JPH0130015B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0130015B2 JPH0130015B2 JP57075798A JP7579882A JPH0130015B2 JP H0130015 B2 JPH0130015 B2 JP H0130015B2 JP 57075798 A JP57075798 A JP 57075798A JP 7579882 A JP7579882 A JP 7579882A JP H0130015 B2 JPH0130015 B2 JP H0130015B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- layer
- shim
- piston
- friction pad
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 6
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 6
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/02—Braking members; Mounting thereof
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/78—Features relating to cooling
- F16D2065/789—External cooling ribs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はデイスクブレーキに用いるパツドシム
の改良に関するものである。
の改良に関するものである。
一般に、デイスクブレーキはブレーキ作動時に
生ずる熱の放熱性がドラムブレーキに比べて優れ
ていることが知られている。
生ずる熱の放熱性がドラムブレーキに比べて優れ
ていることが知られている。
しかし、ローターに摩擦パツドを圧接させて摩
擦的にローター回転を制御するものであるから、
かなりの発熱を生ずることは避け難く、ブレーキ
操作の状況によつては(例えば連続したブレーキ
作動時)、ローター、摩擦パツドの接触部はかな
りの高温(100℃以上)となつて、これがピスト
ンの液圧作動系に伝わると所謂ベーパロツク現象
を招致する虞れも考えられ、特に摩擦パツドとし
て使用されることのあるセミメタリツク系のもの
では、摩擦パツド自体が熱良導体であるために前
記の危険性は大きなものになる。このため、従来
のデイスクブレーキにおけるブレーキ作動時の異
音発生防止(所謂鳴き防止)のために配置するパ
ツドシムを利用して、このパツドシムを熱不良導
体により構成し、ピストン側への熱伝達を防ぐよ
うにしたものも提案されている。
擦的にローター回転を制御するものであるから、
かなりの発熱を生ずることは避け難く、ブレーキ
操作の状況によつては(例えば連続したブレーキ
作動時)、ローター、摩擦パツドの接触部はかな
りの高温(100℃以上)となつて、これがピスト
ンの液圧作動系に伝わると所謂ベーパロツク現象
を招致する虞れも考えられ、特に摩擦パツドとし
て使用されることのあるセミメタリツク系のもの
では、摩擦パツド自体が熱良導体であるために前
記の危険性は大きなものになる。このため、従来
のデイスクブレーキにおけるブレーキ作動時の異
音発生防止(所謂鳴き防止)のために配置するパ
ツドシムを利用して、このパツドシムを熱不良導
体により構成し、ピストン側への熱伝達を防ぐよ
うにしたものも提案されている。
しかし、このような構成にあつても、断熱性を
もつパツドシムは、鳴き防止の機能を損なうこと
のないようにその厚みをあまり大きくできない
し、材質的な制約もあり、更にローターと摩擦パ
ツドの摩擦部分で生ずる熱の逃げも充分でないこ
とから、連続的なブレーキ操作時には熱がこもつ
てブレーキ液温の上昇を招くことが考えられる。
もつパツドシムは、鳴き防止の機能を損なうこと
のないようにその厚みをあまり大きくできない
し、材質的な制約もあり、更にローターと摩擦パ
ツドの摩擦部分で生ずる熱の逃げも充分でないこ
とから、連続的なブレーキ操作時には熱がこもつ
てブレーキ液温の上昇を招くことが考えられる。
本発明は、これらの点に鑑みてなされたもので
あり、摩擦パツドとこれの背面に押圧力を作用す
る液圧作動ピストンとの間に介在させるパツドシ
ムを、熱良導体よりなる第1層と熱不良導体より
なる第2層の2層積層板構造となし、しかも摩擦
パツド側に接触係合する第1層については、放熱
部を形成させて、ピストン側への熱伝達の防止と
共に、効果的な放熱能を与えるようにしたもので
ある。
あり、摩擦パツドとこれの背面に押圧力を作用す
る液圧作動ピストンとの間に介在させるパツドシ
ムを、熱良導体よりなる第1層と熱不良導体より
なる第2層の2層積層板構造となし、しかも摩擦
パツド側に接触係合する第1層については、放熱
部を形成させて、ピストン側への熱伝達の防止と
共に、効果的な放熱能を与えるようにしたもので
ある。
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明
する。
する。
第1図〜第3図は本発明の第1実施例を示すも
のであり、図において1は摩擦パツドであり、2
はその裏金、3はパツドライニングである。そし
てこの摩擦パツド1はローター(図示せず)の縁
部付近に配設したサポート4によつてローター軸
方向移動可能に支持させている。
のであり、図において1は摩擦パツドであり、2
はその裏金、3はパツドライニングである。そし
てこの摩擦パツド1はローター(図示せず)の縁
部付近に配設したサポート4によつてローター軸
方向移動可能に支持させている。
5は摩擦パツド1の背面にローター方向への押
圧力を作用するピストンであり、図示しない液圧
シリンダ装置によつて押圧力を生ずる。
圧力を作用するピストンであり、図示しない液圧
シリンダ装置によつて押圧力を生ずる。
6は本考案のパツドシムであり、摩擦パツド1
の背面に接触係合する熱良導体(例えば鋼板、
SUS)の薄板からなる第1層7と、ピストン5
の前面に接触係合する熱不良導体(例えば石綿系
又はガラス系等の成形体)の板体からなる第2層
8とから構成されている。
の背面に接触係合する熱良導体(例えば鋼板、
SUS)の薄板からなる第1層7と、ピストン5
の前面に接触係合する熱不良導体(例えば石綿系
又はガラス系等の成形体)の板体からなる第2層
8とから構成されている。
なお、これら第1層7と第2層8は接着剤等で
貼着すればよく、また第2層8の外形形状は、ピ
ストンからの押圧力を摩擦パツド1に伝達すれば
よいのであり、本例では第2層8はピストン5の
外径寸法よりも若干大なる径の円板状に形成し、
他方第1層7は後記する放熱部の形成のために充
分大きな外形形状をなすようにしている。また更
に本例における第1層7の第2層8との接触部分
は、熱伝導性を低減させるために部分的な切欠部
7a,7b……を形成している。
貼着すればよく、また第2層8の外形形状は、ピ
ストンからの押圧力を摩擦パツド1に伝達すれば
よいのであり、本例では第2層8はピストン5の
外径寸法よりも若干大なる径の円板状に形成し、
他方第1層7は後記する放熱部の形成のために充
分大きな外形形状をなすようにしている。また更
に本例における第1層7の第2層8との接触部分
は、熱伝導性を低減させるために部分的な切欠部
7a,7b……を形成している。
そして本例におけるパツドシム6では、第1層
7の外縁部(図の左右方向縁部)に多数のフイン
7a,7b……からなる放熱部を形成し、これに
よつてブレーキ時の発熱性を効果的に空中に放熱
するようにしている。なお本例におけるフイン7
a,7b……を第1層7の本体に対して約90゜屈
曲形成させているのは、車両走行時にブレーキ装
部分を流通する空気に対して、直角に空気に当た
る面積を大きくすることにより放熱効果を高める
ためであり、ブレーキ装置の車両への組付け姿勢
にもよるが、通常第1図の上方が車両進行方向と
なるようにブレーキ装置がセツトされることが多
いことに鑑みて、本例の構成を採用しているので
ある。
7の外縁部(図の左右方向縁部)に多数のフイン
7a,7b……からなる放熱部を形成し、これに
よつてブレーキ時の発熱性を効果的に空中に放熱
するようにしている。なお本例におけるフイン7
a,7b……を第1層7の本体に対して約90゜屈
曲形成させているのは、車両走行時にブレーキ装
部分を流通する空気に対して、直角に空気に当た
る面積を大きくすることにより放熱効果を高める
ためであり、ブレーキ装置の車両への組付け姿勢
にもよるが、通常第1図の上方が車両進行方向と
なるようにブレーキ装置がセツトされることが多
いことに鑑みて、本例の構成を採用しているので
ある。
第4図〜第6図は本発明の他の実施例を示して
おり、パツドシム6′の第1層7′の形状を除き他
の構成は第1図と同様であるため、同一部分には
同一符号を付してその説明を省略した。
おり、パツドシム6′の第1層7′の形状を除き他
の構成は第1図と同様であるため、同一部分には
同一符号を付してその説明を省略した。
本例は、パツドシム6′の第1層7′の図の左右
方向外縁部分により形成した放熱部7b′を、他の
構造部と抵触しない範囲でできるだけ大きくした
ものを示しており、放熱面積を大きくすることに
よつて良好な放熱効果を得ることができる。
方向外縁部分により形成した放熱部7b′を、他の
構造部と抵触しない範囲でできるだけ大きくした
ものを示しており、放熱面積を大きくすることに
よつて良好な放熱効果を得ることができる。
以上の各実施例おいては、第2図又は第5図の
矢印で示すように、摩擦パツド1から伝えられる
熱が空中に効率よく放熱され、ピストン5側には
第2層8,8′が断熱作用をなしてブレーキ液温
の上昇を効果的に防止できることが理解されよ
う。実験によれば本発明のパツドシムでない従来
例のものを装着したときに105℃程度のブレーキ
液温上昇が認められたブレーキ装置でも、本発明
のパツドシム装着時には100℃以下の液温上昇し
か生じないことが確認されている。
矢印で示すように、摩擦パツド1から伝えられる
熱が空中に効率よく放熱され、ピストン5側には
第2層8,8′が断熱作用をなしてブレーキ液温
の上昇を効果的に防止できることが理解されよ
う。実験によれば本発明のパツドシムでない従来
例のものを装着したときに105℃程度のブレーキ
液温上昇が認められたブレーキ装置でも、本発明
のパツドシム装着時には100℃以下の液温上昇し
か生じないことが確認されている。
以上述べた如く本発明よりなるデイスクブレー
キ用のパツドシムは、比較的簡単なる構成によつ
てベーパーロツク等の不具合発生原因となるブレ
ーキ液温の上昇が抑制されその有用性は極めて大
なるものがある。
キ用のパツドシムは、比較的簡単なる構成によつ
てベーパーロツク等の不具合発生原因となるブレ
ーキ液温の上昇が抑制されその有用性は極めて大
なるものがある。
図面第1図〜第3図は本発明のパツドシムの一
実施例を説明するもので、第1図はパツドシムの
正面図、第2図は一部断面とした平面図、第3図
は側断面図である。第4図〜第6図は他の実施例
のパツドシムを説明するもので、第4図はパツド
シムの正面図、第5図は一部断面を含む平面図、
第6図は側断面図である。 1……摩擦パツド、2……裏金、3……パツド
ライニング、4……サポート、5……ピストン、
6,6′……パツドシム、7,7′……第1層、7
a……切欠部、7b……フイン、7b′……放熱
部、8,8′……第2層。
実施例を説明するもので、第1図はパツドシムの
正面図、第2図は一部断面とした平面図、第3図
は側断面図である。第4図〜第6図は他の実施例
のパツドシムを説明するもので、第4図はパツド
シムの正面図、第5図は一部断面を含む平面図、
第6図は側断面図である。 1……摩擦パツド、2……裏金、3……パツド
ライニング、4……サポート、5……ピストン、
6,6′……パツドシム、7,7′……第1層、7
a……切欠部、7b……フイン、7b′……放熱
部、8,8′……第2層。
Claims (1)
- 1 デイスクブレーキのローター圧接摩擦パツド
と、この摩擦パツドの背面に係合してローターへ
の圧接力を作用する液圧作動ピストンとの間に介
在されるパツドシムにして、パツド背面に接触係
合する熱良導体の第1層と、ピストンに接触係合
する熱不良導体の第2層とからなる積層板構造を
なし、前記第1層は摩擦パツドの背面外形より外
側に延出した放熱部を備えていることを特徴とす
るデイスクブレーキのパツドシム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57075798A JPS58193942A (ja) | 1982-05-06 | 1982-05-06 | デイスクブレ−キのパツドシム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57075798A JPS58193942A (ja) | 1982-05-06 | 1982-05-06 | デイスクブレ−キのパツドシム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58193942A JPS58193942A (ja) | 1983-11-11 |
JPH0130015B2 true JPH0130015B2 (ja) | 1989-06-15 |
Family
ID=13586574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57075798A Granted JPS58193942A (ja) | 1982-05-06 | 1982-05-06 | デイスクブレ−キのパツドシム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58193942A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0543301Y2 (ja) * | 1989-08-11 | 1993-11-01 | ||
FR2678334B1 (fr) * | 1991-06-28 | 1997-04-30 | Carbone Ind | Dispositif de plaquette de frein a disque en particulier a garniture en carbone-carbone. |
JP5994587B2 (ja) * | 2012-11-13 | 2016-09-21 | 株式会社アドヴィックス | ディスクブレーキ用パッド |
TWI502144B (zh) * | 2013-12-20 | 2015-10-01 | Yuan Hung Wen | 煞車來令片之散熱結構 |
-
1982
- 1982-05-06 JP JP57075798A patent/JPS58193942A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58193942A (ja) | 1983-11-11 |
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