JPH01310110A - タービン建屋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は原子力発電所においてタービン主機。

発電機及びタービン系の立型大型復水ポンプ等が設置さ
れているタービン建屋に関する。

（従来の技術） 第３図を参照しながら従来のタービン建屋を説明する。

このタービン建屋１の中央部にはタービン主機２が配置
され、建屋１内の上部に大型天井クレーン３が走行自在
に設置されている上部エリア４と、復水器５、立型大型
復水ポンプ（以下、復水ポンプと記す）６等のタービン
系主要設備が配置されている下部エリア７とによって構
成されている。タービン主機２が配置されている上部エ
リア４の横方向にはタービン主機２を分解した際の構成
機器及び下部エリア７内の最下階に設置されている復水
ポンプ６を分解した際の構成機器をレイダウンさせる仮
置床８が設けられている。上部エリア４は外壁９及び柱
１０をそれぞれ設け、これらの上端部に屋根１１を設け
て形成されている。

そして、大型天井クレーン３は上部エリア４の柱１０の
内側に設置した大型天井クレーンレール１２上を第４図
の紙面と垂直方向に走行自在にして設けられており、ま
た、各種の機器の吊上げ下げを行なうフック駆動１３を
備えている。

このように形成されている従来のタービン建屋１におい
ては、定期定検時には大型天井クレーン３を用いて、タ
ービン主機２と復水ポンプ６等の分解２点検９組立、レ
イダウン等を行なっている。

なお、第３図中符号１４は給水加熱器、１５はフラッシ
ュボックス、１６はタービンバイパス配管エリア、１７
は復水ポンプ６類部品を吊っている状態、１８はフック
駆動１３が復水ポンプ６の上方へ移動している状態、１
９は復水ポンプ６の設置室をそれぞれ示している。

（発明が解決しようとする課題） ところが、従来のタービン建屋１においては、この大型
天井クレーン３を使用して、上部エリア４のタービン主
機２および下部エリア７の復水ポンプ６が分解された機
器の構成各部をタービン主機２の横方向に設けられた仮
置床８上へ仮置していた。このため、復水ポンプ６の分
解２点検、レイダウンに際しては、大型天井クレーン３
の使用時間及び仮置場所に謂整等が必要である不都合が
あった。

本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、復水
ポンプが設置される直上部の空間（スペース）を有効活
用し、復水ポンプおよびタービン主機の分解２組立、レ
イダウン等の作業をそれぞれ独立に分離させ、能率よく
作業ができ、ひいては定期定検期間の短縮を図ることが
できるタービン建屋を提供することを目的とする。□〔
発明の構成〕 （課題を解決するための手段） 本発明はタービン主機が配置されかつ大型天井クレーン
が走行自在に設置された上部エリアと、前記タービン主
機に接続された復水器およびこの復水器に接続する復水
ポンプ等のタービン系主要設備が配置された下部エリア
とによって構成されたタービン建屋において、前記下部
エリアに前記復水ポンプを吊り下げ走行し得る小型天井
クレーンを設置しかつ前記復水ポンプの分解２組立、レ
イダウンを行なう仮置床を設けてなることを特徴とする
。

（作　用） タービン主機の分解２組立、レイダウンは上部エリアの
仮置床と大型天井クレーンで行ない、また復水ポンプの
分解２組立、レイダウンは下部エリアの仮置床でかつ下
部エリアに設けた小型天井クレーンを使用して行なう。

このようにして復水ポンプとタービン主機の分解２組立
、レイダウンとを分離させる。したがって、各々の作業
の待機時間がなくなり仮置床と下階との平行作業ができ
、点検２組立、レイダウン等の作業性の向上、レイダウ
ン物量の減少による仮置床の拡大、大型天井クレーン、
復水ポンプ使用時間の削減による定期検査期間の短縮が
図れ、しかも構成各部の分解２組立、レイダウン等を非
常に能率よく行なうことができる。

（実施例） 第１図を参照しながら本発明の一実施例を説明する。な
お、第１図において第３図と同一部分には同一符号を付
は重複する部分の説明は省略する。

この実施例が従来例の第３図と異なる部分は下部エリア
７に立型復水ポンプ６を設置する部屋１９の上階に小型
天井クレーン２３を設置するクレーン室２０を設け、ク
レーン室２０の床面を仮置床２２とし、また上面に小型
天井クレーン２３を取り付けたことにある。

すなわち、本実施例のタービン建屋２１は従来の復水ポ
ンプの上部空間を有効利用し、大型天井クレーン３での
タービン主機２等の分解１組立、レイダウンする仮置床
８の下階にクレーン室２０を設けるとともに復水ポンプ
６の分解２組立、レイダウンする仮置床２２を前記クレ
ーン室２０の床面に設け、また、この仮置床２２上部す
なわち、復水ポンプの直上部に位置して専用の小型天井
クレーン２３を設けている。

次に本実施例の作用を説明する。

第１図において、タービン主機２と復水ポンプ６の分解
９組立、レイダウンする仮置床２２およびその治具設備
である大型走行うレーン３、復水ポンプ専用の小型走行
うレーン２３を設けている。このことから各々独自で復
水ポンプ６及びタービン主機２の分解２組立、レイダウ
ンの作業が平行作業として可能であり、作業性が向上す
る。また復水ポンプ６のレイダウン物量の削減に伴ない
、タービン主機２の斜め上の仮置床８のスペースが拡大
され、かつ、タービン主機２用の大型天井クレーン３の
復水ポンプ６の使用時間が削減されたことによる定期検
査期間の短縮することができる。

そして、従来の復水ポンプの上部空間を有効利用するこ
とで建屋容積の低減も図れることができる。

第２図は本発明の他の実施例を示したもので、第３図と
同一部分には同一符号で示し、重複する部分の説明を省
略する。

この実施例におけるタービン建屋２６は下部エリア７の
復水ポンプ６の設置室１９の上階に小型天井クレーン２
３を設置するクレーン室２０を設け、このクレーン室２
０の床面を復水ポンプ６を分解５組立。

レイダウン作業する仮置床２２とし、かつこのクレーン
室の天井の上階床をタービン主機２を分解。

組立、レイダウン作業する仮置床２５を設けたものであ
る。他の部分は従来例とほぼ同様の構成である。なお、
図中符号２４は運転床である。

この実施例における作用効果は第１図のものとほぼ同様
であるが、従来例（第３図）の仮置床８を利用すること
ができるので建築費の低減にも寄与できる。

〔発明の効果〕

本発明によれば大型天井クレーンと専用の仮置床でター
ビン主機を、小型天井クレーンと専用の仮置床で復水ポ
ンプをそれぞれ独自に分解１組立。

レイダウンできるので平行作業が行なえ１作業性が向上
する。

また、復水ポンプの上部空間を有効に利用できるので建
屋容積の低減化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明に係るタービン建屋のそれ
ぞれの実施例を一部断面で示す側面図、第３図は従来の
タービン建屋を一部断面で示す側面図である。 １．２１．２６・・・タービン建屋 ２・・・タービン主機 ３・・・大型天井クレーン ５・・・復水器 ６・・・立型大型復水ポンプ ８・・・仮置床 １９・・・ポンプ設置室 ２０・・・クレーン室 ２２・・・仮置床 ２３・・・小型天井クレーン ２４・・・運転床 ２５・・・仮置床 （８７３３）代理人弁理士　猪　股　祥　晃（ほか１名
）第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　タービン主機が配置されかつ大型天井クレーンが走行
   自在に設置された上部エリアと、前記タービン主機に接
   続された復水器およびこの復水器に接続する立型復水ポ
   ンプ等のタービン系主要設備が配置された下部エリアと
   によって構成されたタービン建屋において、前記下部エ
   リアに前記復水ポンプを吊り下げ走行し得る小型天井ク
   レーンを設置しかつ前記復水ポンプの分解、組立、レイ
   ダウンを行なう仮置床を設けてなることを特徴とするタ
   ービン建屋。