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JPH01259088A - 炭化水素の水蒸気改質方法 - Google Patents

炭化水素の水蒸気改質方法

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Publication number
JPH01259088A
JPH01259088A JP63318818A JP31881888A JPH01259088A JP H01259088 A JPH01259088 A JP H01259088A JP 63318818 A JP63318818 A JP 63318818A JP 31881888 A JP31881888 A JP 31881888A JP H01259088 A JPH01259088 A JP H01259088A
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JP
Japan
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catalyst
steam reforming
sulfur
desulfurization
naphtha
Prior art date
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Application number
JP63318818A
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English (en)
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JP2683531B2 (ja
Inventor
Osamu Okada
治 岡田
Susumu Takami
晋 高見
Tamotsu Kotani
保 小谷
Michitsugu Mori
理嗣 森
Hiroki Fujita
弘樹 藤田
Naoko Fukumura
福村 尚子
Masamichi Ipponmatsu
正道 一本松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高度に脱硫した炭化水素の水蒸気改質方法に
関する。
従来技術とその問題点 従来炭化水素を水蒸気改質するに先立ち行われている代
表的な脱硫方法は、Ni−Mo系またはCo−Mo系触
媒の存在下に炭化水素中の有機硫黄を水添分解した後、
生成するH2SをZnOに吸着させて、除去する方法で
ある。
しかしながら、この様な従来方法には、多くの問題点が
ある。すなわち、水添脱硫工程において、炭化水素中に
一定量以上の有機硫黄、特にチオフエンなどの難分解性
の有機硫黄が含まれている場合には、未分解のものがス
リップして、ZnOに吸着されることなく、素通りする
。また、吸着脱硫に際しては、例えば、 Z n O+ H2S : Z n S + H20Z
nO+CO8:  ZnS+CO2 で示される平衡のため、H2S、CO8などの量も一定
値以下とはならない。特に、H2O及びCO2が存在す
る場合には、この傾向は、著しい。
さらに、装置のスタートアップ、シャットダウンなどに
際して脱硫系が不安定である場合には、水添脱硫装置及
び吸着脱硫触媒から硫黄が飛散して、精製物中の硫黄濃
度が増大することもある。したがって、現在の水蒸気改
質プロセスにおける脱硫工程は、精製後の炭化水素中の
硫黄濃度が数ppm乃至0.lppmとなる様なレベル
で管理せざるを得ない。
上記のようにして脱硫された炭化水素は、次いで、Ru
系、Ni系などの触媒の存在下に水蒸気改質に供される
。しかるに、マカーティら(McCarty at a
l  ; J、Chem、Phys、 vol 72.
No、12゜6332.1980: J、Chem、P
hys、 vol 74.No、lO,5877,19
81)の研究が明らかにしている様に、Ni及びRuの
硫黄吸着力は、強力であるので、炭化水素中の硫黄含有
回が極微全てあっても、触媒表面の大部分は、硫黄によ
り覆われる。具体的には、−般の水蒸気改質プロセスの
入口条件(450℃近傍)において、現在の最善のレベ
ルである硫黄含有ff10.lppm程度の状態では、
NiまたはRU触媒の表面の約90%が、硫黄により、
短時間内に覆われてしまう。このことは、現行の炭化水
素の脱硫レベルでは、水蒸気改質工程における触媒の硫
黄被毒を防止することが出来ないことを意味している。
この様な問題点を考慮して、特開昭62−17003号
公報には、0.5ppm以下に脱硫した炭化水素を使用
する水蒸気改質方法が提案されている。しかしながら、
ここに記載されている方法では、炭化水素の脱硫度が不
十分で、水蒸気改質触媒の被毒を十分に防止することが
出来ず、また後述するように水蒸気使用量の低減も実現
されない。
問題点を解決する為の手段 本発明者は、上記の如き技術の現状に鑑みて鋭意研究を
重ねた結果、水蒸気改質に供される炭化水素中の硫黄含
有足を5ppb以下、より好ましくは1ppb以下、更
に好ましくはO,1ppb以下という低いレベルとする
場合には、水蒸気改質触媒の硫黄被毒を実質的に防止し
得るのみならず、触媒への炭素の析出をも防止し得るこ
とを見出した。
すなわち、本発明は、炭化水素を高次脱硫剤により硫黄
含有ff15 ppb以下に脱硫した後、水蒸気改質を
行うことを特徴とする炭化水素の水蒸気改質方法に係る
従来から、硫黄被毒が、水蒸気改質用触媒の主な劣化要
因であることは、良く知られている。しかるに、水蒸気
改質に供される炭化水素中の硫黄含量を5ppb以下、
より好ましくは1ppb以下、さらに好ましくはO,1
ppb以下とすることにより、硫黄被毒のみならず、炭
素の析出までもが防止されるということは、従来まった
く予期し得なかった新しい知見である。したがって、本
発明方法によれば、炭化水素の水蒸気改質において、触
媒への炭素析出による活性劣化、反応器閉塞等が制約と
なって採用出来なかった低水蒸気比運転や低水素比運転
及び灯軽油留分等の重質な炭化水素原料を使用する運転
が可能となる。この結果、水蒸気改質プロセスの経済性
は、大巾に改善される。
以下図面に示すフローチャートを参照しつつ、本発明を
さらに詳細に説明する。
第1図は、全硫黄化合物含有量が10ppm以下(硫黄
として:以下向じ)である炭化水素を原料とする本発明
方法の一実施態様を示す。この場合には、原料は、硫黄
含有量を5ppb以下、より好ましくは1ppb以下更
に好ましくは0.1ppb以下にまで減少させる為の脱
硫工程に供される(以下これを高次脱硫という)。この
様な高次脱硫を行う手段としては、炭化水素中の硫黄含
有量を5ppb以下、好ましくは1ppb以下、より好
ましくは0.1ppb以下とすることができる限り、特
に限定されるものではなく、例えば、銅系脱硫剤、銀糸
脱硫剤、ルテニウム系脱硫剤、ニッケル系脱硫剤、活性
炭などに吸着させる方法を採用することができる。より
好ましくは、特願昭62−279867号及び特願昭6
2−279868号に開示された銅−亜鉛系および銅−
亜鉛−アルミニウム系脱硫剤を使用する脱硫方法が挙げ
られる。この様な脱硫剤は、下記に示す様な方法により
、調製される。
(1)銅−亜鉛系脱硫剤 銅化合物(例えば、硝酸銅、酢酸銅等)及び亜鉛化合物
(例えば、硝酸亜鉛、酢酸亜鉛等)を含む水溶液とアル
カリ物質(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)
の水溶液を使用して、常法による共沈法により沈澱を生
じさせる。生成した沈澱を乾燥し、300℃程度で焼成
して、酸化銅−酸化亜鉛混合物(原子比で通常鋼−亜鉛
=1:約03〜10、好ましくは1:約0.5〜3、よ
り好ましくは1:約1〜2.3)を得た後、水素含有量
6容量%以下、より好ましくは0.5〜4容量%程度と
なる様に不活性ガス(例えば、窒素ガス等)により希釈
された水素ガスの存在下に150〜300℃程度で上記
混合物を還元処理する。この様にして得られる銅−亜鉛
系脱硫剤には、他の担体成分としである種の金属酸化物
、例えば、酸化クロムなどを含有させても良い。
(2)銅−亜鉛−アルミニウム系脱硫剤銅化合物(例え
ば、硝酸銅、酢酸銅等)、亜鉛化合物(例えば、硝酸亜
鉛、酢酸亜鉛等)及びアルミニウム化合物(例えば、硝
酸アルミニウム、アルミン酸ナトリウム等)を含む水溶
液とアルカリ物質(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム等)の水溶液を使用して、常法による共沈法により
、沈澱を生じさせる。生成した沈澱を乾燥し、約300
℃で焼成して、酸化銅−酸化亜鉛−酸化アルミニウム混
合物(原子比で通常鋼:亜鉛ニアルミニウム=1:約0
.3〜10:約0.05〜2、より好ましくは1:約0
.6〜3:約0.3〜1)を得た後、水素含有量6容量
%以下、より好ましくは0.5〜4容量%程度となる様
に不活性ガスにより希釈された水素ガスの存在下に15
0〜300℃程度で上記混合物を還元処理する。この様
にして得られる銅−亜鉛−アルミニウム系脱硫剤には、
他の担体成分としである種の金属酸化物、例えば、酸化
クロムなどを含有させても良い。
上記(1)及び(2)の方法で得られる銅系脱硫剤は、
大きな表面積を有する微粒子状の銅が、酸化亜鉛(及び
酸化アルミニウム)中に均一に分散しているとともに、
酸化亜鉛(及び酸化アルミニウム)との化学的な相互作
用により高活性状態になっている。従って、これらの脱
硫剤を使用する場合には、炭化水素中の硫黄含有量を確
実に5ppb以下、適切な条件を選択すれば1ppb以
下、さらに最適条件下には容易にO,1ppb以下とす
ることができ、またチオフェン等の難分解性の硫黄化合
物をも確実に除去することができる。
特に、銅−亜鉛−アルミニウム系脱硫剤にあっては、酸
化アルミニウムの作用により、耐熱性に優れ、高温での
強度低下及び硫黄吸着力の低下を著るしく減少させるこ
とができるという利点が得られる。
上記の銅系脱硫剤を用いる高次脱硫は、通常温度200
〜400℃程度、圧力1〜50kg/cTl・G程度、
GH8V100O〜5000程度の条件下に行なわれる
第2図は、全硫黄化合物含有量が10ppm以上である
が、難分解性の有機硫黄化合物含有量が10ppm未満
である炭化水素を原料とする本発明方法の一実施態様を
示す。この場合には、まず、原料炭化水素を例えばZn
O系脱硫剤を使用する常法による一次吸着脱硫に供する
。この際の条件は、特に限定されるものではないが、後
続の高次脱硫工程での硫黄化合物吸着効果を最大限に発
揮させるために、炭化水素中の硫黄含有量を1〜0、l
ppm程度に低下させておくことが望ましい。従って、
−次吸着脱硫においては、ZnO系脱硫剤の存在下温度
250℃〜400℃程度、圧力10kg/cシ・G程度
、GH8V100O程度の条件を採用することが好まし
いが、その他の条件を採用することも、当然可能である
。次いで、−次吸着脱硫を終えた炭化水素を上記と同様
の高次脱硫工程に送り、硫黄含有量を5ppb以下、好
ましくは1ppb以下、より好ましくは0.1ppb以
下とした後、常法による水蒸気改質を行う。
第3図は、難分解性の有機硫黄化合物を主とする全硫黄
化合物の含有量が10ppm以上である炭化水素を原料
とする本発明方法の一実施態様を示す。この場合には、
まず、原料炭化水素は、常法に従って、例えば、Ni−
Mo系、Co−M。
系等の触媒の存在下温度350〜400℃程度、圧力1
0kg/cJ e G程度、GH3V3000程度の条
件下に水添脱硫される。次に、第2図に関連して述べた
と同様の一次吸着脱硫を行った後、高次脱硫を行い、炭
化水素中の硫黄含有量を5ppb以下、好ましくは1p
pb以下、より好ましくはO,1ppb以下とする。こ
の際、吸着脱硫処理された炭化水素は高温となっている
ので、耐熱性に優れた銅−亜鉛−アルミニウム系脱硫剤
を使用して、高次脱硫を行うことが好ましい。高次脱硫
された炭化水素は、常法による水蒸気改質に供される。
本発明において原料として使用する炭化水素としては、
天然ガス、エタン、プロパン、ブタン、LPG (液化
石油ガス)、ライトナフサ、ヘビーナフサ、軽灯油、コ
ークス炉ガス、各種の都市ガス等が例示される。
発明の効果 本発明によれば、水蒸気改質触媒の硫黄被毒及び該触媒
に対する炭素の析出が極めて効果的に防止されるので、
触媒寿命が大巾に延長される。また、必要水蒸気量を減
少させることができる。即ち、従来の水蒸気改質方法で
は、長時間の運転を行うためには、S/C(炭化水素中
の炭素1モル当りの水蒸気のモル数)を3.5以上とす
る必要があったが、本発明方法によれば、S/Cが0.
7〜3.5でも、長時間安定に運転することができる。
実施例 以下参考例、実施例及び比較例を示し、本発明の特徴と
するところをより一層明らかにする。
参考例 現在の測定技術では、炭化水素の様な可燃性物質中に含
まれるppbオーダーの硫黄を直接的に測定することは
、困難である。従って、本明細書において、炭化水素中
のppbオーダーの硫黄含有量の測定は、下記の方法に
基いて計算した値である。
常法により予備精製されたコークス炉ガスを特願昭62
−279868号に開示された銅−亜鉛−アルミニウム
系脱硫剤を用いて高次脱硫した。
得られた高次脱硫コークス炉ガスを500ONi/hr
にて、2 w t 1%Ru/A Q 203触媒3.
5t(かさ密度0.8kg/R)を充填した改質反応器
(内径160cmφ)に導入し、入口温度300℃で1
6000時間改質反応を行なった。
使用した触媒の飽和被毒量は、 約0.002g−8/g−触媒である。
ルテニウムは極めて硫黄吸着能力が高く、気相に伜かな
濃度の硫黄が存在すると直ちに吸着する。
従って、硫黄は触媒層の表面の極く薄い層(表層から1
0cmまでの深さ)に吸着されているものと考えられる
そこで、上記の反応の終了後、触媒層の表面から10c
mまでの周部について螢光X線分析法により硫黄を分析
した。その結果、螢光X線分析法による硫黄の検出限界
(0,00005g−8/g−触媒)以下であった。従
って、高次脱硫した原料ガス中に含まれる硫黄含有合は
、下記式により算出され、O,1ppb以下であること
が判明した。
コークス炉ガス以外のLPG、ナフサなどを使用する場
合についても、同様の手法に従って硫黄含有mの計算を
行なった。
実施例1 硫黄含有m 100 p p mのナフサを、常法にし
たがって、まずNi−Mo系水添脱硫触媒の存在下に温
度380℃、圧力10kg/cJ * cy。
LH8V2、水素/ナフサ−0,1(モル比)の条件下
に水添分解した後、ZnO系吸着脱硫剤に接触させて、
−次吸着脱硫した。得られた一次吸着脱硫ナフサ中の硫
黄濃度は、約2ppmであった。
一方、硝酸銅、硝酸亜鉛及び硝酸アルミニウムを溶解す
る混合水溶液にアルカリ物質として炭酸ナトリウムを加
え、生じた沈澱を洗浄及び濾過した後、高さ1/8イン
チX直径1/8インチの大きさに打錠成形し、約400
℃で焼成した。次いで、該焼成体(酸化銅45%、酸化
亜鉛45%、酸化アルミニウム10%)100ccを充
填した脱硫装置に水素2%を含む窒素ガスを流通させ、
温度的200℃で還元した後、上記で得た一次吸着脱硫
ナフサ400 Q / h rを通じ、温度350°C
1圧力8kg/cJ−Gの条件下に高次脱硫した。
得られた高次脱硫ナフサ中の硫黄濃度は、7000時間
の運転にわたり、平均0.1ppb以下であった。
次いで、得られた高次脱硫ナフサを原料とし、流通式疑
似断熱型の反応器(直径20mm)を使用して、ルテニ
ウム触媒(γ−アルミナ担体にルテニウム2重量%を担
持)の存在下に第1表に示す条件で低温水蒸気改質を行
ない、メタンを製造した。
第1表 反応温度(入口)    490°C(断熱)反応圧力
        8 kg / cシ・Gナフサ流量 
      160 c c / h r触媒量   
      100cc S/C1,7 H2/ナフサ      0.1(モル比)第4図に結
果を示す。第4図において、曲線A−1は、反応開始直
後の反応器内触媒層の温度プロフィールを示し、曲線A
−2は、反応開始400時間後の反応器内触媒層の温度
プロフィールを示す。
本発明方法によれば、400時間経過後にも、改質触媒
が十分に高い活性を維持し続けているので、反応開始直
後と同様に、触媒層の入口で吸熱反応であるナフサの分
解が起きて温度が下がり、引き続いて起こる発熱反応で
あるメタン化反応、CO変性反応等により、温度が上昇
している。
この様な改質触媒の高活性状態は、400時間経過後の
触媒上の各位置における炭素析出量(反□  応益入口
においてのみ0.4重世%以下)及び硫黄析出量(反応
器入口においても螢光X線分析の検出限界以下)によっ
ても裏付けられている。従って、本発明によれば、炭素
析出防止の為の大量の水素又は水蒸気を必要とせず、改
質触媒の消耗曾が大巾に低下し、必要触媒口も減少して
反応器の小形化が可能となる。
比較例1 硫黄含有ffi 100 p p mのナフサを、常法
にしたがって、まずNi−Mo系水添脱硫触媒の存在下
に温度380℃、圧力10kg/cシ・G、LH8V 
 2、水素/ナフサ=0. 1 (モル比)の条件下に
水添分解した後、ZnO系吸着脱硫剤に接触させて、−
次吸着脱硫した。得られた一次脱硫ナフサ中の硫黄濃度
は、約2ppmであった。
かくして得た一次脱硫ナフサを実施例1と同様にして、
水蒸気改質に供した。
結果は、第5図に示す通りである。第5図において、曲
線B−1は、反応開始直後の反応器内触媒層の温度プロ
フィールを示し、曲線B−2は、反応開始200時間後
の反応器内触媒層の温度プロフィールを示す。
曲線B−1から明らかな様に、反応開始直後には、改質
触媒が十分に活性を有しているので、触媒層の入口で吸
熱反応であるナフサの分解が起きて温度が下がり、その
後引き続いて起こる発熱反応であるメタン化反応、CO
変性反応等により温度は上昇している。
これに対し、曲線B−2から明らかな様に、200時間
経過後には、改質触媒はほぼ完全に失活しており、吸熱
反応及び発熱反応による触媒層の温度変化も認められず
、−次脱硫ナフサが未反応のまま改質反応器から出てく
る。
この様な改質触媒の失活状態は、200時間経過後の触
媒上の各位置における炭素析出量(触媒重量に対する%
)を示す曲線B−3及d硫黄析出量(触媒重量に対する
%)を示す曲線B−4によっても裏付けられている。
この様な大量の炭素析出は、触媒の細孔を閉塞して、触
媒活性低下の原因となるのみならず、触媒の粉化延いて
は反応器の閉塞、差圧の増大の原因ともなる。従って、
これらは、長時間の運転を行うためには、極力防止すべ
き事項であり、一般に大量の水蒸気又は水素を使用して
その防止を図っている。
実施例2 実施例1で使用したものと同様の水蒸気改質触媒を予め
硫黄被毒させ又はさせることなく、実施例1と同様の水
蒸気改質に使用した。夫々の触媒の詳細は、以下の通り
である。
触媒I・・・硫黄被毒なし 触媒■・・・硫黄付着量0.05重量%触媒■・・・硫
黄付着量0.2重量% 結果を第6図に示す。触媒Iを使用する場合には、30
0時間経過後にも、炭素の析出はほとんど認められなか
ったのに対し、触媒■及び触媒■の場合には、多量の炭
素が析出した。このことは、少量の硫黄の触媒への付着
が炭素析出を促進することを明らかにしている。従って
、炭化水素の高次の脱硫を行った後、水蒸気改質を行う
本発明は、触媒への炭素析出を効果的に防止し、以て改
質触媒の寿命延長に大きく貢献するものである。
実施例3 実施例1と同様にして高次脱硫吸着を行なったナフサを
原料として使用し、S/Cを種々変える以外は実施例1
と同様にして、水蒸気改質を行なった。反応器入口部に
おけるRu系触媒上の炭素析出量とS/Cとの関係を第
7図に曲線Cとして示す。
第7図から明らかなごとく、高次脱硫を終えたナフサを
原料とする場合には、S/Cを0.7程度にまで低下さ
せても、触媒上への炭素析出は実質的に生じない。
これに対し、比較例1と同様にして得た一次脱硫ナフサ
を原料として同一条件により水蒸気改質を行う場合には
、上記と同様の炭素析出防止効果を達成するために、運
転初期においてもS/Cを1.5以上とする必要があり
、さらに長期間安定して運転を行うためには、S/Cを
2.5以上とする必要があった。
実施例4 水蒸気改質用の触媒として最も一般的なNi系触媒(共
沈法により製造、NLO濃度50重足%)を使用する以
外は、実施例3と同様にして精製ナフサの水蒸気改質を
行った。反応器入口部におけるNi系触媒上の炭素析出
曾とS/Cとの関係を第7図に曲線りとして示す。
炭素析出を安定して抑制するに必要なS/C=1.5と
いう値は、高活性のRu系触媒を使用する場合に比べれ
ば、高い。しかしながら、比較例1と同様にして得られ
た一次吸着脱硫ナフサを原料として使用する場合に必要
とされるS/C=2以上(運転初期)に比べれば、かな
り低く、更に長期間安定して運転するために必要なS/
C=3.5以上に比べると、かなり低い。
実施例5 実施例1と同様にして得られた高次脱硫精製ナフサと比
較例1と同様にして得られた一次脱硫精製ナフサとを夫
々原料とし、且つ実施例1と同様なRu系触媒を充填し
た外熱式反応器(管径1.5インチ)を使用して、第2
表に示す条件下にナフサの高温水蒸気改質を行った。
2ppmの硫黄を含む一次脱硫精製ナフサを原料とする
場合には、200時間後に触媒の活性が失われて、はと
んど全9のナフサが未反応のまま反応器外に出てきたの
みならず、触媒層内に差圧が生じ始めた。また、反応器
入口付近の触媒には、20重全%以上もの大量の炭素の
析出が認められた。
一方、高次脱硫精製ナフサを原料とする場合には、40
0時間経過後にも、ナフサのスリップなどの活性劣化現
象はみられず、また、触媒への炭素析出も認められなか
った。
第2表 反応温度     入口=400℃ 出口:700℃ 反応圧力     8 kg/cJ a GS/C2,
O H2/ナフサ   0,1(モル比) LH8V      1.2 触媒量      100cc 実施例6 実施例5と同様にしてナフサの高温水蒸気改質を第3表
に示す条件下に行なった。
高次脱硫精製ナフサを原料とする場合には、2000時
間経過後にも、ナフサのスリップなどの活性劣化現象は
みられず、また、触媒への炭素析出も認められなかった
一方、水添脱硫時のLH8Vを1とする以外は比較例1
と同様にして脱硫した一次脱硫精製ナフサ(硫黄含有f
io、lppm)を原料とする場合には、2000時間
経過後には、触媒層での差圧が増大して運転が不可能と
なった。この際、大量の未反応ナフサが反応器外に出て
きていた。また、このようにして使用した触媒を分析し
たところ、10〜20重量%の炭素析出が認められた。
第3表 反応温度     人口:400°C 出ロ:745°C 反応圧力     8 kg / c♂・GS/C2,
O H2/ナフサ   0.1(モル比) LH3V      2. 0 触媒量      100cc 実施例7 実施例1と同様にして得られた高次脱硫精製ナフサと比
較例1と同様にして得られた一次脱硫精製ナフサとをそ
れぞれ原料とし、流通式疑似断熱反応器(直径20mm
)を使用して、実施例4で使用した市販Ni触媒の存在
下に第4表に示す条件で水蒸気改質を行なった。
第4表 反応温度     入口:490℃(断熱)反応圧力 
    8kg/ca−G ナフサ流量    160 c c / h r触媒量
      100cc S/C2,5 H2/ナフサ   0.1(モル比) 第8図よび第9図にその結果を示す。
第8図において、曲線E−1および曲線E−2は、それ
ぞれ反応開始直後と反応開始400時間後の反応器内触
媒層の温度プロフィールを示す。
高次脱硫精製ナフサを使用する場合には、実施例1にお
けると同様に、400時間経過後にも、温度プロフィー
ルは変化せず、改質触媒は十分に高い活性を維持し続け
ている。従って、本発明によれば、Ni触媒を使用する
場合にも、炭素析出防止のために従来使用されている様
な大量の水素または水蒸気を必要せず、改質触媒の消耗
口の低下、必要触媒量の減少による反応器の小型化が可
能となる。
一方、−次脱硫ナフサを使用した場合の結果は、第9図
に示す通りである。第9図において、曲線F−1および
曲線F−2は、それぞれ反応開始直後と反応開始400
時間後の反応器内触媒層の温度プロフィールを示す。
曲線F−1と曲線F−2との対比から明らかな様に、4
00時間後には、反応器入口付近の改質触媒が失活して
おり、吸熱反応および発熱反応による温度変化の領域が
触媒層の出口の方向に移動している。また、この際、1
0重量%以上の大量の炭素が析出しており、差圧の増大
により、これ以上の運転の継続は不可能であった。
実施例8 実施例1と同様にして得た高次脱硫精製ナフサを原料と
し、市販Ni触媒(Ni4度14重量%、天然ガス用水
蒸気改質触媒)を充填した外熱式反応器(管径1.5イ
ンチ)を使用して、第5表に示す条件下にナフサの高温
水蒸気改質を行なった。
その結果、600時間経過後にもナフサのスリップなど
の活性劣化現象は発生せず、また、触媒への炭素析出も
認められなかった。
第5表 反応温度     入口:490℃ 出ロ:750°C 反応圧力     8kg/cj−G S/C2,5 H2/ナフサ   0.1(モル比) LH8V      1.0 触媒量      300cc 実施例9 硫黄含有ffi 200 p p mのコークス炉ガス
を、常法に従って、まずNi−Mo系水添脱硫触媒の存
在下に温度380℃、圧力8kg/cJ−G。
GH8V100の条件下に水添分解した後、ZnO系吸
着脱硫剤に接触させて、−次吸着脱硫した。得られた一
次吸着脱硫コークス炉ガス中の硫黄化合物濃度は、約0
.lppmであった。
一方、硝酸銅及び硝酸亜鉛を溶解する混合水溶液にアル
カリ物質として炭酸ナトリウムを加え、生じた沈澱を洗
浄及び濾過した後、高さ1/8インチ×直径1/8イン
チの大きさに打錠成形し、約300℃で焼成した。次い
で、該焼成体(酸化銅50%、酸化亜鉛50%)100
ccを充填した高次脱硫装置(脱硫層長さ30cm)に
水素2%を含む窒素ガスを通じ、温度的200℃で還元
した後、上記で得た一次吸着脱硫コークス炉ガス400
 Q / h rを通じ、温度250℃、圧力8kg/
ci−Gの条件下に高次脱硫した。
その結果、最終的に得られた精製ガス中の硫黄濃度は、
10000時間の運転にわたり、0. 1ppb以下で
あった。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は、本発明の実施態様を示す
フローチャートである。第4図及び第5図は、炭化水素
の精製度が水蒸気改質に及ぼす影響を示すグラフである
。第6図は、硫黄被毒程度の異なる触媒における水蒸気
改質反応中の炭素析出量の経時変化を示すグラフである
。第7図は、高温水蒸気改質におけるS/C(炭化水素
中の炭素1モル当りの水蒸気のモル数)と触媒への炭素
析出量との関係を示すグラフである。第8図及び第9図
は、炭化水素の精製度が水蒸気改質に及ぼす影響を示す
他のグラフである。 (以上) 第4図 触媒M玉 (cm) δ し490 づ ”’480 【 第5図 触媒N五(cm) 第6図 □□□−■ 一〇〇 反応時間(h「) 第7図 ′ア 騒 第8図 魅側口(cm) 第9図 触媒I長(cm)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭化水素を高次脱硫剤により硫黄含有量5ppb
    以下に脱硫した後、水蒸気改質を行うことを特徴とする
    炭化水素の水蒸気改質方法。
  2. (2)硫黄含有量1ppb以下に脱硫した後、水蒸気改
    質を行う特許請求の範囲第1項に記載の炭化水素の水蒸
    気改質方法。
  3. (3)硫黄含有量0.1ppb以下に脱硫した後、水蒸
    気改質を行う特許請求の範囲第2項に記載の炭化水素の
    水蒸気改質方法。
  4. (4)銅化合物、亜鉛化合物及びアルミニウム化合物を
    原料として共沈法により調製した酸化銅−酸化亜鉛−酸
    化アルミニウム混合物を水素還元して得た高次脱硫剤を
    使用する特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに
    記載の炭化水素の水蒸気改質方法。
  5. (5)銅化合物及び亜鉛化合物を原料として共沈法によ
    り調製した酸化銅−酸化亜鉛混合物を水素還元して得た
    高次脱硫剤を使用する特許請求の範囲第1項乃至第3項
    のいずれかに記載の炭化水素の水蒸気改質方法。
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