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JPH0121495Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0121495Y2
JPH0121495Y2 JP1983014016U JP1401683U JPH0121495Y2 JP H0121495 Y2 JPH0121495 Y2 JP H0121495Y2 JP 1983014016 U JP1983014016 U JP 1983014016U JP 1401683 U JP1401683 U JP 1401683U JP H0121495 Y2 JPH0121495 Y2 JP H0121495Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing layer
sleeve cover
viscoelastic sealing
viscoelastic
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983014016U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59119575U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1401683U priority Critical patent/JPS59119575U/ja
Publication of JPS59119575U publication Critical patent/JPS59119575U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0121495Y2 publication Critical patent/JPH0121495Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、架空電線の接続部のスリーブに被着
するスリーブカバーの改良構造に関する。
[従来の技術] 従来同種の電線接続部の絶縁カバーにおいて、
その両端部の電線挟着部に粘弾性シール層を形成
し、もつてカバーと電線の密着性を高めてカバー
内の密封を保つようにしたものが例えば実開昭53
−31417号、特公昭56−7266号等により公知であ
る。
[考案が解決しようとする課題] 前記従来の技術においては、粘弾性シール層の
粘着面が外部に露呈しているため、(イ)ほこり等を
吸着して粘性の低下を招き易い、(ロ)手にべた付く
ため作業性が悪く、特に高所での作業では危険で
ある、(ハ)作業中に絶縁部とカバーとの適合性を試
験するための試し装着等ができない、等の不具合
があつた。
また、成形直後より筒形状を呈するように形成
され下辺長手方向の分割線により拡開自在になつ
ている構造のスリーブカバーにおいては、前記の
ような粘弾性シール層を形成すると、前記分割線
に対応する粘弾性シール層の端面同士が接合し易
く、一且接合するとスリーブカバーを拡開するの
が容易でない不具合があつて実施化が難しいもの
であつた。
[課題を解決するための手段] 前記全ての不具合を解消するため本考案は、合
成樹脂からなりその成形直後より筒形状を呈する
ように形成され、下辺長手方向の分割線により拡
開自在に形成されるスリーブカバーにおいて、 該スリーブカバー両端部の電線挟着部からスリ
ーブカバーの本体部に至る内側周面にブチルゴム
系コンパウンド等より成る粘弾性シール層を形成
すると共に、該粘弾性シール層の内表面及び前記
分割線に対応する粘弾性シール層の端面に離型紙
を貼着したスリーブカバーを提供するものであ
る。
[作用] スリーブカバーの運搬や保管時には粘弾性シー
ル層が離型紙により保護される。そして、取付作
業においてスリーブに被着する直前に離型紙を取
つてスリーブカバーを被着すれば電線と粘弾性シ
ール層が完全に密着して水密性を保つて固定され
る。
[実施例] 以下に本考案の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
図において1は内径d1が電線接続部に巻回し
た絶縁テープの外径より大径に形成された略円筒
形をした合成樹脂製のスリーブカバーの本体部で
あり、該本体部1の両端にテーパー部2,2を介
して電線が挿通可能な内径d2を有する電線挟着
部3,3が連設してある。これらの本体部1、テ
ーパー部2,2並びに電線挟着部3,3の全体に
わたる下辺長手方向に分割線4を直線状に設け、
さらに該分割線4の下面両側端縁に係合片5a,
5bを対設する。そして、一方の係合片5aの内
側に水平状に突条6と段部7を設け、他方の係合
片5bの内側に前記突条6及び段部7に夫々係合
する凹溝8と鉤部9を設ける。なお、10は係合
片5a,5bの結合を解除させる際に指を掛ける
スペースとなす凹部、11は本体部1の内側両端
部に電線を挟着させるべく対設した突起群であ
る。
前記スリーブカバーは、成形直後より筒形状を
呈するように形成されるもので、分割線により拡
開しても材料の弾性により筒形状に戻るものであ
る。
而して、12は電線挟着部3,3から本体部1
に至る内側周面に塗着した粘弾性シール層であ
る。この粘弾性シール層12は耐候性に優れ、か
つ気体透過性が非常に小さく、しかも粘稠性を有
するブチルゴム系コンパウンドより成り、長手方
向に分割線4に合わせて切れ目を設けてなる。さ
らに粘弾性シール層12の内表面及び粘弾性シー
ル層12の端面に離型紙13を貼着しておく。
次にこのように形成されたスリーブカバーの使
用について説明する。第4図及び第5図はDV線
の接続部を示したもので、同図において、14,
14はビニル被覆15,15を設けてなるDV線
で、先端部のビニル被覆を剥ぎ取り所要長さに導
線16を露出させ、片ひねりしてBスリーブ17
を用いて接続してある。さらに、導線16を露出
させた全体にわたり絶縁テープ18を巻付け絶縁
処理が施こしてある。このようにして絶縁処理さ
れた個所に対して上方から、係合片5a,5bを
左右に拡開させ、粘弾性シール層12の内表面に
貼着した離型紙13を剥がし、開口させた分割線
4の間から絶縁テープ18の巻回した部分を本体
部1内に収容させ、その両端でDV線14,14
を夫々電線挟着部3,3に挟着させる。
このようにして、電線の接続部を中心にして被
着し、かつ係合片5a,5bを結合させたスリー
ブカバーは、本体部1内側に突出させた突起群1
1でもつて絶縁テープ18を巻回した部分を挟ん
で固定させ、この電線接続部の両端を各電線挟着
部3内で粘弾性シール層12により該電線挟着部
3とDV線14との間隙を第5図のように密封し
て水密状態に保持する。そしてDV線14を挟着
させることにより余剰が生じた粘弾性シール層1
2は自らの粘稠性によつてその一部はテーパー部
2へ逃げ込んでこのテーパー部2でもDV線14
との間隙を埋めて密封状の部分を形成する。この
際に粘弾性シール層12は突起11に遮ぎられて
本体部1へはあまり流入しないでテーパー部2に
充填される。また粘弾性シール層12の余剰の一
部は電線挟着部3より外部へはみ出すことがある
がはみ出したものは拭い取つてやればよい。
[考案の効果] 以上のように本考案のスリーブカバーによれ
ば、粘弾性シール層12の内表面に離型紙13を
貼着したため、(イ)ほこり等を吸着することがなく
粘性の低下が起らないため工場出荷段階で既に粘
弾性シール層12を施すことができる、(ロ)離型紙
13を剥すまでは手にべた付かないため作業性が
良くなり、高所での作業が安全スムーズに行え
る、(ハ)絶縁部とスリーブカバーの適合性を試すた
めの試し装着が行える、 等の効果がある。
そして、さらに、粘弾性シール層12の端面
(切れ目)にも離型紙13を貼着したため、成形
直後より筒形状を呈するスリーブカバーに粘弾性
シール層12を形成しても前記端面同士が接合し
ないためこのようなスリーブカバーにおいても粘
弾性シール層12の使用が容易となる等実用性の
高い考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は縦断正面図、第2図は電線挟着部の縦
断側面図、第3図はテーパー部の縦断側面図、第
4図は使用状態の縦断正面図、第5図は使用状態
の縦断側面図、第6図は使用状態の横断平面図で
ある。 1……本体部、3,3……電線挟着部、4……
分割線、12……粘弾性シール層、13……離型
紙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 合成樹脂からなりその成形直後より筒形状を呈
    するように形成され、下辺長手方向の分割線によ
    り拡開自在に形成されるスリーブカバーにおい
    て、 該スリーブカバー両端部の電線挟着部からスリ
    ーブカバーの本体部に至る内側周面にブチルゴム
    系コンパウンド等より成る粘弾性シール層を形成
    すると共に、該粘弾性シール層の内表面及び前記
    分割線に対応する粘弾性シール層の端面に離型紙
    を貼着したことを特徴とするスリーブカバー。
JP1401683U 1983-02-01 1983-02-01 スリ−ブカバ− Granted JPS59119575U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1401683U JPS59119575U (ja) 1983-02-01 1983-02-01 スリ−ブカバ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1401683U JPS59119575U (ja) 1983-02-01 1983-02-01 スリ−ブカバ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59119575U JPS59119575U (ja) 1984-08-11
JPH0121495Y2 true JPH0121495Y2 (ja) 1989-06-27

Family

ID=30145392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1401683U Granted JPS59119575U (ja) 1983-02-01 1983-02-01 スリ−ブカバ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59119575U (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5115179A (ja) * 1974-07-30 1976-02-06 Motoyasu Konishi Densensetsuzokubunozetsuenkabaa
JPS5953773B2 (ja) * 1976-03-08 1984-12-26 日新電機株式会社 多相一括ガス絶縁電気機器
JPS5642718Y2 (ja) * 1976-08-24 1981-10-06
JPS567266A (en) * 1979-06-28 1981-01-24 Hitachi Ltd Record disc reproducing device

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Publication number Publication date
JPS59119575U (ja) 1984-08-11

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