JPH0132347Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0132347Y2 JPH0132347Y2 JP4580387U JP4580387U JPH0132347Y2 JP H0132347 Y2 JPH0132347 Y2 JP H0132347Y2 JP 4580387 U JP4580387 U JP 4580387U JP 4580387 U JP4580387 U JP 4580387U JP H0132347 Y2 JPH0132347 Y2 JP H0132347Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tap
- winding
- load
- core leg
- wound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は1個の鉄心で主巻線を巻回した鉄心脚
とは別の鉄心脚にタツプ巻線を巻回するか、又は
負荷時電圧調整器の鉄心脚にタツプ巻線を巻回し
た負荷時タツプ切換変圧器に係り、特に中央タツ
プより電圧の低いタツプにおける負荷損を低減す
ることのできる改良された負荷時タツプ切換変圧
器に関する。
とは別の鉄心脚にタツプ巻線を巻回するか、又は
負荷時電圧調整器の鉄心脚にタツプ巻線を巻回し
た負荷時タツプ切換変圧器に係り、特に中央タツ
プより電圧の低いタツプにおける負荷損を低減す
ることのできる改良された負荷時タツプ切換変圧
器に関する。
従来、主巻線を巻回した鉄心脚と別の鉄心脚に
タツプ巻線を巻回して負荷時タツプ切換変圧器を
構成するには、第1図に示すように、1個の鉄心
の主脚1aに主巻線2,3を巻装し、この主巻線
2,3の一方2に並行に接続される励磁巻線4及
び他方の主巻線3に直列に接続されるタツプ巻線
5を側脚1bに巻装して構成する場合、あるいは
第2図に示すように、励磁巻線4及びタツプ巻線
5を負荷時電圧調整器の鉄心脚6に巻装して構成
する場合がある。しかしいずれの場合もタツプ巻
線8は極性切換方式で構成されているため、中央
タツプより低い電圧のタツプではタツプ巻線5の
接続されない方の種巻線2に100%以上の電流が
流れ負荷損が増大する欠点があつた。即ち、第1
図または第2図の負荷時タツプ切換変圧器におい
て、タツプ範囲を1±Pとすると主巻線3の巻数
はパーユニツト表示で1となるので、1−Pのタ
ツプで巻線のVAはパーユニツト表示で第3図に
示すとおり、中央タツプを1VAとすると(1/1−
P)VAとなり1VA以上となる。従つて等アンペ
アターンの法則からタツプの付かない主巻線2も
(1/1−P)VAとなり負荷損が増大する。特に負
荷損が最大となる最低タツプでは負荷損の増大が
大きく、従つて冷却装置も大きくしなければなら
なかつた。
タツプ巻線を巻回して負荷時タツプ切換変圧器を
構成するには、第1図に示すように、1個の鉄心
の主脚1aに主巻線2,3を巻装し、この主巻線
2,3の一方2に並行に接続される励磁巻線4及
び他方の主巻線3に直列に接続されるタツプ巻線
5を側脚1bに巻装して構成する場合、あるいは
第2図に示すように、励磁巻線4及びタツプ巻線
5を負荷時電圧調整器の鉄心脚6に巻装して構成
する場合がある。しかしいずれの場合もタツプ巻
線8は極性切換方式で構成されているため、中央
タツプより低い電圧のタツプではタツプ巻線5の
接続されない方の種巻線2に100%以上の電流が
流れ負荷損が増大する欠点があつた。即ち、第1
図または第2図の負荷時タツプ切換変圧器におい
て、タツプ範囲を1±Pとすると主巻線3の巻数
はパーユニツト表示で1となるので、1−Pのタ
ツプで巻線のVAはパーユニツト表示で第3図に
示すとおり、中央タツプを1VAとすると(1/1−
P)VAとなり1VA以上となる。従つて等アンペ
アターンの法則からタツプの付かない主巻線2も
(1/1−P)VAとなり負荷損が増大する。特に負
荷損が最大となる最低タツプでは負荷損の増大が
大きく、従つて冷却装置も大きくしなければなら
なかつた。
本考案は上記の欠点を除き、中央タツプよりも
電圧の低いタツプにおいても負荷損の少い、タツ
プ巻線を主巻線とは別の鉄心脚に巻回した負荷時
タツプ切換変圧器を得ることを目的とする。
電圧の低いタツプにおいても負荷損の少い、タツ
プ巻線を主巻線とは別の鉄心脚に巻回した負荷時
タツプ切換変圧器を得ることを目的とする。
以下本考案を図面に示す実施例について説明す
る。
る。
第4図は本考案による負荷時タツプ切換器で、
主巻線を巻回した鉄心脚とは別の鉄心脚にタツプ
巻線を巻回した2巻線変圧器の実施例である。主
巻線2,3は1個の鉄心の鉄心脚1aに巻回され
ている。粗タツプ巻線15aおよび密タツプ巻線
15bからなる転位切換用タツプ巻線は密タツプ
巻線15bのみを鉄心脚1aとは別の鉄心脚1b
に巻回され、粗タツプ巻線15aは主巻線2,3
と同一脚1aに巻線している。そしてこれらの粗
タツプ巻線15a、密タツプ巻線15bは主巻線
3と直列に接続されている。またタツプ励磁巻線
4が同様に鉄心脚1bに巻回されて主巻線2と並
列接続されている。ここでタツプ範囲を1±Pと
すると、主巻線3の巻回数は1−Pとなる主巻線
とタツプ巻線のVAは第5図のa,bで示すとお
りとなる。即ち中央タツプにおける主巻線のVA
は第5図の実線で示すとおり(1−P)VA、最
低タツプで1VAとなる。従つて従来方式の第1
図の場合にくらべて最低タツプの負荷損は約(1
−P)2倍となる。
主巻線を巻回した鉄心脚とは別の鉄心脚にタツプ
巻線を巻回した2巻線変圧器の実施例である。主
巻線2,3は1個の鉄心の鉄心脚1aに巻回され
ている。粗タツプ巻線15aおよび密タツプ巻線
15bからなる転位切換用タツプ巻線は密タツプ
巻線15bのみを鉄心脚1aとは別の鉄心脚1b
に巻回され、粗タツプ巻線15aは主巻線2,3
と同一脚1aに巻線している。そしてこれらの粗
タツプ巻線15a、密タツプ巻線15bは主巻線
3と直列に接続されている。またタツプ励磁巻線
4が同様に鉄心脚1bに巻回されて主巻線2と並
列接続されている。ここでタツプ範囲を1±Pと
すると、主巻線3の巻回数は1−Pとなる主巻線
とタツプ巻線のVAは第5図のa,bで示すとお
りとなる。即ち中央タツプにおける主巻線のVA
は第5図の実線で示すとおり(1−P)VA、最
低タツプで1VAとなる。従つて従来方式の第1
図の場合にくらべて最低タツプの負荷損は約(1
−P)2倍となる。
第6図は本考案による他の実施例で、密タツプ
巻線15bおよびタツプの励磁巻線4を負荷時電
圧調整器の鉄心脚6に巻回したものである。各巻
線間の接続および作用は第4図の接続および作用
と同一である。
巻線15bおよびタツプの励磁巻線4を負荷時電
圧調整器の鉄心脚6に巻回したものである。各巻
線間の接続および作用は第4図の接続および作用
と同一である。
尚、以上実施例はすべて2巻線変圧器で説明し
たが、更に本考案は3巻線変圧器、単巻変圧器に
も適用できる。
たが、更に本考案は3巻線変圧器、単巻変圧器に
も適用できる。
このように本考案によれば、中央タツプよりも
電圧の低いタツプにおいても負荷損の少ない負荷
時タツプ切換変圧器を得ることができる。
電圧の低いタツプにおいても負荷損の少ない負荷
時タツプ切換変圧器を得ることができる。
第1図及び第2図はそれぞれ主巻線を巻回した
鉄心脚と別の鉄心脚にタツプ巻線を巻回した従来
の負荷時タツプ切換変圧器の巻線配置図、第3図
は第1図または第2図の負荷時タツプ切換変圧器
の巻線配置に対応する主巻線およびタツプ巻線の
VA分布図、第4図は本考案による密タツプ巻線
を主巻線とは別の鉄心脚に巻回した負荷時タツプ
切換変圧器の巻線配置図、第5図は第4図の負荷
時タツプ切換変圧器の巻線配置に対応する主巻線
およびタツプ巻線のVA分布図、第6図は本考案
の実施例を示す負荷時タツプ切換変圧器の巻線配
置図である。 1,1a,1b,6……鉄心、2,3……主巻
線、4……励磁巻線、15a……粗タツプ巻線、
15b……密タツプ巻線。
鉄心脚と別の鉄心脚にタツプ巻線を巻回した従来
の負荷時タツプ切換変圧器の巻線配置図、第3図
は第1図または第2図の負荷時タツプ切換変圧器
の巻線配置に対応する主巻線およびタツプ巻線の
VA分布図、第4図は本考案による密タツプ巻線
を主巻線とは別の鉄心脚に巻回した負荷時タツプ
切換変圧器の巻線配置図、第5図は第4図の負荷
時タツプ切換変圧器の巻線配置に対応する主巻線
およびタツプ巻線のVA分布図、第6図は本考案
の実施例を示す負荷時タツプ切換変圧器の巻線配
置図である。 1,1a,1b,6……鉄心、2,3……主巻
線、4……励磁巻線、15a……粗タツプ巻線、
15b……密タツプ巻線。
Claims (1)
- タツプ巻線を粗、密タツプからなる転位切換用
タツプ巻線で構成し、上記粗タツプ巻線を、主巻
線を巻回した鉄心脚に巻回し、上記密タツプ巻線
を主巻線を巻回した鉄心脚とは別の鉄心脚に巻回
してなる負荷時タツプ切換変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4580387U JPH0132347Y2 (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4580387U JPH0132347Y2 (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62166610U JPS62166610U (ja) | 1987-10-22 |
JPH0132347Y2 true JPH0132347Y2 (ja) | 1989-10-03 |
Family
ID=30864873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4580387U Expired JPH0132347Y2 (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0132347Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-30 JP JP4580387U patent/JPH0132347Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62166610U (ja) | 1987-10-22 |
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