JPH0144962Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0144962Y2 JPH0144962Y2 JP16901084U JP16901084U JPH0144962Y2 JP H0144962 Y2 JPH0144962 Y2 JP H0144962Y2 JP 16901084 U JP16901084 U JP 16901084U JP 16901084 U JP16901084 U JP 16901084U JP H0144962 Y2 JPH0144962 Y2 JP H0144962Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating chamber
- heating
- water tank
- temperature
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は、加熱室内にヒータ加熱機構を備え
た高周波加熱装置などの加熱調理器に関する。
た高周波加熱装置などの加熱調理器に関する。
高周波加熱装置の加熱室内にヒータ加熱機構を
設け、食品をヒータ加熱によつて加熱調理する加
熱調理器が普及している。この加熱調理器は、加
熱室の上部と下部にヒータが配設され、このヒー
タを通電加熱して食品、たとえばパンやケーキを
加熱調理するようになつている。
設け、食品をヒータ加熱によつて加熱調理する加
熱調理器が普及している。この加熱調理器は、加
熱室の上部と下部にヒータが配設され、このヒー
タを通電加熱して食品、たとえばパンやケーキを
加熱調理するようになつている。
ところが、前記パンやケーキの場合、ヒータの
熱によつて加熱室が乾燥状態となりその食品の表
面が乾燥して硬くなり、調理の仕上りが悪いとい
う欠点がある。
熱によつて加熱室が乾燥状態となりその食品の表
面が乾燥して硬くなり、調理の仕上りが悪いとい
う欠点がある。
そこで、前述したような欠点を解消するため
に、ヒータ加熱とスチーム加熱とを組合わせたス
チーム加熱機構付き加熱調理器が知られている。
これは、第4図に示すように構成されている。す
なわち、1は本体で、この本体1内には加熱室2
が設けられ、この加熱室2の下部および下部には
それぞれヒータ3,3が設置されている。さら
に、加熱室2の外側部には電気ヒータ4を収容し
たスチーム発生器5が設けられている。そして、
水タンク6から注水される水を前記スチーム発生
器5に収容し、この水を前記電気ヒータ4によつ
て加熱して蒸気を発生し、この蒸気をパイプ7を
介して加熱室2に噴出するように構成されてい
る。
に、ヒータ加熱とスチーム加熱とを組合わせたス
チーム加熱機構付き加熱調理器が知られている。
これは、第4図に示すように構成されている。す
なわち、1は本体で、この本体1内には加熱室2
が設けられ、この加熱室2の下部および下部には
それぞれヒータ3,3が設置されている。さら
に、加熱室2の外側部には電気ヒータ4を収容し
たスチーム発生器5が設けられている。そして、
水タンク6から注水される水を前記スチーム発生
器5に収容し、この水を前記電気ヒータ4によつ
て加熱して蒸気を発生し、この蒸気をパイプ7を
介して加熱室2に噴出するように構成されてい
る。
したがつて、加熱調理器の構造が複雑化して大
型になるばかりでなく、コストアツプの原因にな
つている。
型になるばかりでなく、コストアツプの原因にな
つている。
この考案は、前記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、加熱室内の温度が
設定以上になつたとき自動的に加熱室内で蒸気を
発生することができ、また構造的に簡単で、安価
にしかも信頼性の高い加熱調理器を提供すること
にある。
で、その目的とするところは、加熱室内の温度が
設定以上になつたとき自動的に加熱室内で蒸気を
発生することができ、また構造的に簡単で、安価
にしかも信頼性の高い加熱調理器を提供すること
にある。
この考案は、前記目的を達成するために、加熱
室の上部に水タンクを収納する水タンク収納部を
設けるとともに、水タンクの注水口に弁を設け、
前記加熱室の温度が設定温度以上になつたとき熱
応動部材が感知して前記弁を開放することにより
加熱室内に水滴を滴下して蒸気を発生するように
構成したことにある。
室の上部に水タンクを収納する水タンク収納部を
設けるとともに、水タンクの注水口に弁を設け、
前記加熱室の温度が設定温度以上になつたとき熱
応動部材が感知して前記弁を開放することにより
加熱室内に水滴を滴下して蒸気を発生するように
構成したことにある。
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
第1図は加熱調理器の全体を概略的に示すもの
で、11は本体である。この本体11内には加熱
室12が設けられ、この加熱室12の前面開口部
は扉体13によつて開閉されるようになつてい
る。この加熱室12の天井板14には高周波発生
器15が設けられているとともに、背面板16に
は加熱室12の上部および下部に突出するヒータ
17,17が取付けられ、ヒータ加熱機構を構成
している。さらに、加熱室12内には食品18を
載置する載置皿19が設けられている。
で、11は本体である。この本体11内には加熱
室12が設けられ、この加熱室12の前面開口部
は扉体13によつて開閉されるようになつてい
る。この加熱室12の天井板14には高周波発生
器15が設けられているとともに、背面板16に
は加熱室12の上部および下部に突出するヒータ
17,17が取付けられ、ヒータ加熱機構を構成
している。さらに、加熱室12内には食品18を
載置する載置皿19が設けられている。
このように構成された加熱調理器の本体11の
上部には第2図および第3図に示すように水タン
ク収納部20が設けられている。この水タンク収
納部20は前記本体11の天板21と一体に形成
された筒状のカバー22によつて構成されてい
る。このカバー22の下端部には段部23を介し
て小径の連通路24が設けられ、この連通路24
の下端は前記加熱室12の天井板14に連結され
ている。そして、前記水タンク収納部20には水
タンク25が着脱可能に収納されている。この水
タンク25は下端に口部26が設けられ、この口
部26には注水口27を有したキヤツプ28が装
着されている。さらに、このキヤツプ28には弁
軸29を有する弁30が設けられ、前記注水口2
7を開閉するようになつている。つまり、弁30
は水タンク25を逆さにしたときに自重によつて
下がり注水口27を閉塞して水の滴下を防止して
いる。この状態において前記弁30の弁軸29は
前記連通路24を通つて垂下しており、この弁軸
29の下端部は前記天井板14に穿設された開口
部31を貫通して加熱室12内に突出している。
また、天井板14の下面にはブラケツト32を介
して熱板33が前記開口部31に対向して取付け
られ、後述する手段によつて滴下する水滴を受
け、この上面で蒸気を発生するようになつてい
る。さらに、前記連通路24内には弁軸29に嵌
合され、下端がストツパ34に支承されたコイル
スプリング状の熱応動部材35が設けられてい
る。この熱応動部材35は加熱室12内の温度に
よつて伸縮する形状記憶合金によつて形成されて
いる。すなわち、この形状記憶合金からなる熱応
動部材35はi−i系の合金で、その母相(高温
相)は第3図に示すように伸長して弁30を押し
上げる状態に形成されている。この形状記憶合金
を室温にて塑性変形して第2図に示すように圧縮
して弁30と離間する形状とする。この状態で形
状記憶合金はマルテンサイト変態を起こしてマル
テンサイト相をなしている。そして、この形状記
憶合金のマルテンサイト相から母相へと逆変態を
開始する温度を前記加熱室12内において蒸気を
発生する必要な温度に設定しておく。
上部には第2図および第3図に示すように水タン
ク収納部20が設けられている。この水タンク収
納部20は前記本体11の天板21と一体に形成
された筒状のカバー22によつて構成されてい
る。このカバー22の下端部には段部23を介し
て小径の連通路24が設けられ、この連通路24
の下端は前記加熱室12の天井板14に連結され
ている。そして、前記水タンク収納部20には水
タンク25が着脱可能に収納されている。この水
タンク25は下端に口部26が設けられ、この口
部26には注水口27を有したキヤツプ28が装
着されている。さらに、このキヤツプ28には弁
軸29を有する弁30が設けられ、前記注水口2
7を開閉するようになつている。つまり、弁30
は水タンク25を逆さにしたときに自重によつて
下がり注水口27を閉塞して水の滴下を防止して
いる。この状態において前記弁30の弁軸29は
前記連通路24を通つて垂下しており、この弁軸
29の下端部は前記天井板14に穿設された開口
部31を貫通して加熱室12内に突出している。
また、天井板14の下面にはブラケツト32を介
して熱板33が前記開口部31に対向して取付け
られ、後述する手段によつて滴下する水滴を受
け、この上面で蒸気を発生するようになつてい
る。さらに、前記連通路24内には弁軸29に嵌
合され、下端がストツパ34に支承されたコイル
スプリング状の熱応動部材35が設けられてい
る。この熱応動部材35は加熱室12内の温度に
よつて伸縮する形状記憶合金によつて形成されて
いる。すなわち、この形状記憶合金からなる熱応
動部材35はi−i系の合金で、その母相(高温
相)は第3図に示すように伸長して弁30を押し
上げる状態に形成されている。この形状記憶合金
を室温にて塑性変形して第2図に示すように圧縮
して弁30と離間する形状とする。この状態で形
状記憶合金はマルテンサイト変態を起こしてマル
テンサイト相をなしている。そして、この形状記
憶合金のマルテンサイト相から母相へと逆変態を
開始する温度を前記加熱室12内において蒸気を
発生する必要な温度に設定しておく。
つぎに、前述のように構成された加熱調理器の
作用を説明する。水を収容した水タンク25を水
タンク収納部20に収納する。このとき、加熱室
12内の温度はヒータ17,17に通電していな
いため室温であり、形状記憶合金からなる熱応動
部材35はマルテンサイト相、つまり圧縮状態に
ある。したがつて、第2図に示すように弁30は
下降して注水口27を閉塞している。この状態か
らヒータ17,17に通電して食品18を加熱す
ると、加熱室12の温度が上昇し乾燥状態にな
る。加熱室12の温度上昇に伴つて熱板33も加
熱されるため熱応動部材35も温度上昇する。そ
して、逆変態温度に達すると熱応動部材35はマ
ルテンサイト相から母相へと戻り、第3図に示す
ように伸長して弁30を押し上げる。したがつ
て、注水口27は開放され水タンク25内の水は
注水口27から滴下して弁軸29を伝わつて開口
部31から熱板33上に滴下する。滴下した水滴
は熱板33上で蒸気となり加熱室12内の乾燥を
防止することになる。熱応動部材35が水滴に触
れることと、熱板33の温度の低下により熱応動
部材35が設定温度より低下すると、マルテンサ
イト相に戻つて圧縮する。したがつて、弁30は
下降して注水口27を閉塞する。この動作の繰返
しにより加熱室12内は一定の加湿状態に保たれ
るため食品18の乾燥を防止することができる。
作用を説明する。水を収容した水タンク25を水
タンク収納部20に収納する。このとき、加熱室
12内の温度はヒータ17,17に通電していな
いため室温であり、形状記憶合金からなる熱応動
部材35はマルテンサイト相、つまり圧縮状態に
ある。したがつて、第2図に示すように弁30は
下降して注水口27を閉塞している。この状態か
らヒータ17,17に通電して食品18を加熱す
ると、加熱室12の温度が上昇し乾燥状態にな
る。加熱室12の温度上昇に伴つて熱板33も加
熱されるため熱応動部材35も温度上昇する。そ
して、逆変態温度に達すると熱応動部材35はマ
ルテンサイト相から母相へと戻り、第3図に示す
ように伸長して弁30を押し上げる。したがつ
て、注水口27は開放され水タンク25内の水は
注水口27から滴下して弁軸29を伝わつて開口
部31から熱板33上に滴下する。滴下した水滴
は熱板33上で蒸気となり加熱室12内の乾燥を
防止することになる。熱応動部材35が水滴に触
れることと、熱板33の温度の低下により熱応動
部材35が設定温度より低下すると、マルテンサ
イト相に戻つて圧縮する。したがつて、弁30は
下降して注水口27を閉塞する。この動作の繰返
しにより加熱室12内は一定の加湿状態に保たれ
るため食品18の乾燥を防止することができる。
なお、前記一実施例においては、熱応動部材を
形状記憶合金によつて形成したが、たとえばバイ
メタルによつて構成してもよい。
形状記憶合金によつて形成したが、たとえばバイ
メタルによつて構成してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、ヒー
タ加熱調理時に加熱室の温度を感知して設定温度
以上になつたとき自動的に水タンクの弁を開放し
て注水口から水滴を加熱室内に滴下して蒸気を発
生するように構成したから、加熱室の温度を保ち
ながら被加熱物の乾燥を防止することができる。
また、構造的に簡単で、安価に提供できるととも
に信頼性を向上することができるという効果を奏
する。
タ加熱調理時に加熱室の温度を感知して設定温度
以上になつたとき自動的に水タンクの弁を開放し
て注水口から水滴を加熱室内に滴下して蒸気を発
生するように構成したから、加熱室の温度を保ち
ながら被加熱物の乾燥を防止することができる。
また、構造的に簡単で、安価に提供できるととも
に信頼性を向上することができるという効果を奏
する。
第1図はこの考案の一実施例を示す加熱調理器
の縦断側面図、第2図および第3図は同じく要部
の作用を説明するための縦断側面図、第4図は従
来のスチーム発生機構付き加熱調理器の縦断正面
図である。 12……加熱室、17……ヒータ(ヒータ加熱
機構)、20……水タンク収納部、25……水タ
ンク、27……注水口、35……熱応動部材。
の縦断側面図、第2図および第3図は同じく要部
の作用を説明するための縦断側面図、第4図は従
来のスチーム発生機構付き加熱調理器の縦断正面
図である。 12……加熱室、17……ヒータ(ヒータ加熱
機構)、20……水タンク収納部、25……水タ
ンク、27……注水口、35……熱応動部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ヒータ加熱機構を有する加熱室と、この加熱
室の上部に設けた水タンク収納部と、この水タ
ンク収納部に収納され下端部に注水口を有する
水タンクと、この水タンクに設けられ前記注水
口を開閉する弁と、前記加熱室の温度に応動し
加熱室が設定温度以上になつたとき前記弁を開
放して水タンクから加熱室内に水滴を滴下して
蒸気を発生させる熱応動部材とを具備したこと
を特徴とする加熱調理器。 (2) 熱応動部材は、形状記憶合金で構成したこと
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16901084U JPH0144962Y2 (ja) | 1984-11-07 | 1984-11-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16901084U JPH0144962Y2 (ja) | 1984-11-07 | 1984-11-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6183298U JPS6183298U (ja) | 1986-06-02 |
JPH0144962Y2 true JPH0144962Y2 (ja) | 1989-12-26 |
Family
ID=30726763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16901084U Expired JPH0144962Y2 (ja) | 1984-11-07 | 1984-11-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0144962Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019030951A1 (ja) * | 2017-08-08 | 2019-02-14 | シャープ株式会社 | 加熱調理器 |
-
1984
- 1984-11-07 JP JP16901084U patent/JPH0144962Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019030951A1 (ja) * | 2017-08-08 | 2019-02-14 | シャープ株式会社 | 加熱調理器 |
JPWO2019030951A1 (ja) * | 2017-08-08 | 2020-07-09 | シャープ株式会社 | 加熱調理器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6183298U (ja) | 1986-06-02 |
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