JPH01291164A - 標準瀘紙用組成物 - Google Patents
標準瀘紙用組成物Info
- Publication number
- JPH01291164A JPH01291164A JP12050488A JP12050488A JPH01291164A JP H01291164 A JPH01291164 A JP H01291164A JP 12050488 A JP12050488 A JP 12050488A JP 12050488 A JP12050488 A JP 12050488A JP H01291164 A JPH01291164 A JP H01291164A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter paper
- standard
- solution
- standard filter
- blood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、新生児を対象とした先天性代謝異常検査用試
薬構成品の標準濾紙用組成物に水溶性粘性多IJ!I又
はポリビニルピロリドンを用いる標準濾紙の改良に関す
る。
薬構成品の標準濾紙用組成物に水溶性粘性多IJ!I又
はポリビニルピロリドンを用いる標準濾紙の改良に関す
る。
(従来の技術)
新生児を対象とした先天性代謝異常検査のスクリーニン
グが実施され、血中T S H(thyroidsti
mulating hormone)+ 17α−0
HP(17α−hydroxy progestero
ne)又はアミノ酸代謝異常症におけるアミノ酸(アミ
ノ酸)等が測定され、各々関連疾患の検出、早期治療の
指針となっている。新生児を対象とするため採血が困難
であり、測定系に工夫が必要である。そこで、血漿中に
存在する物質の検出に全血液を濾紙に滴下し、乾燥させ
た採血乾燥濾紙を作製し、そこから目的物質を抽出する
方法が採用されている。
グが実施され、血中T S H(thyroidsti
mulating hormone)+ 17α−0
HP(17α−hydroxy progestero
ne)又はアミノ酸代謝異常症におけるアミノ酸(アミ
ノ酸)等が測定され、各々関連疾患の検出、早期治療の
指針となっている。新生児を対象とするため採血が困難
であり、測定系に工夫が必要である。そこで、血漿中に
存在する物質の検出に全血液を濾紙に滴下し、乾燥させ
た採血乾燥濾紙を作製し、そこから目的物質を抽出する
方法が採用されている。
採血乾燥濾紙中の検出しようとする目的物質の濃度は、
既知濃度の標準物質を含む標準濾紙から求めた標準曲線
との比較により求められている。
既知濃度の標準物質を含む標準濾紙から求めた標準曲線
との比較により求められている。
従来の標準濾紙は標準物質の他に新生児と同様な赤血球
容N(ヘマトクリット値)である55v/v%に調整さ
れたヒト血液が標準濾紙用組成物として含まれていた。
容N(ヘマトクリット値)である55v/v%に調整さ
れたヒト血液が標準濾紙用組成物として含まれていた。
従来の標準濾紙の作製過程は■汚染ヒト血液の分別■ヒ
ト血液の内因性標準物質濃度の測定■ヒト血液へマドク
リット値の調整■標準物質の調整■ヒト調整血液と標準
物質の混合■混合物の濾紙上への滴下■濾紙の風乾及び
真空乾燥■冷蔵等から成っていた。その後標準濾紙を用
いて標準曲線を作製する際の測定過程では、濾紙上の円
(直径1010−1lからディスク(直径3龍)を打ち
抜いて検体として使用していた。従って、標準物質の濃
度は、作製過程では単位容量で設定し、結果的に測定過
程では、単位面積で求めることになる。本標準濾紙の作
製過程及び測定過程で得られる検体の測定値に打ち抜き
箇所による差異は認められず、単位面積に影響を及ぼす
濾紙上の拡散状態にも問題点はみあたらない。
ト血液の内因性標準物質濃度の測定■ヒト血液へマドク
リット値の調整■標準物質の調整■ヒト調整血液と標準
物質の混合■混合物の濾紙上への滴下■濾紙の風乾及び
真空乾燥■冷蔵等から成っていた。その後標準濾紙を用
いて標準曲線を作製する際の測定過程では、濾紙上の円
(直径1010−1lからディスク(直径3龍)を打ち
抜いて検体として使用していた。従って、標準物質の濃
度は、作製過程では単位容量で設定し、結果的に測定過
程では、単位面積で求めることになる。本標準濾紙の作
製過程及び測定過程で得られる検体の測定値に打ち抜き
箇所による差異は認められず、単位面積に影響を及ぼす
濾紙上の拡散状態にも問題点はみあたらない。
しかしながら、標準濾紙の組成物にヒト血液を用いるこ
とは、特にその細胞成分が加熱殺菌処理が不可能であり
、検査可能な病原体については、検査排除後のヒト血液
を使用しているものの、検査方法のない病原体の混入も
予想される。そこで、感染防止のために作製及び使用上
、直接の接触を避ける等の注意が必要であった。
とは、特にその細胞成分が加熱殺菌処理が不可能であり
、検査可能な病原体については、検査排除後のヒト血液
を使用しているものの、検査方法のない病原体の混入も
予想される。そこで、感染防止のために作製及び使用上
、直接の接触を避ける等の注意が必要であった。
また、標準物質の濃度調整に際しては、ヒト血液由来の
内因性の濃度を知る必要があり、調製ロフト毎に測定す
る必要があった。
内因性の濃度を知る必要があり、調製ロフト毎に測定す
る必要があった。
また、従来の標準濾紙から得られる標準曲線は作製−午
後の変動が20%程度に留まっているものの、それ−以
降の長期安定性には問題がある結果が得られている。
後の変動が20%程度に留まっているものの、それ−以
降の長期安定性には問題がある結果が得られている。
さらに、近年増々とト血液の産業上の入手は困難となり
、ヒト血液を用いた工業生産上の大問題となっている。
、ヒト血液を用いた工業生産上の大問題となっている。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明は、従来の標準濾紙用組成物にヒト血液を用いた
場合の標準濾紙の作製及び使用上の諸問題を解決するも
のであり、その目的とするところは、ヒト血液の代替品
を使用した標準濾紙を作製することである。
場合の標準濾紙の作製及び使用上の諸問題を解決するも
のであり、その目的とするところは、ヒト血液の代替品
を使用した標準濾紙を作製することである。
そこで、標準濾紙用組成物となるべき物質を種々選択し
、比較検討を重ねた。その結果、標準濾紙用組成物に特
定の水溶性粘性多糖類又はポリビニルピロリドンを用い
た場合に、ヒト血液を用いた場合の諸問題が解決でき、
さらに長期安定性を示す結果が得られることを見出し、
本発明を完成するに到った。
、比較検討を重ねた。その結果、標準濾紙用組成物に特
定の水溶性粘性多糖類又はポリビニルピロリドンを用い
た場合に、ヒト血液を用いた場合の諸問題が解決でき、
さらに長期安定性を示す結果が得られることを見出し、
本発明を完成するに到った。
(問題点を解決するための手段)
標準物質の他に標準濾紙用組成物として、水溶性粘性多
糖類又はポリビニルピロリドンを含む標準濾紙は下記の
過程により作製することができる。
糖類又はポリビニルピロリドンを含む標準濾紙は下記の
過程により作製することができる。
この際、標準物質としてはTSI[,17α−OHP又
はアミノ酸等の既に実施されているものの他、血中濃度
測定が新生児先天性代謝異常検査に有用と判定される物
質を好適に用いることができる。
はアミノ酸等の既に実施されているものの他、血中濃度
測定が新生児先天性代謝異常検査に有用と判定される物
質を好適に用いることができる。
標準物質の調整:標準物質がT S Hの場合は、0.
5,10,20.40及び80μIU/mAを含むよう
に市販の標準液を適切な希釈液で調整するだけでよい。
5,10,20.40及び80μIU/mAを含むよう
に市販の標準液を適切な希釈液で調整するだけでよい。
17α−0HP又はアミノ酸の場合は少くとも正常値±
23Dを含むようにする。
23Dを含むようにする。
希釈液はウシ血清アルブミン(BSA)を低濃度含んだ
緩衝液(pH7,0±0.2)が好適に用いられる。
緩衝液(pH7,0±0.2)が好適に用いられる。
また、標準濾紙用組成物としては、水溶性で粘性を有す
る物質のうち特定の多tJ[又はポリビニルピロリドン
を好適に用いることができる。
る物質のうち特定の多tJ[又はポリビニルピロリドン
を好適に用いることができる。
すなわち、標準濾紙用組成物としては、濾紙上に滴下−
た場合、保水性を保持しながら、水と分離することなく
、標準物質を均一に拡散させるものである必要がある。
た場合、保水性を保持しながら、水と分離することなく
、標準物質を均一に拡散させるものである必要がある。
この場合、粘性水溶液であると拡散に都合がよい。また
、調製に際しては、室温で水に容易に溶解し、粘性を呈
する水溶液の調整が容易であり、標準物質調整液とも容
易に均一な混合液となるものがよい。この際、標準濾紙
用組成物の濃度と粘性の関連では、調整の際に粘度が高
(なりすぎると撹拌等の操作も困難であり、標準物質調
整液との混合も困難になる。さらに濾紙上への滴下にも
時間がかかる。そこで、特定の水溶性粘性多糖類には、
水溶液とした場合、濃度を比較的高くしても粘度が操作
困難を引きおこさないものが上記の問題点が回避できる
。さらに、保存に際しては標準物質の長期安定性に貢献
するものが好ましい。
、調製に際しては、室温で水に容易に溶解し、粘性を呈
する水溶液の調整が容易であり、標準物質調整液とも容
易に均一な混合液となるものがよい。この際、標準濾紙
用組成物の濃度と粘性の関連では、調整の際に粘度が高
(なりすぎると撹拌等の操作も困難であり、標準物質調
整液との混合も困難になる。さらに濾紙上への滴下にも
時間がかかる。そこで、特定の水溶性粘性多糖類には、
水溶液とした場合、濃度を比較的高くしても粘度が操作
困難を引きおこさないものが上記の問題点が回避できる
。さらに、保存に際しては標準物質の長期安定性に貢献
するものが好ましい。
そこで、水溶性粘性多糖類としては、アラビアゴム、コ
ーンスターチ分解物、アラビノガラクタ′ン及びフラク
トースポリサッカライド等を好適に使用することができ
る。アラビアゴムを組成物として使用する場合は、3〜
30w/v%の範囲の水溶液を調整したものが実施可能
で、15〜25w/v%で良好な結果が得られる。同様
にコーンスターチ分解物では10〜35w/v%の範囲
で実施可能で15〜30w/v%で良好な結果が得られ
る。
ーンスターチ分解物、アラビノガラクタ′ン及びフラク
トースポリサッカライド等を好適に使用することができ
る。アラビアゴムを組成物として使用する場合は、3〜
30w/v%の範囲の水溶液を調整したものが実施可能
で、15〜25w/v%で良好な結果が得られる。同様
にコーンスターチ分解物では10〜35w/v%の範囲
で実施可能で15〜30w/v%で良好な結果が得られ
る。
アラビノガラクタン及びフラクトースポリサッカライド
では5〜30−/ν%の範囲で実施可能で10〜20w
/v%で良好な結果が得られる。
では5〜30−/ν%の範囲で実施可能で10〜20w
/v%で良好な結果が得られる。
また、ポリビニルピロリドンは、2〜15w/vχの範
囲で実施可能で5〜10 w/v%で良好な結果が得ら
れる。
囲で実施可能で5〜10 w/v%で良好な結果が得ら
れる。
標準濾紙用組成物の調整:水溶性粘性多糖類及びポリビ
ニルピロリドンの場合も、水溶液の調整に際しては、秤
量し、室温で蒸留水又は精製水に溶解する。場合によっ
ては着色してもよい。
ニルピロリドンの場合も、水溶液の調整に際しては、秤
量し、室温で蒸留水又は精製水に溶解する。場合によっ
ては着色してもよい。
標準物質と標準濾紙用組成物の混合:調整された標準物
質と標準濾紙用組成物の混合比率は標準物質添加による
容量の増大を5%以下に留めておくのが望ましい。
質と標準濾紙用組成物の混合比率は標準物質添加による
容量の増大を5%以下に留めておくのが望ましい。
標準濾紙の作製:上記混合物を用いて従来と同様な方法
で標準濾紙を作製する。濾紙は、従来の白色採血濾紙を
裁断し、検体採取部位を明示する円が描いであるものが
よい。
で標準濾紙を作製する。濾紙は、従来の白色採血濾紙を
裁断し、検体採取部位を明示する円が描いであるものが
よい。
かかる水溶性粘性多糖類の中でアラビアゴムを標準濾紙
用組成物として使用した場合に下記に示す物性を具えて
いる。
用組成物として使用した場合に下記に示す物性を具えて
いる。
溶液の粘度:アラビアゴム溶液はヒト血液に比較すると
濃度に対しての粘度は高いが、天然粘性多糖類の中にあ
っては、高濃度の場合でも粘度が低い。従って、溶液の
調整、標準物質との混合、さらに混合物を濾紙上に滴下
する場合も容易に実施できる。アラビアゴム溶液0〜3
0w/v%の粘度を示す(第1表)。
濃度に対しての粘度は高いが、天然粘性多糖類の中にあ
っては、高濃度の場合でも粘度が低い。従って、溶液の
調整、標準物質との混合、さらに混合物を濾紙上に滴下
する場合も容易に実施できる。アラビアゴム溶液0〜3
0w/v%の粘度を示す(第1表)。
第1表 アラビアゴム溶液の粘度
(25,5±0.5℃)
濾紙上の拡散:アラビアゴム20ル25溶液に標準物質
調整液を5 v/v%に相当する液量を添加した場合に
、滴下量が50μgである場合にヒト血液を用いた場合
とほぼ同様に拡散し、単位面積当りの標準物質の濃度も
同様な値が得られる。また、5〜20w/v%溶液の場
合は、濃度に反比例して滴下量を適宜減量し、25〜3
0w/vχ溶液の場合は、適宜増量する。これらの場合
についても、測定値に打ち抜き箇所による差異は認めら
れない。
調整液を5 v/v%に相当する液量を添加した場合に
、滴下量が50μgである場合にヒト血液を用いた場合
とほぼ同様に拡散し、単位面積当りの標準物質の濃度も
同様な値が得られる。また、5〜20w/v%溶液の場
合は、濃度に反比例して滴下量を適宜減量し、25〜3
0w/vχ溶液の場合は、適宜増量する。これらの場合
についても、測定値に打ち抜き箇所による差異は認めら
れない。
測定過程:標準物質濃度の測定にあたっては、採取量及
びその他測定操作も従来通りで従来と同様な結果が得ら
れる。
びその他測定操作も従来通りで従来と同様な結果が得ら
れる。
長期安定性:作製1年後では作製時との動作が10%以
下の安定した標準曲線が得られる。さらに、長期安定性
を示す結果が得られる。
下の安定した標準曲線が得られる。さらに、長期安定性
を示す結果が得られる。
また、水溶性粘性多糖類の中でコーンスターチ分解物を
使用した場合には、溶液は濃度に対する粘度が比較的ア
ラビアゴムの場合に類似している。
使用した場合には、溶液は濃度に対する粘度が比較的ア
ラビアゴムの場合に類似している。
標準物質調整液を5 v/v%に相当する量をコーンス
ターチ分解物25w/v%溶液と混合し、本混合液を5
0μl濾紙上に滴下して作製した標準濾紙は従来の標準
濾紙を用いた場合と同様な結果が得られる。また、長期
安定性を示す結果が得られる。
ターチ分解物25w/v%溶液と混合し、本混合液を5
0μl濾紙上に滴下して作製した標準濾紙は従来の標準
濾紙を用いた場合と同様な結果が得られる。また、長期
安定性を示す結果が得られる。
ポリビニルピロリドンを使用した場合には、標準物質調
整液を5 v/ν%に相当する量をポリビニルピロリド
ン5〜10−/ν%溶液と混合し、本混合液を50μl
濾紙上に滴下して作製した標準濾紙は従来の標準濾紙を
用いた場合と同様な結果が得られる。また、長期安定性
を示す結果が得られる。
整液を5 v/ν%に相当する量をポリビニルピロリド
ン5〜10−/ν%溶液と混合し、本混合液を50μl
濾紙上に滴下して作製した標準濾紙は従来の標準濾紙を
用いた場合と同様な結果が得られる。また、長期安定性
を示す結果が得られる。
(実施例)
以下に本発明の実施例につき説明する。
実施例1 標準濾紙用組成物にアラビアゴムを用いたT
SH標準曲線 アラビアゴム粉末(和光純薬工業株式会社)5゜10.
15.20.25及び30gを秤量し、蒸留水で溶解し
100m1にした。各々をアラビアゴム5.10.15
,20.25及び30w/v%溶液とした。10 i+
/v%色素濃液(食用赤色102号、東京化成工業)を
1 ml採取したアラビアゴム溶液100+j!に添加
し、撹拌後静置した。
SH標準曲線 アラビアゴム粉末(和光純薬工業株式会社)5゜10.
15.20.25及び30gを秤量し、蒸留水で溶解し
100m1にした。各々をアラビアゴム5.10.15
,20.25及び30w/v%溶液とした。10 i+
/v%色素濃液(食用赤色102号、東京化成工業)を
1 ml採取したアラビアゴム溶液100+j!に添加
し、撹拌後静置した。
標準物質としてT S H標準液(ヘキスト社)を用い
、0.5.10.20.40及び80μIU/m1の2
0倍液を5 m1作製した。希釈液にはBSAo、1w
/v%含有0.1M塩化ナトリウム−リン酸緩衝液(p
)!7.0±0.2)を用いた。
、0.5.10.20.40及び80μIU/m1の2
0倍液を5 m1作製した。希釈液にはBSAo、1w
/v%含有0.1M塩化ナトリウム−リン酸緩衝液(p
)!7.0±0.2)を用いた。
アラビアゴム0,5.10,15,20.25及び30
w/v%溶液の各々にTSHO,5゜10.20.40
及び80μrU/mlの20倍液の各々を混合比、アラ
ビアゴム溶液:TSH?l液−19=1になるように総
量10m1作製した。
w/v%溶液の各々にTSHO,5゜10.20.40
及び80μrU/mlの20倍液の各々を混合比、アラ
ビアゴム溶液:TSH?l液−19=1になるように総
量10m1作製した。
混合後よく撹拌した。
コントロールにはヒト調製血液(ヘマトクリット値55
%)にT S Hを同様な混合比で作製したものを用い
た。
%)にT S Hを同様な混合比で作製したものを用い
た。
濾紙(東洋濾紙アトバンチツク、採血濾紙)に描かれた
円−(101m直径)内の中心部にTSHを含むアラビ
アゴム溶液又はヒト調整血液50μrを滴下した。その
後、2時間自然乾燥し、乾燥が確認された標準濾紙をさ
らに真空乾燥した。その後、乾燥剤とともに包装し用事
に備え冷蔵(2〜10℃)した。
円−(101m直径)内の中心部にTSHを含むアラビ
アゴム溶液又はヒト調整血液50μrを滴下した。その
後、2時間自然乾燥し、乾燥が確認された標準濾紙をさ
らに真空乾燥した。その後、乾燥剤とともに包装し用事
に備え冷蔵(2〜10℃)した。
経時変化は作製直後から2ケ月毎に1年間観察した。測
定用試薬には、酵素免疫測定法(ELISA)のサンド
インチ法による測定用キット、フレライザスクリーニン
グTSH(富士レビオ株式会社)を用いた。
定用試薬には、酵素免疫測定法(ELISA)のサンド
インチ法による測定用キット、フレライザスクリーニン
グTSH(富士レビオ株式会社)を用いた。
その結果、従来のヒト調整血液を標準濾紙用組成物とし
て含む標準濾紙と同様な混合比及び濾紙上への滴下量で
アラビアゴム20ル25液で従来と同様な標準曲線が得
られた。作製1年後のTSH標準曲線を示す(第1図)
。
て含む標準濾紙と同様な混合比及び濾紙上への滴下量で
アラビアゴム20ル25液で従来と同様な標準曲線が得
られた。作製1年後のTSH標準曲線を示す(第1図)
。
実施例2 標準濾紙用組成物にコーンスターチ分解物又
はポリビニルピロリドンを用い たTSH標準曲線 コーンスターチ分解物(商品名パインデックス松谷化学
工業株式会社)を15.20及び25g秤量し、蒸留水
で溶解し100m1にした。各々をコーンスターチ分解
物15.20及び25w/v%溶液とした。また、ポリ
ビニルピロリドン(和光純薬工業株式会社)を2.5.
5及び10g秤量し、蒸留水で溶解し 100nj!に
した。各々をポリビニルピロリドン 2.5.5及び1
0 w/v%溶液とした。その後実施例1と同様に着
色し、TSH標準液と混和し、標準濾紙を作製し保存し
た。作製1年後にELISAにより測定した結果を示す
(第2図)。
はポリビニルピロリドンを用い たTSH標準曲線 コーンスターチ分解物(商品名パインデックス松谷化学
工業株式会社)を15.20及び25g秤量し、蒸留水
で溶解し100m1にした。各々をコーンスターチ分解
物15.20及び25w/v%溶液とした。また、ポリ
ビニルピロリドン(和光純薬工業株式会社)を2.5.
5及び10g秤量し、蒸留水で溶解し 100nj!に
した。各々をポリビニルピロリドン 2.5.5及び1
0 w/v%溶液とした。その後実施例1と同様に着
色し、TSH標準液と混和し、標準濾紙を作製し保存し
た。作製1年後にELISAにより測定した結果を示す
(第2図)。
(発明の効果)
本発明を用いた標準濾紙によれば、ヒト血液を使用しな
いで、従来と同様な標準曲線を得ることができる。病原
体の混入の心配もなく、内因性の標準物質を測定する必
要もなく、さらに長期安定性の高い標準濾紙を作製する
ことができ、工業的大量生産を可能にするものである。
いで、従来と同様な標準曲線を得ることができる。病原
体の混入の心配もなく、内因性の標準物質を測定する必
要もなく、さらに長期安定性の高い標準濾紙を作製する
ことができ、工業的大量生産を可能にするものである。
第1図は、実施例1に示す方法で作製した標準濾紙をI
ELI≦八により測定した結果を示す。また、第2図は
、実施例2に示す方法で作製した標準濾紙をELISA
により測定した結果を示す。図中、control は
従来法による標準濾紙、PVPはポリビニルピロリドン
及びPineはコーンスターチ分解物(商品名パインデ
ックス)を表す。 特許出願人 冨士レビオ株式会社 第1図 第2図
ELI≦八により測定した結果を示す。また、第2図は
、実施例2に示す方法で作製した標準濾紙をELISA
により測定した結果を示す。図中、control は
従来法による標準濾紙、PVPはポリビニルピロリドン
及びPineはコーンスターチ分解物(商品名パインデ
ックス)を表す。 特許出願人 冨士レビオ株式会社 第1図 第2図
Claims (2)
- (1)先天性代謝異常検査用試薬構成品の標準濾紙用組
成物に水溶性粘性多糖類又はポリビニルピロリドンを含
むことを特徴とする血液不使用型の標準濾紙用組成物。 - (2)水溶性粘性多糖類がアラビアゴム、コーンスター
チ分解物、アラビノガラクタン及びフラクトースポリサ
ッカライドの中から選ばれる特許請求の範囲第1項記載
の標準濾紙用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12050488A JPH01291164A (ja) | 1988-05-19 | 1988-05-19 | 標準瀘紙用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12050488A JPH01291164A (ja) | 1988-05-19 | 1988-05-19 | 標準瀘紙用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01291164A true JPH01291164A (ja) | 1989-11-22 |
Family
ID=14787833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12050488A Pending JPH01291164A (ja) | 1988-05-19 | 1988-05-19 | 標準瀘紙用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01291164A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014508933A (ja) * | 2011-02-25 | 2014-04-10 | ジーイー・ヘルスケア・ユーケイ・リミテッド | 固体支持体、及びそこから生物学的材料を回収する方法 |
JP2014512516A (ja) * | 2011-02-25 | 2014-05-22 | ジーイー・ヘルスケア・ユーケイ・リミテッド | 固体支持体、及びそこからの生物学的材料の回収率を高める方法 |
JP2014535011A (ja) * | 2011-10-31 | 2014-12-25 | ジーイー・ヘルスケア・バイオサイエンス・アクチボラグ | 試料保存方法及び試料保存基材 |
US11266337B2 (en) | 2015-09-09 | 2022-03-08 | Drawbridge Health, Inc. | Systems, methods, and devices for sample collection, stabilization and preservation |
-
1988
- 1988-05-19 JP JP12050488A patent/JPH01291164A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014508933A (ja) * | 2011-02-25 | 2014-04-10 | ジーイー・ヘルスケア・ユーケイ・リミテッド | 固体支持体、及びそこから生物学的材料を回収する方法 |
JP2014512516A (ja) * | 2011-02-25 | 2014-05-22 | ジーイー・ヘルスケア・ユーケイ・リミテッド | 固体支持体、及びそこからの生物学的材料の回収率を高める方法 |
US10876938B2 (en) | 2011-02-25 | 2020-12-29 | Global Life Sciences Solutions Operations UK Ltd | Solid support and method of enhancing the recovery of biological material therefrom |
JP2014535011A (ja) * | 2011-10-31 | 2014-12-25 | ジーイー・ヘルスケア・バイオサイエンス・アクチボラグ | 試料保存方法及び試料保存基材 |
US10371608B2 (en) | 2011-10-31 | 2019-08-06 | Ge Healthcare Bio-Sciences Ab | Sample preservation method and sample preservation substrate |
US11266337B2 (en) | 2015-09-09 | 2022-03-08 | Drawbridge Health, Inc. | Systems, methods, and devices for sample collection, stabilization and preservation |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3466249A (en) | Blood serum reference standard for multi-automated analytical procedures | |
Lees et al. | Modification of the Lowry procedure for the analysis of proteolipid protein | |
US3485587A (en) | Protein indicator | |
US3565987A (en) | Immunochemical determinations of antigens and antibodies | |
US5736322A (en) | Synthetic oral fluid standard | |
CN115774112B (zh) | 一种25-羟基维生素d解离液、检测方法、应用及试剂盒 | |
US4002739A (en) | Soluble collagen | |
EP0928421B1 (en) | Standard solution for the determination of thyroid function | |
CN108918848B (zh) | 维生素d释放剂及其制备方法与应用 | |
US2912309A (en) | Indicator for detecting glucose | |
CN116793787A (zh) | 空白血液基质、干血片及其制备和在检测靶标中的应用 | |
JPH01291164A (ja) | 標準瀘紙用組成物 | |
US8551784B2 (en) | Cis di-ahl modified controls for glycated hemoglobin S-A1c derived from healthy blood cells | |
EP0152847B1 (en) | Stabilized enzyme conjugate composition | |
JPS5836954B2 (ja) | 酵素の安定化剤 | |
US4782023A (en) | Stabilized horseradish peroxidase conjugate composition | |
US5342788A (en) | Method and standard solution for the determination of thyroxine (T4) or triiodothyronine (T3) | |
JPH0222909B2 (ja) | ||
US4891311A (en) | Stabilized enzyme conjugate composition | |
CA1334925C (en) | Process for the determination of thyroxine and a suitable standard solution therefor | |
JPH0875751A (ja) | エンドトキシン安定化剤、エンドトキシン組成物およびエンドトキシンの測定法 | |
Greizerstein | Placental and fetal composition during the last trimester of gestation in the rat | |
JPS6022295B2 (ja) | 赤血球凝集試験用水性溶媒 | |
Holman | A new method for the oxidation of aneurin to thiochrome and a procedure for the determination of aneurin in oats | |
US3736263A (en) | Reagent for determining cholesterol |