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JPH01207314A - 耐光性の優れた硬化微粒子 - Google Patents

耐光性の優れた硬化微粒子

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Publication number
JPH01207314A
JPH01207314A JP3084588A JP3084588A JPH01207314A JP H01207314 A JPH01207314 A JP H01207314A JP 3084588 A JP3084588 A JP 3084588A JP 3084588 A JP3084588 A JP 3084588A JP H01207314 A JPH01207314 A JP H01207314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
carboguanamine
fine particles
light resistance
formaldehyde
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3084588A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Tawara
田原 秀行
Yasuhiro Yamamoto
泰裕 山本
Kazuhiro Anami
和浩 阿南
Hidetaka Yatani
秀孝 八谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP3084588A priority Critical patent/JPH01207314A/ja
Publication of JPH01207314A publication Critical patent/JPH01207314A/ja
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  • Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は硬化微粒子に関し、よシ詳しくは耐光性が非常
に優れ、また、耐熱性、耐溶剤性、耐水b・ 性にも優れて#す、各種熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂や
ゴムの充填剤および改質剤として、また、光拡散剤、フ
ィルムまたは塗料等のアンチブロッキング剤や耐摩耗性
向上剤として、更゛にプラスチック、ゴム、塗料、印刷
インキ、繊維の着色用微粒子として有用な耐光性の優れ
た硬化微粒子に関する。
(従来技術) 従来からメラミンおよび/またはベンゾグアナミンとホ
ルムアルデヒドとを反応させて得られる生成物を保護コ
ロイドを用いて乳化せしめ硬化触媒を加え、乳化状態で
重合して得られる硬化樹脂微粒子が公知である(特公昭
52−27679.56−42614)。 しかし、こ
れら硬化性樹脂粒子のうちメラミンを用いて得られるも
のは耐衝撃性が悪く、ベンゾグアナミンを用いて得られ
るものは耐光性が悪く、長時間光を照射することによっ
て粒子が黄変するという欠点があった。
また、着色樹脂粒子を得るだめの周知の製法として、合
成樹脂を染料で着色した後微粉砕する方法がある。
しかし、このような方法で得られた着色樹脂粒子は、微
粉砕の操作を容易にするため、樹脂の架橋密度を低くす
る必要があるので耐溶剤性や耐熱性の点で不充分である
という重大な欠点を有している。
本発明者らは、従来から公知の樹脂粒子の欠点を克服す
るため鋭意研究した結果、特定組成のアミノ系化合物を
原料に用いて得られる硬化微粒子がメラミンやベンゾグ
アナミンを原料に用いて得られる硬化樹脂粒子の耐溶剤
性や耐熱性を保持しながら、耐衝撃性および耐光性にも
優れていることを見い出し、本発明を完成した。
即ち本発明は シクロヘキサンカルボグアナミン、シクロヘキセンカル
ボグアナミン、ノルボルナンカルボグアナミン、ノルボ
ルネンカルボグアナミンからなる群から選ばれた少なく
とも1種のカルボグアナミン(al 10〜100重量
%および該カルボグアナミン(a)以外のアミノ化合物
(b)0〜90重量t%(但し、(a)および(b)成
分の合計量は100重量係である。)からなるアミノ系
化合物(A)とホルムアルデヒド(Blとを反応して得
られる生成物を保護コロイドを用いて乳化せしめ、硬化
触媒を加え、乳化状態で重合して得られることを特徴と
する耐光性の優れた硬化微粒子に関するものである。
本発明に使用するカルボグアナミン(a)は、シクロヘ
キサンカルボグアナミン(構造式I)、シクロヘキセン
カルボグアナミン(構造式■)、ノルボルナンカルボグ
アナミン(構造式■)、ノルボルネンカルボグアナミン
(構造式■)であシ、これらの1種または2種以上を任
意の割合で用いる。
(構造式) 上記カルボグアナミン(alは耐衝撃性と耐光性とが共
に優れた硬化微粒子を得るための必須成分で、アミノ系
化合物置中10〜100重11%、好ましくは30〜1
00重量%の量で用いる。
アミノ系化合物置には必要に応じてカルボグアナミン(
a)以外のアミノ化合物(b)が含まれていてもよい。
アミノ化合物tb)としては、例えばメラミン、ベンゾ
グアナミン、アセトグアナミン等のトリアジン系化合物
や尿素、ジシアンジアミド等を挙げることができ、これ
らの1種または2種以上を使用することができる。アミ
ノ化合物fblは本発明の特徴を損わない範囲で使用す
るもので、その量はアミノ系化合物囚中O〜90重量%
、好ましくは0〜70重量%とすることができる。
本発明においては、先ず前記カルボグアナミン(al 
10〜100重i%およびアミノ化合物(b)0〜90
重量t%からなるアミノ系化合物(A)とホルムアルデ
ヒドFB+とを反応して液状乃至固体状の疎水性の生成
物とする。この際ホルムアルデヒドfBlの使用量やそ
の他の反応条件は生成物に所望される性状に応じて決定
すればよいが、通常アミノ系化合物(Al1モルに対し
、1.2〜4モルのホルムアルデヒドFBlをPH5〜
10の範囲で反応するのが好適である。
本発明の硬化微粒子は、前記生成物を鼻−4保護コロイ
ドを用いて乳化せしめ、硬化触媒を加え乳化状態で重合
して得られる。
本発明において用いられる保護コロイドとしては、例え
ばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ
アクリル酸のアルカリ金属塩、スチレン−マレイン酸共
重合体のアルカリ金属塩等を挙げることができ、中でも
ポリビニルアルコールが特に好適である。この際、保護
コロイドの使用量は反応生成物100部に対して1〜3
0部、好ましくは2〜10部の範囲であシ、使用数を多
くすることにより目的とする硬化微粒子の粒子径を小さ
くすることができ使用量を少なくすることにより粒子径
を犬きぐすることができる。
乳化は通常のカイ型翼、錨型翼、プロペラ翼或いはター
ビン翼等によシ撹拌してできる。また、強力なせん断力
を与え得る撹拌機、例えばコロイドミル、デイスパーミ
ル或いはホモミキサーを用いて行なってもよい。乳化重
合に使用される硬化触媒としては、アミノ系樹脂の重合
硬化触媒として用いられているもの、例えば塩酸、硫酸
、燐酸等の鉱酸類、安息香酸、フタル酸、酢酸、プロピ
オン酸、サリチル酸等のカルボン酸類、塩化アンモニウ
ム、燐酸アンモニウム等のアンモニウム塩類、ベンゼン
スルホン酸、パラトルエンスルホン酸、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸等のスルホン酸類、各種の潜伏性硬化触媒
等からなる群より適当に選んで使用することができ、特
にスルホン酸類が好ましい。これらの重合硬化触媒は反
応生成物100重量部に対して0,01〜5重量部、好
ましくは0.2〜2重量部の範囲で添加使用するもので
、添加量が多過ぎると乳化状態が破壊され、凝集物が生
ずることがあシ、また添加tが少な過ぎると硬化が不充
分であったシ、あるいは硬化に長時間を要するなどして
好ましくない。
本発明の硬化微粒子はまた、適当な染料で染色されてい
てもよい。
本発明で使用する水溶性染料、油溶性染料としては、例
えば水溶性モノアゾおよびポリアゾ染料、金属含有アゾ
染料、分散性アゾ染料、アントラキノン酸性染料、アン
トラキノン建染め染料、アリザニン染料、分散性アント
ラキノン染料、インジゴ染料、硫化染料、フタロシアニ
ン染料、ジフェニルメタンおよびトリフェニルメタン染
料、ニトロ染料、ニトロン染料、チアゾール染料、キサ
ンチン染料、アクリジン染料、アジン染料、オキサジン
染料、チアジン染料、ベンゾキノン染料、ナフトキノン
染料、シアニン染料などを挙げることができ、硬化微粒
子の用途に応じ適当に選んで使用することができる。反
応生成物の染色は、所望の染料をアミノ系化合物(1)
とホルムアルデヒド(II)との反応の途中、反応終了
後、反応生成物を撹拌されている保護コロイド水溶液中
に添加して乳化せしめ、乳化終了後、適当な時点で染料
を加えるだけで行うことができるが、反応系全体が均一
な溶液になった段階から反応が進み反応生成物が疎水化
し、反応系が白濁し、反応終了に至るまでの堂゛ 段階の間で染料を加え染色を行うの棲好ましい。
特に油溶性染料を使用する場合には、樹脂化反応途中に
該染料を加えて染色することによシ良好な結果が得られ
る。このことは反応生成物の疎水化後に油溶性染料が反
応生成物中へ均一に溶解するものと考えられる。そして
理由はともかくとして、水性系において、油溶性染料を
用いて良好な結果が得られることは驚くべきことである
さらに、水溶性染料を使用する場合には、反応終了後反
応生成物を保護コロイドを用いて乳化させた後に該染料
を系に加えて染色することにより良好な結果を得ること
ができる。この際、染色された反応生成物を水から分離
してみると水層中には染料は実質残存せず、加えられた
水溶性染料の実質全量が反応生成物側へ優先的に移行し
ていることが確認できる。
本発明の耐光性の優れた硬化微粒子の具体的な製法の一
例を述べるならば、シクロヘキサンカルボグアナミン、
シクロヘキセンカルボグアナミン、ノルボルナンカルボ
グアナミン、ノルボルネンカルボグアナミンからなる群
から選ばれた、カルボグアナミン(a)および該カルボ
グアナミンfa)以外のアミノ化合物fblからなるア
ミノ系化合物量とホルムアルデヒド(BlとをPH5〜
10、温度50〜100℃の条件下に反応してアセトン
混和度150〜350係の可溶可融性樹脂(生成物)と
し、これを撹拌状態下にある保獲コロイド水溶液中に投
入して乳化させ、ついで硬化触媒を生成物100重量部
に対して0,05〜5重量部加え、常圧または加圧下V
C,50〜100℃の温度に加熱し、乳化状態で重合さ
せることにより得る方法が挙げられる。ただしここで云
うアセトン混和度とは、生成物i2部をアセトン5部に
溶解し、25°Gに保ちながら水を滴下し、白濁を生じ
させるのに要した水の重量と反応生成物の重量の比に1
00を乗じた値を示すものである。
そして、また上記硬化微粒子を遠心沈降によって分離す
るかあるいは戸別、水洗し、十分に乾燥して水を除くこ
とにより、必要に応じ乾燥後100〜200℃の温度で
0.5〜10時間加熱処理し、凝集状態を解くような力
を与えることにより目的とする硬化微粒子を得ることが
できる。しかし、このような方法だけで本発明が制限さ
れるものではなく、特許請求の範囲内に含まれる種々な
具体的方法も本発明に含まれることは言うまでもない。
このようにして得られた硬化微粒子は、粒子径0.1〜
20ミクロン範囲程度のものであり、耐熱性、耐溶剤性
はもとよシ耐光性の非常に優れた硬化微粒子である。
(発明の効果) 本発明の硬化微粒子は特定組成のアミノ系化合物置を用
いて得られるために、耐光性が非常に優れていると共に
、耐熱性、耐溶剤性、耐水性にも優れている。
従って、本発明の硬化微粒子は、例えば各極熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂やゴムの光填剤および改質剤として、
また光拡散剤、フィルムまたは塗料等のアンチブロッキ
ング剤や耐摩耗性向上剤として、更にプラスチック、ゴ
ム、塗料、印刷インキ、繊維の着色用微粒子として好適
に用いることができる。
(実施例) 以下、実施例によυ本発明の詳細な説明するが本発明は
これら実施例によって制限されるものではない。尚、例
中特にことわりのない限D%は重量%、また部は重量部
を表わすものとする。
実施例1 撹拌機、還流冷却器、温度計を備えた四つロフラスコに
、シクロヘキサンカルボグアナミン150部、ホルマリ
ン(ホルムアルデヒド分37%) 195部および濃度
10%の炭酸ナトリウム水溶液0.78部を仕込み混合
物とし、系のP Hを8.0に調整した。
この混合物を撹拌しなから95°Cに昇温し、約4時間
反応させアセトン混和度300%の可溶可融性樹脂であ
る生成物を得た。
別にクラレボバール205(株式会社クラレ製のポリビ
ニルアルコール部分鹸化物、重合度500)8部を水7
50部に溶解しておき、この水溶液の温度を90°CK
昇温し、ホモミキサー(特殊機化工株式会社製、HV−
M型)を用い回転数7000r、p、mで撹拌した。撹
拌状態下にあるクラレボバール205水溶液に上記生成
物を投入し、白色の乳化物を得た。この乳化物を40℃
に冷却し、ドデシルベンゼンスルホン酸2部を加え、錨
型撹拌機でゆるやかに撹拌しながら40℃の温度で2時
間保ち、ついで50°C160°Cおよび90℃の温度
でそれぞれ2時間づつ撹拌し硬化させ、微細硬化樹脂の
懸濁液を得た。
懸濁液から微細硬化樹脂を戸別水洗し、フィルターケー
キを150℃で5時間加熱し、微細硬化樹脂の集塊物1
78部を得た。この集塊物を指で軽く押しつぶす程度の
弱い力を加えて解集塊し、白色の粉末状の硬化微粒子(
1)とした。
このようにして得られた硬化微粒子(1)を走査型電子
顕微鏡でしらべたところ、平均粒径0.8μの球状であ
ることが判明した。また硬化微粒子(1)はメタノール
、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、
酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルセロソルブ、エチルセ
ロソルブ、アセトン、メチルエチルケトン、トルエン、
キシレンなどの各種有機溶剤に対して極めてなじみがよ
く、しかもこれら有機溶剤による膨潤あるいは溶解は皆
無であった。さらにまた硬化微粒子(11を250℃以
上の温度に加熱しても融着、溶融等の現象は認められな
かった。
実施例2 実施例1で使用したのと同じ四つロフラスコにシクロヘ
キサンカルボグアナミン120部、メラミン30部、ホ
ルマリン(ホルムアルデヒド分37%)210部および
濃度10%の炭酸ナトリウム水溶液0.84部を仕込み
混合物とし、系のPHを8.0に調整した。この混合物
を撹拌しながら95℃に昇温し約6時間反応させアセト
ン混和度280係の可溶可融性樹脂である生成物を得た
別にクラレボバール205 8.5部を水600部に溶
解させておき、この水溶液の温度を90°Cに昇温し、
ホモミキサーを用いて回転数700 Or、p、mで撹
拌した。撹拌状態下にあるクラレボバール205水溶液
に上記生成物を投入し、白色の乳化物を得た。この乳化
物を40℃に冷却し、ドデシルベンゼンスルホン酸2部
を加え、錨型撹拌機でゆるやかに撹拌しながら40℃の
温度で2時間保ち、ついで50℃、60℃および90°
Cの温度でそれぞれ2時間づつ撹拌し硬化させた後は、
実施例1と同様に濾過し乾燥を行ない、白色の粉末状硬
化微粒子(2)を得た。
実施例3 実施例1で使用したのと同じ四つロフラスコにシクロヘ
キサンカルボグアナミン120部、ベンゾグアナミン3
0部、ホルマリン(ホルムアルデヒド分37%)195
部および濃度10%の炭酸ナトリウム水溶液0.65部
を仕込み混合物とし、系のP Hを8.0に調整した。
この混和物を撹拌しながら95℃に昇温し4.5時間反
応させてアセトン混和度300係の可溶可融性樹脂であ
る生成物を得た。
以後の乳化および硬化、濾過、乾燥については実施例1
と同じ方法で行ない、白色の粉末状硬化微粒子(3)を
得た。
実施例4 実施例1で使用したのと同じ四つロフラスコにシクロヘ
キサンカルボグアナミン150部、ホルマリン(ホルム
アルデヒド分37%)195部および濃度10%の炭酸
ナトリウム水溶液0.78部を仕込み混合物とし、系の
PHを8.0に調整した。
この混合物を撹拌しながら95℃に昇温し、約4時間反
応させてアセトン混和度300%の可溶可融性樹脂であ
る生成物とし、これにオイルオレンジ810.5部を加
えさらに30分間撹拌を行ない染色した。
クラレボバール20510.5部を水145部に溶解し
て得た水溶液にホモミキサーを用いて激しく撹拌しなが
ら上記染色された生成物を含む溶液を加え乳化させた、
ドデシルベンゼンスルホン酸2.31部を加え、50℃
、70℃、80℃、90℃の各温度で順次2時間づつ加
熱撹拌し、乳化状態で重合硬化させた。その後は、実施
例1と同様に濾過、乾燥を行ない、オレンジ色に染色さ
れた粉末状硬化微粒子(4)を得た。
実施例5 実施例1で使用したのと同じ四つロフラスコにシクロヘ
キサンカルボグアナミン120部、メラミン30部、ホ
ルマリン(ホルムアルデヒド分37%)210部および
濃度10%の炭酸ナトリウム水溶液0.84部を仕込み
混合物とし、系のP Hを8.0に調整した。この混合
物を撹拌しながら95℃に昇温し約6時間反応させ、ア
セトン混和度280溶解させておき、この水溶液の温度
を90℃に昇温し、ホモミキサーを用いて回転数700
0 r、p、mで撹拌した。撹拌状態下にあるクラレボ
バール205水溶液に上記生成物を投入し、白色の乳化
物を得た。この乳化物を30°Cに冷却した後、ローダ
ミン81.05部とローダミン6GCP1.05部を加
えて15分間撹拌し、ドデシルベンゼンスルホンe2部
を加え、錨型撹拌機でゆるやかに撹拌しながら40℃の
温度で2時間保ち、続いて50℃、60℃および90℃
の温度でそれぞれ2時間づつ撹拌し硬化させた後は、実
施例1と同様にして濾過、乾燥を行ない、ピンク色に染
色された粉末状硬化微粒子(5)を得た。
実施例6 実施例1で使用したのと同じ四つロフラスコにシクロヘ
キサンカルボグアナミン120部、ベンゾグアナミン3
0部、ホルマリン(ホルムアルデヒド分37%)195
部および濃度10%の炭酸ナトリウム水溶液0.65部
を仕込み、混合物とし、系のPHを8.0に調整した。
この混合物を撹拌しながら95℃に昇温し約4.5時間
反応させてアセトン混和度300%の可溶可融性樹脂で
ある生成物とし、これにオイルオレンジ810.5部を
加え30分間撹拌を行ない染色した。
以後の乳化および硬化、濾過、乾燥については、実施例
3と同じ方法で行ない、オレンジ色の粉末状硬化微粒子
(6)を得た。
比較例1 実施例1におけるシクロヘキサンカルボグアナミンの代
わりに、ベンゾグアナミンを用いる他は、実施例1と同
様の操作をくり返して比較用微粒子filを得た。
比較例2 実施例1におけるシクロヘキサンカルボグアナミン15
0部の代わりに、ベンゾグアナミン120部およびメラ
ミン30部を用いる他は、実施例1と同様の操作をくり
返して比較用微粒子(2)を得た。
比較例3 実施例4におけるシクロヘキサンカルボグアナミンの代
わシにベンゾグアナミンを用いる他は、実施例4と同様
の操作をくり返して比較用微粒子(3)を得た。
比較例4 実施例5におけるシクロヘキサンカルボグアナミン12
0部およびメラミン30部の代わシに、ベンゾグアナミ
ン150部を用いる他は、実施例5と同様の操作をくシ
返して比較用微粒子(4)を得た。
実施例7 実施例1〜6で得た硬化微粒子fil〜・(6)および
比較例1〜4で得た比較用微粒子(1)〜(4)のそれ
ぞれをボールミルを用いて3時間に亘って粉砕した。
ポリプロピレン樹脂100部当シ、ステアリン酸マグネ
シウム0.3部および上記手順で粉砕した各微粒子1部
を配合した混合物を射出成型機により成型して縦60朋
、横5011I+1厚さ3朋の耐光性試験ピースを得、
これらの耐光性を耐光性試験機(CF−2ON、島津製
作所■製)で照射時間による変色の状態を調べた。
耐光性の評価については、JIS  L  0804、
JIS染色堅ロウ度試験用、変退色用グレースケールで
評価を行なった。
その結果は表−1および表−2に示した通シであυ、シ
クロヘキサンカルボグアナミンを用いて得られる硬化微
粒子は、非常に優れた耐光性を示した。
(注)評価は5段階で行ない、殆ど変退色がない場合は
5、順に悪くなるにしたがい4.3.2.1となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シクロヘキサンカルボグアナミン、シクロヘキセン
    カルボグアナミン、ノルボルナンカルボグアナミン、ノ
    ルボルネンカルボグアナミンからなる群から選ばれた少
    なくとも1種のカルボグアナミン(a)10〜100重
    量%および該カルボグアナミン(a)以外のアミノ化合
    物(b)0〜90重量%(但し、(a)および(b)成
    分の合計量は100重量%である。)からなるアミノ系
    化合物(A)とホルムアルデヒド(B)とを反応して得
    られる生成物を保護コロイドを用いて乳化せしめ、硬化
    触媒を加え、乳化状態で重合して得られることを特徴と
    する耐光性の優れた硬化微粒子。 2、アミノ系化合物(A)1モルに対し、ホルムアルデ
    ヒド(B)を1.2〜4モルの割合で反応する請求項1
    記載の耐光性の優れた硬化微粒子。 3、染料で染色されてなる請求項1記載の耐光性の優れ
    た硬化微粒子。
JP3084588A 1988-02-15 1988-02-15 耐光性の優れた硬化微粒子 Pending JPH01207314A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007146185A (ja) * 2001-09-28 2007-06-14 Nippon Shokubai Co Ltd アミノ樹脂架橋粒子およびその製造方法
JP2007186721A (ja) * 2002-07-19 2007-07-26 Nippon Shokubai Co Ltd アミノ樹脂架橋粒子の製造方法
JP2007186716A (ja) * 2007-03-30 2007-07-26 Nippon Shokubai Co Ltd アミノ樹脂粒子、その製造方法およびその用途
US7563845B2 (en) 2001-09-28 2009-07-21 Nippon Shokubai Co., Ltd. Amino resin crosslinked particles and producing process thereof

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