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JPH01157938A - ジメチルアミノエタノールの製造法 - Google Patents

ジメチルアミノエタノールの製造法

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Publication number
JPH01157938A
JPH01157938A JP31539087A JP31539087A JPH01157938A JP H01157938 A JPH01157938 A JP H01157938A JP 31539087 A JP31539087 A JP 31539087A JP 31539087 A JP31539087 A JP 31539087A JP H01157938 A JPH01157938 A JP H01157938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
ethylene oxide
dimethylamine
yield
circulating
Prior art date
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Granted
Application number
JP31539087A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2508773B2 (ja
Inventor
Yuji Onda
裕司 恩田
Tetsuya Nishi
西 徹也
Takao Kozai
香西 貴雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP31539087A priority Critical patent/JP2508773B2/ja
Publication of JPH01157938A publication Critical patent/JPH01157938A/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ジメチルアミノエタノール(以下[DMOH
Jと称す)の製造法に関する。さらに詳しくは、本発明
はジメチルアミンと酸化エチレンからジメチルアミノエ
タノールを製造するに当たり、反応生成液を反応溶媒と
して循環させながら該循環液に原料のジアミンおよび酸
化エチレンを連続的に供給して反応させる連続的な製造
方法に関する。
DMOHは、カチオン系高分子凝集剤の原料、また溶剤
、界面活性剤、塗料、ガス吸収剤、ウレタン発泡触媒等
の原料等として利用されており、工業上有用な物質であ
る。
〔従来技術およびその問題点〕
従来、ジメチルアミンと酸化エチレンとを反応させDM
OHを製造する方法は公知である。
例えば、W、 H,Horne & R,L、 5hn
er、 J、 Am、 Chem、 Soc、。
2925 (1932)によると、アルコール類を反応
溶媒として使用し、ジアルキルアミンと酸化エチレンと
のモル比を1=1.3として反応させたとき収率が75
%となり最良な成績を与えると報告している。
しかし、アルコール類を反応溶媒として使用すると副生
成物が増大しく例えばメタノールを溶媒とすると溶媒自
身が酸化エチレンと反応し、エチレングリコールモノメ
チルエーテルを副生ずる)好ましくない。
また、特開昭61−100550号公報には液相半回分
法によりジアルキルアミンの溶媒液に酸化エチレンを連
続的に供給しジアルキルアミン二酸化エチレンのモル比
が2〜3:1に達した時点で反応を終了する方法が開示
されている。この方法は、反応系においてジアルキルア
ミンの存在がDMOHの量よりも常に大きい状態で反応
を終了させる方法である。すなわち、ジアルキルアミン
と酸化エチレンとの反応終了時に多量のジアルキルアミ
ンを残留させて合成反応を行わせる方法である。
(例えば、公報第2頁左下欄参照) しかしながらこの方法では、DMOHの空時収率が高く
なく、装置的にも大量のジアルキルアミンを前置し長時
間を要して反応させる装置が必要であり、さらに収率以
外に選択率も必ずしも高くなく経済的な方法とは言い難
い。
一方、反応溶媒を使用することなく連続法によりDMO
Hを製造する方法もまた公知である。
例えば英国特許第1479747号では、反応生成物の
1〜50wt%を循環させ、原料ジアミンおよび酸化エ
チレンを連続的に供給して100℃前後の反応温度、加
圧下に反応させる方法が開示されている。しかし、DM
OHの収率は実施例によれば約93%(モル)(対酸化
エチレン)であり工業的′には未だ十分ではない。
c問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、従来の方法におけるこれらの課題を解決
すべく種々の検討を行い、本発明を為した。
すなわち、本発明は、ジメチルアミンと酸化エチレンか
らジメチルアミノエタノールを製造するに当たり、反応
生成液を循環させながら該循環液中にジメチルアミンお
よび酸化エチレンを、循環液量に対して1/80容量か
ら1/200容量の量で連続的に供給することを特徴と
するジメチルアミノエタノールの製造法である。
本゛発明によると、ジメチルアミンと酸化エチレンとか
らDMOHを従来になく選択性良く、高収率で得ること
ができ、かつ−船釣な反応溶媒を使用しないため目的物
のDMOHの分離精製も効率的に行うことができる。例
えば、ジメチルアミン過剰で酸化エチレンと反応させた
反応生成液を循環させながら、該循環液量に対して1/
90の量のジメチルアミン$よび酸化エチレン(モル比
2.0)混合物を連続的に供給して、反応温度150℃
で反応させ99.4モル%の収率でDMOHを得ること
ができる。しかも得られた生成物中には副生物は殆ど含
まれていない。
本発明は、先に記述した様にDMOH液を循環させなが
ら該循環液に原料ジメチルアミンおよび酸化エチレンを
連続的に供給して反応させる方法であるが、該循環液に
対する供給する原料は、通常1/80〜1/200容量
の量である。供給する原料の量が循環液量に対して17
80容量よりも多いと副生物の生成が多くなり、反応選
択率が悪く、また1/200容量よりも少ないと空時収
率が良くない。原料の供給量は上記の範囲で実質的に副
生物の生成を抑制し、比較的収率良く目的物DMOHを
得ることができるが、さらには1/80〜1/150容
量が収率の点からより好適である。これを循環液の循環
比で表すと、下記式からγ=80〜200.好ましくは
80〜150となる。
循環比(γ)=〔循環量(m’/hr)] / [原料
(DMA十 8口)   (m’/hr)) ただし、DMA=ジメチルアミン、 BO:  酸化エチレン 原料供給量=反応液抜き出し量とし、反応液の比重を0
.82とする。
本発明の方法は、上記の様に反応生成液の循環量を多く
し、原料の供給量を小さくして反応させる方法であるが
、これ以外にジメチルアミンと酸化エチレンとのモル比
、および反応温度もまた本発明の方法を有利に実施する
上で重−な要件の一つである。ジメチルアミンと酸化エ
チレンとの仕込モル比は、酸化エチレンに対するジメチ
ルアミンの量が大きくなるに伴い副生物の生成が減少す
るのでモル比はジメチルアミンの量が過剰であることが
望ましいが余りに多くても経済的に不利であるので、本
発明の方法を有利に実施するには、一般的にはジメチル
アミン/酸化エチレン(モル比)として1.5以上、1
.5〜3.0が好適である。
反応温度は、高い方が酸化エチレンの反応率およびDM
OH収率が大きく好ましいが、余りにも高温では反応し
たDMOHの分解が起こりかえって収率の低下を招くこ
とにもなり好ましくない。
したがって、一般的には100〜200℃で実施される
が、本発明の方法を有利に実施するには、140〜18
0℃の温度が望ましい。
本発明の反応において、反応圧力は特に特定されないが
、密閉系での反応であるから仕込原料モル比、反応温度
などにより自ずと定まる。例えばジメチルアミン/酸化
エチレンのモル比が2.0、反応温度150℃のとき、
反応圧力は約20kg/cm2Gである。
また、反応時間は短いと酸化エチレンの反応率が低く好
ましくなく、逆に長すぎると経済的に不利であり、通常
は10〜60分の範囲が望ましい。
〔発明の効果〕
以上の様に本発明の方法は、従来になく選択性良く、高
収率でジメチルアミンと酸化エチレンとからDMOHを
得ることができ、かつ一般的な反応溶媒を使用しないた
め目的物のDMOHの分離精製も効率的に行うことがで
き、工業的に優れた方法である。
以下に本発明の実施例を示す。
尚、実施例においては、循環機能を持つ密閉型反応器を
使用し、予め合成したDMOHを循環させながら、ジメ
チルアミンと酸化エチレンとの所定量を連続的に供給し
、反応液を循環しながらその一部を系外に抜き出しなが
ら反応させた。
実施例 1 反応液の循環量を1.6 m3/hrとし、7.58 
kg/hrのジメチルアミンと5.04 kg/hrの
酸化エチレン(モル比;1,5)(循環液量に対する原
料の供給量、 1/104)を連続的に供給し、原料の
供給量に見合う量の反応液を反応器の一部から系外に抜
き出しながら反応温度150℃で反応させた。DMOH
の収率は96.5モル%(対酸化エチレン)であった。
反応時の反応圧力的21 kg/cm’Gであった。
抜き出した反応液の組成は表に示す通りである。
実施例 2 反応液の循環量を1.2 m3/hrとし、7.40 
kg/hrのジメチルアミンと3.6 kg/hrの酸
化エチレン(モル比;2.0)(循環液量に対する原料
の供給量1/90 )を連続的に供給した以外は実施例
1と同様に実施した。DMOHの収率は99.4モル%
(対酸化エチレン)であった。なお、反応時の反応圧力
的21 kg/cm2Gであった。反応液の組成は表に
示す通りである。
比較例 1 実施例と同様な反応器を使用し、反応液の循環量を1.
2 m3/hrとし、7.80 kg/hrのジメチル
アミンと5.20 kg/hrの酸化エチレン(モル比
;1.5)(循環液量に対する原料の供給量、1/76
)を連続的に供給した以外は実施例1と同様に実施した
DMOHの収率は94.6モル%(対酸化エチレン)で
あった。なお反応時の反応圧力的21 kg/cm2G
であった。反応液の組成は表に示す通りである。
比較例 2 反応液の循環量を1.6 m3/hrとし、7.60 
kg/hrのジメチルアミンと5.30 kg/hrの
酸化エチレン(モル比;1.4)(循環液量に対する原
料の供給量、 1/102)を連続的に供給し、反応温
度134℃として反応させた以外は実施例1と同様に実
施した。
DMOHの収率は87.0モル%(対酸化エチレン)で
あった。なお、反応時の反応圧力的15kg 7cm2
Gであった反応液の組成は表に示す通りである。
比較例 3 反応液の循環量を1.6 m3/hrとし、7.90 
kg/hrのジメチルアミンと7.10 kg/hrの
酸化エチレン(モル比;1.1)(循環液量に対する原
料の供給量、1/88)を連続的に供給し、反応温度1
50℃として反応させた以外は実施例1と同様に実施し
た。
DMOHの収率は78.2モル%(対酸化エチレン)で
あった。なお反応時の反応圧力的20kg 7cm2G
であった。反応液の組成は表に示す通りである。
表(反応液の組成等) 手続補正書 昭和63年2 月19 日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ジメチルアミンと酸化エチレンからジメチルアミノエタ
    ノールを製造するに当たり、反応生成液を循環させなが
    ら該循環液中にジメチルアミンおよび酸化エチレンを、
    循環液量に対して1/80容量から1/200容量の量
    で連続的に供給することを特徴とするジメチルアミノエ
    タノールの製造法
JP31539087A 1987-12-15 1987-12-15 ジメチルアミノエタノ―ルの製造法 Expired - Lifetime JP2508773B2 (ja)

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