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JPH01168280A - L−アラニンデヒドロゲナーゼ - Google Patents

L−アラニンデヒドロゲナーゼ

Info

Publication number
JPH01168280A
JPH01168280A JP62327335A JP32733587A JPH01168280A JP H01168280 A JPH01168280 A JP H01168280A JP 62327335 A JP62327335 A JP 62327335A JP 32733587 A JP32733587 A JP 32733587A JP H01168280 A JPH01168280 A JP H01168280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alanine
enzyme
alanine dehydrogenase
activity
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62327335A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kunai
九内 健志
Noriko Sato
佐藤 徳子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP62327335A priority Critical patent/JPH01168280A/ja
Publication of JPH01168280A publication Critical patent/JPH01168280A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はL−アラニンデヒドロゲナーゼに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
L−7ラニンデヒドロゲナーゼは次の反応を触媒する酵
素である。
L−アラニン+H20+酸化凰ニコチンアミドジヌクレ
オチド#ピルビン酸十NH3+還元型ニコチンアミドジ
ヌクレオチド従来、L−アラニンデヒドロゲナーゼとし
てはバチルス・ズブチリス(Bacil lug au
btili8 )由来のもの(BiochimicIL
at 131゜phisiaa Acta  96巻、
248頁、1965年)、ストレプトミセス・クラブリ
ジエラス(Streptomyces alavuli
gerug )由来のもの(Arch、 Microb
iol、 125巻、137頁、1980年)、サーマ
ス・アラバス゛いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
L−アラニンデヒドロゲナーゼは、アラニンの生合成、
また、他の酵素と組合せて補酵素の再生糸とすることに
よりバイオリアクター、さらにWkMのアンモニアやL
−アラニンの定量等に使用することが期待される。しか
しそれらの目的に使用するためには、従来から知られて
いるL−アラニンデヒドロゲナーゼでは、L−アラニン
に対するi値が高く(1〜101011I、微量のL−
アラニンとの反応速度が遅いという問題があった。また
比較的L−アラニンに対するi値の低い酵素が好熱菌か
ら見つかったが、その反応の至適PHがPHIO〜11
.至適温度が60〜70℃と過激なため、エネルギー面
の問題、あるいは共役しつる酵素が非常に限られてしま
うという開−があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記のような従来の問題を解決すべく、温
度、PHとも穏やかな条件の下で微量のL−アラニンと
反応し得るL−アラニンデヒドロゲナーゼを鋭意研究し
た。その結果、常温で生育する細菌であるストレプトミ
セス・アベラニクス(3treptomyce8&V輪
11覧neus )に属する細菌から、L−アラニンに
対するi値が従来の酵素のkm値のΔO程度であるL−
アラニンデヒドロゲナーゼを、見い出し本発明を完成す
るに至った。すなわち本発明は以下の理化学的性質を有
するし−アラニンデヒドロゲナーゼを提供するものであ
る。
■作用:次式のとおり酸化!ニコチンアミドジヌクレオ
チド(NAD)の存在下でL −アラニンに作用しピルビン酸を生成 する脱アミノ化反応、また、還元型ニコチンアミドジヌ
クレオチド(NADH)存在下でピルビン酸に作用して
L−アラニンを生成するアミノ化反応を触媒する。
CH3CHNH2COOH+H20+NADdCH3C
OCOOH十NH3+NADH■基質特異性:酸化型ニ
コチンアミドジヌクレオチドを補酵素としてL−アラ ニンに作用し、また、還元型ニ コチンアミドジヌクレオチドを 補酵素としてピルビン酸に作用 する。
■至1!iPH:アミノ化反応においてPH7,0〜9
0であり、脱アミノ化反応にお いてPH8,0〜10.0である。
(4)PH安定性:5℃以下にて24時間保存した時、
P H5,0〜110ニおいて80%以上の残存活性を
有する。
■至適温度=40〜55℃である。
■分子m: 26〜28万 この値はゲル濾過法により測定した ものである。
また本発明のL−アラニンデヒドロゲナーゼが有するそ
の他の理化学的性質は以下の通りである。
■温度安定性:50’Cまで安定である。また、60℃
20分の処理で30%。
70℃20分の処理で100% 失活する。
■サブユニットの分子i: 45000−t−5000
この値はドデシル硫 酸ナトリウムーポリ アクリルアミドゲル 電気泳動性により測 定したものである。
■サブユニットの数:6個 この値は分子量とサブユ ニットの分子量から導い たものである。
■kIIl値:6.OmMNAD′″を含tro、2M
)リス墳酸バッファー(P H95)中でL−アラニン
の濃度を変え、30℃で活性を 測定したところL−アラニンに対する b値は5.6X10””mMである。
■阻害:反応溶液中に、各金属イオンを2 mMとなる
よう加え、活性を測定し無添加 の場合と比較した。本発明のL−アラ ニンデヒドロゲナーゼは亜鉛イオンや 鋼イオンによって強く阻害される。
■等電点:等電点亀気泳動により求めた等電点け4.6
〜5.0である。
上記理化学的性質を有する本発明のし一アラニンデヒド
ロゲナーゼと従来から知られているL−アラニンデヒド
ロゲナーゼとを比較した結果、本発明の酵素は従来のL
−アラニンデヒドロゲナーゼとは理化学的性質を異にす
る新規な酵素であることがわかった。
表1に本発明のL−アラニンデヒドロゲナーゼと従来か
ら知られているし一アラニンデヒドロゲーゼの理化学的
性質の比較を示す。
表1におけるバチルス・ズブチリス(Baaillua
 5ubtilis )由来のL−アラニンデヒドロゲ
ナーゼの性質は、バイオヒミヵエト バイオフイジカ 
アクタ(Biochimioa θtBiophysi
ca Acta)の96巻、248頁に1965年に掲
載されたものであり、ストレプトミセス・クラプリジェ
ラス(3tr@ptomyaea clavulige
rua )由来のものの性質とはアーカイブ オプ ミ
クロバイオロジー(Aroh、Microbiol、)
の125巻、137頁に1980年に、サーマしてそれ
ぞれ掲載されたものである。表1かられかるように本発
明のし一アラニンデヒドロゲナーゼは、従来から知られ
ていたL−アラニンデヒドロゲナーゼとは、分子量、至
適PH,至適温度あるいはL−アラニンに対する廟値の
比較において性質を異にする酵素である。
このL−アラニンデヒドロゲナーゼは、L−アラニンに
i値が5.6 X 10−’ raM  ト低く、微量
のL−アラニンとも反応が速く進行する。
また常温で生育する菌から得られたにも関わらず、60
℃、20分の熱処理によっても30%程度しか失活しな
いというかなりの耐熱性を持っている。また、PH5,
0〜120という広い範囲のPHで安定という優れた性
質を持っていることも判明した。本発明のL−アラニン
デヒドロゲナーゼが以上のような基質に対する親和性、
耐熱性、PH安定性に優れていることは、工業的にある
いは臨床的にこの酵素を用いる際に大変有用な性質であ
る。
本発明のL−アラニンデヒドロゲナーゼはストレプトミ
セス・アベラニウス(Streptomyceg av
amllKneua )に属する細菌を培養ことによっ
て得られる。ストレプトミセス・アベラニウス(Str
eptomycea avallaneug )に属す
る細菌としては、例えばストレプトミセス・アベラニウ
ス(Streptomycasavemll&neus
 ) R−20菌〔微工研菌寄第5443号〕が挙げら
れる。
使用する培地としてはぶどう糖等の炭素源。
ポリペプトン等の窒素源及び無機塩類を含有するもので
あれば特に限定されない。培養条件としては、培養温度
が15〜40℃の範囲、好ましくは20〜35℃の範囲
で培養する方法が好適である。培養時のPH条件は、り
、0〜9゜0の範囲で、好ましくは6.0〜&0の範囲
が適当である。
培養によって得られた培養物から菌体な分離する方法は
、遠心分離がよい。L−アラニンデヒドロゲナーゼは、
通常菌体内に含まれているため、該酵素を菌体内から抽
出する必要がある。抽出方法としては、超音波による菌
体破砕、ガラス・ビーズと共に回転させるダイノミル破
砕機による菌体破砕、または、リゾチーム等の酵素やト
ルエン等の有機溶媒による細胞膜の破壊等の方法があげ
られる。
これらの中から適当な方法を選択して菌体から酵素の抽
出を行うことにより、酵素の採取が出来る。
これらの方法で抽出された粗酵素液からL−アラニンデ
ヒドロゲナーゼをさらに精製する必要性がある場合は、
通常実施されている一般的な酵素の精製手段である硫酸
アンモニウム沈澱法、イオン交換カラムクロマトグラフ
ィー法、ゲル濾過法、アフィニティ力ラムクロマトグラ
フイ等の方法を適宜組み合わせるか、あるいは繰り返す
ことによって精製を行うことが出来る。
本発明におけるL−アラニンデヒドロゲナーゼの酵素活
性測定方法及び酸素活性の表示方法は以下のとおりであ
る。
アミノ化反応の酵素活性測定方法は、光路幅1aのキュ
ベツト中に0.1Mの硫酸アンモニウム、1.0mM 
 のピルビン酸ナトリウム。
0.2mMのNADHを含む0.2M)リス(ヒドロ千
ジメチル)アミノメタン−塩酸緩衝液(PH9,0)を
1d分注し、30℃で10分間インキュベイジョンを行
った後、本発明のL−アラニンデヒドロゲナーゼを含有
する被検体lOμlを添加混和する。直ちに30℃下に
て、NADHの酸化による3 40 nl!l  の吸
光度の減少速度を測定する。アミノ化反応酵素活性値は
30℃で1分間に1μmolのNADHを消費する酵素
量な1uz+ttとして表示する。
また脱アミノ化反応の酵素活性測定方法は、光路幅1c
ILのキュベツト中に0.1MのL−アラニン、6.0
+tIMのNAD+を含む02Mトリス(ヒドロキシメ
チル)アミノメタン−塩酸緩衝液(PH90)を1d分
注し、30℃で10分間インキュベイジョンを行った後
、本発明のし一アラニンデヒドロゲナーゼを含有する被
検体10μlを添加混和する。直ちに30℃下にて、N
AD+ の還元による340nmの吸光度の増加速度を
測定する。脱アミノ化反応酵素活性値は30℃で1分間
に1μmolのN A D”を消費する酵素量をl [
Jnitとして表示する。
〔効 果〕
本発明のL−アラニンデヒドロゲナーゼは、L−アラニ
ンに対するkj値が低く、広い範囲のPHで安定であり
、温度安定性にも優れているという特長をもつ。これら
の性質は工業的ニ、また、臨床検査薬としてこの酵素を
使用するに当たって、大変有利なものである。
以下1本発明を実施例によってさらに具体的に説明する
が、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
実施例 0.5重量幅ぶどう糖、0.4重社襲ポリペプトン、0
.5141魚肉エキス、0.2重量%食壌、0.02重
it%消泡剤からなる培地(PH72)1000mを5
1の三角フラスコに入れ、120℃で20分間オートク
レーブした後、28℃下でこの培地にストレプトミセス
・アベラネウスR−20菌〔微工研菌寄第5443号〕
を植菌する。28℃で24時間振とう培養を行った後、
この培養液を、予め上記と同じ組成を有する培地150
1を準備してオートクレーブにて滅菌しておいたジャー
・7アーメンターに加えて本培養を行った。
培養条件は27℃、攪拌290 rpm、通気100/
/mで、培地のPHが8を越えたとき遠心分離機にかけ
て集菌した。こうして得られた菌体4kgを50%エタ
ノールを含むリン酸縁衝液(PH7,0)16Jに懸濁
し、その懸濁液をダイノミル細胞破砕機に連続的に通過
させて菌体破砕を行った。破砕の条件は0.1〜α2m
ガラスピース540117.羽根回転数3000 rp
m、送液速度1201147厘である。直ちにその流出
液中の破砕菌体を連続遠心分離機で除いて上清液を得た
この上清液を予め10 mM のリン・酸緩衝液で平衡
化したイオン交換樹脂DE−52(商品名 Whatm
an 社製)4/に加え、1時間攪拌した後、25 m
M硫酸アンモニウムを含む10 mM  !Jン酸緩衝
液で洗浄した。次いで120 mM硫酸アンモニウムを
含む10 mMリン酸緩衝液で酵素成分を溶出させた。
この酵素液を限外濾過により鋭端し、予め10 mM 
 !Jン酸緩衝液で平衡化しておいた51のセファクリ
ルS−300(商品名 ファルマシア社製)のカラムに
通し、ゲル濾過を行い、L−アラニンデヒドロゲナーゼ
活性画分を得た。
この活性画分W、111℃Mのエチレンジアミン四酢酸
ナトリウムを含む30+aM)リス(ヒドロキシメチル
)アミノメタン−塩酸緩衝液(PHag)で予め平衡化
しておいたブルーセファロースCL−6B(商品名 フ
ァルマシア社製)のカラムに通し、L−アラニンデヒド
ロゲナーゼを@着させた後、同様の緩衝液で洗浄し、次
いで0.25 mMのNA DHを含む同様の0衝液で
L−アラニンデヒドロゲナーゼを溶出させた。
こうして得られた酵素の純度をドデシル硫酸ナトリウム
存在下でのポリアクリルアミド・ゲル電気泳動によって
調べた結果、−本のバンドのみが観察され、純粋に精製
されたことが確認された。
また、本酵素の分子量を5hodex Protein
wssoopc商品名 昭和電工社製)のプレカラム1
本と、W8803FC商品名 昭和11工社製)のカラ
ム2本によるゲル濾過HPLCにより測定したところ、
約26〜28万であると推定された。さらに、サブユニ
ットの分子量をドデシル硫酸ナトリウム存在下のポリア
クリルアミド・ゲル電気泳動により測定したところ、約
45000と推定された。
該分子量及びサブユニットの分子量から、本発明の酵素
が6個のサブユニットから構成される酵素であることが
わかる。
等電点は電気泳動用支持体としてPH3〜IO用のプレ
コート(商品名 セルパ社製)を用いて測定した結果、
4,8付近であることが推定された。
次にこうして得られた酵素を0.2M)リス(ヒドロキ
シメチル)アミノメタン−塩酸緩衝液(PH9,0)を
用いて希釈し、溶液1m当りアミノ化反応で100 u
nit 、説アミン化反応で2 unitの活性を有す
る精製酵素標品を調整した。
そして該酵素標品を用いて、本酵素の至適PH,PH安
定性、至適温度、温度安定性。
L−アラニンに対するka+値、阻害剤を調べた。
〔至JP■) 光路幅l傷のキュベツト中に0.1 Mの硫酸アンモニ
ウム、1.0mMのピルビン酸ナトリウム、0.2mM
 のNADHを含む0.2Mクエン酸ナトリワム緩衝液
(P H4,0、5,0)または0.2Mリン酸緩衝液
(PH5,0,6,0,70)またはトリス(ヒドロキ
シメチル)アミノメタン−塩酸緩衝液(PH7,0,7
,5,&O,&5゜9.0.95)または炭酸ナトリウ
ム緩衝液(PH9,5,1G、0.10.5 )  ま
たはリン酸ナトリウム緩衝液(PH10,5,110,
ILO)  または塩化カリウム緩衝液(PH120,
13,0)を1d分注し、30℃で10分間インキュベ
イジョンを行った後、前記酵素標品1oμlを添加混和
する。直ちに30℃下で340 nmの吸光度の減少速
度を測定し、それぞれのアミノ化反応酵素活性値を算出
した。以上の操作の後、最高の酵素活性値を100%と
した相対活性を算出し、グラフ化して第1図を得た。
光路幅1αのキュベツト中に0.1MのL −アラニン
、6.0mMのNAD+を含む0.2Mクエン酸ナトリ
ウム緩衝液(PH4,0,5,0)または0.2Mリン
酸緩衝液(P H5,0,6,0゜7.0)またはトリ
ス(ヒドロキシメチル)アミノメタン−塩酸緩衝液(P
H7,0,7,5゜&0.8.5.9.0.95 ) 
 または炭酸ナトリウム緩衝液(PH95,10,0,
10,5)またはリン酸ナトリウム緩衝液(P H10
,5,11,0゜120)または塩化カリウム緩衝液(
PH120、13,0) ヲld分注し、30 ”Cで
1゜分間インキュベイジョンを行った後、前記酵素標品
10μlを添加混和する。直ちに30℃下で340 n
m の吸光度の増加速度を測定し、それぞれの脱アミノ
化反応酵素活性値を算出した。以上の操作の後、最高の
酵素活性値を100%とした相対活性を算出し、グラフ
化して第2図を得た。
第1因より明らかなようにアミノ化反応における本酵素
の至適PHは7.0〜90の範囲にあり、また、第2図
より明らかなように脱アミノ化反応における本酵素の至
適PHは8.0〜100 の範囲にあることがわかる。
CPH安定性〕 0.2Mクエン酸ナトリウム緩衝液(PH4,0,5゜
0)またはα2Mリン酸緩衝液(PH5,0,6,0,
7,0)またはトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタ
ン−塩酸緩衝液(PH7,0,&0,90)tたは炭酸
ナトリワムa衝液(P H9,0,10,0,11,0
)またはリン酸ナトリウム緩衝液(PH11,0,11
0)または塩化カリウム緩衝液(P H110,110
)を0.91+11と前記酵素標品0.111jを混合
し、4℃で24時間放置後、30℃でそれぞれのアミノ
化反応酵素活性値を測定算出した。以上の操作の後、最
高の酵素活性値を100%とした相対活性を算出し、グ
ラフ化して第3図を得た。第3図より明らかなように、
本酵素はPH5,0〜120 の範囲において80襲以
上の残存活性を有する。
〔至適温度〕
光路幅1cILのキュベツト中に0.1 Mの硫酸アン
モニウム+1.0mM  のピルビン酸ナトリウム、0
.2mM  のNADHを含trQ、2M)リス(ヒド
ロキシメチル)アミノメタン−塩酸緩衝液(PH90)
を1d分注し、前記酵素標品10μlを添加混和する。
この反応溶液を30.40.50.60,70℃の各温
度で10分間インキュベイジョンを行った後、直ちにそ
れぞれの温度下で340 nm の吸光度の減少速度を
測定し、それぞれのアミノ化反応酵素活性値を算出した
。以上の操作の後、最高の酵素活性値を100%とした
相対活性を算出し、グラフ化して第4図を得た。fig
A図から明らかなように、本酵素の至適温度は40〜5
5℃にあることがわかる。
〔温度安定性〕
0.2M)リス(ヒドロキシメチル)アミノメタン−塩
酸緩衝液(P H9,0) 0.9mlと前記酵素標品
0.1dを混合し、20.30゜、40.50.60.
70℃の各温度で20分間維持した後、それぞれの7ミ
ノ化反応酵素活性値を測定算出した。以上の操作後、こ
の温度処理を行わなかった酵素標品の活性値を100%
として相対活性を算出し、グラフ化して第5図を得た。
第5図より明らかなように、本酵素は50℃以下で90
%以上の残存活性を有している。
〔i値〕
光路幅11のキュベツト中に6.0mMのNAD+ を
含み、また0、25.0.5.0.75.1.0゜1、
5 、 L O、4,0mMのそれぞれの濃度のし一ア
ラニンを含む0.2M)リス(ヒドロキシメチル)アミ
・ツメタン−地酸緩it (P H9,0)を1d分注
し、30℃で10分間インキュベイジョンを行った後、
前記酵素標品10μlを添加混和し、それぞれの脱アミ
ノ化反応酵素活性値を算出し、Linew@aver−
Burk逆数プロットよりi値を算出した。その結果、
L−アラニンに対する本酵素のkm値は5.6xlCr
’mMであった。
〔阻害剤〕
光路幅1cmのキュベツト中に0.1Mの硫酸アンモニ
ウム11.0!IIMのピルビン酸ナトリウム、0.2
mM0)NADH,2mM の各阻害剤を含む0.2M
)リス(ヒドロキシメチル)アミノメタン−Jf!酸綬
衝液(PH9,0)を1d分注し、30℃で10分間イ
ンキュベイジョンを行った後、前記酵素標品10μlを
添加混和し、それぞれのアミノ化反応酵素活性を測定、
算出した。阻害剤を含まない条件で測定した酵素活性を
100%としてそれぞれの相対活性vb出して表3を得
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のL−アラニンデヒドロゲナーゼのアミ
ノ化反応におけるPH活性曲線、第2図は本発明のL−
アラニンデヒドロゲナ−ゼの脱アミノ化反応におけるP
H活性曲線を示し、第3図は同じ<PT(安定性であり
、第4図は温度活性曲線を、第5図は温度安定性をそれ
ぞれ示すものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記の理化学的性質を有するL−アラニンデヒドロゲナ
    ーゼ。 (1)作用:酸化型ニコチンアミドジヌクレオチドの存
    在下でL−アラニンに作用してピルビン酸を生成する脱
    アミノ化反応、 また、還元型ニコチンアミドジヌクレオチド存在下でピ
    ルビン酸に作用してL−アラニンを生成するアミノ化反
    応を触媒する。 (2)基質特異性:酸化型ニコチンアミドジヌクレオチ
    ドを補酵素としてL−アラニンに作用し、また、還元型
    ニコチンアミドジヌクレオチドを補酵素としてピルビン
    酸に作用する。 (3)至適PH:アミノ化反応においてPH7.0〜9
    .0であり、脱アミノ化反応においてPH8.0〜10
    .0である。 (4)PH安定性:5℃以下にて24時間保存した時、
    PH5.0〜12.0において80%以上の残存活性を
    有する。 (5)至適温度:40〜55℃である。 (6)分子量:26〜28万である。
JP62327335A 1987-12-25 1987-12-25 L−アラニンデヒドロゲナーゼ Pending JPH01168280A (ja)

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JP62327335A JPH01168280A (ja) 1987-12-25 1987-12-25 L−アラニンデヒドロゲナーゼ

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JP62327335A JPH01168280A (ja) 1987-12-25 1987-12-25 L−アラニンデヒドロゲナーゼ

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JPH01168280A true JPH01168280A (ja) 1989-07-03

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ID=18197986

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JP (1) JPH01168280A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993010252A1 (en) * 1991-11-18 1993-05-27 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Process for producing l-alanine by fermentation

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993010252A1 (en) * 1991-11-18 1993-05-27 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Process for producing l-alanine by fermentation

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