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JPH01178859A - 管継手欠陥検査装置 - Google Patents

管継手欠陥検査装置

Info

Publication number
JPH01178859A
JPH01178859A JP120888A JP120888A JPH01178859A JP H01178859 A JPH01178859 A JP H01178859A JP 120888 A JP120888 A JP 120888A JP 120888 A JP120888 A JP 120888A JP H01178859 A JPH01178859 A JP H01178859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
potential difference
pipe
pipe joint
terminals
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP120888A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Hayashi
林 眞琴
Masahiro Otaka
大高 正廣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP120888A priority Critical patent/JPH01178859A/ja
Publication of JPH01178859A publication Critical patent/JPH01178859A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属構造物に発生した欠陥を検出する欠陥検出
技術に係り、特に、ガス配管や水道配管に使用される管
継手に生じた欠陥の検出装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の電気抵抗法、あるいは、ポテンシャル法。
によるき裂検出法には、いわゆる、四端子法と呼ばれる
ものがある。それは、一対の給電端子とその内側に一対
の測定端子を一列に配列したものを構造部材の表面を走
査して、電位差分布の変化から欠陥を検出するものであ
る。欠陥の判定は欠陥がないと思われる領域における電
位差を基準電位差とし、それよりも大きい電位差となっ
たところに欠陥があると判定するものである。従って、
四端子法では欠陥の有無及び欠陥のある程度の深さは判
定できるけれども、端子を部材表面で走査しなければな
らず、短時間で欠陥の有無を判定する、或いは、オンラ
インで欠陥を検出することはできないという欠点があっ
た。
他の欠陥検出法として、例えば、超音波探傷法がある。
超音波探傷法では音響を伝搬するためのカプラントが必
要であり、オンラインで欠陥を検出する場合には、被測
定物をカプラント中に漬ける水浸法の採用が不可欠であ
るが、被測定物を搬送するための装置が大掛りとなり、
実用的ではない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は管継手に発生した欠陥を製造工程の中で
オンラインで短時間に、且つ、全自動で検出できる装置
を提供することにある。
【発明の概要〕
管継手に発生した欠陥をポテンシャル法により検出でき
るかどうかを検討するために、実際の欠陥を模擬した試
験片を作成し、種々の構造の測定ヘッドを作成して実験
を行った。その結果、欠陥発生位置は管継手を鋳型で作
成するときの湯道の付け根であって、管用テーパねじの
ある管継手の内面側から発生するため、管継手端部で測
定できる構造である円筒形状の測定ヘッドに同心円状に
直流電流供給と電位差測定を兼用した端子を等間隔で、
対称形に少なくとも八個以上の四の倍数の複数個配置す
れば良いことが分かった。しかし。
端子は直流電流供給と電位差測定を兼用しているが、直
流電流を供給する端子では電位降下が著しいため、電位
差測定精度が良くない。そこで、第一に180度離度離
向い合う二個の端子から直流電流を印加してその両隣に
ある端子間を除く端子間の電位差を測定し、第二に上記
180度離度離向い合う二個の端子からそれぞれ90度
離れた二個の端子から直流電流を印加して、第一の電位
差測定のとき測定した端子間を除く端子間の電位差を測
定することによって管継手の両端面の全円周上の電位差
分布を求め、それらの比較演算から欠陥深さを判定する
方法を考案した。次に、その測定方法を満足すると共に
、製造工程でインラインで短時間で欠陥検査を行える検
査装置を考案した。
〔発明の実施例〕
以下1本発明の一実施例を説明する。第1図はベルトコ
ンベアに取付けられた多数の試料台の上に載せられて搬
送される管継手を一個ずつ検査する管継手欠陥検査装置
の平面図を示す。本体ベース51には、被測定物である
管継手を供給するパーツフィーダ58と、管継手を載せ
る試料台55を多数取付けたベルトコンベア52と、パ
ーツフィーダ58から供給された管継手をベルトコンベ
ア52上の試料台55に挿入するための管継手挿入用ガ
イド56と、管継手挿入用空気シリンダ・17と、管継
手を試料台上で位置決めするための位に決めストッパー
57と、ベルトコンベア52を駆動させるためのコンベ
ア駆動用モータ15と、直流電流の供給と電位差の測定
を兼用する多数の端子をもつ測定ヘッド7.8をそれぞ
れの軸端に取付けた二個の測定ヘッド用空気シリンダと
19゜21と、欠陥ありと判定された管継手をベルトコ
ンベア52の試料台55から排除するための欠陥管継手
排出用空気シリンダ23と、排出された欠陥のある管継
手を収納箱に排出するための排出用シュート63と、コ
ンベア上の試料台の位置を検出するためのワーク通過セ
ンサ64とが設けである。
初めに、管継手の欠陥検査の大まかな工程を順序を追っ
て示すと、次のようになる。
(1)、管継手がパーツフィーダ58にあることをワー
ク切れセンサ59で確認。
(2)、試料挿入用ガイド56に載っている管継手を管
継手挿入用空気シリンダ17で押し出してベルトコンベ
ア52上の試料台55に載せろ。このとき位置決めスト
ッパ57で自動的に位置決めされる。
(3)、ベルトコンベア52を試料台55の間隔に等し
い距離分だけ駆動して管継手の載った試料台55を測定
部に移動させる。
(4)、測定ヘッド7用空気シリンダ19を駆動して測
定ヘッド7を管継手の一方の端面に押し付ける。
(5)、Iff定ヘッド8用空気シリンダ21を駆動し
て測定ヘッド8を管継手の他方の端面に押し付ける。
(6)、管継手の両端面の周方向の電位差分布を測定す
る。
(7)、i位差分布から測定異常品、異常品、欠陥品、
正常晶を判別する。
(8)、ベルトコンベアを試料台の間隔に等しい距離分
だけ駆動して管継手の載った試料台を不良管継手排出部
に移動させる。
(9)5測定異常品、異常品、欠陥品と判別された管継
手を不良管継手排出部で欠陥管継手排出用シリンダ23
を駆動して排出する。
(]、0)、ベルトコンベアを試料台の間隔に等しい距
に分だけ駆動して正常な管継手を次の工程に廻す。
但し、試料台55はベルトコンベア52の上に等間隔で
取付けてあり、管継手挿入用シリンダ17と測定ヘッド
駆動用シリンダ19,21、及び、欠陥管継手排出用シ
リンダ23はベルトコンベア52の試料台55の間隔と
同じ間隔で配置しであるので、上記の一連の工程のうち
、試料挿入用ガイド56に載っている管継手を管継手挿
入用空気シリンダ17で押し出してベルトコンベア52
上の試料台55に載せる作業と、測定ヘッド7゜8を管
継手の両端面に押し付けて管継手の両端面の周方向の電
位差分布を測定する作業と、測定異常品、異常品、欠陥
品と判別された管継手を不良管継手排出部で欠陥管継手
排出用シリンダ23を駆動して排出する作業はベルトコ
ンベア52が電位差分布測定のために停止している時間
帯にほとんど同時に行われることになる。
第2図には管継手をベルトコンベア52に載せる部分の
正面図、第3図には後述するポテンシャル法により欠陥
の有無を判定する測定部の正面図、第4図には欠陥あり
と判定された管継手を排出する部分の正面図を示す。第
1図から第4図により、上記の工程に従って、各部の構
造と動作を説明する。第2図の管継手の挿入部ではパー
ツフィーダ58の先端部が示しであるが、前述のように
欠陥検査は連続して行なわれるため、先端部には管継手
の有無を確認するためのワーク切れセンサ59が設けで
ある。ワーク切れセンサ59は試料挿入用ガイド56に
載っている管継手の次に検査される管継手を検出できる
位置に配置しである。もし、その次の管継手が無くなっ
た場合には、検査を中断し、新たにパーツフィーダ58
から管継手が供給されると、自動的に検査を再開するよ
うにシステムが構成されている。試料挿入用ガイド56
に載っている管継手は、管継手挿入用シリンダ17の軸
端に取付けた管継手の外径よりもやや小さい円板によっ
て、ベルトコンベア52の方へ押し出され、試料台55
の上に載せられる。このとき、ベルトコンベア52の反
対側には位置決めストッパ57が配置しであるので、挿
入された管継手の端面部分が位置決めストッパ57にぶ
つかることによって自動的に位置決めされる。試料台5
5と試料挿入用ガイド56の形状は管継手よりもやや大
きい孔を中央に開けた直方体を半割りにしたようなもの
であり、管継手の試料台55への挿入の都合上当然のこ
とながら、試料挿入用ガイド56の高さは試料台55よ
りもやや高くしておくことが必要である。第2図には示
してないが、パーツフィーダ58の先端部分にはワーク
切れセンサ59と共に、管継手押さえ60を設けておき
、試料挿入用ガイド56に載っている管継手をベルトコ
ンベア52の試料台55に挿入するときに、次に検査さ
れる管継手が落下しないようにする。また、管継手挿入
用シリンダ17の軸端に取付けた板の一端をL字形に延
ばしておき、管継手を押し出したとき次の管継手がその
板の上に載ってシリンダ17の軸上に落下しないような
管継手落下防止板61を設けておく。
第3図は測定部の配置を示す図である。後述する形状の
測定ヘッド7を軸端に取付けた測定ヘッド用空気シリン
ダ19と、測定される管継手と、測定ヘッド8を軸端に
取付けた測定ヘッド用空気シリンダ21を水平に一直線
状に配置する。ベルトコンベア52の内側、すなわち、
試料台55の直下には測定される管継手や試料台55の
重みでベルトコンベア55が垂れ下がらないようにベル
トコンベア支持台62を設けて、測定ヘッド用空気シリ
ンダ19.21と測定ヘッド7.8およびa定される管
継手が水平に一直線状になるようにする。このとき、測
定ヘッド用空気シリンダ19は軸端を延ばし切ったとき
に測定ヘッド7の端子の先端が測定される管継手の端面
に丁度接触するような位置に配置するものとし、一方、
測定ヘッド用空気シリンダ21は軸端を延ばしたときに
測定ヘッド8の端子の先端が十分に余裕を持って管継手
のもう一方の端面に押し付けられるような位置に配置し
て、端子の管継手の端面への押し付け力が十分となるよ
うにする。
第4図は欠陥ありと判定された管継手の排出部である。
測定された管継手の真横に欠陥管継手排出用シリンダ2
3を配置して、その軸端には管継手の外径よりもやや小
さい円板を取付ける。電位差分布測定を終了してこの不
良管継手排出部に搬送されてきた管継手のうち、電位差
分布測定結果により測定異常品、異常品、欠陥品と判別
された管継手については、欠陥管継手排出用シリンダ2
3を駆動して軸端の円板を管継手の端面に押し当てて試
料台55から横方向に排出する。排出された不良品は排
出用シュート63に載って不良品収納箱等に排出される
第5図には管継手検査装置のシステム系統図を示す。検
査装置の各機器の制御と電位差の測定、及び測定された
電位差分布のデータ処理は全て小型のコンピュータ1で
行われる。直流電流の供給と電位差測定を兼用した多数
の端子を配した測定ヘッド7.8の測定する端子の切り
換えはGP−TBインターフェース4を介してコンピュ
ータ1に制御されるマルチプレクサ6により行われ、切
り換えられた端子間の電位差は同じ(GP−IBインタ
ーフェース4を介してコンピュータ1に制御される微小
電位差計5により測定され、コンピュータ1にデータは
転送される。この場合、電位差測定毎に電位差データを
転送しても良いが、内部には記憶回路をもつ微小電位差
計を使用して電位差分布を測定してから、纏めて油部の
データを転送する方がデータ転送時間が短くて済む。測
定ヘッド7.8への直流電流の供給方法の詳細は後述す
るが、その供給は二台の直流電源10,11から電流の
極性を切り換えるためのスイッチング装置12を介して
マルチプレクサ13に供給され、ここで測定ヘッド7.
8の電流を供給する端子を切り換えられる。上記のスイ
ッチング装置12とマルチプレクサ13はGP−IOゼ
インーフェース9を介してコンピュータ1により制御さ
れる。
次に、管継手の搬送系統を説明する。管継手搬送用のコ
ンベア駆動用モータ・15はモータ駆動装置14により
駆動される。管継手挿入用シリンダ17、測定ヘッド1
用シリンダ19.測定ヘッド2用シリンダ21、欠陥管
継手排出用シリンダ23はそれぞれ圧縮空気′g24か
ら供給される圧縮空気により電磁弁16,18,20.
22を介して駆動される。これらのモータ駆動装置14
、電磁弁16,18,20,22と共にワーク切れセン
サ25とワーク通過センサ26はGP−IOゼインーフ
ェース9を介してコンピュータ1により制御される。管
継手の端面の電位差分布の測定値や欠陥の有無の判定結
果、及び、測定した管継手の個数や欠陥品の個数はCR
T2、或いは、プリンタ3に出力される。
次に測定ヘッド7.8の構造を第6図に示す。
測定ヘッドは不導体製材料で作成されており、形状は円
筒形である。その中心軸を中心として同心円上に配置し
た孔に、測定端子と給電端子を兼用した端子を対称に配
置する。ただし、端子の数は四の倍数とする。端子の形
状は、第6図に示したように、先端を円錐形とし、その
後方を円柱形状とし、更に、その後方を上述の円柱形状
よりもやや直径の小さい円柱形状とし、その後端にはネ
ジを切る。ml定ヘッドに開けられた孔は二段となって
おり、端子の後方の細い円柱形状の部分にコイルバネを
挿入した上で、孔に挿入して、後端のネジにナツトを取
付けることにより、測定ヘッドを管継手の端面に押し付
けたときに多少の凹凸があっても端子の先端が管継手の
端面にきちんと接触できるようになっている。なお、端
子を配置する同心円のピッチ円直径は管継手の外径と内
径の平均よりも小さくする。これは欠陥が管継手の内側
に発生するため、欠陥の検出感度を高くするためである
。なお、測定ヘラ1くが管継手に押し付けられたときに
、測定ヘッドの中心が管継手の中心とできるだけ一致す
るようにするために、測定ヘッドの管継手に当たる側の
中央には円錐台形状の突起を設ける。そのため、突起の
底面側の直径は管継手の内径よりもやや小さめに設定し
ておく。
次に管継手端面の周方向の電位差分布から欠陥の有無、
或いは、異常品の判定方法を示す。第7図には第6図の
ような測定ヘッドを用いて測定した管継手の端面におけ
る円周方向の電位差分布の一例を示す。縦軸は電位差V
(μv)、横軸はチャンネル番号である。この場合、欠
陥がないにも拘らず、管継手の形状が内面に管用ネジが
切ってあり、鋳型の上下がずれていたことなどにより電
位差分布は均一ではない。第8図には比較的正常な形状
の管継手に深さが肉厚の50%の模擬欠陥を導入させた
場合の電位差分布を示す。この場合、8chの電位差が
大きく、その他のところではほぼ一定である。従って、
8chを除いた1lch分の電位差の平均を基準電位差
Voとして電位差比V / V o分布を求めると、欠
陥のある8chの電位差比はV/Vo=1.17となる
。このように欠陥がある場合には欠陥の大きさに応じて
電位差比が大きくなる。種々の深さの模擬欠陥をもっ管
継手を用意して電位差比V/VOと欠陥深さa/l(a
:欠陥深さ t:肉厚)との関係を求めたところ、第9
図に示すようなものが得られた。
電位差比V / V oと欠陥深さa/lとの関係を三
次式で近似すると、 V / Vo= 1.0−0.00587 a / t
 +0.06457 a / t2+0.8742 a
 / t 3 のように表せる。従って、第6図のような測定ヘッドを
用いて管継手の端面の円周方向の電位差分布を測定すれ
ば、第9図のような関係曲線、或いは、上式から欠陥深
さを自動的に判定することができる。ただし、実際の検
査で上式により欠陥深さを判定していると時間が掛る。
そこで、実用上は欠陥の有無だけを判定するものとする
。判定基準であるが、管継手の内径側の管用ネジを含め
た板厚の50%を許容限界とすると、そのときの電位差
比はV/Vo = 1 、10となるので、測定された
電位差比がV/Vo<1.10であれば欠陥無し、V/
Vo <1 、10であれば欠陥有りと判別すれば良い
ところが、実際に製造される管継手では、欠陥はなくて
も形状が異常であるものがままある。その−例は、鋳物
で作られた管継手の外径中心と、内径側の機械加工によ
る管用ネジの中心が一致しないとか、上下の鋳型のずれ
が大きかったために出来上がった管継手に段差が生じた
とか、横方向に鋳型がずれていたために管継手に段差が
生じたとか、鋳造時に巣ができたとか言ったものがある
これらのうち、特に問題となるのは管継手の外径中心と
内径中心が一致していないものである。第10図にその
ような管継手における電位差分布の一例を示す。ネジ中
心が偏心しているため、管継手の肉厚が周方向で異なる
ために、言わば肉厚に応じた電位差分布となっている。
電位差は5ch最大値v、、、=196μVを示し、そ
の対称位置である1lchで最小値V−In = 14
3 μVを示す。このような場合には前述の方法では欠
陥の有無を判定できない。そこで、一つの方法は、偏心
があるような場合でも欠陥がなければ電位差分布は連続
的に変化するので、測定された電位差の両隣りの電位差
の平均値を基準電位差とすれば良いと考えられる。即ち
、いま、i  Chの電位差をV、とし、その前後の端
子間、すなわち、(i−1)chと(j+1)ahの電
位差をVt−t、V l+ tとして、電位差比V /
 V oはV/Vo=2vt/ (Vt−1+Vt+t
)で求めるものとする。但し、1=12chの場合には
(i+1)chはlchであり、1=1chの場合には
(i−1)Chは12chである。そのようにして第1
o図の電位差分布から求めた電位差比の分布を第11図
に示す。第10図に示したように最大電位差となった5
chの場合、4chと6chの電位差の平均から求めた
基準電位差vOは182μ■となり、5ch(7)電位
差比はV / V 。
=1.08となる。このようにすれば、前述した欠陥有
無の判定基準であるV / Vo< 1 、10となり
、無欠陥品を欠陥品と誤判断することはなくなる。逆に
、第8図に示した正常な形状の管継手に深さが肉厚の5
o%の模擬欠陥を導入させた場合の電位差分布から改め
て上記のような方法で基準電位差を計算して電位差分布
を求めた結果を第12図に示す。やはり、8chの電位
差比が最も大きいが、 V/Vo = 1 、19とな
り、8chを除いた1lch分の電位差の平均を基準電
位差V。
として求めた場合のV/Vo=1.17よりもやや大き
めの結果となる。
さて、第1o図に示した管継手は偏心が大きかったもの
である。その最大電位差v、a、=196μVと、最小
電位差V、ln=143μVの比を求めると、V−ax
/V−+n=1.37となる。日本工業規格によれば、
管継手の偏心の許容限界は肉厚の80%である。そのよ
うに偏心した管継手を選びだして電位差分布を求めたと
ころ、最大電位差と最小電位差の比はV−ax/V−+
n=1.25となった。従って、電位差分布を測定して
電位差比分布を求める前に最大電位差と最小電位差の比
を計算して、それがV−ax/V−nn>1.25とな
れば、偏心が大きいものとして排除すれば良い。従って
、この場合には電位差比分布を求める計算は止めて、直
ちに、ベルトコンベアを駆動して良い。
また、鋳型に欠陥があって管継手に突起物ができた場合
や、上・下の鋳型のずれが大きかったために段差が生じ
た場合や、横方向に鋳型がずれていたために段差が生じ
たような場合には測定ヘッドの端子が正常に管継手の端
面に接触できないので、測定異常を起こすことがある。
この場合の実際の測定値は5通常直流電流値として5A
流したときに165μV程度であるのが、全く端子が管
継手の表面から浮いてしまった場合には数十mVとなり
、不完全接触の場合には数百μ■となる。
或いは、管、継手の表面の凹凸が著しい場合には端子の
押し付け力が弱いために接触抵抗が増大してやはり数百
μVとなる。従って、電位差分布を測定したときに、上
記のような測定異常を生じた場合には、管継手が異常で
あるのか、接触不良であるのか区別ができないので、再
測定した方が良いことになる。そこで、測定ヘッド7.
8は、−旦、管継手端面から雑して、改めて押し付け直
してから電位差分布を測定する。ただし、測定異常が数
回続いた場合には上記のような欠陥があるものとして、
測定異常品と判別して排除する。
また、SR造時に巣ができた場合には見た目には欠陥の
有無を判定できないが、表面の割れた欠陥と同様に電位
差比が大きくなる。鋳造時の巣の大きさを模擬すること
は困難であるので、前述の表面欠陥と同じ判定基僧とし
て電位差比がV / V 。
>1.10であれば、欠陥品として排除するものとする
。ただし、この場合には、表面欠陥品との区別は排出品
収納箱に排出された管継手を目視によって判別するしか
ない。
第13図には第1図に示した管継手検査装置の測定フロ
ーチャートを示す。測定を開始すると、初めに微小電位
差計5などの測定機器のウオームアンプを行う。次に試
運転を行うが、通常は数回繰返し測定するものとする。
この場合、本検査の場合と同じであるが、初めに測定ヘ
ッド7を被測定物である管継手に押し付ける。これは、
前述したように、管継手はコンベアベルト52の試料台
55の上に載っており、試料台の管継手長手方向の長さ
は管継手の長さよりも少しだけ大きめに設定しであるの
で、測定ヘッド7と測定ヘッド8を同時に押し付けた場
合、管継手が試料台から落ちてしまう可能性がある。そ
こで、測定ヘッド7駆動用シリンダ19は軸端を延ばし
切ったときに測定ヘッド7の端子の先端が測定される管
継手の端面に丁度接触するような位置に配置するものと
し。
一方、測定ヘッド用空気シリンダ21は軸端を延ばした
ときに測定ヘッド8の端子の先端が十分に余裕を持って
管継手のもう一方の端面に押し付けられるような位置に
配置して、端子の管継手の端面への押し付け力が十分と
なるようにしである。
従って、測定ヘッド7駆動用シリンダ19を駆動した直
後に測定ヘッド8用空気シリンダ21を駆動して、測定
される管継手が試料台からほとんど動くことなく、両側
から測定ヘッド7.8が押し付けられるようにする。そ
の後、電位差分布を測定する。そして、測定ヘッド7.
8を管1袖手から離し、この工程を繰返す。
次に本検査に入ると、ワークの有無を判定する。
パーツフィーダ58の先端に取付けたワーク切れセンサ
59により、検査される管継手が供給されてパーツフィ
ーダ58の先端にあれば検査し、ない場合には検査装置
を停止する。検査する場合には、統計をとるために供給
された管継手の個数■を積算する。測定に当たっては、
前述の試運転と同様に、初めに測定ヘッド7用シリンダ
19を駆動して測定ヘッド7を被測定物である管継手に
押し付け、次いで、測定ヘッド8用シリンダ21を駆動
して測定ヘッド8を管継手に押し付ける。次に、マルチ
プレクサ6や微小電位差計5などにより電位差分布を測
定して、−旦、測定ヘッド7゜8を管継手から離脱させ
る。」り定された電位差分布をチエツクして、測定値に
異常がないがどうかを確認する。異常があった場合には
再度Jll定ヘッド7.8を管継手に押し付け直して電
位差分布を測定する。測定値が正常であったら電位差分
布から欠陥の有無を判定して、コンベア52を駆動して
、測定された管継手を管継手排出部へ移動させる。ここ
で欠陥があると判定された場合には、欠陥継手排出用シ
リンダ23を駆動して、管継手をコンベア上の試料台5
5から突き落して排出用シュート63に入れる。排出用
シュート63に載った欠陥のある管継手は自由落下して
欠陥品収納箱に収まる。このとき、欠陥品個数Kを積算
して欠陥品の頻度度数を記録する。この一連の作業を繰
り返すことにより管継手の欠陥検査を自動的に行う。
次に、第14図と第15図により電位差分布の測定方法
を示す。第14図は測定ヘッド7.8における給電と電
位差測定を兼用した端子の配置を示したものである。こ
こでは12個の端子を配置した測定ヘッドを示した。い
ま、十二時方向にある端子をAとし、時計回りに90度
毎にある端子をそれぞれB、C,Dとし、十二時と一時
にある端子間をマルチプレクサ6のlchに接続し、以
下時計回りに12chまで接続する。電位差分布測定の
フローチャートを第15図に示す。電位差分布測定に当
たっては初めに各機器をリセットする。次に直流電源1
0.11から供給される電流はスイッチング装置12と
マルチプレクサ13を介して、初めにAとCの端子の間
に電流を供給する。電流を供給された端子の近傍では電
位の低下が著しいので、電位差測定系統が良くない。そ
のため電流を供給された端子とそれの隣の端子との間に
電位差は測定しないものとする。従って、AとCの端子
から電流を供給された場合には、2゜3.4,5,8,
9,10,1lchの8ch分の電位差を測定する。次
に、スイッチング装置12により電流の極性を切り換え
て再び上記ach分の電位差を測定する。ここで、直流
電流の極性を切り換えて電位差を二回測定する理由は、
電位差測定用の端子の材質を測定される材料の材質が異
なる場合、もし測定される材料に温度分布があると、端
子と測定される材料の間に熱起電力が生じ、測定される
材料そのものも電位差にそれが上載せられるため、精度
良い測定が不可能となる。熱起電力を取り除く方法とし
ては、電流を流していなくても熱起電力は生じているの
で、−度、電流を流して電位差V+を測定した後、電流
を切って熱起電力による電位差Vrを測定して、その差
から測定される材料そのものの電位差VNを計算する方
法がある。すなわち、 VN=V+  VT である。別の方法としては、ここで採用しているような
、正の電流を流して電位差V+を測定した後、電流の極
性を切り換えて負の電流を流して電位差V″″を測定し
てその差を求める方法である。
すなわち、 ■+=VT+VN V−=Vr  V、v であるので。
VN= (V+−V−)/2 により測定される材料そのものの電位差VNを計算でき
る。この方法では結局二回電位差を測定することになる
ので、上記の方法よりも精度が良くなる利点がある。
AとCの端子から電流を供給して2,3,4゜5.8.
9,10,1lchの電位差を測定し終えると、次に、
電流供給先切り換え用のマルチプレクサ13により電流
をBとDの端子から電流を供給して、同じように1.6
,7,12chの四ch分の電位差を測定する。以上の
一連の作業を測定ヘッド7と8の両方の端子のすべてに
ついて行うことにより、管継手の両端面の円周方向の電
位差分布が測定される。
第16図に電位差測定系統のより詳細な配線図を示す。
測定ヘッド7.8のそれぞれ十二個の端子はすべてマル
チプレクサ6に接続され、上述したA、B、C,Dの四
個の端子は電位差測定用のマルチプレクサ6と共に、電
流供給先切り換え用のマルチプレクサ13にも接続され
る。
第17図には電流供給系統の具体的な配線図を示す。ス
イッチング装置12とマルチプレクサ13は、それぞれ
、二個の電磁リレースイッチで構成されている。スイッ
チング装置12はここでは二極のリレーを用いており、
コモン側をマルチプレクサ13に接続して、切り換え側
に直流電源の正負を接続するが、二組のリレーでは正負
を逆に配線することにより、電極リレースイッチオン、
オフしたときにコモン側の極性が切り替わるようにする
。マルチプレクサ13では三極のリレーを用いており、
コモン側をスイッチング装置12に接続して、切り換え
側をAとB、CとDに接続して、電磁リレースイッチを
オン、オフしたときに電流供給先がAとC1または、B
とDに切り替わるようにする。スイッチング装置12と
、マルチプレクサ13の駆動部はいずれも駆動電源69
との接続をフォトカプラ65.66.67.68で行い
、フォトカプラはGP−IOインターフェース9を介し
てコンピュータ1により制御する。この電位差jIす定
の実際の運用のフローチャートを第18図に示す。初め
に各機器をリセッI・する。この状態ではスイッチング
装置12とマルチプレクサ13はいずれもOFFである
。この状態では直流電源10.11から供給される電流
はAとCの端子の間に電流が供給される。2,3,4,
5゜8.9,10,1lchの電位差を測定すると、次
にスイッチング装置12をオンにして電流の極性を切り
換えて、再度2,3,4,5,8,9゜10.1lch
の電位差を測定する。次に、スイッチング装置12をオ
ンにし、電流供給先切り換え用のマルチプレクサ13を
オンにして電流をBとDの端子から電流を供給して、1
,6,7゜12chの電位差を測定すると、次にスイッ
チング装置12をオンにして電流の極性を切り換えて、
再度1,6,7,12chの電位差を測定する。
最後にスイッチング装置12をオフにし、電流供給先切
り換え用のマルチプレクサ13をオフにしてリセットす
る。
第19図には別の測定方法のフローチャートを示す。基
本的には第13図と同じである。ワーク切れセンサ59
により、検査される管継手が供給されてパーツフィーダ
58の先端にあれば検査し、ない場合には検査装置を停
止するが、停止時間が長い場合には、再度、ウオームア
ツプを行うことが必要である。そのため、停止時間がT
1よりも長くなった場合には、例えば、運転開始時の試
運転回数が十回よりも少ない二回だけウオームアツプを
行って、検査に備えるものとする。停止時間がT、より
も短かければ、ワークがパーツフィーダ58の先端に供
給された時点で検査を開始する。
そして、電位差分布を測定した時に、測定された電位差
分布をチエツクして、測定値に異常がないかどうかを確
認する。異常があった場合には、再度測定ヘット7.8
を管継手に押し付け直して電位差分布を測定する。前述
したように、管継手表面の孔や突起物や段差などにより
■1定ヘットの端子が正常に管継手の端面に接触できな
くて、測定異常を起こす訳であるが、測定異常を生じた
場合、管継手が異常であるのか、接触不良であるのかが
区別ができないので再測定する。このとき測定ヘッド7
.8は、−旦、管継手端面から離して、改めて押し付け
直してから電位差分布を測定する。
ただし、測定異常がmo回続いた場合には、上記のよう
に欠陥があるものとして、測定異常品と判別して排除す
るものとする。このとき測定異常であることを欠陥継手
排出部で確認するため、A=1とおく。測定異常がmo
回続いた場合を含めて測定が終了すると、コンベア52
を駆動して、測定された管継手を管継手排出部へ移動さ
せる。ここで欠陥があると判定された場合、及び、測定
異常品と判別された場合には欠陥継手排出用シリンダ2
3を駆動して、管継手をコンベア上の試料台55から突
き落して排出用シュート63に入れる。
このとき欠陥品と測定異常品の個数Kを積算して欠陥品
の頻度度数を記録する。この一連の作業を繰返すことに
より管継手の欠陥検査を自動的に行う。
第20図には別の測定方法のフローチャートを示す。基
本的には第19図と同じであり、その電位差測定と判定
方法の部分について詳細に記したものである。測定開始
に当たり、全ての機器をリセットしてから電位差分布を
測定する。電流の極性を切り換え、給電端子を切り換え
て電位差分布を測定すると、電位差振幅vI を計算す
る。次に、4111定異常の確認を行う。但し、測定異
常と判定すべき項目として、前述したような管継手が異
常品である他に直流電源が故障して電流が流れなくなっ
たとか、電流供給用の配線が断線した場合にはm Qが
形成されないので、すべてのV、は殆どOμ■となる。
通常4A8度の電流を流すとVlは100〜200μV
であるので、例えば、Vnが5μV以下であれば、その
ようなことが起きたと判断される。逆に異常品の場合や
接触不良の場合には、VrはV、が数百μV以上の大き
な値となるので、Vn<vt<v、でなければ、m=m
+1と設定した上で、再度電位差分布を測定し、再び、
測定異常を判定する。再度、■、〈vnであった場合に
は、電流供給系統の異常と判定される。その場合でもす
べて■、くvnであった場合には直流電源の故障と判定
され1部分的にvl〈vnであった場合には電流供給用
の配線が断線したとき判定して、それぞれの警報を出す
ものとする。そして、前述したように、測定異常を繰返
してm≧moとなれば測定異常であることを確認するた
めAを1と設定し、さらに、測定異常品の個数Mを積算
する。電位差分布が測定異常と判定されなかった場合に
は、初めに最大電位差V m a xを、次に、最小電
位差V II I nを判定する。そして、最大電位差
V m a Xと最小電位差V * i nの比II 
a X / V II l nを計算し、それがV−a
x/V−i□>Vv、例えば、Vv=1.25であれば
偏心大として異常品と判定してここでもA=1と設定し
、さらに、測定異常品の個数りを積算する。V−ax/
Vmtn<Vvの場合には電位差比■l/voを計算し
て、V t / V o > V u 、例えば、Vu
 =l、10であれば欠陥品と判定してここでもA=1
と設定し、さらに、欠陥品の個数Kを積算する。Vl/
Vo<Vuの場合には欠陥はないので、無欠陥品個数J
を精算する。そして最後にCRT画面に測定結果、例え
ば、電位差分布vl。
最大電位差V m a X、最小電位差V m 1 n
、最大電位差と最小電位差の比Vmax/ Vmtn、
電位差比分布V I/ V o、測定個数■、測定異常
品個数M、異常品個数し、欠陥品個数K、無欠陥品個数
J等を表示する。
第21図には別の実施例を示す。これは第1図に示した
管継手検査装置において、欠陥品排出部を三組設けるこ
とにより、種々の欠陥品を分類して排出するためである
。即ち、第19図の電位差測定及び電位差分布からの欠
陥品の判定方法のフローチャートで説明したように、測
定された管継手は測定異常品、異常品、欠陥品、無欠陥
品の四種類に分類ぎれる。そこで、第22図に示したよ
うに、測定異常を繰り返してm≧mo となれば測定異
常であることを確認するためA=1と設定する。次に、
最大電位差V m a xと最/JS電位差v0゜の比
Vmax/V*rnがv、aX/v、in>vvであれ
ば異常品と判定してここではB=1と設定する。また、
電位差比V l/ V oを計算して、v1/■o>V
uであれば欠陥品と判定してここではCを1と設定する
。測定を終えた管継手が順次搬送されるとき、Aが1で
あれば、測定異常品排出シリンダ71を駆動して排出シ
ュート72に載せて測定異常品収納箱に入れ、B−4で
あれば、異常品排出シリンダ73を駆動して排出シュー
ト74に載せて異常品収納箱に入れ、Cが1であれば、
欠陥品排出シリンダ75を駆動して排出シュート76に
載せて欠陥品収納箱に入れ、無欠陥品はそのような排出
シリンダを駆動することなくコンベア52に載せたまま
、次の工程に送り出すものとする。
第23図から第25図には別の実施例を示す。
第23図は管継手検査装置の平面図である。これは第1
図の装置で、パーツフィーダ58からの管継手の供給方
法を変えたものである。すなわち、第1図、または、第
2図ではパーツフィーダ58をコンベア52の横に置い
て管継手挿入シリンダ17により管継手をコンベア上の
試料台に載せていたものを、第23図ではパーツフィー
ダ58をコンベア52の直上に持って来るようにしたも
のである。但し、この場合には、第24図に示したよう
に、コンベア52の横方向には管継手ガイド77を設け
ると共に、第25図に示したように、パーツフィーダ5
8の先端には管継手押さえシリンダ78を配置して、管
継手が落下しないようにする機構を設ける。
第26図には別の実施例を示す。これは複数の管継手挿
入部と測定部を配置することにより複数個の管継手を同
時に検査できるようにして、検査時間の短縮を図るもの
である。第26図の場合には四個の管1継手挿入部と四
組の測定部を配置してある。但し、欠陥品が発生する頻
度は低いので、欠陥品排出部は一組だけ設けである。
第27図は別の実施例を示す。第1図から第3図に示し
たような管継手検査装置において、ベルトコンベア52
に載せる試料台55の形状をエルボ型継手を載せられる
ような形状とし、第27図に示したように測定部におい
て測定ヘット8用シリンダ21を水平方向に配置し、測
定ヘッド7用シリンダ19を垂直方向に配置することに
より、エルボ型継手の両端面表面の電位差分布を測定可
能とした。
第28図には別の実施例を示す。第1図から第3図に示
したような管継手検査装置において、測定部において測
定ヘッド7用シリンダ19と測定ヘッド8用シリンダ2
1を水平方向に一直線上に配置し、いま一つの測定ヘッ
ド9用シリンダ80を垂直方向に配置することにより、
ティー型継手の三つの端面の電位差分布を測定可能とし
た。
〔発明の効果〕
本発明によれば欠陥品、異常品等の弁別を製造ラインに
おいてインラインで精度良く判定することができ、管継
手の品質管理が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の管継手検査装置の平面図、
第2図は管継手挿入部の正面図、第3図は電位差分布測
定部の正面図、第4図は欠陥品排出部の正面図、第5図
は管継手検査装置のシステム系統図、第6図は測定ヘッ
ドの構造図、第7図は欠陥のない管継手の端面における
電位差分布図、第8図は欠陥をもつ管継手の端面におけ
る電位差分布図、第9図は電位差比と欠陥深さの関係を
示す図、第10図は欠陥はないが偏心のある管継手の端
面における電位差分布図、第11図と第12図は隣りの
端子間の電位差の平均を基準電位差として求めた電位差
比分布図、第13図は管継手検査装置の検査のフローチ
ャート、第14図は測定ヘッドにおける各端子の接続図
、第15図は電位差分布測定のフローチャート、第16
図は電位差測定系統の詳細な配線図、第17図は電流供
給系統の配線図、第18図は電位差分布測定の具体的な
フローチャート、第19図は管継手検査装置の検査のフ
ローチャート、第20図は電位差測定及び判定方法のフ
ローチャート、第21図は管継手検査装置の平面図、第
22図は電位差測定及び判定方法のフローチャー1・、
第23図は管継手検査装置の平面図、第24図は管、継
手挿入部の正面図、第25図は管継手挿入部の側面図、
第26図は管継手検査装置の平面図、第27図はエルボ
型管継手の検査装置の平面図、第28図はティー型管継
手の検査装置の平面図である。 1−・コンピュータ、2・CRT、3・・プリンタ、4
 ・GP−IBインターフェース、5・・・微小電位差
計、6・・マルチプレクサ。 第2図 第3図 第4図 第5図 管継手検査装置のシステム系統図 第6図 第7図 干 ν 〉λ1し岐(cl) 第8図 干fンネ1し歓(tJl) 第9図 第10因 仏〉ネrt#  (d) 第11− も→才rLfi (cl) 第12図 →マ〉ネttLtめ 可/3図 第14図 第1乙図 粥17図 スイッチング マルチプレクサ 第1P図 第19I!l 用2θ図 Q(二つ 庸21図 第22図 第23図 第2夕図 第26fi 第27昆 128図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被測定物に直流電流を印加して電場を形成し、測定
    された電位差から欠陥の深さを検出する装置において、 前記被測定物である管継手を供給するパーツフィーダと
    、前記管継手を載せる試料台を多数取付けたコンベアと
    、前記パーツフィーダから供給された前記管継手を前記
    コンベア上の前記試料台に挿入するための空気シリンダ
    と、前記管継手を前記試料台上で位置決めするためのス
    トッパと、前記コンベアを駆動させるためのモータと、
    前記モータを駆動制御するモータ駆動装置と、直流電流
    の供給と電位差の測定を兼用する多数の端子をもつ測定
    ヘッドをそれぞれの軸端に取付けた二個の空気シリンダ
    と、欠陥有りと判定された前記管継手を前記コンベアの
    試料台から排除するための前記空気シリンダと排出用シ
    ュートと、前記管継手が前記パーツフィーダにあること
    を検出するためのワーク切れセンサと、前記コンベア上
    の試料台の位置を検出するためのワーク通過センサと、
    前記各空気シリンダを駆動するための圧縮空気源と電磁
    弁と、電位差分布測定のために二個の測定ヘッドの多数
    の端子を切り換えるためのマルチプレクサと、電位差測
    定のための微小電位差計と、直流供給用の二台の直流電
    源と、直流電流の極性を切り換えるためのスイッチング
    装置と、前記直流電流を供給する端子を切り換えるため
    のマルチプレクサと、前記各機器を制御し、測定された
    電位差分布から欠陥の有無等を判定するためのコンピュ
    ータと、前記各機器と前記コンピュータを接続するため
    のインターフェースと、判定された結果を出力するため
    のCRTとプリンタとを備えたことを特徴とする管継手
    欠陥検査装置。 2、特許請求の範囲第1項において、 前記試料台を前記コンベアの上に等間隔で取付け、管継
    手挿入用シリンダと測定ヘッド駆動用シリンダと欠陥管
    継手排出用シリンダを前記コンベアの前記試料台の間隔
    と同じ間隔で配置したことを特徴とする管継手欠陥検査
    装置。 3、特許請求の範囲第1項において、 円筒形状の測定ヘッドに同心円状に直流電流供給と電位
    差測定を兼用した端子を等間隔で、対称形に少なくとも
    八個以上の四の倍数の複数個配置し、その端子のピッチ
    円直径が被測定物である管継手の内外径の平均と内径と
    の中間となるようにしたことを特徴とする管継手欠陥検
    査装置。 4、特許請求の範囲第1項または第2項記載において、 180度離れて向い合う二個の端子から直流電流を印加
    してその両隣にある端子間を除く端子間の電位差を測定
    する手段と、前記180度離れて向い合う二個の端子か
    らそれぞれ90度離れた二個の端子から直流電流を印加
    する手段と、前記電位差の測定のときに測定した端子間
    を除く端子間の電位差を測定する手段と、前記管継手の
    両端面の全円周上の電位差分布を求め、それらの比較演
    算から欠陥深さを検出する手段とからなることを特徴と
    する管継手欠陥検査装置。 5、特許請求の範囲第1項、第2項または第3項におい
    て、 測定された電位差分布より、各端子間の電位差について
    その端子間の両隣りの端子間の電位差の平均を基準電位
    差として電位差比を求める手段と、その電位差比により
    欠陥の大きさを判定する手段とからなることを特徴とす
    る管継手欠陥検査装置。 6、特許請求の範囲第1項、第2項または第3項におい
    て、 測定された電位差分布において最大電位差と最小電位差
    を求める手段と、その比がある一定値よりも大きい場合
    には不良品として判定する手段とからなることを特徴と
    する管継手欠陥検査装置。 7、特許請求の範囲第1項、第2項または第3項におい
    て、 電位差測定において端子の接触不良や前記被測定物であ
    る前記管継手の不良により測定された電位差がある一定
    値よりも大きいか、ある一定値よりも小さい場合には、
    測定ヘッドを押し付け直して再度測定する手段と、測定
    された電位差がある範囲内に収まるまで繰返し、その繰
    返し数がある一定値を超えた場合には測定異常品と判定
    する手段とからなることを特徴とする管継手欠陥検査装
    置。 8、特許請求の範囲第1項において、 欠陥ありと判定された前記管継手を前記コンベアの前記
    試料台から排除するための前記空気シリンダと共に、不
    良品と判定された前記管継手を前記コンベアの前記試料
    台から排除するための前記空気シリンダと、測定異常品
    と判定された前記管継手を前記コンベアの前記試料台か
    ら排除するための前記空気シリンダと、排出用シュート
    を備えたことを特徴とする管継手欠陥検査装置。 9、特許請求の範囲第1項において、 前記パーツフィーダを前記コンベアの直上に設け、かつ
    、前記パーツフィーダの先端部に被測定試料である前記
    管継手を前記空気シリンダにより一個ずつ前記コンベア
    上の前記試料台に送り込めるようにしたことを特徴とす
    る管継手欠陥検査装置。 10、特許請求の範囲第1項において、 一個の前記パーツフィーダから複数個のパイプに分岐さ
    せた前記管継手の挿入部を設け、それぞれの前記管継手
    の前記挿入部の直下に前記コンベア上の前記試料台に挿
    入するための前記空気シリンダを複数個設け、直流電流
    の供給と電位差の測定を兼用する多数の端子を設けた測
    定ヘッドをそれぞれの軸端に取付けた二個の前記空気シ
    リンダを一組とする測定部を複数組設け、欠陥有りと判
    定された前記管継手を前記コンベアの前記試料台から排
    除するための前記空気シリンダと排出用シュートを少な
    くとも一組設けたことを特徴とする管継手欠陥検査装置
    。 11、特許請求の範囲第1項において、 前記コンベアに取付けた多数の前記管継手を載せる前記
    試料台の形状を鞍型の両端開放型としてユニオン継手を
    載せられるようなものとし、直流電流の供給と電位差の
    測定を兼用する多数の端子をもつ測定ヘッドをそれぞれ
    の軸端に取付けた二個の前記空気シリンダを前記管継手
    を載せる前記試料台をはさんで一直線状に配置したこと
    を特徴とする管継手欠陥検査装置。 12、特許請求の範囲第1項において、 前記コンベアに取付けた多数の前記管継手を載せる前記
    試料台の形状をエルボ型継手を載せられるようなものと
    し、前記エルボ型継手の一方の軸端を水平に、もう一方
    の軸端を垂直方向とし、直流電流の供給と電位差の測定
    を兼用する多数の端子をもつ測定ヘッドをそれぞれの軸
    端に取付けた二個の前記空気シリンダを前記管継手を載
    せる前記試料台をはさんで一方の軸を水平に、もう一方
    の軸を垂直にして測定ヘッドがエルボ型継手の両端に押
    し付けられるように配置したことを特徴とする管継手欠
    陥検査装置。 13、特許請求の範囲第1項において、 前記コンベアに取付けた多数の前記管継手を載せる前記
    試料台の形状を鞍型の両端開放型としてティー型継手を
    載せられるようなものとし、前記ティー型継手の直行す
    る方の軸を水平に、分岐する方の軸を試直方向とし、直
    流電流の供給と電位差の測定を兼用する多数の端子をも
    つ測定ヘッドをそれぞれの軸端に取付けた三個の前記空
    気シリンダのうち、二個の前記空気シリンダを前記管継
    手を載せる前記試料台をはさんで水平に一直線状に配置
    し、一個の前記空気シリンダを垂直方向に配置して、三
    個の測定ヘッドがティー型継手の三個の開口端に押し付
    けられるように配置したことを特徴とする管継手欠陥検
    査装置。
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