JPH01200122A - 局所冷暖房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は局所冷暖房装置に係るものである。

（従来の技術） 大空間における暖冷房は、建物の機械室に大型空調機を
設置し、天井ダクトを通じて室内随所の吹出口から温風
または冷風を吹出し、吸入口を経て空調機に戻し、温風
または冷風を循環させながら室内の環境を確保している
。

室内の暖房、及び冷房の温度は、空調機に温度設定装置
を付けたり、使用する室内に温度設定と温度を感知する
装置を設定し、空調機をコントロールしながら室内全体
の暖冷房を行っている。

（発明が解決しようとする課題） 前記従来の方法では、暖冷房時の室内温度は一定の温度
に設定され、天井の吹出口から下部方向に吹出されるが
、室内温度は必らずしも一定にならず、次のような問題
点がある。

ｉ）　暖房時は、暖かい空気が室内の上層部に停滞し、
床附近は低温域となり、足元が寒い。

ｉｉ）　　冷房時では冷気が室内下層に停滞し、身体に
障害を及ぼすことがある。

ｉｉｉ　）　　室内の温度が一定のため、個人差による
温度調整ができない。

ｉｖ）　　暖冷房作動時以外、または暖冷房の季節以外
に個人差による暖冷房の要求に応じられない。

本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案され
たものであって、その目的とする処は、室内在席者の好
みに応じた環境を作り出すと同時に、冷暖房時の室内の
上下温度分布を解消する局所冷暖房装置を提供する点に
ある。

（課題を解決するための手段） 前記の目的を達成するため、本発明に係る局所冷暖房装
置は、ペルチェ効果を有する熱素子の上下両面に夫々放
熱フィン及び吸熱フィンを配設するとともに、同各フィ
ンに対向する送風機が夫々内蔵された上下各フードを前
記放熱フィン及び吸熱フィンに対設して構成されている
。

（作用） 本発明に係る局所冷暖房装置においては、熱電変換素子
、電子冷却素子等の如きペルチェ効果を有する熱素子に
電源を供給すると、同熱素子の上部吸熱側は低温となり
、吸熱フィンを冷却し、同吸熱フィンに対設された上部
送風機によって室内上部の空気を上部フードに吸引し、
吸熱フィンで冷却された冷風を上部フードより吹出す。

一方、前記熱素子の下部放熱側は高温となり、放熱フィ
ンを加温し、同放熱フィンに対設された下部送風機によ
って室内下部の空気を下部フードに吸引し、放熱フィン
で加温された温風を下部フードより吹出す。

前記熱素子のＴｉ流の流れを反対にすると、放熱。

吸熱の相互作用が反対となり、上部フードからは温風が
、下部フードからは冷風が吹出される。

（実施例） 以下本発明を図示の実施例について説明する。

第１図及び第２図に示す実施例において、（１）は室内
床面に立設された支台（２）上に支持された作業台天板
で、端縁に熱電変換素子、電子冷却素子の如きペルチェ
効果を有する熱素子（３）が配設されている。

図中（４）は同熱素子（３）に接続された直流電源であ
る。

前記熱素子（３）の吸熱側上面及び放熱側下面には夫々
吸熱フィン（５）及び放熱フィン（６）が取付けられ、
更に前記吸熱フィン（５）並に放熱フィン（６）に対設
された上部送風機（７）、及び下部送風機（８）が内蔵
され、且つ風向調整のできる上部フード（９）及び下部
フード０ωが前記天板（］）に取付けられている。

図中（９ａ）　（１０ａ）は夫々上部フード（９）及び
下部フード０（Ｉ）の吹出口である。

なお前記熱素子（３）は例えばＰ形半導体とｎ型半導体
とを電極を介して接合し、電極に熱交換用の前記各フィ
ン（５）　（６）を取付け、前記電極に直流電源を接続
し、前記電極に電流を流すことによって前記半導体の接
合部が冷却されたり、加熱されたりするように構成され
ている。

図示の実施例は前記したように構成されているので、前
記熱素子（３）に電流を流すと、天板（１）上部の同熱
素子（３）の吸熱側は低温となり、吸熱フィン（５）を
冷却するとともに、上部送風１ａ　（７）により天板（
１）上部の空気を矢印Ａで示すように上部フード（９）
内に吸引し、吸熱フィン（５）で冷却された冷風を上部
フード（９）の吹出口（９ａ）より吹出す。

一方、天板（１）下部の前記熱素子（３）の放熱側は高
温となり、放熱フィン（６）を加温するとともに、下部
送風機（８）によって天板（１）下部の空気を矢印Ｂで
示すように下部フード０（１）内に吸引し、放熱フィン
（６）で加温された温風を下部フード０ωの吹出口（１
０ａ）より吹出す。

而して前記熱素子（３）に前とは反対方向に電流を流す
と、放熱、吸熱の相互作用が反対となり、天板（＋）上
部では温風が、下部では冷風が吹出される。

第３図及び第４図は本発明の局所冷暖房装置を机に通用
した実施例を示し、（１１）は机の天板、０２）は吸込
口、面′は前記熱素子（３）に対する電源及び上下送風
機（７）（８）の駆動モータｆ１４）に対する電源を収
めた電気ボックス、その他、図中前記実施例と均等部分
には同一符号が附されている。

なお本発明は大空間の局所冷暖房にも適用されるもので
ある。

（発明の効果） 本発明に係る局所冷暖房装置は前記したように、ペルチ
ェ効果を有する熱素子の上下両面に夫々放熱フィン及び
吸熱フィンを配設するとともに、同各フィンに対向する
上下各送風機が内蔵された上下各フードを前記放熱及び
吸熱各フィンに対設し、前記熱素子に電流を流すことに
よって上部フードからは冷風または温風を、下部フード
からは温風または冷風を吹出すようにしたことによって
、個大差による冷暖房を自由にコントロールすることが
でき、また暖冷房期間、または空調機の不作動時におい
ても在席者の好みに合わせた環境を得ることができる。

更に本発明によれば机、作業台等の天板を境として、頭
寒足熱の環境が得られる。

更にまた前記上部、下部フードを介して室内上部、下部
に冷温風を吹出すように構成されたことによって、室内
全体の温度差が凍少し、快適な環境をつくりだすことが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る局所冷暖房装置の一実施例を示す
縦断面図、第２図は同装置における空気の流れを示す縦
断面図、第３図は本発明の他の実施例を示す縦断側面図
、第４図はその斜視図である。 （１）−天板、　（３）−ペルチェ効果を有する熱素子
（５）−一吸熱フイン、　　　　（６）−放熱フィン、
（７）−一上部送風ｍ　　　　　（８）・・−下部送風
機、（９）−−一上部フード　　　　０■−・−下部フ
ード肩２因

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ペルチエ効果を有する熱素子の上下両面に夫々放熱フ
   イン及び吸熱フインを配設するとともに、同各フインに
   対向する送風機が夫々内蔵された上下各フードを前記放
   熱フイン及び吸熱フインに対設してなることを特徴とす
   る局所冷暖房装置。