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JPH01226858A - 新規重合禁止剤 - Google Patents

新規重合禁止剤

Info

Publication number
JPH01226858A
JPH01226858A JP5444688A JP5444688A JPH01226858A JP H01226858 A JPH01226858 A JP H01226858A JP 5444688 A JP5444688 A JP 5444688A JP 5444688 A JP5444688 A JP 5444688A JP H01226858 A JPH01226858 A JP H01226858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymerization
polymerization inhibitor
formula
styrene
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5444688A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Takahashi
英之 高橋
Shohei Suzuki
正平 鈴木
Tomohiko Takahama
高浜 智彦
Tadamichi Aoki
青木 忠道
Yoshikazu Higaki
桧垣 良和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Petrochemical Co Ltd filed Critical Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Priority to JP5444688A priority Critical patent/JPH01226858A/ja
Publication of JPH01226858A publication Critical patent/JPH01226858A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な重合禁止剤に関し、更に詳しくけ、特
に、スチレン類を高温で蒸留精製する際に好適に用いら
れ、る重合禁止剤に関するものである。
〔従来の技術〕
スチレン類の重合禁止剤として多くの化合物が検討され
ている。しかし、スチレン類の重合は低温と高温で著し
く異なるので、低温域で有効な重合禁止剤も、高温域、
特に蒸留時罠おける80〜130℃程度の温度域ではほ
とんどその活性を示さないことが多い。また通常の重合
禁止剤は、−般に溶存酸素のある状態で有効であるが、
スチレン製造時の蒸留塔内では、溶存酸素量は極めて少
なく、従ってこのような状態では、重合禁止能を失なう
ものが多い。
たとえば、低温域においてスチレン類の重合に対し高い
秦止能を有するt−ブチルカテコール、ハイドロキノン
モノメチルエーテル、あるいはフェノデアジン等は、蒸
留時の高温域ではほとんど重合禁止活性を示さない。
この様な状況から、例えば、エチルベンゼンの脱水素に
よってスチレンを製造する際に最終工程の精製蒸留工程
で蒸留塔でのスチレンの重合を禁止するため、従来はイ
オウが用いられてきた。しかし、イオウの重合禁止能は
必らずしも十分ではないので、スチレンボトムと称する
蒸留残渣が多iK生成する。このような副生物にはイオ
ウが含有されているのでその焼却処分は大気汚染の観点
から問題がある。
その為、イオウの代替品となる重合禁止剤の開発が検討
され、たとえば下記の提案がある。特開昭48−868
26号、同49−75541号、同49−72219号
、同49−124001号、同49−81325号、同
49−66687号、各公報。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、これらの公知の重合禁止剤は、重合禁止能が低
かったり、昇華性または爆発性があったり、熱安定性が
悪くてNoガスが発生しやすかったり、溶解性が小さか
ったりして、必らずしも満足すべきものではない。
また、公知重合禁止剤のうちで最も活性の高い化合物の
1つであるメチル比ベンゾキノンー4−オキシム(特公
昭55−37974号公報)は、エチルベンゼンおよび
スチレンに対する溶解性はかなゆ高くなってきているも
ののまだ充分とは言えない。
従って、重合禁止剤として必要とされる性能は、1)光
分な重合禁止活性を有すること。2)蒸留物に対する溶
解性のよいこと、即ち、エチルベンゼンおよびスチレン
に良く溶解すること。であるが、従来の提案されている
技術では、これら2つの条件を完全に満足する重合禁止
剤は存在しない。
〔課題を解決する為の手段〕
我々は、上記の2つの条件を満足する重合禁止剤を開発
するため、鋭意研究を重ねた結果、p−二トロンフェノ
ール類の誘導体であるp−ニトロンフェニルアルキルエ
ーテル類からなる重合禁止剤が、スチレン類に対する重
合禁止能力、およびエチルベンゼン、スチレン等の芳香
族化合物に対する溶解性も、極めて優れていることを見
い出し、本発明に到達した。
即ち、本発明の重合禁止剤は、−殺伐(1)(式中、A
は、C1=Ctoアルキル基または一〇市Rg)基を、
Rs −R4は、Hlまたは、Cs−C4のアルキル基
を表わす。) テ示すしるp−ニトロンフェニルアルキルエーテル類で
ある。
式(1)で示されるp−ニトロンフェニルアルキルエー
テル類は、通常、ニトロンフェノール類の〇−アルキル
化反応によって合成される。反応の方法としては、ニト
ロンフェノール類のアルカリ金属塩と・・ロゲン化アん
キルを用いる手法、ニトロソフェノール類に、強酸を触
媒として低級アルコールを直接反応させる手法等が苅ら
れている。
本発明のp−ニトロンフェニルアルキルエーテル類の具
体例としては、例えば、1−メトキシ−4−二トロベン
ゼン、l−メトキシ−2−メチル−4−二トロベンゼン
、1−エトキシ−2−メチル−4−二トロベンゼン、2
−メチル−4−ニトロンフェニルベンジルエーテル等を
挙ケルこトカできる。
本発明の重合禁止剤は、その便用にあたって、重合禁止
の対象となるスチレン類に対して、0.002重量%以
上、であれば良く、必要に応じてまたその使用状況によ
り変化させられるが、一般にはo、o o s〜O,S
、好ましくは0.01〜0.2重量警程度で便用される
本発明の重合禁止剤は、スグーレンの製造から貯Rまで
の任意の段階で使用することができるが、高温での高い
重合禁止能力、および優れた溶解性を生かした、最も有
利な使用方法は、これをスチシン製造時の蒸留基稈に、
エチルベンゼン溶液ないシバ、エチルベンゼンヘビーエ
ンドに溶解して供給する方法である。スチレンは、普通
エチルベンゼンの気相接触脱水素によってつくられるが
、その場合、スチレンは未反応エチルベンゼンとの混合
物として得られるので、これを連続的に蒸留してスチレ
ンを精製分離するが、その蒸留塔に本発明の重合禁止剤
をエチルベンゼンまたは、エチルベンゼンヘビーエンド
の溶液として前記の程度の濃度にて、連続的に供給する
本発明の重合禁止剤の代表的化合物及び公知重合禁止剤
について、そのエチルベンゼンに対スる溶解度(25℃
)を下表に示す。
(以下余白) 〔表−■〕 〔実施例〕 以下に重合禁止能につき実施例をあげてより具体的に説
明する。
(実施例−1) 300dの三ツロ丸底フラスコに、蒸留精製したスチレ
ンモノマー200tおよび、重合禁止剤として、2−メ
チル−4−二トロンフェニルメチルエーテルを2 G 
Oppm添加し、高純度アルゴンを液中に、20分間バ
ブリングして、スチレン中の溶存酸素を脱気した。
これを110±1℃に昇温し、経時的にサンプリングし
て、ポリマー生成量をGPC(ゲル浸透クロマトグラフ
ィー)にて測定した。結果は下記の通りであった。
サンプリング時間  ポリマー生成量(重量%)1時間
後        0.0 2時間後        0.18 (実施例−2〜4) 重合禁止剤を、2−メチル−4−ニトロンフェニルメチ
ルエーテル(実MN−2)、4−ニトロンフェニルメチ
ルエーテル(実mfll−3)、2−メチル−4−二ト
ロンフェニルベンジルエーテル(実施例−4)とした以
外は、実施例−1と同様に実施した。結果を表−■にま
とめて示した。
(比較例−1) 重合禁止剤を入れずに、実施例−1と同様に実験を行っ
た。結果は表〜■に記した。
(比較例−2,3) 重合禁止剤として、ジニトロフェノール(比較例−2)
および4−メチル−2,6−ジニトロフェノール(比較
例−3)を用いて、実施例−1と同様に行った。結果を
表−■に示した。
(以下余白)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下式(1)で示されるスチレン類の新規重合禁止剤
    。 式(1)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、AはC_1〜C_1_0アルキル基または▲数
    式、化学式、表等があります▼基を、R_1〜R_4は
    Hまたは、C_1〜C_4のアルキル基を表わす。)
JP5444688A 1988-03-08 1988-03-08 新規重合禁止剤 Pending JPH01226858A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5444688A JPH01226858A (ja) 1988-03-08 1988-03-08 新規重合禁止剤

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5444688A JPH01226858A (ja) 1988-03-08 1988-03-08 新規重合禁止剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01226858A true JPH01226858A (ja) 1989-09-11

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ID=12970928

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JP5444688A Pending JPH01226858A (ja) 1988-03-08 1988-03-08 新規重合禁止剤

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JP (1) JPH01226858A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5869717A (en) * 1997-09-17 1999-02-09 Uop Llc Process for inhibiting the polymerization of vinyl aromatics
US6395942B1 (en) 1999-08-10 2002-05-28 Uop Llc Increasing the thermal stability of a vinyl aromatic polymerization inhibitor
US6395943B1 (en) 1999-08-10 2002-05-28 Uop Llc Process for inhibiting the polymerization of vinyl aromatic compounds
JP2006176417A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Hakuto Co Ltd 芳香族ビニル化合物の重合抑制方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5869717A (en) * 1997-09-17 1999-02-09 Uop Llc Process for inhibiting the polymerization of vinyl aromatics
US6395942B1 (en) 1999-08-10 2002-05-28 Uop Llc Increasing the thermal stability of a vinyl aromatic polymerization inhibitor
US6395943B1 (en) 1999-08-10 2002-05-28 Uop Llc Process for inhibiting the polymerization of vinyl aromatic compounds
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