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JPH01289431A - 甲殻類の活魚輸送方法ならびにその容器 - Google Patents

甲殻類の活魚輸送方法ならびにその容器

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Publication number
JPH01289431A
JPH01289431A JP11647088A JP11647088A JPH01289431A JP H01289431 A JPH01289431 A JP H01289431A JP 11647088 A JP11647088 A JP 11647088A JP 11647088 A JP11647088 A JP 11647088A JP H01289431 A JPH01289431 A JP H01289431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crustaceans
live
transporting
container
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11647088A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifumi Nakamura
佳史 中村
Masao Tamaki
田巻 正男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissui Corp
Original Assignee
Nippon Suisan Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Suisan Kaisha Ltd filed Critical Nippon Suisan Kaisha Ltd
Priority to JP11647088A priority Critical patent/JPH01289431A/ja
Publication of JPH01289431A publication Critical patent/JPH01289431A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は甲殻類の活魚輸送方法ならびにその容器に係り
、詳しくは、工ど類、カニ類等を時間、温度等の輸送条
件の悪い地域からでも活魚状態で輸送することを可能と
した工ど類、カニ類等の甲殻類の活魚輸送方法ならびに
その容器に係る。
従  来  の  技  術 エビ類やカニ類等の甲殻類は各種料理に使用され、最近
では、国内産だけでは需要に応じ切れないことから、外
国から冷凍品や活魚として輸入されている。しかし、活
魚は冷凍品に比べて甲殻類特有の呈味性等が高いため、
そのまま生食したり、また、生きた状態で水煮、蒸物、
油煤等とすることが好まれており、活魚状態で輸入する
ことが望まれているが、その輸送条件が悪(、その要求
に対して答えられないのが現状である。
すなわち、甲殻類はその種類、生息地等によってそれぞ
れ性質が異なり、空気中のlI!!!素を呼吸に利用で
きるため簡単に生きたままで市場に供することのできる
ものと、海水中の酸素しか利用できず、輸送が困難なも
のとがあり、また、輸送方法も種類等によっても変るた
め、全て同一の方法を適用することができない。例えば
、第4図に示すように、ベーリング局で生息する甲殻類
は5℃以下の比較的低温で生すし、かつ海水中の酸素を
呼吸するものであり、サワガニ等は常温で生息し、空気
呼吸能力の兼備しているものであり、その生息温度が甲
殻類の種類によって異なる。
現在、活魚状態で輸送されている甲M!類の種類および
その輸送り法は第1表に示す通りであ第1表 なお、第1表の甲殻類の輸送方法の符号は次に記載した
通りである。
(1)乾燥したオガコ、オガクズに詰める。
(2)そのままポリ袋に入れる。
(3)そのまま普通のバスケットに入れる。
(4) カニを湿った紙に包み、カニとカニの間にオガ
クズ、オガコ等の充填材を詰め、更にこの充填材中に氷
を存在させる。
また、特公昭63−8733号公報に示される如(、発
泡成型容器の底部を氷室とし、この上にオガクズ等の充
填材(断熱材)を置き、その慢、エビ類、カニ類等の活
魚を互いに接触しないように配置し、更に、冷却された
オガクズ等の充填材でこれらを埋設し、その容器上部に
施蓋をする方法がある。
しかし、これらの方法は乾燥したオガクズ等を充填材と
して用いるか、または、これら充填材の他に氷のような
冷却剤を用いているが、この冷W剤の配置が適当でない
ため、甲殻類が部分的に低温となり、輸送中の均一な温
度の保持ができなかったり、また、冷却剤の量が適当で
な(、短時間に氷が溶解したりして、甲殻類の生息する
ために必要な量の水分の保持と、酸素の供給が輸送中に
維持することが困難となったりして、甲殻類を活魚状態
で長時間輸送することが困難である。
以上説明したように、従来方法では主とじて活魚状態の
甲殻類を比較的容易な輸送条件下、短時間の輸送を対象
とする輸送方法や容器の開発が行なわれている程度であ
る。
このため、外国等のエビ類、カニ類を大鑑に水揚げでき
る各地域から国内市場に活魚状態で輸送する如く、輸送
において比較的長時間を要したり、また、輸送時におけ
る温度変化が大きかったり、また、衝撃等を受けたりす
る等の相当苛酷な輸送条件であっても、甲殻類を活魚状
態で輸送することができる輸送方法やその容器等にいた
っては全く提案されていない。
発明が解決しようとする課題 本発明はこれらの問題の解決を目的とし、具体的には、
外国等からエビ類、カニ類等の甲殻類を活魚状態で輸送
の如く、甲殻類を長時間輸送する場合、従来例では輸送
用容器内をむらな(甲殻類の生息に適した温度、また、
鯰呼吸に必要な含水状態に保持すること等がむづかしい
こと、更に、甲殻類を活魚状態で長時間輸送する手段が
未だ研究、開発されていないこと等の問題を解決するこ
とを目的とする。
課題を解決するための 手段ならびにその作用 すなわち、本発明は、■ご類、カニ類等の甲殻類を活魚
状態で輸送する際に、前記甲殻類を水苔等の充填材中に
埋設した後、これを甲殻類の生息に適した温度および同
呼吸に必要な含水状態に保持し、輸送することを特徴と
し、また、容器内に多数の小孔を底部に設けた升型の箱
を複数四段状に!a謂して配置し、/I!益してなる断
熱性輸送用容器であって、この容器内に積層された箱の
最上部には氷等の冷13剤、中間部には水苔等の充填材
中に埋設された甲殻類、最下部には水を吸収する吸水剤
を収納してなることを特徴とする。
そこで、これらの手段たる構成ならびにその作用につい
て史に具体的に説明すると、次の通りである。
本発明者等は甲殻類を活魚状態で輸送する場合、国内の
輸送条件に比べると、外国等からの長時間の輸送条件が
相当苛酷になることに看目し、これに適する条件を求め
たところ、次の条件を具える輸送用容器ならびに充填材
、冷却剤等の補助材料が必要であることがわかった。
(1)容器内の温度が甲殻類の最適生息温度より低(、
甲殻類の標準代謝をある程度低下させる程度で、しかも
、温度変化の少ないこと、 (2)容器内がほぼ均一に湿潤状態であり、甲殻類が乾
燥状態とならないこと、 (3)余分な水を存在させず、はぼ水なしの状態で輸送
できること、 (4)容器を小型、軽量、コンパクト化する上から、容
器はできる限り小型であり、この小型容器に甲殻類を可
能な限り多く収容でき、しかも、作業が簡単であること
、 であった。
史に進んで、このような条件を満足する甲殻類の活魚状
態で輸送する輸送用容器ならびにその使用条件等につい
て研究し、この研究にもとづいて本発明は成立したもの
である。
なお、以下の説明はズワイガニオピリオ梯(以下、ズワ
イガニと略記)の例によって行なうが、本発明はこれに
限られるものではない。
次に、第1図によって本発明について詳しく説明すると
、次の通りである。
第1図は本発明の実施する際に用いられる断熱性輸送用
容器の一例の縦断面図であり、第2図は第1図の容器内
に配置する升型の箱の上方から見た平面図であり、第3
図(a)ならびに(b)はそれぞれ従来例の容器の塁な
らびに容器本体のitt所面図であり、第4図は甲殻類
の一例の生息温度のグラフである。
符号1は断熱性輸送用容器、2は容器本体、3は塁、4
は升型の箱、5は小孔、6は海水氷、1は水苔被覆ズワ
イガニ、8は吸水材、9は凍結ゲル化剤、10は酸素発
生剤である。
まず、第1図に示すように本発明の断熱性輸送用言器1
は容器本体2と蓋3とからなり、その断熱性輸送用容器
1の内部には多数の小孔5を底部に設けた升型の箱4が
多数個fallL、で配置され、上部のf13により断
熱性が保持されるように構成されたものから成る。
断熱性輸送用容器1の容器本体2.113ならびに升型
の箱4はいずれも発泡スチロール樹脂からなり、軽量性
と断熱性を保持されるようになっている。
また、升型の箱4の底部は小孔5が開孔され、その小孔
5は底部全面にわたってほぼ均一に分布されるように、
例えば、格子状、千鳥状等に設けられている。その小孔
5の開孔径ならびに間隔等は対象とするズワイガニの大
きさ、収納量等によって変り、特定することはできない
が、局水氷6が溶解してその溶解水がほぼ均一に小孔5
からしたたり落ち、水苔で被覆されたズワイガニが湿潤
状態となるように小孔5が分布されていればよい。
次に、容器本体2内に積■して配置される升型の箱4内
に収納される収納物について説明する。
第1図に示す実施例においては容器本体2には升型の箱
4が積層すなわち縦方向に段状に7個積騎されているが
、この升型の箱4の最上部に渦水木(−15℃)6を置
くと、局水氷6が溶解されるに従って底部に設けた小孔
5から海水がしたたり落ち、中間部の5個の各−の底部
の小孔5を経由して最下部に収納された乾燥スポンジ、
高分子吸水剤等の吸水材8によって吸収される。なお、
升型の箱4の中間部の各■には、低温の濁水で湿潤され
た水苔で包み込まれた水苔被覆ズワイガニ7が升型の箱
4内に収納されているが、この中間部は実施例のように
5個積■することに限られるものではなく、少な(とも
1個以上であればよい。なお、ズワイガニを被覆する水
苔は寒地の池沼や高原の湿地等に群生する鮮類の一種の
吸水力の高いものであって、市販の園芸用に用いられる
ものであっても本発明に適用することができる。
また、水苔の他、ワカメ、ホンダワラ等の海藻も使用す
ることができる。
以上のように構成すると、升型の箱4内の水苔被覆ズワ
イガニ7は最上部からしたたり落ちる低温の海水により
水苔と共に湿潤状態となり乾燥することなく保持され、
また、温度もほぼ均一で甲殻類の標準代謝をある程度低
下させる好適な低温5℃〜−1℃程度に保持され、長時
間輸送しても生きた状態で輸送が可能である。
このように本発明法において水苔がズワイガニを長時間
活魚状態で輸送するために適する理由は、上部から海水
氷6の溶解水が水苔の潰れた吸水性と保水性によりズワ
イガニの生息条件に適した温度と水分が保持されるため
であり、更に、容器本体2内に含まれている空気中の酸
素ならびに水苔中に保水されている溶解水中に溶存する
酸素もズワイガニの酸素呼吸能力にある程度寄与するも
のと思われる。
従って、空気中の酸素が不足する場合は酸素発生剤10
、例えば、海西株式会社製商品名rアクア8J等を升型
の箱4内に配置すればよい。
また、濁水氷6の溶解が急激に行なわれる場合は、凍結
するとゲル化するゲル化剤、所謂凍結ゲル化剤9を冷却
剤として使用すればよい。
具体例としては、例えば、株式会社白元製商品名「アイ
スノン」、エスレン化工株式会社製の一5℃用、−15
℃用等の商品名「アクアUJ、旭電化株式会社製商品名
「エバクール」等があげられる。
このように輸送時の外気温に応じて海水氷6と凍結ゲル
化剤9の種類と壷を調整して併用することにより容器内
の温度を一定に保ち、かつ、局水氷6の溶解速度は緩和
され、一定の速度で升型の箱4内の局水氷6の溶解が行
なわれ、升型の箱4の底部の小孔5から溶解水がほぼ一
定状態でしたたり落ち、ズワイガニが湿潤状態に常に保
持される。
次に、本発明法を実施するには、まず、活魚状態で輸送
するズワイガニを5℃以下の海水槽に入れ、更に、5℃
以下の濁水を供給して4〜5日程度餌止め飼育すること
が好ましい。次いで、ズワイガニをおとなしくさせるた
め、足の関節を曲げた後、湿潤状態の水苔で被覆する。
なお、必要に応じてゴムバンドでズワイガニを水苔被覆
前又は水苔1F11に固定してもよい。
次に、水苔被覆ズワイガニ1を升型の箱4内に収納し、
断熱性輸送用容器1、例えば、発泡成型容器、耐水段ボ
ール容器等内に積み込む。この場合、断熱性輸送用容器
1の容器本体2内に積■された升型の箱4の最下部には
局水氷6が溶解した海水を吸収する吸水材8、例えば、
発泡性樹脂スポンジ、海綿、ポリアクリル酸系吸水剤等
が収納され、最上部には海水氷(−15℃)6若しくは
濁水氷6と凍結ゲル化剤9とを収納され、その他の各1
である中間部には湿潤された水苔に包まれた活魚状態の
ズワイガニが収納され、上部からlI3で施蓋される。
以上のように構成した断熱性輸送用容器1を輸送すれば
長距離輸送であっても、海水等を補給することなく、活
魚状態で輸送でき、50時間以上生きた状態で輸送する
ことができる。なお、本発明法は低温の局に生息するズ
ワイガニのオビリオ種、パルダイ種およびケガニ、タラ
バガ二、ダンシネスクラブ、マッドクラブ、ロブスタ−
、オマール等の甲殻類の活魚輸送に好適な方法である。
実施例 以下、実施例ならびに比較例をあげて本発明を説明する
実施例1.比較例1〜3゜ ズワイガニのオビリオ種を米国アラスカ州ダッチハ〜バ
ーから東P!都へ王子市の日本水産株式会社中央研究所
まで活魚輸送する試験を行なった。輸送用容器としては
第1図に示す構造の発泡スチロール製の断熱性輸送用言
器1を用いた。
これは外径I′f縦、横それぞれ40C1l 、高さ7
0C11゜厚さ3.5CI、その内部には縦、槙それぞ
れ33cm、高さ9cm、厚さICIの外型の箱4を7
個積み込み、上部に蓋3ができるようにしたもので、更
に、その外型の箱4の底部には小孔5が2811I格子
状に均一に配置したものである。
試験に供したズワイガニは捕獲したものの中で元気なも
のを選び、40にlの水槽に入れ、たえず海水をホース
で送り込み5時間両正め飼育した。なお、海水酒は+5
℃のものを用いた。
このズワイガニを外型の箱4に入れる方法は足を軽(折
り曲げた形で関節を押え、海水で湿潤状態とした市販の
水苔を用いて包むように被覆し、水苔被覆ズワイガニ7
とし、各外型の箱4にこれを2匹づつ入れた。
なお、断熱性輸送用容器1内のIIIされた外型の箱4
の最下部には乾燥スポンジ、その上の中間部の6個の外
型の箱4には水苔被覆ズワイガニ1、最上部には海水木
(−15℃)6と海水氷6の急激な溶解を避けるため、
冷却剤として凍結ゲル化剤(エスレン化工株式会社製の
一15℃用の商品名1アクアυJ)9を配置しII3を
した。また、局水氷6を入れた外型の箱40次の外型の
箱4には酸素の有効性を見るため、水苔被覆ズワイガニ
1の他に酸素発生剤10として海西株式会社製商品名1
アクア8Jを入れた。
以上のように構成した断熱性輸送用容器1を自動車によ
りダッチへ−バー空港に運び、ここからアンカレッジ空
港まで運び、便の都合でそのまま1日保管したのち、国
際便でアンカレッジ空港から成田空港に運んだ。そこで
、通関その他で約3時間経過した後、+5℃の定温冷蔵
車で東京部内を経由して八王子まで運んだ。その間の所
要&V間は約40R@であった。これらの条件ならびに
結果をそれぞれ第2表の試験阪4に示した。
比較のために、外径が縦55C1、横3紅1高さ168
mで厚さ2.2CIの発泡スチロール樹脂容器を用い、
冷W剤、包材、充填材等を第2表のように変えた以外は
試験試料のズワイガニならびに輸送方法は実施例と同様
に行なった。
試jllklは現在ワタリガニ、ケガニ、クルマエど等
で行なわれている方法に近い方法で、冷却剤としては海
水氷6、カニの包材としては海水で湿らせたスポンジシ
ート、充填材は乾燥したオガコを使った。
試験&2は試験翫1と&2との折衷的な方法で、冷却剤
は一5℃用の商品名「アクアυ」、カニの包材は海水で
湿らせたスポンジシート、充填材は発泡スチロールat
IIi剤「アスペック」を使った。
試験h3は現在ダンシネスクラブ、マッドクラブで行な
われている方法で、冷W剤は商品名fアイスノン」と同
じような凍結ゲル化剤−5℃用の商品名rアクアυノ、
カニの包材はx水テiらせた新聞紙、充填材は発泡スチ
ロール製うどん状のパツキン商品名「アスペック」を使
った。
第2表の輸送試験結果では、到W時のカニの品質はその
生存状態によりAから0までの4段階に分類した。この
分類において、^はaCtiVe元気なもの、Bはba
relyかろうじて生きているもの、Cは外顎脚が前に
倒れて元に戻らないもの、口はdeath死んでいるも
のを示す。
なお、Cの外顎脚とはカニがエサを食べる際に、エサを
つかんで口に入れるための左右一対の鎌型の器官で口の
前面についているものである。
第2表の試験結果において、試験&1の方法は試Jll
111112ならびに翫3より成績はよかったものの、
Aのact+veなものは全(見られなかった。試験N
t2ならびに&3は明らかにズワイガニの活魚輸送に不
通であり、また、試験&1.2.3の比較例の方法の中
で、D deathのものの状態をよ(見ると、カニを
包んでいるスポンジシートならびに新聞紙が乾いており
、ズワイガニが乾燥に弱いことがわかる。
次に、實施例の第1図の容器を使った試験&4は、濁水
で湿った水苔で被覆した外型の箱4の2〜6段の10尾
は取り上げて+5℃の海水槽に入れるまではおとなしか
ったが、海水槽に入れてからは元気が出て、海水槽に手
を入れればハサミで向って(る程元気なものであった。
なお、試験に供したものはAからDまで全て黒変は出て
おらず良好であった。
更に、濁水槽にエアーレーションを行ないながら飼育し
た結果、カニはその後1ケ月生き続けた。更に、これを
九州の研究機関に前記の水苔を使った方法で送ったもの
は、元気な状態で再輸送できた。なお、比較例の試験1
に1〜3のB、C段階のものは+5℃の海水槽に入れて
から3日後までに生きているものはなかった。
以上の結果から、實施例の容器を用いた水苔法が最も優
れていることがわかった。
次に、カニ肉性状としてに値、pH1VBNを測定した
。また、比較のためにこれと同時に行なった鮮(フレッ
シュ)のズワイガニの米国アラスカ州ダッチハーバーよ
りの空輸品の測定結果を第3表に示した。
活ズワイガニのに値は0であり、翌日死亡したものも1
0%と低く、これらの値はさしみとして十分食べられる
値であった。釘(フレッシュ)ズワイガニでは活ズワイ
ガニに比べかなり低下する。この中で翌日死亡したもの
と到@後+5℃の低温至で1日経過して死亡したものは
に値は25%であった。ズワイガニの活、鮮、冷凍の各
々について食べ比べも行なったところ、生はもちろんの
ことボイルして食べる場合でも活ズワイガニが甘味があ
り、筋肉のm帷も強(てtji感が良く、断熱おいしく
少し落ちて鮮(フレッシュ)、そして冷凍したものは活
、鮮に比べて著しく旨味に欠けることが感じられた。カ
ニの旨味にイノシン酸はあまり関係なく、また、VBN
は20ta g 7100g以下で問題はなかった。こ
の他にlllll歪検査なったところ、活、鮮ともに一
般生国数は300ケ/g以下、大腸菌群、大am、ナル
モネラ、ブドウ状球菌、腸炎ビブリオは全(検出されな
かった。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明は、エビ類、カニ類等の甲
殻類を活魚状態で輸送する際に、前記甲殻類を水苔等の
充填材中に埋設した後、これを甲殻類の生息に適した温
度および含水状態に保持し、輸送することを特徴とし、
また、容器内に多数の小孔を底部に設けた外型の箱を複
数個段状に#am!Lで配置し、mat、でなる断熱性
輸送用容器であって、この容器内に積層された箱の最上
部には水等の冷W剤、中間部には水苔等の充填材中に埋
設された甲殻類、最下部には水を吸収する吸水剤を収納
してなることを特徴とするものである。
従って、以下に記載するような効果を奏する。
底部に小孔を設けた升型容器の最上部に収納した氷の低
温の溶融水が升型容器の底部からしたたり落ちるため、
中間部の水苔被覆甲殻類を常に湿潤状態とすると共に、
低温状態に保持され、更に、水苔を甲殻類の充填材とし
、はぼ密閉状態で使用しているため、水の吸収力が太き
(、甲殻類を乾燥したりすることがなく、甲殻類を活魚
状態で長時間輸送できる。また、本発明の断熱性輸送用
容器は底部に小孔を有する外型の箱を棚段状に多数詰め
込んだ状態で配置すると共に、最上部の升型容器には氷
、最下部の升型容器に水の吸水材、中間部に水苔を被覆
した甲殻類を収納するように内部を構成しているため、
形状が一定で断熱性、防水性を有するコンパクトなもの
であり、甲殻類を活魚状態で長時間輸送するのに好適な
容器である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施する際に用いられる断熱性輸送用
容器の一例の縦断面図、第2図は第1図の容器内に棚段
として用いる升型容器の上方から見た平面図、第3図(
a)ならびに(blはそれぞれ従来例の容器の塁ならび
に容器本体のI!断面図、第4図は甲殻類の一例の生息
温度のグラフである。 符号1・・・・・・断熱性輸送用容器 2・・・・・・容器本体   3・・・・・・蓋4・・
・・・・外型の箱   5・・・・・・小孔6・・・・
・・海水氷 1・・・・・・水苔被覆ズワイガニ 8・・・・・・吸水材    9・・・・・・凍結ゲル
化剤10・・・・・・酸素発生剤

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)エビ類、カニ類等の甲殼類を活魚状態で輸送する際
    に、前記甲殻類を水苔等の充填材中に埋設した後、これ
    を甲殻類の生息に適した温度および含水状態に保持し、
    輸送することを特徴とする甲殻類の活魚輸送方法。 2)容器内に多数の小孔を底部に設けた升型の箱を複数
    個段状に積層して配置し、施蓋してなる断熱性輸送用容
    器であつて、この容器内に積層された箱の最上部には氷
    等の冷却剤、中間部には水苔等の充填材中に埋設された
    甲殻類、最下部には水を吸収する吸水剤を収納してなる
    ことを特徴とする甲殻類の活魚輸送用容器。
JP11647088A 1988-05-13 1988-05-13 甲殻類の活魚輸送方法ならびにその容器 Pending JPH01289431A (ja)

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JP11647088A JPH01289431A (ja) 1988-05-13 1988-05-13 甲殻類の活魚輸送方法ならびにその容器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05244861A (ja) * 1991-02-28 1993-09-24 Sugiyama Hiroaki 活甲殻類の保存方法とその装置
WO2002056677A1 (en) * 2001-01-19 2002-07-25 Jindo Corporation Waterless thermoelectric container system for live fish transport
JP2019030230A (ja) * 2017-08-04 2019-02-28 荒関 寛 活ウニの輸送用水槽設備

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WO2002056677A1 (en) * 2001-01-19 2002-07-25 Jindo Corporation Waterless thermoelectric container system for live fish transport
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