[go: up one dir, main page]

JPH01213978A - 面状発熱体 - Google Patents

面状発熱体

Info

Publication number
JPH01213978A
JPH01213978A JP3780488A JP3780488A JPH01213978A JP H01213978 A JPH01213978 A JP H01213978A JP 3780488 A JP3780488 A JP 3780488A JP 3780488 A JP3780488 A JP 3780488A JP H01213978 A JPH01213978 A JP H01213978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ptc
electrode
heating element
cloth base
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3780488A
Other languages
English (en)
Inventor
Satohiro Amano
聡博 天野
Naoki Yamada
直樹 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP3780488A priority Critical patent/JPH01213978A/ja
Publication of JPH01213978A publication Critical patent/JPH01213978A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、面状発熱体に関し、特に自己温度1箇機能な
らびに過熱防止機能を有しており温度分布の不均一化が
抑制されてなる面状発熱体に関するものである。
[従来の技術] 従来この種の面状発熱体としては、第14図に示すよう
に、電気抵抗の温度係数が正である結晶性高分子化合物
に対して導電性粒子(たとえばカーボンブラックあるい
は金属粒子など)を分散せしめてなる発熱層すなわちP
TC発熱層12°を布基材(図示せず)に対し塗布など
によって配置することにより形成するものが提案されて
いた。
[解決すべき問題点] しかしながら従来の面状発熱体では、(i)電極との接
触不良などにより発熱層すなわちPTC発熱層12°が
過加熱されると、電極14′、15°の熱伝導係数が発
熱層すなわちPTC発熱層12°の熱伝導係数よりも極
めて大きいので、電極14’ 、15’を介して通船8
部分から熱が拡散され、電極14°。
15°にそって過加熱領域が形成される欠点があり、ま
た(ii)過加熱されるとその部分だけ発熱層すなわち
PTC発熱層12°の電気抵抗が上昇するので、電極1
4°、15°間を流れる電流の値が断面で一定している
ことを勘案すれば、発熱量が抵抗値に比例し、過加熱部
分が一層加熱されてしまい。
温度分布が不均一化してしまう欠点があり、結果的に(
iii) PTC特性を発揮できない欠点かあり、ひい
ては(iv)PTC特性を維持しようとすれば、電極1
4”、15°間の距離を削減しなければならず、重量お
よび肉厚の増加ならびに柔軟性の喪失を回避できない欠
点があった。
そこで本発明は、これらの欠点を除去するために、自己
温度調mal能ならびに過熱防止機能を有しており温度
分布の不均一化が十分に抑制されてなる面状発熱体を提
供せんとするものである。
(2)発明の構成 [IF、1m点の解決手段] 本発明により提供される問題点の第1の解決手段は、 「(a)布基材と、 (b)+iO記布基布基材なくとも一面に対して形成さ
れたPTC発熱領域と、 (C)前記PTC発熱領域に対して配設された複数の分
割電極からなる第1の電極 と、 (d)前記PTC発熱領域に対し第1の電極から離間し
て配設された複数の分割電 極からなる第2の電極と を備えてなることを特徴とする面状発熱体」 である。
また本発明により提供される問題点の第2の解決手段は
「(a)布基材と。
(b)前記布基材の少なくとも一面に対して形成された
PTCQ熱領域と、 (c)前記PTC発熱領域の両側に対し隣接するようそ
れぞれ配設された第1.第 2の通常発熱領域と。
(d)荊記第1.第2の通常発熱領域に対しそれぞれ配
設された第1.第2の電極 と を備えてなることを特徴とする面状発熱体」 である。
[作用] 本発明にかかる第1の面状発熱体は、布基材の少なくと
も一面に対して形成されたPTC発熱領域に対しそれぞ
れ複数の分割電極からなる第1゜第2の電極を配設して
なるので、(i)PTC発熱領域が過加熱状態となり電
極にそって拡大することを抑制する作用をなし、ひいて
は(ii)過加熱領域の拡大を阻止し温度分布の不均一
化を抑制する作用をなし、結果的に(iii)自己温度
調節機能Sよび過熱防止機能を有効に達成する作用をな
す。
また本発明にかかる第2の面状発熱体は、布基材の少な
くとも一面に対して形成されたPTC発熱領域の両側に
対しそれぞれ通常発熱領域を配設し、重犯通常発熱領域
に対しそれぞれ第1.第2の電極を配設してなるので、
(iv)通常発熱領域が過加熱状態となり過加熱領域が
電極にそって拡大してもPTC発熱領域が過加熱状態と
なることを防止する作用をなし、ひいては上記(ii)
Σよび(iii)の作用をなす。
[実施例] 次に本発明について、添付図面を参照しつつ具体的に説
明する。
第1図は、本発明にかかる面状発熱体の第1の実施例を
示す平面図である。
第2図は、第1図実施例の■−■線にそった断面図であ
る。
第3図は、本発明にかかる面状発熱体の第2の実施例を
示す部分破断平面図である。
第4図は、第3図実施例のrV−17線にそった断固で
ある。
第5図は、本発明にかかる面状発熱体の第3の実施例を
示す平面図である。
第6図は、第5図実施例のVI−VI線にそった断面図
である。
第7図は、本発明にかかる面状発熱体の第4の実施例を
示す部分破断平面図である。
第8図は、第7図実施例のVlll−Vlll線にそっ
た断面図である。
第9図ないし第13図は、本発明にかかる面状発熱体の
動作説明図である。
まず第1図および第2図を参照しつつ、本発明にかかる
面状発熱体の第1の実施例について、その構成および作
用を詳述する。
艮は本発明にかかる面状発熱体で、布基材11の少なく
とも一面に対しそれデれPTC発熱領域(すなわち電気
抵抗の温度係数が正である発熱領域)12^、12Bか
配置されており、かつ前記PTC発熱領域12^の表面
に対し互いに離間するよう電極14.Isがそれぞれ配
設されている。電極14は、複数の分割電極14a =
14jによって形成されており、電極15は、複数の分
割電極ISa〜15jによって形成されている。
電極14.Isは、接続線11i、17を介して直流も
しくは交流の電源(図示せず)に対し接続可能とされて
いる。
布基材11は、合成繊維(たとえばナイロンあるいはテ
トロンなど)の織布(平織布あるいはメリヤス織布なと
)あるいは不織布によって形成されている。布基材it
の肉厚は、通常SO#Lm〜1mmであることが望まし
いが、これに制限されるものではない。
しかして本発明にかかる面状発熱体すは、以下のように
発熱する。
工亘!又塾負立工 電極14.15間に適宜の電圧が印加されると、当初の
低温状態では、PTC発熱領域12A、12Bの電気抵
抗が小さいので、電極14,15間の電流は、大きい、
これにより、PTC発熱領域12A、12Bの発熱量が
、増大する。このため面状発熱体すの温度は、急速に上
昇する。
面状発熱休刊が高温となると、PTC発熱領域12A、
12Bの電気抵抗が増大して大きくなるので、電極14
,15間の電流は、小さくなる。これによりPTC発熱
領域12A、12Bの発熱量が、減少する。
このため面状発熱体すの温度は、低下する。
面状発熱体用が低温となると、PTC発熱領域12A、
12Bの電気抵抗が小さくなるので、電極14、15間
の電流は、再び大きくなる。これによりPTC発熱領域
12A、12Bの発熱量が、増大する。このため面状発
熱体用の温度は、再び上昇する。
以上の動作を反復しつつ、本発明にかかる面状発熱体す
は、自己温度***能ならびに過熱防止機ず駈を発揮す
る。
(異常発熱動作) たとえば電極14の分割電極14dとPTC発熱領域1
2Aとの間で接触不良などが生じると、その接触不良な
どを生じた部分(″過加熱領域”という)の温度が周囲
に比して上昇する。
1m5wmは、itm14カ分W″er1極14a ”
14jによって形成されているので、電極14にそって
拡大することかなく、PTC発熱領域12A、12Bの
局部に限定される。
PTC発熱領域12A、12Bのうち過加熱領域となっ
た部分は、電気抵抗が増大するため、電流が減少する。
したがって電極14からの電流は、PTC発熱領域12
A、12Bのうちの過加熱領域を回避しつつ、PTC発
熱領域IZA 12Bを通って電極15へ流れる。これ
によりPTC発熱領域12^、12Bは、過加熱領域を
除き、上記の正常発熱動作と同様に発熱を生じる。
以上により本発明にかかる面状発熱体用は、異常時すな
わち過加熱時にあっても、温度分布の不均一化を抑制し
つつ、自己−百機滝ならびに過熱防出機イtを発揮する
次に第1図および第2図を参照しつつ、本発明にかかる
面状発熱体の第1の実施例について、その製造方法を詳
細に説明する。
(導電 エラストマ組 物の調 導電性エラストマ組成物は、エラストマに対し、(i)
電気抵抗を調節して発熱量ひいては発熱温度を適宜に設
定するための導電性素材と、(ii)ゴム配合剤(すな
わち必須成分としての加硫剤および選択成分としての補
強用充填剤、可塑剤、加硫促進剤、加硫調節剤、加工助
剤、老化防止剤および難燃剤なと)とを、混練aI!(
たとえばロール)によって混練し分散混合せしめること
により、調製する。
エラストマとしては、本発明の面状発熱体圧が空気中で
使用されることが多いので空気酸化によって劣化されな
いものが好ましい、すなわち不飽和基をあまり多く含ま
ないもの、たとえば(i)エチレンプロピレンゴム、ア
クリルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ブチルゴム
、塩素化ポリエチレンなどのゴム類のうちの少なくとも
1種、あるいは(ii)DOPすなわちジオクチルフタ
レートなどの可塑剤を含有したポリ塩化ビニル。
樹脂族ポリアミドなどの樹脂類のうちの少なくとも1!
Iを使用すれば、好適である。
導電性素材としては、粒子状素材もしくは繊維状素材を
採用すればよい。
粒子状素材としては、(i)ケッチエンブラック、アセ
チレンブラック、ECFカーボンブラック、グラファイ
トあるいはカーボン繊維などのカーボンブラック系素材
のうちから選ばれた少なくともL種の素材、あるいは(
ii)ニッケル粉、銅粉、銀粉、金粉、アルミニウム粉
、黄銅粉、金属コートした雲母粉、金属コートしたガラ
ス粉などの金属系素材のうちから選ばれた少なくとも1
種の素材を使用すれば、好適である。カーボンブラック
系素材の添加量は、エラストマの添加量100重量部に
対し5〜50重量部が好ましく、また金属系素材の添加
量は、エラストマの添加量188重量部に対し10〜9
0重量部が好ましい、また所望によっては、カーボンブ
ラック系素材と金属系素材とを互いに組み合わせて使用
してもよい、この場合のそれぞれの添加量は、本発明の
面状発熱体艮の重量ならびに導電度に対する要求に応じ
て適宜に選択される。
繊維状素材としては、カーボン繊維、金属コートした高
分子繊維、金属コートしたガラス繊維あるいは金属繊維
(たとえばアルミニウム繊維、黄銅mm、ニッケルam
>などが好適である。繊維状素材の添加量は、エラスト
マの添加量100重量部に対し10〜90重量部である
ことが、好ましい。
補強用充填剤としては、たとえばホワイトカーボン、沈
降炭酸カルシウム、微細な粉末状の雲母9合成繊!l(
たとえばナイロンあるいはテトロン)の短繊維、ウィス
カおよびハードクレーなどのうちの少なくとも1種を使
用すれば、好適である。
加硫剤としては、たとえばイオウもしくは過酸化物を使
用すれば、好適である。ここで過酸化物としては、ジク
ミルパーオキサイド、第三ブチルクミルパーオキサイド
および2.5−ジメチル−2゜5−ジ(第三ブチルパー
オキシ)ヘキサンなどのうちの少なくとも1種を使用す
れば好適であり、所望によってエチレンジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレートあるい
はボリアリール化合物(たとえばトリアリールイソシア
ヌレート)などのうちの少なくともINを併用してもよ
い。
加硫促進剤としては、加硫剤としてイオウな用いる場合
、ベンゾチアゾール類(たとえば2−メルカプトベンゾ
チアゾール)、ジチオカルバミン酸塩類およびチウラム
類(たとえばテトラメチルチウラムモノスルフィド)な
どのうちの少なくとも1種を使用すれば、好適である。
加硫促進剤とともに加硫促進助剤(たとえば亜鉛華など
)を添加すれば、加硫促進剤が十分に機能するので好ま
しい。
老化防止剤としては、たとえばN、N’−ジフェニール
−P−フェニレンジアミンP−イソプロポキシジフェニ
ルアミンおよびN、N’−ジー0−トリルエチレンジア
ミンなどのうちの少なくとも1種を使用すれば、好適で
ある。
難燃剤は、老化防止剤とともに商品寿命および安全性を
確保する作用をなしている。!!1燃剤としては、有機
リン系化合物(たとえばトリクレジルフォスフェート、
シフエニルクレジJレフオスフェート、トリオクチルフ
ォスフェート、トリフェニルフォスフェートあるいはト
リス(クロロエチル)フォスフェートなどのうちの少な
くとも1種)と、有機ハロゲン系化合物(たとえばヘキ
サブロモビフェニル。ペンタブロモクロロシクロヘキサ
ンあるいはトリス−(2,3−ジブロモプロピル−1)
−イソシアヌレートなどのうちの少なくとも1種)と、
金属酸化物(たとえば酸化アンチモンなど)と、金属水
酸化物(たとえば水酸化アルミニウムあるいはホウ酸亜
鉛などのうちの少なくともlりなどよりなる群から選ば
れた少なくともL種を使用すれば、好適である。
加工助剤としては、ステアリン酸などを使用すれば、好
適である。
(PTC組 物のmW) PTC!u成物(す酸物ち電気抵抗の温度係数が正であ
る高分子導電材料組成物)は、マトリックス樹脂として
機能する結晶性高分子化合物に対し、たとえばlロー2
〜103Ωcm程度の導電性を発揮するよう導電性粒子
を分散せしめることにより、調製する。すなわちPTC
組成物は、結晶性高分子化合物と導電性粒子とを混線機
(たとえばオープンロールあるいはニーダなと)に投入
し、結晶性高分子化合物の軟化点まで加熱しつつ混練す
ることにより、調製する。
結晶性高分子化合物としては、融点が103”Cと低く
側鎖にカルボキシル基を有しており多価金属を介してそ
のカルボキシル基が互いに結合できるエチレンアクリル
酸共重合体が、好ましい。
また導電性粒子としては、カーボンブラック(ファーネ
スカーボンブラック、チャンネルカーボンブラック、サ
ーマルカーボンブラック。
アセチレンカーボンブラック、ケッチエンブラックなど
)、グラファイト粉末、カーボン繊維、金aimsある
いは金属粉などのうちの少なくとも1種を使用すれば、
好ましい、導電性粒子の添加量は、所望により適宜選択
すればよいが、結晶性高分子化合物100重量部に対し
特に10〜70重量部であれば、好ましい。
(PTCエラストマ溶液の作 ) PTC!11虞物は、導電性エラストマ組成物とともに
、適宜の溶媒(たとえばメチルエチルケトン)中で攪拌
されて溶解され、PTCエラストマ溶液とされる。
(PTC組成物シートの作成) PTCエラストマ溶液は、布基材11に対して適宜の肉
厚となるようにコーティングしたのち、乾燥することに
より、PTC組成物シートとされる。
(面  熱体素体の作成 PTC![1成物シートは、所望により適宜の大きさに
切断され、PTC発熱領域素体とされる。
PTC発熱領域素体は、そのまま面状発熱体素体とされ
る(第1図および第2図参照)。
A1梶Q配度し 面状発熱体素体の表面には、適宜の導電性接着剤を使用
し、あるいは加硫接着もしくは圧若によって、分割電極
14a =14jからなる電極14と分割電極15a〜
15jからなる電極15とを互いに離間して配設する(
第1図および第2図参照)。
これにより、本発明にかかる面状発熱体すを形成する。
ここで電極14.15は、銅、真鍮、ステンレス。
アルミニウムなどの金属板、金属箔、金属棒、金属系、
金属撚糸あるいは金属網などで形成されていることが好
ましく、特に本発明にかかる面状発熱体用の可撓性を確
保する必要がある場合には、金属線あるいは金属箔で形
成されていることが好ましい。
次いで第3図および第4図を参照しつつ、本発明にかか
る面状発熱体の第2の実施例について、その構!&およ
び作用を詳述する。
並は本発明にかかる面状発熱体で、布基材21の少なく
とも一面に対しそれでれPTC発熱領域(すなわち電気
抵抗の温度係数が正である発熱領域) 22A、22B
が配設されており、かつ前記PTC発熱領域22^の表
面に対して互いに離間するよう電極24.25がそれで
れ配設されている。
電極24は、複数の分割電極24a〜24jによって形
成されており、また電極25は、複数の分割電極25a
〜25jによって形成されている。
電極24.25は、接続線26.27を介して直流もし
くは交流の電源(図示せず)に対し接続可能とされてい
る。
面状発熱休廷には、表面層として絶縁性の高分子フィル
ム層すなわち絶縁層26が配設されている。すなわち布
基材21.PTC発熱領域22A、22Bおよび電極2
4.25のうち外表面を形成する部分には、周辺部材(
図示せず)に対して直接に接触することを回避するため
に絶縁性の高分子フィルム層すなわち絶縁層26が配設
されている。
布基材21は、合成繊維(たとえばナイロンあるいはテ
トロンなど)の織布(平織布あるいはメリヤス織布なと
)あるいは不織布によって形成されている。布基材21
の肉厚は、通常50μm〜1mmであることが好ましい
が、これに制限されるものではない。
したがって第3図および第4図に示した本発明にかかる
面状発熱体用は、第1図および第2図に示した面状発熱
休刊に加え、絶縁性の高分子フィルム層すなわち絶縁層
26を配置する構成を有している。このため面状発熱体
翻の発熱動作は、実質的に面状発熱休刊と同一であり、
説明を委しないであろう0面状発熱体跋は、面状発熱休
刊に比し、絶縁性の高分子フィルムすなわち絶縁層26
により、周辺部材などに接触しても漏電などの虞がない
次に第3図および第4図を参照しつつ、本発明にかかる
面状発熱体の第2の実施例について、その製造方法を詳
細に説明する。
第1図および第2図に示した第1の面状発熱体廷な上述
により作成したのち、その表面すなわち布基材21.P
TC発熱領域22A、22Bおよび電極24.25の表
面に対して絶縁層26を形成することにより、本発明に
かかる面状発熱休廷を作成する。
また第5図および第6図を参照しつつ、本発明にかかる
面状発熱体の第3の実施例について、その構成および作
用を詳述する。
凹は本発明にかかる面状発熱体で、布基材コlの中央部
の少なくとも一面に対しそれぞれPTC発熱領域(すな
わち電気抵抗の温度係数が正である発熱債城) 32A
、32Bが配設され、布基材31の両測部両面に対しそ
れぞれ通常発熱領域(すなわち温度変化に際して電気抵
抗がほとんど変化しない発熱領域)コ3A、:13B 
、33C,330が配設されており、かつ前記通常発熱
領域33^、33Cの表面に対しそれぞれ電極34.3
5が配設されている。
電極34.35には、直流もしくは交流の電源(図示せ
ず)に対し接続可部とされている。
しかして本発明にかかる面状発熱体用は、上述の第1の
実施例すなわち面状発熱体用と実質的に同一の機序によ
り発熱する。
加えて第7図および第8図を参照しつつ、本発明にかか
る面状発熱体の第4の実施例について、そのatおよび
作用を詳述する。
赳は本発明にかかる面状発熱体で、布基材41の中央部
の少なくとも一面に対しそれぞれPTC発熱領域(すな
わち電気抵抗の温度係数が正である発熱領域) 42A
、42Bが配設され、布基材31の両側部に対しそれぞ
れ通常発熱領域(すなわち温度変化に際して電気抵抗が
ほとんど変化しない発熱領域) 43A、4:I8が配
設されており、かつ前記通常発熱領域43^、43Cの
表面に対しそれぞれ電極44.45が配設されている。
電極44.45には、直流もしくは交流の電源(図示せ
ず)に対し接続可源とされている。
面状発熱体重には、表面層として絶縁性の高分子フィル
ム層すなわち絶縁層46が配置されている。すなわち布
基材41.PTC発熱領域42A、428:通常発熱領
域43A、4:18および電極44.45のうち外表面
を形成する部分には、周辺部材(図示せず)に対して直
接に接触することを回避するために絶縁性の高分子フィ
ルム層すなわち絶縁層46か配設されている。
布基材41は、合成繊維(たとえばナイロンあるいはテ
トロンなど)の織布(平織布あるいはメリヤス織布なと
)あるいは不織布によって形成されている。布基材41
の肉厚は、通常50pm〜1mmであることが好ましい
が、これに制限されるものではない。
したがって第7図および第8図に示した本発明にかかる
面状発熱体用は、第5図および第6図に示した面状発熱
体用に加え、絶縁性の高分子フィルム層すなわち絶縁層
46を配置する構成を有している。このため面状発熱体
用の発熱動作は、実質的に面状発熱体基ひいては面状発
熱体すと同一であり、説明を要しないであろう0面状発
熱体すは、絶縁性の高分子フィルム層すなわち絶縁層4
6により、周辺部材などに接触しても漏電などの虞かな
い。
次に第7図および第8図を参照しつつ、本発明にかかる
面状発熱体の第4の実施例について、その製造方法を詳
細に説明する。
第3の実施例によって作成された面状発熱休廷の表面、
ひいては布基材31.PTC発熱領域32A。
32B 、通常発熱領域コ3A、338:コIG、33
0および電極34.35の表面に対して絶縁層46を配
設することにより、本発明にかかる面状発熱体刊を作成
する。
加えて本発明にかかる面状発熱体を一層良く理解するた
めに、具体的な数値などを挙げて説明する。
工衷施鍔1工 too fflEk部のエチレンプロピンゴムと、20
重量部のケッチエンブラックECと、S ffi 量a
の亜鉛華ZnOと、1.s 、ii量置部ステアリン酸
と、 t、s g置部のテトラメチルチウラムモノスル
フィドと、0.5重量部のテトラメチルチウラムジスル
フィドと、2重量部のイオウとを混線機(ここではオー
ブンロールを使用した)で混練することにより、導電性
エラストマ組成物を作成した。
次にエチレンアクリレートとアクリル酸とのl:l共重
合体であるエチレンアクリル酸共重合体100重量部に
対し、83重量部のカーボンを添加し、混練機で12a
℃に加熱しつつ混練することにより、PTCm威物を作
成した。
導電性エラストマ組成物とPTCjlit物とは、8:
2の重量比でメチルエチルケトン中に投入して溶解混合
することにより、PTCエラストマ溶液を作成した。P
TCエラストマの体積電気抵抗Rvは、温度Tの変化に
対し第9図に示すように変化した。
PTCエラストマ溶液は、テトロン不織布(厚さ0.2
mm)上にナイフコーティングし乾燥することにより、
PTC!Il成物シート上物シートPTC![1成物シ
ートは、肉厚が0.7mmのPTC発熱層を有していた
PTC!il威物シートは100 mmx80mmのP
TC発熱領域素体に裁断し、そのまま面状発熱体素体と
された。
面状発熱体素体の表面の両側縁には、それぞれ長さ20
mmx幅2mmX厚さ0.05mmの銅箔が、分割電極
14a 〜14j ; ISa 〜15jとして6mm
間隔で10個ずつ加硫接着され、電極14.15とされ
た0分割電極14a 〜14j ; 15a 〜15j
の接着長さは、それぞれ5mmであった。
以上により、本発明にかかる面状発熱休刊が作成された
(第1図および第2図参照)。
本発明にかかる面状発熱体すの電極14.15間の電気
抵抗は、室温20℃において132Ωであった。
本発明にかかる面状発熱体IOの電極14.15間に5
0ヘルツで50ボルトの交流電圧を印加し、赤外線サー
モトレーサで温度分布を測定したところ、第1O図に示
すとおりであった。
工亙A輿又工 実施例1で作成した面状発熱休刊の表面に対して厚さが
0.2mmのビニールシートを絶縁層26として配置す
ることにより、本発明にかかる面状発熱体亜が作成され
た(第3図および第4図参照)。
本発明にかかる面状発熱休廷の電極24.25間の電気
抵抗は、室温20℃において131Ωであった。
本発明にかかる面状発熱休廷の電極24.25間に50
ヘルツで50ボルトの交流電圧を印加し、赤外線サーモ
トレーサで温度分布を測定したところ、第11図に示す
とおりであった。
(実施例3) 実施例1で作成したPTCエラストマ溶液なテトロン不
織布(厚さ0.2mm)31の表面中央部に対して輻5
0mmで厚さ0.7 mmにコーティングして乾燥する
ことにより、PTC発熱領域32^、32Bを形成した
PTC発熱領域32A、32Bの両側に隣接するように
テトロン不織布31に対し、実施例1で作成した導電性
エラストマ溶液を幅20mmで厚さ0.7 mmにコー
ティングして乾燥することにより、第1゜第2の通常発
熱領域コ3A、33B 、33C,33Dを形成した。
以上により作成した発熱シートは、100mmx80m
mの面状発熱体素体に裁断し、その両側縁にそれぞれ長
さ100mmx幅5mmX厚さ0.05mmの銅箔か電
極14.35として加硫接着された。
これにより、末完「貝にかかる面状発熱体裁か作成され
た(第3図および第4図参照)。
本発明にかかる面状発熱体裁の電極34.:15間の電
気抵抗は、室温20℃において128Ωであった。
本発明にかかる面状発熱体裁の電極34.:15間に5
0ヘルツで50ボルトの交流電圧を印加し、赤外線サー
モトレーサて温度分布を測定したところ、第12図に示
すとおりであった。
(実施例4) 実施例3で作成した面状発熱体裁の表面に対して厚さが
0.2 mmのビニールシートを絶縁層46として配置
することにより、本発明にかかる面状発熱体裁が作成さ
れた(第7図および第8図参照)。
本発明にかかる面状発熱体裁の電極44.45間の電気
抵抗は、室温20℃において128Ωであった。
本発明にかかる面状発熱体裁の電極44.45間に50
ヘルツで50ボルトの交流電圧を印加し、赤外線サーモ
トレーサで温度分布を測定したところ、第13図に示す
とおりであった。
工止訟猶上 実施例1で作成したPTC組成物シートを100m m
 X 80m mの大きさに裁断して面状発熱体素体と
した。
面状発熱体素体表面の両側縁に対し、それでれ長さl口
OmmX輻5 mmX厚さ0.05mmの銅箔が電極と
して加硫接着された。
以上により面状発熱体す°が作成された(第14図参照
)。
面状発熱体す°の電極14°、15°間の電気抵抗は、
室温20℃において128Ωであった。
面状発熱体裁°の電極14’ 、is°間に50ヘルツ
で50ボルトの交流電圧を印加し、赤外線サーモトレー
サで温度分布を測定したところ、第14図に示すとおり
であった。
(3)発明の効果 上述より明らかなように本発明にかかる第1の面状発熱
体は、 (a)布基材と、 (b)前記布基材の少なくとも一面に対して形成された
PTC発熱領域と。
(c)前記PTC発熱領域に対して配設された複数の分
割電極からなる第1の電極 と、 (d)前記PTC発熱領域に対し第1の電極から離間し
て配設された複数の分割電 極からなる第2の電極と を備えてなるので。
(i)PTC発熱領域が過加熱状思 となり電極にそって拡大する ことを抑制できる効果 を有し、ひいては (ii)過加熱領域の拡大を阻止し温 度分布の不均一化を抑制でき る効果 を有し、結果的に (iii)自己温度調i!1機能および過熱防止機能を
有効に達成できる 効果 有する。
また本発明かかる第2の面状発熱体は、(a)布基材と
、 (b)前記布基材の少なくとも一面に対して形成された
PTC発熱領域と、 (C)前記PTCi熱領域の両側に対し隣接するようそ
れぞれ配設された第1.第 2の通常発熱領域と、 (d)荊記第1.第2の通常発熱領域に対しそれぞれ配
設された第1.第2の電極 と を愉えてなるので、 (iv)通常発熱領域が過加熱状態と なり過加熱領域が電極にそっ て拡大してもPTC発熱領域 が過加熱状態となることを防 止できる効果 を有し、ひいては上記(ii)および(iii)の効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる面状発熱体の第1の実施例を示
す平面図、第2図は第1図実施例のn−■線にそった断
面図、第3図は本発明にかかる面状発熱体の第2の実施
例を示す部分破断平面図。 第4図は第3図実施例のff−IV線にそった断固。 第5図は本発明にかかる面状発熱体の第3の実施例を示
す平面図、第6図は第5図実施例のVl−Vl線にそっ
た断面図、第7図は本発明にかかる面状発熱体の第4の
実施例を示す部分破断平面図、第8図は第7図実施例の
Vlll−Vlll線にそった断面図、第9図ないし第
13図は本発明にかかる面状発熱体の動作説明図、第1
4図は従来例の説明図である。 10.20,30.40・・・・・・・・・・・・面状
発熱体11.21.:ll、41・・・・・・・・・・
・・布基材12A、12B:22A、22B; 32A、32B、42A、42B・・・・PTC発熱領
域33A〜330.43A〜43D・・・・通常発熱領
域14、is、24,25゜ 34.35,44.45・・・・・・・・電極14a 
〜14j、ISa 〜15j ・・・−分割電極24a
〜24j 、25a〜25j・・・・分割電極16.1
7,26.27・・・・・・・・・・・・接続線28.
48・・・・・・・・・・・・・・・・・・絶縁層特許
出願人 エヌオーケー株式会社 代理人   弁理士  工 #   隆 大筒1図 囚 \ lr             、+510   
          第2図−\ ノ) ++      128 )         l              
        743B       41    
 428        43D第14図 −−−−−−80°C −50’C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)布基材と、 (b)前記布基材の少なくとも一面に対して形成された
    PTC発熱領域と、 (c)前記PTC発熱領域に対して配設された複数の分
    割電極からなる第1の電極 と、 (d)前記PTC発熱領域に対し第1の電極から離間し
    て配設された複数の分割電 極からなる第2の電極と を備えてなることを特徴とする面状発熱体。
  2. (2)布基材とPTC発熱領域と第1、第2の電極との
    外表面に対し、絶縁層が形成されてなることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項記載の面状発熱体。
  3. (3)(a)布基材と、 (b)前記布基材の少なくとも一面に対して形成された
    PTC発熱領域と、 (c)前記PTC発熱領域の両側に対し隣接するようそ
    れぞれ配設された第1、第 2の通常発熱領域と、 (d)前記第1、第2の通常発熱領域に対しそれぞれ配
    設された第1、第2の電極 と を備えてなることを特徴とする面状発熱体。
  4. (4)布基材とPTC発熱領域と第1、第2の通常発熱
    領域と第1、第2の電極との外表面に対し、絶縁層が形
    成されてなることを特徴とする特許請求の範囲第(3)
    項記載の面状発熱体。
JP3780488A 1988-02-21 1988-02-21 面状発熱体 Pending JPH01213978A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3780488A JPH01213978A (ja) 1988-02-21 1988-02-21 面状発熱体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3780488A JPH01213978A (ja) 1988-02-21 1988-02-21 面状発熱体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01213978A true JPH01213978A (ja) 1989-08-28

Family

ID=12507699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3780488A Pending JPH01213978A (ja) 1988-02-21 1988-02-21 面状発熱体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01213978A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6802585B1 (en) 1999-09-03 2004-10-12 Videojet Systems International, Inc. Print head ink temperature control device
JP2005259564A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高分子発熱体及び該発熱体の製造方法
JP2005276649A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高分子発熱体及び該発熱体の製造方法
JP2006004646A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 柔軟性発熱体
JP2011146405A (ja) * 2007-02-02 2011-07-28 Panasonic Corp 発熱体ユニット及び加熱装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5138141A (ja) * 1974-09-28 1976-03-30 Koki Kitajima Henpeidennetsutai
JPS60166629A (ja) * 1975-06-10 1985-08-29 モービル・オイル・コーポレーシヨン パラフィン類のクラツキング方法
JPS6122591A (ja) * 1984-07-07 1986-01-31 安田 繁之 多重電極面状発熱体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5138141A (ja) * 1974-09-28 1976-03-30 Koki Kitajima Henpeidennetsutai
JPS60166629A (ja) * 1975-06-10 1985-08-29 モービル・オイル・コーポレーシヨン パラフィン類のクラツキング方法
JPS6122591A (ja) * 1984-07-07 1986-01-31 安田 繁之 多重電極面状発熱体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6802585B1 (en) 1999-09-03 2004-10-12 Videojet Systems International, Inc. Print head ink temperature control device
JP2005259564A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高分子発熱体及び該発熱体の製造方法
JP2005276649A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高分子発熱体及び該発熱体の製造方法
JP2006004646A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 柔軟性発熱体
JP2011146405A (ja) * 2007-02-02 2011-07-28 Panasonic Corp 発熱体ユニット及び加熱装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5057674A (en) Self limiting electric heating element and method for making such an element
US5422462A (en) Electric heating sheet
CA1150754A (en) Flexible heating elements and processes for the production thereof
US20100038357A1 (en) Ptc resistor
WO1991012701A1 (en) Seat heater
JPH01213978A (ja) 面状発熱体
JP2004055219A (ja) シートヒーター
JPH01213979A (ja) 面状発熱体
JP2010160954A (ja) 面状ヒータ
JP2542233B2 (ja) 面状発熱体およびその製造方法
JP2610474B2 (ja) 面状発熱体およびその製造方法
JP3823744B2 (ja) 面状発熱体
JPS63274083A (ja) 面状発熱体
JP5125581B2 (ja) 面状発熱体
JP2585049B2 (ja) 遠赤外線面状発熱体
US3691349A (en) Electrical heating sheet with series of eyelets connections
JPS63299070A (ja) 面状発熱体の抵抗値調整方法
JP3276780B2 (ja) 面状発熱体
JP2524988B2 (ja) 複合蓄熱体
JP2010244971A (ja) 面状発熱体
WO2019225316A1 (ja) 感圧発熱素子及び加熱装置
JP2011003328A (ja) 高分子発熱体
KR100847055B1 (ko) 면상 발열 장치 및 그 제조 방법
JP2003243135A (ja) 面状発熱体およびこれを用いた暖房装置
JPH0346903Y2 (ja)