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JPH01222409A - 針状磁性酸化鉄粒子粉末の製造法 - Google Patents

針状磁性酸化鉄粒子粉末の製造法

Info

Publication number
JPH01222409A
JPH01222409A JP63048386A JP4838688A JPH01222409A JP H01222409 A JPH01222409 A JP H01222409A JP 63048386 A JP63048386 A JP 63048386A JP 4838688 A JP4838688 A JP 4838688A JP H01222409 A JPH01222409 A JP H01222409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
needle
grains
aqueous suspension
hematite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63048386A
Other languages
English (en)
Inventor
Harumi Kurokawa
晴己 黒川
Tatsuya Nakamura
龍哉 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toda Kogyo Corp
Original Assignee
Toda Kogyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toda Kogyo Corp filed Critical Toda Kogyo Corp
Priority to JP63048386A priority Critical patent/JPH01222409A/ja
Publication of JPH01222409A publication Critical patent/JPH01222409A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、高密度記録用磁性酸化鉄粒子粉末として好適
である粒子表面並びに粒子内部に空孔が存在しておらず
、実質的に高密度であって、且つ、粒度が均斉で樹枝状
粒子が混在していない計状磁性酸化鉄粒子粉末の製造法
に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、磁気記録再生用機器の長時間記録化、小型軽量化
が進むにつれて、磁気記録媒体の高性能化、高密度記録
化の要求が高まってきている。
磁気記録媒体の高性能化、高記録密度化の為には、残留
磁束密度Brの向上が必要である。磁気記録媒体の残留
磁束密度Brは、磁性酸化鉄粒子粉末のビークル中での
分散性、塗膜中での配向性及び充填性に依存している。
そして、ビークル中での分散性、塗膜中での配向性及び
充填性を向上させるためには、ビークル中に分散させる
磁性酸化鉄粒子粉末の粒子表面並びに粒子内部に空孔が
存在しておらず実質的に高密度であって、且つ、粒度が
均斉で樹枝状粒子が混在していない粒子が要求される。
現在、磁気記録用磁性粒子粉末として主に針状晶マグネ
タイト粒子粉末または、針状晶マグヘマイト粒子粉末が
用いられている。これらは一般に、第一鉄塩水溶液とア
ルカリとを反応させて得られる水酸化第一鉄粒子を含む
pHl1以上のコロイド水溶液を空気酸化しく通常、「
湿式反応」と呼ばれている。)で得られる針状α−Fe
ooH粒子を、空気中300°C付近で加熱、脱水して
ヘマタイト粒子となし、更に、水素等還元性ガス中30
0〜400℃で還元して針状マグネタイト粒子とし、ま
たは次いでこれを、空気中200〜300°Cで酸化し
て針状マグヘマイト粒子とすることにより得られている
〔発明が解決しようとする問題点〕
粒子表面並びに粒子内部に空孔が存在しておらず実質的
に高密度であって、且つ、粒度が均斉で樹枝状粒子が混
在していない磁性酸化鉄粒子粉末は、現在量も要求され
ているところであるが、出発原料である針状ゲータイト
粒子を製造する前述の公知方法により得られた粒子粉末
は、樹枝状粒子が混在しており、また粒度から言えば、
均斉な粒度を有した粒子であるとは言い難く、咳針状ゲ
ータイト粒子を出発原料として用い、還元、酸化して得
られた磁性酸化鉄粒子粉末もまた、樹枝状粒子が混在し
ており、また粒度から言えば、均斉な粒度を有した粒子
であるとは言い難いものである。
また、このゲータイト粒子粉末を出発原料として常法に
より磁性酸化鉄粒子粉末を得た場合、ゲータイト粒子を
加熱脱水して得られるヘマタイト粒子は脱水により、粒
子表面並びに粒子内部に多数の空孔を生じ、次いで、該
ヘマタイト粒子を還元、又は、必要により更に酸化して
得られるマグネイト粒子又はマグヘマイト粒子もまた粒
子表面並びに粒子内部に多数の空孔が分布していること
が観察される。
このように、粒子表面並びに粒子内部に多数の空孔を有
する磁性酸化鉄粒子粉末は、ビークル中での分散が悪い
ものである。
磁性酸化鉄粒子の粒子表面並びに粒子内部に発生した空
孔をなくする試みは、例えば特公昭38−26156号
公報及び粉体および粉末冶金協会昭和43年度春季大会
講演概要集2−6に記載の通り、従来からなされてはい
るが、いずれの方法も、粒子表面並びに粒子内部に発生
した空孔をなくする為に高温で加熱する必要があり、そ
の結果、粒子及び粒子相互間で焼結が生起し、これを還
元、酸化して得られた磁性酸化鉄粒子粉末は、磁性塗料
を製造スル際ノビ−クル中への分散が悪くなるという欠
点があった。
一方、磁性酸化鉄粒子の粒子表面並びに粒子内部に一旦
発生した空孔をなくする方法ではなく、粒子表面並びに
粒子内部に空孔のない粒子を出発原料として磁性酸化鉄
粒子を得る方法も試みられている。
この方法は、例えば、特公昭55−22416号公報、
特公昭55−4694号公報、特開昭57−92527
号公報及び特開昭51−8193号公報に記載のように
水溶液中から直接針状晶へマクイト粒子を生成させ、該
針状晶へマクイト粒子を出発原料として還元、酸化する
ことにより針状晶磁性酸化鉄粒子を得る方法である。
即ち、粒子表面並びに粒子内部の空孔は、前述した通り
、針状晶ゲータイト粒子を加熱脱水して針状晶へマクイ
ト粒子とする際の脱水により発生するものであるから、
水溶液中から直接針状晶ヘマタイトを生成させれば、脱
水工程を省略することができ、従って、粒子表面並びに
粒子内部に空孔の全くない針状晶へマクイト粒子を得る
ことができ、該へマクイト粒子を出発原料として還元、
酸化して得られた針状晶磁性酸化鉄粒子もまた粒子表面
並びに粒子内部に空孔が全くないものとなる。
上述したところから明らかな通り、粒子表面並びに粒子
内部に空孔が全く存在しておらず実質的に高密度であっ
て、且つ、粒子が均斉で樹枝状粒子が混在していない計
状磁性酸化鉄粒子粉末を得る為には、粒子が均斉で樹枝
状粒子が混在していない針状ヘマタイト粒子を水溶液中
から直接生成させる方法が強(要望されているのである
〔問題点を解決する為の手段〕
本発明者は、粒度が均斉で樹枝状粒子が混在していない
針状ヘマタイト粒子を水溶液中から直接生成させる方法
について種々検討を重ねた結果、本発明に到達したので
ある。
即ち、本発明は、β−Fe001を含む水懸濁液にアル
カリ性水溶液を添加してpH8以上の水性懸濁液とし、
次いで、該水性懸濁液に塩酸を添加して得られた前記β
−FeOOIIを含むp117以下の水性懸濁液に、当
該懸濁液中のFe(2)に対しP換算で0.1〜2,0
原子%のリン化合物を添加した後、]00〜130°C
の温度範囲で水熱処理することにより、針状ヘマタイト
粒子を生成させ、該針状ヘマタイト粒子を還元性ガス中
で加熱還元して針状マグネタイト粒子とするか、又は、
更に酸化して針状マグヘマイト粒子とすることよりなる
針状磁性酸化鉄粒子からなる磁性酸化鉄粒子粉末の製造
法である。
〔作  用〕
先ず、本発明において最も重要な点は、β−FeOOH
含む水懸濁液にアルカリ性水溶液を添加してpH8以上
の水性懸濁液とし、次いで、該水性懸濁液に塩酸を添加
して得られた前記β−Fe0011を含むpl!7以下
の水性懸濁液に、当該懸濁液中のFe@に対しP換算で
0.1〜2.0原子%のリン化合物を添加した後、10
0〜130℃の温度範囲で水熱処理した場合には、粒子
内部に空孔が存在しておらず、実質的に高密度であって
、且つ、粒度が均斉で樹枝状粒子が混在していない針状
ヘマタイト粒子を水溶液中から直接生成させることがで
き、該針状ヘマタイト粒子を加熱還元して得られる針状
マグネタイト粒子及び必要により更に加熱酸化して得ら
れる針状マグヘマイト粒子もまた、出発原料である針状
へ7タイト粒子の粒子形状を保持継承していることによ
って、粒子内部に空孔が存在しておらず、実質的に高密
度であって、且つ、粒度が均斉で樹枝状粒子が混在して
いない針状粒子であるという事実である。
本発明において針状ヘマタイト粒子が生成する理由につ
いて、本発明者は、後出の比較例に示す通り、リン化合
物を添加しない場合には、等方的なヘマタイト粒子が生
成することから、リン化合物が生成するヘマタイト粒子
の粒子形態に関与しているものと考えている。
本発明においては、p118以との水性懸濁液をpH7
以下の水性懸濁液とする為に使用する酸として塩酸を使
用した場合には、ヘマタイト粒子を生成させることがで
きるが、塩酸以外の酸、例えば、硫酸、酢酸、燐酸等を
使用する場合にはヘマタイト粒子を生成させることがで
きない。
次に、本発明実施にあたっての諸条件について述べる。
本発明においては、鉄原料としてβ−FeOOHを使用
することが必要である。β−FeOO1lは、塩化第二
鉄水溶液を加熱処理して加水分解する方法、塩化第一鉄
水溶液に酸素含有ガスを通気して酸化反応を行う方法等
により得ることができ、不定形、針状、紡錘状等いかな
る粒子形態のものでも使用することができる。
本発明において、β−FeOOHを含む水懸濁液のpH
は高々6.0程度であり、当該水懸濁液にアルカリ性水
溶液を添加することによりpH8以上とする。
本発明におけるアルカリ性水溶液としては、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、アンモニア水等を使用するこ
とができる。アルカリ性水溶液添加後の水性懸濁液のp
Hが8以下の場合には、ヘマタイトとβ−Fe00Hの
混合物が生成する。
本発明において、pH8以上の水性懸濁液をρ117以
下の水性懸濁液にする為には、塩酸を使用することが必
要である。塩酸添加後の水性懸濁液のpHが7以上であ
る場合には、100〜130℃の温度領域においてはβ
−FeOO1lが安定して生成する為ヘマタイト粒子が
生成しない。
本発明においては、β−Fe0011を含む水懸濁液の
濃度が1.0 mol/j!程度の高濃度であってもヘ
マタイト粒子を生成することが可能である。1.0 +
*ol/1以上の場合にもヘマタイト粒子は生成するが
、粒度が不均斉となる。
本発明におけるリン化合物としては、メタリン酸、次亜
リン酸、亜リン酸、正リン酸、ピロリン酸及びこれ等の
基環無機のリン化合物を用いることができる。
リン化合物の添加量は、懸濁液中のFe@に対し、P換
算で0.1〜2.0原子%である。0.1原子%以下で
ある場合には、本発明の目的とする針状ヘマタイト粒子
を得ることができない。2.0原子%以上である場合に
も、針状ヘマタイトが生成するが、反応に長時間を要す
る。
本発明における反応温度は、100〜130℃である。
100℃以下である場合には、β−Fe00Hの溶解が
十分に進行しない為ヘマタイト粒子が生成しない。13
0°C以上である場合にもヘマタイト粒子は生成するが
、高圧容器等特殊な装置を必要とする為、工業的、経済
的ではない。
本発明における還元性ガス中における加熱還元処理及び
酸化処理は常法により行うことができる。
また、出発原料であるヘマタイト粒子は、加熱処理に先
立って通常行われるSt、 AI、 P化合物等の焼結
防止効果を有する物質によってあらかじめ被覆処理して
おくことにより、より分散性の優れた磁性酸化鉄粒子粉
末を得ることができる。
〔実施例〕
次に、実施例並びに比較例により本発明を説明する。
尚、以下の実施例における粒子の平均径は、電子顕微鏡
写真から測定した数値の平均値であり、比表面積はBE
T法により測定した値である。
実施例1 O,4mol/j!のβ−Fe008粒子(比表面積5
Flrrf/g)を含むpH5,5の水懸濁液500t
a IlにNaOH水溶液を添加してpH9,0の水性
懸濁液を得た。
ト記水性懸濁液にIC!水溶液を添加して得られたβ−
Fe008粒子を含むpH2,0の水性懸濁液に、正リ
ンPa O,20g (Fe@に対しP換算で1.0原
子%に該当する。)を添加した後、密閉容器中に入れ、
125°Cで15時間水熱処理して赤褐色沈澱を生成さ
せた。赤褐色沈澱を水洗、濾過、乾燥して得られた粒子
粉末は、図1に示すX線回折に示す通り、ヘマタイトで
あり、図2に示す電子顕微鏡写真(x 20.00G)
から明らかな通り、平均粒子径が0.8μ−である実質
的に高密度な針状粒子であり、粒度が均斉で樹枝状粒子
が混在しておらず、且つ、個々の粒子が独立した粒子で
あった。
上記へ、マタイト粒子粉末70gをII!、のレトルト
還元容器中に投入し、駆動回転させなから1!□ガスを
毎分1iの割合で通気し、還元温度350°Cで還元し
てマグネタイト粒子粉末を得た。得られたマグネタイト
粒子粉末は、電子顕微鏡観察の結果、平均粒子径が0.
7μmである実質的に高密度な針状粒子であり、粒度が
均斉で樹枝状粒子が混在しておらず、且つ、個々の粒子
が独立した粒子であった。また、磁気測定の結果、保磁
力Hcは3040e、飽和磁化σ3は89.2 emu
/gであった。
と記マグネタイト粒子粉末70gを空気中300°Cで
60分間酸化してマグヘマイト粒子粉末を得た。
得られたマグヘマイト粒子粉末は、電子顕微鏡観察の結
果、平均粒子径0.7μmである実質的に高密度な針状
粒子であり、粒度が均斉で樹枝状粒子が混在しておらず
、且つ、個々の粒子が独立した粒子であった。また、磁
気測定の結果、保磁力+1cは2950e、飽和磁化σ
sは82.3 emu/gであった。
実施例2 0.5 mol/j!のβ−Fe008粒子(比表面積
+1On?/g)を含むpos、oの水懸濁液500m
 lにNIl、OH水溶液を添加してpH8,5の水性
懸濁液を得た。
ト記水性懸濁液にHCI水溶液を添加して得られたβ−
Fe0011粒子を含むput、sの水性懸濁液に、正
リン酸0.1258(Fe @に対しP換算で0.5原
子%に該当する。)を添加した後、密閉容器中に入れ、
125℃で15時間水熱処理して赤褐色沈澱を生成させ
た。赤褐色沈澱を水洗、濾過、乾燥して得られた粒子粉
末は、X線回折の結果ヘマタイトであり、図5に示す電
子顕微鏡写真(x 20.000)から明らかな通り、
平均粒子径が0.5μ−である実質的に高密度な針状粒
子であり、粒度が均斉で樹枝状粒子が混在しておらず、
且つ、個々の粒子が独立した粒子であった。
上記ヘマタイト粒子粉末70gを11のレトルト還元容
器中に投入し、駆動回転させなからH!ガスを毎分11
の割合で通気し、還元温度350℃で還元してマグネタ
イト粒子粉末を得た。得られたマグネタイト粒子粉末は
、電子顕微鏡観察の結果、平均粒子径が0.4μmであ
る実質的に高密度な針状粒子であり、粒度が均斉で樹枝
状粒子が混在しておらず、且つ、個々の粒子が独立した
粒子であった。また、磁気測定の結果、保磁力Hcは2
550s、飽和磁化σSは88.8 emu/gであっ
た。
ト記マグネタイト粒子粉末70gを空気中300°Cで
60分間酸化してマグヘマイト粒子粉末を得た。
得られたマグヘマイト粒子粉末は、電子顕微鏡観察の結
果、平均粒子径0.4μmである実質的に高密度な針状
粒子であり、粒度が均斉で樹枝状粒子が混在しておらず
、且つ、個々の粒子が独立した粒子であった。また、磁
気測定の結果、保磁力11cは2310e、 iii!
和磁化σsはflo、2 emu/gであった。
比較例1 正リン酸を添加しなかった以外は、実施例1と同様に水
熱処理して赤褐色沈澱を生成させた。
赤褐色沈澱を水洗、濾過、乾燥して得られた粒子粉末は
、図4に示すX線回折及び図5に示す電子顕微鏡写真(
X20,000)から明らかな通り、平均粒径が0.3
μ−の等方的粒子であった。
比較例2 0.2 mo1/ffiのβ−Fe0011粒子(比表
面積180 rrr/g)を含むpH,7の水懸濁液5
00s eをMail水溶液及びMCl水溶液を用いて
pH311整することなく、そのまま密閉容器中に入れ
、実施例1と同様に水熱処理して黄褐色沈澱を生成させ
た。
黄褐色沈澱を水洗、p遇、乾燥して得られた粒子粉末は
、X線回折の結果及び図6に示す電子顕微鏡写% (x
 20.00G)から明らかな通り、β−FeOOHの
ままであった。
比較例3 NaO)l水溶液を添加してpH6,8の水性懸濁液と
した以外は実施例1と同様に水熱処理して茶褐色沈澱を
生成させた。茶褐色沈澱を水洗、枦遇、乾燥して得られ
た粒子粉末は、XIJ1回折の結果及び図7の電子顕微
鏡写真(x20.000)から明らかな通り、β−Fe
00Hとヘマタイトの混合物であった。
比較例4 MCl水溶液を添加してβ−FeOOH含むpH7,5
の水性懸濁液とした以外は、実施例1と同様に水熱処理
して黄褐色沈澱を生成させた。黄褐色沈澱を水洗、枦遇
、乾燥して得られた粒子粉末は、X線  。
回折の結果及び図8に示す電子顕微鏡写真(X 50゜
000)から明らかな通り、β−FeOOHのままであ
った。
比較例5 水熱処理の温度を95℃とした以外は、実施例1と同様
にして黄褐色沈澱を生成させた。黄褐色沈澱を水洗、濾
過、乾燥して得られた粒子粉末は、図9に示すX線回折
及び図10に示す電子w4微繞写真(x50,000)
から明らかな通り、β−FeOOHのままであった。
〔発明の効果〕
本発明における計状磁性酸化鉄粒子粉末の製造法によれ
ば、前出実施例に示した通り、粒子表面並びに粒子内部
に空孔が存在しておらず実質的に高密度であって、且つ
、粒度が均斉で樹枝状粒子が混在していない針状磁性酸
化鉄粒子からなる計状磁性酸化鉄粒子粉末を得ることが
できるので、高性能、高密度記録用磁性酸化鉄粒子粉末
とじて好適なものである。
【図面の簡単な説明】
図1、図4及び図9はいずれもX線回折図であり、図4
は実施例1で得られたヘマタイト粒子粉末、図8は、比
較例1で得られたヘマタイト粒子粉末、図9は比較例5
で得られたβ−PeOOI(粒子粉末である。 図2、図3、図5乃至図8及び図10は、いずれも電子
顕微鏡写真であり、図2、図3及び図5はそれぞれ一実
施例1、実施例2及び比較例]で得られた針状ヘマタイ
ト粒子粉末、図6、図8及び図10はそれぞれ、比較例
2及び比較例4及び比較例5で得られたβ−FeOOH
粒子粉末、図7は、ヘマタイトとβ−Fe00Hとの混
合物粒子粉末である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)β−FeOOHを含む水懸濁液にアルカリ性水溶
    液を添加してpH8以上の水性懸濁液とし、次いで、該
    水性懸濁液に塩酸を添加して得られた前記β−FeOO
    H含むpH7以下の水性懸濁液に、当該懸濁液中のFe
    (III)に対しP換算で0.1〜2.0原子%のリン化
    合物を添加した後、100〜130℃の温度範囲で水熱
    処理することにより、針状ヘマタイト粒子を生成させ、
    該針状ヘマタイト粒子を還元性ガス中で加熱還元して、
    計状マグネタイト粒子とするか、又は、更に酸化して、
    針状マグヘマイト粒子とすることを特徴とする計状磁性
    酸化鉄粒子粉末の製造法。
JP63048386A 1988-02-29 1988-02-29 針状磁性酸化鉄粒子粉末の製造法 Pending JPH01222409A (ja)

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