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JPH01280550A - 積層ポリエステルフィルム - Google Patents

積層ポリエステルフィルム

Info

Publication number
JPH01280550A
JPH01280550A JP1017052A JP1705289A JPH01280550A JP H01280550 A JPH01280550 A JP H01280550A JP 1017052 A JP1017052 A JP 1017052A JP 1705289 A JP1705289 A JP 1705289A JP H01280550 A JPH01280550 A JP H01280550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
polyester film
film
coating
ultraviolet rays
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1017052A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiro Takeda
武田 直弘
Yuzo Otani
大谷 雄三
Masahiro Kita
北 雅弘
Nariaki Okajima
業明 岡島
Shinichi Kinoshita
信一 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Diafoil Co Ltd
Original Assignee
Diafoil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Diafoil Co Ltd filed Critical Diafoil Co Ltd
Publication of JPH01280550A publication Critical patent/JPH01280550A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/06Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
    • B32B27/08Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material of synthetic resin
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/30Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising vinyl (co)polymers; comprising acrylic (co)polymers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/36Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising polyesters

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、紫外線または電子線を照射させて得られる硬
化層を有する積層ポリエステルフィルムに関し、詳しく
は各層間の接着性の改良された積層体に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕
二軸延伸ポリエステルフィルムは、透明性、寸″法安定
性、機械的特性、耐熱性、電気的特性、ガスバリヤ−性
、耐薬品性などに優れ、包装材料、電気絶縁材料、金属
蒸着材料、製版材料、磁気記録材料、標示材料、転写基
材、窓貼り材料などを始めとして多くの用途で用いられ
る。
従来、これらの用途においては、ポリエステルフィルム
に塗布剤を塗布し、乾燥し、必要に応じて熱硬化を行う
ことにより、塗布層を形成した積層フィルムが供されて
いた。しかしながら、最近は、塗布液の無溶剤化、塗布
層形成の迅速化、フィルムの寸法安定性などを理由とす
る低温処理化などの要求があり、紫外線あるいは電子線
により高分子化、架橋化して硬化する塗布剤の利用が盛
んになってきている。該硬化型塗布剤としては、印刷イ
ンキ、配線基板の絶縁塗料、いわゆるハードコート塗料
などを中心に市販され、利用されており、更に磁性層の
形成法などを始めとして新しい用途が検討されている。
しかしながら、ポリエステルフィルムと紫外線あるいは
電子線硬化型塗布剤との層間の接着性が不良であるとい
う問題点があった。この問題に対しては、従来から二軸
延伸ポリエステルフィルムにいわゆる下引き処理を施し
てから紫外線あるいは電子線硬化層を形成するという方
法がとられていが、各層間の接着性だけではな(、生産
コストの点でも問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、比較的安価に塗布層を有するフィルムが
生産可能な塗布延伸法で得られる特定の塗布層を有する
二軸延伸ポリエステルフィルムの塗布層上に硬化層を有
する積層ポリエステルフィルムが良好な層間接着性を有
することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨は、ポリエステルフィルムの少
なくとも片面にクロル系ポリマーを主成分とする塗布液
を塗布し、次いで延伸して得られる二軸延伸ポリエステ
ルフィルムの塗布層上に紫外線または電子線を照射させ
て得られる硬化層を有することを特徴とする積層ポリエ
ステルフィルムに存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明におけるポリエステルフィルムのポリエステルと
は、その構成単位の80モル%以上がエチレンテレフタ
レートであるポリエチレンテレフタレートあるいはエチ
レンナフタレートであるポリエチレンナフタレートであ
る。
本発明のポリエステルフィルムは、必要に応じて無機粒
子、有機粒子、有機系潤滑剤、帯電防止剤、安定剤、染
料、顔料、有機高分子を組成物として含有してもよい。
ポリエステルフィルムに滑り性を付与するこめには、フ
ィルム組成物として微粒子を含有させるが、使用される
製品の滑り性、透明性などの要求特性に応じて突起形成
剤の種類、大きさ、配合量は適宜、選択される。
また、基体を構成するポリエステルフィルムの配向、結
晶性、機械的特性、寸法安定性などの特性は、本発明の
ポリエステルフィルムが使用される製品の要求特性に応
じて当業者が周知のフィルム製造条件を選択することに
より実現できる。
本発明におけるクロル系ポリマーとは、塩化ビニリデン
、塩化ビニル、クロロプレンの重合体あるいはこれらと
アクリル、スチレン、エチレンなどのような活性な二重
結合を有する化合物との共重合体、これらのクロル糸上
ツマ−をエチレン−酢酸ビニル共重合体のような樹脂に
グラフトした重合体、特殊なポリエチレンやポリプロピ
レンなどとクロルを反応させた塩素化ポリオレフィンな
どがあるがこれらに限定されるものではない、また、本
発明におけるクロル系ポリマーは、水または有機溶媒に
溶解または分散するものが好ましい。
クロル系ポリマー中の塩素元素の含有量としては、好ま
しくは10重量%以上である。クロル系ポリマー中の塩
素元素の含有量が10重量%未満である場合には紫外線
あるいは電子線硬化型塗布層と基体のポリエステルフィ
ルムの接着性が悪い場合がある。
本発明における塗布液には、塗布層の固着性(ブロッキ
ング性)、耐水性、耐溶剤性、機械的強度の改良のため
架橋剤としてメチロール化あるいはアルキロール化した
尿素系、メラミン系、グアナミン系、アクリルアミド系
、ポリアミド系などの化合物、エポキシ化合物、アジリ
ジン化合物、ブロックポリイソシアネート、シランカッ
プリング剤、チタンカップリング剤、ジルコ−アルミネ
ートカップリング剤、熱、過酸化物、光反応性のビニル
化合物や感光性樹脂などを含有していてもよい。また、
固着性や滑り性の改良のため無機系微粒子としてシリカ
、シリカゾル、アルミナ、アルミナゾル、ジルコニウム
ゾル、カオリン、タルク、炭酸カルシウム、酸化チタン
、バリウム塩、カーボンブラック、硫化モルプデン、酸
化アンチモンゾルなどを含有していてもよく、更に必要
に応じて消泡剤、塗布性改良剤、増粘剤、帯電防止剤、
有機系潤滑剤、有機系高分子粒子、酸化防止剤、紫外線
吸収剤、発泡剤、染料、顔料などを含有していてもよい
。また、本発明の塗布液には、本発明におけるクロル系
ポリマー以外のポリマーを塗布液あるいは塗布層の特性
改良のため含有していてもよい。このクロル系以外のポ
リマーとして好ましくは、ポリエステル、ポリウレタン
、重合性のある炭素−炭素不飽和結合を有する化合物と
ポリエステルやポリウレタンとの反応物などがあるがこ
れらに限定されるものではない。
上述した塗布液をポリエステルフィルムに塗布する方法
としては原崎勇次著、槙書店、1979年発行、「コー
ティング方式」に示されるリバースロールコータ−、グ
ラビアコーター、ロッドコーター、エアドクタコーター
あるいはこれら以外の塗布装置を用いてポリエステル未
延伸フィルムに塗布液を塗布し、逐次あるいは同時に二
軸延伸する方法、−軸延伸されたポリエステルフィルム
に塗布し、さらに先の一軸延伸方向と直角の方向に延伸
する方法、またはこれらの塗布層を有する二軸延伸フィ
ルムを再延伸する方法、あるいは二軸延伸ポリエステル
フィルムに塗布し、さらに横および/または縦方向に延
伸する方法などがある。
上述の延伸行程は、好ましくは60〜130℃でおこな
われ、延伸倍率は、面積倍率で少なくとも4倍以上、好
ましくは6〜20倍である。延伸されたフィルムは15
0〜250℃で熱処理される。
更に、熱処理の最高温度ゾーン及び/又は熱処理出口の
クーリングゾーンにて縦方向及び横方向に0.2〜20
%弛緩するのが好ましい。
特に、60〜130℃でロール延伸法により2〜6倍に
延伸された一軸延伸ポリエステルフィルムに塗布液を塗
布し、適当な乾燥を行ない、あるいは乾燥を施さずポリ
エステル−軸延伸フィルムをただちに先の延伸方向とは
直角方向に80〜130℃で2〜6倍に延伸し、150
〜250℃で1〜600秒間熱処理を行なう方法が好ま
しい。
本方法によるならば、延伸と同時に塗布層の乾燥が可能
になると共に塗布層の厚さを延伸倍率に応じて薄くする
ことができ、ポリエステル基材として好適なフィルムを
比較的に安価に製造できる。
本発明における塗布液は、ポリエステルフィルムの片面
だけに塗布してもよいし、両面に塗布してもよい。片面
にのみ塗布した場合、その−反対面には本発明における
塗布液以外の塗布層を必要に応じて形成し、本発明のポ
リエステルフィルムに他の特性を付与することもできる
。なお、塗布剤のフィルムへの塗布性、接着性を改良す
るため、塗布前にフィルムに化学処理や放電処理を施し
てもよい。また、本発明の二軸延伸ポリエステルフィル
ムの塗布層への接着性、塗布性などを改良するため、塗
布層形成後に塗布層に放電処理を施してもよい。
上述のようにして得られる本発明の塗布液を塗布された
ポリエステルフィルムは、ポリエステルフィルムの厚さ
が3〜500μの範囲であることが好ましく、塗布層の
厚さは、0.01μへ・5μの範囲が好ましく、さらに
好ましくは0.02〜1μの範囲である。塗布層の厚さ
がo、oiμ未満では均一な塗布層が得にくいため製品
に塗布むらが生じやすく、5μより厚い場合は、滑り性
が低下してフィルムの取扱いが困難になり好ましくない
本発明における紫外線あるいは電子線を照射し。
て硬化した層とは、例えば総合技術センター昭和57年
10月発行のrUV・EB硬化技術」に示されているよ
うに光重合性上ツマー1光重合性プレポリマー、光開始
剤、光増感剤を主要な成分とし、これに必要に応じて染
顔料、ポリマー、無機化合物、磁性粒子などを配合し、
光重合性化合物自体に溶剤としての働きを持たせたり、
あるいは必要に応じて水あるいは一般の有機溶剤を媒体
としてスクリーン印刷機、オフセント印刷機、グラビア
印刷機などの印刷機やドクターナイフ、ロールコータ−
、エアーカーテン、スプレーコーター、カーテンコータ
ーなどの塗布装置によって印刷や塗布を行ない、必要に
応じて溶媒を除去し、紫外線や電子線照射装置で光重合
性化合物を反応させ、これを高分子化、架橋化して形成
した層である。
この紫外線あるいは電子線で硬化した層は、例えば次の
ような特性を付与する。
■ ラベルや磁気カードなどでは字や図形の印刷による
標示の働き、 ■ 配線基板などでは絶縁層の形成、 ■ 窓貼り、メンブレンスイッチなどでは表面硬化、 ■ 磁気記録では磁性層の形成、 ■ 電子黒板では書写性、 ■ 感熱転写の背面処理では耐熱性と滑り性。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例において説明するが、本発明はそ
の要旨を越えない限り以下の実施例により限定されない
(塗布液の組成) 塗布iA 塩化ビニリデン90モル%、アクリル酸メチル8.5モ
ル%、アクリル酸1.5モル%からなる共重合体(1)
の水分散体とメタクリル酸46.5モル%、ブチルアク
リレート50.5モル%、アクリル酸3.0モル%の割
合で反応させて得られる塩化ビニリデン系ポリマー(共
重合体(I)/反応生成物=90重量%/10重量%)
の水分散体65部(固形分重量部、以下同様)、ジカル
ボン酸成分中、ソジウムスルホイソフタレート成分が7
.5モル%である水分散性ポリエステル20部、アルキ
ロールメラミン10部、無機粒子5部からなる水分散液 塗布液B 塗布液Aで用いた塩化ビニリデン系ポリマー水分散体6
5部、ジカルボン酸成分中、ソジウムスルホイソフタレ
ート成分が8.5モル%である水分散性ポリエステルと
エポキシ基を有するアクリル系化合物との反応生成物2
5部、アルキロールメラミン10部からなる水分散液 塗布液C 塗布液Aで用いた塩化ビニリデン系ポリマー水分散体6
5部、塗布液Bで用いた水分散性ポリエステルとアクリ
ル系化合物との反応生成物20部、高分子量エポキシで
ある大日本インキ化学工業社製デイックファインEN−
002L (商品名)10部、無機粒子5部からなる水
分散液塗布液り 水分散性クロロブレン樹脂である昭和ネオブレン社製ネ
オブレン750 (商品名)80部、ジカルボン酸成分
中、ソジウムスルホイソフタレート成分が8モル%であ
る水分散性ポリエステルとメタクリル酸メチルとの共重
合体(水分散性ポリエステル/メタクリル酸メチル=8
5重量%/15重量%)19.5部、パーフロロアルキ
ルベンゼンスルホン酸リチウム0.5部からなる水分散
液塗布液E 水分散性塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体である電気化
学工業社製デンカテックスに−300L(商品名)70
部、水分散性ポリエステルである大日本インキ化学工業
社製ファインテフクスES−670(商品名)20部、
アルキロールメラミン10部からなる水分散液 塗布液F 塗布液Eにおいて、クロル系ポリマーを水分散性塩化ビ
ニル−アクリル共重合体である日信化学工業社製ビニプ
ラン652−CD(商品名)とする他は塗布液Eと同一
組成の水分散液 塗布液G 塗布液Eにおいて、クロル系ポリマーを水分散性エチレ
ン−塩化ビニル共重合体である住友化学社製スミエリー
ト5E−1210(商品名)とする他は塗布液Eと同一
組成の水分散液 塗布液H 塗布液Eにおいて、クロル系ポリマーを水分散性塩化ビ
ニル−エチレン−酢酸ビニル共重合体である住友化学社
製スミカフレックス3820 (商品名)とする他は塗
布液Eと同一組成の水分散液塗布液■ 塗布液Eにおいて、クロル系ポリマーを水分散性塩化ビ
ニル重合体である日本ゼオン社製ゼオン150X15 
(商品名)とする他は塗布液Eと同一組成の水分散液 塗布液J 水分散性塩化ビニル−エチレン−酢酸ビニル共重体であ
る住友化学社製スミカフレックス8860(商品名)7
0部、水分散性ポリウし・タンである大日本インキ化学
工業社製ハイトランAP−40(商品名)20部、アル
キロールメラミン10部からなる水分散液 実施例1 固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレートを28
0℃〜300’cで溶融押出しし、静電密着法を併用し
ながら冷却ドラム上にキャストし、厚さ1360μの無
定形シートを得た。該シートを90°Cでロール延伸法
で3.2倍延伸後、得られたフィルムの両面に、塗布液
Aを塗布し、さらに横方向に110°Cで3.3倍延伸
し、210°Cで熱処理を施し、塗布層の厚さ0.12
μ、基体のフィルムの厚さ125μの二軸延伸ポリエス
テルフィルムを得た。
得られたポリエステルフィルムを裁断して積み重ね13
0°Cのオーブン中で寸法安定化処理を施したのち、ス
クリーン印刷機で銀ペーストからなる導電インキで配線
回路を片面に形成後、その上に日本アチソン社製の紫外
線硬化型絶縁型材のML25089 (商品名)50部
、450SS(商品名)50部からなる塗布剤をスクリ
ーン印刷機で全面に塗布し、ライン速度2 m/mm、
  120 W/cmの紫外線照射条件で処理し、絶縁
層の厚さ90μの積層ポリエステルフィルムを作成した
該積層ポリエステルフィルムの配線回路に10■の直流
電圧を負荷させた状態で60°C190%RHの雰囲気
下、500時間後の状態を観察したところ、積層体の絶
縁層と基体の剥離はなく、回路の電気抵抗の悪化もなく
、いわゆるシルバーマイグレーションもなかった。
比較例1 実施例1において塗布液Aを塗布しない他は実施例1と
同様にして得た積層ポリエステルフィルムを比較例1と
した。得られたフィルムの60°C190%RHでの実
施例1と同様の試験においては、すでに200時間で絶
縁層と基体の剥離が部分的に見うれ、シルバーマイグレ
ーションも生じていた。
実施例2 酸化チタンを14重量%含有するポリエチレンテレフタ
レートを280°C〜300°Cで溶融押出しし、静電
密着法を併用しながら冷却ドラムにキャストし、210
0μの無定形シートを得た。これを90°Cで縦方向に
2.9倍延伸し、得られたフィルムの両面に塗布液Bを
塗布後、さらに110°Cで2.9倍延伸し、215°
Cで熱処理を施し、塗布層の厚さ0.15μ、基体のフ
ィルムの厚さ250μ二軸延伸ポリエステルフイルムを
得た。得られたポリエステルフィルムの片面に熱硬化型
の磁性塗材を片面に塗布後、配向し、さらにエージング
処理を施した。このフィルムの磁性層のない面に東洋イ
ンキ製造社製の紫外線硬化型オフセット用インキである
FD  O蓋C(商品名)をオフセット印刷機でべた印
刷を施した後ライン速度10m/mm、160 W/c
mの紫外線照射条件で硬化処理を行ない、印刷層の厚さ
5μの積層ポリエステルフィルムを得た。
該積層フィルムの紫外線硬化インキと基体のポリエステ
ルフィルムとの接着性は、セロハンテープによる剥離試
験、ヘイトン引掻試験機(商品名)、つめによる引掻試
験でも剥離はなく良好であり、磁気カード用として有用
であった。
比較例2 塗布液Bを塗布しない以外は実施例2と同様にして得た
積層ポリエステルフィルムのインキ層と基体フィルムと
の接着性は、セロハンテープによる剥離試験で基材フィ
ルムからインキが全面で剥離し不良であった。
実施例3 実施例2と同様にして塗布液Bによる塗布層の厚さ0.
11μ、基体のフィルムの厚さ188μの二軸延伸ポリ
エステルフィルムを得た。
得られたフィルムの片面にストライブコーターによって
磁性層および感熱層を形成し、その余白および反対面に
実施例2と同様にして印刷を施し、積層ポリエステルフ
ィルムを得た。
得られた積層フィルムの紫外線硬化型インキ層と基体の
ポリエステルフィルムとの接着性は、良好であった。
すなわち、本積層ポリエステルフィルムは、磁気カード
として有用であった。
実施例4 固有粘度0.63、酸化チタンを添加粒子として含有す
るポリエチレンテレフタレートを280°C〜300°
Cで溶融押出しし、静電密着法を併用しながら冷却ドラ
ム上にキャストし、厚さ820μの無定形シートを得た
。このシートを95°Cで縦方向に3.3倍延伸し、得
られた縦延伸フィルムの両面に塗布液Cを塗布し、これ
を110°Cで横方向に3.3倍延伸し、210°Cで
熱処理して塗布層の厚さ0105μ、基体のフィルムの
厚さ75μの二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
得られたフィルムの両面にγ−Fe、o、70゜0g1
イソホロンジイソシアネート、カプロラクトンポリオー
ル、2−ヒドロキシエチルアクリレートとからなるウレ
タンアクリレート8.4g、テトラエチレングリコール
ジアクリレート2.8g、ポリウレタン5.6g、塩ビ
ー酢ビ共重合体3.0g、レシチン0.8 g、カーボ
ン2.0g、メチルエチルケトン190gの割合からな
り分散処理後、ろ過処理を施した磁性塗料をグラビアコ
ーターで塗布し、スムーザ−処理を施し、溶剤のメチル
エチルケトンを乾燥しながら磁場配向を施し、これにエ
ナジーサイエンス社のエレクトロカーテンEC−1(商
品名)によって10Mrad電子線を照射して厚さ5μ
の磁性層を形成した。
この磁性層を形成した積層体の磁性層と基体のポリエス
テルフィルムとの接着性は、硬貨による引掻試験では磁
性層が凝集破壊し、界面からの剥離はなく良好であった
本積層体を磁気ディスクとして評価したところ、磁気ヘ
ッドの荷重にさらに100gの荷重を付与してディスク
ドライブ装置での磁性層の剥離の有無を観察する耐久性
試験では100分以上の耐久性があり、磁性層と基体の
フィルムの接着性は良好であった。
比較例3 塗布液Cを塗布しない他は実施例4と同様にして磁性層
を形成した積層ポリエステルフィルムの磁性層と基体フ
ィルムの接着性は、硬貨による引掻試験では界面で剥離
して弱く、磁気ディスクドライブによる耐久性試験でも
10分以下の耐久性であり不良であった。
実施例5 実施例1で得られた塗布液Aによる塗布層を有する二軸
延伸ポリエステルフィルムの片面に天日本インキ化学工
業社製の“耐擦傷塗料用紫外線硬化型樹脂”′でウレタ
ンアクリレート系のユニデイック17−806(商品名
)をバーコーターで塗布し、80°Cで2分間乾燥し、
ライン速度5m/nun、100 W/cmの紫外線照
射条件で処理し、硬化層の厚さ5μの積層ポリエステル
フィルムを得た。
得られた積層体の硬化層と基体フィルムの接着性は、セ
ロハンテープによる剥離試験では剥離はなく良好であっ
た。また、硬化層は、鉛筆硬度は7Hであり、#000
0(品番)スチームウールでの摩擦でも傷がつきにくい
ものであった。すなわち、本実施例の積層フィルムは表
面硬化フィルムとして有用である。
比較例4 実施例5において塗布液Aによる塗布層を設けない以外
は実施例5と同様にして得られた積層ポリエステルフィ
ルムは、セロハンテープによる剥離試験で硬化層と基体
フィルムの間で剥離が生じ、表面硬化フィルムとしては
不良であった。
実施例6 固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレートを28
0°C〜300°Cで溶融押出しし、静電密着法を併用
しながら冷却ドラムにキャストし、厚さ610μの無定
形シートを得た、このシートを95°Cで縦方向に3.
5倍延伸し、得られたフィルムの片面に塗布液りを塗布
し、さらに108°Cで横方向に3.5倍延伸し、21
0°Cで熱処理を施し、塗布層の厚さ0.12μ、基体
のフィルムの厚さ50μのフィルムニ軸延伸ポリエステ
ルフィルムを得た。
得られたフィルムの塗布層上に東洋インキ製造社製の紫
外線硬化型シルクスクリーン用インキであるFD  3
3 21−611白(商品名)、FD  SS  21
−152紅(商品名)、FDSS  21−391藍(
商品名)、FD  5S21−911墨(商品名)を各
々シルク印刷機でいわゆるべた印刷を施し、ライン速度
5μ/mm、120 W/cmの紫外線照射条件で厚さ
10μのインク店を形成し、積層ポリエステルフィルム
を得た。
得られた積層ポリエステルフィルムのインキ層と基体フ
ィルムとの接着性は、セロハンテープによるff1l離
試験では、剥離もなく良好であり、ラベル等の標示用途
に有用であった。
比較例5 実施例6で得られる二軸延伸ポリエステルフィルムの塗
布層のない面に、実施例6と同様にして印刷層を形成し
たものの、インキ層と基体フィルムの接着性は、セロテ
ープによる剥離試験では、基体フィルムからインキ層が
全面的に剥離し不良であった。
すなわち、本発明の積層ポリエステルフィルムは、紫外
線硬化型インキ層と基体フィルムとの接着性が良く、ラ
ベルなどの標示品として有用であったO 実施例7 実施例1において、塗布液Aの代わりに塗布液Eを塗布
する他は実施例1と同様にして積層ポリエステルフィル
ムを得た。得られたフィルムは配線基板用として有用で
あった。
実施例8 実施例6において塗布液りの代わりに塗布液(F)〜(
J)を各々塗布する他は実施例6と同様にして印刷イン
キ層を有する積層ポリエステルフィルムを得た。得られ
た積層フィルムの印刷層と基体フィルムとの接着性はい
ずれにおいても良好であり、標示用として有用であった
〔発明の効果〕
本発明の積層ポリエステルフィルムは、各層間の接着性
が良好であり、包装材料、電絶材料、金属蒸着材料、製
版材料、磁気記録材料、標示材料、転写基板、窓貼り材
料等各種用途に供することができ、その産業的価値は高
い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステルフィルムの少なくとも片面にクロル
    系ポリマーを主成分とする塗布液を塗布し、次いで延伸
    して得られる二軸延伸ポリエステルフィルムの塗布層上
    に紫外線または電子線を照射させて得られる硬化層を有
    することを特徴とする積層ポリエステルフィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61263975A (ja) * 1985-05-10 1986-11-21 Taiho Yakuhin Kogyo Kk 1,3−ジチオ−ル化合物

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61263975A (ja) * 1985-05-10 1986-11-21 Taiho Yakuhin Kogyo Kk 1,3−ジチオ−ル化合物

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