JPH01168716A - イソシアネート化合物の乳化方法 - Google Patents
イソシアネート化合物の乳化方法Info
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- JPH01168716A JPH01168716A JP32680087A JP32680087A JPH01168716A JP H01168716 A JPH01168716 A JP H01168716A JP 32680087 A JP32680087 A JP 32680087A JP 32680087 A JP32680087 A JP 32680087A JP H01168716 A JPH01168716 A JP H01168716A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はイソシアネート化合物の乳化方法に関し、ざら
に詳しくはイソシアネート基に対して安定な特定の乳化
剤を用いることにより随時イソシアネート化合物を乳化
することを可能ならしむると共に、安定性の良いイソシ
アネート化合物のエマルジョンを得る方法に関する。
に詳しくはイソシアネート基に対して安定な特定の乳化
剤を用いることにより随時イソシアネート化合物を乳化
することを可能ならしむると共に、安定性の良いイソシ
アネート化合物のエマルジョンを得る方法に関する。
[従来の技術およびその問題点]
イソシアネート化合物はウレタン工業における基本的な
原料であって産業上のあらゆる分野で利用されているが
、そのほとんどが非水系で用いられている。しかしなが
ら近年安全性に対する要求や応用範囲の拡大により水系
でイソシアネート化合物を使用しようとする気運は高ま
り、接着剤や架橋剤として、また水系ウレタン樹脂の製
造等において水系での使用が検討されており、木材の接
着分野ではすでにかなりの量のイソシアネート化合物が
水系で使用されてきている。
原料であって産業上のあらゆる分野で利用されているが
、そのほとんどが非水系で用いられている。しかしなが
ら近年安全性に対する要求や応用範囲の拡大により水系
でイソシアネート化合物を使用しようとする気運は高ま
り、接着剤や架橋剤として、また水系ウレタン樹脂の製
造等において水系での使用が検討されており、木材の接
着分野ではすでにかなりの量のイソシアネート化合物が
水系で使用されてきている。
しかしながら、イソシアネート化合物は一般に水には溶
解しないため水系で使用するにはこれを乳化して使用す
ることが必要であり、このためイソシアネート化合物に
乳化性を付与できれば有利である。イソシアネート化合
物は水に不安定な物質であるため、できるだけ短時間で
、かつ簡単な操作で乳化できることが望ましく、乳化の
ために特別の操作や設備を要することでは実際問題とし
て乳化使用することは難しい。
解しないため水系で使用するにはこれを乳化して使用す
ることが必要であり、このためイソシアネート化合物に
乳化性を付与できれば有利である。イソシアネート化合
物は水に不安定な物質であるため、できるだけ短時間で
、かつ簡単な操作で乳化できることが望ましく、乳化の
ために特別の操作や設備を要することでは実際問題とし
て乳化使用することは難しい。
最も簡単な乳化方法は、イソシアネート化合物に随時乳
化剤を添加・混合して自己乳化性を与え、次いでこれに
水を加えて乳化させるか、もしくは水中に投入して攪拌
・乳化させる方法である。このためには乳化剤は十分な
乳化能力が要求されるが、このほかに、 ■乳化剤自体が安定で取扱いが容易なこと、■インシア
ネート化合物に容易に溶解し、安定性が良いこと、 ■イソシアネート基に対し不活性であり、経時的にイソ
シアネート化合物を変質させたり乳化性が低下したりし
ないこと、 ■架橋剤等に使用する場合は、併用する他の樹脂、薬剤
との併用性がよいこと、 等の性能が要求される。
化剤を添加・混合して自己乳化性を与え、次いでこれに
水を加えて乳化させるか、もしくは水中に投入して攪拌
・乳化させる方法である。このためには乳化剤は十分な
乳化能力が要求されるが、このほかに、 ■乳化剤自体が安定で取扱いが容易なこと、■インシア
ネート化合物に容易に溶解し、安定性が良いこと、 ■イソシアネート基に対し不活性であり、経時的にイソ
シアネート化合物を変質させたり乳化性が低下したりし
ないこと、 ■架橋剤等に使用する場合は、併用する他の樹脂、薬剤
との併用性がよいこと、 等の性能が要求される。
以上のような観点からすると、従来一般に使用されてい
る乳化剤はイソシアネート化合物の乳化にはほとんど適
用できない。何故ならば通常のアニオン型乳化剤やカチ
オン型乳化剤は、一般に固体であり、イソシアネート化
合物には溶解せず、また液状タイプも多量の水を含むか
、もしくはアルコールを含有しており、これらはイソシ
アネート化合物と反応するため使用できない。また、ノ
ニオン型乳化剤には水分の少ない液状タイプがおり、イ
ソシアネート化合物との溶解性も良いが、これらは全て
親水基に水酸基を有しているため、これがイソシアネー
ト基と反応して乳化能力を失ってしまうからである。
る乳化剤はイソシアネート化合物の乳化にはほとんど適
用できない。何故ならば通常のアニオン型乳化剤やカチ
オン型乳化剤は、一般に固体であり、イソシアネート化
合物には溶解せず、また液状タイプも多量の水を含むか
、もしくはアルコールを含有しており、これらはイソシ
アネート化合物と反応するため使用できない。また、ノ
ニオン型乳化剤には水分の少ない液状タイプがおり、イ
ソシアネート化合物との溶解性も良いが、これらは全て
親水基に水酸基を有しているため、これがイソシアネー
ト基と反応して乳化能力を失ってしまうからである。
イソシアネート化合物の乳化方法については特公昭55
−7472号公報に、乳化剤としてポリオキシエチレン
モノアルキルエーテルとポリイソシアネートの付加物で
なお1個以上のイソシアネート基を有する化合物を用い
ることが開示されていやが、この乳化剤は活性なイソシ
アネート基を有しているため、それ自体の安定性が悪く
、イソシアネート基は吸湿反応して乳化剤としての効果
を失ってしまう。このため、この乳化剤がこの形で独立
して取扱われることはなく、実際には明細書にも明記の
如く乳化すべきイソシアネート化合物中にポリオキシエ
チレンモノアルキルエーテルを加えて反応せしめ、イソ
シアネート化合物中で前記乳化剤を生成せしめて使用さ
れる。このように、前記方法はポリオキシエチレンモノ
アルキルエーテルを予め乳化すべきイソシアネート化合
物中に加えて反応させておくことが必要であり、単に必
要な時に添加・混合するだけでは乳化性を付与できない
。
−7472号公報に、乳化剤としてポリオキシエチレン
モノアルキルエーテルとポリイソシアネートの付加物で
なお1個以上のイソシアネート基を有する化合物を用い
ることが開示されていやが、この乳化剤は活性なイソシ
アネート基を有しているため、それ自体の安定性が悪く
、イソシアネート基は吸湿反応して乳化剤としての効果
を失ってしまう。このため、この乳化剤がこの形で独立
して取扱われることはなく、実際には明細書にも明記の
如く乳化すべきイソシアネート化合物中にポリオキシエ
チレンモノアルキルエーテルを加えて反応せしめ、イソ
シアネート化合物中で前記乳化剤を生成せしめて使用さ
れる。このように、前記方法はポリオキシエチレンモノ
アルキルエーテルを予め乳化すべきイソシアネート化合
物中に加えて反応させておくことが必要であり、単に必
要な時に添加・混合するだけでは乳化性を付与できない
。
同様の方法として特公昭61−43396号公報には、
中央部がポリオキシエチレン鎖で両末端がポリオキシプ
ロピレングリコールなる化合物をポリイソシアネート化
合物に加え反応させることが開示されているが、これも
上記と全く同様に単に添加・混合するだけでは乳化性は
得られない。
中央部がポリオキシエチレン鎖で両末端がポリオキシプ
ロピレングリコールなる化合物をポリイソシアネート化
合物に加え反応させることが開示されているが、これも
上記と全く同様に単に添加・混合するだけでは乳化性は
得られない。
従ってこれらの方法においては、イソシアネート化合物
を乳化使用する場合、前もって使用するイソシアネート
化合物について乳化変性反応を行い、十分な量を準備し
ておくことが必要であり、必要な時に必要な種類のイソ
シアネート化合物について必要な量だけ乳化して用いる
という機動性に乏しいという欠点がある。
を乳化使用する場合、前もって使用するイソシアネート
化合物について乳化変性反応を行い、十分な量を準備し
ておくことが必要であり、必要な時に必要な種類のイソ
シアネート化合物について必要な量だけ乳化して用いる
という機動性に乏しいという欠点がある。
さらに、これらの方法においては、乳化すべきイソシア
ネート化合物が比較的低分子量でモノメリックなイソシ
アネート化合物では乳化効果は良いが、グリコール類、
トリオール類またはポリエステルポリ”オール、ポリエ
ーテルポリオール等のポリオール類にポリイソシアネー
ト類を反応させた、いわゆるアダクト型ポリイソシアネ
ートやイソシアネートプレポリマー等の比較的高分子量
でウレタン結合金量の高いポリイソシアネート類に対し
ては乳化効果が悪く、乳化性付与が困難であるという欠
点を有している。
ネート化合物が比較的低分子量でモノメリックなイソシ
アネート化合物では乳化効果は良いが、グリコール類、
トリオール類またはポリエステルポリ”オール、ポリエ
ーテルポリオール等のポリオール類にポリイソシアネー
ト類を反応させた、いわゆるアダクト型ポリイソシアネ
ートやイソシアネートプレポリマー等の比較的高分子量
でウレタン結合金量の高いポリイソシアネート類に対し
ては乳化効果が悪く、乳化性付与が困難であるという欠
点を有している。
また、乳化性を付与したイソシアネート化合物を水系で
用いる際、イソシアネート基は本来水との反応性を有し
ているため、乳化したイソシアネート化合物は徐々に水
と反応してその活性を失ってしまう。これは本質的には
避は難いことではあるが、水との反応をできるだけ遅延
し、ポットライフを長く保つことは、実際の使用にあた
って重要な課題であり、使用する乳化剤がこの点に利す
るものであれば好ましく、従来法ではこの点においては
不満足であり、よりポットライフの長いイソシアネート
化合物のエマルジョンを得るための乳化方法が求められ
ている。
用いる際、イソシアネート基は本来水との反応性を有し
ているため、乳化したイソシアネート化合物は徐々に水
と反応してその活性を失ってしまう。これは本質的には
避は難いことではあるが、水との反応をできるだけ遅延
し、ポットライフを長く保つことは、実際の使用にあた
って重要な課題であり、使用する乳化剤がこの点に利す
るものであれば好ましく、従来法ではこの点においては
不満足であり、よりポットライフの長いイソシアネート
化合物のエマルジョンを得るための乳化方法が求められ
ている。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、以上述べたような従来の事情に対処してなさ
れたもので、本発明者は低分子量のイソシアネート化合
物から高分子量のイソシアネートプレポリマー等に至る
まで、単に添加・混合するだけで容易にこれら″を乳化
することができ、しかもポットライフの長いエマルジョ
ンを得ることのできる、安定で取扱いの容易な乳化剤お
よび乳化方法を得るべく鋭意研究の結果、下記の特定の
乳化剤を用いることによりこれが可能であることを見い
出すに至り、本発明に達した。
れたもので、本発明者は低分子量のイソシアネート化合
物から高分子量のイソシアネートプレポリマー等に至る
まで、単に添加・混合するだけで容易にこれら″を乳化
することができ、しかもポットライフの長いエマルジョ
ンを得ることのできる、安定で取扱いの容易な乳化剤お
よび乳化方法を得るべく鋭意研究の結果、下記の特定の
乳化剤を用いることによりこれが可能であることを見い
出すに至り、本発明に達した。
即ち本発明は、一般式;
%式%
(但しRは炭素数1〜3のアルキル基、Xはポリインシ
アネート化合物の残基、Yは炭素数8以上の高級アルコ
ール、脂肪酸の炭素数が8以上の水酸基含有脂肪酸エス
テルおよび分子量が200〜1000であるポリオキシ
プロピレンモノアルキルエーテルのいずれかがイソシア
ネート基と反応した後の残基、nは5〜35の整数、!
。
アネート化合物の残基、Yは炭素数8以上の高級アルコ
ール、脂肪酸の炭素数が8以上の水酸基含有脂肪酸エス
テルおよび分子量が200〜1000であるポリオキシ
プロピレンモノアルキルエーテルのいずれかがイソシア
ネート基と反応した後の残基、nは5〜35の整数、!
。
m、pおよびqは正の整数を示す)
のいずれかにて表される化合物の1種または2種以上の
混合物をイソシアネート化合物に対する乳化剤として使
用することを特徴とするイソシアネート化合物の乳化方
法を提供するものである。
混合物をイソシアネート化合物に対する乳化剤として使
用することを特徴とするイソシアネート化合物の乳化方
法を提供するものである。
ここでイソシアネート化合物とは一般に知られている有
機イソシアネート化合物の全てが対象であり、任意に用
いることができる。これらの例としてはフェニルイソシ
アネート、トリルイソシアネート、ブチルフェニルイソ
シアネート、シクロヘキシルイソシアネート、ラウリル
イソシアネートの如きモノイソシアネート類、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート
、キシリレンジイソシアネートおよびこの核水添加物、
2.4−および2.6−トリレンジイソシアネート、ジ
フェニルメタン−4,4°−ジイソシアネート、1,5
−ナフチレンジイソシアネートの如きジイソシアネート
類、2,4.6−トリイソシアネートトルエン、2.4
.4°−トリイソシアネートジフェニルエーテル、トリ
(イソシアネートフェニル)メタンの如きトリイソシア
ネート類、ヘキサメチレンジイソシアネートの3モルと
水の1モルとから誘導されるビユレット型ポリイソシア
ネート、上掲した如きジイソシアネート類の3量化によ
り形成されるイソシアヌレート型ポリイソシアネート、
ジフェニルメタン−4,4°−ジイソシアネート製造の
際に副生ずるポリメチレンポリフェニルポリイソシアネ
ート、およびグリコール類、トリオール類またはポリエ
ステルポリオール、ポリエーテルポリオール等に上掲の
ポリイソシアネートを付加して得られるアダクト型ポリ
インシアネートやイソシアネートプレポリマーの如きポ
リイソシアネート類、およびこれらの混合物等が挙げら
れる。
機イソシアネート化合物の全てが対象であり、任意に用
いることができる。これらの例としてはフェニルイソシ
アネート、トリルイソシアネート、ブチルフェニルイソ
シアネート、シクロヘキシルイソシアネート、ラウリル
イソシアネートの如きモノイソシアネート類、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート
、キシリレンジイソシアネートおよびこの核水添加物、
2.4−および2.6−トリレンジイソシアネート、ジ
フェニルメタン−4,4°−ジイソシアネート、1,5
−ナフチレンジイソシアネートの如きジイソシアネート
類、2,4.6−トリイソシアネートトルエン、2.4
.4°−トリイソシアネートジフェニルエーテル、トリ
(イソシアネートフェニル)メタンの如きトリイソシア
ネート類、ヘキサメチレンジイソシアネートの3モルと
水の1モルとから誘導されるビユレット型ポリイソシア
ネート、上掲した如きジイソシアネート類の3量化によ
り形成されるイソシアヌレート型ポリイソシアネート、
ジフェニルメタン−4,4°−ジイソシアネート製造の
際に副生ずるポリメチレンポリフェニルポリイソシアネ
ート、およびグリコール類、トリオール類またはポリエ
ステルポリオール、ポリエーテルポリオール等に上掲の
ポリイソシアネートを付加して得られるアダクト型ポリ
インシアネートやイソシアネートプレポリマーの如きポ
リイソシアネート類、およびこれらの混合物等が挙げら
れる。
一方乳化剤としての一般式;
%式%
または、一般式; ・・・[I](
RO(CH2C■20+−CONH+TX−(NHCO
O−Y)q・・・[n] (但しR,X、Y、n、ItSm、pおよびqは前記と
同一の意味を示す) のいずれかで示される化合物は、化合物[I]および[
I[]ともに、籾水幕としてのポリオキシエチレンモノ
低級アルキルエーテルと、疎水基としての脂肪基または
アルコキシポリオキシプロピレン鎖等を有する水酸基含
有化合物をポリインシアネート化合物にて連結すること
により合成される。
RO(CH2C■20+−CONH+TX−(NHCO
O−Y)q・・・[n] (但しR,X、Y、n、ItSm、pおよびqは前記と
同一の意味を示す) のいずれかで示される化合物は、化合物[I]および[
I[]ともに、籾水幕としてのポリオキシエチレンモノ
低級アルキルエーテルと、疎水基としての脂肪基または
アルコキシポリオキシプロピレン鎖等を有する水酸基含
有化合物をポリインシアネート化合物にて連結すること
により合成される。
ポリオキシエチレンモノアルキルエーテルのアルキル基
(R)はメチル、エチルまたはプロビル基であり、これ
より大きいアルキル基では親水基としての効果が低減す
るため好ましくない。最も好ましいアルキル基はメチル
基である。
(R)はメチル、エチルまたはプロビル基であり、これ
より大きいアルキル基では親水基としての効果が低減す
るため好ましくない。最も好ましいアルキル基はメチル
基である。
また、ポリオキシエチレンの繰返し単位数であるnとし
ては、5未満では親水基としての効果が低く、35を超
えると結晶性の増大により固化し易くなり、安定性や取
扱いの面で好ましくない。より好ましいn数は8〜25
である。
ては、5未満では親水基としての効果が低く、35を超
えると結晶性の増大により固化し易くなり、安定性や取
扱いの面で好ましくない。より好ましいn数は8〜25
である。
Xはポリイソシアネート化合物の残基であり、かかるX
を形成するポリイソシアネート化合物としては前述した
イソシアネート化合物中のジイソシアネート類、トリイ
ソシアネート類およびその他のポリイソシアネート化合
物が全て使用し得る。
を形成するポリイソシアネート化合物としては前述した
イソシアネート化合物中のジイソシアネート類、トリイ
ソシアネート類およびその他のポリイソシアネート化合
物が全て使用し得る。
但し、アダクト型ポリイソシアネートやイソシアネート
プレポリマー等で分子のあまり大きいものは適当でなく
、分子量としては600以下であることが好ましい。
プレポリマー等で分子のあまり大きいものは適当でなく
、分子量としては600以下であることが好ましい。
Yは疎水基を形成する水酸基含有化合物の残基であり、
かかる疎水基形成化合物としての炭素数8以上の高級ア
ルコールとしては、例えばオクタツール、デシルアルコ
ール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソ
ステアリルアルコール、またはオレフィンのオキソ反応
やパラフィンの液相酸化等によるいわゆる合成高級アル
コール、およびこれらの混合物等が挙げられる。炭素数
8未満のアルコールでは疎水基としての効果が悪く、良
好な乳化効果が得られず好ましくない。
かかる疎水基形成化合物としての炭素数8以上の高級ア
ルコールとしては、例えばオクタツール、デシルアルコ
ール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソ
ステアリルアルコール、またはオレフィンのオキソ反応
やパラフィンの液相酸化等によるいわゆる合成高級アル
コール、およびこれらの混合物等が挙げられる。炭素数
8未満のアルコールでは疎水基としての効果が悪く、良
好な乳化効果が得られず好ましくない。
また゛、脂肪酸の炭素数が8以上の水酸基含有脂肪酸エ
ステルとしては、例えばラウリン酸、イソミリスチン酸
、イソパルミチン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等
のモノグリコールエステル、モノおよびジグリセライド
、モノ、ジおよびトリソルビテート等の多価アルコール
の脂肪酸部分エステル化合物、またはリシノール酸のブ
チル、2−エチルヘキシルの如きアルキルエステル類お
よびトリグリセライド等であり、リシノール酸トリグリ
セライドとしてはこれを主成分として含有するヒマシ油
が使用できる。脂肪酸の炭素数が8未満の水酸基含有脂
肪酸エステルでは疎水基としての効果が劣り、好ましく
ない。
ステルとしては、例えばラウリン酸、イソミリスチン酸
、イソパルミチン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等
のモノグリコールエステル、モノおよびジグリセライド
、モノ、ジおよびトリソルビテート等の多価アルコール
の脂肪酸部分エステル化合物、またはリシノール酸のブ
チル、2−エチルヘキシルの如きアルキルエステル類お
よびトリグリセライド等であり、リシノール酸トリグリ
セライドとしてはこれを主成分として含有するヒマシ油
が使用できる。脂肪酸の炭素数が8未満の水酸基含有脂
肪酸エステルでは疎水基としての効果が劣り、好ましく
ない。
また、ポリオキシプロピレンモノアルキルエーテルは疎
水基を形成するものであるため水に不溶性である必要が
あり、このためにアルキル基は炭素数4以上の化合物が
好ましく、ブチルエーテル、2−エチルヘキシルエーテ
ル等が好ましい。分子量は200〜1oooが好ましく
、200未満では疎水基としての効果が弱く、一方、1
oooを超えると乳化剤としての分子量が大きくなりす
ぎて好ましくない。
水基を形成するものであるため水に不溶性である必要が
あり、このためにアルキル基は炭素数4以上の化合物が
好ましく、ブチルエーテル、2−エチルヘキシルエーテ
ル等が好ましい。分子量は200〜1oooが好ましく
、200未満では疎水基としての効果が弱く、一方、1
oooを超えると乳化剤としての分子量が大きくなりす
ぎて好ましくない。
以上列記した疎水基形成化合物は、いずれも融点が35
℃以下であることが好ましい。35℃を超える場合は得
られる乳化剤はイソシアネート化合物への溶解性不良や
低温時の析出等が起り易くなる。
℃以下であることが好ましい。35℃を超える場合は得
られる乳化剤はイソシアネート化合物への溶解性不良や
低温時の析出等が起り易くなる。
これらの疎水基形成化合物は2種以上の化合物を混合し
て用いることももとより可能である。
て用いることももとより可能である。
mおよびlは、使用するポリイソシアネート化合物およ
び疎水基形成化合物の官能基数により導びかれる。ポリ
イソシアネートの1個のイソシアネート基は、疎水基形
成化合物の水酸基と結合するため、mはくポリイソシア
ネート化合物のイソシアネート基数)−1、即ちジイソ
シアネート類においては1、トリイソシアネート類にお
いては2であり、またlは疎水基形成化合物の水酸基を
全てイソシアネート基と反応させるところから疎水基形
成化合物の水酸基数に等しい数である。
び疎水基形成化合物の官能基数により導びかれる。ポリ
イソシアネートの1個のイソシアネート基は、疎水基形
成化合物の水酸基と結合するため、mはくポリイソシア
ネート化合物のイソシアネート基数)−1、即ちジイソ
シアネート類においては1、トリイソシアネート類にお
いては2であり、またlは疎水基形成化合物の水酸基を
全てイソシアネート基と反応させるところから疎水基形
成化合物の水酸基数に等しい数である。
pおよびqは、ポリイソシアネート化合物が少なくとも
1個のポリオキシエチレンモノアルキルエーテルと疎水
基形成化合物を連結するところから、共に1以上であっ
てその和はポリイソシアネート化合物の官能基数に等し
いことになる。
1個のポリオキシエチレンモノアルキルエーテルと疎水
基形成化合物を連結するところから、共に1以上であっ
てその和はポリイソシアネート化合物の官能基数に等し
いことになる。
以上のような乳化剤の例としては、例えば次の如きもの
が挙げられる。
が挙げられる。
■CH30(CH2CH20)15CONH(CH2)
6 NHCOOC15H31−NHCO(OCH−CH
2)80C4H9畜 H3 これらの乳化剤の調製に用いるポリイソシアネート化合
物には乳化すべきイソシアネート化合物と同種類のもの
を選ぶことにより、より好ましい乳化性が得られること
が認められる。これはこの乳化剤の構造において連結剤
となるポリイソシア、ネート化合物も疎水基として作用
することになり、疎水基全体として乳化すべきイソシア
ネート化合物との親和性向上に役立つためと考えられる
。
6 NHCOOC15H31−NHCO(OCH−CH
2)80C4H9畜 H3 これらの乳化剤の調製に用いるポリイソシアネート化合
物には乳化すべきイソシアネート化合物と同種類のもの
を選ぶことにより、より好ましい乳化性が得られること
が認められる。これはこの乳化剤の構造において連結剤
となるポリイソシア、ネート化合物も疎水基として作用
することになり、疎水基全体として乳化すべきイソシア
ネート化合物との親和性向上に役立つためと考えられる
。
また、このように、乳化剤中の連結剤であるポリイソシ
アネート化合物も疎水基として作用するため全疎水基の
占める割合は容易に大きくすることができるので、連結
剤ポリイソシアネート化合物の2より大きい官能基は、
主に親水基の導入に利用する方が有用である。
アネート化合物も疎水基として作用するため全疎水基の
占める割合は容易に大きくすることができるので、連結
剤ポリイソシアネート化合物の2より大きい官能基は、
主に親水基の導入に利用する方が有用である。
本発明方法に用いられる乳化剤は非イオン性乳化剤であ
り、ポリオキシエチレンモノ低級アルキルエーテルの含
有量を調節することにより、広い範囲のHLBを有する
乳化剤を合成することができる。イソシアネート化合物
を水に乳化して用いる場合には一般に0/W型エマルジ
ヨンとして用いるため、該乳化剤においてもHL88〜
16程度のものが最も広範囲に利用される。また、用途
によりW10型エマルジョンを得ようとする場合はHL
Bのより低い乳化剤を設訓、使用することにより適用す
ることができる。このように用途および目的に応じて種
々の乳化剤の設計が可能である。
り、ポリオキシエチレンモノ低級アルキルエーテルの含
有量を調節することにより、広い範囲のHLBを有する
乳化剤を合成することができる。イソシアネート化合物
を水に乳化して用いる場合には一般に0/W型エマルジ
ヨンとして用いるため、該乳化剤においてもHL88〜
16程度のものが最も広範囲に利用される。また、用途
によりW10型エマルジョンを得ようとする場合はHL
Bのより低い乳化剤を設訓、使用することにより適用す
ることができる。このように用途および目的に応じて種
々の乳化剤の設計が可能である。
乳化剤を合成するための方法としては、■ポリイソシア
ネート化合物に疎水基形成化合物を加え反応後、ポリオ
キシエチレンモノ低級アルキルエーテルを加え反応する
か、あるいは■ポリイソシアネート化合物にポリオキシ
エチレンモノ低級アルキルエーテルを加え反応後、疎水
基形成化合物を反応させる方法のいずれの方法でも実施
し得る。
ネート化合物に疎水基形成化合物を加え反応後、ポリオ
キシエチレンモノ低級アルキルエーテルを加え反応する
か、あるいは■ポリイソシアネート化合物にポリオキシ
エチレンモノ低級アルキルエーテルを加え反応後、疎水
基形成化合物を反応させる方法のいずれの方法でも実施
し得る。
但し、疎水基形成化合物はポリイソシアネート化合物や
ポリオキシエチレンモノ低級アルキルエーテルと相溶性
の悪い場合があり、このような場合は■法のように先に
反応させる方が良い結果を与える。相溶性の悪い場合も
反応により完全に均質化することができる。また、場合
によっては適当な有機溶剤を使用し、反応終了後にこれ
を溜去する方法も採用し得る。反応温度は常温〜100
℃以内で実施される。
ポリオキシエチレンモノ低級アルキルエーテルと相溶性
の悪い場合があり、このような場合は■法のように先に
反応させる方が良い結果を与える。相溶性の悪い場合も
反応により完全に均質化することができる。また、場合
によっては適当な有機溶剤を使用し、反応終了後にこれ
を溜去する方法も採用し得る。反応温度は常温〜100
℃以内で実施される。
以上のようにして得られる本発明の乳化剤は油状のほと
んど透明な液体であり、極めて安定である。また、組成
によっては低温時にゼリー化する− 場合もあるが
、イソシアネート化合物には良く溶解する。またイソシ
アネート基に対して不活性であるため、これを付加した
イソシアネート化合物も長期間安定である。
んど透明な液体であり、極めて安定である。また、組成
によっては低温時にゼリー化する− 場合もあるが
、イソシアネート化合物には良く溶解する。またイソシ
アネート基に対して不活性であるため、これを付加した
イソシアネート化合物も長期間安定である。
イソシアネート化合物の乳化に用いる当該乳化剤はその
目的に応じて任意の量が用いられるが、一般には乳化す
べきイソシアネート化合物に対して5〜20%の使用で
十分目的が達せられる。−膜内な乳化方法としては、当
該乳化剤を予め乳化すべきイソシアネート化合物に添加
・混合しておく口とにより、該イソシアネート化合物は
水に対し自己乳化性を持つことができる。即ち、このよ
うに調製したイソシアネート化合物を水中に、またはこ
れを架橋剤として用いる場合はベースの水系ポリマー等
に添加し、攪拌することにより、容易に乳化することが
できる。また、該乳化性イソシアネート化合物に水を少
量ずつ添加する、いわゆる転相乳化法によっても乳化す
ることができる。
目的に応じて任意の量が用いられるが、一般には乳化す
べきイソシアネート化合物に対して5〜20%の使用で
十分目的が達せられる。−膜内な乳化方法としては、当
該乳化剤を予め乳化すべきイソシアネート化合物に添加
・混合しておく口とにより、該イソシアネート化合物は
水に対し自己乳化性を持つことができる。即ち、このよ
うに調製したイソシアネート化合物を水中に、またはこ
れを架橋剤として用いる場合はベースの水系ポリマー等
に添加し、攪拌することにより、容易に乳化することが
できる。また、該乳化性イソシアネート化合物に水を少
量ずつ添加する、いわゆる転相乳化法によっても乳化す
ることができる。
この方法は比較的簡単にして良好なエマルジョンを得る
ことができる。また、場合によっては該乳化剤を含有し
た水中にイソシアネート化合物を添加し、強力剪断攪拌
により機械乳化することも可能であり、目的状況により
任意の方法が採用される。
ことができる。また、場合によっては該乳化剤を含有し
た水中にイソシアネート化合物を添加し、強力剪断攪拌
により機械乳化することも可能であり、目的状況により
任意の方法が採用される。
また、乳化すべきイソシアネート化合物は、従来乳化が
困難であった比較的高分子量のイソシアネートプレポリ
マーにおいても上記方法によって容易に乳化することが
可能である。また、このようにして本発明の方法によっ
て得られるイソシアネート化合物のエマルジョンは、従
来の方法によるものに比較して明らかに長いポットライ
フを有することか8.2められる。この理由は明確では
ないが、イソシアネート化合物のエマルジョン粒子表面
を乳化剤の疎水基がカバーし、水との接触反応を遅延さ
せていることが考えられる。
困難であった比較的高分子量のイソシアネートプレポリ
マーにおいても上記方法によって容易に乳化することが
可能である。また、このようにして本発明の方法によっ
て得られるイソシアネート化合物のエマルジョンは、従
来の方法によるものに比較して明らかに長いポットライ
フを有することか8.2められる。この理由は明確では
ないが、イソシアネート化合物のエマルジョン粒子表面
を乳化剤の疎水基がカバーし、水との接触反応を遅延さ
せていることが考えられる。
このイソシアネートエマルジョンの長いポットライフが
得られることは本発明の大きな特徴の一つと言える。
得られることは本発明の大きな特徴の一つと言える。
次に実施例により本発明を詳述するが、本発明はこれに
限定されるものではない。なお文中、部および%は特に
断りのない限り全て重量基準である。
限定されるものではない。なお文中、部および%は特に
断りのない限り全て重量基準である。
製造例1(乳化剤の合成)
水酸基価が225の合成イソアルキルアルコール200
部にイソホロンジイソシアネート178部を加え、21
部℃で3時間反応した。反応系のNGO含量は8.9%
であり、はぼ目標通りの反応が進行した。
部にイソホロンジイソシアネート178部を加え、21
部℃で3時間反応した。反応系のNGO含量は8.9%
であり、はぼ目標通りの反応が進行した。
次いで水酸基価93.5のポリオキシエチレンモノメチ
ルエーテル480部を加え、同様に90°Cで3時間反
応した。反応生成物はわずかに黄色の油状液体であり、
水に殆ど透明に溶解するものであった。
ルエーテル480部を加え、同様に90°Cで3時間反
応した。反応生成物はわずかに黄色の油状液体であり、
水に殆ど透明に溶解するものであった。
これを乳化剤Aとする。
製造例2(同上)
イソシアネート当量が135で平均官能基数2.7なる
粗製4,4°−ジフェニルメタンジイソシアネート(以
下粗製MDIと略す)の365部に水酸基価が300な
るオレイン酸モノグリセリドの187部を加え、60℃
で2時間反応後、平均分子l 560のポリオキシエチ
レンモノメチルエーテルを952部加え、更に70℃で
3時間反応した。反応生成物は赤褐色の透明粘稠液体で
あり、水にやや濁るが良く溶解するものであった。これ
を乳化剤Bとする。
粗製4,4°−ジフェニルメタンジイソシアネート(以
下粗製MDIと略す)の365部に水酸基価が300な
るオレイン酸モノグリセリドの187部を加え、60℃
で2時間反応後、平均分子l 560のポリオキシエチ
レンモノメチルエーテルを952部加え、更に70℃で
3時間反応した。反応生成物は赤褐色の透明粘稠液体で
あり、水にやや濁るが良く溶解するものであった。これ
を乳化剤Bとする。
製造例3(同上)
2.4−トリレンジイソシアネート200部中に平均分
子量560のポリオキシエチレンモノメチルエーテル6
43部を60℃に保ちながら約2時間にわたって加え、
更に2時間反応後、オレイルアルコール308部を加え
、70℃にて3時間反応した。反応生成物は黄色の透明
油状液体であり、水に透明に溶解するものであった。こ
れを乳化剤Cとする。
子量560のポリオキシエチレンモノメチルエーテル6
43部を60℃に保ちながら約2時間にわたって加え、
更に2時間反応後、オレイルアルコール308部を加え
、70℃にて3時間反応した。反応生成物は黄色の透明
油状液体であり、水に透明に溶解するものであった。こ
れを乳化剤Cとする。
製造例4(同上)
平均官能基数2.7、イソシアネート当量135なる粗
tlJ )IDI 100部を60℃に保ちながら平均
分子間が600のポリオキシエチレンモノエチルエーテ
ルの266部を約2時間質して加え、更に3時間反応後
、ダイヤドール135(三菱化成工業■製、合成高級ア
ルコール、水酸基価260) 64部を加え、70℃に
て3時間反応して乳化剤を得た。この乳化剤は赤褐色透
明粘稠液体であり、水に良く溶解するものであった。こ
れを乳化剤りとする。
tlJ )IDI 100部を60℃に保ちながら平均
分子間が600のポリオキシエチレンモノエチルエーテ
ルの266部を約2時間質して加え、更に3時間反応後
、ダイヤドール135(三菱化成工業■製、合成高級ア
ルコール、水酸基価260) 64部を加え、70℃に
て3時間反応して乳化剤を得た。この乳化剤は赤褐色透
明粘稠液体であり、水に良く溶解するものであった。こ
れを乳化剤りとする。
製造例5(同上)
2.4−トリレンジイソシアネート174部に平均分子
量が405のポリオキシプロピレンモノヘキシルエーテ
ルの405部を加え、70℃で3時間反応後、更に水酸
基価65.1のポリオキシエチレンモノメチルエーテル
の862部を加えて同温度で3時間反応した。反応生成
物は淡黄色透明な油状液体であり、水に良く溶解するも
のであった。これを乳化剤Eとする。
量が405のポリオキシプロピレンモノヘキシルエーテ
ルの405部を加え、70℃で3時間反応後、更に水酸
基価65.1のポリオキシエチレンモノメチルエーテル
の862部を加えて同温度で3時間反応した。反応生成
物は淡黄色透明な油状液体であり、水に良く溶解するも
のであった。これを乳化剤Eとする。
実施例1
ヘキサメチレンジイソシアネートの3量化型ポリイソシ
アネートでおるコロネートEH(日本ボリウレタン工業
■製品)に対して乳化剤Aを8.5%相当量(ポリオキ
シエチレンモノメチルエーテルの含量としては4.75
%相当)を加え、充分に攪拌・混合した。この混合物5
0部に水6部を加え攪拌すると直ちに白色の07−型ク
リーム状エマルジョンとなる。これを充分攪拌後、更に
水44部を加えて希釈し、固形分50%のポリイソシア
ネートエマルジョンを得た。このエマルジョンは室温(
約20℃)で16時間放置しても分離することなく安定
であり、イソシアネート含量は初期の90%を保持して
いた。
アネートでおるコロネートEH(日本ボリウレタン工業
■製品)に対して乳化剤Aを8.5%相当量(ポリオキ
シエチレンモノメチルエーテルの含量としては4.75
%相当)を加え、充分に攪拌・混合した。この混合物5
0部に水6部を加え攪拌すると直ちに白色の07−型ク
リーム状エマルジョンとなる。これを充分攪拌後、更に
水44部を加えて希釈し、固形分50%のポリイソシア
ネートエマルジョンを得た。このエマルジョンは室温(
約20℃)で16時間放置しても分離することなく安定
であり、イソシアネート含量は初期の90%を保持して
いた。
比較のために乳化剤Aに用いたと同じポリオキシエチレ
ンモノメチルエーテルを4.75%用い、その他は上記
と同様に操作してみたところ、この場合はポリイソシア
ネートは乳化不可能であった。
ンモノメチルエーテルを4.75%用い、その他は上記
と同様に操作してみたところ、この場合はポリイソシア
ネートは乳化不可能であった。
また、ポリオキシエチレンモノメチルエーテルを混合後
、70°Cで4時間保持してポリオキシエチレンモノメ
チルエーテルを反応させたものは良好なエマルジョンを
形成したが、このエマルジョンは4時間後より発泡が始
まり、沈澱物を生ずると共に、6時間後にはイソシアネ
ート含量は殆どOとなった。
、70°Cで4時間保持してポリオキシエチレンモノメ
チルエーテルを反応させたものは良好なエマルジョンを
形成したが、このエマルジョンは4時間後より発泡が始
まり、沈澱物を生ずると共に、6時間後にはイソシアネ
ート含量は殆どOとなった。
実施例2〜4、比較例5〜6
粗製MDIであるところのPAPI 135 (エム・
デイー化成■製品)に後記の第1表の如く、乳化剤をそ
れぞれポリインシアネートに添加し、充分混合して均一
とした後、それぞれの混合物に1.5倍量の水を激しく
攪拌下に加えた。ポリイソシアネートの乳化状態は第1
表の如くであり、本発明の乳化剤は良好な乳化性および
乳化安定性を示した。
デイー化成■製品)に後記の第1表の如く、乳化剤をそ
れぞれポリインシアネートに添加し、充分混合して均一
とした後、それぞれの混合物に1.5倍量の水を激しく
攪拌下に加えた。ポリイソシアネートの乳化状態は第1
表の如くであり、本発明の乳化剤は良好な乳化性および
乳化安定性を示した。
なお比較として市販の乳化剤であるポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテルおよびポリオキシエチレンモノ
メチルエーテルを使用して上記と同様上乳化させた場合
も併せて同表に示す。
ノニルフェニルエーテルおよびポリオキシエチレンモノ
メチルエーテルを使用して上記と同様上乳化させた場合
も併せて同表に示す。
実施例5
PAPI 135200部に、グリセリンにプロピレン
オキサイドを反応させて得られた平均分子量3045の
ポリオキシプロピレントリオール50部を加え、70℃
にて3時間反応して得られたポリイソシアネートプレポ
リマーに乳化剤Bを該プレポリマーに対して8%添加し
、良く攪拌・混合した。この混合物50部に水5部を加
えて攪拌すると直ちに白褐色ペースト状乳化物となった
。これを攪拌しながら更に水95部を加えると、はぼ白
色の良好なエマルジョンが得られた。このエマルジョン
は20時間後も分離や凝固することなく安定であり、イ
ソシアネート含有率は初期のそれに対して約50%を保
持していた。
オキサイドを反応させて得られた平均分子量3045の
ポリオキシプロピレントリオール50部を加え、70℃
にて3時間反応して得られたポリイソシアネートプレポ
リマーに乳化剤Bを該プレポリマーに対して8%添加し
、良く攪拌・混合した。この混合物50部に水5部を加
えて攪拌すると直ちに白褐色ペースト状乳化物となった
。これを攪拌しながら更に水95部を加えると、はぼ白
色の良好なエマルジョンが得られた。このエマルジョン
は20時間後も分離や凝固することなく安定であり、イ
ソシアネート含有率は初期のそれに対して約50%を保
持していた。
実施例6
2.4−トリレンジイソシアネートの3モルと水酸基価
425のポリオキシプロピレントリオールの1モルとか
ら誘導された、アダクト型ポリイソシアネートの75%
トルエン溶液60部に乳化剤Cを5部加えて良く攪拌し
、均一混合した。次にこの混合物に水80部を加え、ホ
モミキサーにて激しく攪拌(3000回転、1分間)し
たところ、白色の良好なエマルジョンが得られた。この
エマルジョンは3時間経過後も何ら変化なく安定であっ
た。
425のポリオキシプロピレントリオールの1モルとか
ら誘導された、アダクト型ポリイソシアネートの75%
トルエン溶液60部に乳化剤Cを5部加えて良く攪拌し
、均一混合した。次にこの混合物に水80部を加え、ホ
モミキサーにて激しく攪拌(3000回転、1分間)し
たところ、白色の良好なエマルジョンが得られた。この
エマルジョンは3時間経過後も何ら変化なく安定であっ
た。
−比較のために乳化剤として平均分子量が560のポリ
オキシエチレンモノメチルエーテル2.8部(乳化剤0
5部中のポリオキシエチレンモノメチルエーテル含量に
相当する量)を用いる他は上記と全く同様にして行った
ところ、この場合は乳化不能であり、エマルジョンは得
られなかった。またポリオキシエチレンモノメチルエー
テルを添加した混合物を70℃で3時間保持してポリオ
キシエチレンモノメチルエーテルをイソシアネートと充
、 分反応した後においても乳化性は不良であった。
オキシエチレンモノメチルエーテル2.8部(乳化剤0
5部中のポリオキシエチレンモノメチルエーテル含量に
相当する量)を用いる他は上記と全く同様にして行った
ところ、この場合は乳化不能であり、エマルジョンは得
られなかった。またポリオキシエチレンモノメチルエー
テルを添加した混合物を70℃で3時間保持してポリオ
キシエチレンモノメチルエーテルをイソシアネートと充
、 分反応した後においても乳化性は不良であった。
実施例7〜8、比較例3〜4
コロネートHR−200(日本ポリウレタン工業■製、
粗製)fDI)に後記の第2表に示す如く乳化剤を配合
し、充分攪拌・混合して乳化性ポリイソシアネートを調
製した。なお、比較用のポリオキシエチレンモノメチル
エーテルは配合後、70℃で3時間保持して反応させた
。次にこれらの乳化性ポリイソシアネート30部に水3
部を加え攪拌すると、いずれも白褐色クリーム状乳化物
となった。これを充分攪拌後、水50部で希釈し、エマ
ルジョンとした。このエマルジョンの放置安定性は第2
表の如くであり、本発明の方法では明らかに長いポット
ライフが認められた。また凝固した時点でのイソシアネ
ート含有率はいずれも初期の約80%を保持していた。
粗製)fDI)に後記の第2表に示す如く乳化剤を配合
し、充分攪拌・混合して乳化性ポリイソシアネートを調
製した。なお、比較用のポリオキシエチレンモノメチル
エーテルは配合後、70℃で3時間保持して反応させた
。次にこれらの乳化性ポリイソシアネート30部に水3
部を加え攪拌すると、いずれも白褐色クリーム状乳化物
となった。これを充分攪拌後、水50部で希釈し、エマ
ルジョンとした。このエマルジョンの放置安定性は第2
表の如くであり、本発明の方法では明らかに長いポット
ライフが認められた。また凝固した時点でのイソシアネ
ート含有率はいずれも初期の約80%を保持していた。
(以下余白)
実施例9〜14
後記の第3表の如く各種ポリイソシアネートと乳化剤を
組合せ、充分に混合して乳化性ポリイソシアネートを調
製した。これらのポリイソシアネートをコロイド分散型
水性ウレタン樹脂ハイトランHW−311(大日本イン
キ化学工業■製品)に添加し、激しく撹拌して水性樹脂
中へのポリイソシアネートの分散性を調べた。この結果
は第4表の如くであり、いずれも良好なエマルジョンを
形成し、安定性も良好であった。
組合せ、充分に混合して乳化性ポリイソシアネートを調
製した。これらのポリイソシアネートをコロイド分散型
水性ウレタン樹脂ハイトランHW−311(大日本イン
キ化学工業■製品)に添加し、激しく撹拌して水性樹脂
中へのポリイソシアネートの分散性を調べた。この結果
は第4表の如くであり、いずれも良好なエマルジョンを
形成し、安定性も良好であった。
また、乳化性ポリイソシアネートを添加した樹脂をガラ
ス板上に流展し、120℃にて10分間乾燥したところ
、いずれのポリイソシアネートを添加したものもメチル
エチルケトンに溶解しないキュア皮膜を形成した。ポリ
イソシアネート添加6時間後においても同様でおった。
ス板上に流展し、120℃にて10分間乾燥したところ
、いずれのポリイソシアネートを添加したものもメチル
エチルケトンに溶解しないキュア皮膜を形成した。ポリ
イソシアネート添加6時間後においても同様でおった。
(以下余白)
実施例15
平均分子量が3000のポリオキシプロピレントリオー
ル100部および平均分子量が2000のポリオキシプ
ロピレングリコール100部の混合ポリオールとトリレ
ンジイソシアネート(2,4−/2.6−=80〆20
)31.5部とを反応して得られたイソシアネートプレ
ポリマーの80%トルエン溶液289部に、乳化剤Eを
7%溶解・含有している水320部を加え、攪拌・混合
した。次いでこの混合物をコロイドミルにて処理したと
ころ、良好なエマルジョンが得られた。このイソシアネ
ートプレポリマーのエマルジョンは、これにジアミンを
加えてポリウレタンエマルジョンを1qる方法において
有用であった。
ル100部および平均分子量が2000のポリオキシプ
ロピレングリコール100部の混合ポリオールとトリレ
ンジイソシアネート(2,4−/2.6−=80〆20
)31.5部とを反応して得られたイソシアネートプレ
ポリマーの80%トルエン溶液289部に、乳化剤Eを
7%溶解・含有している水320部を加え、攪拌・混合
した。次いでこの混合物をコロイドミルにて処理したと
ころ、良好なエマルジョンが得られた。このイソシアネ
ートプレポリマーのエマルジョンは、これにジアミンを
加えてポリウレタンエマルジョンを1qる方法において
有用であった。
Claims (1)
- (1)次の一般式; ▲数式、化学式、表等があります▼、または ▲数式、化学式、表等があります▼ (但しRは炭素数1〜3のアルキル基、Xはポリイソシ
アネート化合物の残基、Yは炭素数8以上の高級アルコ
ール、脂肪酸の炭素数が8以上の水酸基含有脂肪酸エス
テルおよび分子量が200〜1000であるポリオキシ
プロピレンモノアルキルエーテルのいずれかがイソシア
ネート基と反応した後の残基、nは5〜35の整数、l
、m、pおよびqは正の整数を示す) のいずれかにて表される化合物の1種または2種以上の
混合物をイソシアネート化合物に対する乳化剤として使
用することを特徴とするイソシアネート化合物の乳化方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62326800A JP2569659B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | イソシアネート化合物の乳化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62326800A JP2569659B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | イソシアネート化合物の乳化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01168716A true JPH01168716A (ja) | 1989-07-04 |
JP2569659B2 JP2569659B2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=18191846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62326800A Expired - Fee Related JP2569659B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | イソシアネート化合物の乳化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569659B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995004094A1 (fr) * | 1993-07-30 | 1995-02-09 | Takiron Co., Ltd. | Polymere de base pour preparation absorbable par voie percutanee |
JP2004512156A (ja) * | 2000-06-05 | 2004-04-22 | シンジェンタ リミテッド | 新規エマルジョン |
US7166673B2 (en) | 2000-10-20 | 2007-01-23 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | Water-dispersible polyisocyanate composition, process for its production, water-base curable composition and its application |
JP2015013993A (ja) * | 2007-03-21 | 2015-01-22 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 水性分散液、及びそのシート状基材の製造のための使用方法 |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP62326800A patent/JP2569659B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995004094A1 (fr) * | 1993-07-30 | 1995-02-09 | Takiron Co., Ltd. | Polymere de base pour preparation absorbable par voie percutanee |
JP2004512156A (ja) * | 2000-06-05 | 2004-04-22 | シンジェンタ リミテッド | 新規エマルジョン |
US7166673B2 (en) | 2000-10-20 | 2007-01-23 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | Water-dispersible polyisocyanate composition, process for its production, water-base curable composition and its application |
US7417090B2 (en) | 2000-10-20 | 2008-08-26 | Dainippon Ink & Chemicals, Inc. | Water-dispersible polyisocyanate composition, production thereof, and water-based curable composition and application thereof |
JP2015013993A (ja) * | 2007-03-21 | 2015-01-22 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 水性分散液、及びそのシート状基材の製造のための使用方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2569659B2 (ja) | 1997-01-08 |
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