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JPH01147982A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

Info

Publication number
JPH01147982A
JPH01147982A JP62306377A JP30637787A JPH01147982A JP H01147982 A JPH01147982 A JP H01147982A JP 62306377 A JP62306377 A JP 62306377A JP 30637787 A JP30637787 A JP 30637787A JP H01147982 A JPH01147982 A JP H01147982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
signal
image information
delay
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62306377A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ichii
一井 豊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP62306377A priority Critical patent/JPH01147982A/ja
Publication of JPH01147982A publication Critical patent/JPH01147982A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は映像信号処理装置に係り、特にVTRにおいて
ディジタル信号処理にて映像信号をスクランブルした後
アナログ信号に変換して記録し、再生系では記録系とは
逆の信自処理を行なってデスクランブルする映像信号処
理装置に関する。
受信者を制限できないような無線通信や有線通信では通
信の濃密保持に同題があり、その対策として暗号や秘話
装置が用いられる。同様に、一般に広く普及しているV
TRにおいても、機密を要するテレビジョン信号(映像
信号及び音声信号)を磁気テープに記録した場合は、特
定の者にしか正常に再生できないようにすることが必要
とされ、また機密を有しない場合であっても、金銭を支
払った者等の特定の者でない限り良好な再生テレビジョ
ン信号を得ることができないようにしたい場合がある。
このような場合において、特に映像信号をスクランブル
して記録し、再生系でデスクランブルできる映像信号処
理装置の実現が要求される。
従来の技術 従来、受@機側においてデスクランブル処理をしない限
り゛良好な再生画像が得られないようにするスクランブ
ル処理の方法としては、第11図乃至第13図に示す如
き方法があった。
従来の映像信号のスクランブル方法の一例として、第1
1図に示す如く映像信号の水平同期信号HDのうち、予
め定めた一部の水平同期信号をTで示す期間除去する方
法がある。この従来のスクランブル方法によりスクラン
ブルされた第11図に示す映像信号は、受像機側におい
てデスクランブル処理(欠落した水平同期信号の付加処
理)を行なわない限り、水平同期が正常にかからないの
で表示画像が乱れ、どのような画像内容であるかの識別
を困難にさせることができる。
また従来の映像信号のスクランブル方法の他の例として
、第12図に示す如く映像信号の水平同期信号を反転さ
せてHD’ とする方法がある。この従来のスクランブ
ル方法によれば、第12図に一点鎖線で示した抜取りレ
ベルで水平同期信号HD’を抜き取り、かつ、正規の水
平同期信号にすげ替えるデスクランブル処理を行なえば
正常な画像が受@機により表示できるが、このデスクラ
ンブル処理を行なわない通常の受像機においては正常に
水平同期がかからないから表示画像の識別を困難にさせ
ることができる。
従来の映像信号のスクランブル方法の更に他の例として
、第13図に示す如き構成により搬送色信号の位相を変
化させることによって通常の受像機では色がつかないよ
うにしたものがある(例えば特開昭58−20088号
公報)。第13図において、1は輝度信号(Y)入力端
子、2は搬送色信号(C)入力端子、3a、3b、3c
は移相器、4はスイッチ、5は加算器、6は同期信号発
生回路である。移相W3a、3b、3G、・・・により
色副搬送波の位相が360°/nずつ移相されて取り出
された全部でn種類の搬送色信号はスイッチ4に供給さ
れ、ここでn水平走査期間又はn垂直走査期間毎に順次
切換出力される。
加算器5は上記のスイッチ4の出力搬送色信号に、同期
信号発生回路6よりの同期信号と、入力端子1よりの輝
度信号とを夫々加算し、その加粋合成信号をAM変調器
7を通して伝送路8へ送出する。
上記の伝送信号は受信系で受信され、そのAM復調器9
によりAM復調された後、そのうちの搬送色信号のみが
移相器10a、10b、10c。
・・・に供給され、ここで色副搬送波の位相が360゜
/nずつ、かつ移相器3a、3b、3c、・・・と逆方
向に移相されてスイッチ11に供給される。スイッチ1
1はスイッチ4と同期して切換わるように構成されてお
り、出力端子12へもとの位相に戻された搬送色信号を
出力する。なお、AM復調器9の出力復調信号中の輝度
信号は弁別手段により分離されて別ルートで出力される
このようにして得られた出力端子12よりの搬送色信号
及び別ルートよりの輝度信号を受像機に供給した場合は
、表示カラー画像が正常に得られる。
これに対し、伝送路8の伝送信号を直接に通常の受像機
に供給した場合は、搬送色信号の位相がちとの状態とは
異なるので、正常な色が再現できなくなる。
発明が解決しようとする問題点 しかるに、上記の従来の各スクランブル方法は、すべて
スクランブル化された映像信号を無線又は有線によって
伝送することを目的としており、例えば従来のVTRに
よって磁気テープに記録し、その記録済磁気テープをV
TRで再生する場合には、VTRの搬送色信号再生系に
、再生水平同期信号に基づいて所定の信号を生成して再
生低域変換搬送色信号をもとの位相の再生搬送色信号に
周波数変換する回路や、時間軸変動を除去するために再
生水平同期信号を利用したAFC回路が設けられている
ので、第11図及び第12図に示した水平同期信号を欠
落させたり反転させたりする従来のスクランブル方法で
は、再生搬送色信号が正常に得られず、既存のVTRで
再生した再生映像信号にデスクランブル処理を施したと
しても正常なカラー再生画像が得られないという問題点
があった。
また、複合カラー映像信号から輝度信号と搬送色信号と
を分離し、両信号に対して夫々別々に所定の信号処理を
行なって磁気テープに記録を行なうVTRにおいて、上
記の分離手段としてくし形フィルタを用いたVTRでは
、第13図に示した従来のスクランブル方法では伝送路
8へ送出されるスクランブル処理された映像信号はくし
形フィルタにより搬送色信号を分離できないので記録が
できず、またY/C分離用にくし形フィルタを用いない
VTRであっても、隣接トラックからクロストークとし
て再生された低域変換搬送色信号を除去するために色信
号再生系にくし形フィルタを用いたVTRでは、第13
図に示した従来のスクランブル方法でスクランブル処理
された再生搬送色信号に対してはその色副搬送波の位相
が360゜/nずつ異なるのでりOストーク除去ができ
ないという問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、既存のVT
Rに何らの変更を加えることなく、既存のVTRでもス
クランブル処理された映像信号の記録再生が可能な映像
信号処理装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明の映像信号処理装置は、A/D変換器、分離手段
、遅延手段、多重手段及びD/A変換器よりなる。A/
D変換器は入力アナログ映像信号を繰り返し周波数nX
fsc (ただし、fscは色副搬送波周波数、nは自
然数)のサンプリングクロックでA/D変換して第1の
ディジタル映像信号を出力する。
分離手段は第1のディジタル映像信号を予め設定した区
間の画像情報部分とそれ以外の区間の同期信号部分とに
分離する。また遅延手段は少なくとも相隣る2水平走査
期間の画像情報部分が入力映像信号の色副搬送波の周期
τのm倍(ただし、mはO及び正の整数)の期間界なる
ように遅延する。
多重手段は分離手段と遅延手段の百出力信号を多重して
第2のディジタル映像信号を出力し、D/A変換器はこ
れをアナログ映像信号に変換する。
作用 遅延手段により遅延された前記画像情報部分と分離手段
より取り出された前記同期信号部分とを、前記多重手段
により多重して得られた第2のディジタル映像信号は、
第1のディジタル映像信号と比較すると画像情報部分の
同期信号部分に対する相対的な多重位置が異なっている
のに対し、同期信号部分は同一である。
従って、前記入力アナログ映像信号を記録再生する既存
のVTRにより、前記D/A変換器の出力映像信号を記
録再生することができる。また、その記録映像信号を再
生して既存のテレビジョン受像機に供給した場合はライ
ン毎に画像の水平位置がずれるため、絵柄が曲がり通常
の視聴に耐えない画像表示をさせることができる。
また、D/A変換器の出力映像信号を入力映像信号とし
て本発明の映像信号処理装置に供給し、前記遅延手段に
よりその入力映像信号に対してその遅延時間を打ち消す
方向に遅延を行なうことにより、デスクランブルされた
通常の映像信号を得ることができる。
実施例 第1図は本発明の第1実施例のブロック系統図を示す。
本実施例は第2図に示すカラー映像信号中の水平同期信
号H8+ 、H82のフロントポーチ及びバックポーチ
のうちカラーバースト信号CB+ 、CB2が存在しな
い期間は夫々画像表示に無関係であり、またフロントボ
ーグー直前とバックポーチ直後の若干の映像信号区間も
実際のテレビジョン受像磯の画像表示に寄与していない
か、又は画面の左端部と右端部で殆ど目立たないことに
鑑み、1水平走査期間(1日)中の画像情報部分く絵柄
部分)のうちカラーバースト信@ CB 。
直後のA点から約3μsec 、水平同期信号H8z直
前の約1μsecの計約4μsecの期間の余裕を設け
、この範囲で画像情報部分を所定周期単位でずらせるよ
うにしたものである。
すなわち、第1図中、入力端子15に入来したカラー映
像信号はAD変換器16に供給され、ここでクロックパ
ルス発生回路17よりの4×fsc (ただし、fsc
は色副搬送波周波数で、NTSC方式の場合は3.57
9545 MH2) ノ繰り返し周波数に選定されたク
ロックパルスに基づいてディジタルカラー映像信号に変
換される。このディジタルカラー映像信号は例えば母子
化ビット数8ビツト、サンプリング周波数4fscのデ
ィジタル信号で、入力カラー映像信号と実質的に同一の
第3図aに示す信号とされている。ただし、このディジ
タルカラー映像信号はディジタル信号であるが、理解の
容易さのために、第3図aではアナログ信号波形で図示
しである(後述の第3図c、dも同様)。
入力カラー映像信号はまた水平同期信号分離回路18に
より水平同期信号を分離されてタイミング発生回路19
に供給される。タイミング発生回路19は上記の水平同
期信号とクロックパルス発生回路17よりのクロックパ
ルスとに基づいて、第3図にbで示す如く、ディジタル
カラー映像信号aの1H内の映像期間を含む期間で、同
期信号とカラーバースト信号の期間を除く期間でハイレ
ベルで、それ以外の1H内の期間ではローレベルのパル
スを生成すると共に、第3図にeで示す如きパルスを生
成する。
画像情報部分分離回路20は上記のパルスbのハイレベ
ル期間、前記ディジタルカラー映像信号aをそのまま通
過させ、パルスbがローレベルの期間はペデスタルレベ
ルに相当するディジタルデータを出力するように構成さ
れている。このため、画像情報部分分離回路20からは
各1H毎の画像情報部分のデータだけが取り出され、カ
ラーバースト信号及び水平同期信号よりなる信号部分の
データはペデスタルレベルのデータにすげ替えられた信
号が取り出される。
一方、同期信号部分分離回路21は上記パルスbのハイ
レベル期間はペデスタルレベルに相当するデータを出力
し、パルスbがローレベルの期間は前記ディジタルカラ
ー映像信号aをそのまま通過出力させる構成とされてい
る。このため、同期   ゛信号分離回路21からは第
3図にCで示す如く、水平同期信号H8+ 、H32等
とカラーバースト信号CB+ 、CB2等とよりなる同
期信号部分だけが取り出され、映像期間の画像情報部分
の代りにペデスタルレベルにすげ替えられた信号が取り
出されることになる。
このようにして、ディジタルカラー映像信号aは画像情
報部分のデータと同期信号部分のデータとに夫々分離さ
れ、そのうち画像情報部分のデータは直列に接続された
7個のシフトレジスタ221〜227に供給される一方
、スイッチ回路23に直接に供給される。シフトレジス
タ221〜227の夫々は8ビツトパラレルの入出力部
を有する4段から構成されており、前記4fscのクロ
ックパルスがシフトパルスとして印加されることにより
、各々色副搬送波の一周期τ(NTSC方式の場合は0
.279μsec )分の遅延時間を正確な精度で入力
データに付与して出力する。
スイッチ回路23は後述する遅延量切換コント0−ル信
号発生回路24よりの3ビツトのコントロール信号によ
り、画像情報部分分離回路20の出力データとシフトレ
ジスタ221〜227の各出力データの計8種類の遅延
時間の異なる出力データを1H毎に順次選択出力する。
ここで、スイッチ回路23は1H前に選択出力したデー
タに対して常に±τだけ遅延時間が異なるか、又は同一
遅延時間のデータを選択出力する。
スイッチ回路23の出力データ(画像情報部分)はスイ
ッチ回路25の一方の端子に供給される一方、遅延時間
τ×のシフトレジスタ26を通してスイッチ回路25の
他方の端子に供給される。上記のシフトレジスタ26は
8ビツトパラレルの入出力をもち、クロックパルスが供
給され、色a1搬送波の一周期の1/2の奇数倍の遅延
時間τ×が得られるように、例えば22段で構成されて
いる。
スイッチ回路25は等化パルスの位相に基づいてフィー
ルド判別回路27により公知の手段で判別された奇数フ
ィールド及び偶数フィールドの判別信号により1フイー
ルド毎に、スイッチ回路23及びシフトレジスタ26の
各出力データ(画像情報部分)を交互に選択出力してス
イッチ回路29の一方の入力端子に供給する。
他方、前記同期信号部分Cはシフトレジスタ28により
、ディジタルカラー映像信号aのカラーバースト信号C
B+ 、CBzの直後の時点から約3μsec進んだ位
置が、カラーバースト信号CB+ ’ 、CB2 ’の
終了位置に略一致するように、所定時間遅延された信号
dとされた後スイッチ回路29の他方の入力端子に供給
される。
スイッチ回路29は前記パルスeのハイレベル期間は、
シフトレジスタ28の出力信号を選択出力し、パルスe
のローレベル期間はスイッチ回路25の出力信号を選択
出力するようにスイッヂング制御される。このため、ス
イッチ回路29からは前記したように1H毎に色副搬送
波の一周期τきざみで遅延時間が切換えられ、かつ1フ
イールド毎に上記遅延時間τ×ずつ遅延時間が切換えら
れることにより、水平同期信号に対する相対的な多重位
置を1日毎にて、かつ、1フイールド毎にτχずつずら
された、スイッチ回路25よりの画像情報部分と、上記
遅延同期信号部分dとが多重されたディジタル信号が取
り出される。このディジタル信号はD/A変換器30に
よりアナログ映像信号に変換され、低域フィルタ(LP
F)31により不要高周波成分が除去された後出力端子
32を介して出力される。
上記の出力映像信号は1日内の画像情報部分の始まりの
位置が、奇数及び偶数フィールドのうち一方のフィール
ドではカラーバースト信号の直後の位置から2.235
μSeC(= 0.279μ5ecX8)映像期間側に
離れた位置までの範囲内において、隣り合う2つのライ
ン間でその差が0.279μsecの整数倍となるよう
に動かされ、また他方のフィールドでは上記の始まりの
位置が、カラーバースト信号の直後より1.5365 
μ5ec(= 0.279μ5ecx 5.5)離れた
位置からカラーバースト信号の直後より3.772μs
ec離れた位置までの範囲内において、上記と同様に動
かされる。
次にクロックパルス発生回路17の構成について説明す
る。クロックパルス発生回路17は第4図に示す如くカ
ラーバースト信号にロックさせたクロックパルスを発生
させるように構成するか、又は第5図に示すようにカラ
ーバースト信号にロックさせないでクロックパルスを発
生させるように構成する。
第4図において、入力端子34に入来したアナログカラ
ー映像信号は、帯域フィルタ(BPF)35により搬送
色信号を一波された後、パーストゲート回路36により
カラーバースト信号を抽出され、さらに位相比較器37
に供給される。位相比較器37は電圧制御型水晶発振器
(VXO)38及び1/n分周器39と共に周知のPL
L(位相同期ループ)を構成しており、VXO38より
出力端子40へは、カラーバースト信号に位相同期した
、繰り返し周波数n−fSc(本実施例ではn=4)の
クロックパルスが出力される。
また第5図に示すクロックパルス発生回路では、水晶振
動子を備えた発振器41より繰り返し周波数n−fsc
(本実施例ではn=4)のクロツクパルスを取り出して
出力端子43へ出力する。
第4図に示したクロックパルス発生回路の方がカラーバ
ースト信号に位相同期しているから前記シフトレジスタ
221〜227.26.28において安定な遅延量が得
られるが、第5図に示したクロックパルス発生回路であ
っても、その発振周波数が極めて安定であり、遅延量の
誤差が少なく、また安価であるので実用的である。
次に遅延1切換コントロ一ル信号発生回路24の一実施
例の構成について第6図乃至第8図と共に更に詳細に説
明する。第6図は遅延爪切換コントロール信号発生回路
24の一実施例のブロック系統図で、45a〜45dは
夫々カウンタで、図示しない操作部により入力される4
桁の暗証番号の各桁の数値がプリセットデータとして与
えられる。カウンタ45a〜45dはこのプリセットデ
ータの数値分のクロックパルスを計数する毎にパルスを
出力し、次段のカウンタの動作を開始させる。
一例として、暗証番号を“2735”とすると、カウン
タ45a、45b、45C及び45dには夫々“l 2
 Jj、“ア”、″“3”及び“5”なる値のプリセッ
トデータが与えられる。次にリセットボタン46を押す
とカウンタ45a、45b、45C。
45d、48、フリップ70ツブ52、アップダウンカ
ウンタ53等がリセットされ、また、スイッチ回路50
は抵抗R+及びコンデンサC1よりなる積分回路によっ
てリセットボタン46を押した時点から若干遅れて印加
されるスイッチングパルスにより、カウンタ45aの制
御端子X+に抵抗R2及びスイッチ回路50を介してパ
ルスを印加してこのカウンタ45aを泪数可能状態に制
御する。
発振器47の出力信号はカウンタ48、フリップフロッ
プ49及びゲート回路59に印加され、リセットボタン
46を押した時点てフリップ70ツブ49がセットされ
てゲート回路59から発振器47の出力信号がクロック
パルスとしてゲート出力され始める。このクロックパル
スが略1フイールド又は略1フレームのラインの数だけ
取り出されると、カウンタ48の出力信号によってフリ
ップ70ツブ49はリセットされ、ゲート回路59から
はそれ以降クロックパルスは取り出されない。
上記のクロックパルスはカウンタ45a〜45d等に印
加されるが、最初はカウンタ45aが動作状態にあり、
そのプリセットデータ“2”と同じ数のクロックパルス
がカウンタ45aでS1数されると、カウンタ45aよ
り所定レベル(論W「1」)の4数出力が取り出されて
カウンタ45bを動作可能状態とする。従って、クロッ
クパルスは今度はカウンタ45bによりそのプリセット
データ“7°′と同じ数だけS1数される。以下、上記
と同様にして、カウンタ45Cによりクロックパルスは
次の3個計数され、カウンタ45dによりその次の5個
計数され、更にその次の2個はカウンタ45aにより]
数される。
このようにして、カウンタ45a〜45dは順次巡回的
に計数動作を行ない、それらの計数出力が供給される4
人力OR回路51からは論理値が“2”7”3”5” なるパターンで変化する信号が略1フイールド又は略1
フレームのラインの数(ビット)だけ繰り返して取り出
される。
OR回路51の出力信号はフリップフロップ52を通し
てアップダウンカウンタ53のアップ/ダウン切換端子
U/Dに印加され、OR回路51の出力において「1」
が立つ度に加算81数と減算計数とが入れ替わるように
される。このアップダウンカウンタ53はフリップフロ
ップ49よりのクロックパルスを計数して4ビツトの計
数信号を発生し、これをリード・オンリ・メモリ(RO
M)54ヘアドレス信号として印加する。
ROM54はこのアドレス信号により指定されたアドレ
スの3ビツトのデータを読み出し、これをパターン記憶
用のランダム・アクセス・メモリ(RAM)55km印
加スル。ROM54(7)各7Fレスには、例えばその
データがスイッチ回路23に印加されたときに、遅延時
間(遅延m)が第7図に示す如くに変化するデータ内容
で予め出き込まれている。このとき、隣接するアドレス
では遅延量の差が+τ、−τ又はOとなるようにしてお
く。
本実施例ではリセットボタン46を押すと、端子56よ
りの書き込み制t[I信号により裏ぎ込み可能状態とさ
れているパターン記憶用のRAM55には遅延りが第8
図に示すように変化する情報がクロックパルスが1個出
力される度に記憶されていく。従って、RAM55には
全部でクロックパルス数(すなわち、略1フイールド又
は略1フレームのラインの数)だけ、遅延Rを示す情報
が格納されることになる。なお、第8図中、数値はアッ
プダウンカウンタ53の計数値を示す。また、RAM5
5にはスイッチ回路57を通してクロックパルスが印加
される。
このようにして、RAM55に遅延量のパターン記憶が
行なわれると、次に端子56よりの制御信号によりRA
M55は読み出し可能状態に制御されると共に、スイッ
チ回路57が切換えられて端子58より入来する水平同
期信号(HD)をRAM55に入力させる。これにより
、RAM55からは水平同期信号に同期して記憶情報が
記憶順に順番に読み出されて前記遅延量切換用スイッチ
回路23のコントロール端子に供給され、これを1H毎
に切換えて、第8図に示す如き遅延量の変化パターンを
与える。
この場合、RAM55に記憶されたデータの数が1フレ
ームのライン数に一致するか、常に1フイールド(又は
1フレーム)内のある時点で読み出し場所をリセットす
ることにより、1フイールド(又は1フレーム)におい
ていつも同じパターンで画像情報部分がずれる。しかし
、上記のデータ数が1フレームのライン数にしないか、
上記のリセットを行なわないで順次RAM55のアドレ
ス上のデータを読み出す場合には、パターンの画面での
垂直方向における位置が刻々と変わることになり、この
方がスクランブル効果が大きい。ところが、この場合に
は受信側でRAMの読み出しのスタートタイミングが判
別不可能である。
そこで、例えば垂直帰線消去期間内の18111間に、
RAM55の読み出しアドレスを指定するデータを入れ
ておき、垂直期間中の定められた場所で毎回この読み出
しアドレス指定データを再生して、そのアドレスに基づ
きRAM55の読み出しを開始することにより、送信側
で行なったずらし方のパターンを受信側で再現すること
ができ、良好な再生画像の復元ができる。
フィールド毎にこのようなデータを挿入することは、あ
る時点で水平同期信号が欠落して受信側でずらし方のパ
ターンを再現できなくなっても、次のフィールドからは
上記のデータが正常に再生されることにより、これを修
正して再び良好な再生画像の復元ができる。
次に本発明の第2実施例について第9図のブロック系統
図と共に説明する。第9図中、第1図と同一構成部分に
は同・−符号を付し、その説明を省略する。本実施例は
画像情報部分の遅延量の付与及びその切換えをメモリ6
1等を用いて行なうよう構成したものである。
メモリ61はクロック周波数が4fscで、また必要な
遅延量がτきざみで8種類あることがら32 (=4X
8)ステップ必要で、更にこれに加えて前記遅延時間τ
×を得る程度の容量のものでよい。タイミング発生回路
60は前記パルスb。
eを夫々発生出力すると共に、メモリ61へ書込み/読
み出し制御信号を供給する。メモリ61はこの制御信号
の立上り(又は立下り)で書込み動作を行ない、その立
下り(又は立上り)で読み出し動作を行なう。62は書
込みアドレス発生器で、メモリ61の書込みアドレスを
巡回的に発生してメモリ61へ供給する。
一方、遅延量セレクタ63は遅延Φ切換コントロール信
号発生回路24よりのコント0−ル信号とフィールド判
別回路27よりの判別信号とに基づいて、1日毎に、か
つ、1フイールド毎に異なる遅延量を設定して読み出し
アドレス発生器64へ供給する。読み出しアドレス発生
器64はメモリ61へ読み出しアドレスを供給する回路
で、相隣る2Hの画像情報部分のデータが周期τのm倍
の期間分遅延され、かつ、相隣る2フイールドでは前記
τ×だけ遅延量が異なるような読み出しアドレスを発生
する。
一例として1、メモリ61の容量が64ステップとし、
書込みアドレス発生器62を6ピツトのカウンタで構成
して1632法の値で“00”から°“3F”までの6
4ステップ分繰り返し巡回的に書込みアドレスを発生す
るものとすると、制御信号R/Wの例えば立上りより半
周期以内の時間でメモリ61に画像情報部分のデータが
書込まれる。
次に、その制御信号R/Wの立下りより半周期以内の時
間で、例えば遅延時間2τを得るときには、書込みアド
レスADから2×4だけ差し引いたアドレスを読み出し
アドレスとしてその格納データを読み出す。従って、遅
延時間2τを得る場合、上記の書込みアドレスADが“
10″のときは読み出しアドレスは“08”となり、A
Dが” o o”のときは“38”となる。
上記の読み出しアドレス値はτ×に相当する遅延時間を
得るときはAD−(2x4)−(4xk+2)で与えら
れる。ここで、kは自然数で、(4xk+2)はτの1
/2の奇数倍の遅延時間を示し、例えばl’ 22 J
に選定される。
なお、メモリ61から読み出される画像情報部分のデー
タは書込み時よりりOツクの半周m分のタイミングずれ
るので、シフトレジスタ28からの同期信号部分のデー
タの出力タイミングを合わせるため、シフトレジスタ2
8へのクロックパルスはインバータ65により反転され
る。
上記の構成の映像信号処理装置は、例えば第10図に6
6.69で示す如く既存の記録VTR67の記録入力側
や既存の再生VTR68の再生出力側に用いられる。
映像信号処理装置66.69は上記のように同期信号部
分は全くスクランブルされておらず、かつ、画像情報部
分についてのみスクランブルによりライン毎に水平位置
がずらされているが、そのずれ量は相隣る2ラインにお
いて色副搬送波の周期τのm倍(実施例ではmはO及び
1)であるから、記録VTR67がY/C分離分離口形
フィルタを有していても正常にY/C分離が可能で、正
常にスクランブルされた映像信号をテープカセット内の
磁気テープに記録するこができる。
また、このテープカセットを既存の再生VTR(VTR
の再生系)68で再生した場合も、同様に正常にスクラ
ンブルされた再生映像信号を再生することができる。こ
こで、この再生映像信号を通常のテレビジョン受像機に
供給した場合は、画像情報部分の水平位置が前記したよ
うにライン毎にずれているから、絵柄が曲がり視聴に耐
えない再生画像が表示される。また、本実施例では画像
情報部分のずらす範囲がフィールド毎に変わり、しかも
フィールド間のずらし量の差がτ/2の奇数倍に選定さ
れているので、フィールド毎に色副搬送波の位相が反転
することになり、色相が反転するので、より一層見苦し
い再生映像信号を行なわせることができる。
これに対して、上記の再生映像信号を本実施例の映像信
号処理装置69に入力映像信号として供給し、受信者が
前記映像信号処理装置66で入力した暗証番号と同一の
暗証番号を入力することにより、画像情報部分のずれを
打ち消された正常な再生映像信号を出力端子70へ出力
することができる。ただし、映像信号処理装置69のス
イッチ回路23は映像信号処理装置66のそれに比し逆
方向に遅延量が切換わるように設定されている。
なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく
、相隣る2Hでのずれ量はτ以内に限定されるものでは
なく、また第7図に示すROM54の内容を所定の契約
期間を経過した時点で変更して、同じ暗証番号であって
もスクランブルのパターンを容易に変更することもでき
る。また、輝度信号だけ又は搬送色信号だけに対して上
記のスクランブル処理を行なってもよい。
発明の効果 上述の如く、本発明によれば、相隣る2ラインでの画像
情報部分に対する遅延量の差を色副搬送波の周期のm倍
(ただし、mは0及び正の整数)にしたので、Y/C分
離分離口形フィルタや再生搬送色信号等にクロストーク
除去用くし形フィルタを有する既存のVTRであっても
、その構成を変更させることなくスクランブルされた映
像信号を記録再生させることができ、またカラーバース
ト信号から連続波を得て再生低域変換搬送色信号をもと
の帯域に戻すと同時に時間軸変動を除去するAFCルー
プを有するVTRにおいても、同期信号部分にはスクラ
ンブルをかけていないのでAFCループを正常に動作さ
せることができ、更に暗証番号を知っている特定の者だ
けがデスクランブル処理を行なう映像信号処理装置を通
して正常な再生画像を得ることができ、更に、分離手段
及び遅延手段をディジタル回路で構成したので、遅延m
の設定が容易で、また極めて安定かつ正確に画像情報部
分及び同期信号部分の分離と画像情報部分に対する所要
の遅延時間の付与ができ、IC化し易く安価な構成で映
像信号のスクランブル又はデスクランブルが行なえる等
の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例のブロック系統図、第2図
及び第3図は夫々第1図の動作説明用信号波形図、第4
図及び第5図は夫々第1図中の要部の各個を示すブロッ
ク系統図、第6図は第1図中の他の要部の一実施例を示
すブロック系統図、第7図は第6図中のROMの記憶デ
ータ説明図、第8図は第6図中のRAMの記憶データ説
明図、第9図は本発明の第2実施例の70ツク系統図、
第10図は本発明装置の使用例を示すブロック系統図、
第11図及び第12図は夫々従来のスクランブル方法の
各個を示す映像信号の波形図、第13図は従来のスクラ
ンブル方法の他の例を示すブロック系統図である。 15・・・カラー映像信号人iJ端子、16・・・A/
D変換器、17・・・クロックパルス発生回路、20・
・・画像情報部分分離回路、21・・・同期信号部分分
離回路、221〜227.26.28・・・シフトレジ
スタ、23.25.29・・・スイッチ回路、24・・
・遅延信切換コントロール信号発生回路、30・・・D
/A変換器、32・・・カラー映像信号出力端子、61
・・・メモリ、62・・・書込みアドレス発生器、63
・・・遅延8セレクタ、64・・・読み出しアドレス発
生器。 ′   特許出願人 日本ビクター株式会社第2図 第3図 −一時間 第4図 第5囚 ROMのアドレス(10進) 第8図 第10図 第11図 第12図 第13図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力アナログ映像信号を繰り返し周波数n×fs
    c(ただし、fscは色副搬送波周波数、nは自然数)
    のサンプリングクロックでA/D変換して第1のディジ
    タル映像信号を出力するA/D変換器と、水平同期信号
    に基づき1水平走査期間毎に、該第1のディジタル映像
    信号を予め設定した区間の画像情報部分とそれ以外の区
    間の同期信号部分とに分離する分離手段と、該分離手段
    により分離された該画像情報部分に対して少なくとも相
    隣る2水平走査期間の該画像情報部分が該入力アナログ
    映像信号の色副搬送波の周期τのm倍(ただし、mは0
    及び正の整数)の期間異なるように遅延する遅延手段と
    、該遅延手段よりの遅延画像情報部分に、該分離手段に
    より分離された同期信号部分を多重して第2のディジタ
    ル映像信号として出力する多重手段と、該多重手段より
    の該第2のディジタル映像信号をアナログ映像信号に変
    換するD/A変換器とよりなることを特徴とする映像信
    号処理装置。
  2. (2)該遅延手段は、直列に接続された複数個のシフト
    レジスタと、該複数個のシフトレジスタのうち初段のシ
    フトレジスタの入力データと該複数個のシフトレジスタ
    の各出力データの夫々を巡回的に1水平走査期間毎に切
    換出力する切換手段とよりなることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の映像信号処理装置。
  3. (3)該遅延手段は、メモリと、該画像情報部分の該メ
    モリへの書込みアドレスを巡回的に発生出力する書込み
    アドレス発生器と、該メモリに書込まれた該画像情報部
    分のデータを1水平走査期間前に読み出したデータに対
    して前記周期τのm倍の期間遅れて読み出す読み出し手
    段とよりなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の映像信号処理装置。
JP62306377A 1987-12-03 1987-12-03 映像信号処理装置 Pending JPH01147982A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02237238A (ja) * 1988-06-07 1990-09-19 Macrovision Corp 時間領域信号を暗号化および復号する方法および装置

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JPH02237238A (ja) * 1988-06-07 1990-09-19 Macrovision Corp 時間領域信号を暗号化および復号する方法および装置

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