JPH0144680Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0144680Y2 JPH0144680Y2 JP5082184U JP5082184U JPH0144680Y2 JP H0144680 Y2 JPH0144680 Y2 JP H0144680Y2 JP 5082184 U JP5082184 U JP 5082184U JP 5082184 U JP5082184 U JP 5082184U JP H0144680 Y2 JPH0144680 Y2 JP H0144680Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- guide pipe
- pouring
- guide tube
- jack
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は鉛直方向上昇動、殊に間欠上昇動の滑
動型枠装置にして、上昇動をするジヤツキの棒に
嵌合した案内管の改良に関するものである。
動型枠装置にして、上昇動をするジヤツキの棒に
嵌合した案内管の改良に関するものである。
従来より橋脚、柱、箱型のコア部をコンクリー
ト打設によつて立設するのに滑動型わくを用いて
スライデイング・フオーム工法を行つている。こ
の工法の代表的な例として第1図に示すように取
付台1に油圧ジヤツキ2を取付台け、該取付台か
らは一対のヨーク3,3aが垂下され、ヨーク間
に内接して腹起し4を介して一対の堰板5,5a
が設けられ、堰板間にジヤツキから取付台1を貫
通してジヤツキ上昇用の支持ロツド6が配置され
た構造のものがある。この構造の装置での作業は
予め支持ロツド6にはロツド案内管7を嵌めてお
き、案内管の周りにコンクリート8の打設を行な
う。一回のコンクリート打設の高さは数糎である
が、次回の打設は前回打設した上面に続いて打設
する。この際前回打設と次回打設の間の数分の間
にコンクリートの凝固が開始さされるが、打設し
たコンクリート壁面がわずかに凝りかけると、ジ
ヤツキを介して滑動型枠装置を前回打設した高さ
だけ上昇させて、次回のコンクリート打設を持
つ。コンクリート打設と滑動型枠装置の上記繰返
し作業によつて高くコンクリートの打設が行なわ
れる(第2図参照)。この施工作業は打設コンク
リートが凝固しない内に滑動型枠装置を上昇させ
るからロツド案内管7とコンクリート面との間で
は常に滑動状態が維持されるので数日間連続して
コンクリート打設を行ない、最後に型枠装置をコ
ンクリートから取外す時にもコンクリートと案内
管の間でコンクリートの凝固による甚だしい摩擦
や固着を生ずることがない。従つて支持ロツドを
含め装置全体を打設コンクリートから上方に引抜
いて、案内管で鉛直に開けられた孔を充填して作
業を終了している。併し乍ら近年は前記のような
連続作業が行なえない場合が多い。そのために例
えば一日12時間の打設作業後打設を中止し、翌日
再度12時間打設作業をするという間欠作業をせざ
るを得なくなつて来ている。この場合打設終了後
コンクリートと型枠間に縁切作業(空スライド)
をしなければならない。その際時間をかけて空ス
ライドを行なうことでコンクリートと型枠との附
着を取除くのは容易である。併しコンクリートの
収縮による案内管の締付けを防ぐことは容易にで
きず非常に困難を来し、そのため打設したコンク
リートから案内管を緩めるためコンクリートを破
損したり、又はジヤツキ負担がかかつたりして正
常な滑動作業が妨げられることが屡々あり、打設
終了から縁切スライデイングに多大な苦労と時間
が掛る。
ト打設によつて立設するのに滑動型わくを用いて
スライデイング・フオーム工法を行つている。こ
の工法の代表的な例として第1図に示すように取
付台1に油圧ジヤツキ2を取付台け、該取付台か
らは一対のヨーク3,3aが垂下され、ヨーク間
に内接して腹起し4を介して一対の堰板5,5a
が設けられ、堰板間にジヤツキから取付台1を貫
通してジヤツキ上昇用の支持ロツド6が配置され
た構造のものがある。この構造の装置での作業は
予め支持ロツド6にはロツド案内管7を嵌めてお
き、案内管の周りにコンクリート8の打設を行な
う。一回のコンクリート打設の高さは数糎である
が、次回の打設は前回打設した上面に続いて打設
する。この際前回打設と次回打設の間の数分の間
にコンクリートの凝固が開始さされるが、打設し
たコンクリート壁面がわずかに凝りかけると、ジ
ヤツキを介して滑動型枠装置を前回打設した高さ
だけ上昇させて、次回のコンクリート打設を持
つ。コンクリート打設と滑動型枠装置の上記繰返
し作業によつて高くコンクリートの打設が行なわ
れる(第2図参照)。この施工作業は打設コンク
リートが凝固しない内に滑動型枠装置を上昇させ
るからロツド案内管7とコンクリート面との間で
は常に滑動状態が維持されるので数日間連続して
コンクリート打設を行ない、最後に型枠装置をコ
ンクリートから取外す時にもコンクリートと案内
管の間でコンクリートの凝固による甚だしい摩擦
や固着を生ずることがない。従つて支持ロツドを
含め装置全体を打設コンクリートから上方に引抜
いて、案内管で鉛直に開けられた孔を充填して作
業を終了している。併し乍ら近年は前記のような
連続作業が行なえない場合が多い。そのために例
えば一日12時間の打設作業後打設を中止し、翌日
再度12時間打設作業をするという間欠作業をせざ
るを得なくなつて来ている。この場合打設終了後
コンクリートと型枠間に縁切作業(空スライド)
をしなければならない。その際時間をかけて空ス
ライドを行なうことでコンクリートと型枠との附
着を取除くのは容易である。併しコンクリートの
収縮による案内管の締付けを防ぐことは容易にで
きず非常に困難を来し、そのため打設したコンク
リートから案内管を緩めるためコンクリートを破
損したり、又はジヤツキ負担がかかつたりして正
常な滑動作業が妨げられることが屡々あり、打設
終了から縁切スライデイングに多大な苦労と時間
が掛る。
本考案は上記欠点を解決するため案内管に改良
を加えたものであつて、油圧ジヤツキ2の取付台
1に固着し垂下した一対のヨーク3,3aに内接
対面して取付けられた堰板5,5a間で前記取付
台より垂下したジヤツキ上昇用の支持ロツド6に
嵌合した中空のロツド案内管の周りでスライデイ
ング・フオーム工法により間欠的にコンクリート
8を打設する装置であつて、前記案内管10又は
11はその上端に続く長さ方向の少くとも上部区
域が下方に向け外周で囲む断面積が連続して小さ
くなつた連続の凸面曲線であつて、且つ小さくな
つた断面積で末端に至つているものである。図面
上12はロツド案内管を取付台1から吊る吊りボ
ルトである。本考案で用いるロツド案内管は第3
図a,bに図面で例示したもので、同図aは中空
の下向截頭円錐形で上部から下部に向け外径が細
くなるようテーパ状になつている。又同図bに示
すものは上部より11aの部分までは中空の下細
の截頭円錐形で11aより下方は截頭円錐の細く
なつた断面のまま円筒形を呈している。
を加えたものであつて、油圧ジヤツキ2の取付台
1に固着し垂下した一対のヨーク3,3aに内接
対面して取付けられた堰板5,5a間で前記取付
台より垂下したジヤツキ上昇用の支持ロツド6に
嵌合した中空のロツド案内管の周りでスライデイ
ング・フオーム工法により間欠的にコンクリート
8を打設する装置であつて、前記案内管10又は
11はその上端に続く長さ方向の少くとも上部区
域が下方に向け外周で囲む断面積が連続して小さ
くなつた連続の凸面曲線であつて、且つ小さくな
つた断面積で末端に至つているものである。図面
上12はロツド案内管を取付台1から吊る吊りボ
ルトである。本考案で用いるロツド案内管は第3
図a,bに図面で例示したもので、同図aは中空
の下向截頭円錐形で上部から下部に向け外径が細
くなるようテーパ状になつている。又同図bに示
すものは上部より11aの部分までは中空の下細
の截頭円錐形で11aより下方は截頭円錐の細く
なつた断面のまま円筒形を呈している。
上記第3図aの中空のロツド案内管を用いて本
案の滑動型枠装置を操業する場合について述べ
る。コンクリート8を先ず堰板5,5a間に通常
のように打設する。次回の打設の直前にジヤツキ
2を操作して支持ロツド6に沿つてジヤツキと共
に全装置を上昇さす。このときロツド案内管10
の上部は下方に向け緩やかにテーパが施されてい
るため、前回打設されてその形状を保ちつつ凝固
しかけいるコンクリート8に対する案内管10の
関係は、瓶口に対するテーパ状の瓶栓との関係の
ように比較的滑らかに上方に摺動する。この場合
案内管は下部に向けてテーパが施されてあるの
で、既に打設を終えて以前には案内管の上部に接
していたコンクリート部分は必然的に案内管と下
方で接触が外れているため、案内管と打設したコ
ンクリートの接触面が従来の円筒の案内管より少
なく、そのためにも案内管の前記した上方への摺
動を容易に行なうことができる。従つて多段にコ
ンクリートを打設する場合打設間の中途で滑動型
枠装置を上昇さすことは勿論容易に行なえるばか
りか、当日予定のコンクリート打設を終え(第4
図)、その後にジヤツキを操作しコンクリートと
滑動型枠装置とを縁切りスライドする場合も、前
記のようにコンクリートの内面と緊密に密着して
いる部分が案内管の上部附近だけであり、先に打
設した下方コンクリートが収縮したとしても案内
管の下方が細くなつているため収縮の影響は案内
管に及ばないので、コンクリートを破損すること
なく、ジヤツキの負担を軽くしつつ、第5図に示
す位置に滑動型枠装置を上昇させて翌日の打設準
備をすることができる。
案の滑動型枠装置を操業する場合について述べ
る。コンクリート8を先ず堰板5,5a間に通常
のように打設する。次回の打設の直前にジヤツキ
2を操作して支持ロツド6に沿つてジヤツキと共
に全装置を上昇さす。このときロツド案内管10
の上部は下方に向け緩やかにテーパが施されてい
るため、前回打設されてその形状を保ちつつ凝固
しかけいるコンクリート8に対する案内管10の
関係は、瓶口に対するテーパ状の瓶栓との関係の
ように比較的滑らかに上方に摺動する。この場合
案内管は下部に向けてテーパが施されてあるの
で、既に打設を終えて以前には案内管の上部に接
していたコンクリート部分は必然的に案内管と下
方で接触が外れているため、案内管と打設したコ
ンクリートの接触面が従来の円筒の案内管より少
なく、そのためにも案内管の前記した上方への摺
動を容易に行なうことができる。従つて多段にコ
ンクリートを打設する場合打設間の中途で滑動型
枠装置を上昇さすことは勿論容易に行なえるばか
りか、当日予定のコンクリート打設を終え(第4
図)、その後にジヤツキを操作しコンクリートと
滑動型枠装置とを縁切りスライドする場合も、前
記のようにコンクリートの内面と緊密に密着して
いる部分が案内管の上部附近だけであり、先に打
設した下方コンクリートが収縮したとしても案内
管の下方が細くなつているため収縮の影響は案内
管に及ばないので、コンクリートを破損すること
なく、ジヤツキの負担を軽くしつつ、第5図に示
す位置に滑動型枠装置を上昇させて翌日の打設準
備をすることができる。
第3図bに示す外形漏斗状のロツド案内管11
を用いる場合も案内管10を用いた場合と同様で
ある。案内管11は11aの部分より下方は円筒
状となつているが、その外径は、漏斗のくびれ部
たる11aの外径と同じである。それでコンクリ
ート打設中最も新たに打設されるコンクリートは
管11のくびれ部11aより上部で打設されるの
で、最終打設後に縁切りスライドする場合、くび
れ部11aより下方は主としてロツド6の案内に
当るだけで、打設コンクリートと接しない。従つ
て滑動型枠装置の縁切りスライドを妨げることが
なく空スライドが容易に行なえる。
を用いる場合も案内管10を用いた場合と同様で
ある。案内管11は11aの部分より下方は円筒
状となつているが、その外径は、漏斗のくびれ部
たる11aの外径と同じである。それでコンクリ
ート打設中最も新たに打設されるコンクリートは
管11のくびれ部11aより上部で打設されるの
で、最終打設後に縁切りスライドする場合、くび
れ部11aより下方は主としてロツド6の案内に
当るだけで、打設コンクリートと接しない。従つ
て滑動型枠装置の縁切りスライドを妨げることが
なく空スライドが容易に行なえる。
上記の案内管10,11は截頭の円錐体を示し
たが、その断面は必ずしも円形である必要はな
く、楕円形断面等滑らかで凹部のない連続凸曲線
で囲まれた断面のある曲面を有するものであれば
差支えない。又案内管11のくびれ部11aより
上部の円錐形に対しては実用新案登録請求の範囲
ならば半球までの球面、軸対称で二分の一以下の
楕円面、又は単葉双曲面を有する形状の中空立体
を案内管の軸に対して対称に軸を揃えて配したも
のも本願のロツド案内管として用いることもでき
る。
たが、その断面は必ずしも円形である必要はな
く、楕円形断面等滑らかで凹部のない連続凸曲線
で囲まれた断面のある曲面を有するものであれば
差支えない。又案内管11のくびれ部11aより
上部の円錐形に対しては実用新案登録請求の範囲
ならば半球までの球面、軸対称で二分の一以下の
楕円面、又は単葉双曲面を有する形状の中空立体
を案内管の軸に対して対称に軸を揃えて配したも
のも本願のロツド案内管として用いることもでき
る。
第1図は従来の滑動型枠装置の立面図、第2図
は従来のロツド案内管の一部断面とした立面図、
第3図a,bは本考案のロツド案内管の一部断面
で示す立面図、第4図と、第5図は本案滑動型枠
装置の使用状態の立面図で第4図はコンクリート
打設中を、第5図はコンクリート打設後の縁切り
スライドを終了した状態を示す。 1…取付台、6…支持ロツド、2…油圧ジヤツ
キ、8…コンクリート、3,3a…ヨーク、1
0,11…案内管、5,5a…堰板。
は従来のロツド案内管の一部断面とした立面図、
第3図a,bは本考案のロツド案内管の一部断面
で示す立面図、第4図と、第5図は本案滑動型枠
装置の使用状態の立面図で第4図はコンクリート
打設中を、第5図はコンクリート打設後の縁切り
スライドを終了した状態を示す。 1…取付台、6…支持ロツド、2…油圧ジヤツ
キ、8…コンクリート、3,3a…ヨーク、1
0,11…案内管、5,5a…堰板。
Claims (1)
- 油圧ジヤツキ2の取付台1に固着し垂下した一
対のヨーク3,3aに内接対面して取付けられた
堰板5,5a間で前記取付台より垂下したジヤツ
キ用の支持ロツド6に嵌合した中空の案内管の周
りでスライデイング・フオーム工法により間欠的
にコンクリート8を打設する装置であつて、前記
案内管10又は11はその上端に続く長さ方向の
少くとも上部区域が下方に向け外周で囲む断面積
が連続して小さくなる連続凸曲面で形成され、且
つ小さくなつた断面積で末端に至つていることを
特徴とした鉛直方向移動の滑動型枠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5082184U JPS60162641U (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 滑動型枠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5082184U JPS60162641U (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 滑動型枠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60162641U JPS60162641U (ja) | 1985-10-29 |
JPH0144680Y2 true JPH0144680Y2 (ja) | 1989-12-25 |
Family
ID=30569311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5082184U Granted JPS60162641U (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 滑動型枠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60162641U (ja) |
-
1984
- 1984-04-09 JP JP5082184U patent/JPS60162641U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60162641U (ja) | 1985-10-29 |
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