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JPH0124986B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0124986B2
JPH0124986B2 JP55023078A JP2307880A JPH0124986B2 JP H0124986 B2 JPH0124986 B2 JP H0124986B2 JP 55023078 A JP55023078 A JP 55023078A JP 2307880 A JP2307880 A JP 2307880A JP H0124986 B2 JPH0124986 B2 JP H0124986B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
temperature
dry ice
low
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55023078A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56119467A (en
Inventor
Fumio Muto
Junichi Takada
Atsushi Niwada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Oxygen Co Ltd
Original Assignee
Japan Oxygen Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Oxygen Co Ltd filed Critical Japan Oxygen Co Ltd
Priority to JP2307880A priority Critical patent/JPS56119467A/ja
Publication of JPS56119467A publication Critical patent/JPS56119467A/ja
Publication of JPH0124986B2 publication Critical patent/JPH0124986B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はドライアイスを寒剤として低温空気を
発生せしめる装置に関するものである。
近年、金属の機械加工や、医療分野において患
部冷却用に低温ガスの需要が増大している。即ち
金属の機械加工において加工時加工部に発生する
熱を緩和して、加工機械の劣化の防止と加工材料
の精密さを保障するため加工部を冷却しながら加
工したり、又医療分野に於ては、リウマチの治療
において患部を低温度に冷却して、痛みを低減せ
しめて患部の屈伸運動を容易にするために冷却す
るものである。そしてこれらの冷却に使用する冷
却用ガスは、低温度である程、好都合であること
から、従来液体窒素の如き低温液化ガスを使用す
る方法が採用されているが、これを直接噴射する
ことは、該気化ガスが室内に充満して環境衛生上
好ましくない。このため従来は空気を該空気中に
含まれる水分を除去した後、機械冷凍機で冷却し
たり、前記液体窒素と間接的に熱交換して、所望
の低温度の空気を発生せしめている。しかしなが
ら前記した機械式冷凍機を用いる方法では、低温
度を得るには高い圧力に圧縮したり、多段にして
その寒冷を得たりし、又高性能の熱交換器が必要
不可欠となり、設備費が高価となる。又前記液体
窒素の如き低温液化ガスを冷媒としてこれと間接
熱交換して低温空気を得る方法では、液体窒素の
沸点は常圧で−196℃と低く、その取扱いが繁雑
であると共に一般的に手に入るのが困難で汎用性
に乏しいばかりでなく、前記沸点に近い低温度を
得るには好都合であるが、−100℃程度の温度を得
るためには熱力学的に不経済であつてランニング
コストを高める不都合があつた。
本発明は上述の如き現状に鑑み、極めて汎用性
のあるドライアイスを寒剤として使用して、熱効
率よく低温空気を得ると共に、ときにはドライア
イスの常圧での昇華温度−78.5℃以下の低温空気
を得ることを可能とした極めて簡便な低温空気発
生方法を提供するものである。そしてその特徴は
ドライアイス片を充填した筒に、その一端より空
気等の炭酸ガス以外の気体を送給して、筒内で該
筒に充填したドライアイス片と接触せしめて、こ
れを強制昇華せしめると、筒の他端より導出され
る冷気はドライアイスの昇華温度−78.5℃以下の
温度で炭酸ガスを混合して得られることを知見
し、該知見にもとづいて、前記筒より導出した−
78.5℃以下の温度の冷気と別途に供給される空気
とを熱交換することによつて低温空気を得る方法
である。
第1図は筒体にドライアイス片W〔Kg〕を空隙
率(e)0.1〜0.6で充填し、この筒に空気を流量
F〔Nm3/h〕(但し「N」は圧力1気圧、温度0
℃の基準状態を示すNormal conditionの略であ
る。)で流した場合について、ドライアイス片の
量W〔Kg〕と空気の流量F〔Nm3/h〕を変化さ
せ、筒体出口における冷気の温度〔℃〕を測定
し、この測定温度と、次式により求めた空間速度
F/Mとの関係を示したものである。
F/M=F/W/{ρ(1−e)}〔1/h〕 但しここでρはドライアイスの密度1.5Kg/ eは空隙率0.1〜0.6 第1図に示されている如く、空間速度F/Mが
700〜18000の範囲では筒より導出される冷気の温
度は、常圧でのドライアイスの昇華温度−78.5℃
より低い温度が得られることが明らかであり、従
つてF/M比をこのような値になるようドライア
イス充填量W〔Kg〕、空隙率e及び供給空気量Fを
選択することによつて、−78.5℃以下の冷気が得
られることとなる。
上述の如き現象はドライアイス片を充填した筒
に供給する空気等の炭酸ガス以外の気体が、筒内
を通過する過程で、筒内に昇華している炭酸ガス
を同伴して排出されることにより、筒内の炭酸ガ
スの分圧が降下しこの分圧降下により昇華温度が
常圧の−78.5℃以下に降下するものである。そし
てその昇華温度の降下が、これを通過する気体に
与えられて冷却するものと考えられる。そして空
間速度F/Mが小さくなると筒内を通過する際に
筒内に昇華している炭酸ガスを充分排除すること
が出来ず、それ故分圧降下が不充分となり、ドラ
イアイスの昇華温度降下が望めない。又一方空間
速度F/Mが大きいと、筒内に昇華している炭酸
ガスの排除が行なわれて、ドライアイスの昇華温
度降下は生ずるが、ドライアイスと気体との接触
が不充分となつて、その降下した昇華温度を充分
気体に伝えることが出来ないものと考えられる。
この結果前記空間速度F/Mを700〜18000の範
囲で選択することによつてドライアイスの常圧で
の昇華温度−78.5℃以下の冷気が得られることと
なる。
本発明は上述の如き現象の知見にもとづき、更
に該現象によつて得られる冷気が必然的に炭酸ガ
スを含有することにより、このまま室内で使用す
ることは、該冷気を使用した後、室内に充満して
環境衛生上好ましくなく、従つて前記冷気を冷媒
として使用し、別途に供給する空気を、この冷気
冷媒により冷却することにより、所望する低温空
気を得るようにした方法である。以下本発明の方
法を第2図により一実施態様を例示して説明す
る。
まずブロワー1により20℃の空気35Nm3/hが
約300mmAq(水柱)に昇圧されて管2を介して除
湿器3に導入する。該除湿器3はシリカゲル等の
脱湿剤を用いたり、又冷却凝縮等による従来公知
の手段で行なわれる。ついで35Nm3/h、の空気
は管4を介して三方弁5に至り、該三方弁5で管
6及び管7に適宜な流量たとえば管6に20Nm3
h、又管7に15Nm3/hそれぞれ流れるよう二分
する。ついで前記管6に流れる20Nm3/hの空気
は筒8に該筒8の一端より導入される。筒8に
は、ドライアイス片9が充填されているが、該ド
ライアイス片9は、前記現象を惹起するため、空
間速度F/Mが700〜18000の値の範囲に保つよ
う、前記空気量と関連して、たとえば空隙率0.4
で4.5Kgの量のペレツト状ドライアイス(8mmφ、
長さ20mm)として充填されている(この結果空間
速度F/Mは4000〔1/h〕となる。)。そして上
述の如きドライアイス片9を充填した筒8に導入
された20Nm3/hの空気は、該筒8内でドライア
イス片9と接触して筒8内を流通するが、この間
前記した如く、昇華している炭酸ガスを同伴して
排除し分圧降下を惹起させて、ドライアイスの昇
華温度の降下現象をもたらすと共に、該降下温度
により冷却され、かつ昇華した炭酸ガス約3N
m3/h、を同伴して筒8の他端に設けた導出管1
0より約−90℃の冷気で導出される。ついで該約
−90℃の冷気約23Nm3/h、は熱交換器11の管
12に導入し、該器11で前記三方弁5で管7に
分岐した20℃、15Nm3/h、の空気と熱交換して
これを冷却してほぼ0℃となつて管13より熱交
換器11を出る。一方前記三方弁5で管7に分岐
された20℃、15Nm3/h、の空気は熱交換器11
内の管14に、前記管12を流れる炭酸ガスを含
む約−90℃の温度の冷気約23Nm3/h、と向流方
向となるよう導入される。そして前記−90℃の冷
気と向流熱交換して冷却されてほぼ−90℃の低温
空気として管15より導出され適宜使用先に供給
される。
なお上記実施例ではドライアイスと接触して冷
気を発生せしめて冷媒として使用する空気と、前
記冷気冷媒と熱交換して所望の低温空気として使
用先に供給する空気とを、供給源を同一として三
方弁にて分岐して送給する場合を例示したが、そ
れぞれ供給源を別個にしてそれぞれの流路で送給
することも又勿論可能である。又前記ドライアイ
スと接触して冷気を発生する気体は上記実施例で
の空気に限定されるものでなく、ドライアイスと
接触して流通する過程でドライアイスの昇華ガス
を排除してその領域でドライアイスの分圧降下を
惹起する気体、即ち炭酸ガス以外の如何なるガス
でも実施可能であることは勿論である。
本発明は以上のように、本来大気圧で−78.5℃
の昇華温度であるドライアイスを寒剤として使用
し、前記昇華温度−78.5℃以下の冷気を極めて容
易に得られる現象を知見したことにもとづくもの
であり、極めて手軽に入手し得るドライアイスに
よつて前記ドライアイスの昇華温度以下の低温空
気が容易に得られるばかりでなく、ドライアイス
でドライアイスの昇華温度より低い温度の冷気を
得てこれとの熱交換により低温空気を得ることに
より、単なるドライアイスとの間接熱交換で得る
より極めて熱効率よく低温空気を生成し得る。し
かもドライアイスが入手が容易であるばかりか、
取り扱いが容易であること等により、運転操作、
設備が簡単であり、かつ運転費用、設備費等も安
価となり、極めて汎用性ある低温空気発生方法で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はドライアイス片に空気を吹きつけた場
合の空間速度F/Mと得られる冷気の温度との関
係を示した図、第2図は本発明の方法の一実施態
様を説明する系統略図である。 1はブロワー、8は筒、9はドライアイス片、
11は熱交換器である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ドライアイス片を充填してなる筒内に、空間
    速度、即ち気体の流量〔Nm3/h〕と筒に充填し
    たドライアイス片が筒を占める容積〔m3〕との比
    が、700〜18000の条件下で炭酸ガス以外の気体を
    流通せしめ、ドライアイスとの直接接触により冷
    却し、得られた冷気を冷媒として、別途供給され
    る空気と熱交換することにより該空気を冷却して
    低温空気を得るようにしたことを特徴とする低温
    空気発生方法。 2 炭酸ガス以外の気体が空気であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の低温空気発生
    方法。 3 前記冷気冷媒と空気との熱交換が向流熱交換
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の低温空気発生方法。
JP2307880A 1980-02-26 1980-02-26 Low temperature air producing method Granted JPS56119467A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2307880A JPS56119467A (en) 1980-02-26 1980-02-26 Low temperature air producing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2307880A JPS56119467A (en) 1980-02-26 1980-02-26 Low temperature air producing method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56119467A JPS56119467A (en) 1981-09-19
JPH0124986B2 true JPH0124986B2 (ja) 1989-05-15

Family

ID=12100372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2307880A Granted JPS56119467A (en) 1980-02-26 1980-02-26 Low temperature air producing method

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS56119467A (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5052748U (ja) * 1973-09-10 1975-05-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56119467A (en) 1981-09-19

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