させて
縦長とすれば後席乗員の視界を拡げることができ
る。
ヘツドレストは後席乗員にとつては前方視界の妨
げになるという後席乗員重視の発想に基きなされ
たもので、ヘツドレストをその下方に延びるステ
ーを中心に回転可能としたことを特徴としてい
る。ヘツドレストを正規位置から90゜回転させて
縦長とすれば後席乗員の視界を拡げることができ
る。
以下図示実施例につき本発明を説明する。横長
のヘツドレスト1はその左右に下方に延びるステ
ー2L,2Rを有しており、シートのシートバツ
ク3はこのステー2L,2Rを支持する板状の支
持部材4を有している。支持部材4はシートバツ
ク3内のバツクフレーム5に固定したものであ
る。
のヘツドレスト1はその左右に下方に延びるステ
ー2L,2Rを有しており、シートのシートバツ
ク3はこのステー2L,2Rを支持する板状の支
持部材4を有している。支持部材4はシートバツ
ク3内のバツクフレーム5に固定したものであ
る。
支持部材4は、ヘツドレスト1の右方のステー
2Rをその軸心を中心に回転可能に受け入れる回
転中心孔6と、この回転中心孔6を中心とし該孔
6の側部から後部に至る略四分の一円弧の円弧状
孔7とを有しており、この円弧状孔7にヘツドレ
スト1の左方のステー2Lが挿入されている。し
たがつてヘツドレスト1は右方のステー2Rを中
心に円弧状孔7の角度範囲で回転可能であり、左
方のステー2Lが円弧状孔7の前端に位置すると
きヘツドレスト1はシートバツク3上に横長にな
る正規位置となる。これに対し左方のステー2L
が円弧状孔7の後端に位置する迄ヘツドレスト1
を略90゜回転させると、該ヘツドレスト1は縦長
となつて後席乗員の視界が拡がる。なお8は回転
中心孔6の下側に設けたステーガイドで、右方の
ステー2Rを上下動可能に案内する。
2Rをその軸心を中心に回転可能に受け入れる回
転中心孔6と、この回転中心孔6を中心とし該孔
6の側部から後部に至る略四分の一円弧の円弧状
孔7とを有しており、この円弧状孔7にヘツドレ
スト1の左方のステー2Lが挿入されている。し
たがつてヘツドレスト1は右方のステー2Rを中
心に円弧状孔7の角度範囲で回転可能であり、左
方のステー2Lが円弧状孔7の前端に位置すると
きヘツドレスト1はシートバツク3上に横長にな
る正規位置となる。これに対し左方のステー2L
が円弧状孔7の後端に位置する迄ヘツドレスト1
を略90゜回転させると、該ヘツドレスト1は縦長
となつて後席乗員の視界が拡がる。なお8は回転
中心孔6の下側に設けたステーガイドで、右方の
ステー2Rを上下動可能に案内する。
支持部材4上には、ヘツドレスト1を正規位置
に固定するロツク装置10が設けられている。こ
のロツク装置10はロツク板11の先端の凹部1
2により円弧状孔7の前端に位置する左ステー2
Lを保持するもので、該ロツク板11は支持部材
4に穿設した長孔13,13に沿つて進退動でき
る。すなわち長孔13,13には支持部材4の下
面から拡径頭部を有するピン14,14が挿入さ
れ、このピン14,14がロツク板11に固定さ
れているのである。そしてこのロツク板11は引
張ばね15により左ステー2Lと係合する方向に
摺動付勢されている。16は引張ばね15に抗し
てロツク板11を引くためのノブである。
に固定するロツク装置10が設けられている。こ
のロツク装置10はロツク板11の先端の凹部1
2により円弧状孔7の前端に位置する左ステー2
Lを保持するもので、該ロツク板11は支持部材
4に穿設した長孔13,13に沿つて進退動でき
る。すなわち長孔13,13には支持部材4の下
面から拡径頭部を有するピン14,14が挿入さ
れ、このピン14,14がロツク板11に固定さ
れているのである。そしてこのロツク板11は引
張ばね15により左ステー2Lと係合する方向に
摺動付勢されている。16は引張ばね15に抗し
てロツク板11を引くためのノブである。
上記構成の本ヘツドレスト装置は、通常の使用
状態ではヘツドレスト1をシートバツク3上に横
長に位置させ、ロツク装置10によりその正規位
置にロツクする。すなわち円弧状孔7の前端に回
動している左ステー2Lを、該ステー側に摺動付
勢されているロツク板11の凹部12内に保持す
る。そうすればヘツドレスト1は不用意に回動す
ることなくその機能を果たすことになる。
状態ではヘツドレスト1をシートバツク3上に横
長に位置させ、ロツク装置10によりその正規位
置にロツクする。すなわち円弧状孔7の前端に回
動している左ステー2Lを、該ステー側に摺動付
勢されているロツク板11の凹部12内に保持す
る。そうすればヘツドレスト1は不用意に回動す
ることなくその機能を果たすことになる。
前席不使用時に後席乗員の前方視界を拡げるに
は、ノブ16によりロツク板11を後退させて凹
部12と左ステー2Lとの係合を解き、右ステー
2Rを中心にヘツドレスト1を略90゜回転させれ
ばよい。ヘツドレスト1は第3図に実線で示すよ
うに縦長になるから後席乗員の視界が拡がる。な
おヘツドレスト1はばね力によつて回転、あるい
はばね力による回転補助力を受けるようにしても
よい。
は、ノブ16によりロツク板11を後退させて凹
部12と左ステー2Lとの係合を解き、右ステー
2Rを中心にヘツドレスト1を略90゜回転させれ
ばよい。ヘツドレスト1は第3図に実線で示すよ
うに縦長になるから後席乗員の視界が拡がる。な
おヘツドレスト1はばね力によつて回転、あるい
はばね力による回転補助力を受けるようにしても
よい。
ヘツドレスト1の上下位置の調整は適宜手段に
より行なうことができるが、第1図、第2図に示
すように左ステー2Lに複数段の係止溝17を刻
設しておけば、この係止溝17とロツク装置10
とにより上下調整機構を構成できる。
より行なうことができるが、第1図、第2図に示
すように左ステー2Lに複数段の係止溝17を刻
設しておけば、この係止溝17とロツク装置10
とにより上下調整機構を構成できる。
なお以上の説明から明らかなように、ヘツドレ
スト1には回転中心となる一本のステーが存在す
れば本発明は成立する。またヘツドレストの正規
位置への保持は、ロツク装置によることなく、大
きく設定したヘツドレストの回転抵抗によつても
よい。
スト1には回転中心となる一本のステーが存在す
れば本発明は成立する。またヘツドレストの正規
位置への保持は、ロツク装置によることなく、大
きく設定したヘツドレストの回転抵抗によつても
よい。
以上要するに本発明によれば、ヘツドレストを
シートバツク上に縦長となる位置に回転させるこ
とができるから、ヘツドレストが横長の正規位置
にある場合に比し、後席乗員の前方乗員の前方視
界を拡げることが可能であり、従来のヘツドレス
ト装置では全く期待し得ない新たな機能を得るこ
とができる。
シートバツク上に縦長となる位置に回転させるこ
とができるから、ヘツドレストが横長の正規位置
にある場合に比し、後席乗員の前方乗員の前方視
界を拡げることが可能であり、従来のヘツドレス
ト装置では全く期待し得ない新たな機能を得るこ
とができる。
第1図は本発明に係るシートのヘツドレスト装
置の実施例を示す分解斜視図、第2図は同組立状
態の要部の斜視図、第3図はヘツドレストの回転
状態を示す斜視図である。 1…ヘツドレスト、2L,2R…ステー、3…
シートバツク、4…支持部材、6…回転中心孔、
7…円弧状孔、10…ロツク装置。
置の実施例を示す分解斜視図、第2図は同組立状
態の要部の斜視図、第3図はヘツドレストの回転
状態を示す斜視図である。 1…ヘツドレスト、2L,2R…ステー、3…
シートバツク、4…支持部材、6…回転中心孔、
7…円弧状孔、10…ロツク装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シートバツクの上端に位置するヘツドレスト
に下方に延びる一以上のステーを設け、上記シー
トバツクにこのステーの支持部材を設けたシート
のヘツドレスト装置において、上記ヘツドレスト
を上記ステーを中心に回転可能としたことを特徴
とするシートのヘツドレスト装置。 2 特許請求の範囲第1項において、ステーはヘ
ツドレストの左右に設けられ、ステーの支持部材
には一方のステー用の回転中心孔と、他方のステ
ー用の、上記回転中心孔を中心とする円弧状孔と
が穿設されているシートのヘツドレスト装置。 3 特許請求の範囲第1項または第2項におい
て、回転可能なヘツドレストをシートバツク上の
正規位置に固定するロツク装置がさらに設けられ
ているシートのヘツドレスト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57124167A JPS5914531A (ja) | 1982-07-16 | 1982-07-16 | シ−トのヘツドレスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57124167A JPS5914531A (ja) | 1982-07-16 | 1982-07-16 | シ−トのヘツドレスト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5914531A JPS5914531A (ja) | 1984-01-25 |
JPH0154214B2 true JPH0154214B2 (ja) | 1989-11-17 |
Family
ID=14878601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57124167A Granted JPS5914531A (ja) | 1982-07-16 | 1982-07-16 | シ−トのヘツドレスト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914531A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0511722Y2 (ja) * | 1986-12-23 | 1993-03-24 | ||
JPH0434111Y2 (ja) * | 1987-06-26 | 1992-08-14 | ||
FR2748432B1 (fr) * | 1996-05-13 | 1998-07-24 | Faure Bertrand Equipements Sa | Dispositif d'assise pour vehicule automobile, comportant un appui-tete pivotant escamotable |
JP5057823B2 (ja) * | 2007-03-31 | 2012-10-24 | テイ・エス テック株式会社 | ヘッドレスト及び該ヘッドレストを備えた車両用シート |
DE102018128309B4 (de) * | 2018-11-13 | 2022-10-06 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Sitzanlage für ein Fahrzeug sowie Fahrzeug mit wenigstens einer solchen Sitzanlage |
-
1982
- 1982-07-16 JP JP57124167A patent/JPS5914531A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5914531A (ja) | 1984-01-25 |
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