JPH0122992Y2 - - Google Patents
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- JPH0122992Y2 JPH0122992Y2 JP1984199154U JP19915484U JPH0122992Y2 JP H0122992 Y2 JPH0122992 Y2 JP H0122992Y2 JP 1984199154 U JP1984199154 U JP 1984199154U JP 19915484 U JP19915484 U JP 19915484U JP H0122992 Y2 JPH0122992 Y2 JP H0122992Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
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- belt
- wrapped
- section
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Belt Conveyors (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本考案は、伸長部、抗張体部及び圧縮部が順に
重積されてなるベルト芯体が少なくとも2枚以上
の帆布にて被覆されているラツプドVベルトに関
する。 (従来技術) 従来、農業用機械に用いられている伝動系は動
力側プーリ、補機駆動用プーリ及び背面アイドラ
ーによる3軸伝動構造で、リバース屈曲によるベ
ルト底歪が20%以下で使用されていたが、近年、
機械のコンパクト化が進展して1種類のベルトで
数個の補機を駆動する多軸構造となり、それによ
つてアイドラーの数も増加しベルト底部の単位時
間当りの屈曲量が増すとともにこれらのコンパク
ト化、特に小プーリ化によりベルト底歪が25%以
上となり、それに伴なつて高負荷状態での使用頻
度が増しベルトの使用条件が一層厳しくなつてき
ている。このような使用条件下でベルトの早期破
損、特にベルト底部での割れ(亀裂)が生じてい
る。 そこで、その原因を究明したところ、従来、ベ
ルト底部亀裂は先ず外側帆布に亀裂が生じ、その
後圧縮部の亀裂につながると考えられていたが、
繰返される曲げ応力により生じたベルト底部での
亀裂成長を充分観察すると、第9図に示すよう
に、内側帆布aのベルト長手方向における帆布接
合部のラツプ部Aにおいて、段差が生じ、そこに
応力集中を引き起こし、P1→P2と亀裂が外側帆
布bへと成長するとともに、ラツプ部Aと圧縮ゴ
ム層との界面から圧縮ゴム層に向つて亀裂がP3
へと成長する。 即ち、ラツプドVベルトの底部での割れは内側
帆布のラツプ部から生じ、これが成長して圧縮ゴ
ムのは割れにつながるということが判明した。考
案者らは、この点に着目して本考案を行なうに至
つたのである。 ところで、実開昭54−57251号公報において、
ベルト底面の一部又は全部若しくは底面と側面の
一部に帆布の非被覆部分を形成し、亀裂防止を図
るものが記載されているが、高負荷伝動におい
て、ベルトの変形が大となり、帆布欠如部分で帆
布の剥離或は側面よりの亀裂の発生の原因となる
問題がある。 (考案の目的) 本考案は、耐屈曲性及び耐亀裂性に優れ、ベル
ト寿命の向上を図つた、少なくとも2枚以上の帆
布で被覆されたラツプドVベルトを提供すること
を目的とする。 (考案の開示) 本考案は、上記目的を達成するために伸長部、
抗張体部及び圧縮部が順に重積されてなるベルト
芯体が少なくとも2枚以上の帆布にて被覆され、
該ベルト芯体に接する内側帆布が外側帆布より薄
く該内側帆布と外側帆布との厚さの比が0.8以下
で、上記内側帆布が、ベルト背面で、ベルト全周
に亘つて突合せ又は間隔を存して接続されている
ことを特徴とするものである。 (実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿つて説明す
る。 第1図及び第2図に示すラツプドVベルト1に
は、伸長部2、抗張体3が接着ゴム4中に埋設さ
れてなる抗張体部5及び圧縮部6が順に重積され
てなるベルト芯体7が、少なくとも2枚以上の帆
布(本例ではベルト芯体7に接する内側帆布8、
その外側の外側帆布9)にて被覆されている。内
側帆布8は、プーリに接することになる外側帆布
9よりも薄く形成されている。また、外側帆布9
は、ベルト背面で、ベルト全周に亘つて間隔を
存して接続されている(突合せ接続されていても
よい)。 伸長部2及び圧縮部6はともに周知のエラスト
マーからなり、抗張体部5の接着ゴム4は易接着
性のエラストマーからなる。抗張体部5の抗張体
3は周知のポリエステル繊維、芳香族ポリアミド
繊維等の高強度かつ低伸度の繊維からなる。内側
帆布8は外側帆布9よりも薄く外側帆布9の70%
以下の厚さ(好ましくは0.4mm以下)で、レーヨ
ン、ビニロン、テトロン、ナイロン等の熱可塑性
合成繊維と綿繊維との混紡糸よりなる織布で、外
側帆布4は綿糸又は綿繊維とナイロン、ポリエス
テル等の熱可塑性合成繊維との混紡糸よりなる織
布である。特に、このような混紡糸よりなる織布
を用いると、綿糸のみよりなる織布を用いるより
も優れた効果を得ることができる。好ましくは内
側帆布8の混紡率を外側帆布9のそれより高くす
ることによりより大きな効果を得ることができ
る。 ところで、外側帆布9は、例えば農機用ベルト
のように高負荷、大衝撃を受けるベルトの場合に
耐摩耗性を向上させる目的で使用されるものであ
る。即ち、そのような場合、帆布を1枚で使用す
ると、ベルトの剛性が小さいことから、高負荷、
小プーリの使用に際しベルトの変形が生じ短寿命
となるので、内側帆布8のほかに外側帆布9を設
けて帆布を2枚以上の多層構造とし、ベルトの剛
性を増し、ベルト変形が小さくなるようにしてい
るのである。また、両帆布8,9とともに厚さを
薄くすると、それに伴つて帆布層の厚さも薄くな
り、ベルト歪率が減少するが、外側帆布9の強度
低下により耐摩耗性が著しく低下しベルト寿命が
短かくなるという憾みがある。 そこで、内側帆布8の厚さを外側帆布9より薄
くし、強度をそれほど低下させることなく、従来
のような厚い帆布による帆布接合部分における段
差を小さくして不連続部分を少なくし応力集中を
抑制すると同時に、内側帆布8をベルト背面で接
続することによりベルト底面での帆布接合部分を
なくし、応力集中をより抑制するようにしてい
る。その結果、リバース屈曲等による圧縮部の応
力集中を緩和し耐亀裂性に対し優れた効果を発揮
することになる。 また、内側帆布8の接続を、ベルト背面で、突
合せ又は間隔を存して行つているので、ベルト底
面又はベルト側面において接続を行う場合に対し
て、屈曲性に優れ、耐亀裂性の向上に通ずるとと
もに、ベルト変形による帆布の剥離を抑制するこ
ともできる。 更に内側帆布8を綿繊維と熱可塑性合成繊維と
の混紡糸からなる織布を用いることで、厚さを薄
くして生ずる帆布の強度低下を防ぎ、同様に外側
帆布9も混紡帆布を用いることにより耐摩耗性に
優れた帆布としている。好ましくは内側帆布8の
混紡率を外側帆布9のそれより高くし、帆布強度
を向上させるとともに、外側帆布9の耐摩耗性を
大きく向上させることが望ましい。 続いて、上記Vベルトについて行つた各種試験
について説明する。 試料ベルト タイプ;SC型 ベルトサイズ;45inch 抗張体;ポリエステル 接着ゴム;周知の配合ゴム、CR 伸長部ゴム、圧縮部ゴム;周知の配合ゴム、
CR 試験方法 屈曲耐久試験 第3図に示すように、駆動プーリ21(直径
130mm,2900rpm)と従動プーリ22(直径130
mm)とに試料ベルト23を巻回し、アイドラー2
4(直径60mm)を荷重W=18Kgでもつて適用し、
その状態で走行させ、ベルト底割れによる亀裂が
ベルト芯体に達したときを屈曲寿命とした。 摩耗試験 駆動プーリ(直径100mm,1300rpm)と従動プ
ーリ(直径100mm,6ps)とに試料ベルトを巻回し
て走行させ、ベルト側面が帆布2層が摩耗したと
き(外側帆布へ摩耗が進み圧縮ゴム層に達するま
で)を摩耗寿命とした。 試験結果 内側帆布と外側帆布との厚さの比と走行寿命
との関係 第4図に示す通りである。屈曲寿命の点から、
上記比は、0.8以下であることが望ましい。 なお、試験条件は、表1の通りである。
重積されてなるベルト芯体が少なくとも2枚以上
の帆布にて被覆されているラツプドVベルトに関
する。 (従来技術) 従来、農業用機械に用いられている伝動系は動
力側プーリ、補機駆動用プーリ及び背面アイドラ
ーによる3軸伝動構造で、リバース屈曲によるベ
ルト底歪が20%以下で使用されていたが、近年、
機械のコンパクト化が進展して1種類のベルトで
数個の補機を駆動する多軸構造となり、それによ
つてアイドラーの数も増加しベルト底部の単位時
間当りの屈曲量が増すとともにこれらのコンパク
ト化、特に小プーリ化によりベルト底歪が25%以
上となり、それに伴なつて高負荷状態での使用頻
度が増しベルトの使用条件が一層厳しくなつてき
ている。このような使用条件下でベルトの早期破
損、特にベルト底部での割れ(亀裂)が生じてい
る。 そこで、その原因を究明したところ、従来、ベ
ルト底部亀裂は先ず外側帆布に亀裂が生じ、その
後圧縮部の亀裂につながると考えられていたが、
繰返される曲げ応力により生じたベルト底部での
亀裂成長を充分観察すると、第9図に示すよう
に、内側帆布aのベルト長手方向における帆布接
合部のラツプ部Aにおいて、段差が生じ、そこに
応力集中を引き起こし、P1→P2と亀裂が外側帆
布bへと成長するとともに、ラツプ部Aと圧縮ゴ
ム層との界面から圧縮ゴム層に向つて亀裂がP3
へと成長する。 即ち、ラツプドVベルトの底部での割れは内側
帆布のラツプ部から生じ、これが成長して圧縮ゴ
ムのは割れにつながるということが判明した。考
案者らは、この点に着目して本考案を行なうに至
つたのである。 ところで、実開昭54−57251号公報において、
ベルト底面の一部又は全部若しくは底面と側面の
一部に帆布の非被覆部分を形成し、亀裂防止を図
るものが記載されているが、高負荷伝動におい
て、ベルトの変形が大となり、帆布欠如部分で帆
布の剥離或は側面よりの亀裂の発生の原因となる
問題がある。 (考案の目的) 本考案は、耐屈曲性及び耐亀裂性に優れ、ベル
ト寿命の向上を図つた、少なくとも2枚以上の帆
布で被覆されたラツプドVベルトを提供すること
を目的とする。 (考案の開示) 本考案は、上記目的を達成するために伸長部、
抗張体部及び圧縮部が順に重積されてなるベルト
芯体が少なくとも2枚以上の帆布にて被覆され、
該ベルト芯体に接する内側帆布が外側帆布より薄
く該内側帆布と外側帆布との厚さの比が0.8以下
で、上記内側帆布が、ベルト背面で、ベルト全周
に亘つて突合せ又は間隔を存して接続されている
ことを特徴とするものである。 (実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿つて説明す
る。 第1図及び第2図に示すラツプドVベルト1に
は、伸長部2、抗張体3が接着ゴム4中に埋設さ
れてなる抗張体部5及び圧縮部6が順に重積され
てなるベルト芯体7が、少なくとも2枚以上の帆
布(本例ではベルト芯体7に接する内側帆布8、
その外側の外側帆布9)にて被覆されている。内
側帆布8は、プーリに接することになる外側帆布
9よりも薄く形成されている。また、外側帆布9
は、ベルト背面で、ベルト全周に亘つて間隔を
存して接続されている(突合せ接続されていても
よい)。 伸長部2及び圧縮部6はともに周知のエラスト
マーからなり、抗張体部5の接着ゴム4は易接着
性のエラストマーからなる。抗張体部5の抗張体
3は周知のポリエステル繊維、芳香族ポリアミド
繊維等の高強度かつ低伸度の繊維からなる。内側
帆布8は外側帆布9よりも薄く外側帆布9の70%
以下の厚さ(好ましくは0.4mm以下)で、レーヨ
ン、ビニロン、テトロン、ナイロン等の熱可塑性
合成繊維と綿繊維との混紡糸よりなる織布で、外
側帆布4は綿糸又は綿繊維とナイロン、ポリエス
テル等の熱可塑性合成繊維との混紡糸よりなる織
布である。特に、このような混紡糸よりなる織布
を用いると、綿糸のみよりなる織布を用いるより
も優れた効果を得ることができる。好ましくは内
側帆布8の混紡率を外側帆布9のそれより高くす
ることによりより大きな効果を得ることができ
る。 ところで、外側帆布9は、例えば農機用ベルト
のように高負荷、大衝撃を受けるベルトの場合に
耐摩耗性を向上させる目的で使用されるものであ
る。即ち、そのような場合、帆布を1枚で使用す
ると、ベルトの剛性が小さいことから、高負荷、
小プーリの使用に際しベルトの変形が生じ短寿命
となるので、内側帆布8のほかに外側帆布9を設
けて帆布を2枚以上の多層構造とし、ベルトの剛
性を増し、ベルト変形が小さくなるようにしてい
るのである。また、両帆布8,9とともに厚さを
薄くすると、それに伴つて帆布層の厚さも薄くな
り、ベルト歪率が減少するが、外側帆布9の強度
低下により耐摩耗性が著しく低下しベルト寿命が
短かくなるという憾みがある。 そこで、内側帆布8の厚さを外側帆布9より薄
くし、強度をそれほど低下させることなく、従来
のような厚い帆布による帆布接合部分における段
差を小さくして不連続部分を少なくし応力集中を
抑制すると同時に、内側帆布8をベルト背面で接
続することによりベルト底面での帆布接合部分を
なくし、応力集中をより抑制するようにしてい
る。その結果、リバース屈曲等による圧縮部の応
力集中を緩和し耐亀裂性に対し優れた効果を発揮
することになる。 また、内側帆布8の接続を、ベルト背面で、突
合せ又は間隔を存して行つているので、ベルト底
面又はベルト側面において接続を行う場合に対し
て、屈曲性に優れ、耐亀裂性の向上に通ずるとと
もに、ベルト変形による帆布の剥離を抑制するこ
ともできる。 更に内側帆布8を綿繊維と熱可塑性合成繊維と
の混紡糸からなる織布を用いることで、厚さを薄
くして生ずる帆布の強度低下を防ぎ、同様に外側
帆布9も混紡帆布を用いることにより耐摩耗性に
優れた帆布としている。好ましくは内側帆布8の
混紡率を外側帆布9のそれより高くし、帆布強度
を向上させるとともに、外側帆布9の耐摩耗性を
大きく向上させることが望ましい。 続いて、上記Vベルトについて行つた各種試験
について説明する。 試料ベルト タイプ;SC型 ベルトサイズ;45inch 抗張体;ポリエステル 接着ゴム;周知の配合ゴム、CR 伸長部ゴム、圧縮部ゴム;周知の配合ゴム、
CR 試験方法 屈曲耐久試験 第3図に示すように、駆動プーリ21(直径
130mm,2900rpm)と従動プーリ22(直径130
mm)とに試料ベルト23を巻回し、アイドラー2
4(直径60mm)を荷重W=18Kgでもつて適用し、
その状態で走行させ、ベルト底割れによる亀裂が
ベルト芯体に達したときを屈曲寿命とした。 摩耗試験 駆動プーリ(直径100mm,1300rpm)と従動プ
ーリ(直径100mm,6ps)とに試料ベルトを巻回し
て走行させ、ベルト側面が帆布2層が摩耗したと
き(外側帆布へ摩耗が進み圧縮ゴム層に達するま
で)を摩耗寿命とした。 試験結果 内側帆布と外側帆布との厚さの比と走行寿命
との関係 第4図に示す通りである。屈曲寿命の点から、
上記比は、0.8以下であることが望ましい。 なお、試験条件は、表1の通りである。
【表】
また、基準となる外側帆布の厚さは0.5mmであ
る。内側帆布はベルト全周に亘つて間隔を存して
接続され、外側帆布はベルト底面で重ね合せて接
続されている。これらの点は、以下の全ての試験
において同様である。 外側帆布と内側帆布との接続部の位置と走行
寿命との関係 第5図に示す通りである。屈曲寿命の点から、
内側帆布は、ベルト背面で、ベルト全周に亘つて
接続されていることが望ましい。 なお、試験条件は表2の通りである。
る。内側帆布はベルト全周に亘つて間隔を存して
接続され、外側帆布はベルト底面で重ね合せて接
続されている。これらの点は、以下の全ての試験
において同様である。 外側帆布と内側帆布との接続部の位置と走行
寿命との関係 第5図に示す通りである。屈曲寿命の点から、
内側帆布は、ベルト背面で、ベルト全周に亘つて
接続されていることが望ましい。 なお、試験条件は表2の通りである。
【表】
内側帆布と外側帆布との材質の組合せと走行
寿命との関係 第6図に示す通りである。内側帆布の材質は、
綿であるよりもナイロン又はポリエステル等の合
成繊維であることが望ましい。 なお、試験条件は表3に示す通りである。
寿命との関係 第6図に示す通りである。内側帆布の材質は、
綿であるよりもナイロン又はポリエステル等の合
成繊維であることが望ましい。 なお、試験条件は表3に示す通りである。
【表】
第6図においてNy,PETは次の混紡率の帆布
を意味する。 Ny;66ナイロン/綿=20/80の混紡率 PET;ポリエステル/綿=50/50の混紡率 内側帆布と外側帆布との混紡率と走行寿命と
の関係 第7図及び第8図に示す通りである。内側帆布
の混紡率が外側帆布よりも大きいことが望まし
い。内側帆布の混紡率は摩耗寿命に影響しない。 なお、試験条件は表4の通りである。
を意味する。 Ny;66ナイロン/綿=20/80の混紡率 PET;ポリエステル/綿=50/50の混紡率 内側帆布と外側帆布との混紡率と走行寿命と
の関係 第7図及び第8図に示す通りである。内側帆布
の混紡率が外側帆布よりも大きいことが望まし
い。内側帆布の混紡率は摩耗寿命に影響しない。 なお、試験条件は表4の通りである。
【表】
(考案の効果)
本考案は上記のように構成したから、摩耗寿命
を低下させることなく、従来のラツプドVベルト
の屈曲寿命を5倍〜7倍とすることが可能とな
り、ベルト性能を大巾に改善することができる。
を低下させることなく、従来のラツプドVベルト
の屈曲寿命を5倍〜7倍とすることが可能とな
り、ベルト性能を大巾に改善することができる。
図面は本考案の実施例を示し、第1図はラツプ
ドVベルトの斜視図、第2図は同縦断面図、第3
図は試験システムの説明図、第4図乃至第8図は
試験結果を示す図、第9図は従来のラツプドVベ
ルトの亀裂発生の説明図である。 1……ラツプドVベルト、2……伸長部、5…
…抗張体部、6……圧縮部、7……ベルト芯体、
8……内側帆布、9……外側帆布。
ドVベルトの斜視図、第2図は同縦断面図、第3
図は試験システムの説明図、第4図乃至第8図は
試験結果を示す図、第9図は従来のラツプドVベ
ルトの亀裂発生の説明図である。 1……ラツプドVベルト、2……伸長部、5…
…抗張体部、6……圧縮部、7……ベルト芯体、
8……内側帆布、9……外側帆布。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 伸長部、抗張体部及び圧縮部が順に重積され
てなるベルト芯体が少なくとも2枚以上の帆布
にて被覆され、該ベルト芯体に接する内側帆布
が外側帆布より薄く該内側帆布と外側帆布との
厚さの比が0.8以下で、上記内側帆布が、ベル
ト背面で、ベルト全周に亘つて突合せ又は間隔
を存して接続されていることを特徴とするラツ
プドVベルト。 (2) 内側帆布が綿繊維と熱可塑性合成繊維の混紡
糸で、外側帆布が綿糸のみで織られた織布であ
るところの実用新案登録請求の範囲第1項記載
のラツプドVベルト。 (3) 帆布が綿繊維と熱可塑性合成繊維の混紡糸で
織られた織布で構成され、しかも内側帆布の熱
可塑性合成繊維の混紡率が外側帆布のそれより
大であるところの実用新案登録請求の範囲第1
項記載のラツプドVベルト。 (4) 外側帆布は、ベルト底面又はベルト背面で、
ベルト全周に亘つて接続されているところの実
用新案登録請求の範囲第1項記載のラツプドV
ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984199154U JPH0122992Y2 (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984199154U JPH0122992Y2 (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61109944U JPS61109944U (ja) | 1986-07-11 |
JPH0122992Y2 true JPH0122992Y2 (ja) | 1989-07-13 |
Family
ID=30758810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984199154U Expired JPH0122992Y2 (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0122992Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7942773B2 (en) * | 2005-06-27 | 2011-05-17 | The Gates Corporation Ip Law Dept. | Banded power transmission V-belt |
CN105715745A (zh) * | 2016-03-25 | 2016-06-29 | 三力士股份有限公司 | 一种子午帘布结构的农机带 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS596278Y2 (ja) * | 1979-12-05 | 1984-02-27 | 三ツ星ベルト株式会社 | Vベルト |
JPS5972347U (ja) * | 1982-11-09 | 1984-05-16 | バンドー化学株式会社 | Vベルト |
-
1984
- 1984-12-25 JP JP1984199154U patent/JPH0122992Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61109944U (ja) | 1986-07-11 |
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