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JPH01278323A - 無臭包材および無菌無臭包材の製造方法 - Google Patents

無臭包材および無菌無臭包材の製造方法

Info

Publication number
JPH01278323A
JPH01278323A JP63108879A JP10887988A JPH01278323A JP H01278323 A JPH01278323 A JP H01278323A JP 63108879 A JP63108879 A JP 63108879A JP 10887988 A JP10887988 A JP 10887988A JP H01278323 A JPH01278323 A JP H01278323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging material
resin
odorless
odor
zeolite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63108879A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Omote
清隆 表
Norio Nakazawa
則夫 中沢
Yoshiaki Take
喜昭 武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP63108879A priority Critical patent/JPH01278323A/ja
Publication of JPH01278323A publication Critical patent/JPH01278323A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、食品等を包装するための包装材料の製造方法
に関し、特に、無臭の包装材料の製造方法に関する。
〈従来の技術〉 従来、食品包装用の包装材料として、熱可塑性樹脂から
なるフィルムが多く用いられている。このフィルムは、
通常、加熱溶融して押出し製膜により製造されている。
また、特に微生物の存在が好ましくないものを包装する
ための、無菌包材を得るための方法として、γ線照射に
よる滅菌技術がよく用いられている。
一方、包装された食品等から発生する臭気や、雰囲気の
臭気を吸収・吸着するための材料として、異臭成分吸着
能を有する、活性炭やゼオライト等の多孔質物質を添加
した、熱可塑性樹脂からなる材料が知られている。
〈発明が解決しようとする課題〉 前述した加熱押出し製膜により得られる包装材料は、樹
脂の種類によっては熱分解されて異臭を発する場合があ
る。特に樹脂がポリオレフィン系、中でもポリエチレン
の場合においては、異臭の発生が著しく、この包装材料
は、風味を重要視する食品等には用いることができなか
った。
また、熱可望性樹脂層を含む積層体を、無菌化するため
に、γ線照射を施した場合には、やはり樹脂の種類によ
り、著しい異臭を発する場合があり、γ線照射による無
菌化手段も限られた樹脂にしか適要できなかった。
さらに、前述した異臭成分吸着多孔質物質を混合した材
料であっても、上述のような異臭を発し易い樹脂を用い
、上述した方法により製造された包装材料乃至無菌包材
は、依然として異臭の発生が認められる。
本発明は、上記問題点に鑑み、臭気を発し易い樹脂を用
いても、得られる包装材料は臭気を発しない、無臭包材
乃至無菌無臭包材の製造方法を提供するものである。
く課題を解決するための手段〉 すなわち本発明は、加熱溶融により分解して臭気を発す
る樹脂に、ゼオライトのイオン交換可能な金属の一部を
、銀、銅、亜鉛から選ばれる少な(とも一種の金属で置
換して得られる置換ゼオライトを混合し、加熱溶融後押
出し製膜することを特徴とする、無臭包材の製造方法で
ある。
また、γ線照射により分解して臭気を発する樹脂からな
る樹脂層と、シーラント層とが設けられた積層材料の、
少なくとも前記シーラント層に、ゼオライトのイオン交
換可能な金属の一部を、銀、銅、亜鉛から選ばれる少な
くとも一種の金属で置換して得られる置換ゼオライトを
混合し、γ線照射することを特徴とるす、無菌無臭包材
の製造方法である。
〈作用〉 本発明で用いる置換ゼオライトは、接触する酸素を活性
化して、この活性酸素が、熱分解あるいはγ線照射によ
り樹脂から生じた異臭成分を分解し、得られる包材を無
臭化する。
〈実施例〉 本発明で用いる置換ゼオライトは、ゼオライトのイオン
交換可能な金属の一部、実質的には全部を、銀、銅、亜
鉛から選ばれる少なくとも一種の金属で置換して得られ
るものであり、特開昭60−100504号公報、特開
昭60−181002号公報等に示されるものが使用可
能である。
上記置換ゼオライトを用いた本発明の無臭包材の製造方
法は、熱分解により異臭を発する樹脂に、前記置換ゼオ
ライトを1〜10重量%程度混合し、加熱溶融後押出し
て製膜するものである。
使用される樹脂は、加熱により異臭を発生し易い樹脂で
あるが、ポリオレフィン系樹脂、特にポリエチレン系樹
脂の場合に本発明の効果は著しい。
上述した置換ゼオライト混合樹脂の製膜は、他の樹脂と
の共押出しによるものでもよく、あるいは他の基材上へ
の押出しラミネーションであってもよいが、いずれにし
ても前記置換ゼオライトが最外面に露出する状態に設け
る必要がある。
また、前記置換ゼオライトを用いた本発明の無菌無臭包
材の製造方法は、γ線照射により分解して異臭を発生し
易い樹脂からなる樹脂層と、シーラント層とが設けられ
た積層材料の、前記シーラント層に置換ゼオライトを予
め混合しておき、γ線照射するものである。
樹脂層の樹脂としては、γ線照射により異臭を発する樹
脂であり、具体的にはポリオレフィン系樹脂、ポリスチ
レン、ポリエステル系樹脂等である。
また、シーラント層の樹脂は、得られた包装材料同士、
または他の材料へのシールを可能とするものであり、ポ
リオレフィン系樹脂が一般的である。
前記した樹脂層と上記シーラント層は、同一の層である
場合もあり得る。すなわち、シーラント層がγ線照射に
より異臭を発する場合、シーラント層は樹脂層でもある
〈試験例〉 線状低密度ポリエチレン(L−LDPE)樹脂に、銀系
置換ゼオライトを3.0重量%混合し、加熱溶融して厚
さ50μmに押出し製膜して、本発明による無臭包材を
得た。この無臭包材を、二液硬化型ウレタン系接着剤を
介して、塩化ビニリデンコートポリアミドフィルム(K
ONy、東洋紡N8100AE、 115)と積層して
、試験例1を得た。比較例1として、試験例1の置換ゼ
オライトを含まないものを作成した。
また、比較例2として、試験例1の置換ゼオライトの代
わりに、異臭成分吸着能を有する合成ゼオライト(東洋
曹達、ゼオラムA−5)を用いたものを作成した。
上記積層材料を袋状に形成し、市販ミネラルウォーター
を充填、密封し、40℃の恒温にて1週間保存し、ミネ
ラルウォーターの臭気を官能試験した。結果を表1に示
す。
表1 次に、上記積層材料に、所定量のT線を照射して、本発
明による無菌無臭包材(試験例2)および比較例3、比
較例4を得た。
上記積層材料を、前述同様にミネラルウォーターを充填
し、同様の評価を行なった。結果を表2に示す。
表2 〈発明の効果〉 以上述べたように、本発明によれば、加熱により異臭を
発生し易い樹脂を用いても、発生した臭気が置換ゼオラ
イトの作用により分解されるので、結果として無臭の包
材が得られる。
また、T線照射により異臭を発生し易い樹脂を用いても
、上述と同様に無臭化され、結果として無臭の無菌包材
が得られる。
特  許  出  願  人 凸版印刷株式会社 代表者 鈴木和夫

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱溶融により分解して臭気を発する樹脂に、ゼ
    オライトのイオン交換可能な金属の一部を、銀、銅、亜
    鉛から選ばれる少なくとも一種の金属で置換して得られ
    る置換ゼオライトを混合し、加熱溶融後押出し製膜する
    ことを特徴とする、無臭包材の製造方法。
  2. (2)γ線照射により分解して臭気を発する樹脂からな
    る樹脂層と、シーラント層とが設けられた積層材料の、
    少なくとも前記シーラント層に、ゼオライトのイオン交
    換可能な金属の一部を、銀、銅、亜鉛から選ばれる少な
    くとも一種の金属で置換して得られる置換ゼオライトを
    混合し、γ線照射することを特徴とする、無菌無臭包材
    の製造方法。
JP63108879A 1988-04-30 1988-04-30 無臭包材および無菌無臭包材の製造方法 Pending JPH01278323A (ja)

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JP63108879A JPH01278323A (ja) 1988-04-30 1988-04-30 無臭包材および無菌無臭包材の製造方法

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JP63108879A JPH01278323A (ja) 1988-04-30 1988-04-30 無臭包材および無菌無臭包材の製造方法

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JPH01278323A true JPH01278323A (ja) 1989-11-08

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ID=14495902

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JP63108879A Pending JPH01278323A (ja) 1988-04-30 1988-04-30 無臭包材および無菌無臭包材の製造方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05507759A (ja) * 1991-01-22 1993-11-04 ボレアリス、ホールディング、アクティーゼルスカブ プラスチック材料中の臭気/味覚発生物質を除去するための方法
JP2010059295A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Tokyo Printing Ink Mfg Co Ltd 放射線滅菌用樹脂組成物および成形品
JP2018103386A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 大日本印刷株式会社 臭気吸着性能を有する積層体およびそれを用いた包装袋

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63317538A (ja) * 1987-06-19 1988-12-26 Chugoku Pearl Hanbai Kk 無菌樹脂系発泡体及びその製造方法

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