JPH0135105B2 - - Google Patents
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- JPH0135105B2 JPH0135105B2 JP56074716A JP7471681A JPH0135105B2 JP H0135105 B2 JPH0135105 B2 JP H0135105B2 JP 56074716 A JP56074716 A JP 56074716A JP 7471681 A JP7471681 A JP 7471681A JP H0135105 B2 JPH0135105 B2 JP H0135105B2
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- Textile Engineering (AREA)
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- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Description
本発明は吸水性物品に関し、さらに詳しくは表
面材を改良した吸水性物品に関する。 現在広く使用されているつかいすておむつ等の
吸水性物品は、第1図に示す如く着用時肌に当る
側、すなわち内側から表面層1、吸収層2、防漏
層3の順に重ねられ一体に成形され、着用に便利
なように、テープ、ゴムなどが設置されている。 これらの各層の役割は、個々に切り離して論ず
ることは、厳密には無理であるが、一般に表面層
1は、その下に設置される吸収層2が着用中に破
壊され着用者の肌についたり、製品全体がバラバ
ラになるのを防ぐために用いられ、さらには吸収
層に保持された体液が肌に戻つてくる(ウエツト
パツクという)のを抑える役割、肌に接する感触
をよくする役割などを担つており、不織布が用い
られている。吸収層2としては、一般に、針葉樹
のパルプ繊維を利用した綿状パルプを0.06〜0.1
g/cm3に圧縮し、成型したものが用いられてい
る。近年は高分子化学の進歩から、高吸収性ポリ
マーが開発され、吸収層の一部に利用されている
例も見られる。防漏層3としては、一般に低密度
ポリエチレンフイルムが用いられている。 これらの層を重ね合せて、一体に成形された吸
水性物品において表面層を構成する表面材の役割
は、非常に重要で、まず、やわらかな触感が要求
される。現在公知の不織布においては、やわらか
な触感を出すために、構成する繊維の繊度をでき
るだけ下げて、なめらかなタツチにしようとの試
みがある。この方法では、例えば0.5デニールの
合成繊維を使用する方法があるが、公知の不織布
製造機では、安定した製造はむずかしく、経済性
からみて、現在完成された不織布は見られない。
他の試みとして、不織布の坪量をできるだけ小さ
くして、やわらかな触感を出そうとの試みもある
が、製造の経済性から15g/m2が限度であり、こ
れより薄くするとウエブの不均一性のため強度が
著しく低下する欠点がある。 次に、吸収層に保持された体液が着用者の肌に
戻つてこない効果を出すために実用化されている
公知の技術として、構成する繊維をできるだけ疎
水性とし、界面活性剤などを用いて繊維表面のぬ
れの性質を調整する方法、不織布に深い凹凸をつ
けて、肌への接触面積を少くし、ウエツトバツク
を少くする方法などが考えられ、実施されている
が、いずれの方法でも、旧来の表面材の効果より
改善は認められるが十分とはいえない。又、従来
の不織布表面材と吸収層の間にある程度の圧縮弾
性を有する層を設け、触感及びウエツトバツクを
改善する方法も知られている。しかしながらこの
方法は実用上不十分である。即ち、公知の圧縮弾
性と厚みを有する層として、例えば生理用ナプキ
ンにレーヨン綿が用いられているが、レーヨン繊
維自身の物性から湿潤時圧縮弾性が著しく低下
し、十分でない。又、レーヨン綿のかわりに、ポ
リプロピレン又はポリエステル繊維などのわたを
用いる試みもあるが、湿潤時圧縮弾性低下は少い
が、圧縮弾性の程度が少いため、十分の効果が認
められない。 本発明者らはこのような従来の吸水性物品の欠
点を改良すべく鋭意研究の結果、本発明を完成す
るに到つた。即ち、本発明は水透過性の表面層
と、水不透過性の防漏層と、上記表面層及び防漏
層間に配置された吸収層からなる吸収性物品にお
いて、上記表面層が表面部分と圧縮弾性部分との
二つの層からなる不織布からなり、前記不織布の
表面部分の層の坪量は5〜15g/m2、圧縮弾性部
分の層の坪量は20〜45g/m2の範囲であり、これ
ら二つの層は重ね合わせてバインダーにより一体
に成形され、更に前記不織布はその湿潤時におい
て、 E=Kρa F なる式が実質的に成立する範囲内で前記不織布の
圧縮特性式 におけるρFO及びKの値が ρFO≦1.2×10-2g/cm3 K≧1.2×106 の範囲にあることを特徴とする吸水性物品を提供
するものである。 但し上記二つの式において、 E:ヤング率〔g/cm2〕 P:圧 力〔g/cm2〕 ρF:不織布のみかけの比重量〔g/cm3〕 (尚、湿潤時のρFは水の重量は含まない) ρFO:圧力が0g/cm2におけるρF〔g/cm3〕 本発明に用いられる不織布は第2図に示す如
く、外見上2つの層4,5からなつているが、こ
こで外見上2層の不織布とは、表面部分4と圧縮
弾性部分5の如く2層から成るけれど、各々の層
が更に複数のカード機を通したウエブの重ね合わ
せ等により多層から構成されていても構わないこ
とを意味する。 本発明において表面層として用いる不織布は、
ポリプロピレン、ポリエステルなどの合成繊維間
を熱溶融バインダー繊維あるいはポリマーエマル
ジヨンの如きバインダーを用いて接着して一体成
形させることにより、乾時及び湿潤時圧縮弾性が
向上し、十分な効果が得られる。この考え方から
すれば圧縮弾性と厚みを有する層として、連続気
泡を有する発泡体層を設けることも同様の効果を
期待できる。しかしながら、この方式を考えると
き、表面材は、従来のもので圧縮弾性層のみ、余
計に設けなければならず、つかいすて製品を考え
るとき、経済的負担を強いられるし製造時の工程
もより複雑になる。以上の諸点を考慮すると、本
発明の如く、表面部分に用いる不織布と上記の如
き圧縮弾性部分の不織布とを一体成形することに
より、不織布の表面部分4の坪量を従来の20〜30
g/m2から5〜15g/m2へ低下させて、表面のや
わらかな触感を著しく向上させることが可能とな
る。 さらに強度改善の観点から見ると、従来型の不
織布の場合、吸水性物品の横方向の引張強度を湿
潤時測定するとき、少くとも250g/25mm以上、
望ましくは350g/25mm以上ないと使用中に破れ
ることが多く、表面材と圧縮弾性層を別々に設け
た場合にも同じ強度が要求された。しかしなが
ら、本発明にかかる一体成形の場合、表面部分4
が5〜15g/m2と薄くなるため、引張強度テスト
では130g/25mmと著しく低下させても、実用テ
ストでは全く表面の破れが認められなかつた。こ
の結果、表面部分4が薄くなつたことによる触感
の改善も認められた。更に風合を良くする為には
表面部分4が3デニール以下の細い繊維で構成さ
れることが望ましい。圧縮弾性部分5について
は、その坪量が20〜45g/m2が望ましく、もつと
も望ましくは25〜35g/m2である。坪量がこの範
囲より、大なるときは前述の性能は満されるが、
経済性の面から好ましくはない。次に圧縮弾性に
ついて説明する。繊維集合体の圧縮特性について
は、河野らの次に示す実験式が提案されている
{河野、繊維機械学会誌、15、273〜277(1962)}。 この式で、 ρF:繊維層のみかけの比重量〔g/cm3〕 ρFO:圧縮圧力0のときのρFの値〔g/cm3〕 P:圧縮圧力〔g/cm3〕 a:定 数 K:定数(圧縮弾性の目安となる。) ここでρFO、K値の測定は次の方法により行う。
即ち、200mm×100mmの試料の坪量(g/m2)を測
定し“TENSILON”の圧縮型ロードセルを用い
て不織布の圧縮力と厚みの関係を測定する。この
関係図に接線をひきその角度よりヤング率Eを求
め見かけの密度ρFとヤング率Eの関係を対数方眼
紙にプロツトするときれいな直線が得られこれよ
り logE=a logρF+logK となりこの直線よりK値を求める。 又、ρFOは圧力0の時の厚みより求める。 圧縮弾性の目安となる定数Kの値は、つかいす
ておむつなどのウエツトバツクが少くなるために
は、乾燥時においてはもちろんであるが湿潤時に
おいてさえも1.2×106以上となる必要があり、大
きくなるほど望ましい。湿潤時のK値を大きくす
る因子としては、セルロース系などの親水性繊維
は望ましくなく、合成繊維がよく、繊度の大きな
物を多く含むほど大きくなる。この圧縮弾性を大
きく保つためには、例えば圧縮弾性部分5が6デ
ニール以上の繊維を重量にして30%以上含むこと
が望ましく、6デニール以上の合成繊維を5%以
上含むウエブを熱融着させた時の定数aは2.92±
0.1でほぼ一定であるがこの値にはこだわらない。
圧縮弾性定数Kを大きくしても、圧縮圧0のとき
のみかけの比重量ρFOが大きいと、実用上つまり
体重下におけるみかけの比重量ρFも大きくなり、
繊維間の空隙は小さくなるため、ウエツトバツク
は大きく、吸収時間も長くなるため、もれやすい
欠点を有するので、ρFOを1.2×10-2g/cm3以下と
するのがよい。 本発明の不織布を構成する表面部分と圧縮弾性
部分とを一体的に成形するためのバインダーとし
ては熱溶融バインダー繊維或いはポリマーエマル
ジヨン等を用いることが出来る。熱溶融バインダ
ー繊維を用いる場合には、このバインダー繊維を
不織布を形成する繊維のカードウエブの一部又は
全部として用い、重ね合わせた二層のウエブを熱
風により処理してバインダー繊維の接触部分を融
着させればよい。ポリマーエマルジヨンを用いる
場合は、重ね合わせたカードウエブにエマルジヨ
ン液を均一にスプレーした後、熱処理して乾燥す
ればよい。本発明の不織布を得るには、この際繊
維の種類、繊度或いは不織布の厚み等を調整して
ρFO≦1.2×10-2g/cm3、K≧1.2×106となる様に
する。 熱溶融バインダー繊維は、通常融点の低いポリ
オレフイン、ポリエステルを原料繊維に混合し加
熱溶融により繊維に接着させて複合繊維としてつ
くられるが、繊維の断面形状としては芯鞘構造の
もの、あるいはバイメタル構造のもの等多数であ
り、本発明においてはどの構造のものを用いても
構わない。例えば、ポリエチレンポリプロピレン
複合繊維(チツソポリプロ(株)製商品名ES繊維)
などがあげられる。またポリマーエマルジヨンと
しては、耐水性、耐熱性、風合いの点からアクリ
レート系、酢酸ビニル系、及びスチレン/ブタジ
エン系が望ましい。具体的には、メチルメタクリ
レート/エチルアクリレートコポリマー、n−ブ
チルメタクリレートポリマー、スチレン/n−ブ
チルアクリレートコポリマーのエマルジヨンが用
いられる。また耐水性、耐熱性向上のためN−メ
チロールアクリルアミド等を共重合させ自己架橋
型としてもよい。 以上の条件にあつた不織布を用いたつかいすて
おむつの実用上のイメージとしては、着用者のお
尻の表面と吸収層との間に静止状態で約0.7mm〜
1.0mmの距離が保たれると想定することができる。
着用者が腰をおろし、下が平面でない場合は、こ
れ以上の圧縮圧がかかるので吸収体と肌表面との
接触があり、ウエツトバツクがあるため、K値を
台きくする必要がある。本発明にかかる不織布
は、公知の方法、例えば、2台のカード機のう
ち、一台は3デニール以下の繊維を主体とし、他
の一台には、6デニール以上の繊維をウエブ中30
%以上含ませ、2層のウエブを重ね合せ140℃
(チツソポリプロ株式会社の熱溶融バインダー繊
維であるES繊維を用いた場合)の熱風により融
着せしめてまとめることにより、容易に製造する
ことができる。 もつとも簡単な方法としては、坪量10g/m2程
度のうすい不織布に6デニール以上の繊維を30%
以上含むウエブを重ねあわせて熱風で融着しても
よい。 次に本発明の詳細について、実施例をもつて具
体的に説明する。 実施例 1 表面部分:ES(チツソポリプロ株式会社製熱溶融
バインダー繊維)3d×51(太さ3デニ
ール、長さ51mmを意味する、以下同
様) 坪量:8g/m2(平均) 圧縮弾性部分:ES3d×51 70% PET(ポリエステル繊維)12d×
51 30% 坪量:32g/m2(平均) 上記の如き表面部分及び圧縮弾性部分を構成す
る不織布を重ね合わせて、140℃の熱風により処
理し、ES繊維を融着させてρFO=1.0×10-2g/cm3
となる様に一体的に不織布を形成させた。 実施例 2 表面部分:実施例1と同じ 圧縮弾性部分:ES3d×51 60% PET12d×51 40% 坪量:32g/m2(平均) ρFO=1.0×10-2g/cm3 圧縮弾性部分に於けるES繊維とPET繊維の配
合比を上記の如く変えた以外は実施例1と同様に
した。 実施例 3 表面部分:実施例1と同じ 圧縮弾性部分:ES3d×51 70% PET6d×51 30% 坪量:32g/m2(平均) ρFO=1.0×10-2g/cm3 圧縮弾性部分に於けるPET繊維の繊度を上記
の如く変えた以外は実施例1と同様にした。 実施例 4 表面部分:実施例1と同じ 圧縮弾性部分:ES3d×51 60% PET6d×51 40% 坪量:32g/m2(平均) ρFO=1.0×10-2g/cm3 圧縮弾性部分におけるPET繊維の繊度を上記
の如く変えた以外は実施例2と同様にした。 実施例 5 表面部分:実施例1と同じ 圧縮弾性部分:ES3d×51 70% PP(ポリプロピレン繊維)6d×
51 30% 坪量:32g/m2(平均) ρFO=1.0×10-2g/cm3 圧縮弾性部分におけるPET繊維を上記PP繊維
に変えた以外は実施例3と同様にした。 実施例 6 表面部分:実施例1と同じ 圧縮弾性部分:ES3d×51 60% PP6d×51 40% 坪量:32g/m2(平均) ρFO=1.0×10-2g/cm3 圧縮弾性部分におけるES繊維とPP繊維の配合
比を変えた以外は実施例5と同様にした。 実施例 7 表面部分の坪量15g/m2、圧縮弾性部分の坪量
を20g/m2とした以外は実施例5と同様にした。 実施例 8 圧縮弾性部分の坪量を40g/m2とした以外は実
施例5と同様にした。 実施例 9 実施例2の組成において、ρFOを1.2×10-2g/
cm3とした。 実施例 10 実施例2の組成において、ρFOを0.8×10-2g/
cm3とした。 実施例 11 表面部分:PET 1.5d×51mm 70% レーヨン 3d×51mm 30% 坪 量 10g/m2 圧縮弾性部分:PET 6d×51mm 100% 坪 量 20g/m2 からなる二層のカードウエブを重ね合わせたもの
にメチルメタクリレート/エチルアクリレートコ
ポリマー(50/50)10%エマルジヨン液をスプレ
ーした後、乾燥、熱処理を行い、ρFO=0.9×10-2
g/cm3の不織布を得た。 比較例 1 表面部分:実施例1と同じ 圧縮弾性部分:ES3d×51 60% PET3d×51 40% 坪量32g/m2 ρFO=1.0×10-2g/cm3 圧縮弾性部分におけるPET繊維の繊度を3デ
ニールにした以外は実施例2と同様にしてKを低
下させた(K<1.2×106)。 比較例 2 実施例2の組成において、厚みを減少させて
ρFOを増加させ、ρFO=1.3×10-2g/cm3とした。
(ρFO>1.2×10-2g/cm3) 比較例 3 実施例2の組成において、熱溶融による接着を
行わないウエツブを用いた。 比較例 4 圧縮弾性部分の坪量を19g/m2(平均)とし、
ρFO=1.2×10-2g/cm3とした以外は実施例5と同
様にした。圧縮弾性部分の坪量<20g/m2) 比較例 5 表面部分:実施例1と同じ 圧縮弾性部分:ES3d×51 75% PP6d×51 25% 坪量:32g/m2 ρFO=1.2×10-2g/cm3 圧縮弾性部分におけるPP繊維の配合比を上記
の如く低下させ、且つρFOを増加させた以外は実
施例5と同様にしてKを低下させた(K<1.2×
106)。 比較例 6 PET100%でスパンボンド法で作られた一般不
織布、坪量:15g/m2 以上実施例1〜10及び比較例1〜6で得られた
不織布について次の試験方法に従つて性能を評価
した。 ウエツトバツク、吸収時間: 市販パルプを綿状化し280g/m2となるよう積
繊し、密度が0.1g/cm3となるよう圧縮したもの
を30cm×40cmに切断し、上に20g/m2の吸水紙を
重ねその上に試験不織布を重ね中央近くの不織布
上から105ccの生理食塩水(表面張力50dyn/cm
に調製)を吸収させ、その吸収時間を秒単位で測
定する。 吸収時間が小さい程排泄物が肌に接触している
時間が短いので、使用感に優れ、モレる確率も低
くなる。2分後上にNo.4のろ紙10枚を重ねろ紙の
上から35g/cm2の加重(10cm×10cm)を3分間か
け、ろ紙に吸収した液量をもつてウエツトバツク
量とした。 このウエツトバツク量が小さいほど、表面での
ベタつきが少なく使用感に優れる。 以上の結果を表1に示す。
面材を改良した吸水性物品に関する。 現在広く使用されているつかいすておむつ等の
吸水性物品は、第1図に示す如く着用時肌に当る
側、すなわち内側から表面層1、吸収層2、防漏
層3の順に重ねられ一体に成形され、着用に便利
なように、テープ、ゴムなどが設置されている。 これらの各層の役割は、個々に切り離して論ず
ることは、厳密には無理であるが、一般に表面層
1は、その下に設置される吸収層2が着用中に破
壊され着用者の肌についたり、製品全体がバラバ
ラになるのを防ぐために用いられ、さらには吸収
層に保持された体液が肌に戻つてくる(ウエツト
パツクという)のを抑える役割、肌に接する感触
をよくする役割などを担つており、不織布が用い
られている。吸収層2としては、一般に、針葉樹
のパルプ繊維を利用した綿状パルプを0.06〜0.1
g/cm3に圧縮し、成型したものが用いられてい
る。近年は高分子化学の進歩から、高吸収性ポリ
マーが開発され、吸収層の一部に利用されている
例も見られる。防漏層3としては、一般に低密度
ポリエチレンフイルムが用いられている。 これらの層を重ね合せて、一体に成形された吸
水性物品において表面層を構成する表面材の役割
は、非常に重要で、まず、やわらかな触感が要求
される。現在公知の不織布においては、やわらか
な触感を出すために、構成する繊維の繊度をでき
るだけ下げて、なめらかなタツチにしようとの試
みがある。この方法では、例えば0.5デニールの
合成繊維を使用する方法があるが、公知の不織布
製造機では、安定した製造はむずかしく、経済性
からみて、現在完成された不織布は見られない。
他の試みとして、不織布の坪量をできるだけ小さ
くして、やわらかな触感を出そうとの試みもある
が、製造の経済性から15g/m2が限度であり、こ
れより薄くするとウエブの不均一性のため強度が
著しく低下する欠点がある。 次に、吸収層に保持された体液が着用者の肌に
戻つてこない効果を出すために実用化されている
公知の技術として、構成する繊維をできるだけ疎
水性とし、界面活性剤などを用いて繊維表面のぬ
れの性質を調整する方法、不織布に深い凹凸をつ
けて、肌への接触面積を少くし、ウエツトバツク
を少くする方法などが考えられ、実施されている
が、いずれの方法でも、旧来の表面材の効果より
改善は認められるが十分とはいえない。又、従来
の不織布表面材と吸収層の間にある程度の圧縮弾
性を有する層を設け、触感及びウエツトバツクを
改善する方法も知られている。しかしながらこの
方法は実用上不十分である。即ち、公知の圧縮弾
性と厚みを有する層として、例えば生理用ナプキ
ンにレーヨン綿が用いられているが、レーヨン繊
維自身の物性から湿潤時圧縮弾性が著しく低下
し、十分でない。又、レーヨン綿のかわりに、ポ
リプロピレン又はポリエステル繊維などのわたを
用いる試みもあるが、湿潤時圧縮弾性低下は少い
が、圧縮弾性の程度が少いため、十分の効果が認
められない。 本発明者らはこのような従来の吸水性物品の欠
点を改良すべく鋭意研究の結果、本発明を完成す
るに到つた。即ち、本発明は水透過性の表面層
と、水不透過性の防漏層と、上記表面層及び防漏
層間に配置された吸収層からなる吸収性物品にお
いて、上記表面層が表面部分と圧縮弾性部分との
二つの層からなる不織布からなり、前記不織布の
表面部分の層の坪量は5〜15g/m2、圧縮弾性部
分の層の坪量は20〜45g/m2の範囲であり、これ
ら二つの層は重ね合わせてバインダーにより一体
に成形され、更に前記不織布はその湿潤時におい
て、 E=Kρa F なる式が実質的に成立する範囲内で前記不織布の
圧縮特性式 におけるρFO及びKの値が ρFO≦1.2×10-2g/cm3 K≧1.2×106 の範囲にあることを特徴とする吸水性物品を提供
するものである。 但し上記二つの式において、 E:ヤング率〔g/cm2〕 P:圧 力〔g/cm2〕 ρF:不織布のみかけの比重量〔g/cm3〕 (尚、湿潤時のρFは水の重量は含まない) ρFO:圧力が0g/cm2におけるρF〔g/cm3〕 本発明に用いられる不織布は第2図に示す如
く、外見上2つの層4,5からなつているが、こ
こで外見上2層の不織布とは、表面部分4と圧縮
弾性部分5の如く2層から成るけれど、各々の層
が更に複数のカード機を通したウエブの重ね合わ
せ等により多層から構成されていても構わないこ
とを意味する。 本発明において表面層として用いる不織布は、
ポリプロピレン、ポリエステルなどの合成繊維間
を熱溶融バインダー繊維あるいはポリマーエマル
ジヨンの如きバインダーを用いて接着して一体成
形させることにより、乾時及び湿潤時圧縮弾性が
向上し、十分な効果が得られる。この考え方から
すれば圧縮弾性と厚みを有する層として、連続気
泡を有する発泡体層を設けることも同様の効果を
期待できる。しかしながら、この方式を考えると
き、表面材は、従来のもので圧縮弾性層のみ、余
計に設けなければならず、つかいすて製品を考え
るとき、経済的負担を強いられるし製造時の工程
もより複雑になる。以上の諸点を考慮すると、本
発明の如く、表面部分に用いる不織布と上記の如
き圧縮弾性部分の不織布とを一体成形することに
より、不織布の表面部分4の坪量を従来の20〜30
g/m2から5〜15g/m2へ低下させて、表面のや
わらかな触感を著しく向上させることが可能とな
る。 さらに強度改善の観点から見ると、従来型の不
織布の場合、吸水性物品の横方向の引張強度を湿
潤時測定するとき、少くとも250g/25mm以上、
望ましくは350g/25mm以上ないと使用中に破れ
ることが多く、表面材と圧縮弾性層を別々に設け
た場合にも同じ強度が要求された。しかしなが
ら、本発明にかかる一体成形の場合、表面部分4
が5〜15g/m2と薄くなるため、引張強度テスト
では130g/25mmと著しく低下させても、実用テ
ストでは全く表面の破れが認められなかつた。こ
の結果、表面部分4が薄くなつたことによる触感
の改善も認められた。更に風合を良くする為には
表面部分4が3デニール以下の細い繊維で構成さ
れることが望ましい。圧縮弾性部分5について
は、その坪量が20〜45g/m2が望ましく、もつと
も望ましくは25〜35g/m2である。坪量がこの範
囲より、大なるときは前述の性能は満されるが、
経済性の面から好ましくはない。次に圧縮弾性に
ついて説明する。繊維集合体の圧縮特性について
は、河野らの次に示す実験式が提案されている
{河野、繊維機械学会誌、15、273〜277(1962)}。 この式で、 ρF:繊維層のみかけの比重量〔g/cm3〕 ρFO:圧縮圧力0のときのρFの値〔g/cm3〕 P:圧縮圧力〔g/cm3〕 a:定 数 K:定数(圧縮弾性の目安となる。) ここでρFO、K値の測定は次の方法により行う。
即ち、200mm×100mmの試料の坪量(g/m2)を測
定し“TENSILON”の圧縮型ロードセルを用い
て不織布の圧縮力と厚みの関係を測定する。この
関係図に接線をひきその角度よりヤング率Eを求
め見かけの密度ρFとヤング率Eの関係を対数方眼
紙にプロツトするときれいな直線が得られこれよ
り logE=a logρF+logK となりこの直線よりK値を求める。 又、ρFOは圧力0の時の厚みより求める。 圧縮弾性の目安となる定数Kの値は、つかいす
ておむつなどのウエツトバツクが少くなるために
は、乾燥時においてはもちろんであるが湿潤時に
おいてさえも1.2×106以上となる必要があり、大
きくなるほど望ましい。湿潤時のK値を大きくす
る因子としては、セルロース系などの親水性繊維
は望ましくなく、合成繊維がよく、繊度の大きな
物を多く含むほど大きくなる。この圧縮弾性を大
きく保つためには、例えば圧縮弾性部分5が6デ
ニール以上の繊維を重量にして30%以上含むこと
が望ましく、6デニール以上の合成繊維を5%以
上含むウエブを熱融着させた時の定数aは2.92±
0.1でほぼ一定であるがこの値にはこだわらない。
圧縮弾性定数Kを大きくしても、圧縮圧0のとき
のみかけの比重量ρFOが大きいと、実用上つまり
体重下におけるみかけの比重量ρFも大きくなり、
繊維間の空隙は小さくなるため、ウエツトバツク
は大きく、吸収時間も長くなるため、もれやすい
欠点を有するので、ρFOを1.2×10-2g/cm3以下と
するのがよい。 本発明の不織布を構成する表面部分と圧縮弾性
部分とを一体的に成形するためのバインダーとし
ては熱溶融バインダー繊維或いはポリマーエマル
ジヨン等を用いることが出来る。熱溶融バインダ
ー繊維を用いる場合には、このバインダー繊維を
不織布を形成する繊維のカードウエブの一部又は
全部として用い、重ね合わせた二層のウエブを熱
風により処理してバインダー繊維の接触部分を融
着させればよい。ポリマーエマルジヨンを用いる
場合は、重ね合わせたカードウエブにエマルジヨ
ン液を均一にスプレーした後、熱処理して乾燥す
ればよい。本発明の不織布を得るには、この際繊
維の種類、繊度或いは不織布の厚み等を調整して
ρFO≦1.2×10-2g/cm3、K≧1.2×106となる様に
する。 熱溶融バインダー繊維は、通常融点の低いポリ
オレフイン、ポリエステルを原料繊維に混合し加
熱溶融により繊維に接着させて複合繊維としてつ
くられるが、繊維の断面形状としては芯鞘構造の
もの、あるいはバイメタル構造のもの等多数であ
り、本発明においてはどの構造のものを用いても
構わない。例えば、ポリエチレンポリプロピレン
複合繊維(チツソポリプロ(株)製商品名ES繊維)
などがあげられる。またポリマーエマルジヨンと
しては、耐水性、耐熱性、風合いの点からアクリ
レート系、酢酸ビニル系、及びスチレン/ブタジ
エン系が望ましい。具体的には、メチルメタクリ
レート/エチルアクリレートコポリマー、n−ブ
チルメタクリレートポリマー、スチレン/n−ブ
チルアクリレートコポリマーのエマルジヨンが用
いられる。また耐水性、耐熱性向上のためN−メ
チロールアクリルアミド等を共重合させ自己架橋
型としてもよい。 以上の条件にあつた不織布を用いたつかいすて
おむつの実用上のイメージとしては、着用者のお
尻の表面と吸収層との間に静止状態で約0.7mm〜
1.0mmの距離が保たれると想定することができる。
着用者が腰をおろし、下が平面でない場合は、こ
れ以上の圧縮圧がかかるので吸収体と肌表面との
接触があり、ウエツトバツクがあるため、K値を
台きくする必要がある。本発明にかかる不織布
は、公知の方法、例えば、2台のカード機のう
ち、一台は3デニール以下の繊維を主体とし、他
の一台には、6デニール以上の繊維をウエブ中30
%以上含ませ、2層のウエブを重ね合せ140℃
(チツソポリプロ株式会社の熱溶融バインダー繊
維であるES繊維を用いた場合)の熱風により融
着せしめてまとめることにより、容易に製造する
ことができる。 もつとも簡単な方法としては、坪量10g/m2程
度のうすい不織布に6デニール以上の繊維を30%
以上含むウエブを重ねあわせて熱風で融着しても
よい。 次に本発明の詳細について、実施例をもつて具
体的に説明する。 実施例 1 表面部分:ES(チツソポリプロ株式会社製熱溶融
バインダー繊維)3d×51(太さ3デニ
ール、長さ51mmを意味する、以下同
様) 坪量:8g/m2(平均) 圧縮弾性部分:ES3d×51 70% PET(ポリエステル繊維)12d×
51 30% 坪量:32g/m2(平均) 上記の如き表面部分及び圧縮弾性部分を構成す
る不織布を重ね合わせて、140℃の熱風により処
理し、ES繊維を融着させてρFO=1.0×10-2g/cm3
となる様に一体的に不織布を形成させた。 実施例 2 表面部分:実施例1と同じ 圧縮弾性部分:ES3d×51 60% PET12d×51 40% 坪量:32g/m2(平均) ρFO=1.0×10-2g/cm3 圧縮弾性部分に於けるES繊維とPET繊維の配
合比を上記の如く変えた以外は実施例1と同様に
した。 実施例 3 表面部分:実施例1と同じ 圧縮弾性部分:ES3d×51 70% PET6d×51 30% 坪量:32g/m2(平均) ρFO=1.0×10-2g/cm3 圧縮弾性部分に於けるPET繊維の繊度を上記
の如く変えた以外は実施例1と同様にした。 実施例 4 表面部分:実施例1と同じ 圧縮弾性部分:ES3d×51 60% PET6d×51 40% 坪量:32g/m2(平均) ρFO=1.0×10-2g/cm3 圧縮弾性部分におけるPET繊維の繊度を上記
の如く変えた以外は実施例2と同様にした。 実施例 5 表面部分:実施例1と同じ 圧縮弾性部分:ES3d×51 70% PP(ポリプロピレン繊維)6d×
51 30% 坪量:32g/m2(平均) ρFO=1.0×10-2g/cm3 圧縮弾性部分におけるPET繊維を上記PP繊維
に変えた以外は実施例3と同様にした。 実施例 6 表面部分:実施例1と同じ 圧縮弾性部分:ES3d×51 60% PP6d×51 40% 坪量:32g/m2(平均) ρFO=1.0×10-2g/cm3 圧縮弾性部分におけるES繊維とPP繊維の配合
比を変えた以外は実施例5と同様にした。 実施例 7 表面部分の坪量15g/m2、圧縮弾性部分の坪量
を20g/m2とした以外は実施例5と同様にした。 実施例 8 圧縮弾性部分の坪量を40g/m2とした以外は実
施例5と同様にした。 実施例 9 実施例2の組成において、ρFOを1.2×10-2g/
cm3とした。 実施例 10 実施例2の組成において、ρFOを0.8×10-2g/
cm3とした。 実施例 11 表面部分:PET 1.5d×51mm 70% レーヨン 3d×51mm 30% 坪 量 10g/m2 圧縮弾性部分:PET 6d×51mm 100% 坪 量 20g/m2 からなる二層のカードウエブを重ね合わせたもの
にメチルメタクリレート/エチルアクリレートコ
ポリマー(50/50)10%エマルジヨン液をスプレ
ーした後、乾燥、熱処理を行い、ρFO=0.9×10-2
g/cm3の不織布を得た。 比較例 1 表面部分:実施例1と同じ 圧縮弾性部分:ES3d×51 60% PET3d×51 40% 坪量32g/m2 ρFO=1.0×10-2g/cm3 圧縮弾性部分におけるPET繊維の繊度を3デ
ニールにした以外は実施例2と同様にしてKを低
下させた(K<1.2×106)。 比較例 2 実施例2の組成において、厚みを減少させて
ρFOを増加させ、ρFO=1.3×10-2g/cm3とした。
(ρFO>1.2×10-2g/cm3) 比較例 3 実施例2の組成において、熱溶融による接着を
行わないウエツブを用いた。 比較例 4 圧縮弾性部分の坪量を19g/m2(平均)とし、
ρFO=1.2×10-2g/cm3とした以外は実施例5と同
様にした。圧縮弾性部分の坪量<20g/m2) 比較例 5 表面部分:実施例1と同じ 圧縮弾性部分:ES3d×51 75% PP6d×51 25% 坪量:32g/m2 ρFO=1.2×10-2g/cm3 圧縮弾性部分におけるPP繊維の配合比を上記
の如く低下させ、且つρFOを増加させた以外は実
施例5と同様にしてKを低下させた(K<1.2×
106)。 比較例 6 PET100%でスパンボンド法で作られた一般不
織布、坪量:15g/m2 以上実施例1〜10及び比較例1〜6で得られた
不織布について次の試験方法に従つて性能を評価
した。 ウエツトバツク、吸収時間: 市販パルプを綿状化し280g/m2となるよう積
繊し、密度が0.1g/cm3となるよう圧縮したもの
を30cm×40cmに切断し、上に20g/m2の吸水紙を
重ねその上に試験不織布を重ね中央近くの不織布
上から105ccの生理食塩水(表面張力50dyn/cm
に調製)を吸収させ、その吸収時間を秒単位で測
定する。 吸収時間が小さい程排泄物が肌に接触している
時間が短いので、使用感に優れ、モレる確率も低
くなる。2分後上にNo.4のろ紙10枚を重ねろ紙の
上から35g/cm2の加重(10cm×10cm)を3分間か
け、ろ紙に吸収した液量をもつてウエツトバツク
量とした。 このウエツトバツク量が小さいほど、表面での
ベタつきが少なく使用感に優れる。 以上の結果を表1に示す。
【表】
第1図は吸水性物品の断面図、第2図は本発明
の吸水性物品に表面層の材料として用いられる不
織布の断面図である。 1……表面層、2……吸収層、3……防漏層、
4……不織布の第1の層(表面部分)、5……不
織布の第2の層(圧縮弾性部分)。
の吸水性物品に表面層の材料として用いられる不
織布の断面図である。 1……表面層、2……吸収層、3……防漏層、
4……不織布の第1の層(表面部分)、5……不
織布の第2の層(圧縮弾性部分)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 水透過性の表面層と、水不透過性の防漏層
と、上記表面層及び防漏層間に配置された吸収層
からなる吸収性物品において、上記表面層が表面
部分と圧縮弾性部分との二つの層からなる不織布
からなり、前記不織布の表面部分の層の坪量は5
〜15g/m2、圧縮弾性部分の層の坪量は20〜45
g/m2の範囲であり、これら二つの層は重ね合わ
せてバインダーにより一体に成形され、更に前記
不織布はその湿潤時において、 E=Kρa F なる式が実質的に成立する範囲内で前記不織布の
圧縮特性式 におけるρFO及びKの値が ρFO≦1.2×10-2g/cm3 K≧1.2×106 の範囲にあることを特徴とする吸水性物品。 但し上記二つの式において E:ヤング率〔g/cm2〕 P:圧 力〔g/cm2〕 ρF:不織布のみかけの比重量〔g/cm3〕 ρFO:圧力が0g/cm2におけるρF〔g/cm3〕 2 不織布の横方向の引張強度が130g/25mm以
上である、特許請求の範囲第1項記載の吸水性物
品。 3 バインダーが熱溶融バインダー繊維である、
特許請求の範囲第1項記載の吸水性物品。
Priority Applications (5)
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