JPH01317812A - ラジアルタイヤ - Google Patents
ラジアルタイヤInfo
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- JPH01317812A JPH01317812A JP63150222A JP15022288A JPH01317812A JP H01317812 A JPH01317812 A JP H01317812A JP 63150222 A JP63150222 A JP 63150222A JP 15022288 A JP15022288 A JP 15022288A JP H01317812 A JPH01317812 A JP H01317812A
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- JP
- Japan
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- tire
- rubber
- sidewall
- elasticity
- elastic modulus
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、乗心地性能を悪化せしめることなく、操縦安
定性を向上させたラジアルタイヤに関する。
定性を向上させたラジアルタイヤに関する。
従来、空気入りタイヤのサイドウオール部には、圧力容
器としてのタイヤの骨格を形成するカーカス部を外傷か
ら保護する耐カット性、耐クラツク性などに優れたゴム
材料が使用されている。そして、走行中の屈曲に伴う応
力集中により、サイドウオール部の外壁付近にクランク
が発生するのを防止するため、一般に動的弾性率E゛の
低いゴムを使用するのが普通である。
器としてのタイヤの骨格を形成するカーカス部を外傷か
ら保護する耐カット性、耐クラツク性などに優れたゴム
材料が使用されている。そして、走行中の屈曲に伴う応
力集中により、サイドウオール部の外壁付近にクランク
が発生するのを防止するため、一般に動的弾性率E゛の
低いゴムを使用するのが普通である。
したがって、従来のラジアルタイヤのサイドウオール部
は、タイヤの剛性メンバーとしての機能を有するもので
はなかった。
は、タイヤの剛性メンバーとしての機能を有するもので
はなかった。
本発明者らは、上記外傷からの保護等の機能に加えて、
このサイドウオール部がラジアルタイヤにとって重要な
剛性メンバーになる得ることを見出し、サイドウオール
ゴムの動的弾性率E゛を高めることにより、タイヤ横剛
性を大幅に向上させて操縦安定性を向上させたタイヤを
提案した。
このサイドウオール部がラジアルタイヤにとって重要な
剛性メンバーになる得ることを見出し、サイドウオール
ゴムの動的弾性率E゛を高めることにより、タイヤ横剛
性を大幅に向上させて操縦安定性を向上させたタイヤを
提案した。
しかしなから、このタイヤは、優れた操縦安定性を示す
にもかかわらず、乗心地性の低下が避けられず、今日の
操縦安定性と乗心地性が高い水準で両立することを要求
されるラジアルタイヤとしては問題のあることが判明し
た。
にもかかわらず、乗心地性の低下が避けられず、今日の
操縦安定性と乗心地性が高い水準で両立することを要求
されるラジアルタイヤとしては問題のあることが判明し
た。
本発明の目的は、タイヤのサイドウオール部を構成する
ゴムの動的弾性率E゛を高め、操縦安定性を向上させた
上記ラジアルタイヤの操縦安定性の低下を極力抑えて、
乗心地性を向上させることである。
ゴムの動的弾性率E゛を高め、操縦安定性を向上させた
上記ラジアルタイヤの操縦安定性の低下を極力抑えて、
乗心地性を向上させることである。
本発明の特徴は、車両装着時、外側に面するサイドウオ
ール部を動的弾性率E゛の相違する2つの領域、すなわ
ち、動的弾性率E°が1〜4.3メガパスカル(MPa
)であるゴム材料からなるトレンド部側の領域および動
的弾性率E′が5〜8メガパスカル(MPa)であるゴ
ム材料からなるビード部側の領域とから構成し、車両装
着時、内側に面するサイドウオール部全体を動的弾性率
E゛が5〜8メガパスカル(MPa)であるゴム材料か
ら構成したことである。
ール部を動的弾性率E゛の相違する2つの領域、すなわ
ち、動的弾性率E°が1〜4.3メガパスカル(MPa
)であるゴム材料からなるトレンド部側の領域および動
的弾性率E′が5〜8メガパスカル(MPa)であるゴ
ム材料からなるビード部側の領域とから構成し、車両装
着時、内側に面するサイドウオール部全体を動的弾性率
E゛が5〜8メガパスカル(MPa)であるゴム材料か
ら構成したことである。
ここで、本発明における動的弾性率Eは、粘弾性スペク
トロメーター(たとえば岩本製作所■製)を使用し、周
波数20H2、初期歪10χ、動歪±2χ、温度20℃
での条件で測定した値である。
トロメーター(たとえば岩本製作所■製)を使用し、周
波数20H2、初期歪10χ、動歪±2χ、温度20℃
での条件で測定した値である。
また、ラジアルタイヤとは、一対のビード部、これらの
ビード部間に連なる一対のサイドウオール部、サイドウ
オール部間に位置するトレッド部からなり、前記ビード
部間に略タイヤ断面方向に平行にカーカス層が装架され
、このカーカス層とトレッド部との間にタイヤ周方向に
対して10°〜35°の角度で交差する複数層のベルト
層が配置されたタイヤである。
ビード部間に連なる一対のサイドウオール部、サイドウ
オール部間に位置するトレッド部からなり、前記ビード
部間に略タイヤ断面方向に平行にカーカス層が装架され
、このカーカス層とトレッド部との間にタイヤ周方向に
対して10°〜35°の角度で交差する複数層のベルト
層が配置されたタイヤである。
図は、本発明のタイヤの1実施例を示すタイヤ断面図で
ある。図において、トレッド1には2層のベルト層7u
、7dが設けられ、ビートワイヤ5,5゛を環状に設け
たビード部の上にビードフィラー6.6゛が設けられて
いる。そして該ビートワイヤ5,5”の周りにカーカス
層4がターンアップされ、ビードフィラー6.6”を包
み込むように折り返されている。また、タイヤサイド部
は前記カーカス層4に近接してサイドウオール部2,2
°が設けられ、その下端は該カーカス層4のターンアッ
プ部外側に設けたリムクツション部3.3゛ に達して
いる。
ある。図において、トレッド1には2層のベルト層7u
、7dが設けられ、ビートワイヤ5,5゛を環状に設け
たビード部の上にビードフィラー6.6゛が設けられて
いる。そして該ビートワイヤ5,5”の周りにカーカス
層4がターンアップされ、ビードフィラー6.6”を包
み込むように折り返されている。また、タイヤサイド部
は前記カーカス層4に近接してサイドウオール部2,2
°が設けられ、その下端は該カーカス層4のターンアッ
プ部外側に設けたリムクツション部3.3゛ に達して
いる。
本発明タイヤのサイドウオール部は、JATMA自動車
用タイヤ安全基準編に規定されている「トレッドとビー
ドとの間の部分」であり、サイドウオールゴムはこのサ
イドウオール部を構成しているゴム材料を云い、図に示
すリムクツション部3.3°は含まれない。
用タイヤ安全基準編に規定されている「トレッドとビー
ドとの間の部分」であり、サイドウオールゴムはこのサ
イドウオール部を構成しているゴム材料を云い、図に示
すリムクツション部3.3°は含まれない。
そして、上記サイドウオールゴム2,2゛ は、車両装
着時、内側に面することになるサイドウオールゴム2と
外側に面することになるサイドウオールゴム2° とが
構造を異にし、かつ特定動的弾性率E゛のゴム材料から
構成されている必要がある。
着時、内側に面することになるサイドウオールゴム2と
外側に面することになるサイドウオールゴム2° とが
構造を異にし、かつ特定動的弾性率E゛のゴム材料から
構成されている必要がある。
本発明タイヤでは、車両装着時、内側に面するサイドウ
オールゴム2は、その全体を動的弾性率E°が5〜8メ
ガパスカル(MPa)であるゴム材料から構成すること
が必要である。
オールゴム2は、その全体を動的弾性率E°が5〜8メ
ガパスカル(MPa)であるゴム材料から構成すること
が必要である。
すなわち、タイヤを車両に装着し、車両を旋回させた場
合に、旋回外側のタイヤは内側のタイヤよりも著しく苛
酷な状態に置かれることになり、その結果として、旋回
外側のタイヤでは、そのタイヤ赤道面を境として車両装
着時、内側のサイドウオール部と車両装着時、外側のサ
イドウオール部とでは、全く逆の方向の力が加わること
になる。そして、車両装着時内側となるサイドウオール
部(以下、内側サイド部と略す)は、内側サイド部が斜
め上方に膨れるように変形し、車両装着時外側となるサ
イドウオール部(以下、外側サイド部と略す)は、この
外側サイド部が斜め下方に巻き込まれるように変形する
。したがって、上記外側サイド部は周方向に引っ張られ
るが、この引張りによる変形はカーカスコードの引張力
によって抑制されるため、上記周方向の引張力に対して
は十分な抵抗力を有している。これに対して内側サイド
部は、周方向の圧縮を受けるため、該内側サイド部がカ
ーカスコードの引張力による見掛けの剛性を活かせず、
所謂腰砕は感が発生することになる。
合に、旋回外側のタイヤは内側のタイヤよりも著しく苛
酷な状態に置かれることになり、その結果として、旋回
外側のタイヤでは、そのタイヤ赤道面を境として車両装
着時、内側のサイドウオール部と車両装着時、外側のサ
イドウオール部とでは、全く逆の方向の力が加わること
になる。そして、車両装着時内側となるサイドウオール
部(以下、内側サイド部と略す)は、内側サイド部が斜
め上方に膨れるように変形し、車両装着時外側となるサ
イドウオール部(以下、外側サイド部と略す)は、この
外側サイド部が斜め下方に巻き込まれるように変形する
。したがって、上記外側サイド部は周方向に引っ張られ
るが、この引張りによる変形はカーカスコードの引張力
によって抑制されるため、上記周方向の引張力に対して
は十分な抵抗力を有している。これに対して内側サイド
部は、周方向の圧縮を受けるため、該内側サイド部がカ
ーカスコードの引張力による見掛けの剛性を活かせず、
所謂腰砕は感が発生することになる。
本発明は、内側サイド部を構成するゴム材料として、動
的弾性率E′の大きいものを使用し、内側サイドウオー
ルゴムの圧縮剛性を高くすることによって、前記腰砕は
感の発生を防止し、操縦安定性を向上させるのであるが
、この外側サイドウオールゴムの動的弾性率E° と同
様に、内側サイドウオールゴムの動的弾性率E′を大き
くすると、乗心地性の低下が著しくなるのである。
的弾性率E′の大きいものを使用し、内側サイドウオー
ルゴムの圧縮剛性を高くすることによって、前記腰砕は
感の発生を防止し、操縦安定性を向上させるのであるが
、この外側サイドウオールゴムの動的弾性率E° と同
様に、内側サイドウオールゴムの動的弾性率E′を大き
くすると、乗心地性の低下が著しくなるのである。
そのため、本発明では操縦安定性への寄与が少ない外側
サイドウオールゴムを内側サイドウオールゴムとは構造
および動的弾性率E゛の異なるサイドウオールゴムによ
って構成し、乗心地性の低下を防いでいる。
サイドウオールゴムを内側サイドウオールゴムとは構造
および動的弾性率E゛の異なるサイドウオールゴムによ
って構成し、乗心地性の低下を防いでいる。
つまり、本発明タイヤにおいて、車両に装着した場合に
、外側に面することになるサイドウオールゴム2”の前
記トレッド部側領域2’tは、該ビード部側領域2’b
を構成するゴムよりも動的弾性率E゛が低いゴム材料か
ら構成されている必要がある。このトレッド部側領域2
’tを構成するゴム材料が該ビード部側領域2”bを構
成するゴム材料の動的弾性率E゛よりも大きい場合は、
タイヤの外側サイドウオール部全体の剛性は増大するが
、横バネ定数の比率と縦バネ定数との比率の比〔横バネ
定数/縦バネ定数〕(以下、バネ比という)が小さくな
って、操縦安定性と乗心地性が高いレベルで満足されな
くなるのである。
、外側に面することになるサイドウオールゴム2”の前
記トレッド部側領域2’tは、該ビード部側領域2’b
を構成するゴムよりも動的弾性率E゛が低いゴム材料か
ら構成されている必要がある。このトレッド部側領域2
’tを構成するゴム材料が該ビード部側領域2”bを構
成するゴム材料の動的弾性率E゛よりも大きい場合は、
タイヤの外側サイドウオール部全体の剛性は増大するが
、横バネ定数の比率と縦バネ定数との比率の比〔横バネ
定数/縦バネ定数〕(以下、バネ比という)が小さくな
って、操縦安定性と乗心地性が高いレベルで満足されな
くなるのである。
そして、該トレッド部側領域2”tを構成するゴムの動
的弾性率E゛がI MPaよりも低くなると、ゴムが柔
らかくなり過ぎて、未加硫タイヤの成形が困難になるし
、また4、3MPaよりも大きくなると、乗り心地性の
低下を抑制できず、外側のサイドウオール部2゛を分割
したメリットが活かされない。また、ビード部側領域2
”bを構成するゴムの動的弾性率E゛が5 MPaより
も低いと、横バネ定数の増加が不十分で操縦安定性の向
上が十分でないし、他方、8 MPaを超えると乗心地
性の低下が著しくなり、好ましくない。
的弾性率E゛がI MPaよりも低くなると、ゴムが柔
らかくなり過ぎて、未加硫タイヤの成形が困難になるし
、また4、3MPaよりも大きくなると、乗り心地性の
低下を抑制できず、外側のサイドウオール部2゛を分割
したメリットが活かされない。また、ビード部側領域2
”bを構成するゴムの動的弾性率E゛が5 MPaより
も低いと、横バネ定数の増加が不十分で操縦安定性の向
上が十分でないし、他方、8 MPaを超えると乗心地
性の低下が著しくなり、好ましくない。
さらに、本発明タイヤは、前記外側サイドウオール部2
゛を構成する前記ビード部側領域2’bが外側サイドウ
オールゴム2”の 全断面積の30χ〜70χに相当す
る断面積を占めることが望ましい、このサイドウオール
ゴム2゛を構成するビード部側領域2°bの断面積が外
側サイドウオールゴム2′の全断面積の30χよりも小
さくなると、横バネ定数の十分な増加が期待できなくな
り、操縦安定性を十分に向上させることができなくなる
し、70χを超えると極端に乗り心地性が悪化し、操縦
安定性と乗り心地性とを高水準で両立させることが困難
になるからである。
゛を構成する前記ビード部側領域2’bが外側サイドウ
オールゴム2”の 全断面積の30χ〜70χに相当す
る断面積を占めることが望ましい、このサイドウオール
ゴム2゛を構成するビード部側領域2°bの断面積が外
側サイドウオールゴム2′の全断面積の30χよりも小
さくなると、横バネ定数の十分な増加が期待できなくな
り、操縦安定性を十分に向上させることができなくなる
し、70χを超えると極端に乗り心地性が悪化し、操縦
安定性と乗り心地性とを高水準で両立させることが困難
になるからである。
本発明の上記サイドウオール部を形成するゴム材料とし
ては、たとえば天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジェン
ゴム(BR) 、スチレン−ブタジェン共重合体ゴム(
SBR)などの合成ゴムにカーボンブラック、加硫促進
剤等の各種配合剤を配合したゴム組成物があり、これら
ゴム成分や配合剤の種類、組合わせ、配合量等を適宜、
選択し、本発明に規定する動的弾性率E°のゴムを得る
ことができる。
ては、たとえば天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジェン
ゴム(BR) 、スチレン−ブタジェン共重合体ゴム(
SBR)などの合成ゴムにカーボンブラック、加硫促進
剤等の各種配合剤を配合したゴム組成物があり、これら
ゴム成分や配合剤の種類、組合わせ、配合量等を適宜、
選択し、本発明に規定する動的弾性率E°のゴムを得る
ことができる。
また、本発明に規定する物性を満足するゴム層からなる
サイドウオール部には、接着性(耐久性)、耐候性など
の改良のため、その上下のいずれかに別の特性を有する
ゴム層を形成、積層することはなんら差支えがないこと
は言うまでもない。
サイドウオール部には、接着性(耐久性)、耐候性など
の改良のため、その上下のいずれかに別の特性を有する
ゴム層を形成、積層することはなんら差支えがないこと
は言うまでもない。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
タイヤの操縦安定性、乗心地性は、次のスラローム走行
試験および突起乗越し試験により評価した。
試験および突起乗越し試験により評価した。
スラローム走行試験ニ
一定間隔でパイロンが立てられているスラローム試験路
を国産FP車により実車走行し、その所要時間により操
縦安定性を評価した。
を国産FP車により実車走行し、その所要時間により操
縦安定性を評価した。
使用リムは6 JJ X 14、空気圧は2.0Kg/
c+m”である。
c+m”である。
突起乗越し試験:
直径2500+amのドラムの周上1ケ所に直径20I
IIIllの半円形状突起物を取付けた突起乗越し試験
機により、供試タイヤが突起上を乗り越したときの前後
方向の軸力(前後方向衝撃力)を検出し、その大小によ
り乗心地性を評価した。
IIIllの半円形状突起物を取付けた突起乗越し試験
機により、供試タイヤが突起上を乗り越したときの前後
方向の軸力(前後方向衝撃力)を検出し、その大小によ
り乗心地性を評価した。
使用リムは6 JJ X 14、空気圧は2.0Kg/
cm”、荷重は350Kg、速度は80に+m/hrの
条件で試験した。
cm”、荷重は350Kg、速度は80に+m/hrの
条件で試験した。
実施例、従来例、比較例1.2
表1に示す動的弾性率E゛の異なる2種類のゴム組成物
AおよびBをタイヤのサイドウオールゴムとして使用し
、表2に示す通り、サイドウオール部を構成するゴムの
組み合わせが異なる、4種類のタイヤ(サイズは195
/60R14)を作成した。
AおよびBをタイヤのサイドウオールゴムとして使用し
、表2に示す通り、サイドウオール部を構成するゴムの
組み合わせが異なる、4種類のタイヤ(サイズは195
/60R14)を作成した。
従来例(従来タイヤ)は、サイドウオール部をトレッド
側とビード側に分割されていない、動的弾性率E”の低
いゴムで構成したタイヤであり、比較例2(対比タイヤ
2)は、本発明タイヤ(実施例)とはサイドウオール部
を構成するゴムを反対に配置したタイヤであり、比較例
1 (対比タイヤ1)は、サイドウオール部が従来タイ
ヤと同様に、分割されていないが従来タイヤに比べて動
的弾性率E゛の高いゴムで構成したタイヤである。
側とビード側に分割されていない、動的弾性率E”の低
いゴムで構成したタイヤであり、比較例2(対比タイヤ
2)は、本発明タイヤ(実施例)とはサイドウオール部
を構成するゴムを反対に配置したタイヤであり、比較例
1 (対比タイヤ1)は、サイドウオール部が従来タイ
ヤと同様に、分割されていないが従来タイヤに比べて動
的弾性率E゛の高いゴムで構成したタイヤである。
これらのタイヤについて、スラローム走行試験および突
起乗越し試験を行った。
起乗越し試験を行った。
なお、これら4種類のタイヤのベルト層、カーカス層、
ビード構造、サイドウオールゴムは次の通りである。
ビード構造、サイドウオールゴムは次の通りである。
ベルト層: 1 x 5 (0,25)のスチールコー
ドを50+no+当たり40本、タイヤ周方向に対して
24″でバイアス積層、 カーカス層: 15000/2のポリエステルコードを
50m−当たり55本タイヤ周方向に対して実質900
で配置、 ビード構造二図の通り、 サイドウォールゴム二表1に示した動的弾性率E゛のサ
イドウオールゴムを表2の組み合わせで、それぞれ内外
サイド部に配置。
ドを50+no+当たり40本、タイヤ周方向に対して
24″でバイアス積層、 カーカス層: 15000/2のポリエステルコードを
50m−当たり55本タイヤ周方向に対して実質900
で配置、 ビード構造二図の通り、 サイドウォールゴム二表1に示した動的弾性率E゛のサ
イドウオールゴムを表2の組み合わせで、それぞれ内外
サイド部に配置。
ビード側領域の比率:サイドウオールゴム全断面積の5
0χに相当する断面積。
0χに相当する断面積。
表1
注’) 1)BR−1は日本ゼオン■製ブタジェンゴム
(NIPOL−1220)、” BR−2は宇部興産側
型ブタジェンゴム(UBEPOL−VCR412)であ
る。
(NIPOL−1220)、” BR−2は宇部興産側
型ブタジェンゴム(UBEPOL−VCR412)であ
る。
表2
表2のスラローム走行試験の結果から、本発明タイヤは
、従来タイヤと対比タイヤ2(比較例2)に比べて操縦
安定性が大幅に向上しており、対比タイヤ1に比較する
と突起乗り越し試験の突起衝撃力が小さく、乗心地性に
優れていることが判る。
、従来タイヤと対比タイヤ2(比較例2)に比べて操縦
安定性が大幅に向上しており、対比タイヤ1に比較する
と突起乗り越し試験の突起衝撃力が小さく、乗心地性に
優れていることが判る。
本発明は、サイドウオールゴムがタイヤの剛性メンバー
として機能することを利用して、車両に装着した場合に
内側に位置するタイヤのサイドウオールゴムを特定の動
的弾性率の大きいゴムを用いて構成することにより、そ
の部分の圧縮剛性を高くし、他方、この内側サイド部に
比べてタイヤサイド部の剛性への寄与が少ない外側サイ
ド部をトレッド部側とビード部側の上下2つに分割し、
それらを特定数値の動的弾性率E゛を有する2種類のゴ
ム材料をもって構成することにより、タイヤの乗心地性
を損なうことなく、ラジアルタイヤの操縦安定性を大幅
に向上させたもので、乗心地性と操縦安定性とを同時に
高いレベルに維持した、今日の要求を満足するラジアル
タイヤである。
として機能することを利用して、車両に装着した場合に
内側に位置するタイヤのサイドウオールゴムを特定の動
的弾性率の大きいゴムを用いて構成することにより、そ
の部分の圧縮剛性を高くし、他方、この内側サイド部に
比べてタイヤサイド部の剛性への寄与が少ない外側サイ
ド部をトレッド部側とビード部側の上下2つに分割し、
それらを特定数値の動的弾性率E゛を有する2種類のゴ
ム材料をもって構成することにより、タイヤの乗心地性
を損なうことなく、ラジアルタイヤの操縦安定性を大幅
に向上させたもので、乗心地性と操縦安定性とを同時に
高いレベルに維持した、今日の要求を満足するラジアル
タイヤである。
図は、本発明の空気入りタイヤのILQ様を示す断面図
である。 1・・・トレッド部、2.2′・・・サイドウオールゴ
ム、2u+2’u・・・トレッド部側領域、2d、2’
d・・・ビード部側領域、3,3”・・・リムクツショ
ン、4・・・カーカス層、5.5“・・・ビードワイヤ
、7u、7d・・・ベルト層。 代理人 弁理士 小 川 信 −
である。 1・・・トレッド部、2.2′・・・サイドウオールゴ
ム、2u+2’u・・・トレッド部側領域、2d、2’
d・・・ビード部側領域、3,3”・・・リムクツショ
ン、4・・・カーカス層、5.5“・・・ビードワイヤ
、7u、7d・・・ベルト層。 代理人 弁理士 小 川 信 −
Claims (1)
- 車両装着時、外側に面するサイドウォール部がトレッド
部側およびビード部側の2つの領域からなり、これらト
レッド部側領域およびビード部側領域がそれぞれ、1〜
4.3メガパスカル(MPa)および5〜8メガパスカ
ル(MPa)の動的弾性率E’を有するゴム材料から構
成されており、車両装、時、内側に面するサイドウォー
ルゴム全体が5〜8メガパスカル(MPa)の動的弾性
率E’を有するゴム材料から構成されているラジアルタ
イヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63150222A JPH01317812A (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | ラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63150222A JPH01317812A (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | ラジアルタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01317812A true JPH01317812A (ja) | 1989-12-22 |
Family
ID=15492206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63150222A Pending JPH01317812A (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | ラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01317812A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0744305A3 (en) * | 1995-05-23 | 1997-04-16 | Yokohama Rubber Co Ltd | Pneumatic tire |
JP2005225905A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ |
-
1988
- 1988-06-20 JP JP63150222A patent/JPH01317812A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0744305A3 (en) * | 1995-05-23 | 1997-04-16 | Yokohama Rubber Co Ltd | Pneumatic tire |
JP2005225905A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ |
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