JPH01190734A - 熱硬化性樹脂プリプレグ及びその積層板 - Google Patents
熱硬化性樹脂プリプレグ及びその積層板Info
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- JPH01190734A JPH01190734A JP1369588A JP1369588A JPH01190734A JP H01190734 A JPH01190734 A JP H01190734A JP 1369588 A JP1369588 A JP 1369588A JP 1369588 A JP1369588 A JP 1369588A JP H01190734 A JPH01190734 A JP H01190734A
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- epoxy resin
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、プリント配線板として用いられる積層板の材
料である熱硬化性樹脂プリプレグ及びそのプリプレグの
複数枚が積層されてなる熱硬化性樹脂積層板に関するも
のである。
料である熱硬化性樹脂プリプレグ及びそのプリプレグの
複数枚が積層されてなる熱硬化性樹脂積層板に関するも
のである。
[従来の技術]
従来、電気・電子分野に用いられるプリン1〜配線板の
基板として、エポキシ樹脂、ボリイミ1〜樹脂、ビスマ
レイミド・トリアジン樹脂などを基材に含浸させてなる
プリプレグを積層した積層板が実用に供されている。か
かる積層板は例えば、250°C以下での低温成形が可
能であり良好な成形性を有している。しかしながら比誘
電率が高く、高周波用途には適さないという欠点を有し
ている。一方、比誘電率の低い積層板として四フッ化エ
チレン樹脂銅張積層板も実用化されてはいるが、成形温
度が300°C以−トと高く成形性が悪く、しかも基板
の厚み方向の熱膨張系数が] X to−’/’c以上
と人きく熱的の寸法安定性に劣るという欠点を内在して
いる。このため、実装密度の高い多層プリント配線基板
としては導体の接続信頼性に劣るという問題点がある。
基板として、エポキシ樹脂、ボリイミ1〜樹脂、ビスマ
レイミド・トリアジン樹脂などを基材に含浸させてなる
プリプレグを積層した積層板が実用に供されている。か
かる積層板は例えば、250°C以下での低温成形が可
能であり良好な成形性を有している。しかしながら比誘
電率が高く、高周波用途には適さないという欠点を有し
ている。一方、比誘電率の低い積層板として四フッ化エ
チレン樹脂銅張積層板も実用化されてはいるが、成形温
度が300°C以−トと高く成形性が悪く、しかも基板
の厚み方向の熱膨張系数が] X to−’/’c以上
と人きく熱的の寸法安定性に劣るという欠点を内在して
いる。このため、実装密度の高い多層プリント配線基板
としては導体の接続信頼性に劣るという問題点がある。
このような現状において、上記の如き欠点を解消する改
良された金属箔張積層板が種々提案され、例えば、四フ
ッ化エチレン樹脂粉末とエポキシ樹脂などの熱硬化性樹
脂の混合系よりなる基板が公知となっているが、一般に
フ・ン素系樹脂は熱硬化性樹脂との親和性が悪く、この
ため分散性に劣り、熱硬化性樹脂との混合系を基材に含
浸させプリプレグを得て、これを積層板として積層成形
しても熱硬化性樹脂とフッ素樹脂との界面で剥離、即ち
層間剥離を生じ易いという問題点がある。しかも金属箔
との密着性も充分ではない。
良された金属箔張積層板が種々提案され、例えば、四フ
ッ化エチレン樹脂粉末とエポキシ樹脂などの熱硬化性樹
脂の混合系よりなる基板が公知となっているが、一般に
フ・ン素系樹脂は熱硬化性樹脂との親和性が悪く、この
ため分散性に劣り、熱硬化性樹脂との混合系を基材に含
浸させプリプレグを得て、これを積層板として積層成形
しても熱硬化性樹脂とフッ素樹脂との界面で剥離、即ち
層間剥離を生じ易いという問題点がある。しかも金属箔
との密着性も充分ではない。
[発明の解決しようとする課題]
本発明は、従来技術が有していた前記の如き問題点に鑑
みなされたものであり、その目的とするところは、成形
性と低膨張係数による熱的寸法安定性に優れ、しかもフ
ッ素系樹脂の優れた電気特性を利用しながら、プリント
配線基板用の積層板として層間剥離などを生ずることの
ない信頼性の向」ニされたプリント配線基板用の積層板
に好適な熱硬化性樹脂プリプレグ及びその熱硬化性樹脂
積層板を提供することにある。
みなされたものであり、その目的とするところは、成形
性と低膨張係数による熱的寸法安定性に優れ、しかもフ
ッ素系樹脂の優れた電気特性を利用しながら、プリント
配線基板用の積層板として層間剥離などを生ずることの
ない信頼性の向」ニされたプリント配線基板用の積層板
に好適な熱硬化性樹脂プリプレグ及びその熱硬化性樹脂
積層板を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
即ち、本発明は、エポキシ樹脂とフッ素系樹脂含有熱硬
化性樹脂組成物とが基材に複層に含浸されてなり、且つ
基材に対し [A]エポキシ樹脂→フッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組
成物。
化性樹脂組成物とが基材に複層に含浸されてなり、且つ
基材に対し [A]エポキシ樹脂→フッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組
成物。
[B]フッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物→エポキシ
樹脂。
樹脂。
又は
[C]エポキシ樹脂→フッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組
成物→エポキシ樹脂 の順に含浸されて含浸層が形成されてなる熱硬化性樹脂
プリプレグ及び該プリプレグの少なくとも1種の複数枚
が積層されてなる熱硬化性樹脂積層板を提供するもので
ある。
成物→エポキシ樹脂 の順に含浸されて含浸層が形成されてなる熱硬化性樹脂
プリプレグ及び該プリプレグの少なくとも1種の複数枚
が積層されてなる熱硬化性樹脂積層板を提供するもので
ある。
本発明のフッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物において
、含有されるフッ素系樹脂としては例えば、ポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE)、ポリクロロトリフルオ
ロエチレン(PCTFE) 、テトラフルオロエチレン
−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP) 、ポ
リビニリデンフルオロライト(PVdF)、ポリビニル
フルオライド(PVF) 、テトラフル才口エチレン−
エチレンノ(重合体、クロロトリフルオロエチレン−エ
チレン共重合体、テトラフルオロエチレン−パーフルオ
ロビニルエーテル共重合体(PFA)などを挙げること
ができる。而して、特性の良好な点、入手の容易な点な
どからポリテトラフルオロエチレン(PTFEI、テト
ラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合
体(FEPI が好ましい。なお上記フッ素系樹脂は1
種に限ることなく、数種を併用することもできる。
、含有されるフッ素系樹脂としては例えば、ポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE)、ポリクロロトリフルオ
ロエチレン(PCTFE) 、テトラフルオロエチレン
−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP) 、ポ
リビニリデンフルオロライト(PVdF)、ポリビニル
フルオライド(PVF) 、テトラフル才口エチレン−
エチレンノ(重合体、クロロトリフルオロエチレン−エ
チレン共重合体、テトラフルオロエチレン−パーフルオ
ロビニルエーテル共重合体(PFA)などを挙げること
ができる。而して、特性の良好な点、入手の容易な点な
どからポリテトラフルオロエチレン(PTFEI、テト
ラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合
体(FEPI が好ましい。なお上記フッ素系樹脂は1
種に限ることなく、数種を併用することもできる。
フッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物におし八て、熱硬
化性樹脂としては、例えばポリアミノビスマレイミド樹
脂(付加型イミド樹脂)、ビスマレイミド・トリアジン
樹脂、工」ぐキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェ
ノール樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂などが用l/
Xられる。また、これらは2種以上を併用することもで
きる。而して、耐熱性、電気的特性が良好であるという
点からして、好ましくはポリアミノビスマレイミド樹脂
、ビスマレイミド・トリアジン樹脂、エポキシ樹脂など
である。
化性樹脂としては、例えばポリアミノビスマレイミド樹
脂(付加型イミド樹脂)、ビスマレイミド・トリアジン
樹脂、工」ぐキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェ
ノール樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂などが用l/
Xられる。また、これらは2種以上を併用することもで
きる。而して、耐熱性、電気的特性が良好であるという
点からして、好ましくはポリアミノビスマレイミド樹脂
、ビスマレイミド・トリアジン樹脂、エポキシ樹脂など
である。
本発明におけるフッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物中
に含有されるフッ素系樹脂の割合は熱硬化性樹脂に対し
て重量比でO1〜10好ましくは0.2〜5である。フ
ッ素系樹脂の割合が01未満であるとプリプレグを積層
してなる積層板の電気的特性の向」−は得られず、一方
10を越えると機械的強度は低いものとなる。
に含有されるフッ素系樹脂の割合は熱硬化性樹脂に対し
て重量比でO1〜10好ましくは0.2〜5である。フ
ッ素系樹脂の割合が01未満であるとプリプレグを積層
してなる積層板の電気的特性の向」−は得られず、一方
10を越えると機械的強度は低いものとなる。
フッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物は基材に含浸せる
に際して、基材への含浸を好適ならしめるために有機溶
媒、例えばアセトン、MEK 、 DMF 、 NMP
などの単独又は混合物に溶解せしめてプレスとして調製
される。
に際して、基材への含浸を好適ならしめるために有機溶
媒、例えばアセトン、MEK 、 DMF 、 NMP
などの単独又は混合物に溶解せしめてプレスとして調製
される。
また、本発明において使用されるエポキシ樹脂もワニス
として調製されるが、硬化剤としてのアミン類が配合さ
れ、アセトンなどの有機溶媒によってワニスとされる。
として調製されるが、硬化剤としてのアミン類が配合さ
れ、アセトンなどの有機溶媒によってワニスとされる。
基材としては、例えばガラス、アスベスト、シリカファ
イバーなどからなる無機質繊維、ポリニスデル、ポリア
ミド、ポリビニルアルコール、アクリルなどの有機合成
繊維、木綿などの天然繊維からなる織布、不織布または
マット、紙あるいはこれらの組合せによるものなど、−
般に積層板用基材として用いられるものであれば特に限
定されることなく使用できる。なお、特に好ましいもの
としてはガラス繊維の織布、不織布あるいは紙である。
イバーなどからなる無機質繊維、ポリニスデル、ポリア
ミド、ポリビニルアルコール、アクリルなどの有機合成
繊維、木綿などの天然繊維からなる織布、不織布または
マット、紙あるいはこれらの組合せによるものなど、−
般に積層板用基材として用いられるものであれば特に限
定されることなく使用できる。なお、特に好ましいもの
としてはガラス繊維の織布、不織布あるいは紙である。
本発明における熱硬化性樹脂プリプレグは基材に前記の
ように調製されたエポキシ樹脂とフッ素系樹脂含有熱硬
化性樹脂組成物のワニスな該ワニス毎に順次含浸させ乾
燥することによって複層に含浸層が形成されるが、この
複層の形成方法としては実質に[A] 、 [B] 、
又は[C]について次の方法が採用される。
ように調製されたエポキシ樹脂とフッ素系樹脂含有熱硬
化性樹脂組成物のワニスな該ワニス毎に順次含浸させ乾
燥することによって複層に含浸層が形成されるが、この
複層の形成方法としては実質に[A] 、 [B] 、
又は[C]について次の方法が採用される。
即ち、[A]は基材に対し、エポキシ樹脂→フッ素系樹
脂含有熱硬化性樹脂組成物の順で含浸されるものである
が、基材に先ずエポキシ樹脂のワニスを含浸させ乾燥し
、次にフッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物のワニスを
含浸及び表面に被覆させ乾燥することによって得られる
。
脂含有熱硬化性樹脂組成物の順で含浸されるものである
が、基材に先ずエポキシ樹脂のワニスを含浸させ乾燥し
、次にフッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物のワニスを
含浸及び表面に被覆させ乾燥することによって得られる
。
[B]は基材に対し、フッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組
成物→エポキシ樹脂の順で含浸されるものであるが、基
材に先ずフッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物のワニス
を含浸させ乾燥し、次にエポキシ樹脂のプレスを含浸及
び表面に被覆させ乾燥することによって得られる。
成物→エポキシ樹脂の順で含浸されるものであるが、基
材に先ずフッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物のワニス
を含浸させ乾燥し、次にエポキシ樹脂のプレスを含浸及
び表面に被覆させ乾燥することによって得られる。
[C]は基材に対し、エポキシ樹脂→フッ素系樹脂含有
熱硬化性樹脂組酸物→エポキシ樹脂の順に含浸されてな
るものであるが、上記[A]において得られるプリプレ
グにさらにエポキシ樹脂のワニスを含浸及び表面に被覆
させ乾燥することによって得られる。
熱硬化性樹脂組酸物→エポキシ樹脂の順に含浸されてな
るものであるが、上記[A]において得られるプリプレ
グにさらにエポキシ樹脂のワニスを含浸及び表面に被覆
させ乾燥することによって得られる。
上記の如きワニスを含浸させる方法は公知の方法によっ
て行なわれる。また、乾燥はワニスの溶媒を揮散させる
ためのものである。
て行なわれる。また、乾燥はワニスの溶媒を揮散させる
ためのものである。
かくして得られるプリプレグにおける基材に含浸される
エポキシ樹脂の量は得られたプリプレグの総量に対して
2〜50重量%、好ましくは5〜30重量%であり、か
かる範囲において積層成形されてなる積層板に最も好適
な特性を付Jうし得る。含浸量の調整はワニス中の樹脂
あるいは組成物濃度を調整することによって行なうこと
ができる。フッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物の含浸
量はプリプレグ総重量に対するエポキシ樹脂の含浸量に
対応して決定される。
エポキシ樹脂の量は得られたプリプレグの総量に対して
2〜50重量%、好ましくは5〜30重量%であり、か
かる範囲において積層成形されてなる積層板に最も好適
な特性を付Jうし得る。含浸量の調整はワニス中の樹脂
あるいは組成物濃度を調整することによって行なうこと
ができる。フッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物の含浸
量はプリプレグ総重量に対するエポキシ樹脂の含浸量に
対応して決定される。
本発明の熱硬化性樹脂プリプレグは、その複数枚が積層
されて熱硬化性樹脂積層板とされる。さらに、その外端
面の片方あるいは両方に金属箔を積層して加熱プレス、
その他の方法によって金属箔張積層板とされる。プリプ
レグの積層板としての積層において、用いるプリプレグ
は前記[A] [B]及び[C]のそれぞれの複数枚、
あるいは[A] と[B]、、 [A]と[C] 、
[B] と[C] 、 [A] と[B] と[C1の
それぞれを交互にあるいは任意に組合せた複数枚である
。積層手段としては加熱積層プレスなど通常使用される
装置によって行なうことができる。積層における条件は
例えば加圧による場合、その圧力は30〜70kg/
cm2.また加熱温度は150〜200℃、時間は30
分〜2時間で充分である。
されて熱硬化性樹脂積層板とされる。さらに、その外端
面の片方あるいは両方に金属箔を積層して加熱プレス、
その他の方法によって金属箔張積層板とされる。プリプ
レグの積層板としての積層において、用いるプリプレグ
は前記[A] [B]及び[C]のそれぞれの複数枚、
あるいは[A] と[B]、、 [A]と[C] 、
[B] と[C] 、 [A] と[B] と[C1の
それぞれを交互にあるいは任意に組合せた複数枚である
。積層手段としては加熱積層プレスなど通常使用される
装置によって行なうことができる。積層における条件は
例えば加圧による場合、その圧力は30〜70kg/
cm2.また加熱温度は150〜200℃、時間は30
分〜2時間で充分である。
金属箔としての材質は、通常用いられる銅箔、アルミ箔
、鉄系合金箔などである。
、鉄系合金箔などである。
このようにして得られる本発明の熱硬化性樹脂積層板は
プリプレグ間の接着性はもとより金属箔との接着性も優
れている。したがって、電気特性、機械的強度、耐熱性
、耐薬品性などに優れたプリント配線板として電気・電
子部品用途に好適に用いることができる。
プリプレグ間の接着性はもとより金属箔との接着性も優
れている。したがって、電気特性、機械的強度、耐熱性
、耐薬品性などに優れたプリント配線板として電気・電
子部品用途に好適に用いることができる。
[作用]
本発明の熱硬化性樹脂プリプレグ及びその積層板におい
て、優れた特性、特に接着性の向上効果の得られる作用
機構は必らずしも明確ではないが、表面不活性なフッ素
系樹脂がエポキシ樹脂によって活性が補なわれることに
よるものと推測される。
て、優れた特性、特に接着性の向上効果の得られる作用
機構は必らずしも明確ではないが、表面不活性なフッ素
系樹脂がエポキシ樹脂によって活性が補なわれることに
よるものと推測される。
[実施例]
本発明を実施例によってさらに具体的に説明するが、か
かる実施例によって本発明は何ら限定されるものでない
ことは勿論である。
かる実施例によって本発明は何ら限定されるものでない
ことは勿論である。
調製例1
エポキシ樹脂ワニスの調製
エポキシ当量471のビスフェノールA型エポキシ樹脂
25部(重量部、以下同じ)、ジシアンジアミド1部及
びベンジルジメチルアミン05部とをアセトンに溶解し
て30%溶液としたエポキシ樹脂ワニスを調製した。
25部(重量部、以下同じ)、ジシアンジアミド1部及
びベンジルジメチルアミン05部とをアセトンに溶解し
て30%溶液としたエポキシ樹脂ワニスを調製した。
実施例1
ポリアミノビスマレイミド樹脂(“ケルイミド601”
:日本ポリイミド社製)30部及び微粉末状ポリテト
ラフルオロエチレン(“フルオンL17]” :旭硝子
社製)70部(熱硬化性樹脂:フッ素糸樹脂=3=7重
量比)を充分に混合しNMP/MEKによって樹脂濃度
を40%としたフッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物の
溶液状ワニスを調整した。
:日本ポリイミド社製)30部及び微粉末状ポリテト
ラフルオロエチレン(“フルオンL17]” :旭硝子
社製)70部(熱硬化性樹脂:フッ素糸樹脂=3=7重
量比)を充分に混合しNMP/MEKによって樹脂濃度
を40%としたフッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物の
溶液状ワニスを調整した。
次に、210g/m2のガラスクロスに調製例1で調製
されたエポキシ樹脂ワニスを含浸させ乾燥し、これに上
記の調製されたフッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物の
ワニスを含浸させ乾燥ず】2 ることによってプリプレグを作成した。
されたエポキシ樹脂ワニスを含浸させ乾燥し、これに上
記の調製されたフッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物の
ワニスを含浸させ乾燥ず】2 ることによってプリプレグを作成した。
このようにして得られたプリプレグをlO枚積層し、さ
らにその上下面に厚さ0.035mmの銅箔を夫々1枚
配置して、圧力50kg/cm”、温度180℃、1時
間の条件で加圧成形し、次いで250°C124時間の
後処理を行ない両面銅張積層板を得た。この積層板の特
性を測定し、その結果を表1に示す。
らにその上下面に厚さ0.035mmの銅箔を夫々1枚
配置して、圧力50kg/cm”、温度180℃、1時
間の条件で加圧成形し、次いで250°C124時間の
後処理を行ない両面銅張積層板を得た。この積層板の特
性を測定し、その結果を表1に示す。
実施例2
ビスマレイド・トリアジン樹脂(“Br3170”:三
菱瓦斯化学社製)50部及びポリテトラフルオロエチレ
ンの20%MEKオルガノソ゛ル(“AG・1、ub”
、旭硝子社製のポリテトラフルオロエチレンのゾルを
MliKに溶媒置換したもの)250部とを混合して(
熱硬化性樹脂:フッ素糸樹脂=5:5重量比)樹脂濃度
33%のフッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物の溶液状
ワニスを調製した。
菱瓦斯化学社製)50部及びポリテトラフルオロエチレ
ンの20%MEKオルガノソ゛ル(“AG・1、ub”
、旭硝子社製のポリテトラフルオロエチレンのゾルを
MliKに溶媒置換したもの)250部とを混合して(
熱硬化性樹脂:フッ素糸樹脂=5:5重量比)樹脂濃度
33%のフッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物の溶液状
ワニスを調製した。
次に、210g/m2のガラスクロスに調製例1で調製
されたエポキシ樹脂ワニスを含浸させ乾燥し、これに上
記の調製されたフッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物の
ワニスを含浸させ乾燥した。さらに、この」二に調製例
1で調製されたエポキシ樹脂ワニスを含浸、乾燥させて
プリプレグを作成した。
されたエポキシ樹脂ワニスを含浸させ乾燥し、これに上
記の調製されたフッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成物の
ワニスを含浸させ乾燥した。さらに、この」二に調製例
1で調製されたエポキシ樹脂ワニスを含浸、乾燥させて
プリプレグを作成した。
このようにして得られたプリプレグを10枚積層し、さ
らにその」−下面に厚さ0.035mmの銅箔を夫々1
枚配置して圧力50kg/cm2、温度175℃、1時
間の条件で加圧成形することによって両面銅張積層板を
得た。この積層板の特性を表1に示す。
らにその」−下面に厚さ0.035mmの銅箔を夫々1
枚配置して圧力50kg/cm2、温度175℃、1時
間の条件で加圧成形することによって両面銅張積層板を
得た。この積層板の特性を表1に示す。
実施例3
調製例1と同様の方法で調製したエポキシ樹脂50%の
アセトン溶液に微粉末状ポリテトラフルオロエチレン(
“フルオン1169” :旭硝子社製)26部(熱硬化
性樹脂、フッ素系樹脂−1:1重量比)を添加し、スパ
イクスクーラーで充分に混合してフッ素系樹脂含有熱硬
化性樹脂組成物の溶液状ワニスを調製した。
アセトン溶液に微粉末状ポリテトラフルオロエチレン(
“フルオン1169” :旭硝子社製)26部(熱硬化
性樹脂、フッ素系樹脂−1:1重量比)を添加し、スパ
イクスクーラーで充分に混合してフッ素系樹脂含有熱硬
化性樹脂組成物の溶液状ワニスを調製した。
このワニスを210g/m2のガラスクロスに含浸さゼ
乾燥した後、調製例1のエポキシ樹脂ワニスを含浸させ
乾燥することによってプリプレグを作成した。
乾燥した後、調製例1のエポキシ樹脂ワニスを含浸させ
乾燥することによってプリプレグを作成した。
このようにして得られたプリプレグを10枚積層し、さ
らにその十丁面に厚さ0.035mmの銅箔を夫々1枚
配置して、圧力50kg/cm2、温度175°C11
時間の条件で加圧成形することににって両面銅張積層板
を得た。この積層板の特性を第1表に示す。
らにその十丁面に厚さ0.035mmの銅箔を夫々1枚
配置して、圧力50kg/cm2、温度175°C11
時間の条件で加圧成形することににって両面銅張積層板
を得た。この積層板の特性を第1表に示す。
実施例4
実施例2及び実施例3において作成されたプリプレグの
各々5枚を交互に積層し、さらにその」−下面に厚さ0
.035mmの銅箔を夫々1枚配置して圧力50kg/
cm2、温度180°C,]時間の条件で加圧成形する
ことによって両面積層板を得た。この積層板の特性を表
1に示す。
各々5枚を交互に積層し、さらにその」−下面に厚さ0
.035mmの銅箔を夫々1枚配置して圧力50kg/
cm2、温度180°C,]時間の条件で加圧成形する
ことによって両面積層板を得た。この積層板の特性を表
1に示す。
比l咬例1〜2
実施例1及び実施例3において調製例1で調製されたエ
ポキシ樹脂ワニスを含浸させない他は実施例1及び3と
同様にしてプリプレグを作成し、それらのプリプレグを
用いて積層板を得た。これら積層板の特性を表1に示す
。
ポキシ樹脂ワニスを含浸させない他は実施例1及び3と
同様にしてプリプレグを作成し、それらのプリプレグを
用いて積層板を得た。これら積層板の特性を表1に示す
。
表1
[発明の効果]
本発明の熱硬化性樹脂プリプレグの複数枚が積層されて
なる積層板はプリント配線板としての応用において、優
れた電気特性に加えて、銅箔引剥強度、層間接着性も優
れるという効果が代理人(弁理士)半イ」冷1」干
なる積層板はプリント配線板としての応用において、優
れた電気特性に加えて、銅箔引剥強度、層間接着性も優
れるという効果が代理人(弁理士)半イ」冷1」干
Claims (2)
- 1. エポキシ樹脂とフッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組
成物とが基材に複層に含浸されてな り、且つ基材に対し、 [A]エポキシ樹脂→フッ素系樹脂含有 熱硬化性樹脂組成物, [B]フッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成 物→エポキシ樹脂, 又は [C]エポキシ樹脂→フッ素系樹脂含有 熱硬化性樹脂組成物→エポキシ樹脂 の順に含浸されて含浸層が形成されてなる熱硬化性樹脂
プリプレグ。 - 2. エポキシ樹脂とフッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組
成物とが複層に含浸されてなり、且つ基材に対し [A]エポキシ樹脂→フッ素系樹脂含有 熱硬化性樹脂組成物, [B]フッ素系樹脂含有熱硬化性樹脂組成 物→エポキシ樹脂, 又は [C]エポキシ樹脂→フッ素系樹脂含有 熱硬化性樹脂組成物→エポキシ樹脂 の順に含浸されて含浸層が形成されてなる熱硬化性樹脂
プリプレグの少なくとも1種の 複数枚が積層されてなる熱硬化性樹脂積層 板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1369588A JPH01190734A (ja) | 1988-01-26 | 1988-01-26 | 熱硬化性樹脂プリプレグ及びその積層板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1369588A JPH01190734A (ja) | 1988-01-26 | 1988-01-26 | 熱硬化性樹脂プリプレグ及びその積層板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01190734A true JPH01190734A (ja) | 1989-07-31 |
Family
ID=11840330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1369588A Pending JPH01190734A (ja) | 1988-01-26 | 1988-01-26 | 熱硬化性樹脂プリプレグ及びその積層板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01190734A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040051749A (ko) * | 2002-12-11 | 2004-06-19 | 아텍엔지니어링 주식회사 | 인쇄회로기판용 ptfe 복합체 원판의 제조방법 |
JP2012007150A (ja) * | 2010-06-23 | 2012-01-12 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | 絶縁樹脂組成物及びこれを用いて製造された印刷回路基板 |
-
1988
- 1988-01-26 JP JP1369588A patent/JPH01190734A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040051749A (ko) * | 2002-12-11 | 2004-06-19 | 아텍엔지니어링 주식회사 | 인쇄회로기판용 ptfe 복합체 원판의 제조방법 |
JP2012007150A (ja) * | 2010-06-23 | 2012-01-12 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | 絶縁樹脂組成物及びこれを用いて製造された印刷回路基板 |
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