JPH0133055B2 - - Google Patents
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- JPH0133055B2 JPH0133055B2 JP57114281A JP11428182A JPH0133055B2 JP H0133055 B2 JPH0133055 B2 JP H0133055B2 JP 57114281 A JP57114281 A JP 57114281A JP 11428182 A JP11428182 A JP 11428182A JP H0133055 B2 JPH0133055 B2 JP H0133055B2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 7
- 239000013598 vector Substances 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 6
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 101100524646 Toxoplasma gondii ROM6 gene Proteins 0.000 description 3
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 description 2
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 2
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
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- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M13/00—Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
- H03M13/03—Error detection or forward error correction by redundancy in data representation, i.e. code words containing more digits than the source words
- H03M13/05—Error detection or forward error correction by redundancy in data representation, i.e. code words containing more digits than the source words using block codes, i.e. a predetermined number of check bits joined to a predetermined number of information bits
- H03M13/13—Linear codes
- H03M13/15—Cyclic codes, i.e. cyclic shifts of codewords produce other codewords, e.g. codes defined by a generator polynomial, Bose-Chaudhuri-Hocquenghem [BCH] codes
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Algebra (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Pure & Applied Mathematics (AREA)
- Probability & Statistics with Applications (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Detection And Correction Of Errors (AREA)
- Error Detection And Correction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はリード・ソロモン符号を用いた誤り訂
正復号方式に関する。
正復号方式に関する。
リード・ソロモン符号はランダム誤りを訂正す
るために現在知られている最も強力な誤り訂正符
号の1つである。
るために現在知られている最も強力な誤り訂正符
号の1つである。
リード・ソロモン符号に関しては米国のノー
ス・ホーランド パブリツシング カンパニイ
(NORTH−HOLLAND PUBLISHING
COMPANY)から1978年に発行されたエフ・ジ
エー・マツクウイリアム(F.J.MACWILIAM)
およびエヌ・ジエー・エイ・スローン(N.J.A.
SLOAN)著ザ セオリイ オブ エラー コレ
クテイング コード(THE THEORY OF
ERROR CORRECTING CODES)に詳述され
ている。
ス・ホーランド パブリツシング カンパニイ
(NORTH−HOLLAND PUBLISHING
COMPANY)から1978年に発行されたエフ・ジ
エー・マツクウイリアム(F.J.MACWILIAM)
およびエヌ・ジエー・エイ・スローン(N.J.A.
SLOAN)著ザ セオリイ オブ エラー コレ
クテイング コード(THE THEORY OF
ERROR CORRECTING CODES)に詳述され
ている。
この符号は、巡回符号の一種であるためにその
符号化に関しては、よく知られた巡回符号の符号
器を用いて比較的簡単に実現できるが、その復号
に関しては一般的な従来の方法を用いると装置が
非常に複雑になり、また符号自体のもつ誤り検出
能力を十分に使いきつていないという欠点を有し
ている。
符号化に関しては、よく知られた巡回符号の符号
器を用いて比較的簡単に実現できるが、その復号
に関しては一般的な従来の方法を用いると装置が
非常に複雑になり、また符号自体のもつ誤り検出
能力を十分に使いきつていないという欠点を有し
ている。
本発明の目的は従来のこのような欠点を除去す
るにある。
るにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、M個
(但しMは正の整数)の1次多項式の積で得られ
る生成多項式から生成され、N個のシンボルで構
成された符号長N(但しNはMよりも大きい正の
整数)のリード・ソロモン符号を受信し、N個の
各々のシンボルを受信する毎に予めメモリに書き
込まれた原始元ηi(但しηi=αi、i=0、……、M
−1、iに対してシンドロームS0、……Si、……
SM-1が与えられる。)を受信シンボルと乗算し、
これと次の受信シンボルとの排他的論理和をとつ
てシフトレジスタに蓄積すると共に、その出力を
分岐して前記メモリに戻し、この操作をN個のシ
ンボル全てに対して行い、前記シフトレジスタよ
りシンドローム演算出力を引き出すシンドローム
演算手段と、シンドロームをガロア体GF(2y)
(但しyは正の整数)を条件として原子元αの羃
乗で表現してそれぞれの対応した指数を演算する
指数算出手段と、上記演算手段から得られたシン
ドロームに対応する原子元αの羃指数のmod2y−
1加算を行いこの加算結果が存在するとき、これ
を誤り位置jとして検出する誤り位置検出手段
と、上記シンドローム演算手段から得得られたシ
ンドロームと、上記誤り位置検出手段から得られ
た誤り位置jとを受けて、誤り訂正を実行する誤
り訂正実行手段とから構成される。
(但しMは正の整数)の1次多項式の積で得られ
る生成多項式から生成され、N個のシンボルで構
成された符号長N(但しNはMよりも大きい正の
整数)のリード・ソロモン符号を受信し、N個の
各々のシンボルを受信する毎に予めメモリに書き
込まれた原始元ηi(但しηi=αi、i=0、……、M
−1、iに対してシンドロームS0、……Si、……
SM-1が与えられる。)を受信シンボルと乗算し、
これと次の受信シンボルとの排他的論理和をとつ
てシフトレジスタに蓄積すると共に、その出力を
分岐して前記メモリに戻し、この操作をN個のシ
ンボル全てに対して行い、前記シフトレジスタよ
りシンドローム演算出力を引き出すシンドローム
演算手段と、シンドロームをガロア体GF(2y)
(但しyは正の整数)を条件として原子元αの羃
乗で表現してそれぞれの対応した指数を演算する
指数算出手段と、上記演算手段から得られたシン
ドロームに対応する原子元αの羃指数のmod2y−
1加算を行いこの加算結果が存在するとき、これ
を誤り位置jとして検出する誤り位置検出手段
と、上記シンドローム演算手段から得得られたシ
ンドロームと、上記誤り位置検出手段から得られ
た誤り位置jとを受けて、誤り訂正を実行する誤
り訂正実行手段とから構成される。
次に図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図で
あり、この実施例はシンドロームS0.S1、S2、…
…、SM-1演算回路2,3,4,……,5と、指数
算出用の読み出し専用メモリ(以下、ROMと略
す)6,7,8,……9と、mod255加算回路1
0,11,12,……,13と、誤り位置(j)比較
判定回路14と、シンドロームゼロ判定回路15
と、誤り訂正実行回路16とを有し、ここではシ
ンドロームS0、S1、S2、……、SM-1演算回路2,
3,4,……,5がシンドローム演算手段に相当
し、以下同様に、指数算出手段に相当するものは
ROM6,7,8,……9及びmod255加算回路
10,11,12,……,13、誤り位置検出手
段に相当するものは誤り位置(j)比較判定回路1
4、誤り訂正実行手段に相当するものは誤り訂正
実行回路16である。
あり、この実施例はシンドロームS0.S1、S2、…
…、SM-1演算回路2,3,4,……,5と、指数
算出用の読み出し専用メモリ(以下、ROMと略
す)6,7,8,……9と、mod255加算回路1
0,11,12,……,13と、誤り位置(j)比較
判定回路14と、シンドロームゼロ判定回路15
と、誤り訂正実行回路16とを有し、ここではシ
ンドロームS0、S1、S2、……、SM-1演算回路2,
3,4,……,5がシンドローム演算手段に相当
し、以下同様に、指数算出手段に相当するものは
ROM6,7,8,……9及びmod255加算回路
10,11,12,……,13、誤り位置検出手
段に相当するものは誤り位置(j)比較判定回路1
4、誤り訂正実行手段に相当するものは誤り訂正
実行回路16である。
さて、このブロツク図に従つて本実施例の動作
の詳細を説明する前にまずその動作原理を先に説
明する。
の詳細を説明する前にまずその動作原理を先に説
明する。
一般に、リード・ソロモン符号においては、N
個のシンボルが1符号ブロツクを構成し、この1
符号ブロツク中にM個の検査用シンボルと、N−
M個の情報伝達用シンボルとが含まれている。こ
こで用いられる各シンボルには種々あるが、本実
施例では、一般に広く用いられている8ビツトの
符号ベクトルと仮定する。また、説明を具体的に
するために、1符号ブロツク中のシンボルの数
(符号長)をNとし、また1符号ブロツク中の検
査用シンボルの数をMと仮定する。従つて1符号
ブロツク中の情報伝達データ用シンボルの数は、
N−Mとなる。
個のシンボルが1符号ブロツクを構成し、この1
符号ブロツク中にM個の検査用シンボルと、N−
M個の情報伝達用シンボルとが含まれている。こ
こで用いられる各シンボルには種々あるが、本実
施例では、一般に広く用いられている8ビツトの
符号ベクトルと仮定する。また、説明を具体的に
するために、1符号ブロツク中のシンボルの数
(符号長)をNとし、また1符号ブロツク中の検
査用シンボルの数をMと仮定する。従つて1符号
ブロツク中の情報伝達データ用シンボルの数は、
N−Mとなる。
さて、1符号ブロツク中のN個の各シンボルを
A0、A1、A2、……AM-1、AM、……、Aj、……
AM-1 で現すことにする。任意のAjは1バイトの符号
であり、従つて、28=256個の元の中の1つの元
を表わしている。また、この中のシンボルAM〜
AN-1のN−M個が情報伝達データ用シンボルで、
残りのA0〜AM-1のM個がこのAM〜AN-1をもとに
して作られた検査用シンボルであると仮定する。
A0、A1、A2、……AM-1、AM、……、Aj、……
AM-1 で現すことにする。任意のAjは1バイトの符号
であり、従つて、28=256個の元の中の1つの元
を表わしている。また、この中のシンボルAM〜
AN-1のN−M個が情報伝達データ用シンボルで、
残りのA0〜AM-1のM個がこのAM〜AN-1をもとに
して作られた検査用シンボルであると仮定する。
さて、リード・ソロモン符号においては、符号
化の過程において、検査用シンボルA0〜AM-1は
情報伝達データ用シンボルAM〜AN-1との間で次
の拘束関係を満足するように作られる。すなわ
ち、 A0+A1+A2+……+Aj+……+AN-1=0 A0+αA1+α2A2+……+αjAj+…… +αN-1AN-1=0 A0+α2A1+α4A2+……+α2jAj +……+α2(N-1)AN-1=0 A0+α3A1+α6A2+……+α3jAj +……+α3(N-1)AN-1=0 〓 〓 〓 A0+αM-1A1+α2(M-1)A2+……+α(M-1)j ×Aj+……+α(M-1)(N-1)AN-1=0 (1) この(1)式においては、各シンボルの記号Ajの
ほかに、記号αが用いられ、また、+で結ばれた
和の演算と、α同志間の積(αの羃)およびαの
羃とAjとの積の演算が用いられている。このα
は特定のシンボルを代表し、また上述の和および
積も一般の2進数の和および積とは異なる特別の
演算を意味する。以下これについて説明する。
化の過程において、検査用シンボルA0〜AM-1は
情報伝達データ用シンボルAM〜AN-1との間で次
の拘束関係を満足するように作られる。すなわ
ち、 A0+A1+A2+……+Aj+……+AN-1=0 A0+αA1+α2A2+……+αjAj+…… +αN-1AN-1=0 A0+α2A1+α4A2+……+α2jAj +……+α2(N-1)AN-1=0 A0+α3A1+α6A2+……+α3jAj +……+α3(N-1)AN-1=0 〓 〓 〓 A0+αM-1A1+α2(M-1)A2+……+α(M-1)j ×Aj+……+α(M-1)(N-1)AN-1=0 (1) この(1)式においては、各シンボルの記号Ajの
ほかに、記号αが用いられ、また、+で結ばれた
和の演算と、α同志間の積(αの羃)およびαの
羃とAjとの積の演算が用いられている。このα
は特定のシンボルを代表し、また上述の和および
積も一般の2進数の和および積とは異なる特別の
演算を意味する。以下これについて説明する。
上述のように、本実施例ではAjもαもともに
8ビツトの“1”、“0”符号でできている符号ベ
クトルとする。従つて、いずれも28=256個の元
の中の1つの元を表わしている。
8ビツトの“1”、“0”符号でできている符号ベ
クトルとする。従つて、いずれも28=256個の元
の中の1つの元を表わしている。
さて、この256個の中から任意の2つの元Aと
Bとを選び、この2つの元の和で指定される元A
+Bおよび2つの元の積で指定される元ABのい
ずれも、もとの256個中の1つの元になると仮定
して各々を次のように定義できる。
Bとを選び、この2つの元の和で指定される元A
+Bおよび2つの元の積で指定される元ABのい
ずれも、もとの256個中の1つの元になると仮定
して各々を次のように定義できる。
和:第2図に示すように元Aおよび元Bを符号
ベクトルの形で表示し、各桁(各次元)ごとの排
他的論理和をとつた結果生ずる符号ベクトルをA
+Bと定義する。和の演算がこのように定義され
るために2個の同じ元の和は常に“0”(各次元
の成分がすべて“0”の符号ベクトル)となり、
また、和の逆算としての差の演算は和の演算と同
じになる。
ベクトルの形で表示し、各桁(各次元)ごとの排
他的論理和をとつた結果生ずる符号ベクトルをA
+Bと定義する。和の演算がこのように定義され
るために2個の同じ元の和は常に“0”(各次元
の成分がすべて“0”の符号ベクトル)となり、
また、和の逆算としての差の演算は和の演算と同
じになる。
積:例えば第3図1に示すような元Aおよび元
Bがあると、これをχの多項式表現 A=1+χ2+χ3+χ5 B=χ2+χ4 とし、この多項式の積ABを AB=(1+χ2+χ3+χ5)(χ2+χ4) =χ2+(χ4+χ4)+χ5+χ6 +(χ7+χ7)+χ9 のように作る。この中でχの同じ羃乗の項は、符
号ベルトルの同じ桁(次元)に対応するので、上
述の排他的論理和の規則を適用して整理すると上
式は、 AB=χ9+χ6+χ5+χ2 となる。この多項式はχの7乗以上の項(すなわ
ちχ9の項)を含むので、このままではこれに対応
する8ビツトの符号ベクトルを指定することがで
きない。
Bがあると、これをχの多項式表現 A=1+χ2+χ3+χ5 B=χ2+χ4 とし、この多項式の積ABを AB=(1+χ2+χ3+χ5)(χ2+χ4) =χ2+(χ4+χ4)+χ5+χ6 +(χ7+χ7)+χ9 のように作る。この中でχの同じ羃乗の項は、符
号ベルトルの同じ桁(次元)に対応するので、上
述の排他的論理和の規則を適用して整理すると上
式は、 AB=χ9+χ6+χ5+χ2 となる。この多項式はχの7乗以上の項(すなわ
ちχ9の項)を含むので、このままではこれに対応
する8ビツトの符号ベクトルを指定することがで
きない。
そこで、積を定義する場合には、それに伴つて
8次のある既約多項式f(χ)を予め定めておき、
これを用いて以下のように定義する。
8次のある既約多項式f(χ)を予め定めておき、
これを用いて以下のように定義する。
このf(χ)を
f(χ)=χ8+χ5+χ3+χ+1
と定義すると、このf(χ)を用いて前記ABの
多項式を割算し、その結果生ずる剰余を作る。
多項式を割算し、その結果生ずる剰余を作る。
こうすると、剰余は必ずχの7次またはそれ以
下の次数の多項式となるので、これに対応する8
ビツトの符号ベクトルが存在する。これを積AB
と定義する。今の場合、上述のABの多項式をf
(χ)で除した商は、χとなり、剰余は、 χ5+χ4+χ となる(この演算においても前述の排他的論理和
の規則が適用されていて、引き算と足し算は同じ
である)。これより AB=χ5+χ4+χ となり、これを符号ベクトルで表示すると第3図
2に示すようになる。
下の次数の多項式となるので、これに対応する8
ビツトの符号ベクトルが存在する。これを積AB
と定義する。今の場合、上述のABの多項式をf
(χ)で除した商は、χとなり、剰余は、 χ5+χ4+χ となる(この演算においても前述の排他的論理和
の規則が適用されていて、引き算と足し算は同じ
である)。これより AB=χ5+χ4+χ となり、これを符号ベクトルで表示すると第3図
2に示すようになる。
以上のように、8次の既約多項式f(χ)を指
定すると、それに応じて256個の各元の間で、和
および積が定義され、またその逆算としての差お
よび商も定義され、256個の元の中で4則演算が
矛盾なく行われる。
定すると、それに応じて256個の各元の間で、和
および積が定義され、またその逆算としての差お
よび商も定義され、256個の元の中で4則演算が
矛盾なく行われる。
さて、前記既約多項式f(χ)を適当に選ぶこ
とにより、前記256個の元の中の“0”(すべての
桁の成分が“0”の元)を除く256個のすべての
元を、ある元αの羃乗の形で表わすことができ
る。すなわち、1を単位元とし、これにつぎつぎ
にαを乗ずることによつて生ずる元、α、α2、
α3、……、α255は前記“0”を除くすべての元を
一巡してα255で再び単位元1に戻るようにするこ
とができる。
とにより、前記256個の元の中の“0”(すべての
桁の成分が“0”の元)を除く256個のすべての
元を、ある元αの羃乗の形で表わすことができ
る。すなわち、1を単位元とし、これにつぎつぎ
にαを乗ずることによつて生ずる元、α、α2、
α3、……、α255は前記“0”を除くすべての元を
一巡してα255で再び単位元1に戻るようにするこ
とができる。
実際に、前記既約多項式f(χ)として、
f(χ)=χ8+χ5+χ3+χ+1
を用い、αとして多項式表現のχを用いると、
255のすべての元はαj(但しj=0、1、2、……
255)として表わすことができる。但しα0=α255
=1である。このαを原始元と呼び、またこのよ
うな性質を有する多項式f(χ)を原始多項式と
呼ぶ。このような性質をもつ8次の原始多項式
は、上述のものを含んで16個あることが知られて
いる。本実施例においては、この16個の中の特定
の1つの原始多項式によつて元の間の演算が定義
されていると仮定し、またこれによつて定義され
る前記原始元αを用いることにする。この結果0
を除く任意の元は、αj(但しj=0、1、2、…
…、255)で表現され、従つて、任意の元は、指
数jだけでも指定することができる。これを元の
指数表現と呼ぶことにする。この指数表現を用い
ると、“0”を除く任意の2つの元の積は、各々
の元の指数表現をとり、この両者を255を法とし
て加えることにより両者の積の指数表現として簡
単に演算することができる。もし一方の元に
“0”が含まれる場合には結果の元を“0”とす
ればよい。また、商を作る場合には、分母になる
元の指数表現の2進数を、その各桁の“1”、
“0”を反転してから前述と同様に255を法として
加えればよい。
255のすべての元はαj(但しj=0、1、2、……
255)として表わすことができる。但しα0=α255
=1である。このαを原始元と呼び、またこのよ
うな性質を有する多項式f(χ)を原始多項式と
呼ぶ。このような性質をもつ8次の原始多項式
は、上述のものを含んで16個あることが知られて
いる。本実施例においては、この16個の中の特定
の1つの原始多項式によつて元の間の演算が定義
されていると仮定し、またこれによつて定義され
る前記原始元αを用いることにする。この結果0
を除く任意の元は、αj(但しj=0、1、2、…
…、255)で表現され、従つて、任意の元は、指
数jだけでも指定することができる。これを元の
指数表現と呼ぶことにする。この指数表現を用い
ると、“0”を除く任意の2つの元の積は、各々
の元の指数表現をとり、この両者を255を法とし
て加えることにより両者の積の指数表現として簡
単に演算することができる。もし一方の元に
“0”が含まれる場合には結果の元を“0”とす
ればよい。また、商を作る場合には、分母になる
元の指数表現の2進数を、その各桁の“1”、
“0”を反転してから前述と同様に255を法として
加えればよい。
勿論、2つの元の和を演算する場合には、符号
ベクトルの表現を用いると簡単に行なうことがで
きる。
ベクトルの表現を用いると簡単に行なうことがで
きる。
このように、各元は、αの羃乗でも、αの指数
表現でも、符号ベクトル表現としても、また多項
式表現としても指定することができる。これらの
中のいずれの表現を用いるかは、その使用目的に
よつて最も適当なものを選ぶことができる。
表現でも、符号ベクトル表現としても、また多項
式表現としても指定することができる。これらの
中のいずれの表現を用いるかは、その使用目的に
よつて最も適当なものを選ぶことができる。
さて、こうして(1)式の演算は定義されたが、実
際に、任意の情報伝達データ用シンボルAM〜
AN-1から(1)式の拘束条件を満足する検査用シン
ボルA0〜AM-1を生成するには次のようにする。
今、生成多項式g(χ)として、g(χ)=(χ−
1)(χ−α)(χ−α2)(χ−α3)……(χ−
αM-1)を定義し、一方符号多項式C(χ)として
C(χ)=AN-1χN-1+AN-2χN-1+……+AMχMを定
義する。このC(χ)をg(χ)で除した剰余の多
項式をR(χ)とすると、R(χ)はχに関するM
−1次またはそれ以下の多項式となるので、R
(χ)=bM-1χM-1+bM-2χM-2+……+b3χ3+b2χ2+
b1χ+b0と表わせる。こうして定まるbM-1、bM-2、
……b3、b2、b1、b0、をそれぞれ検査用シンボル
AM-1、AM-2、……、A3、A2、A1、A0として用
いると、これらは次のような理由で(1)式の拘束条
件を満す検査用シンボルとなつている。
際に、任意の情報伝達データ用シンボルAM〜
AN-1から(1)式の拘束条件を満足する検査用シン
ボルA0〜AM-1を生成するには次のようにする。
今、生成多項式g(χ)として、g(χ)=(χ−
1)(χ−α)(χ−α2)(χ−α3)……(χ−
αM-1)を定義し、一方符号多項式C(χ)として
C(χ)=AN-1χN-1+AN-2χN-1+……+AMχMを定
義する。このC(χ)をg(χ)で除した剰余の多
項式をR(χ)とすると、R(χ)はχに関するM
−1次またはそれ以下の多項式となるので、R
(χ)=bM-1χM-1+bM-2χM-2+……+b3χ3+b2χ2+
b1χ+b0と表わせる。こうして定まるbM-1、bM-2、
……b3、b2、b1、b0、をそれぞれ検査用シンボル
AM-1、AM-2、……、A3、A2、A1、A0として用
いると、これらは次のような理由で(1)式の拘束条
件を満す検査用シンボルとなつている。
今、C(χ)をg(χ)で除した商をQ(χ)と
書くと、C(χ)=g(χ)Q(χ)+R(χ)とな
り、これから、C(χ)+R(χ)=g(χ)Q(χ)
が導かれる(この場合もR(χ)を引くことはR
(χ)を加えることと同じである)。従つてC(χ)
+R(χ)はg(χ)で割り切れて、AN-1χN-1+
AN-2χN-2+……+AMχM+AM-1χM-1+AM-2χM-2+
……+A3χ3+A2χ2+A1χ+A0=(χ−2)(χ−
2(χ−α)(χ−α2)(χ−α3)……(χ−αM-1
)
Q(χ)が成立する。上式の両辺のxに、それぞ
れ1、α、α2、α3、……αM-1をつぎつぎに代入す
ることによつて、(1)式の関係が導かれる。
書くと、C(χ)=g(χ)Q(χ)+R(χ)とな
り、これから、C(χ)+R(χ)=g(χ)Q(χ)
が導かれる(この場合もR(χ)を引くことはR
(χ)を加えることと同じである)。従つてC(χ)
+R(χ)はg(χ)で割り切れて、AN-1χN-1+
AN-2χN-2+……+AMχM+AM-1χM-1+AM-2χM-2+
……+A3χ3+A2χ2+A1χ+A0=(χ−2)(χ−
2(χ−α)(χ−α2)(χ−α3)……(χ−αM-1
)
Q(χ)が成立する。上式の両辺のxに、それぞ
れ1、α、α2、α3、……αM-1をつぎつぎに代入す
ることによつて、(1)式の関係が導かれる。
さて、上述のようにして送信側で作られた(1)式
の拘束条件を満す符号ブロツクA0、A1、A2、…
…、AN-1を送信し、それらがA^0、A^1、A^2、…
…、A^N-1として受信されたとする。そしてこれ
らの中の1つのシンボルAjにだけ誤りが生じた
と仮定する。すなわち、j以外のkに対しては、 A^K=AK ……(2) が成立し、Ajに対しては A^j=Aj+ej ……(3) とする。但し、ejはj番目のシンボルに起つた誤
りとする。
の拘束条件を満す符号ブロツクA0、A1、A2、…
…、AN-1を送信し、それらがA^0、A^1、A^2、…
…、A^N-1として受信されたとする。そしてこれ
らの中の1つのシンボルAjにだけ誤りが生じた
と仮定する。すなわち、j以外のkに対しては、 A^K=AK ……(2) が成立し、Ajに対しては A^j=Aj+ej ……(3) とする。但し、ejはj番目のシンボルに起つた誤
りとする。
さて、今受信側において、受信シンボルA^0、
A^1、A^2、……、A^N-1を用いて(1)式の各式の左辺
に相当する演算を行ない、その結果をそれぞれ
S0、S1、S2、……SM-1とする。すなわち、 S0=A^0+A^1+A^2……+A^j+……+A^N-1 S1=A^0+αA^1+α2A^2+……+αjA^j +……+αN-1A^N-1 S2=A^0+α2A^1+α4A^2+……+α2jA^j +……+α2(N-1)A^N-1 S3=A^0+α3A^1+α6A^2+……+α3jA^j +……+α3(N-1)A^N-1 〓 〓 〓 SM-1=A^0+αM-1A^1+α2(M-1)A^2+…… SM-1=A^0+αM-1A^1+α2(M-1)A^2+…… +αj(M-1)A^j+……+α(M-1)(N-1)A^N-1(4)
とする。もし、受信に全く誤りがなければ、(4)式
の左辺は(1)式の左辺と全く同じになり、従つて、
S0〜SM-1はすべて“0”になる筈である。受信に
誤りがあると(4)式の各左辺に相当する演算結果は
一般に“0”でないそれぞれの値S0、S2、……
SM-1をとることになる。これをシンドロームとい
う。本実施例は、このシンドロームS0〜SM-1を用
い、送信側で一ブロツク内のシンボル間に加えた
(1)式の拘束演算関係から誤り分を求めてこれを訂
正する方式である。
A^1、A^2、……、A^N-1を用いて(1)式の各式の左辺
に相当する演算を行ない、その結果をそれぞれ
S0、S1、S2、……SM-1とする。すなわち、 S0=A^0+A^1+A^2……+A^j+……+A^N-1 S1=A^0+αA^1+α2A^2+……+αjA^j +……+αN-1A^N-1 S2=A^0+α2A^1+α4A^2+……+α2jA^j +……+α2(N-1)A^N-1 S3=A^0+α3A^1+α6A^2+……+α3jA^j +……+α3(N-1)A^N-1 〓 〓 〓 SM-1=A^0+αM-1A^1+α2(M-1)A^2+…… SM-1=A^0+αM-1A^1+α2(M-1)A^2+…… +αj(M-1)A^j+……+α(M-1)(N-1)A^N-1(4)
とする。もし、受信に全く誤りがなければ、(4)式
の左辺は(1)式の左辺と全く同じになり、従つて、
S0〜SM-1はすべて“0”になる筈である。受信に
誤りがあると(4)式の各左辺に相当する演算結果は
一般に“0”でないそれぞれの値S0、S2、……
SM-1をとることになる。これをシンドロームとい
う。本実施例は、このシンドロームS0〜SM-1を用
い、送信側で一ブロツク内のシンボル間に加えた
(1)式の拘束演算関係から誤り分を求めてこれを訂
正する方式である。
さて、(2)式、(3)式の関係を(4)式に代入し、(1)の
関係を用いると、結果は次のようになる。
関係を用いると、結果は次のようになる。
S0=ej
S1=αjej
S2=α2jej
S3=α3jej
〓 〓
SM-1=α(M-1)jej ……(5)
この(5)式を変形すると、次の式が導かれる。
S0=ej (6)
αj=S1・S0 - 1 (7)
α2j=S2・S0 -1 (8)
α3j=S3・S0 -1 (9)
〓 〓 〓
α(M-1)j=SM-1・S0 -1 (10)
ここにおいて、S0〜SM-1をGF(28)の条件でα
の羃乗で表現し、それぞれをαx0〜αxn-1とする
と、上記(7)〜(10)式はそれぞれ次式の如くなる。な
お、この条件において、α-x=α255-xである。
の羃乗で表現し、それぞれをαx0〜αxn-1とする
と、上記(7)〜(10)式はそれぞれ次式の如くなる。な
お、この条件において、α-x=α255-xである。
j=(255−χ0)+χ1 ……(11)
2j=(255−χ0)+χ2 ……(12)
3j=(255−χ0)+χ3 ……(13)
〓 〓 〓
(M−1)j=(255−χ0)+χM-1 ……(14)
これらの式(11)〜(14)における加算は、255を
法とする加算、即ちmod255加算である。そして、
これらの式(11)〜(14)の関係が成立するj値が存
在した場合のみ、誤り位置jに対し、誤り情報ej
=S0を用いて訂正することができるのである。な
お、ここで、誤り情報ejは上記(6)式からS0として
求まり、また誤り位置jは(11)〜(14)式を演算す
ることによつて求まるものである。
法とする加算、即ちmod255加算である。そして、
これらの式(11)〜(14)の関係が成立するj値が存
在した場合のみ、誤り位置jに対し、誤り情報ej
=S0を用いて訂正することができるのである。な
お、ここで、誤り情報ejは上記(6)式からS0として
求まり、また誤り位置jは(11)〜(14)式を演算す
ることによつて求まるものである。
以下、その構成および動作を第1図に示す本発
明の実施例により説明する。
明の実施例により説明する。
送信側より送信されてきたN個のシンボルを有
する送信符号ブロツクAN-1、AN-2……、A2、
A1、A0は、第1図に示す本発明の回路において、
受信入力端子1にA^N-1、A^N-2……A^2、A^1、A^0の
順で入力され、M個のシンドローム演算回路、即
ちS0演算回路2、S1演算回路3、S2演算回路4、
……、SM-1演算回路5によつて上記(4)式で示すシ
ンドロームS0〜SM-1を演算する。
する送信符号ブロツクAN-1、AN-2……、A2、
A1、A0は、第1図に示す本発明の回路において、
受信入力端子1にA^N-1、A^N-2……A^2、A^1、A^0の
順で入力され、M個のシンドローム演算回路、即
ちS0演算回路2、S1演算回路3、S2演算回路4、
……、SM-1演算回路5によつて上記(4)式で示すシ
ンドロームS0〜SM-1を演算する。
なお、この中の、例えばS1を求める演算回路例
を第4図に示す。これは1段のシフトレジスタ1
10、ROM111、および排他的論理和回路1
12から成つている。シフトレジスタ110およ
び排他的論理和回路112はそれぞれ8ビツト分
を並列に処理する。またROM111は、シフト
レジスタ110の出力(8ビツト)でアドレス指
定のできる256のメモリアドレスを有し、各メモ
リアドレス当り8ビツトのデータを格納できる容
量を有する。シフトレジスタ110の生力により
指定されるROM111のメモリアドレスからデ
ータが読み出され、回路112により入力端子1
からの入力データとの排他的論理和がとられ、こ
れがシフトレジスタ110に読み込まれる。任意
の8ビツトの2進数A′で指定されるROM111
のメモリアドレスにαA′(但し、αA′はこの2進数
A′に対応する符号ベクトルと原始元αとの積と
する)を書き込んでおくと、ROM111はα倍
の乗算器として動作する。かくて、最初にシフト
レジスタ110をリセツトし、入力データを前述
のようにA^N-1、A^N-2、……A^0の順序で次々に回
路112を介して入力すると、A^0が入力された
時点で、シフトレジスタ110の内容は、 (……((A^N-1α+A^N-2)α+A^N-3)α+……+
A^1)α+A^0=αN-1A^N-1+αN-2A^N-2αN-3A^N-3+…
…+αA^1+A^0となり、求めるシンドロームS1と
なる。ROM111の内容を、上述のαのかわり
にα2、α3、……αM-1の相当するものとすることに
より、同様な回路を用いてそれぞれシンドローム
S2、S3、……SM-1を演算する回路が得られ、また
ROM111を除きシフトレジスタ110の内容
をそのまま回路112にフイードバツクすること
によりシンドロームS0を演算する回路が得られ
る。
を第4図に示す。これは1段のシフトレジスタ1
10、ROM111、および排他的論理和回路1
12から成つている。シフトレジスタ110およ
び排他的論理和回路112はそれぞれ8ビツト分
を並列に処理する。またROM111は、シフト
レジスタ110の出力(8ビツト)でアドレス指
定のできる256のメモリアドレスを有し、各メモ
リアドレス当り8ビツトのデータを格納できる容
量を有する。シフトレジスタ110の生力により
指定されるROM111のメモリアドレスからデ
ータが読み出され、回路112により入力端子1
からの入力データとの排他的論理和がとられ、こ
れがシフトレジスタ110に読み込まれる。任意
の8ビツトの2進数A′で指定されるROM111
のメモリアドレスにαA′(但し、αA′はこの2進数
A′に対応する符号ベクトルと原始元αとの積と
する)を書き込んでおくと、ROM111はα倍
の乗算器として動作する。かくて、最初にシフト
レジスタ110をリセツトし、入力データを前述
のようにA^N-1、A^N-2、……A^0の順序で次々に回
路112を介して入力すると、A^0が入力された
時点で、シフトレジスタ110の内容は、 (……((A^N-1α+A^N-2)α+A^N-3)α+……+
A^1)α+A^0=αN-1A^N-1+αN-2A^N-2αN-3A^N-3+…
…+αA^1+A^0となり、求めるシンドロームS1と
なる。ROM111の内容を、上述のαのかわり
にα2、α3、……αM-1の相当するものとすることに
より、同様な回路を用いてそれぞれシンドローム
S2、S3、……SM-1を演算する回路が得られ、また
ROM111を除きシフトレジスタ110の内容
をそのまま回路112にフイードバツクすること
によりシンドロームS0を演算する回路が得られ
る。
このようにして得られたシンドロームS0〜SM-1
は、上記ROM6〜9にアドレスとして入力さ
れ、上記(11)〜(14)式で示した指数255−χ0、χ1、
χ2……、χM-1をそれぞれ算出する。このROM6
〜9は、一種の変換回路であつて、アドレスとし
て入力されたシンドロームS0〜SM-1のメモリロケ
ーシヨンに固定データとして上記指数255−χ0、
χ1、χ2、……χM-1に相当するデータが記憶されて
おり、S0〜SM-1がアドレスとして入力されること
により上記指数255−χ0、χ1、χ2、……χM-1が出
力されるものである。そして、このように出力さ
れた255−χ0、χ1、χ2、……χM-1をmod255加算回
路10〜13に供給し、上記(11)〜(14)式に示す
mod255加算を行う。即ち、mod255加算回路10
においては、ROM6からの255−χ0とROM7か
らのχ1とを受信して、上記(11)式に示すmod255加
算を行つて、その結果jを算出し、このjを誤り
位置(j)比較判定回路14に供給し、mod255加算
回路11においては、ROM6からの255−χ0と
ROM8からのχ2とを受信して、上記(12)式に示す
mod255加算を行つて2jを算出し、この2jを上記
誤り位置(j)比較判定回路14に供給し、以下同様
にして、mod255加算回路13においては、
ROM6からの255−χ0とROM9からのχM-1とを
受信して、上記(14)式に示すmod255加算を行
つて(M−1)jを算出し、この(M−1)jを
誤り位置(j)比較判定回路14に供給する。このよ
うにして算出され、上記(11)〜(14)式に対応する
j、2j、3j、……、(M−1)jを供給された誤
り位置(j)比較判定回路14は、これらの情報から
誤り位置情報jを算出する。この回路は単に上記
情報からjを算出するのみならず、2j、3j、…
…、(M−1)jがそれぞれjに対して2倍、3
倍、……(M−1)倍の関係にあつて、それぞれ
が同じ誤り位置jを示していることも確認するも
のである。このような回路は通常の論理回路の組
み合せで容易に実現することもできるし、またマ
イクロコンピユータ等を利用しても容易に実現す
ることができるものである。そして、この誤り位
置(j)比較判定回路14からの誤り位置jの出力信
号は誤り訂正実行回路16に供給され、その誤り
位置を通知する。
は、上記ROM6〜9にアドレスとして入力さ
れ、上記(11)〜(14)式で示した指数255−χ0、χ1、
χ2……、χM-1をそれぞれ算出する。このROM6
〜9は、一種の変換回路であつて、アドレスとし
て入力されたシンドロームS0〜SM-1のメモリロケ
ーシヨンに固定データとして上記指数255−χ0、
χ1、χ2、……χM-1に相当するデータが記憶されて
おり、S0〜SM-1がアドレスとして入力されること
により上記指数255−χ0、χ1、χ2、……χM-1が出
力されるものである。そして、このように出力さ
れた255−χ0、χ1、χ2、……χM-1をmod255加算回
路10〜13に供給し、上記(11)〜(14)式に示す
mod255加算を行う。即ち、mod255加算回路10
においては、ROM6からの255−χ0とROM7か
らのχ1とを受信して、上記(11)式に示すmod255加
算を行つて、その結果jを算出し、このjを誤り
位置(j)比較判定回路14に供給し、mod255加算
回路11においては、ROM6からの255−χ0と
ROM8からのχ2とを受信して、上記(12)式に示す
mod255加算を行つて2jを算出し、この2jを上記
誤り位置(j)比較判定回路14に供給し、以下同様
にして、mod255加算回路13においては、
ROM6からの255−χ0とROM9からのχM-1とを
受信して、上記(14)式に示すmod255加算を行
つて(M−1)jを算出し、この(M−1)jを
誤り位置(j)比較判定回路14に供給する。このよ
うにして算出され、上記(11)〜(14)式に対応する
j、2j、3j、……、(M−1)jを供給された誤
り位置(j)比較判定回路14は、これらの情報から
誤り位置情報jを算出する。この回路は単に上記
情報からjを算出するのみならず、2j、3j、…
…、(M−1)jがそれぞれjに対して2倍、3
倍、……(M−1)倍の関係にあつて、それぞれ
が同じ誤り位置jを示していることも確認するも
のである。このような回路は通常の論理回路の組
み合せで容易に実現することもできるし、またマ
イクロコンピユータ等を利用しても容易に実現す
ることができるものである。そして、この誤り位
置(j)比較判定回路14からの誤り位置jの出力信
号は誤り訂正実行回路16に供給され、その誤り
位置を通知する。
上記シンドロームゼロ判定回路15は、上記
S0、S1、S2、……、SM-1演算回路2〜5からのシ
ンドロームS0〜SM-1を受信し、これらのシンドロ
ームS0〜SM-1がすべてゼロであつて受信した符号
ブロツクに全く誤りがないか、S0〜SM-1がすべて
ゼロではないが1個でもゼロがあつて受信した符
号ブロツクに2個以上の誤りがあるのかを検出す
る回路であつて、前者、即ちS0〜SM-1がすべてゼ
ロであつて受信した符号ブロツクに全く誤りがな
い場合には、一方の出力リード線400上に誤り
なし信号を出力し、この誤りなし信号を誤り訂正
実行回路16に伝達し、符号ブロツク中に誤りが
ないことを通知する。また、後者、即ちS0〜SM-1
がすべてゼロではないが1個でもゼロがあつて受
信した符号ブロツクの中に2個以上の誤りがある
場合には、他方の出力リード線500上に誤り2
個以上信号を出力し、この誤り2個以上信号を誤
り訂正実行回路16に伝達し、符号ブロツク中に
誤りが2個以上あることを通知する。なお、誤り
が1個の場合には、(1)式から(4)式の関係からS0〜
SM-1はすべてゼロでなく、それぞれの値を取り(11)
〜(14)式より決められるjはすべて等しい値と
なり、これは上記誤り位置(j)比較判定回路14に
よつて比較範囲されるj値として算出され、誤り
訂正実行回路16に供給されて判断されるのであ
る。そして、この時同時に、S0演算回路2から供
給されるS0を上記(6)式に示すように誤りejとして
用い、上記誤り位置jのシンボルを訂正して、出
力リード線18上に出力データとして訂正した符
号ブロツクを送出するのである。なお、この時、
他方の出力リード線17にはエラーフラグは送出
されず、リード線18から送出された符号ブロツ
クには誤りがないことを示している。また、符号
ブロツクに誤りが全くなく、上記シンドロームゼ
ロ判定回路15からリード線400を介して誤り
訂正実行回路16に誤りなし信号が供給された場
合には、入力端子1から供給された符号ブロツク
は誤り訂正実行回路16を介して、直接、リード
線18から出力され、この時にも同時にエラーフ
ラグは送出されない。更に、符号ブロツク中に誤
りが2個以上あつて、上記シンドロームゼロ判定
回路15からリード線500を介して誤り訂正実
行回路16に誤り2個以上信号が供給された場合
には、誤り訂正は行われず、入力端子1から供給
された符号ブロツクは誤りを含んだまま誤り訂正
実行回路16を介して、直接、リード線18から
出力されると同時に、シンドロームゼロ判定回路
15からリード線500を介して供給される誤り
2個以上信号によつて判定し、エラーフラグをリ
ード線17に送出し、符号ブロツク中に誤りがあ
ることを知らせる。
S0、S1、S2、……、SM-1演算回路2〜5からのシ
ンドロームS0〜SM-1を受信し、これらのシンドロ
ームS0〜SM-1がすべてゼロであつて受信した符号
ブロツクに全く誤りがないか、S0〜SM-1がすべて
ゼロではないが1個でもゼロがあつて受信した符
号ブロツクに2個以上の誤りがあるのかを検出す
る回路であつて、前者、即ちS0〜SM-1がすべてゼ
ロであつて受信した符号ブロツクに全く誤りがな
い場合には、一方の出力リード線400上に誤り
なし信号を出力し、この誤りなし信号を誤り訂正
実行回路16に伝達し、符号ブロツク中に誤りが
ないことを通知する。また、後者、即ちS0〜SM-1
がすべてゼロではないが1個でもゼロがあつて受
信した符号ブロツクの中に2個以上の誤りがある
場合には、他方の出力リード線500上に誤り2
個以上信号を出力し、この誤り2個以上信号を誤
り訂正実行回路16に伝達し、符号ブロツク中に
誤りが2個以上あることを通知する。なお、誤り
が1個の場合には、(1)式から(4)式の関係からS0〜
SM-1はすべてゼロでなく、それぞれの値を取り(11)
〜(14)式より決められるjはすべて等しい値と
なり、これは上記誤り位置(j)比較判定回路14に
よつて比較範囲されるj値として算出され、誤り
訂正実行回路16に供給されて判断されるのであ
る。そして、この時同時に、S0演算回路2から供
給されるS0を上記(6)式に示すように誤りejとして
用い、上記誤り位置jのシンボルを訂正して、出
力リード線18上に出力データとして訂正した符
号ブロツクを送出するのである。なお、この時、
他方の出力リード線17にはエラーフラグは送出
されず、リード線18から送出された符号ブロツ
クには誤りがないことを示している。また、符号
ブロツクに誤りが全くなく、上記シンドロームゼ
ロ判定回路15からリード線400を介して誤り
訂正実行回路16に誤りなし信号が供給された場
合には、入力端子1から供給された符号ブロツク
は誤り訂正実行回路16を介して、直接、リード
線18から出力され、この時にも同時にエラーフ
ラグは送出されない。更に、符号ブロツク中に誤
りが2個以上あつて、上記シンドロームゼロ判定
回路15からリード線500を介して誤り訂正実
行回路16に誤り2個以上信号が供給された場合
には、誤り訂正は行われず、入力端子1から供給
された符号ブロツクは誤りを含んだまま誤り訂正
実行回路16を介して、直接、リード線18から
出力されると同時に、シンドロームゼロ判定回路
15からリード線500を介して供給される誤り
2個以上信号によつて判定し、エラーフラグをリ
ード線17に送出し、符号ブロツク中に誤りがあ
ることを知らせる。
以上説明したように、本発明によれば、N個の
シンボルで1個の符号ブロツクをなすリード・ソ
ロモン符号内に生じた1個の誤りを訂正する方式
において、検査用シンボルの数M個までのすべて
のシンドロームの情報を有効に利用し、かつ、簡
潔な回路構成により目的を達成する信頼性の高い
復号方式を提供することができる。これにより信
頼性、経済性の向上を達成できる。また、符号ブ
ロツク内に2シンボル以上の誤りを検出したらエ
ラーフラグを送出し、符号ブロツク内に誤りがあ
ることを知らせている。
シンボルで1個の符号ブロツクをなすリード・ソ
ロモン符号内に生じた1個の誤りを訂正する方式
において、検査用シンボルの数M個までのすべて
のシンドロームの情報を有効に利用し、かつ、簡
潔な回路構成により目的を達成する信頼性の高い
復号方式を提供することができる。これにより信
頼性、経済性の向上を達成できる。また、符号ブ
ロツク内に2シンボル以上の誤りを検出したらエ
ラーフラグを送出し、符号ブロツク内に誤りがあ
ることを知らせている。
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図は本実施例で用いる和の演算を説明するた
めの図、第3図1は本実施例で用いる演算の符号
多項式を説明するための図、第3図2は本実施例
で用いる積の演算を説明するための図、第4図は
本実施例のシンドローム演算回路の内部回路例を
示す図である。 2〜5……シンドローム演算手段、6〜9,1
0〜13……指数算出手段、14……誤り位置(j)
検出手段、15……シンドロームゼロ判定回路、
16……誤り訂正実行手段。
第2図は本実施例で用いる和の演算を説明するた
めの図、第3図1は本実施例で用いる演算の符号
多項式を説明するための図、第3図2は本実施例
で用いる積の演算を説明するための図、第4図は
本実施例のシンドローム演算回路の内部回路例を
示す図である。 2〜5……シンドローム演算手段、6〜9,1
0〜13……指数算出手段、14……誤り位置(j)
検出手段、15……シンドロームゼロ判定回路、
16……誤り訂正実行手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 M個(但しMは正の整数)の1次多項式の積
で得られる生成多項式から生成され、N個のシン
ボルで構成された符号長N(但しNはMよりも大
きい正の整数)のリード・ソロモン符号を受信
し、N個の各々のシンボルを受信する毎に予めメ
モリに書き込まれた原始元ηi(但しηi=αi、i=
0、……、M−1、iに対してシンドロームS0、
……Si、……SM-1が与えられる。)を受信シンボ
ルと乗算し、これと次の受信シンボルとの排他的
論理和をとつてシフトレジスタに蓄積すると共
に、その出力を分岐して前記メモリに戻し、この
操作をN個のシンボル全てに対して行い、前記シ
フトレジスタよりシンドローム演算出力を引き出
すシンドローム演算手段と、 シンドロームをガロア体GF(2y)(但しyは正
の整数)を条件として原子元αの羃乗で表現して
それぞれの対応した指数を演算する指数算出手段
と、 上記演算手段から得られたシンドロームに対応
する原子元αの羃指数のmod2y−1加算を行いこ
の加算結果が存在するとき、これを誤り位置jと
して検出する誤り位置検出手段と、 上記シンドローム演算手段から得られたシンド
ロームと、上記誤り位置検出手段から得られた誤
り位置jとを受けて、誤り訂正を実行する誤り訂
正実行手段と、 を有することを特徴とするリード・ソロモン符号
復号方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57114281A JPS595759A (ja) | 1982-06-30 | 1982-06-30 | リード・ソロモン符号復号方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57114281A JPS595759A (ja) | 1982-06-30 | 1982-06-30 | リード・ソロモン符号復号方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS595759A JPS595759A (ja) | 1984-01-12 |
JPH0133055B2 true JPH0133055B2 (ja) | 1989-07-11 |
Family
ID=14633900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57114281A Granted JPS595759A (ja) | 1982-06-30 | 1982-06-30 | リード・ソロモン符号復号方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS595759A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60246125A (ja) * | 1984-05-22 | 1985-12-05 | Trio Kenwood Corp | Bch符号の復号器 |
JPS63317837A (ja) * | 1987-10-09 | 1988-12-26 | Sanyo Electric Co Ltd | データ処理装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5432240A (en) * | 1977-08-15 | 1979-03-09 | Ibm | Error correcting unit |
JPS5778608A (en) * | 1980-10-31 | 1982-05-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Decoding method of reed-solomon code |
-
1982
- 1982-06-30 JP JP57114281A patent/JPS595759A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5432240A (en) * | 1977-08-15 | 1979-03-09 | Ibm | Error correcting unit |
JPS5778608A (en) * | 1980-10-31 | 1982-05-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Decoding method of reed-solomon code |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS595759A (ja) | 1984-01-12 |
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