JPH0115423B2 - - Google Patents
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- JPH0115423B2 JPH0115423B2 JP57078150A JP7815082A JPH0115423B2 JP H0115423 B2 JPH0115423 B2 JP H0115423B2 JP 57078150 A JP57078150 A JP 57078150A JP 7815082 A JP7815082 A JP 7815082A JP H0115423 B2 JPH0115423 B2 JP H0115423B2
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- bumper
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- bumper skin
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- bumper reinforcement
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
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- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はバンパ表皮の取付構造に係り、特に樹
脂製のバンパ表皮を金属製のバンパレインフオー
スに取付ける場合の構造に関する。
脂製のバンパ表皮を金属製のバンパレインフオー
スに取付ける場合の構造に関する。
従来におけるバンパ表皮の取付構造を、例え
ば、第1図および第2図に基づいて説明すれば、
車体8の前面ステー3,3′等を介して固定され
車幅方向に長く延びる断面略コ字状のバンパレイ
ンオース2の上下取付図4,4′には、バンパレ
インフオース2の長手方向に長径の固定孔5が所
定間隔毎に複数個穿設されると共に、このバンパ
レインフオース2の前面側から覆うようにして装
着されるバンパ表皮1の上下取付部6(図面では
上部のみあらわれている)には、前記固定孔5の
穿設位置に対応して略方形状の取付孔7が同様に
穿設されており、バンパ表皮1側から挿通したキ
ヤリツジボルト8をバンパレインフオース2の裏
面側でワツシヤ9を介してナツト10で締付固定
することにより、バンパ表皮1をバンパレインフ
オース2に取付けるようにしていた。上記キヤリ
ジボルト8は、バンパ表皮1の取付孔7と略同一
の水平断面形状の段付部11を頭部12の下側に
有し、該段付部11によりバンパ表皮1締付時に
キヤリツジボルト8の回り止めの役目を果すと共
に、第3図に示すように、段付部11の高さをバ
ンパ表皮1とバンパレインフオース2とを重ねた
場合の板厚分と略同一か若干高く形成しておき、
ナツト10で締付けた時にバンパレインフオース
2を強く締め過ぎないようにしていた。これはバ
ンパ表皮1が樹脂部材で構成されていると共に、
これを取付けるバンパレインフオース2が金属で
形成されているために両者の間で線膨張係数の差
が大きく、夏期の炎天下にバンパ表皮1が膨張し
たような場合に、バンパレインフオース2に対し
てバンパ表皮1がキヤリツジボルト8と共に動き
得るようにしておき、バンパ表皮1の膨張による
伸び分をバンパレインフオース2の固定孔5の開
口範囲内で確保して、バンパ表皮1の表面に波打
現象を防止するためであつた。
ば、第1図および第2図に基づいて説明すれば、
車体8の前面ステー3,3′等を介して固定され
車幅方向に長く延びる断面略コ字状のバンパレイ
ンオース2の上下取付図4,4′には、バンパレ
インフオース2の長手方向に長径の固定孔5が所
定間隔毎に複数個穿設されると共に、このバンパ
レインフオース2の前面側から覆うようにして装
着されるバンパ表皮1の上下取付部6(図面では
上部のみあらわれている)には、前記固定孔5の
穿設位置に対応して略方形状の取付孔7が同様に
穿設されており、バンパ表皮1側から挿通したキ
ヤリツジボルト8をバンパレインフオース2の裏
面側でワツシヤ9を介してナツト10で締付固定
することにより、バンパ表皮1をバンパレインフ
オース2に取付けるようにしていた。上記キヤリ
ジボルト8は、バンパ表皮1の取付孔7と略同一
の水平断面形状の段付部11を頭部12の下側に
有し、該段付部11によりバンパ表皮1締付時に
キヤリツジボルト8の回り止めの役目を果すと共
に、第3図に示すように、段付部11の高さをバ
ンパ表皮1とバンパレインフオース2とを重ねた
場合の板厚分と略同一か若干高く形成しておき、
ナツト10で締付けた時にバンパレインフオース
2を強く締め過ぎないようにしていた。これはバ
ンパ表皮1が樹脂部材で構成されていると共に、
これを取付けるバンパレインフオース2が金属で
形成されているために両者の間で線膨張係数の差
が大きく、夏期の炎天下にバンパ表皮1が膨張し
たような場合に、バンパレインフオース2に対し
てバンパ表皮1がキヤリツジボルト8と共に動き
得るようにしておき、バンパ表皮1の膨張による
伸び分をバンパレインフオース2の固定孔5の開
口範囲内で確保して、バンパ表皮1の表面に波打
現象を防止するためであつた。
しかしながら、上記従来のバンパ表皮1の取付
構造にあつては、バンパ表皮1が成形時に熱処理
を受けるために、バンパレインフオース2に対し
て取付位置の精度確保ができずバンパ表皮1をバ
ンパレインフオース2に取付ける場合に、バンパ
レインフオース2の前面側にバンパ表皮1を被せ
ただけでは、バンパ表皮1の取付孔7とバンパレ
インフオース2の固定孔5とに位置ずれが生じて
しまう。そのため、作業者がバンパ表皮1の取付
位置を調整しながらこれらの孔5,7を合致させ
なければならず、取付工数がかかり作業性の悪い
ものとなつていた。特に、固定孔5の車体前後方
向の開口幅はバンパ表皮1の膨張率の関係で車幅
方向の開口幅に比べて狭いために、取付孔7との
位置合わせに時間がかかる他、第4図に示すよう
に、バンパ表皮1の取付孔7とバンパレインフオ
ース2の固定孔5とがずれているのに気付かずに
キヤリツジボルト8を挿通し、段付部11の座面
13が固定孔5の周縁部に乗り上げた状態でナツ
ト10を締付けた場合には、バンパ表皮1がバン
パレインフオース2に完全に固定されてしまうた
め、例えば、バンパ表皮1が膨張したような場合
でも、その膨張分をバンパ表皮1の移動によつて
吸収することができず、バンパ表皮1の波打ち現
象が生じてしまい、外観品質を悪くしていた。ま
た、このような取付状態では第4図に示すよう
に、キヤリツジボルト8が傾いた状態で締付けら
れる場合もあるため、バンパ表皮1の表面側では
いわゆるキヤリツジボルト8の片浮き現象が生
じ、上述のような波打ち現象が生じていない場合
でも外観品質を悪くする原因ともなつていた。
構造にあつては、バンパ表皮1が成形時に熱処理
を受けるために、バンパレインフオース2に対し
て取付位置の精度確保ができずバンパ表皮1をバ
ンパレインフオース2に取付ける場合に、バンパ
レインフオース2の前面側にバンパ表皮1を被せ
ただけでは、バンパ表皮1の取付孔7とバンパレ
インフオース2の固定孔5とに位置ずれが生じて
しまう。そのため、作業者がバンパ表皮1の取付
位置を調整しながらこれらの孔5,7を合致させ
なければならず、取付工数がかかり作業性の悪い
ものとなつていた。特に、固定孔5の車体前後方
向の開口幅はバンパ表皮1の膨張率の関係で車幅
方向の開口幅に比べて狭いために、取付孔7との
位置合わせに時間がかかる他、第4図に示すよう
に、バンパ表皮1の取付孔7とバンパレインフオ
ース2の固定孔5とがずれているのに気付かずに
キヤリツジボルト8を挿通し、段付部11の座面
13が固定孔5の周縁部に乗り上げた状態でナツ
ト10を締付けた場合には、バンパ表皮1がバン
パレインフオース2に完全に固定されてしまうた
め、例えば、バンパ表皮1が膨張したような場合
でも、その膨張分をバンパ表皮1の移動によつて
吸収することができず、バンパ表皮1の波打ち現
象が生じてしまい、外観品質を悪くしていた。ま
た、このような取付状態では第4図に示すよう
に、キヤリツジボルト8が傾いた状態で締付けら
れる場合もあるため、バンパ表皮1の表面側では
いわゆるキヤリツジボルト8の片浮き現象が生
じ、上述のような波打ち現象が生じていない場合
でも外観品質を悪くする原因ともなつていた。
本発明は上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところはバンパ表皮
をバンパレインフオースに取付ける際の作業性を
向上すると共に、誤つた状態での取付けを確実に
防止してバンパ表皮の波打現象をなくすることに
ある。
ものであり、その目的とするところはバンパ表皮
をバンパレインフオースに取付ける際の作業性を
向上すると共に、誤つた状態での取付けを確実に
防止してバンパ表皮の波打現象をなくすることに
ある。
即ち、本発明は上記目的達成のために、バンパ
レインフオースの上から樹脂製のバンパ表皮を被
せ、バンパレインフオースに開設した固定孔にバ
ンパ表皮の取付孔を位置合わせし、これら位置合
わせした両方の孔部にバンパ表皮側から段付ボル
トを挿入しバンパレインフオースの裏面側からワ
ツシヤを介してナツトにより固定するようにした
バンパ表皮の取付構造において、上記段付ボルト
段付部の高さをバンパ表皮とバンパレインフオー
スとを合わせた厚さ寸法と同等以上に形成し、か
つ、上記バンパ表皮の取付孔の内周面と段付ボル
トの段付部の外周面との間に隙間を形成する一
方、ワツシヤにはバンパレインフオースとバンパ
表皮とに亘つて前記隙間に挿入され、かつ段付部
の高さ寸法より短寸の位置決め片を突出形成し、
この位置決め片によりバンパ表皮被覆時のバンパ
レインフオースの固定孔に対するバンパ表皮の取
付孔の位置合わせを行うと共に、ナツトによる締
め過ぎを段付ボルトの段部によつて規制し、熱膨
張時にはバンパ表皮がバンパレインフオースに対
して摺動し得るようにしたことを手段としてい
る。
レインフオースの上から樹脂製のバンパ表皮を被
せ、バンパレインフオースに開設した固定孔にバ
ンパ表皮の取付孔を位置合わせし、これら位置合
わせした両方の孔部にバンパ表皮側から段付ボル
トを挿入しバンパレインフオースの裏面側からワ
ツシヤを介してナツトにより固定するようにした
バンパ表皮の取付構造において、上記段付ボルト
段付部の高さをバンパ表皮とバンパレインフオー
スとを合わせた厚さ寸法と同等以上に形成し、か
つ、上記バンパ表皮の取付孔の内周面と段付ボル
トの段付部の外周面との間に隙間を形成する一
方、ワツシヤにはバンパレインフオースとバンパ
表皮とに亘つて前記隙間に挿入され、かつ段付部
の高さ寸法より短寸の位置決め片を突出形成し、
この位置決め片によりバンパ表皮被覆時のバンパ
レインフオースの固定孔に対するバンパ表皮の取
付孔の位置合わせを行うと共に、ナツトによる締
め過ぎを段付ボルトの段部によつて規制し、熱膨
張時にはバンパ表皮がバンパレインフオースに対
して摺動し得るようにしたことを手段としてい
る。
以下添付図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
第5図および第6図は樹脂部材としてのバンパ
表皮1を金属パネルであるバンパレインフオース
2に取付ける場合の取付構造を示したものであ
り、第2図に示すような従来例と同様に、バンパ
表皮1の取付部6に穿設した取付孔7とバンパレ
インフオース2の取付面4に穿設した固定孔5と
に挿通したキヤリツジボルト8を、バンパレイン
フオース2の裏面側でワツシヤ14を介してナツ
ト10により締付固定するものである。この実施
例において、キヤリツジボルト8は頭部12の下
面に上記取付孔7より一回り小さい矩形断面形状
の段付部11を有している。また、上記ワツシヤ
14は硬質の樹脂材で構成され、第5図に示すよ
うに、ワツシヤ本体15の上面にボルト挿通孔1
6の周囲を4枚の板材によつて囲む位置決め片1
7が立設されたものであり、バンパ表皮1装着時
の位置決めをワツシヤ14の位置決め片17で行
えるようにしたものである。即ち、上記位置決め
片1はバンパ表皮1の取付孔7の内周面と上記段
付部11の外周面との間に形成される隙間に挿入
されるような方形の枠体状に形成され、かつその
高さ寸法は、キヤリツジボルト8の段付部11の
高さ寸法よりやや短寸となつている。また、キヤ
リツジボルト8の段付部11の高さ寸法は、バン
パ表皮1とバンパレインフオース2を合わせた板
厚分と略同一か若しくは若干大きく形成してあ
る。
表皮1を金属パネルであるバンパレインフオース
2に取付ける場合の取付構造を示したものであ
り、第2図に示すような従来例と同様に、バンパ
表皮1の取付部6に穿設した取付孔7とバンパレ
インフオース2の取付面4に穿設した固定孔5と
に挿通したキヤリツジボルト8を、バンパレイン
フオース2の裏面側でワツシヤ14を介してナツ
ト10により締付固定するものである。この実施
例において、キヤリツジボルト8は頭部12の下
面に上記取付孔7より一回り小さい矩形断面形状
の段付部11を有している。また、上記ワツシヤ
14は硬質の樹脂材で構成され、第5図に示すよ
うに、ワツシヤ本体15の上面にボルト挿通孔1
6の周囲を4枚の板材によつて囲む位置決め片1
7が立設されたものであり、バンパ表皮1装着時
の位置決めをワツシヤ14の位置決め片17で行
えるようにしたものである。即ち、上記位置決め
片1はバンパ表皮1の取付孔7の内周面と上記段
付部11の外周面との間に形成される隙間に挿入
されるような方形の枠体状に形成され、かつその
高さ寸法は、キヤリツジボルト8の段付部11の
高さ寸法よりやや短寸となつている。また、キヤ
リツジボルト8の段付部11の高さ寸法は、バン
パ表皮1とバンパレインフオース2を合わせた板
厚分と略同一か若しくは若干大きく形成してあ
る。
従つて、バンパ表皮1をバンパレインフオース
2に取付ける場合には、まず従来と同様にバンパ
表皮1とバンパレインフオース2の前面側から略
取付位置を合わせた状態で被せ、次にバンパレイ
ンフオース2の裏面側からバンパレインフオース
2の固定孔5にワツシヤ14の位置決め片17を
挿入すると共に、この位置決め片17を更にバン
パ表皮1の取付孔7の内周面に沿つて挿入する。
そのため、位置決め片17はバンパレインフオー
ス2とバンパ表皮1の両方に亘つて延びることか
ら、この状態でバンパ表皮1の取付位置が決ま
り、固定孔5と取付孔7とが一致するのでキヤリ
ツジボルト8をバンパ表皮1の表面側からワツシ
ヤ14の位置決め片17の内側に沿つて、真直ぐ
かつ容易に挿通させることができる。特にバンパ
表皮1は薄肉で車幅方向に長いので撓み易く、ま
た成形誤差も生じ易いので、このようにして予め
位置合わせできることは、その作業効率の面で非
常に有利となる。
2に取付ける場合には、まず従来と同様にバンパ
表皮1とバンパレインフオース2の前面側から略
取付位置を合わせた状態で被せ、次にバンパレイ
ンフオース2の裏面側からバンパレインフオース
2の固定孔5にワツシヤ14の位置決め片17を
挿入すると共に、この位置決め片17を更にバン
パ表皮1の取付孔7の内周面に沿つて挿入する。
そのため、位置決め片17はバンパレインフオー
ス2とバンパ表皮1の両方に亘つて延びることか
ら、この状態でバンパ表皮1の取付位置が決ま
り、固定孔5と取付孔7とが一致するのでキヤリ
ツジボルト8をバンパ表皮1の表面側からワツシ
ヤ14の位置決め片17の内側に沿つて、真直ぐ
かつ容易に挿通させることができる。特にバンパ
表皮1は薄肉で車幅方向に長いので撓み易く、ま
た成形誤差も生じ易いので、このようにして予め
位置合わせできることは、その作業効率の面で非
常に有利となる。
また、位置合わせしたのち、ワツシヤ14の下
面側からナツト10で締め付ける際、キヤリツジ
ボルト8の段付部11の座面13でワツシヤ14
がバンパレインフオース2に強く当たり過ぎるの
を規制するため、バンパ表皮1とバンパレインフ
オース2の締め付けが過剰になるといつたことが
ない。その結果、常態時には走行振動等によつて
バンパ表皮1がガタ付かない程度に締め付けるこ
とができると共に、バンパ表皮1が熱膨張によつ
て強い伸び力を生じた時にはバンパレインフオー
ス2の固定孔5の開口範囲内で摺動が可能な状態
となり、これによつてバンパ表皮1の膨張による
伸び分を吸収することができ、バンパ表皮1の波
打ち現象を防止することができる。
面側からナツト10で締め付ける際、キヤリツジ
ボルト8の段付部11の座面13でワツシヤ14
がバンパレインフオース2に強く当たり過ぎるの
を規制するため、バンパ表皮1とバンパレインフ
オース2の締め付けが過剰になるといつたことが
ない。その結果、常態時には走行振動等によつて
バンパ表皮1がガタ付かない程度に締め付けるこ
とができると共に、バンパ表皮1が熱膨張によつ
て強い伸び力を生じた時にはバンパレインフオー
ス2の固定孔5の開口範囲内で摺動が可能な状態
となり、これによつてバンパ表皮1の膨張による
伸び分を吸収することができ、バンパ表皮1の波
打ち現象を防止することができる。
第7図は本発明に係るワツシヤ14′の他の実
施例を示したものであり、ワツシヤ本体15の上
面にボルト挿通孔16を挟んで平行に一対の位置
決め片17′を設けたものである。従つて、この
実施例の場合は、位置決め片17′をバンパレイ
ンフオース2の長円状固定孔5の車体前後側内縁
部に沿つて貫通させバンパ表皮1の車体前後方向
を位置決めすることによつて、キヤリツジボルト
8の挿入を容易に行うことができる。尚、この場
合、車幅方向の位置決めは、バンパレインフオー
ス2の固定孔5が車幅方向に長孔状となつている
ので、位置決め片がなくても車体前後方向の位置
決めにより、ほぼ所定位置に位置決めされる。ま
た、上記実施例では、第7図に示すように、位置
決め片17′を平行な2枚の矩形状板材で構成し
てあるが、位置決め片17′はこのような板材に
限定されるものではなく、少なくともバンパ表皮
1の車体前後方向の取付位置を規制するために、
取付孔7の前後側内縁部に沿つて突出し、キヤリ
ツジボルト8の取付位置を規制するものであれ
ば、どのような形状のものであつてもよい。ま
た、第7図に示したようなワツシヤ14′を用い
た場合には、キヤリツジボルト8の段付部11の
形状を、第8図に示すように水平断面矩形状とす
ることもできる。更に、ワツシヤ14,14′は
樹脂性のものに限定されず、金属製であつてもよ
い。
施例を示したものであり、ワツシヤ本体15の上
面にボルト挿通孔16を挟んで平行に一対の位置
決め片17′を設けたものである。従つて、この
実施例の場合は、位置決め片17′をバンパレイ
ンフオース2の長円状固定孔5の車体前後側内縁
部に沿つて貫通させバンパ表皮1の車体前後方向
を位置決めすることによつて、キヤリツジボルト
8の挿入を容易に行うことができる。尚、この場
合、車幅方向の位置決めは、バンパレインフオー
ス2の固定孔5が車幅方向に長孔状となつている
ので、位置決め片がなくても車体前後方向の位置
決めにより、ほぼ所定位置に位置決めされる。ま
た、上記実施例では、第7図に示すように、位置
決め片17′を平行な2枚の矩形状板材で構成し
てあるが、位置決め片17′はこのような板材に
限定されるものではなく、少なくともバンパ表皮
1の車体前後方向の取付位置を規制するために、
取付孔7の前後側内縁部に沿つて突出し、キヤリ
ツジボルト8の取付位置を規制するものであれ
ば、どのような形状のものであつてもよい。ま
た、第7図に示したようなワツシヤ14′を用い
た場合には、キヤリツジボルト8の段付部11の
形状を、第8図に示すように水平断面矩形状とす
ることもできる。更に、ワツシヤ14,14′は
樹脂性のものに限定されず、金属製であつてもよ
い。
以上説明したように、本発明に係るバンパ表皮
の取付構造によれば、バンパ表皮の取付孔とバン
パレインフオースの固定孔との位置合わせをワツ
シヤによつて行うことができるので、取付作業性
が大幅に向上する。
の取付構造によれば、バンパ表皮の取付孔とバン
パレインフオースの固定孔との位置合わせをワツ
シヤによつて行うことができるので、取付作業性
が大幅に向上する。
また、上述のようにワツシヤによつて位置決め
が確実に行われるので、バンパ表皮が位置ずれ状
態のままボルトで固定されてしまうといつたこと
もなく、バンパ表皮の締め過ぎ状態を回避するこ
とができた。その結果、屋外にさらされる機会の
多い自動車が炎天化においてバンパ表皮が膨張し
たとしても、パンパ表皮は取付部で多少伸縮が可
能となつているために膨張による伸び分が吸収さ
れることになり、従来のような表面に波打ち現象
を起こすことなく、外観品質を向上させることが
できた。
が確実に行われるので、バンパ表皮が位置ずれ状
態のままボルトで固定されてしまうといつたこと
もなく、バンパ表皮の締め過ぎ状態を回避するこ
とができた。その結果、屋外にさらされる機会の
多い自動車が炎天化においてバンパ表皮が膨張し
たとしても、パンパ表皮は取付部で多少伸縮が可
能となつているために膨張による伸び分が吸収さ
れることになり、従来のような表面に波打ち現象
を起こすことなく、外観品質を向上させることが
できた。
第1図は従来のバンパ表皮の取付構造の一例を
示す斜視説明図、第2図は第1図の要部拡大説明
図、第3図は従来のバンパ表面の取付構造を示す
断面説明図、第4図はバンパ表皮を誤つて取付け
た場合の断面説明図、第5図は本発明の一実施例
を示す斜視説明図、第6図は本発明のバンパ表皮
の取付構造を示す断面説明図、第7図本発明の他
の実施例を示すワツシヤの斜視図、第8図はキヤ
リツジボルトの変形例を示す底面図である。 1……バンパ表皮、2……バンパレインフオー
ス、5……固定孔、6……取付部、7……取付
孔、8……キヤリツジボルト、9,14,14′
……ワツシヤ、10……ナツト、17,17′…
…位置決め片。
示す斜視説明図、第2図は第1図の要部拡大説明
図、第3図は従来のバンパ表面の取付構造を示す
断面説明図、第4図はバンパ表皮を誤つて取付け
た場合の断面説明図、第5図は本発明の一実施例
を示す斜視説明図、第6図は本発明のバンパ表皮
の取付構造を示す断面説明図、第7図本発明の他
の実施例を示すワツシヤの斜視図、第8図はキヤ
リツジボルトの変形例を示す底面図である。 1……バンパ表皮、2……バンパレインフオー
ス、5……固定孔、6……取付部、7……取付
孔、8……キヤリツジボルト、9,14,14′
……ワツシヤ、10……ナツト、17,17′…
…位置決め片。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 バンパレインフオースの上から樹脂製のバン
パ表皮を被せ、バンパレインフオースに開設した
固定孔にバンパ表皮の取付孔を位置合わせし、こ
れら位置合わせした両方の孔部にバンパ表皮側か
ら段付ボルトを挿入しバンパレインフオースの裏
面側からワツシヤを介してナツトにより固定する
ようにしたバンパ表皮の取付構造において、 上記段付ボルトの段付部の高さをバンパ表皮と
バンパレインフオースとを合わせた厚さ寸法と同
等以上に形成し、かつ、 上記バンパ表皮の取付孔の内周面と段付ボルト
の段付部の外周面との間に隙間を形成する一方、
ワツシヤにはバンパレインフオースとバンパ表皮
とに亘つて前記隙間に挿入され、かつ段付部の高
さ寸法より短寸の位置決め片を突出形成し、 この位置決め片によりバンパ表皮被覆時のバン
パレインフオースの固定孔に対するバンパ表皮の
取付孔の位置合わせを行うと共に、 ナツトによる締め過ぎを段付ボルトの段部によ
つて規制し、熱膨張時にはバンパ表皮がバンパレ
インフオースに対して摺動し得るようにしたこと
を特徴とするバンパ表皮の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7815082A JPS58196312A (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | バンパ表皮の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7815082A JPS58196312A (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | バンパ表皮の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58196312A JPS58196312A (ja) | 1983-11-15 |
JPH0115423B2 true JPH0115423B2 (ja) | 1989-03-17 |
Family
ID=13653875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7815082A Granted JPS58196312A (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | バンパ表皮の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58196312A (ja) |
Families Citing this family (7)
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---|---|---|---|---|
JPH0421192Y2 (ja) * | 1987-08-27 | 1992-05-14 | ||
JPH0421191Y2 (ja) * | 1987-08-27 | 1992-05-14 | ||
JP2630412B2 (ja) * | 1988-03-02 | 1997-07-16 | 曙ブレーキ工業株式会社 | ディスクブレーキの摩擦パッド支持機構 |
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JP2001263314A (ja) | 2000-03-17 | 2001-09-26 | Honda Motor Co Ltd | マグネシウム合金部材のボルト締結構造 |
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JP6723066B2 (ja) * | 2016-05-12 | 2020-07-15 | Jfe建材株式会社 | トンネルの補強構造及び連結具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4311875Y1 (ja) * | 1965-08-24 | 1968-05-22 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5441888Y2 (ja) * | 1975-12-19 | 1979-12-06 | ||
JPS53106553U (ja) * | 1977-02-01 | 1978-08-26 |
-
1982
- 1982-05-12 JP JP7815082A patent/JPS58196312A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4311875Y1 (ja) * | 1965-08-24 | 1968-05-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58196312A (ja) | 1983-11-15 |
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