JPH01204925A - ポリエステルフアイバーフイル及びその製造方法 - Google Patents
ポリエステルフアイバーフイル及びその製造方法Info
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- JPH01204925A JPH01204925A JP63026730A JP2673088A JPH01204925A JP H01204925 A JPH01204925 A JP H01204925A JP 63026730 A JP63026730 A JP 63026730A JP 2673088 A JP2673088 A JP 2673088A JP H01204925 A JPH01204925 A JP H01204925A
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- polymer
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- polyester fiber
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G63/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
- C08G63/02—Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
- C08G63/12—Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
- C08G63/16—Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
- C08G63/20—Polyesters having been prepared in the presence of compounds having one reactive group or more than two reactive groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G63/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
- C08G63/68—Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
- C08G63/695—Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen containing silicon
- C08G63/6954—Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen containing silicon derived from polxycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01F—CHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
- D01F6/00—Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
- D01F6/58—Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products
- D01F6/62—Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products from polyesters
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- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、普通ポリエステルファイバーフィル(fib
erfill)と呼ばれるポリエステルファイバーフィ
リング材料(fiberfilling materi
al)に関する改良、更に特定的にはポリエステルが鎖
分岐されていることで新規な且つ改良されているポリエ
ステルファイバーフィル及びこのようなポリエステルフ
ァイバーフィルを製造する方法に関する。
erfill)と呼ばれるポリエステルファイバーフィ
リング材料(fiberfilling materi
al)に関する改良、更に特定的にはポリエステルが鎖
分岐されていることで新規な且つ改良されているポリエ
ステルファイバーフィル及びこのようなポリエステルフ
ァイバーフィルを製造する方法に関する。
ポリエステルファイバーフィルは、寝具類材料を包含す
る枕、クツション及び他の家具材料の合理的に安価な充
填及び/又絶縁材料として及びアパレルにおいて十分に
受は入れられるに至り、そして商業的に大量に生産及び
使用されている。これらの用途のいくつかについて、低
密度及び高いバルク及び改良された熱絶縁性の故に、充
実(solid)ファイバーフィルよりも、例えばトリ
バー(T。
る枕、クツション及び他の家具材料の合理的に安価な充
填及び/又絶縁材料として及びアパレルにおいて十分に
受は入れられるに至り、そして商業的に大量に生産及び
使用されている。これらの用途のいくつかについて、低
密度及び高いバルク及び改良された熱絶縁性の故に、充
実(solid)ファイバーフィルよりも、例えばトリ
バー(T。
+1iver)により米国特許第3.772.137号
に開示された及びEPA20067684 [ジョーン
ズ及びコーリ(Jones and Kohli)]に
開示されたような中空ファイバーフィルを使用すること
が好ましい。
に開示された及びEPA20067684 [ジョーン
ズ及びコーリ(Jones and Kohli)]に
開示されたような中空ファイバーフィルを使用すること
が好ましい。
過度の費用を伴わないで改良することができれば、ポリ
エステルファイバーフィルのバルクを最大にしそして改
良することは常に望ましいことであった。コンポーネン
ト間の収縮に差があるため自発的にケン縮するパイコン
ポーネントファイバ(bicomponent fib
ers)の使用すら含めて、種々の先行技術の示唆がな
されてきた。しかしながら、パイコンポーネントフィラ
メントの製造は、2つの別々なコンポーネント材料に伴
う費用とは全く別に、均質な(homogeneous
) (例えばモノコンポーネント)材料の場合に必要な
よりも多くの費用がかかる装置を必要とするという点で
費用がかかり、それ故均質な材料から改良されたバルク
のポリエステルフィラメントを得ることが望ましいであ
ろう。更に、高いバルクを持った均質な(即ちモノコン
ポーネント)ポリエステルファイバーフィルを得るため
に、従来は、プロセスを非常に注意深く監視しそしてプ
ロセス条件を厳密に制御することが必要であるか又は望
ましかった。これは高いバルクのこのような望ましい材
料を得るコストを増加させた。
エステルファイバーフィルのバルクを最大にしそして改
良することは常に望ましいことであった。コンポーネン
ト間の収縮に差があるため自発的にケン縮するパイコン
ポーネントファイバ(bicomponent fib
ers)の使用すら含めて、種々の先行技術の示唆がな
されてきた。しかしながら、パイコンポーネントフィラ
メントの製造は、2つの別々なコンポーネント材料に伴
う費用とは全く別に、均質な(homogeneous
) (例えばモノコンポーネント)材料の場合に必要な
よりも多くの費用がかかる装置を必要とするという点で
費用がかかり、それ故均質な材料から改良されたバルク
のポリエステルフィラメントを得ることが望ましいであ
ろう。更に、高いバルクを持った均質な(即ちモノコン
ポーネント)ポリエステルファイバーフィルを得るため
に、従来は、プロセスを非常に注意深く監視しそしてプ
ロセス条件を厳密に制御することが必要であるか又は望
ましかった。これは高いバルクのこのような望ましい材
料を得るコストを増加させた。
本発明の目的は、好ましくは、パイコンポーネント7ア
イバの如き費用のかかる材料又は装置を必要としないで
、このような厳密なプロセス制御を必要としないで、前
記の困難を克服しそして改良されたバルクのポリエステ
ルファイバーフィルを提供することである。ポリエステ
ルファイバーフィルにとってコストは常に重要な考慮事
項であっIこ 。
イバの如き費用のかかる材料又は装置を必要としないで
、このような厳密なプロセス制御を必要としないで、前
記の困難を克服しそして改良されたバルクのポリエステ
ルファイバーフィルを提供することである。ポリエステ
ルファイバーフィルにとってコストは常に重要な考慮事
項であっIこ 。
ポリエステルファイバーフィルは、織布又は編布に使用
するための紡績糸の如き、他の目的でポリエステルステ
ープルファイバを製造するのにも使用される工程と本質
的に同様な工程を伴う方法により製造され、その除権々
の工程が紡績糸におけるよりもファイバーフィルにとっ
て望ましいような性質を与えるように改変されそして最
適化された。かくして、慣用の方法は、ポリエステルポ
リマーを製造し、このポリエステルポリマーヲ溶融紡糸
してフィラメントとし、このフィラメントをトウの形態
で、通常は延伸し、ケン縮しそして緩和させる(rel
axing)ことにより加工し、次いでこのケン縮した
フィラメントを所望の切断長のステープルファイバに転
換する工程を伴う。ポリエステルファイバーフィルの美
観を改良するために滑らかにする” (51icken
)ことがしばしば望ましい。従来は、一般にポリエステ
ルファイバーフィルにとって好ましいポリエステルポリ
マーは、費用を最小にすることの望ましさの故にポリ(
エチレンテレフタレート)であった。このポリマーは、
以後一般にホモポリマー又は標準ポリマー又線状ポリマ
ーと呼ぶ。
するための紡績糸の如き、他の目的でポリエステルステ
ープルファイバを製造するのにも使用される工程と本質
的に同様な工程を伴う方法により製造され、その除権々
の工程が紡績糸におけるよりもファイバーフィルにとっ
て望ましいような性質を与えるように改変されそして最
適化された。かくして、慣用の方法は、ポリエステルポ
リマーを製造し、このポリエステルポリマーヲ溶融紡糸
してフィラメントとし、このフィラメントをトウの形態
で、通常は延伸し、ケン縮しそして緩和させる(rel
axing)ことにより加工し、次いでこのケン縮した
フィラメントを所望の切断長のステープルファイバに転
換する工程を伴う。ポリエステルファイバーフィルの美
観を改良するために滑らかにする” (51icken
)ことがしばしば望ましい。従来は、一般にポリエステ
ルファイバーフィルにとって好ましいポリエステルポリ
マーは、費用を最小にすることの望ましさの故にポリ(
エチレンテレフタレート)であった。このポリマーは、
以後一般にホモポリマー又は標準ポリマー又線状ポリマ
ーと呼ぶ。
本発明に従えば、ポリエステルポリマーが少量の鎖分岐
剤(chain−brancher)を含有し、その結
果ポリエステルポリマーは従来商業的製造に使用されて
きたような完全に線状である代わりに鎖分岐されている
という点で改良されているポリエステルファイバーフィ
ル及びこのような鎖分岐されたポリエステルファイバー
フィルを製造する方法が提供される。
剤(chain−brancher)を含有し、その結
果ポリエステルポリマーは従来商業的製造に使用されて
きたような完全に線状である代わりに鎖分岐されている
という点で改良されているポリエステルファイバーフィ
ル及びこのような鎖分岐されたポリエステルファイバー
フィルを製造する方法が提供される。
それ故、本発明に従えば、ポリエステルポリマーが、ト
リメセード(trimesate)、トリメリテート又
はオキシシリケート残基約2乃至約10MEQ1好まし
くは約4乃至約8MEQで鎖分岐された重合したエチレ
ンテレフタレート残基から本質的に成るポリエステルフ
ァイバーフィルが提供される。本明細書においてMEQ
とは、ポリマー1g当たりの反応性分岐部位のマイクロ
当量を意味する。このような鎖分岐されたポリエステル
ポリマーは、例えば、トリバーの米国特許第3,772
.137号に記載の如き、そして特にEPA20067
684に記載の如きフィラメントの長さに沿って多数の
ボイド、例えば4つのボイド/フィラメントを持った、
そのフィラメントが中空断面であるポリエステルファイ
バーフィルに特に有用であることが分かった。
リメセード(trimesate)、トリメリテート又
はオキシシリケート残基約2乃至約10MEQ1好まし
くは約4乃至約8MEQで鎖分岐された重合したエチレ
ンテレフタレート残基から本質的に成るポリエステルフ
ァイバーフィルが提供される。本明細書においてMEQ
とは、ポリマー1g当たりの反応性分岐部位のマイクロ
当量を意味する。このような鎖分岐されたポリエステル
ポリマーは、例えば、トリバーの米国特許第3,772
.137号に記載の如き、そして特にEPA20067
684に記載の如きフィラメントの長さに沿って多数の
ボイド、例えば4つのボイド/フィラメントを持った、
そのフィラメントが中空断面であるポリエステルファイ
バーフィルに特に有用であることが分かった。
本発明の他の観点に従えば、ポリ(エチレンテレフタレ
ート)を製造し、このポリ(エチレンテレフタレート)
を溶融紡糸してフィラメントとし、このフィラメントを
トウの形態において、延伸し、ケン縮しそして緩和させ
ることにより加工し、次いでこのケン縮したフィラメン
トをステープルファイバに転換する工程を含むポリエス
テルファイバーフィルを製造する方法において、前記ポ
リマーに、鎖分岐剤、例えばトリメリト酸、トリメシン
酸又はそれらのエステル、特にグリコレート又はテトラ
エチルシリケートを導入することにより改変された方法
が提供される。
ート)を製造し、このポリ(エチレンテレフタレート)
を溶融紡糸してフィラメントとし、このフィラメントを
トウの形態において、延伸し、ケン縮しそして緩和させ
ることにより加工し、次いでこのケン縮したフィラメン
トをステープルファイバに転換する工程を含むポリエス
テルファイバーフィルを製造する方法において、前記ポ
リマーに、鎖分岐剤、例えばトリメリト酸、トリメシン
酸又はそれらのエステル、特にグリコレート又はテトラ
エチルシリケートを導入することにより改変された方法
が提供される。
好ましい鎖分岐剤は、エチレングリコール溶液として導
入するのが好都合でありそし、ポリエステルポリマーを
形成するための反応の第1段階である、エチレングリコ
ールとテレフタル酸又はジメチルテレフタレートとの反
応に導入することができる。
入するのが好都合でありそし、ポリエステルポリマーを
形成するための反応の第1段階である、エチレングリコ
ールとテレフタル酸又はジメチルテレフタレートとの反
応に導入することができる。
プレポリマー又はオリゴマーと呼ばれることがある低分
子量物質が重合される前に、特にこのような物質が形成
されるポリマー形成の第1段階とこのような物質が重合
される第2段階との間で、鎖分岐剤を導入し、その際特
にトリメリト酸のグリコレートを使用するのが好ましい
。
子量物質が重合される前に、特にこのような物質が形成
されるポリマー形成の第1段階とこのような物質が重合
される第2段階との間で、鎖分岐剤を導入し、その際特
にトリメリト酸のグリコレートを使用するのが好ましい
。
添付図面は、゛ストンピング” (stamping
)と呼ばれそして今後も呼ぶ促進使用試験に付した種々
の枕の堅固さ(f irmness)に対して高さをプ
ロットしたグラフである。
)と呼ばれそして今後も呼ぶ促進使用試験に付した種々
の枕の堅固さ(f irmness)に対して高さをプ
ロットしたグラフである。
示された如く、適当な量の鎖分岐剤の導入によるポリエ
ステルポリマーの変性別として、ポリエステルファイバ
ーフィルを製造するための慣用の方法を行うことができ
る。ポリエステルポリマーの鎖分岐は、後述するように
、最終ポリエステルファイバーフィルにおける重要な且
つ予期しない利点を与える。好ましい鎖分岐剤はトリメ
リト酸、トリメシン酸及びそれらのエステルである。こ
のような鎖分岐剤の使用は、両者共1986年9月12
日に出願された同時係属中の米国特許出願第907.2
98号及び第907,299号においてリース(Ree
se)によっても提唱されておりそして、得られるポリ
エステルポリマーは全く異なった目的であるドローテキ
スチャー化供給系を製造するために使用される。しかし
ながら、鎖分岐剤及びポリエステルポリマーへのそれら
の導入の論議についてこれらの同時係属中の出願の開示
を参照することができる。同様に、同様な目的で包含さ
れる、他の好ましい鎖分岐剤、即ちテトラエチルシリケ
ート(TES)の開示については、やはり1986年9
月12日のリースにより出願された同時係属中の米国特
許出願第907,300号を参照することができる。
ステルポリマーの変性別として、ポリエステルファイバ
ーフィルを製造するための慣用の方法を行うことができ
る。ポリエステルポリマーの鎖分岐は、後述するように
、最終ポリエステルファイバーフィルにおける重要な且
つ予期しない利点を与える。好ましい鎖分岐剤はトリメ
リト酸、トリメシン酸及びそれらのエステルである。こ
のような鎖分岐剤の使用は、両者共1986年9月12
日に出願された同時係属中の米国特許出願第907.2
98号及び第907,299号においてリース(Ree
se)によっても提唱されておりそして、得られるポリ
エステルポリマーは全く異なった目的であるドローテキ
スチャー化供給系を製造するために使用される。しかし
ながら、鎖分岐剤及びポリエステルポリマーへのそれら
の導入の論議についてこれらの同時係属中の出願の開示
を参照することができる。同様に、同様な目的で包含さ
れる、他の好ましい鎖分岐剤、即ちテトラエチルシリケ
ート(TES)の開示については、やはり1986年9
月12日のリースにより出願された同時係属中の米国特
許出願第907,300号を参照することができる。
ポリエステルの製造プロセスにおける少量の鎖分岐剤の
導入は得られるポリエステルを変性し、従ってこのポリ
エステルはコポリマーである。このような鎖分岐剤はポ
リエステルファイバーフィルのために以前に商業的に使
用されたことはないと信じる。この特定の使用は、以前
には示唆さえされてはいない。その理由は、一般にポリ
エステルファイバーフィルのために最も安価な成分及び
加工を使用することが望ましいと考えられていたからで
ある。しかしながら、後述するとおり、本発明のポリエ
ステルファイバーフィルは、ポリマーの鎖分岐及びポリ
マーの製造のプロセスにおける鎖分岐剤の供給の故に重
要な且つ予期されない利点を提供する。
導入は得られるポリエステルを変性し、従ってこのポリ
エステルはコポリマーである。このような鎖分岐剤はポ
リエステルファイバーフィルのために以前に商業的に使
用されたことはないと信じる。この特定の使用は、以前
には示唆さえされてはいない。その理由は、一般にポリ
エステルファイバーフィルのために最も安価な成分及び
加工を使用することが望ましいと考えられていたからで
ある。しかしながら、後述するとおり、本発明のポリエ
ステルファイバーフィルは、ポリマーの鎖分岐及びポリ
マーの製造のプロセスにおける鎖分岐剤の供給の故に重
要な且つ予期されない利点を提供する。
他の目的でポリエステルポリマーにおける鎖分岐の使用
を示唆するのは新しいことではない。故に、異なる目的
、特に、例えばミード(Mead)及びリースの米国特
許第3,335,211号に、布の耐ピリング性を改良
するために低粘度ポリエステルステープルファイバの製
造のために、ポリエステルポリマーにおけるTESの使
用は既に示唆されている。この異なる目的のために、T
ESはポリエステルの形成中に同様にして導入される。
を示唆するのは新しいことではない。故に、異なる目的
、特に、例えばミード(Mead)及びリースの米国特
許第3,335,211号に、布の耐ピリング性を改良
するために低粘度ポリエステルステープルファイバの製
造のために、ポリエステルポリマーにおけるTESの使
用は既に示唆されている。この異なる目的のために、T
ESはポリエステルの形成中に同様にして導入される。
好ましくは再溶融操作を回避することによって、紡糸の
前にポリエステルを無水に保つことの重要性が強調され
た。ポリエステルファイバが水分にさらされると、加水
分解が起こり、従ってポリエステルファイバの粘度を急
激に減少させ、これが利点であっに。
前にポリエステルを無水に保つことの重要性が強調され
た。ポリエステルファイバが水分にさらされると、加水
分解が起こり、従ってポリエステルファイバの粘度を急
激に減少させ、これが利点であっに。
テトラエチルシリケート又は更に適切にはテトラエチル
オルトンリケートは商業的に容易に入手可能であり、従
って本発明において好ましいオキシシリケート鎖分岐剤
であるが、米国特許第3゜335,211号に開示され
た如き他のヒドロカルビルオキシシリコン化合物を使用
することができることが認識されるであろう。上記特許
の開示は川魚により本明細書に加入する。
オルトンリケートは商業的に容易に入手可能であり、従
って本発明において好ましいオキシシリケート鎖分岐剤
であるが、米国特許第3゜335,211号に開示され
た如き他のヒドロカルビルオキシシリコン化合物を使用
することができることが認識されるであろう。上記特許
の開示は川魚により本明細書に加入する。
マクリーン(MacLean)等の米国特許第4,09
2゜299号は、高延伸比供給系及びそのドローテキス
チャー化において生産性を改良することを示唆している
。関連米国特許第4.l13.704号は、フィラメン
ト形成性ポリマー及びその製造方法を示唆している。こ
の2つの開示は実質的に同一であるので、米国特許第4
,092,299号のみについて論議する。マクリーン
は、他の目的で鎖分岐剤を導入することを示唆するいく
つかの先行技術特許も挙げている。
2゜299号は、高延伸比供給系及びそのドローテキス
チャー化において生産性を改良することを示唆している
。関連米国特許第4.l13.704号は、フィラメン
ト形成性ポリマー及びその製造方法を示唆している。こ
の2つの開示は実質的に同一であるので、米国特許第4
,092,299号のみについて論議する。マクリーン
は、他の目的で鎖分岐剤を導入することを示唆するいく
つかの先行技術特許も挙げている。
マクリーン等の米国特許第4,092,299号は、ポ
リエステルが、ポリマー1g当たりの反応性分岐部位の
マイクロ当量(MEQ)l−15又は2−14、好まし
くは5−12MEQを有するような量で鎖分岐剤を使用
することを示唆している。彼はドローテキスチャー化の
間延伸比を増加させること及び/又はフィラメント形成
の間引取速度を増加させることにより生産性を増加させ
た。
リエステルが、ポリマー1g当たりの反応性分岐部位の
マイクロ当量(MEQ)l−15又は2−14、好まし
くは5−12MEQを有するような量で鎖分岐剤を使用
することを示唆している。彼はドローテキスチャー化の
間延伸比を増加させること及び/又はフィラメント形成
の間引取速度を増加させることにより生産性を増加させ
た。
その理由は、供給系の配向(複屈折)が鎖分岐剤を使用
することによって減少させられるからである。ペンタエ
リスリトールが好ましい鎖分岐剤として示唆されている
が、これはポリマー製造中揮発するので、本発明にとっ
ては望ましくない。このような揮発性鎖分岐剤の使用は
、得られるポリエステルファイバーフィルの加工問題及
び均一性の欠如をもたらすであろう。
することによって減少させられるからである。ペンタエ
リスリトールが好ましい鎖分岐剤として示唆されている
が、これはポリマー製造中揮発するので、本発明にとっ
ては望ましくない。このような揮発性鎖分岐剤の使用は
、得られるポリエステルファイバーフィルの加工問題及
び均一性の欠如をもたらすであろう。
本発明に従えば、ポリマーの製造中問題及び変動性を引
き起こす程揮発性ではないように十分に安定であり(加
工及び重合の間モノマー形態及びポリマーの形成、フィ
ラメントへの紡糸、その後の加工の間ポリマー形態の両
方で)、そして反応系に容易に添加されるように触媒下
のグリコール(catalyzed glycol)に
可溶性である鎖分岐剤を使用することが望ましい。トリ
メリト酸およびそのエステル誘導体は実施例で後述する
ようにこれらの機能を果たす。トリメシン酸及びそのエ
ステル誘導体は同様な機能及び利点を有するであろうと
いうこと及びTESもまた上述の如くポリマー形成及び
フィラメント形成中加水分解が回避されるならば同様な
機能及び利点を有するであろうと考えられる。大抵のポ
リエチレンテレフタレートポリエステルを製造するため
の2つの主な経路、即ち、ジメチルテレフタレートをエ
チレングリコール(E G)によりエステル交換して、
プレポリマーと呼ばれることがある低分子量物質を形成
し、続いて更に重合させる方法又は、テレフタル酸(T
PA)をEGと反応させてプレポリマーを形成し、続い
て更に重合させる方法がある。DMT経路が使用される
場合には、トリメチルトリメリf−ト(TMTM)の如
きエステルが一般に好ましく、これに対してTPA経路
ではトリメリト酸(TMA)が一般に好ましいであろう
。ポリエステルファイバーフィルにとっては、第3の経
路及びグリコレート(E x T M T M )が、
後述するように好ましいことがある。
き起こす程揮発性ではないように十分に安定であり(加
工及び重合の間モノマー形態及びポリマーの形成、フィ
ラメントへの紡糸、その後の加工の間ポリマー形態の両
方で)、そして反応系に容易に添加されるように触媒下
のグリコール(catalyzed glycol)に
可溶性である鎖分岐剤を使用することが望ましい。トリ
メリト酸およびそのエステル誘導体は実施例で後述する
ようにこれらの機能を果たす。トリメシン酸及びそのエ
ステル誘導体は同様な機能及び利点を有するであろうと
いうこと及びTESもまた上述の如くポリマー形成及び
フィラメント形成中加水分解が回避されるならば同様な
機能及び利点を有するであろうと考えられる。大抵のポ
リエチレンテレフタレートポリエステルを製造するため
の2つの主な経路、即ち、ジメチルテレフタレートをエ
チレングリコール(E G)によりエステル交換して、
プレポリマーと呼ばれることがある低分子量物質を形成
し、続いて更に重合させる方法又は、テレフタル酸(T
PA)をEGと反応させてプレポリマーを形成し、続い
て更に重合させる方法がある。DMT経路が使用される
場合には、トリメチルトリメリf−ト(TMTM)の如
きエステルが一般に好ましく、これに対してTPA経路
ではトリメリト酸(TMA)が一般に好ましいであろう
。ポリエステルファイバーフィルにとっては、第3の経
路及びグリコレート(E x T M T M )が、
後述するように好ましいことがある。
マクリーンはペンタエリスリトールの使用に限定されな
いで、2より大きい官能性を持った、即ち、2個より多
くのヒドロキシル、カルボキシル又はエステルの如き官
能性基を含有する他の鎖分岐剤も包含する。従って、他
のポリヒドロキシ鎖分岐剤が挙げられておりそして芳香
族多官能性酸又はエステル(7欄)が挙げられている。
いで、2より大きい官能性を持った、即ち、2個より多
くのヒドロキシル、カルボキシル又はエステルの如き官
能性基を含有する他の鎖分岐剤も包含する。従って、他
のポリヒドロキシ鎖分岐剤が挙げられておりそして芳香
族多官能性酸又はエステル(7欄)が挙げられている。
トリメシン酸、トリメチルトリメセード及びテトラメチ
ルピロメリテートが特定的に41−42行に挙げられて
いるが、実施例では使用されていない。
ルピロメリテートが特定的に41−42行に挙げられて
いるが、実施例では使用されていない。
表■、12欄に、トリマー酸が11,800及び23.
600 p pm (6,5及び12.9MEQと言わ
れているが、それぞれ12.9及び25.1MEQと計
算される)の量で使用されそしてメリット酸(ベンゼン
ヘキサカルボン酸)が9.8及び14.7MEQの量で
使用されている。
600 p pm (6,5及び12.9MEQと言わ
れているが、それぞれ12.9及び25.1MEQと計
算される)の量で使用されそしてメリット酸(ベンゼン
ヘキサカルボン酸)が9.8及び14.7MEQの量で
使用されている。
DMTエステル交換経路を使用してポリエステルを製造
する実施例1で後に見られるように、プレポリマーを製
造するために適当な触媒を使用してDMTとEGとの他
の点では慣用のエステル交換反応に使用される触媒下の
EG浴溶液溶解するのが好都合である。更なる重合(仕
上げと呼ばれることがある)を、やはり慣用・の方法で
リンの如き適当な物質によって真空下に行なって必要な
粘度(LRVとして測定して)のポリマーを製造する。
する実施例1で後に見られるように、プレポリマーを製
造するために適当な触媒を使用してDMTとEGとの他
の点では慣用のエステル交換反応に使用される触媒下の
EG浴溶液溶解するのが好都合である。更なる重合(仕
上げと呼ばれることがある)を、やはり慣用・の方法で
リンの如き適当な物質によって真空下に行なって必要な
粘度(LRVとして測定して)のポリマーを製造する。
次いで得られるポリマーは、好ましくは、フレークへの
中間転換及び再溶融を伴わないで紡糸装置に連続的に通
され、そして常法により溶融紡糸されて更に加工するた
めに集められてトウにされる。
中間転換及び再溶融を伴わないで紡糸装置に連続的に通
され、そして常法により溶融紡糸されて更に加工するた
めに集められてトウにされる。
TMTMは3個の反応性カルボキシル基を持ち、その2
つは分子鎖において反応する。他の1つは鎖分岐と呼ば
れる側鎖を形成するために反応する。
つは分子鎖において反応する。他の1つは鎖分岐と呼ば
れる側鎖を形成するために反応する。
これらの鎖分岐が他の分子と反応すれば、架橋が形成さ
れる。明らかに、形成される架橋より多くの鎖分岐が存
在する。TMTMのこれらの(カルボキシル)反応部位
が3つしかないので、鎖分岐のためには1つしかない。
れる。明らかに、形成される架橋より多くの鎖分岐が存
在する。TMTMのこれらの(カルボキシル)反応部位
が3つしかないので、鎖分岐のためには1つしかない。
故に、当量重量(equivalent weight
)と分子量は同じである。0.05重量%のTMTM
(ポリマーの重量に基づいて)は500 ppmと同じ
でありそして殆ど2MEQである。同様に、0.10重
量%TMTM(1000ppm)は殆ど4MEQである
。トリメシン酸は、トリメリト酸と同じ分子量を持って
いるので、同じ値が成り立つ。TESは4つの反応性基
を持ち、その2つが分子の鎖で反応し、従って鎖分岐の
ためには2つが利用可能である。故に、当量重量は分子
量の半分である。4MEQは約0.043重量%のTE
S (430ppm)である。
)と分子量は同じである。0.05重量%のTMTM
(ポリマーの重量に基づいて)は500 ppmと同じ
でありそして殆ど2MEQである。同様に、0.10重
量%TMTM(1000ppm)は殆ど4MEQである
。トリメシン酸は、トリメリト酸と同じ分子量を持って
いるので、同じ値が成り立つ。TESは4つの反応性基
を持ち、その2つが分子の鎖で反応し、従って鎖分岐の
ためには2つが利用可能である。故に、当量重量は分子
量の半分である。4MEQは約0.043重量%のTE
S (430ppm)である。
有意な生成物改良を得るためには少なくとも約2MEQ
の鎖分岐剤が好ましい。後に実施例3に示される如く、
得られる生成物の利点のいくらかは鎖分岐剤の量と共に
増加するようである。しかしながら、これらの生成物の
利点の大部分は約4MEQを使用することにより得られ
そして、このような量の更なる増加は、ポリエステルフ
ァイバーフィルにとって重要な考慮事項である費用を増
加させる。実質的に望ましい上限であることが証明でき
る約10MEQの如きより大きい量では加工の問題も注
目された。特定の最終用途については、より大きい量の
生成物利点はこのような問題に耐えて正当化することが
できるけれども、約4乃至8MEQの鎖分岐剤の量が実
際に最も有利であることが証明されると予想される。
の鎖分岐剤が好ましい。後に実施例3に示される如く、
得られる生成物の利点のいくらかは鎖分岐剤の量と共に
増加するようである。しかしながら、これらの生成物の
利点の大部分は約4MEQを使用することにより得られ
そして、このような量の更なる増加は、ポリエステルフ
ァイバーフィルにとって重要な考慮事項である費用を増
加させる。実質的に望ましい上限であることが証明でき
る約10MEQの如きより大きい量では加工の問題も注
目された。特定の最終用途については、より大きい量の
生成物利点はこのような問題に耐えて正当化することが
できるけれども、約4乃至8MEQの鎖分岐剤の量が実
際に最も有利であることが証明されると予想される。
既に示されたとおり、ポリエステルポリマーに少量の鎖
分岐剤を導入することは、得られるポリエステルファイ
バーフィルに利点を与える。後で実施例で論議されると
おり、これらの利点のいくらかは予期されないものであ
る。ポリエステルファイバーフィルのバルクは幾つかの
最終用途において重要であり、そして本発明に従えば、
鎖分岐されたポリエステルファイバーフィルのバルクは
、このような鎖分岐剤なしで製造された、あるときは線
状ポリマーと呼ばれる標準ホモポリマーから製造された
匹敵するポリエステルファイバーフィルと比較して改良
されていることが見出された。
分岐剤を導入することは、得られるポリエステルファイ
バーフィルに利点を与える。後で実施例で論議されると
おり、これらの利点のいくらかは予期されないものであ
る。ポリエステルファイバーフィルのバルクは幾つかの
最終用途において重要であり、そして本発明に従えば、
鎖分岐されたポリエステルファイバーフィルのバルクは
、このような鎖分岐剤なしで製造された、あるときは線
状ポリマーと呼ばれる標準ホモポリマーから製造された
匹敵するポリエステルファイバーフィルと比較して改良
されていることが見出された。
市販のポリエステルファイバーフィルの1つの重要な特
性は゛ロアl−” (loft)と呼ばれる、即ち、他
の何等の重量もかけれらることなしに、取り囲んでいる
布によってのみ拘束された、枕の如き物品におけるファ
イバーフィルの外観である。他の重要な特性は支持バル
ク(support bulk)であり、これは0.2
psi(0,014kg/cm2)の荷重下のバルクと
して便宜上測定されモしてTB RM(全バルク範囲測
定) (Total Bulk Range Meas
urement)試験でのBL2測定値として後に表1
に示される。この試験はトリバーの米国特許第3,77
2.137号に一般に記載されている。ロフトはしばし
ば僅かに0.001psi (0,00007kg/C
m”)の荷重の下で測定される。他の重要な特性は、長
期の使用後のバルク耐久性又は保持であるが、これは、
やはりトリバーにより一般に述べられている枕ストンピ
ング方法を行った後測定することができる。
性は゛ロアl−” (loft)と呼ばれる、即ち、他
の何等の重量もかけれらることなしに、取り囲んでいる
布によってのみ拘束された、枕の如き物品におけるファ
イバーフィルの外観である。他の重要な特性は支持バル
ク(support bulk)であり、これは0.2
psi(0,014kg/cm2)の荷重下のバルクと
して便宜上測定されモしてTB RM(全バルク範囲測
定) (Total Bulk Range Meas
urement)試験でのBL2測定値として後に表1
に示される。この試験はトリバーの米国特許第3,77
2.137号に一般に記載されている。ロフトはしばし
ば僅かに0.001psi (0,00007kg/C
m”)の荷重の下で測定される。他の重要な特性は、長
期の使用後のバルク耐久性又は保持であるが、これは、
やはりトリバーにより一般に述べられている枕ストンピ
ング方法を行った後測定することができる。
鎖分岐剤の使用から得られる他の利点は、後に実施例で
述べるとおり、重合プロセスでの増加した処理高又は生
産性である。これは、相当な商業的利点であることがで
きそして、より少ない触媒又は重合促進剤を使用するこ
とを可能とし、これは費用を減少させそして得られるポ
リマーの色への影響(このことが重要でありうる場合及
び好ましい触媒がこのような望まない作用を及ぼす傾向
がある場合)も回避するといったような随伴する実際の
利点を与えることができる。鎖分岐剤の使用は、変成し
ていないポリマーの場合よりも有意に高い紡糸張力を与
えることが注目された。これは下流での利点を与える。
述べるとおり、重合プロセスでの増加した処理高又は生
産性である。これは、相当な商業的利点であることがで
きそして、より少ない触媒又は重合促進剤を使用するこ
とを可能とし、これは費用を減少させそして得られるポ
リマーの色への影響(このことが重要でありうる場合及
び好ましい触媒がこのような望まない作用を及ぼす傾向
がある場合)も回避するといったような随伴する実際の
利点を与えることができる。鎖分岐剤の使用は、変成し
ていないポリマーの場合よりも有意に高い紡糸張力を与
えることが注目された。これは下流での利点を与える。
鎖分岐剤の使用は、例えば、特により重いデニール又は
異常な(丸くない)断面のフィラメントを紡糸する際に
、紡糸破断の頻度を減少させるという意味で、改良され
た紡糸性能を与えると考えられる。既に示したとおり、
標準ホモポリマーを使用すると、品質基準を満足するこ
とを確実にするために、厳重なプロセス制御を行うこと
が必要であった。鎖分岐されたポリエステルの使用は、
特に延伸操作によるトウの加工に際し、同じ厳重なプロ
セス制御を必要としないで所望の品質基準を得ることを
可能とするという意味で、加工がより容易であるという
予期しない利点を与えた。鎖分岐されたポリエステルは
、手触りの悪いファイバ(11arshfibers)
の数を減少させるという意味で延伸操作を改良したとも
考えられる。特に驚くべき重要な利点は、ケン縮の保持
に関して注目され、そして鎖分岐剤の使用はこの予期し
ない利点とも関連していると考えられる。連続フィラメ
ントのトウをケン縮に付し、続いてしばしば緩和工程と
呼ばれる熱固定に付されるのが普通であり、この緩和工
程は必要であったが、有効なケン縮又はバルクを一般に
減少させるものであった。意外にも、鎖分岐されたポリ
エステルを使用すると、緩和工程の後により高い程度の
ケン縮(又はバルク)が保持されていると思われる。個
々に取り上げると、これらの改良のいくらかはささいな
ように見えるかも知れないが、それらを合計すると、ポ
リマーに鎖分岐剤を使用することによる増加したコスト
、このコストはパイコンポーネント材料からポリエステ
ルファイバーフィルを製造するコストよりは相当少ない
、を補償して余りある有意な利点となる。
異常な(丸くない)断面のフィラメントを紡糸する際に
、紡糸破断の頻度を減少させるという意味で、改良され
た紡糸性能を与えると考えられる。既に示したとおり、
標準ホモポリマーを使用すると、品質基準を満足するこ
とを確実にするために、厳重なプロセス制御を行うこと
が必要であった。鎖分岐されたポリエステルの使用は、
特に延伸操作によるトウの加工に際し、同じ厳重なプロ
セス制御を必要としないで所望の品質基準を得ることを
可能とするという意味で、加工がより容易であるという
予期しない利点を与えた。鎖分岐されたポリエステルは
、手触りの悪いファイバ(11arshfibers)
の数を減少させるという意味で延伸操作を改良したとも
考えられる。特に驚くべき重要な利点は、ケン縮の保持
に関して注目され、そして鎖分岐剤の使用はこの予期し
ない利点とも関連していると考えられる。連続フィラメ
ントのトウをケン縮に付し、続いてしばしば緩和工程と
呼ばれる熱固定に付されるのが普通であり、この緩和工
程は必要であったが、有効なケン縮又はバルクを一般に
減少させるものであった。意外にも、鎖分岐されたポリ
エステルを使用すると、緩和工程の後により高い程度の
ケン縮(又はバルク)が保持されていると思われる。個
々に取り上げると、これらの改良のいくらかはささいな
ように見えるかも知れないが、それらを合計すると、ポ
リマーに鎖分岐剤を使用することによる増加したコスト
、このコストはパイコンポーネント材料からポリエステ
ルファイバーフィルを製造するコストよりは相当少ない
、を補償して余りある有意な利点となる。
本発明を下記の実施例により更に説明する。
実施例1
■−ホモポリマー比較品
工業的な交換及び重合条件を使用して、ジメチルテレフ
タレート(DMT)及びエチレングリコール(E C)
から、0.4%T i O2(重量)を含有するポリエ
チレンテレフタレートを製造する。
タレート(DMT)及びエチレングリコール(E C)
から、0.4%T i O2(重量)を含有するポリエ
チレンテレフタレートを製造する。
DMT及びEGを反応容器に加え、この反応容器にマン
ガン(M n )及びアンチモン(S b)触媒も加え
る。交換反応によって主としてモノマーといくらかのオ
リゴマーより成る低分子量物質が得られる。交換反応が
終了すると、適当な量のリン酸の添加によりMnを中和
する。低分子量物質の重合は、所望の分子量(LRV2
0.5)が得られるまで行う。次いでポリマーを紡糸機
に移し、そして290°Cで、ラジアルクエンチ(ra
dial quench)及び1195ypm(キー1
フ分)の速度で、所望のdpf (デニール/ファイバ
)の中空フィラメントの束とする。フィラメントを合わ
せて大きなトウとして延伸しく95°Cの温度及び3゜
23延伸比で)、ケン縮しそして緩和しく170°Cの
温度で15分間)、そして最終的に切断してステープル
ファイバとし、パンケージングする。
ガン(M n )及びアンチモン(S b)触媒も加え
る。交換反応によって主としてモノマーといくらかのオ
リゴマーより成る低分子量物質が得られる。交換反応が
終了すると、適当な量のリン酸の添加によりMnを中和
する。低分子量物質の重合は、所望の分子量(LRV2
0.5)が得られるまで行う。次いでポリマーを紡糸機
に移し、そして290°Cで、ラジアルクエンチ(ra
dial quench)及び1195ypm(キー1
フ分)の速度で、所望のdpf (デニール/ファイバ
)の中空フィラメントの束とする。フィラメントを合わ
せて大きなトウとして延伸しく95°Cの温度及び3゜
23延伸比で)、ケン縮しそして緩和しく170°Cの
温度で15分間)、そして最終的に切断してステープル
ファイバとし、パンケージングする。
最終ステープルは6dpfであり、10%(容量)の空
隙率と8ケン縮/インチを持っている。バルク及びバル
ク保持を測定しそして、その値を本発明に従う製品と比
較する目的で標準(100%)とみなす。
隙率と8ケン縮/インチを持っている。バルク及びバル
ク保持を測定しそして、その値を本発明に従う製品と比
較する目的で標準(100%)とみなす。
実験lの方法を本発明の下記の製品について繰り返す。
2A−TMTM
DMT及びEGの他に、約2MEQのトリメチルトリノ
リテート(TMTM)をEGと共に交換反応容器に加え
る。この量のTMTMは触媒下のEGに完全に可溶であ
りそしてマンガン又はアンチモンの触媒活性を高めも抑
制もしないが、重合速度は色又はカルボキシル末端基の
ような特性に不利に影響を与えることなく有意に(約2
%)増加する。この場合に、増加した重合の速度を使用
して重合の期間を減少させ、それにより高い重合処理量
を得る。しかしながら、所望により゛、より高い相対粘
度、改良された仕上げ性(finishability
) (即ち、厳密さの少ない重合条件)又はこれらの利
点の組み合わせを得ることができる。比相対粘度(sp
ecific relative viscosity
) (L RV )についてTMTMによって溶融粘度
は有意により高いことが見出だされる。又、この新しい
フィラメントはより高い紡糸張力でホモポリマーよりも
良好に紡糸され、これはスレッドライン(thread
line)安定性を改良しそして、成る期間にわたりそ
してスレッドライン対スレッドラインで比較して、フィ
ラメントに沿ってより良好なデニール安定性を与える。
リテート(TMTM)をEGと共に交換反応容器に加え
る。この量のTMTMは触媒下のEGに完全に可溶であ
りそしてマンガン又はアンチモンの触媒活性を高めも抑
制もしないが、重合速度は色又はカルボキシル末端基の
ような特性に不利に影響を与えることなく有意に(約2
%)増加する。この場合に、増加した重合の速度を使用
して重合の期間を減少させ、それにより高い重合処理量
を得る。しかしながら、所望により゛、より高い相対粘
度、改良された仕上げ性(finishability
) (即ち、厳密さの少ない重合条件)又はこれらの利
点の組み合わせを得ることができる。比相対粘度(sp
ecific relative viscosity
) (L RV )についてTMTMによって溶融粘度
は有意により高いことが見出だされる。又、この新しい
フィラメントはより高い紡糸張力でホモポリマーよりも
良好に紡糸され、これはスレッドライン(thread
line)安定性を改良しそして、成る期間にわたりそ
してスレッドライン対スレッドラインで比較して、フィ
ラメントに沿ってより良好なデニール安定性を与える。
重要なことは、中空繊維について、空隙率がより大であ
り(21%)そして4%高いバルク(項目1と比較して
104%)を示すファイバを与えたということである。
り(21%)そして4%高いバルク(項目1と比較して
104%)を示すファイバを与えたということである。
この新しいフィラメントはより高い延伸張力を必要とし
、これは延伸の前に厳密さの少ない熱的条件及び環境条
件を必要とした。紡糸及び延伸条件及び性質は、紡糸速
度が1352ypmであり、延伸比が3.13Xである
ことを除いては、項目lのそれらと同様であった。驚く
べきことに、実験Iのホモポリマーと比較して、元のバ
ルクの改良(104%)より更に有意な、バルク保持の
改良(112%)があった。
、これは延伸の前に厳密さの少ない熱的条件及び環境条
件を必要とした。紡糸及び延伸条件及び性質は、紡糸速
度が1352ypmであり、延伸比が3.13Xである
ことを除いては、項目lのそれらと同様であった。驚く
べきことに、実験Iのホモポリマーと比較して、元のバ
ルクの改良(104%)より更に有意な、バルク保持の
改良(112%)があった。
2B−ExTMTM
TMTMを2MEQのトリメリト酸のトリヒドロキシエ
チルエステル(E x T M T M )で代替した
ことを除いては、実験2Aの方法を繰り返した。
チルエステル(E x T M T M )で代替した
ことを除いては、実験2Aの方法を繰り返した。
ExTMTMはTMTMに同等であるか又は多分子MT
Mよりも僅かに良好な結果を与えることが見出だされた
。
Mよりも僅かに良好な結果を与えることが見出だされた
。
上記に示したとおり、実験2A及び2Bについては、鎖
分岐剤は交換反応容器に加えられたEG中の溶液として
加えられた。下記の実験について、鎖分岐剤は交換反応
容器であるこの第1容器と第2反応容器との間に注入さ
れる。
分岐剤は交換反応容器に加えられたEG中の溶液として
加えられた。下記の実験について、鎖分岐剤は交換反応
容器であるこの第1容器と第2反応容器との間に注入さ
れる。
3A−TMTM
低分子量物質が交換反応容器から重合容器へと移される
につれて、TMTMを、EGと共に交換反応容器に加え
る代わりに、容器間の移送配管に注入した(EG溶液と
して)ことを除いては、実験2Aの方法を繰り返した。
につれて、TMTMを、EGと共に交換反応容器に加え
る代わりに、容器間の移送配管に注入した(EG溶液と
して)ことを除いては、実験2Aの方法を繰り返した。
得られるポリマーは実験2Aのポリマーと実質的に同等
であり、そして、加工(紡糸、延伸、切断及びパッケー
ジング)は満足でありそして実験2Aに同等であった。
であり、そして、加工(紡糸、延伸、切断及びパッケー
ジング)は満足でありそして実験2Aに同等であった。
3B−ExTMTM
TMTMの代わりにExTMTMにより実験3Aを繰り
返しI;。得られるポリマー、紡糸しそして延伸したヤ
ーン及びステープルは実験3Aのものに本質的に同等で
あったが、幾つかの理由でEXTMTMはTMTMより
好ましい。グリコレート、ExTMTMからの副生物は
EGであり、これに対して、TMTMからの副生物はメ
タノールである。メタノールは交換反応からの副生物で
もあるので、このことは実験2Aではなんらの問題にも
ならなかったが、この重合からの副生物はEGである。
返しI;。得られるポリマー、紡糸しそして延伸したヤ
ーン及びステープルは実験3Aのものに本質的に同等で
あったが、幾つかの理由でEXTMTMはTMTMより
好ましい。グリコレート、ExTMTMからの副生物は
EGであり、これに対して、TMTMからの副生物はメ
タノールである。メタノールは交換反応からの副生物で
もあるので、このことは実験2Aではなんらの問題にも
ならなかったが、この重合からの副生物はEGである。
更に、ExTMTMはTMTMより高い沸点及びより低
い蒸気圧を持っており、それ故副生物EGと共に逃げる
傾向はなく、それ故最終ポリマー(及びそれからの生成
物)は、ExTMTMを使用する場合には、改良された
均一性を持つと思われる。ExTMTMは取り扱いも容
易であり、室温で注ぐことができモしてTMTMよりも
容易にEGに溶解する。
い蒸気圧を持っており、それ故副生物EGと共に逃げる
傾向はなく、それ故最終ポリマー(及びそれからの生成
物)は、ExTMTMを使用する場合には、改良された
均一性を持つと思われる。ExTMTMは取り扱いも容
易であり、室温で注ぐことができモしてTMTMよりも
容易にEGに溶解する。
実施例2
ポリエチレンテレフタレートポリマーを反応容器に過剰
のエチレングリコール(EG)と共に加えて重合度(D
P)を減少させそして低分子量物質の相対的に均一なか
たまり(mass)を得る。この低分子量物質を、配管
(以後OL、オリゴマー配管と呼ぶ)を通して第2容器
にポンプで送る。OLを通しての移送の間、TMTMを
前記かたまりに注入して約4MEQの最終ポリマー中の
濃度を得る。第2反応容器で、TMTMは反応して鎖分
岐したポリマーを形成し、過剰のEGを除去し、前記塊
のDPを約6乃至8単位に増加させる。ポリマーを仕上
げ機と呼ぶ第3の容器にポンプで送り、そこで粘度(L
RV)を前記塊の撹拌、温度及び圧力の正しい制御に
よって所望の値に増加させる。
のエチレングリコール(EG)と共に加えて重合度(D
P)を減少させそして低分子量物質の相対的に均一なか
たまり(mass)を得る。この低分子量物質を、配管
(以後OL、オリゴマー配管と呼ぶ)を通して第2容器
にポンプで送る。OLを通しての移送の間、TMTMを
前記かたまりに注入して約4MEQの最終ポリマー中の
濃度を得る。第2反応容器で、TMTMは反応して鎖分
岐したポリマーを形成し、過剰のEGを除去し、前記塊
のDPを約6乃至8単位に増加させる。ポリマーを仕上
げ機と呼ぶ第3の容器にポンプで送り、そこで粘度(L
RV)を前記塊の撹拌、温度及び圧力の正しい制御に
よって所望の値に増加させる。
比較として、標準線状ポリマーを、TMTMを注入しな
いことを除いては本質的に同じ方法で製造した。
いことを除いては本質的に同じ方法で製造した。
TMTMを含有する新規なポリマーは標準ホモポリマー
よりも短い時間で所望のLRVに到達し、従って厳密さ
のより少ない撹拌条件、温度及び/又は真空を使用する
ことができ、及び/又は生産性は25%も増加させるこ
とができる。この新規なポリマーはより良好な又は同等
の色を持っている。その理由は、重合時間を減少させる
ことの可能性及び/又は条件は直接又は間接に色を改良
する可能性に導くからである。
よりも短い時間で所望のLRVに到達し、従って厳密さ
のより少ない撹拌条件、温度及び/又は真空を使用する
ことができ、及び/又は生産性は25%も増加させるこ
とができる。この新規なポリマーはより良好な又は同等
の色を持っている。その理由は、重合時間を減少させる
ことの可能性及び/又は条件は直接又は間接に色を改良
する可能性に導くからである。
新規なポリマーと比較品を、同一の標準系において且つ
同等な標準条件下に、仕上げ器から直接に紡糸機にポン
プで送り(押出、クエンチング、フレークへの切断、ブ
レンディング、乾燥及び再溶融なしに)、そして同一標
準条件下に紡糸しそして集める。紡糸加工性は、標準フ
ィラメントよりも幾分良好であり、スレッドラインの張
力が幾分高いので、取り扱いがより容易であることが見
出だされる。これは、700ypm (640mpm)
のオーダーの低紡糸速度での高dpfのフィラメントに
ついて特に重要でありうる。フィラメントをその後の加
工のために集めてトウとする。
同等な標準条件下に、仕上げ器から直接に紡糸機にポン
プで送り(押出、クエンチング、フレークへの切断、ブ
レンディング、乾燥及び再溶融なしに)、そして同一標
準条件下に紡糸しそして集める。紡糸加工性は、標準フ
ィラメントよりも幾分良好であり、スレッドラインの張
力が幾分高いので、取り扱いがより容易であることが見
出だされる。これは、700ypm (640mpm)
のオーダーの低紡糸速度での高dpfのフィラメントに
ついて特に重要でありうる。フィラメントをその後の加
工のために集めてトウとする。
フィラメントを約45−55%の標準伸びを与えるよう
な延伸比での慣用の延伸に付し、スタッファボックスケ
ン縮機でケン縮しそして緩和させる。新規なトウ及び標
準のトウからのフィラメントは、それらがケン縮機から
出て緩和機に入るとき、はぼ同じケン縮を持っているが
、驚くべきことに、本質的に同じ条件下に緩和させた後
、新規なトウは、緩和された形態で、標準よりも高いケ
ン縮頻度を持っている。最大のバルクを必要とする最終
用途について、これは新規な製品利点及び/又は加工利
点を与える。標準製品で得られるバルクのレベルが完全
に許容しうる最終用途については、新規なトウ及びそれ
からのステープルは厳密さの少ない条件下に加工するこ
とができる。ケン縮しそして緩和したトウを次いで標準
製品と少なくとも同等な性質及び操作性でステーグルに
切断することができる。
な延伸比での慣用の延伸に付し、スタッファボックスケ
ン縮機でケン縮しそして緩和させる。新規なトウ及び標
準のトウからのフィラメントは、それらがケン縮機から
出て緩和機に入るとき、はぼ同じケン縮を持っているが
、驚くべきことに、本質的に同じ条件下に緩和させた後
、新規なトウは、緩和された形態で、標準よりも高いケ
ン縮頻度を持っている。最大のバルクを必要とする最終
用途について、これは新規な製品利点及び/又は加工利
点を与える。標準製品で得られるバルクのレベルが完全
に許容しうる最終用途については、新規なトウ及びそれ
からのステープルは厳密さの少ない条件下に加工するこ
とができる。ケン縮しそして緩和したトウを次いで標準
製品と少なくとも同等な性質及び操作性でステーグルに
切断することができる。
促進最終使用性能に7ミユレートした標準内部実験室試
験で証明されたとおり、新規なトウ及びステーブルの重
要な改良は、より高い絶対レベルの堅固さの保持(fi
rmness retention)及び高さの保持(
hei(Hht retention)である。2つの
大きな最終用途は睡眠枕及び家具枕であり、この場合に
堅固さ及び高さ保持は非常に重要である。新規な製品は
、最初に作られたとき及び使用後に標準製品と比較して
、より高いレベルの堅固さ及び高さを持っている。
験で証明されたとおり、新規なトウ及びステーブルの重
要な改良は、より高い絶対レベルの堅固さの保持(fi
rmness retention)及び高さの保持(
hei(Hht retention)である。2つの
大きな最終用途は睡眠枕及び家具枕であり、この場合に
堅固さ及び高さ保持は非常に重要である。新規な製品は
、最初に作られたとき及び使用後に標準製品と比較して
、より高いレベルの堅固さ及び高さを持っている。
最初8MEQのTMTMを実験3A(実施例1の)にお
ける如く○Lに注入し、次いで8MEQのTMTMを実
験2A(実施例1の)における如く交換反応容器に加え
、他はこの実施例と同じで、この実施例を2回繰り返し
た。得られるファイバは、枕に構成し、これを枕ストン
ピングにさらしたときのバルク及びバルク保持において
有利に比較した(この実施例で述べた如く、比較に従っ
て作られた標準ホモポリマーファイバの枕と)。この方
法を、8MEQの他の鎖分岐剤、即ち、OL配管に加え
るトリメチロールプロパン(TMP)のテレフタレート
エステル(TMPT)を使用して繰り返す。TMPの揮
発性により起こるであろう問題を回避するためにテレフ
タレートエステル(TMPT)を使用する。ポリマー製
造、紡糸、延伸、ケン縮、緩和及び切断において、この
新規な製品は、TMTMで作られた製品と多かれ少なか
れ同等であり、許容できる加工性であり、枕ストンピン
グ試験を含めて標準ホモポリマーに勝る利点を示すが、
TMTMの使用が好ましい。
ける如く○Lに注入し、次いで8MEQのTMTMを実
験2A(実施例1の)における如く交換反応容器に加え
、他はこの実施例と同じで、この実施例を2回繰り返し
た。得られるファイバは、枕に構成し、これを枕ストン
ピングにさらしたときのバルク及びバルク保持において
有利に比較した(この実施例で述べた如く、比較に従っ
て作られた標準ホモポリマーファイバの枕と)。この方
法を、8MEQの他の鎖分岐剤、即ち、OL配管に加え
るトリメチロールプロパン(TMP)のテレフタレート
エステル(TMPT)を使用して繰り返す。TMPの揮
発性により起こるであろう問題を回避するためにテレフ
タレートエステル(TMPT)を使用する。ポリマー製
造、紡糸、延伸、ケン縮、緩和及び切断において、この
新規な製品は、TMTMで作られた製品と多かれ少なか
れ同等であり、許容できる加工性であり、枕ストンピン
グ試験を含めて標準ホモポリマーに勝る利点を示すが、
TMTMの使用が好ましい。
実施例3
表Iは、他の点では本質的に実施例2の方法に従い、T
MTM含有率の変化の効果を示す。重合の速度は、TM
TMの量に依存して成る程度増加する。しかしながら、
このような増加の量はTMTM含有率と線形ではなく、
より低いT M T M含有率でより大きい。表Iに示
されたとおり、紡糸処理量は本発明の各品目についてホ
モポリマーの90pph (ポンド/時間)に対して1
0’0pphに増加した。各新規なファイバは表■から
分かるとおり、標準にまさる利点を有し、増加した生産
速度、空隙率及びバルク保持を示す。
MTM含有率の変化の効果を示す。重合の速度は、TM
TMの量に依存して成る程度増加する。しかしながら、
このような増加の量はTMTM含有率と線形ではなく、
より低いT M T M含有率でより大きい。表Iに示
されたとおり、紡糸処理量は本発明の各品目についてホ
モポリマーの90pph (ポンド/時間)に対して1
0’0pphに増加した。各新規なファイバは表■から
分かるとおり、標準にまさる利点を有し、増加した生産
速度、空隙率及びバルク保持を示す。
表 1
TMTM含有量紡糸処理空隙%支持バルク邑旦 重量%
瘍 量pph (容量) TBRM BL2A
O09010,0,58 B O,05210021,2,72G O,
15610016,5,72D O,251010
015,3,77加工において、延伸されモしてケン縮
されたトウにおいて゛スプリンター” (splin
ters) (ファイバの欠陥)がより少ないことも見
出だされたが、これは重要な利点である。その理由は手
触りの悪いフィラメントを含まないトウ及びステープル
は加工する、例えば、カーデイング及びガーネッティン
グするのがはるかに容易であるからである。
瘍 量pph (容量) TBRM BL2A
O09010,0,58 B O,05210021,2,72G O,
15610016,5,72D O,251010
015,3,77加工において、延伸されモしてケン縮
されたトウにおいて゛スプリンター” (splin
ters) (ファイバの欠陥)がより少ないことも見
出だされたが、これは重要な利点である。その理由は手
触りの悪いフィラメントを含まないトウ及びステープル
は加工する、例えば、カーデイング及びガーネッティン
グするのがはるかに容易であるからである。
各々のこのような品目を枕に加工し、そしてストンピン
グ試験中高さ及び堅固さにつき比較し、その結果を添付
図面でグラフで示す。望ましいことは、同じ高さでの最
大の堅固さである。明らかに、標準ホモポリマーAと対
照的に、品目81C及びDの各々について顕著な利点が
ある。
グ試験中高さ及び堅固さにつき比較し、その結果を添付
図面でグラフで示す。望ましいことは、同じ高さでの最
大の堅固さである。明らかに、標準ホモポリマーAと対
照的に、品目81C及びDの各々について顕著な利点が
ある。
所望により、スリックナーを適用することができそして
、スリソクナーは望ましくは硬化された、例えばハフマ
ン(Huffman)により米国特許第3,271.1
89号に又はミード(Mead)等により米国特許第3
,454,189号に開示された如きシリコーンスリッ
クナーであるか又は、例えば、1986年lO月21日
に出願された、同時係属中のUSSN921,646号
に記載の如き、ポリ(アルキレンオキサイド)型の親水
性コーチインクチある。
、スリソクナーは望ましくは硬化された、例えばハフマ
ン(Huffman)により米国特許第3,271.1
89号に又はミード(Mead)等により米国特許第3
,454,189号に開示された如きシリコーンスリッ
クナーであるか又は、例えば、1986年lO月21日
に出願された、同時係属中のUSSN921,646号
に記載の如き、ポリ(アルキレンオキサイド)型の親水
性コーチインクチある。
デニール及び切断長は常用のものであることができる。
鎖分岐されたポリマーは、dpf6又はそれより低い低
デニールファイバーフィルにおいて特に有利なようであ
る。
デニールファイバーフィルにおいて特に有利なようであ
る。
本発明の実施態様を示せば下記のとおりである。
1、ポリエステルポリマーが、約2乃至lO〜IEQの
トリメリテート、トリメリテート又はオキシシリケート
残基により鎖分岐された重合したエチレンテレフタレー
ト残基かも本質的に成るポリエステルファイバーフィル
。
トリメリテート、トリメリテート又はオキシシリケート
残基により鎖分岐された重合したエチレンテレフタレー
ト残基かも本質的に成るポリエステルファイバーフィル
。
2、ポリエステルポリマーが、約4乃至8MEQの量の
トリメリテート残基により鎖分岐された重合したエチレ
ンテレフタレート残基から本質的に成るポリエステルフ
ァイバーフィル。
トリメリテート残基により鎖分岐された重合したエチレ
ンテレフタレート残基から本質的に成るポリエステルフ
ァイバーフィル。
3、フィラメントが断面において中空である上記l又は
2に記載のポリエステルファイバーフィル。
2に記載のポリエステルファイバーフィル。
4、フィラメントがその長さに沿って4つの連続した空
隙を持って断面において中空である上記3に記載のポリ
エステルファイバーフィル。
隙を持って断面において中空である上記3に記載のポリ
エステルファイバーフィル。
5、ポリ(エチレンテレフタレート)を製造し、このポ
リ(エチレンテレフタレート)を溶融紡糸してフィラメ
ントとし、このフィラメントをトウの形態において、延
伸し、ケン縮しそして緩和させることにより加工し、次
いでこのケン縮したフィラメントをステープルファイバ
に転換する工程を含むポリエステルファイバーフィルを
製造する方法において、トリメリト酸、トリメシン酸又
はそれらのエステル又はテトラエチルシリケートの如き
鎖分岐剤を前記ポリエステルポリマーに導入することに
より改良された方法。
リ(エチレンテレフタレート)を溶融紡糸してフィラメ
ントとし、このフィラメントをトウの形態において、延
伸し、ケン縮しそして緩和させることにより加工し、次
いでこのケン縮したフィラメントをステープルファイバ
に転換する工程を含むポリエステルファイバーフィルを
製造する方法において、トリメリト酸、トリメシン酸又
はそれらのエステル又はテトラエチルシリケートの如き
鎖分岐剤を前記ポリエステルポリマーに導入することに
より改良された方法。
6、鎖分岐剤をエチレングリコール溶液として導入する
上記5に記載の方法。
上記5に記載の方法。
7、エチレングリコールとテレフタル酸又はジメチルテ
レフタレートとの反応である、反応の第1段階に鎖分岐
剤を導入する上記6に記載の方法。
レフタレートとの反応である、反応の第1段階に鎖分岐
剤を導入する上記6に記載の方法。
8、低分子量物質が重合される前に鎖分岐剤を導入する
上記5又は6に記載の方法。
上記5又は6に記載の方法。
9、低分子量物質が形成されるポリマー形成の第1段階
と低分子量物質が重合される第2段階との間で鎖分岐剤
を導入する上記8に記載の方法。
と低分子量物質が重合される第2段階との間で鎖分岐剤
を導入する上記8に記載の方法。
10、鎖分岐剤をトリメリト酸のグリコレートとして導
入する上記8又は9に記載の方法。
入する上記8又は9に記載の方法。
添付図面は、ストンピング試験と呼ぶ促進使用試験に付
した種々の枕の堅固さに対して高さをプロットしたグラ
フである。
した種々の枕の堅固さに対して高さをプロットしたグラ
フである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ポリエステルポリマーが、約2乃至10MEQのト
リメリセート、トリメリテート又はオキシシリケート残
基により鎖分岐された重合したエチレンテレフタレート
残基から本質的に成ることを特徴とするポリエステルフ
ァイバーフィル。 2、ポリ(エチレンテレフタレート)を製造し、このポ
リ(エチレンテレフタレート)を溶融紡糸してフィラメ
ントとし、このフィラメントをトウの形態において、延
伸し、ケン縮しそして緩和させることにより加工し、次
いでこのケン縮したフィラメントをステープルファイバ
に転換する工程を含むポリエステルファイバーフィルを
製造する方法において、トリメリト酸、トリメシン酸又
はそれらのエステル又はテトラエチルシリケートの如き
鎖分岐剤を前記ポリマーに導入することにより改変され
ることを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US1424687A | 1987-02-11 | 1987-02-11 | |
US14246 | 1987-02-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01204925A true JPH01204925A (ja) | 1989-08-17 |
JPH0621374B2 JPH0621374B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=21764337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63026730A Expired - Lifetime JPH0621374B2 (ja) | 1987-02-11 | 1988-02-09 | ポリエステルフアイバーフイル及びその製造方法 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0294912A3 (ja) |
JP (1) | JPH0621374B2 (ja) |
KR (1) | KR900008723B1 (ja) |
CN (1) | CN88100818A (ja) |
AR (1) | AR243941A1 (ja) |
BR (1) | BR8800557A (ja) |
FI (1) | FI880605L (ja) |
IN (1) | IN168956B (ja) |
NO (1) | NO880593L (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2660663B1 (fr) * | 1990-04-05 | 1993-05-21 | Rhone Poulenc Fibres | Procede pour l'obtention de polyterephtalate d'ethylene modifie, fibres exemptes de boulochage issues du polymere ainsi modifie. |
US5458971A (en) * | 1994-09-30 | 1995-10-17 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Pillows and other filled articles and in their filling materials |
US6013368A (en) * | 1995-06-30 | 2000-01-11 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Comfort by mixing deniers |
US5968649A (en) * | 1995-06-30 | 1999-10-19 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Drawing of polyester filaments |
KR100521038B1 (ko) * | 1999-07-12 | 2005-10-12 | 주식회사 효성 | 폴리에스터 섬유의 제조방법 |
BR0112533A (pt) * | 2000-07-10 | 2003-07-29 | Du Pont | Processo de fiação por fusão, filamentos, artigo e método de produção de fio de poliéster |
US6706842B1 (en) | 2003-02-06 | 2004-03-16 | Jiwen F. Duan | Crosslinked polyester copolymers |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2614523C3 (de) * | 1976-04-03 | 1979-11-29 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Vorgarn |
US4092299A (en) * | 1976-06-23 | 1978-05-30 | Monsanto Company | High draw ratio polyester feed yarn and its draw texturing |
JPS57210013A (en) * | 1981-06-12 | 1982-12-23 | Du Pont | Modified hollow polyester fiber for saft fiber padding |
CA1295800C (en) * | 1986-09-12 | 1992-02-18 | Cecil Everett Reese | Texturing yarns |
-
1988
- 1988-02-08 IN IN111/CAL/88A patent/IN168956B/en unknown
- 1988-02-09 JP JP63026730A patent/JPH0621374B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1988-02-10 BR BR8800557A patent/BR8800557A/pt not_active Application Discontinuation
- 1988-02-10 KR KR1019880001228A patent/KR900008723B1/ko not_active Expired
- 1988-02-10 FI FI880605A patent/FI880605L/fi not_active Application Discontinuation
- 1988-02-10 EP EP88301106A patent/EP0294912A3/en not_active Withdrawn
- 1988-02-10 NO NO880593A patent/NO880593L/no unknown
- 1988-02-11 CN CN198888100818A patent/CN88100818A/zh active Pending
- 1988-02-11 AR AR88310058A patent/AR243941A1/es active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0294912A2 (en) | 1988-12-14 |
FI880605A7 (fi) | 1988-08-12 |
JPH0621374B2 (ja) | 1994-03-23 |
FI880605L (fi) | 1988-08-12 |
BR8800557A (pt) | 1988-09-27 |
NO880593L (no) | 1988-08-12 |
NO880593D0 (no) | 1988-02-10 |
IN168956B (ja) | 1991-07-27 |
CN88100818A (zh) | 1988-10-05 |
AR243941A1 (es) | 1993-09-30 |
EP0294912A3 (en) | 1990-03-21 |
FI880605A0 (fi) | 1988-02-10 |
KR880010163A (ko) | 1988-10-07 |
KR900008723B1 (ko) | 1990-11-27 |
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