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JPH01308235A - ヒト成長ホルモン経鼻剤 - Google Patents

ヒト成長ホルモン経鼻剤

Info

Publication number
JPH01308235A
JPH01308235A JP63137870A JP13787088A JPH01308235A JP H01308235 A JPH01308235 A JP H01308235A JP 63137870 A JP63137870 A JP 63137870A JP 13787088 A JP13787088 A JP 13787088A JP H01308235 A JPH01308235 A JP H01308235A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
growth hormone
human growth
acylcarnitine
compound
salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63137870A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiya Kagaya
加賀谷 誠也
Noriko Inaba
稲葉 紀子
Takashi Sonobe
尚 園部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP63137870A priority Critical patent/JPH01308235A/ja
Publication of JPH01308235A publication Critical patent/JPH01308235A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はヒト成長ホルモン(ソマトトロピン)の鼻内投
与用医薬組成物に関する。
(従来の技術) ヒト成長ホルモンは脳下垂体前葉から分泌されるア玄ノ
酸191個2分子量2万2,000のポリペプチドであ
る。成長ホルモンの特徴は、生物による種特異性が高く
ヒトには霊長類以上の成長ホルモンしか効果がない。こ
の成長ホルモンの生理作用としては■ソマトメジンの生
産を促し。
骨、軟骨の増殖を促進する。■細胞へのアミノ酸の取込
み、蛋白合成を高め、一方アミノ酸や蛋白の分解を抑え
る。■中性脂肪を分解して脂肪酸を放出する。■ブドウ
糖を動員してエネルギー源を補給する。■ナトリウム、
カリウム等の電解質を貯える等幅広く、物質代謝の各側
面で成長促進作用をしている。
従来、この成長ホルモンは、皮下注射、筋肉注射により
投与されてきたが、投与回数が頻繁である、投与時に疼
痛を伴なう等の難点があった。
一方、最近になって経口投与において難吸収性のポリペ
プチドを経鼻ルートにより投与する方法が提案されてお
り5例えば2分子量の大きなペプチドはそのままでは経
鼻吸収がされ難いため、吸収促進剤を含有させ投与され
ている(特開昭59−89619.同59−13082
0号公報)。
しかし、これらの吸収促進剤も全てのポリペプチド類に
ついて吸収効果を高めるとは限らない。
また、経鼻吸収促進剤として公知のものであってもエー
テル型界面活性剤のように内部への薬物透過機能を発揮
するが、鼻粘膜を破壊し5強7    ℃・組織障害性
を有するものもある。
(課題を解決するだめの手段) 本発明者等はヒ)・成長ホルモンの吸収を促進させ、か
つ実用に供し得る投与形態につし・て鋭意研究を重ねた
結果、ある種の吸収促進剤を添加し、且つ経鼻投与とす
ることによりヒト成長ホルモンの吸収を顕著に増加させ
ることを見出し本発明を完成した。
即ち2本発明は、ヒト成長ホルモン及びo −’−アシ
ルカルニチンまたはその塩を鼻粘膜に適用するに適した
液体希釈剤または担体中に含まぜてなる鼻内投与用医薬
組成物に関する。
本発明で用いられるヒト成長ホルモンはヒト脳下垂体か
ら直接抽出されたものや、遺伝子工学的に大腸菌から得
られたもの等いずれであってもよい。
また、o−アシルカルニチンは、カルニチン(γ−トリ
メチルーβ−ヒドロキシアミノ酪酸)の水酸基がアシル
化された次式で示される化合物である。
(CH3)3N+CH2CHCT−12COO−R (式中Rは炭素数2個乃至20個のアシル基を意味する
。) 本発明で使用される0−アシルカルニチンは直鎖または
分枝状の低級乃至高級のo −アシルカルニチンのいず
れでもよいか、好ましくは炭素数8個乃至1途個の 0
−アシルカルニチンが用いられる。特に好ましいものは
0−オクタノイルカルニチン、0−ラウロイルカルニチ
ンおよび 0−バルミトイルカルニチンである。これら
は、単独で用いてもよく、また2種以」二を混合して用
いてもよい。また、  o −アシルカルニチンは、そ
れらの塩の形態で用いてもよい。塩としては、たとえば
塩酸塩2臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機酸塩
、酢酸塩、シュウ酸塩、クエン酸塩等の有機酸塩が挙げ
られる。
本発明の鼻内投与用医薬組成物は水性溶液。
ヒドロゲルまたは固体粉末の形態とすることができる。
水性溶液はヒト成長ホルモン及び 0−アシルカルニチ
ン又はその塩を水または緩衝液に常法により溶解して製
造され、このとき必要に応じ添加剤を添加、溶解しても
よい。水性溶液は安定性の点からpH5,5〜8,5が
好ましい。
添加剤としては経鼻剤用に通常用いられる。
殺菌、防腐剤、増粘剤、界面活性剤、安定化剤等を加え
ることができる。
殺菌、防腐剤は鼻内用組成物に通常用いられるものでよ
く、パラオキン安息香酸エステル。
プロピレングリコール、[化ベンゼトニウム。
ソルビン酸(Na)等が例として挙げられる。
増粘剤としてはポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、テギストラン等を用いることができる。
界面活性剤は各種添加剤の分散、乳化剤として添加され
、粘膜刺激のほとんどない非イオン性界面活性剤が好ま
しい。これらの非イオン性界面活性剤としては、たとえ
ばポリオキシエチレンモノステアレー1・、ポリオギシ
エチレンンルビクンモノオレ−1−、ポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油等が用℃・られる。
安定化剤としてはゼラチンやアルブミンが挙げられる。
投与形態としては、鼻腔内投与のため滴下容器、スプレ
ー容器または具用エアゾールアプリケークなどを用いて
1滴下あるいは噴霧投与する方法が使用される。
粉末形態の場合2通常の粉剤の場合と同様。
更ニマンニノト、イノシトール、グルコース等を加え、
溶解後、凍結乾燥し、得られた固体を微粉末として経鼻
投与する。このような粉剤はカプセルに充填し、該カプ
セルを、針を備えたスプレー器具にセントして針を貫通
させ、カプセルの上下に微小孔をあけ、空気をゴム球等
で送り込み粉剤を噴出させる方法等が採られる。
水性ゲル剤の場合、一般に用いられるゲル基剤5例えば
天然ガム類、ヒドロキシグロビルセルロース、結晶セル
ロース等のセルロース類、カーボポール等のアクリル酸
重合体、ビニル重合体又はヒアルロン酸等の多糖類等を
用いてもよい。
本発明の医薬組成物における有効成分たるヒト成長ホル
モン、0−アシルカルニチンまたはその塩及び各種添加
剤の使用割合は特に限定されず。
溶液、ゲル、粉末の形態等に応じ適宜法めることができ
る。ヒト成長ホルモンの配合量はヒト成長ホルモン点鼻
用組成物が水性溶液の形態の場合13〜800 mg/
mlの濃度が一般的であり、好ましくは27〜2401
11g / mlの濃度である。投与量は算用組成物が
液体のときは40〜300μ/、7回または40〜30
0mg/回で・ある。
投与回数は1日1〜5回が適当で゛ある。また。
0−アシルカルニチンまたはその塩の配合量は種類によ
って異なる。算用組成物が液体の場合は通常ヒト成長ホ
ルモンに対する重量比が1 : 0.007〜2.3の
範囲であり、好ましくは1:QO7〜08が、また固体
又は半固体の場合は通常1:0O07〜150好ましく
は1:007〜50が用いられる。
(作 用) 本発明のヒト成長ホルモン経鼻剤においては。
後記実験例で示すようにO−アシルカルニチンを吸収促
進剤として用いることにより、鼻粘膜からの吸収効率を
顕著に高めることができ、ヒト成長ホルモンの優れた投
与方法といえる。
(実施例及び効果) 以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが2
本発明はこれに限定されるものではない。
実施例 1 クエン酸NNa1001TI、グリシン102 mg、
塩化ベンザルコニウム0.41T1g、炭酸水素ナトリ
ウム128mg。
EDTA2Na4IT1g、マンニトール102.4 
mg、を蒸留水3mlに溶解した。得られた溶液にヒト
成長ホルモン1500IU (500111g)および
生薬に対する重量比048相当量のオクタノイルカルニ
チン(N−クロリド体)を加え、4mlとし溶解した。
実施例2−5 実施例1においてオクタノイルカルニチン(N−クロリ
ド体)の代わりに各吸収促進剤を以下の割合で使用し、
溶液組成物を得た。
第  1  表 実施例 6 マンニトール100mg、カーボポール934500m
g。
炭素水素ナトリウム3Qmgを蒸留水200 mlに攪
拌溶解した。得られた溶液にヒト成長ホルモン300I
U(100Ing)及び主薬に対する重量比02相当量
のバルミトイルカルニチン(N−クロリド体)を加え溶
解した。凍結乾燥後、得られた個体を粋砕し、篩過(3
2Mesh −42Mesh )により組成物を得た。
実施例 7 マンニトール80mg、カーボボール941.350■
ヒト成長ホルモン1.001TIg及び主薬に対する重
量比2相当量のラウロイルカルニチン(N−クロリド体
)を混合し得られた固体を粉砕I〜+ i1i?j過(
32Mesh −42Mesh )により組成物を得た
実施例 8 ヒト成長ホルモン21.0■と主薬に対する重量比02
相当量のオクタノイルカルニチン(N−クロリド体)を
グロピレングリコール]、、5 g K溶解し、あらか
じめ溶解しておいた白色ワセリン7gとステアリルアル
コール1gとの混合物]、、5m7に加え攪拌し、親水
性軟膏を得た。
実験例 1 いn vivoラット経鼻吸収実験法)使
用前20時間悶絶(水は自由に与え)したWis−ta
r系雄性ラッう(9週令、 260−290g、財団法
人動物繁殖研究所、 +1こ3−4)を用℃・、腹腔内
麻酔をペンドパルビクールナl−リウム(50mg/k
g、 64.8111g/ml。
0.1 ml/ 130 g rat、 Somnop
entyl 、 PI TMAN−MOORE )によ
り行った。解剖板にラットを固定し鼻「]蓋竹管nas
opalatine )を合成接着剤(A、]one 
Alpha A、東亜化学工業)で閉じイ)。麻酔後1
.C1後にエノペンドルフピペノ) (200/411
)により試験液(2,5mg/kg 6.25mg/m
t。
4、0 /iL/ 1. OOgrat)を注入した。
一定時間後(0,0,25゜0.5.0.75 、1.
2.3.4.、6時間)に採血(約0.1.3ml )
 L。
その0.1 mlと水0.1. mlを合わせ全血とし
た。採血時に必要により腹腔内麻酔(25mg/ k、
g )を行った。
また、バイオアベを唱算するために静注を行っブこ。
各採血時における成長ホルモン濃度を第1図に示した。
尚、上記の経鼻吸収実験に用いた試験液は2表1のコン
トロール、対照及び実施例3である。ここで対照として
タウロコール酸を用いて℃・るが、用いた量は2局所刺
激を考慮して、実用量の限界重量比0.08を添加した
この結果、吸収促進剤を含まないコントロールのパイオ
アベラビリティ−は05%とほとんど吸収されず、また
、公知の吸収促進剤であるタウロコール酸Naは局所刺
激が懸念されるうえ(Jj〕harm、Sci、。
−]1− のパイオアベラビリティ−は、1」3%てあったのに対
し2本発明の組成物(実施例3)は192%と高いパイ
オアベラビリティ−示した。
【図面の簡単な説明】
第1図はラット血漿中のヒト成長ホルモン濃度の時間変
化を示ず図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)ヒト成長ホルモン及びo−アシルカルニチンまた
    はその塩を鼻粘膜に適用するに適した液体希釈剤または
    担体中に含ませてなるヒト成長ホルモンの鼻内投与用医
    薬組成物。(2)o−アシルカルニチンが炭素数6個乃
    至18個のアシル基を有するo−アシルカルニチンまた
    はその塩である特許請求の範囲第(1)項記載のヒト成
    長ホルモンの鼻内投与用医薬組成物。 (3)o−アシルカルニチンがo−オクタノイルカルニ
    チン、o−ラウロイルカルニチンまたはo−パルミトイ
    ルカルニチン若しくはそれらの塩である特許請求の範囲
    第(1)項記載のヒト成長ホルモンの鼻内投与用医薬組
    成物。
JP63137870A 1988-06-03 1988-06-03 ヒト成長ホルモン経鼻剤 Pending JPH01308235A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995003818A1 (fr) * 1993-07-30 1995-02-09 Teijin Limited Poudre permettant l'administration par voie nasale d'un medicament peptidique ou proteique
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