JPH01195123A - 自動トランスミッション - Google Patents
自動トランスミッションInfo
- Publication number
- JPH01195123A JPH01195123A JP1815788A JP1815788A JPH01195123A JP H01195123 A JPH01195123 A JP H01195123A JP 1815788 A JP1815788 A JP 1815788A JP 1815788 A JP1815788 A JP 1815788A JP H01195123 A JPH01195123 A JP H01195123A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- pto
- transmission
- power take
- speed change
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 47
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 13
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 9
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 9
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 230000002028 premature Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
に産業上の利用分野】
本発明は自動トランスミッションに係り、特に適正なギ
ヤ位置を計算するとともに、この計算によって得られた
ギヤ位置になるように自動的にアクチュエータによって
ギヤ位置を変更するようにした自動トランスミッション
に係り、さらに機械式クラッチと歯車変速機をマイクロ
コンピュータで制御して自動変速操作を行なうようにし
た自動トランスミッションに用いて好適なものに関する
。 K発明の概要】 本発明は、トランスミッションに設けられているパワー
テークオフ(PTO)によって走行以外の目的の動力を
取出しながら走行している場合に変速指令が生ずると、
上記PTOのギヤを抜くとともに、上記変速指令に基い
て変速動作を行なうようにしたものであって、パワーテ
ークオフ使用中の走行を可能にしながらしかもトランス
ミッションのシンクロナイザに多大な負荷が加わらない
ようにしたものである。 K従来の技術】 運転者の繁雑な変速操作を省略するために、自動トラン
スミッションが提案されている。この自動トランスミッ
ションは、車速やアクセル開度等に応じてマイクロコン
ピュータ等の演算手段が使用する歯車を選択するととも
に、アクチュエータによって選択された歯車を噛合せて
自動的に所定のギヤ比を得るようにしたものである。こ
のような自動トランスミッションを自動車に装備するこ
とにより、運転者の変速操作のためのレバー操作がほと
んど必要でなくなる。なお本発明に関連する先行技術と
しては、例えば特開昭52−127559号があるが、
本発明の要旨に関するような記載はない。
ヤ位置を計算するとともに、この計算によって得られた
ギヤ位置になるように自動的にアクチュエータによって
ギヤ位置を変更するようにした自動トランスミッション
に係り、さらに機械式クラッチと歯車変速機をマイクロ
コンピュータで制御して自動変速操作を行なうようにし
た自動トランスミッションに用いて好適なものに関する
。 K発明の概要】 本発明は、トランスミッションに設けられているパワー
テークオフ(PTO)によって走行以外の目的の動力を
取出しながら走行している場合に変速指令が生ずると、
上記PTOのギヤを抜くとともに、上記変速指令に基い
て変速動作を行なうようにしたものであって、パワーテ
ークオフ使用中の走行を可能にしながらしかもトランス
ミッションのシンクロナイザに多大な負荷が加わらない
ようにしたものである。 K従来の技術】 運転者の繁雑な変速操作を省略するために、自動トラン
スミッションが提案されている。この自動トランスミッ
ションは、車速やアクセル開度等に応じてマイクロコン
ピュータ等の演算手段が使用する歯車を選択するととも
に、アクチュエータによって選択された歯車を噛合せて
自動的に所定のギヤ比を得るようにしたものである。こ
のような自動トランスミッションを自動車に装備するこ
とにより、運転者の変速操作のためのレバー操作がほと
んど必要でなくなる。なお本発明に関連する先行技術と
しては、例えば特開昭52−127559号があるが、
本発明の要旨に関するような記載はない。
このような自動トランスミッションにパワーテークオフ
(PTO)を取付けることによって、このPTOを通し
て走行以外の目的のための動力を取出すことが可能にな
る。従ってこのような自動トランスミッションを各種の
作業用の車両に用いることが可能になる。ところがPT
Oを使用しながら走行するとともに、トランスミッショ
ンのギヤ位置を変更して変速動作を行なうと、トランス
ミッションのシンクロナイザに大きな負荷が加わること
になり、これによってシンクロナイザを早期に摩耗させ
る等の好ましくない機能低下を招く可能性がある。 従って従来は、トランスミッションのシンクロナイザを
保護するために、PTOのギヤが噛合っている場合には
、原則として変速動作を禁止するようにしていた。従っ
てこのことから、車両の走行に支障をきたす場合があっ
た。すなわち例えばゴミ収集車において、ゴミを圧縮す
るビータの駆動に用いられるPTOのギヤが入っている
場合には、変速動作を行なうことができず、このために
つぎのゴミの集積所までの距離が長いときには、とくに
走行に支障があった。 本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであっ
て、PTOを使用している場合においても変速動作を可
能にするようにしたトランスミッションを提供すること
を目的とするものである。 K問題点を解決するための手段】 本発明は第1図に示すように、適正なギヤ位置を計算す
るとともに、この計算によって得られた値になるように
自動的にアクチュエータによってギヤ位置を変更するよ
うにし、さらにパワーテークオフを設け、該パワーテー
クオフによって走行以外の目的の動力を取出すようにし
たトランスミッションにおいて、前記パワーテークオフ
の歯車の噛合い中に変速指令があった場合に前記パワー
テークオフのギヤを抜くとともに、前記変速指令に基い
て変速動作を行なうようにしたものである。 K作用】 従って本発明によれば、PTOの歯車の噛合い中に変速
指令が発生されると、PTOのギヤがまず扱かれ、その
後に変速指令に基いて変速動作が行なわれることになり
、PTO使用時の変速を可能にすることになる。
(PTO)を取付けることによって、このPTOを通し
て走行以外の目的のための動力を取出すことが可能にな
る。従ってこのような自動トランスミッションを各種の
作業用の車両に用いることが可能になる。ところがPT
Oを使用しながら走行するとともに、トランスミッショ
ンのギヤ位置を変更して変速動作を行なうと、トランス
ミッションのシンクロナイザに大きな負荷が加わること
になり、これによってシンクロナイザを早期に摩耗させ
る等の好ましくない機能低下を招く可能性がある。 従って従来は、トランスミッションのシンクロナイザを
保護するために、PTOのギヤが噛合っている場合には
、原則として変速動作を禁止するようにしていた。従っ
てこのことから、車両の走行に支障をきたす場合があっ
た。すなわち例えばゴミ収集車において、ゴミを圧縮す
るビータの駆動に用いられるPTOのギヤが入っている
場合には、変速動作を行なうことができず、このために
つぎのゴミの集積所までの距離が長いときには、とくに
走行に支障があった。 本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであっ
て、PTOを使用している場合においても変速動作を可
能にするようにしたトランスミッションを提供すること
を目的とするものである。 K問題点を解決するための手段】 本発明は第1図に示すように、適正なギヤ位置を計算す
るとともに、この計算によって得られた値になるように
自動的にアクチュエータによってギヤ位置を変更するよ
うにし、さらにパワーテークオフを設け、該パワーテー
クオフによって走行以外の目的の動力を取出すようにし
たトランスミッションにおいて、前記パワーテークオフ
の歯車の噛合い中に変速指令があった場合に前記パワー
テークオフのギヤを抜くとともに、前記変速指令に基い
て変速動作を行なうようにしたものである。 K作用】 従って本発明によれば、PTOの歯車の噛合い中に変速
指令が発生されると、PTOのギヤがまず扱かれ、その
後に変速指令に基いて変速動作が行なわれることになり
、PTO使用時の変速を可能にすることになる。
以下本発明を図示の一実施例につき説明する。
第2図は本発明の一実施例に係る自動トランスミッショ
ンを備えた自動車のエンジンを示すものであって、この
エンジンはトラック用のディーゼルエンジン10から構
成されている。そしてこのディーゼルエンジン10は燃
料噴射ポンプ11を備え、このポンプ11によってエン
ジン10の各シリンダへ順次燃料を供給するようになっ
ている。 燃料噴射ポンプ11はタイマ12を介してエンジン10
によって駆動されるようになっており、しかも燃料の噴
射のタイミングをこのタイマ12によって調整するよう
になっている。さらに燃料噴射ポンプ11は電子ガバナ
13を備え、このガバナ13によって燃料の噴射量を調
整するようになっている。 エンジン10の背面側にはフライホイールハウジング1
4が設けられており、このハウジング14内にはクラン
クシャフトの端部に固着されたフライホイールが収納さ
れるようになっている。そしてこのフライホイールの背
面側にはクラッチ30が設けられており、しかもこのク
ラッチ30と連結されるようにフライホイールハウジン
グ14の背面側にはトランスミッション15が取付けら
れている。このトランスミッション15は、エンジン1
0の回転数を所定の値に変速し、プロペラシャフト16
を介して駆動輪に伝達するようになっている。 上記トランスミッション15が自動トランスミッション
を構成しており、その上部にはシフト用アクチュエータ
17とセレクト用アクチュエータ18とがそれぞれ設け
られている。さらにフライホイールの背面側に取付けら
れているクラッチ30の接続および遮断を制御するため
のクラッチアクチュエータ19がトランスミッション1
5のケーシングの外側面上に取付けられている。さらに
上記電子ガバナ13内にはコントロールラックの位置を
調整して燃料の供給量を制御するだめの燃料制御用アク
チュエータ20が設けられている。 なおアクチュエータ20は例えばりニアソレノイドから
構成されており、そのプランジャが燃料噴射ポンプ11
のコントロールラックと連結されている。そしてこのラ
ックの位置を後述のラックセンサ28によって検出する
とともに、検出出力をコンピュータ21に供給してアク
チュエータ20をフィードバック制御するようにしてい
る。そして上記4つのアクチュエータ17.18.19
.20は、それぞれ駆動手段を介してマイクロコンピュ
ータ21の指示に基いて駆動されるようになっている。 上記マイクロコンピュータ21の入力側は、コントロー
ルボックス22と接続されている。そしてこのコントロ
ールボックス22は変速レバー23を備えている。さら
にこのマイクロコンピュータ21は、アクセル開度ある
いはアクセルペダル24の踏込み量を検出するアクセル
センサ25と接続されるようになっている。さらに上記
マイクロコンピュータ21は、車速センサ26、エンジ
ン回転センサ27、ラックセンサ28、クラッチセンサ
29、およびギヤ位置センサ31とそれぞれ接続される
ようになっている。 車速センサ26はトランスミッション15の側面に設け
られており、このトランスミッション15の出力側の回
転数によって車速を検出するようになっている。またエ
ンジン回転センサ27は例えばエンジン10の前面側に
取付けられており、エンジン10の回転数を検出するよ
うになっている。またラックセンサ28は、上記燃料噴
射ポンプ11の前端側に取付けられており、燃料噴射ポ
ンプ11のコントロールラックの位置を検出するように
なっている。なおこのセンサ28は例えば可変インダク
タンス式の差動トランスから構成されており、この検出
出力によってコンピュータ21がリニアソレノイド20
をフィードバック制御するようにしている。またクラッ
チセンサ29は、上記クラッチアクチュエータ19の先
端側に取付けられており、クラッチ30の接続および遮
断の状態を検出するようになっている。またギヤ位置セ
ンサ31はトランスミッション15の上部に設けられて
おり、その、ギヤ位置を検出するようになっている。 トランスミッション15にはさらにパワーテークオフ(
PTO)40が設けられており、走行以外の目的のため
の動力を取出し得るようにしている。PTO40には電
磁弁41が接続されており、この電磁弁41によって圧
縮空気の供給および遮断を制御することにより、PTO
40のギヤ位置を制御するようにしている。またPTO
40にはギヤ位置センサ42が設けられており、マイク
ロコンピュータ21の入力側に接続されている。さらに
マイクロコンピュータ21の入力側にはPTOスイッチ
43とPTO調整ボリューム44とが接続されている。 またPTO40の状態を表示するための表示ランプ45
がマイクロコンピュータ21の出力側に接続されている
。さらにマイクロコンピュータ21には、トランスミッ
ション15のギヤ位置を表示するギヤ位置表示器46が
接続されている。 つぎに以上のような構成になるこの自動トランスミッシ
ョンの動作について説明する。この動作はマイクロコン
ピュータ21に予め設定されたプログラムに基いて行な
われるようになっており、コントロールボックス22の
変速レバー23の位置が自動変速位置の場合に変速操作
が自動的に行なわれるようになっている。これに対して
変速レバー23がマニュアルの位置にある場合には、手
動によって選択された変速操作が、アクチュエータ17
.18を介して行なわれるようになっている。 自動変速の動作についてその概要を説明すると、マイク
ロコンピュータ21は、コントロールボックス22の変
速レバー23の位置が自動変速位置かどうかを検出し、
自動変速位置の場合には、−定の周期でアクセルペダル
24の踏込み量あるいはアクセル開度と車速とをそれぞ
れアクセルセンサ25および車速センサ26から読込む
。さらにマイクロコンピュータ21はそのメモリに記憶
されているマツプを読込むとともに、このマツプをもと
にして、自動変速が可能かどうかの演算を行なう。そし
て自動変速が可能な場合には、演算されたギヤ比を得る
ように変速動作が行なわれる。 これに対して自動変速が不可能と判断された場合には、
変速動作を行なわない。 自動変速の具体的な動作は、マイクロコンピュータ21
の指令に基いて、図外の駆動手段を介して、シフト用ア
クチュエータ17およびセレクト用アクチュエータ18
が作動し、トランスミッション15の歯車の選択が行な
われるようになっており、これによってトランスミッシ
ョン15の選択された歯車の噛合せが達成されるように
なっている。従ってこのようにして所定のギヤ比が得ら
れることになる。なおこの変速動作の際には、アクチュ
エータ19によって−Hクラッチ30が遮断状態に切換
えられるとともに、変速動作の終了に同期して再びクラ
ッチ30が接続状態となるようにしている。 このようにして自動変速を行なうトランスミッション1
5にはPTO40が設けられており、そのギヤ位置を電
磁弁41を開閉して圧縮空気により制御することによっ
て、このPTO40を通して走行以外の目的のための動
力を取出すことができるようにしている。しかもこのP
TO40は走行時においても使用できるようになってお
り、PTO40を使用しながら走行できるようにしてい
る。このような動作を可能にするために、トランスミッ
ション15がニュートラルになっており、車両が停止中
においては燃料噴射ポンプ11の電子ガバナ13をオー
ルスピードガバナとして燃料噴射ポンプ11を制御する
ようにしている。 ところがこのように車両を走行させなからPTOを使用
できるようにすると、走行中にトランスミッション15
が自動変速された場合には、このトランスミッション1
5のシンクロナイザに大きな負荷が加わることになり、
これによってシンクロナイザの寿命を低下させる恐れが
ある。そこで第3図に示すように、走行中に変速指令が
生じた場合には、−旦PTO40のギヤを扱くとともに
、この状態で変速動作を行なうようにしている。 マイクロコンピュータ21はPTOスイッチ43の出力
を読込むとともに、そのギヤ位置センサ42によってP
TO40のギヤ位置を検出するようにしている。そしで
PTOスイッチ43がONの場合にはさらに車両が停止
しているかどうかの判断を行なうとともに、車両が停止
している場合にはPTO40のギヤを入れるようにして
いる。 そしてこの状態においてアクセルペダルが踏込まれると
車両が発進動作を行なうことになる。この発進動作は上
記のクラッチ30および自動(−ランスミッション15
によって行なわれる。なおアクセルペダルが踏込まれな
い場合には発進動作を行なわずに上記のステップを繰返
すことになる。 PTOスイッチ43が0FF(7)場合1.: ハP
T Oギヤを扱くとともに、車両が停止している場合に
はアクセルペダル24が踏込まれたかどうかを検出し、
踏込まれた場合には発進動作を行なうようにしている。 これに対して車両が走行している場合には、変速信号の
有無を検出するとともに、変速信号がある場合には変速
動作を行なうようにしている。変速動作がない場合には
スタートのステツブに戻ることになる。 さらに第3図に示すプログラムから明らかなように、P
TOスイッチ43がONの場合であってしかも車両が走
行しているときに変速信号が発生した場合には、PTO
ギヤを抜くことになり、この後に変速動作を行なうよう
にしている。従ってPTO40の使用中における変速が
可能になる。 そしてこの後に車両が停止した場合には、PTOスイッ
チ43がONのままになっているので、再びPTOギヤ
が入ることになる。 このように本実施例に係る自動トランスミッション15
に設けられているPTO40は、そのギヤの噛合い中に
変速を行なう場合に、−旦ギヤを抜いた後に変速を行な
う。そしてその後に車両が停止したときに再度PTOギ
ヤを噛合わせるようにしている。従ってトランスミッシ
ョン15のシンクロナイザを保護しながらしかもPTO
使用中の変速が可能になる。なおPTO40のギヤを入
れっばなしにしたいときには、コントロールボックス2
2のレバー23によってトランスミッション15のギヤ
位置を固定するようにしたホールド走行を行なえばよい
。
ンを備えた自動車のエンジンを示すものであって、この
エンジンはトラック用のディーゼルエンジン10から構
成されている。そしてこのディーゼルエンジン10は燃
料噴射ポンプ11を備え、このポンプ11によってエン
ジン10の各シリンダへ順次燃料を供給するようになっ
ている。 燃料噴射ポンプ11はタイマ12を介してエンジン10
によって駆動されるようになっており、しかも燃料の噴
射のタイミングをこのタイマ12によって調整するよう
になっている。さらに燃料噴射ポンプ11は電子ガバナ
13を備え、このガバナ13によって燃料の噴射量を調
整するようになっている。 エンジン10の背面側にはフライホイールハウジング1
4が設けられており、このハウジング14内にはクラン
クシャフトの端部に固着されたフライホイールが収納さ
れるようになっている。そしてこのフライホイールの背
面側にはクラッチ30が設けられており、しかもこのク
ラッチ30と連結されるようにフライホイールハウジン
グ14の背面側にはトランスミッション15が取付けら
れている。このトランスミッション15は、エンジン1
0の回転数を所定の値に変速し、プロペラシャフト16
を介して駆動輪に伝達するようになっている。 上記トランスミッション15が自動トランスミッション
を構成しており、その上部にはシフト用アクチュエータ
17とセレクト用アクチュエータ18とがそれぞれ設け
られている。さらにフライホイールの背面側に取付けら
れているクラッチ30の接続および遮断を制御するため
のクラッチアクチュエータ19がトランスミッション1
5のケーシングの外側面上に取付けられている。さらに
上記電子ガバナ13内にはコントロールラックの位置を
調整して燃料の供給量を制御するだめの燃料制御用アク
チュエータ20が設けられている。 なおアクチュエータ20は例えばりニアソレノイドから
構成されており、そのプランジャが燃料噴射ポンプ11
のコントロールラックと連結されている。そしてこのラ
ックの位置を後述のラックセンサ28によって検出する
とともに、検出出力をコンピュータ21に供給してアク
チュエータ20をフィードバック制御するようにしてい
る。そして上記4つのアクチュエータ17.18.19
.20は、それぞれ駆動手段を介してマイクロコンピュ
ータ21の指示に基いて駆動されるようになっている。 上記マイクロコンピュータ21の入力側は、コントロー
ルボックス22と接続されている。そしてこのコントロ
ールボックス22は変速レバー23を備えている。さら
にこのマイクロコンピュータ21は、アクセル開度ある
いはアクセルペダル24の踏込み量を検出するアクセル
センサ25と接続されるようになっている。さらに上記
マイクロコンピュータ21は、車速センサ26、エンジ
ン回転センサ27、ラックセンサ28、クラッチセンサ
29、およびギヤ位置センサ31とそれぞれ接続される
ようになっている。 車速センサ26はトランスミッション15の側面に設け
られており、このトランスミッション15の出力側の回
転数によって車速を検出するようになっている。またエ
ンジン回転センサ27は例えばエンジン10の前面側に
取付けられており、エンジン10の回転数を検出するよ
うになっている。またラックセンサ28は、上記燃料噴
射ポンプ11の前端側に取付けられており、燃料噴射ポ
ンプ11のコントロールラックの位置を検出するように
なっている。なおこのセンサ28は例えば可変インダク
タンス式の差動トランスから構成されており、この検出
出力によってコンピュータ21がリニアソレノイド20
をフィードバック制御するようにしている。またクラッ
チセンサ29は、上記クラッチアクチュエータ19の先
端側に取付けられており、クラッチ30の接続および遮
断の状態を検出するようになっている。またギヤ位置セ
ンサ31はトランスミッション15の上部に設けられて
おり、その、ギヤ位置を検出するようになっている。 トランスミッション15にはさらにパワーテークオフ(
PTO)40が設けられており、走行以外の目的のため
の動力を取出し得るようにしている。PTO40には電
磁弁41が接続されており、この電磁弁41によって圧
縮空気の供給および遮断を制御することにより、PTO
40のギヤ位置を制御するようにしている。またPTO
40にはギヤ位置センサ42が設けられており、マイク
ロコンピュータ21の入力側に接続されている。さらに
マイクロコンピュータ21の入力側にはPTOスイッチ
43とPTO調整ボリューム44とが接続されている。 またPTO40の状態を表示するための表示ランプ45
がマイクロコンピュータ21の出力側に接続されている
。さらにマイクロコンピュータ21には、トランスミッ
ション15のギヤ位置を表示するギヤ位置表示器46が
接続されている。 つぎに以上のような構成になるこの自動トランスミッシ
ョンの動作について説明する。この動作はマイクロコン
ピュータ21に予め設定されたプログラムに基いて行な
われるようになっており、コントロールボックス22の
変速レバー23の位置が自動変速位置の場合に変速操作
が自動的に行なわれるようになっている。これに対して
変速レバー23がマニュアルの位置にある場合には、手
動によって選択された変速操作が、アクチュエータ17
.18を介して行なわれるようになっている。 自動変速の動作についてその概要を説明すると、マイク
ロコンピュータ21は、コントロールボックス22の変
速レバー23の位置が自動変速位置かどうかを検出し、
自動変速位置の場合には、−定の周期でアクセルペダル
24の踏込み量あるいはアクセル開度と車速とをそれぞ
れアクセルセンサ25および車速センサ26から読込む
。さらにマイクロコンピュータ21はそのメモリに記憶
されているマツプを読込むとともに、このマツプをもと
にして、自動変速が可能かどうかの演算を行なう。そし
て自動変速が可能な場合には、演算されたギヤ比を得る
ように変速動作が行なわれる。 これに対して自動変速が不可能と判断された場合には、
変速動作を行なわない。 自動変速の具体的な動作は、マイクロコンピュータ21
の指令に基いて、図外の駆動手段を介して、シフト用ア
クチュエータ17およびセレクト用アクチュエータ18
が作動し、トランスミッション15の歯車の選択が行な
われるようになっており、これによってトランスミッシ
ョン15の選択された歯車の噛合せが達成されるように
なっている。従ってこのようにして所定のギヤ比が得ら
れることになる。なおこの変速動作の際には、アクチュ
エータ19によって−Hクラッチ30が遮断状態に切換
えられるとともに、変速動作の終了に同期して再びクラ
ッチ30が接続状態となるようにしている。 このようにして自動変速を行なうトランスミッション1
5にはPTO40が設けられており、そのギヤ位置を電
磁弁41を開閉して圧縮空気により制御することによっ
て、このPTO40を通して走行以外の目的のための動
力を取出すことができるようにしている。しかもこのP
TO40は走行時においても使用できるようになってお
り、PTO40を使用しながら走行できるようにしてい
る。このような動作を可能にするために、トランスミッ
ション15がニュートラルになっており、車両が停止中
においては燃料噴射ポンプ11の電子ガバナ13をオー
ルスピードガバナとして燃料噴射ポンプ11を制御する
ようにしている。 ところがこのように車両を走行させなからPTOを使用
できるようにすると、走行中にトランスミッション15
が自動変速された場合には、このトランスミッション1
5のシンクロナイザに大きな負荷が加わることになり、
これによってシンクロナイザの寿命を低下させる恐れが
ある。そこで第3図に示すように、走行中に変速指令が
生じた場合には、−旦PTO40のギヤを扱くとともに
、この状態で変速動作を行なうようにしている。 マイクロコンピュータ21はPTOスイッチ43の出力
を読込むとともに、そのギヤ位置センサ42によってP
TO40のギヤ位置を検出するようにしている。そしで
PTOスイッチ43がONの場合にはさらに車両が停止
しているかどうかの判断を行なうとともに、車両が停止
している場合にはPTO40のギヤを入れるようにして
いる。 そしてこの状態においてアクセルペダルが踏込まれると
車両が発進動作を行なうことになる。この発進動作は上
記のクラッチ30および自動(−ランスミッション15
によって行なわれる。なおアクセルペダルが踏込まれな
い場合には発進動作を行なわずに上記のステップを繰返
すことになる。 PTOスイッチ43が0FF(7)場合1.: ハP
T Oギヤを扱くとともに、車両が停止している場合に
はアクセルペダル24が踏込まれたかどうかを検出し、
踏込まれた場合には発進動作を行なうようにしている。 これに対して車両が走行している場合には、変速信号の
有無を検出するとともに、変速信号がある場合には変速
動作を行なうようにしている。変速動作がない場合には
スタートのステツブに戻ることになる。 さらに第3図に示すプログラムから明らかなように、P
TOスイッチ43がONの場合であってしかも車両が走
行しているときに変速信号が発生した場合には、PTO
ギヤを抜くことになり、この後に変速動作を行なうよう
にしている。従ってPTO40の使用中における変速が
可能になる。 そしてこの後に車両が停止した場合には、PTOスイッ
チ43がONのままになっているので、再びPTOギヤ
が入ることになる。 このように本実施例に係る自動トランスミッション15
に設けられているPTO40は、そのギヤの噛合い中に
変速を行なう場合に、−旦ギヤを抜いた後に変速を行な
う。そしてその後に車両が停止したときに再度PTOギ
ヤを噛合わせるようにしている。従ってトランスミッシ
ョン15のシンクロナイザを保護しながらしかもPTO
使用中の変速が可能になる。なおPTO40のギヤを入
れっばなしにしたいときには、コントロールボックス2
2のレバー23によってトランスミッション15のギヤ
位置を固定するようにしたホールド走行を行なえばよい
。
以上のように本発明は、パワーテークオフの歯車の噛合
い中に変速指令があった場合にパワーテークオフのギヤ
を抜くとともに、変速指令に基いて変速動作を行なうよ
うにしたものである。従ってPTOの使用中における変
速を可能にするとともに、トランスミッションのシンク
ロナイザに多大な負荷が加わるのを防止することが可能
になる。
い中に変速指令があった場合にパワーテークオフのギヤ
を抜くとともに、変速指令に基いて変速動作を行なうよ
うにしたものである。従ってPTOの使用中における変
速を可能にするとともに、トランスミッションのシンク
ロナイザに多大な負荷が加わるのを防止することが可能
になる。
第1図は本発明の要旨を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例に係る自動トランスミッションのブロック
図、第3図はこの自動トランスミッションの変速動作を
示すフローチャートである。 なお図面に用いた符号において、 15・・・トランスミッション 17・・・シフト用アクチュエータ 18・・・セレクト用アクチュエータ 21・・・マイクロコンピュータ 40・・・パワーテークオフ 41・・・電磁弁 42・・・ギヤ位置センサ 43・・・PTOスイッチ である。
明の一実施例に係る自動トランスミッションのブロック
図、第3図はこの自動トランスミッションの変速動作を
示すフローチャートである。 なお図面に用いた符号において、 15・・・トランスミッション 17・・・シフト用アクチュエータ 18・・・セレクト用アクチュエータ 21・・・マイクロコンピュータ 40・・・パワーテークオフ 41・・・電磁弁 42・・・ギヤ位置センサ 43・・・PTOスイッチ である。
Claims (1)
- 適正なギヤ位置を計算するとともに、この計算によつ
て得られた値になるように自動的にアクチュエータによ
つてギヤ位置を変更するようにし、さらにパワーテーク
オフを設け、該パワーテークオフによって走行以外の目
的の動力を取出すようにしたトランスミッシヨンにおい
て、前記パワーテークオフの歯車の噛合い中に変速指令
があった場合に前記パワーテークオフのギヤを抜くとと
もに、前記変速指令に基いて変速動作を行なうようにし
たことを特徴とする自動トランスミッシヨン
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1815788A JPH01195123A (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 自動トランスミッション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1815788A JPH01195123A (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 自動トランスミッション |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01195123A true JPH01195123A (ja) | 1989-08-07 |
Family
ID=11963775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1815788A Pending JPH01195123A (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 自動トランスミッション |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01195123A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015206427A (ja) * | 2014-04-22 | 2015-11-19 | 三菱ふそうトラック・バス株式会社 | Pto搭載車両 |
JP2015209944A (ja) * | 2014-04-28 | 2015-11-24 | 三菱ふそうトラック・バス株式会社 | Pto搭載車両 |
-
1988
- 1988-01-28 JP JP1815788A patent/JPH01195123A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015206427A (ja) * | 2014-04-22 | 2015-11-19 | 三菱ふそうトラック・バス株式会社 | Pto搭載車両 |
JP2015209944A (ja) * | 2014-04-28 | 2015-11-24 | 三菱ふそうトラック・バス株式会社 | Pto搭載車両 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6461274B1 (en) | Automated transmission system control with zero engine flywheel torque determination | |
EP0431538A2 (en) | Manual override for automated mechanical transmission | |
JP3097693B2 (ja) | 電子シフト装置 | |
JP2593092B2 (ja) | 燃料の供給制御装置 | |
JPH01195123A (ja) | 自動トランスミッション | |
JPH02159420A (ja) | 湿式クラッチの制御装置 | |
JPH0524856Y2 (ja) | ||
JPS6237559A (ja) | 自動トランスミッション | |
JPS6226131A (ja) | 自動トランスミツシヨン | |
JPH0481069B2 (ja) | ||
JPS6364834A (ja) | 自動トランスミツシヨン | |
JPS6237238A (ja) | 自動トランスミツシヨン | |
JP2558113B2 (ja) | 自動トランスミッション | |
JPH0644737Y2 (ja) | 動力取出し装置 | |
JPS62199532A (ja) | 自動トランスミツシヨン | |
JPS6364835A (ja) | 自動トランスミツシヨン | |
JPH0452532Y2 (ja) | ||
JPH0676024B2 (ja) | 自動トランスミッション | |
JPS61102332A (ja) | 自動トランスミツシヨン | |
JPH0481058B2 (ja) | ||
JPH065254Y2 (ja) | 自動トランスミツシヨン | |
JPH07217729A (ja) | 電子シフト装置 | |
JP2950733B2 (ja) | 車両の変速制御装置 | |
JPS6237550A (ja) | 自動トランスミツシヨン | |
JPH07102794B2 (ja) | 自動トランスミッション |