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JPH0136195B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0136195B2
JPH0136195B2 JP57163881A JP16388182A JPH0136195B2 JP H0136195 B2 JPH0136195 B2 JP H0136195B2 JP 57163881 A JP57163881 A JP 57163881A JP 16388182 A JP16388182 A JP 16388182A JP H0136195 B2 JPH0136195 B2 JP H0136195B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shape memory
memory alloy
slider
force
loading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57163881A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5954087A (ja
Inventor
Yoichi Inoe
Katsuyuki Tanaka
Yoshinori Takeuchi
Isao Kinumegawa
Juzo Yamaguchi
Sukeo Saito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP16388182A priority Critical patent/JPS5954087A/ja
Publication of JPS5954087A publication Critical patent/JPS5954087A/ja
Publication of JPH0136195B2 publication Critical patent/JPH0136195B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • G11B21/12Raising and lowering; Back-spacing or forward-spacing along track; Returning to starting position otherwise than during transducing operation

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気デイスク装置やフロツピーデイス
ク装置等におけるスライダの自動ローデイング機
構に関し、特に、デイスク面へのスライダ着地動
作を極めて滑らかにしたスライダの自動ローデイ
ング機構に関するものである。
〔従来の技術〕
浮動型ヘツドスライダは、定速回転時には、デ
イスク面上約0.2μm程度安定浮上するものであ
る。このスライダの最大の技術的問題点は、デイ
スク面とのクラツシユを回避することであり、特
に、スライダの着地など非定常状態における動作
においては高い信頼性が要求される。この対策と
して、1983年3月発行のIBM Technical
Disclosure Bulletin(IBM テクニカル デイス
クロウザ ブリエイン)Vol.25No.10には、スライ
ダのローデイング手段の駆動部として形状記憶合
金部材を用いたものが開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の構造は、ヘツドを取付けたアームと形状
記憶合金部材との動作が一体化しており、スライ
ダに一定の押付力の付与が難しい。また、形状記
憶合金部材の駆動力はスライダを支持する押付部
材のばね力に抗して直接作用させているため、押
付力と形状記憶合金部材の変形ばね力とを大きく
変えることができず、動きが安定せず動作速度も
遅い。
本発明の目的は、滑らかで安定化したスライダ
押付力を付与できるスライダの自動ローデイング
機構を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的は、スライダのローデイング手段の
駆動部を熱弾性マルテンサイト相変態に基づく形
状記憶効果を示す形状記憶合金部材と、この形状
記憶合金部材の回復力に抗して配設されたばね力
を有するばね部材とから構成することにより達成
される。
〔作用〕
形状記憶合金部材は、通電し加熱されることに
よりばね部材に抗してロードアームを介してスラ
イダを持上げアンロード状態とする。また、形状
記憶合金部材は、冷却されることによりスライダ
をロード状態とする。
〔実施例〕
始めに、熱弾性型マルテンサイト変態に基づく
形状記憶効果について説明する。Ti−Ni合金な
どの形状記憶合金は、相変態点以上ではオーステ
ナイト結晶構造(母相)である。この相は、相変
態点以下になると、マルテンサイト相に変わり、
外部からの小さな力で容易に変形する。そして、
再び変態点以上に加熱すると、このマルテンサイ
ト相は、一定の規則的な結晶配列法則に従つて元
のオーステナイト相に弾性的に戻り(逆変態)、
この際、非常に大きな回復力を示す性質がある。
低温時におけるマルテンサイト相変形用のバイ
アス力として、弾性ばねを使用することにより、
熱サイクルに伴う可逆的な動作を行わせることが
できる。
本発明は、弾性ばね負荷応力下における形状記
憶合金のマルテンサイト変態部位が冷却に伴い徐
徐に進行する現象に注目し、この際に生じる回復
力の連続的な変化を利用している。
以下、本発明の一実施例を第1図〜第3図によ
り説明する。
スライダ1の一部に取付けられている磁気ヘツ
ド2は、回転する磁気デイスク3にデータを書き
込み、また磁気デイスク3に書き込まれているデ
ータの読み出しを行う。このスライダ1は、ジン
バル4を介在して押付部材としてのロードアーム
5の先端に取付けられている。この押付部材とし
てのロードアーム5は、スライダ1を一定圧で磁
気デイスク面に押付けるための弾性力を有してい
る。更に、このロードアーム5は、その根元部が
可動型のガイドバー6に取付られており、スライ
ダ1が磁気デイスク面上の任意のトラツクにアク
セスできるようにしている。このガイドバー6に
は、ロードアーム5の押付力に対向するローデイ
ング手段7が取付けられている。このローデイン
グ手段7は、前記のロードアーム5を上方に持上
げるためのピン8と、このピン8に常時下方の押
付力が作用するように支持台9に設けられた弾性
部材としての弾性板ばね10と、この支持台9上
に設けられ、この弾性板ばね10の弾性力に対向
するような方向に形状記憶回復力が働くNi−Ti
合金系の形状記憶合金部材としての形状記憶合金
板11と、この形状記憶合金板11に通電して形
状記憶合金板11を変態点以上に加熱するための
通電線(図示せず)から構成されている。上記の
ピン8は、ロードアーム5を上方に持上げるため
に、ロードアーム5を貫通し、その下端にはロー
ドアーム5に係合する鉤部を有し、その上端には
形状記憶合金板11に係合する鉤部を有してい
る。
次にローデイング及びアンローデイング動作に
ついて、第2図及び第3図を用いて説明する。第
2図はデイスク回転始動前のローデイング及びア
ンローデイング手段を示している。この初期状態
においては、形状記憶合金板11はマルテンサイ
ト相にあり、この降伏力は弾性板ばね10の弾性
力より小さく設定してあるので、ピン8は弾性板
ばね10の弾性力によつて下方に押下げられてい
る。従つて、ロードアーム5はピン8の下端鉤部
と非接触状態にある。
磁気デイスクを回転起動する場合には、その直
前に、形状記憶合金板11に通電し、形状記憶合
金板11を相変態点以上に加熱する。これによ
り、形状記憶合金板11は、オーステナイト相に
弾性的に戻り(逆変態)、弾性板ばね10の弾性
力より大きな形状記憶回復力が上向きに働く。こ
の形状記憶合金板11の上向きの形状記憶回復力
により、ピン8は上方に移動し、これに伴い、ピ
ン8の下端鉤部がロードアーム5を係合して上方
に持上げる。即ち、アンローデイング動作を行
う。第3図はこの状態を示している。この状態で
磁気デイスクを回転起動し、所定回転速度まで持
続する。磁気デイスクが所定回転速度に達した場
合、形状記憶合金板11への通電加熱を中止す
る。これにより、形状記憶合金板11への通電加
熱を中止する。これにより、形状記憶合金板11
は、冷却されマルテンサイト変態が生じ、上向き
の回復力は徐々に小さくなり、弾性板ばね10の
弾性力よりも小となる。この形状記憶合金板11
の降伏力の減少により、ピン8は下方に押戻さ
れ、これに伴い、ピン8の下端鉤部に係合してい
るロードアーム5は、上方への持上げ力が解除さ
れ、スライダを磁気デイスク面上に一定圧で押付
ける。即ち、ローデイング動作を行う。
この実施例では、形状記憶合金板11のマルテ
ンサイト変態部位が温度低下に伴い徐々に進行拡
大するので、極めて滑らかなスライダの着地動作
が行われる。更に、ローデイング及びアンローデ
イング動作は、弾性板ばね10のばね力と形状記
憶合金板11の回復力とにより行つているため、
その力を、スライダの押付力に対して大きくとる
ことができる。これにより、スライダの動作を安
定化することができ、動作速度を大きくすること
ができる。
また、形状記憶合金板11、弾性板ばね10を
有するローデイング手段7とスライダ1を取付け
たロードアーム5とはその動作が一体化していな
いため、ローデイング時、スライダ1には常に一
定の押圧力を付与することができる。これは、形
状記憶合金板11が環境温度や経年変化の影響を
受けてその押付力の変動を生じたり、組立時の精
密調整不足等による押付力の変動を生じても、ロ
ードアーム5にその変動が伝わらないためであ
る。
また、形状記憶合金板11とロードアーム5が
一体化した構造でないので、形状記憶合金板11
への通電加熱が容易となり、動作制御も容易とな
る。
更にローデイング手段7の駆動源部材として
は、弾性板ばね10と形状記憶合金板11だけで
あるので、低コスト化及び組立性が容易となる効
果がある。
次に本発明の他の実施例を第4図〜第14図に
より説明する。第4図に示す実施例は、第1図〜
第3図により説明した実施例における弾性部材及
び形状記憶合金部材が板状であつたものをつる巻
き型の弾性圧縮ばね12と形状記憶合金コイル1
3におき替えたものである。形状記憶合金コイル
13は変態点以上に加熱すると伸びる形状を記憶
させてある。
この実施例において、弾性圧縮ばね12は、ピ
ン8の中間鉤部と支持台9の間に配設されてお
り、また形状記憶合金コイル13はピン8の上端
鉤部と支持台9の間に配設されている。このよう
に構成しても、第1図〜第3図に示す実施例と同
様のローデイング及びアンローデイング動作を行
い、同様の効果を得ることができる。
第5図に示す実施例は、多数の磁気デイスク1
を有する磁気デイスク装置への適用を考えて実施
された例である。変態点以上に加熱すると縮む形
状記憶合金部材としての形状記憶合金コイル14
を弾性部材としての弾性板ばね15,16の間に
取付け、変態点以下ではこの弾性板ばね15,1
6は形状記憶合金コイル14を引伸ばすバイアス
力の働きをしている例である。この実施例におい
て、形状記憶合金コイル14が変態点以上に加熱
されると、弾性板ばね15,16のばね力に抗し
て縮む。これにより、弾性板ばね15,16に連
絡されているピン8を介してロードアーム5は移
動し、アンローデイング動作が行われる。
また、形状記憶合金コイル14への通電加熱を
中止すると、形状記憶合金コイル14は冷却され
て相変態点以下となり、その回復力が徐々に小さ
くなる。これにより、ピン8は、弾性板ばね1
5,16のばね力によりロードアーム5との係合
を解除し、スライダ1は磁気デイスク面上に一定
圧で押付けられる。即ち、ローデイング動作が行
われる。
第6図に示す実施例は、バイアス力を与える弾
性部材としてシリコン樹脂17を使い、これを形
状記憶合金部材としての形状記憶合金線18の外
部に被覆してある。図は初期停止状態を示してお
り、磁気デイスク回転起動時には、形状記憶合金
線18に通電することにより、形状記憶合金線1
8は変態点以上に加熱されて大きな回復力が上向
きに働き、ロードアーム5を上方に移動し、スラ
イダ1を押上げる。この実施例では、構成部品を
大幅に減少できることに加え、ロードアーム5と
の接点にシリコン樹脂17が使われることから、
耐振性にも優れた効果がある。
また、形状記憶合金線全体がシリコン樹脂17
に被覆されているため、外気温に対する熱伝達率
が下がり容易に加熱できる効果がある。
第7図に示す実施例は、バイアス力を与える弾
性部材として、さらばね19を使つている。図は
初期停止状態を示しており、磁気デイスク回転起
動時には形状記憶合金部材としての形状記憶合金
板20に通電加熱することにより、形状記憶合金
板20の回復力が上方に働き、スライダ1を押上
げる。この実施例では、非常に薄型に構成できる
効果がある。
第8図〜第10図に示す実施例は、スライダ1
の押上げ力をロードアーム5のガイドバー6側の
部分で行えるように構成したものであり、図はい
ずれも初期停止状態を示している。これらの実施
例においては、ローデイング手段7の支持台9
は、ガイドバー6にピン21によつて回動自在に
支持されている。そして、ロードアーム5はこの
支持台9に取付けられている。第8図に示す実施
例は、形状記憶合金部材としてU字形形状記憶合
金線22を用い、バイアス力を与える弾性部材と
して引張りばね23を用い、これらをガイドバー
6と支持台9の間に配設している。磁気デイスク
回転起動時には、U字形形状記憶合金線22に通
電加熱すると、引張りばね23に抗して広げる方
向に回復力が働く。これにより、支持台9はピン
21を中心に回動し、スライダ1を押上げる。こ
の実施例では、ロードアーム5に外力が加わらな
いので、歪が生じない効果がある。
第9図に示す実施例は、バイアス力を与える弾
性部材として圧縮ばね24を用い形状記憶合金部
材として形状記憶合金線25を用い、これらをガ
イドバー6と支持台9との間に配設している。更
にガイドバー6には、上記の形状記憶合金線25
の加熱手段として発熱体26を設けている。
磁気デイスク回転起動時には、発熱体26に通
熱することにより形状記憶合金線25を加熱す
る。これにより、形状記憶合金線25には、圧縮
ばね24のばね力に抗して広げる方向に回復力が
働く。これにより、支持台9はピン21を中心に
回動し、スライダ1を押上げる。この実施例で
は、ロードアーム5に外力が加わらないので歪が
生じない効果がある。更に、発熱体26を別に設
けたので、形状記憶合金線25を直接通電加熱す
る必要がなく、形状記憶合金線25の取付けが容
易となる効果がある。
第10図に示す実施例は、磁気デイスク3の表
裏両面について、磁気ヘツド2,2で情報の書き
込み、読み出しができるように構成したものであ
る。
この実施例においては、ガイドバー6には2個
の支持台9,9がピン21により回動自在に支持
されている。そして、支持台9,9にはそれぞ
れ、先端にスライダ1が設けられたロードアーム
5が取付けられている。バイアス力を与えるため
の弾性部材として引張りばね27は、上記の支持
台9,9間に配設されている。また、形状記憶合
金部材として形状記憶合金コイル28は、ガイド
バー6と上記の引張りばね27の中間点との間に
配設されている。この形状記憶合金コイル28の
配設個所は、2個の支持台9,9がピン21を中
心に同じように回動するように選定される。
磁気デイスク回転起動時には、形状記憶合金コ
イル28に通電し加熱すると、形状記憶合金コイ
ル28は縮み、形状記憶合金28と引張りばね2
7の連絡部を、両支持台9,9の回動中心より反
スライダ側に移動させる。これにより、ロードア
ーム5,5は引張りばね27のばね力により回動
し、スライダ1,1を持上げる。この実施例によ
れば、ロードアーム5に外力が加わらないので、
歪が生じない効果がある。更に、1個の形状記憶
合金部材で2個のスライダをローデイング及びア
ンローデイングすることができると共に、ドルグ
機構になつているため、スライダ持上げ状態でも
安定している効果がある。
第11図に示す実施例は2枚の磁気デイスク
3,3について2個の磁気ヘツド2,2で情報の
書き込み、読み出しを同時に行えるように構成し
たものである。この実施例において、ローデイン
グ手段7の支持台は、ガイドバー6に摺動自在に
支持された外筒体9′からなつている。また、こ
の外筒体9′のスライダ側端部9a′には傾斜部が
形成されており、外筒体9′がスライダ方向に摺
動したとき、ロードアーム5に形成されたホツチ
31と係合し、ロードアーム5を回動するように
している。このガイドバー6と支持台としての外
筒体9′との間には、バイアス力を与える弾性部
材として圧縮ばね32と形状記憶合金部材として
形状記憶合金コイル33が配設されている。図は
圧縮ばね32のばね力により、スライダ1,1が
磁気デイスク3,3面上に押付けられている初期
停止状態を示している。
磁気デイスク回転起動時には、形状記憶合金コ
イル33は、圧縮ばね32のばね力に抗して伸長
し、外筒体9′をシリンダ側に摺動する。これに
より、外筒体9′の端部傾斜部がホツチ31と係
合してロードアーム5を回動し、スライダ1を磁
気デイスク面から押上げる。この実施例によれ
ば、ローデイング手段7の駆動力を磁気デイスク
面と平行方向に働かせているので、ローデイング
手段を非常に薄形に構成できる効果がある。
第12図に示す実施例は、第10図と同様に、
磁気デイスク3の表裏両面について磁気ヘツド
2,2で情報の書き込み、読み出しができるよう
に構成したものであり、図は、両スライダ1,1
が磁気デイスク面上に押付けられている初期状態
を示している。ローデイング手段7の支持台9に
は、形状記憶合金部材としての形状記憶合金リン
グ34がロードアーム5,5間に配設されてい
る。この形状記憶合金リング34は、加熱されず
に相変態点以下のときには、図に示すように楕円
形状をし、ロードアーム5,5とわずかの隙間を
有するようにその形状が選定されている。バイア
ス力を与えるための弾性部材として引張りばね3
5は前記形状記憶合金リング34の短径方向にそ
の両端が固定されている。また、支持台9には、
形状記憶合金リング34を加熱するための発熱体
36が設けられている。
磁気デイスク回転起動時には、発熱体36に通
電することにより形状記憶合金リング34を加熱
する。これにより、形状記憶合金リング34は引
張りばね35のばね力に抗して大きな回復力が働
き、楕円形状から円形状になる。形状記憶合金リ
ング34はこの楕円形状から円形状に変態する途
中でロードアーム5,5と係合し、ロードアーム
5,5を徐々に回動し、スライダ1,1を磁気デ
イスク表裏両面から押上げる。
この実施例によれば、1個の形状記憶合金部材
で2個のスライダをローデイング及びアンローデ
イングすることができる。また、形状記憶合金リ
ングと引張りばねと発熱体が一体化しているの
で、組立て及び取付けが極めて容易となる効果が
ある。
第13図は、本発明に関連する構造の一例とし
て参考的に示すものである。この参考例は、ロー
ドアーム5の根元部に、弾性部材として座屈して
平面外変形をするくぼみ37が設けてあり、この
くぼみ37とガイドバー6および支持台9の間に
形状記憶合金部材としての形状記憶合金コイル3
8,39を係合している。この形状記憶合金コイ
ル38または39のいずれかを加熱すると伸び
て、くぼみ37部分を押込む。この図は上方向か
らこのくぼみ37を押えこむことによつて、ロー
ドアーム5を上方に押上げている状態を示してい
る。この例では2つ形状記憶合金部材の両方の加
熱をやめても、最後に加熱した方の動きを保持す
るし、フリツプ・フロツプ動作の効果がある。
第14図は本発明に関連する構造の他の例とし
て参考的に示すものである。第14図に示す参考
例は、弾性部材としてロードアーム5を中央が上
にわん曲しているように形成したもので、下にわ
ん曲するような形状を記憶した形状記憶合金部材
としての形状記憶合金板40及び41を図の如く
貼り合せてある。このわん曲形状を変えることに
よつてロードアーム5先端は下方を向いたり上方
を向いたりする。この参考例では、非常に小さな
薄片の形状記憶合金部材で済み、かつ組立て性も
容易という効果がある。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、スライ
ダ押付力を滑らかで安定化することができると共
にローデイング時に、スライダに一定の押圧力を
付与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を説明する
図で、第1図は側面図、第2図はデイスク回転起
動前のローデイング手段の断面図、第3図はデイ
スク回転起動時のローデイング手段の断面図、第
4図、第5図、第6図、第7図、第8図、第9
図、第10図、第11図、及び第12図は本発明
の他の実施例を説明する図、第13図及び第14
図は本発明に関連ある構造を参考的に示す図であ
る。 1……スライダ、2……磁気ヘツド、3……磁
気デイスク、4……ジンバル、5……ロードアー
ム、6……ガイドバー、7……ローデイング手
段、8……ピン、9……支持台、10,15,1
6……弾性板ばね、11,20……形状記憶合金
板、12……弾性圧縮コイルばね、13,14,
28……形状記憶合金コイル、18,22,25
……形状記憶合金線、34……形状記憶合金リン
グ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 デイスク上への情報の書き込み及びデイスク
    上からの情報の読み出しを行う磁気ヘツドを取付
    けたスライダと、このスライダを先端に固定する
    と共にスライダにデイスク面上への押付力を付与
    するための押付部材と、この押付部材の押付力に
    対向するように設けられたスライダのローデイン
    グ手段とを備え、前記スライダのローデイング手
    段は、熱弾性マルテンサイト相変態に基づく形状
    記憶効果を示す形状記憶合金部材とこの形状記憶
    合金部材の回復力に抗したばね力を有する弾性部
    材を有し、ローデイング時は前記形状記憶合金部
    材と弾性部材による力を前記押付部材に伝えず、
    アンローデイング時は前記形状記憶合金部材と弾
    性部材による力を前記押付部材に伝えるように構
    成されていることを特徴とするスライダ自動ロー
    デイング機構。 2 ローデイング手段は、押付部材が取付けられ
    ているガイドバーに設けられた支持台と、この支
    持台に取付けられた形状記憶合金部材と、この形
    状記憶合金部材の回復力に抗してばね力を有する
    ように支持台に配設された弾性部材と駆動部の駆
    動力を押付部材に伝えるための手段とから構成さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のスライダ自動ローデイング機構。 3 ローデイング手段の駆動力を押付部材に伝え
    るための手段として、ピン部材を支持台に移動可
    能に取付け、このピン部材の一端には形状記憶合
    金部材と弾性部材が係合する鉤部を設け、他端に
    はローデイング時に押付部材と係合せず、アンロ
    ーデイング時に押付部材と係合する鉤部を設けた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のス
    ライダ自動ローデイング機構。 4 ローデイング手段は、ガイドバーに回動自在
    に支持され、かつ押付部材が設けられた支持台
    と、前記ガイドバーと支持台の間に取付けられた
    形状記憶合金部材とこの形状記憶合金部材の回復
    力に抗してばね力を有するように前記ガイドバー
    と支持台の間に配設された弾性部材とから構成さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のスライダ自動ローデイング機構。
JP16388182A 1982-09-22 1982-09-22 スライダ自動ロ−デイング機構 Granted JPS5954087A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16388182A JPS5954087A (ja) 1982-09-22 1982-09-22 スライダ自動ロ−デイング機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16388182A JPS5954087A (ja) 1982-09-22 1982-09-22 スライダ自動ロ−デイング機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5954087A JPS5954087A (ja) 1984-03-28
JPH0136195B2 true JPH0136195B2 (ja) 1989-07-28

Family

ID=15782560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16388182A Granted JPS5954087A (ja) 1982-09-22 1982-09-22 スライダ自動ロ−デイング機構

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5936378A (ja) * 1982-08-25 1984-02-28 Canon Electronics Inc 磁気デイスク装置のヘツドロ−ド機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5936378A (ja) * 1982-08-25 1984-02-28 Canon Electronics Inc 磁気デイスク装置のヘツドロ−ド機構

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JPS5954087A (ja) 1984-03-28

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