JPH0139885Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0139885Y2 JPH0139885Y2 JP1983140456U JP14045683U JPH0139885Y2 JP H0139885 Y2 JPH0139885 Y2 JP H0139885Y2 JP 1983140456 U JP1983140456 U JP 1983140456U JP 14045683 U JP14045683 U JP 14045683U JP H0139885 Y2 JPH0139885 Y2 JP H0139885Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle valve
- sliding
- sliding throttle
- intake passage
- carburetor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、アイドリング、低速時の空燃比が安
定し、排気ガス公害の無い摺動絞り弁型気化器に
係り、特に摺動絞り弁に平板状の摺動部を有する
摺動絞り弁型気化器に関する。
定し、排気ガス公害の無い摺動絞り弁型気化器に
係り、特に摺動絞り弁に平板状の摺動部を有する
摺動絞り弁型気化器に関する。
従来の摺動絞り弁気化器(例えば、実公昭29−
12606号公報に開示されている。)を説明すると、
円筒形の摺動絞り弁の外周に合成樹脂被膜を形成
した摺動絞り弁気化器が提案されている。この場
合、気化器本体と摺動絞り弁との摺動部は円形の
摺動面となるため、シール部材の装着が困難であ
り、又、円形のシール部材の円筒度および気化器
本体の円筒形摺動面の円筒度を共に正確に形成す
るのが困難でシール部材のシール性を充分確保す
ることができなかつた。そのため、絞り弁全閉付
近の機関アイドリング、低速運転時に吸入空気は
円筒形状摺動面を介して機関へ流れる場合があ
り、空気と燃料との空燃比を不安定にして排気ガ
ス公害を発生するという欠点があつた。
12606号公報に開示されている。)を説明すると、
円筒形の摺動絞り弁の外周に合成樹脂被膜を形成
した摺動絞り弁気化器が提案されている。この場
合、気化器本体と摺動絞り弁との摺動部は円形の
摺動面となるため、シール部材の装着が困難であ
り、又、円形のシール部材の円筒度および気化器
本体の円筒形摺動面の円筒度を共に正確に形成す
るのが困難でシール部材のシール性を充分確保す
ることができなかつた。そのため、絞り弁全閉付
近の機関アイドリング、低速運転時に吸入空気は
円筒形状摺動面を介して機関へ流れる場合があ
り、空気と燃料との空燃比を不安定にして排気ガ
ス公害を発生するという欠点があつた。
本考案は、かかる従来の欠点に鑑み成されたも
ので、その目的とするところは、摺動絞り弁全閉
付近の機関アイドリング、低速運転時の空燃比特
性を安定させ、排気ガス公害を解消し得る摺動絞
り弁型気化器を提供することにある。
ので、その目的とするところは、摺動絞り弁全閉
付近の機関アイドリング、低速運転時の空燃比特
性を安定させ、排気ガス公害を解消し得る摺動絞
り弁型気化器を提供することにある。
本考案の一実施例を第1図〜第3図により説明
すると、気化器本体1内を貫通して機関へ連通す
る吸気路2内に燃料を噴出する燃料口3へは浮子
8にて定油面を維持される燃料室9より燃料が供
給される。燃料口3近傍の吸気路を開閉制御する
板状部材の摺動絞り弁4は気化器本体に対して上
下に摺動可能となる様、気化器本体に設けた摺動
溝5に嵌合して摺動絞り弁には平板状の摺動面6
が配置されている。摺動絞り弁には半円筒形のベ
ンチユリー形成部10が設けられ、該ベンチユリ
ー形成部には燃料口3へ挿入されるニードル11
および、スロツトル(図示せず)にて操作される
ワイヤー12が固着される。フタ14と摺動絞り
弁との間には、ばね13が縮設され、摺動絞り弁
を下方向へ押圧付勢する。
すると、気化器本体1内を貫通して機関へ連通す
る吸気路2内に燃料を噴出する燃料口3へは浮子
8にて定油面を維持される燃料室9より燃料が供
給される。燃料口3近傍の吸気路を開閉制御する
板状部材の摺動絞り弁4は気化器本体に対して上
下に摺動可能となる様、気化器本体に設けた摺動
溝5に嵌合して摺動絞り弁には平板状の摺動面6
が配置されている。摺動絞り弁には半円筒形のベ
ンチユリー形成部10が設けられ、該ベンチユリ
ー形成部には燃料口3へ挿入されるニードル11
および、スロツトル(図示せず)にて操作される
ワイヤー12が固着される。フタ14と摺動絞り
弁との間には、ばね13が縮設され、摺動絞り弁
を下方向へ押圧付勢する。
そして、摺動絞り弁の機関側の平板状摺動面に
は逆U字形状に装着されると共に、該摺動絞り弁
と共に摺動し、且つ、その上動に伴つて、吸気路
を囲繞ないし開放するように合成樹脂製中空パイ
プ部材7が装着されている。合成樹脂製中空パイ
プ部材7は、四フツ化エチレン樹脂あるいは2流
化モリブデンの充填剤を含む樹脂又は金属O−リ
ング、合成ゴムが含まれる。又、シール部材を装
着することなく、摺動絞り弁の平板状摺動面に合
成樹脂被膜を形成しても良い。
は逆U字形状に装着されると共に、該摺動絞り弁
と共に摺動し、且つ、その上動に伴つて、吸気路
を囲繞ないし開放するように合成樹脂製中空パイ
プ部材7が装着されている。合成樹脂製中空パイ
プ部材7は、四フツ化エチレン樹脂あるいは2流
化モリブデンの充填剤を含む樹脂又は金属O−リ
ング、合成ゴムが含まれる。又、シール部材を装
着することなく、摺動絞り弁の平板状摺動面に合
成樹脂被膜を形成しても良い。
作用を説明すると、摺動絞り弁が全閉付近の機
関アイドリング又は低速運転時には、矢印にて示
す方向から流入する空気が摺動絞り弁の摺動部を
通り抜けようとすると、逆U字形状の合成樹脂製
中空パイプ部材にてシールされ、通過が防止され
る。又、摺動絞り弁上、下動時には、摺動絞り弁
と共に摺動し、逆U字形状に装着されたシール部
材であるため、下側にシール部材が装着されてお
らず、従つて吸気路開口端とシール部材との摺動
による損傷が防止される。又、シール部材を摺動
絞り弁の機関側の平板状摺動面に配置したので、
矢印方向に流れる吸入空気による流体力にてシー
ル面が密着してシール性が向上するものである。
関アイドリング又は低速運転時には、矢印にて示
す方向から流入する空気が摺動絞り弁の摺動部を
通り抜けようとすると、逆U字形状の合成樹脂製
中空パイプ部材にてシールされ、通過が防止され
る。又、摺動絞り弁上、下動時には、摺動絞り弁
と共に摺動し、逆U字形状に装着されたシール部
材であるため、下側にシール部材が装着されてお
らず、従つて吸気路開口端とシール部材との摺動
による損傷が防止される。又、シール部材を摺動
絞り弁の機関側の平板状摺動面に配置したので、
矢印方向に流れる吸入空気による流体力にてシー
ル面が密着してシール性が向上するものである。
そして、摺動絞り弁には平板状の摺動面を設け
該平板状の摺動面に摺動絞り弁と共に摺動し、気
密性を有するシール部材を配置したので、従来の
円筒形の摺動絞り弁の外周に合成樹脂被膜を形成
する場合と比較してその加工精度を向上させるこ
とが容易で、気化器本体の摺動溝5内の平面度、
摺動絞り弁の平板状の摺動面の平面度のみを管理
すれば良いものである。更に摺動絞り弁形状を円
筒形状ではなく平板状部材にしたので、急激に空
気が絞り込まれて、ガソリンの吸い出される量が
多く、特に中低速域でのレスポンスが大巾に向上
したものである。
該平板状の摺動面に摺動絞り弁と共に摺動し、気
密性を有するシール部材を配置したので、従来の
円筒形の摺動絞り弁の外周に合成樹脂被膜を形成
する場合と比較してその加工精度を向上させるこ
とが容易で、気化器本体の摺動溝5内の平面度、
摺動絞り弁の平板状の摺動面の平面度のみを管理
すれば良いものである。更に摺動絞り弁形状を円
筒形状ではなく平板状部材にしたので、急激に空
気が絞り込まれて、ガソリンの吸い出される量が
多く、特に中低速域でのレスポンスが大巾に向上
したものである。
以上、詳述したように本考案は、気化器本体1
内を貫通して機関へ連通する吸気路2と、該吸気
路内に燃料を噴出する燃料口3とを備え、該燃料
口近傍の吸気路を開閉制御する摺動絞り弁4を気
化器本体に摺動可能に配置した摺動絞り弁型気化
器において、気化器本体に設けた摺動溝5に当接
する摺動絞り弁の平板状摺動面6に逆U字形状に
装着されると共に、該摺動絞り弁と共に摺動し、
且つ、その上動に伴つて前記吸気路を囲繞ないし
開放するように気密性を有するシール部材を配置
したので、摺動絞り弁全閉付近の機関アイドリン
グ、低速運転時の空燃比特性を安定させ、排気ガ
ス公害を解消し得る摺動絞り弁型気化器を提供で
きたものである。
内を貫通して機関へ連通する吸気路2と、該吸気
路内に燃料を噴出する燃料口3とを備え、該燃料
口近傍の吸気路を開閉制御する摺動絞り弁4を気
化器本体に摺動可能に配置した摺動絞り弁型気化
器において、気化器本体に設けた摺動溝5に当接
する摺動絞り弁の平板状摺動面6に逆U字形状に
装着されると共に、該摺動絞り弁と共に摺動し、
且つ、その上動に伴つて前記吸気路を囲繞ないし
開放するように気密性を有するシール部材を配置
したので、摺動絞り弁全閉付近の機関アイドリン
グ、低速運転時の空燃比特性を安定させ、排気ガ
ス公害を解消し得る摺動絞り弁型気化器を提供で
きたものである。
第1図は、本考案の摺動絞り弁型気化器の一実
施例を示す縦断面図、第2図は第1図のA−Aよ
り見た部分断面図、第3図は第1図のB−Bより
見た摺動絞り弁の正面図である。 1……気化器本体、2……吸気路、3……燃料
口、4……摺動絞り弁、5……摺動溝、6……平
板状摺動面、7……合成樹脂製中空パイプ部材。
施例を示す縦断面図、第2図は第1図のA−Aよ
り見た部分断面図、第3図は第1図のB−Bより
見た摺動絞り弁の正面図である。 1……気化器本体、2……吸気路、3……燃料
口、4……摺動絞り弁、5……摺動溝、6……平
板状摺動面、7……合成樹脂製中空パイプ部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 気化器本体1内を貫通して機関へ連通する吸
気路2と、該吸気路内に燃料を噴出する燃料口
3とを備え、該燃料口近傍の吸気路を開閉制御
する摺動絞り弁4を気化器本体に摺動可能に配
置した摺動絞り弁型気化器において、気化器本
体に設けた摺動溝5に当接する摺動絞り弁の平
板状摺動面6に逆U字形状に装着されると共
に、該摺動絞り弁と共に摺動し、且つ、その上
動に伴つて前記吸気路を囲繞ないし開放するよ
うに、気密性を有するシール部材を配置してな
る摺動絞り弁型気化器。 (2) 前記シール部材は合成樹脂製中空パイプ部材
7である実用新案登録請求の範囲第1項記載の
摺動絞り弁型気化器。 (3) 前記シール部材は、摺動絞り弁の平板状摺動
面に形成された合成樹脂皮膜である実用新案登
録請求の範囲第1項記載の摺動絞り弁型気化
器。 (4) 前記シール部材は、摺動絞り弁の機関側の平
板状摺動面に配置してなる実用新案登録請求の
範囲第1項記載の摺動絞り弁型気化器。 (5) 前記摺動絞り弁は板状部材より成る実用新案
登録請求の範囲第1項記載の摺動絞り弁型気化
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14045683U JPS6047860U (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | 摺動絞り弁型気化器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14045683U JPS6047860U (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | 摺動絞り弁型気化器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6047860U JPS6047860U (ja) | 1985-04-04 |
JPH0139885Y2 true JPH0139885Y2 (ja) | 1989-11-30 |
Family
ID=30314468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14045683U Granted JPS6047860U (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | 摺動絞り弁型気化器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6047860U (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4724515U (ja) * | 1971-04-09 | 1972-11-18 | ||
JPS578339A (en) * | 1980-05-14 | 1982-01-16 | Eichi Edomonsuton Uiriamu | Carbureter |
-
1983
- 1983-09-09 JP JP14045683U patent/JPS6047860U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6047860U (ja) | 1985-04-04 |
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