JPH0113882Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0113882Y2 JPH0113882Y2 JP1981021690U JP2169081U JPH0113882Y2 JP H0113882 Y2 JPH0113882 Y2 JP H0113882Y2 JP 1981021690 U JP1981021690 U JP 1981021690U JP 2169081 U JP2169081 U JP 2169081U JP H0113882 Y2 JPH0113882 Y2 JP H0113882Y2
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- JP
- Japan
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- valve
- flow
- valve seat
- rate
- flow rate
- Prior art date
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- Expired
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- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims description 10
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Lift Valve (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は弁座の構造を改良した冷媒流量制御弁
装置に関する。
装置に関する。
冷媒流量制御弁装置たとえば球形ポペツト形の
ものとしては第6図に示すようなものが知られて
いる。すなわち、図中1は弁本体で、この弁本体
1には流通路2が設けられ、この流通路2の弁座
3に球弁4が接離されることにより上記流通路2
が開閉されるようになつている。
ものとしては第6図に示すようなものが知られて
いる。すなわち、図中1は弁本体で、この弁本体
1には流通路2が設けられ、この流通路2の弁座
3に球弁4が接離されることにより上記流通路2
が開閉されるようになつている。
しかしながら、従来のものは球弁4のリフトL
とそれに伴う流通路2の開口面積の関係が第7図
に示すようにほぼ比例的な特性ないしは第3図に
示すように入力信号との関係から球弁4のリフト
Lの変化率が開放初期に大きくその後漸減して、
流通路2の開口面積の変化率が初め大きくその後
漸減する特性を有していた。
とそれに伴う流通路2の開口面積の関係が第7図
に示すようにほぼ比例的な特性ないしは第3図に
示すように入力信号との関係から球弁4のリフト
Lの変化率が開放初期に大きくその後漸減して、
流通路2の開口面積の変化率が初め大きくその後
漸減する特性を有していた。
このため、流通路2の開放初期における流量変
化が大きくなり、冷媒サイクルにおける流通路2
の開き始めにおいて流量変化が大きくなり、精密
な流量調整が困難となり冷凍効率を良好に維持で
きない不都合があつた。
化が大きくなり、冷媒サイクルにおける流通路2
の開き始めにおいて流量変化が大きくなり、精密
な流量調整が困難となり冷凍効率を良好に維持で
きない不都合があつた。
本考案は上記事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは、前記したように、球弁
のリフトLの変化率が入力信号に基いて開放初期
に大きく、その後漸減して流通路の開口面積の変
化率が開放初期に大きく、その後漸減する特性と
なり、弁の開放初期における流量変化が大きく、
従つて、精密な流量調整が困難となつてしまう問
題点を解決すべく、簡単な構造で弁開放初期にお
ける流量変化率を小とする冷媒流量制御弁装置を
提供しようとするものである。
その目的とするところは、前記したように、球弁
のリフトLの変化率が入力信号に基いて開放初期
に大きく、その後漸減して流通路の開口面積の変
化率が開放初期に大きく、その後漸減する特性と
なり、弁の開放初期における流量変化が大きく、
従つて、精密な流量調整が困難となつてしまう問
題点を解決すべく、簡単な構造で弁開放初期にお
ける流量変化率を小とする冷媒流量制御弁装置を
提供しようとするものである。
以下、本考案の一実施例を第1図および第2図
にもとづいて説明する。図中11はたとえば冷凍
サイクル中に接続される弁本体で、この弁本体1
1内には流通路12が設けられている。この流通
路12の流出側端部には第1の弁座13および第
2の弁座14が形成されている。上記第1の弁座
13の内径φdは上記第2の弁座14の内径φDP
より小とされている。また、上記第1の弁座13
および第2の弁座14には球弁15が接離されて
上記流通路12が開閉されるようになつている。
上記球弁15の直径DBは上記第2の弁座14の
内径φDPに等しくあるいはその寸法に略等しくさ
れ、 また、上記第1および第2の弁座間の距離xは で表わされる。
にもとづいて説明する。図中11はたとえば冷凍
サイクル中に接続される弁本体で、この弁本体1
1内には流通路12が設けられている。この流通
路12の流出側端部には第1の弁座13および第
2の弁座14が形成されている。上記第1の弁座
13の内径φdは上記第2の弁座14の内径φDP
より小とされている。また、上記第1の弁座13
および第2の弁座14には球弁15が接離されて
上記流通路12が開閉されるようになつている。
上記球弁15の直径DBは上記第2の弁座14の
内径φDPに等しくあるいはその寸法に略等しくさ
れ、 また、上記第1および第2の弁座間の距離xは で表わされる。
しかして、上述した構成において、球弁15が
第1および第2の弁座13,14から離間する方
向にリフトされると、流通路12が開放されて冷
媒が流されることになる。
第1および第2の弁座13,14から離間する方
向にリフトされると、流通路12が開放されて冷
媒が流されることになる。
この流通路12の開放時において第2の弁座1
4に対する球弁15のリフト量と流通路12の開
口面積との関係は第2図中a線に示す如く球弁1
4のリフト量の増大に伴つて流通路12の開口面
積が漸次増大する。したがつて、球弁15の開き
始めにおける冷媒の流量変化率は従来のように大
とならず小となり、その流量調整が容易になる。
4に対する球弁15のリフト量と流通路12の開
口面積との関係は第2図中a線に示す如く球弁1
4のリフト量の増大に伴つて流通路12の開口面
積が漸次増大する。したがつて、球弁15の開き
始めにおける冷媒の流量変化率は従来のように大
とならず小となり、その流量調整が容易になる。
一方、第1の弁座13における冷媒流量特性は
第2図中b線で示される如く比例的に変化する。
第2図中b線で示される如く比例的に変化する。
また、上記第1の弁座13と上記球弁15との
嵌合により上記流通路12を確実に閉塞するとと
もに球弁15を位置決めし、さらに冷媒の最大通
過面積の設定を行なうようになつている。
嵌合により上記流通路12を確実に閉塞するとと
もに球弁15を位置決めし、さらに冷媒の最大通
過面積の設定を行なうようになつている。
ところで弁本体のリフトを駆動する素子の特性
が、入力信号の小さいとき弁リフト増加率が大き
く、かつ入力信号が大きいとき弁リフト増加率が
小さいもの、即ちたとえば球弁15を入力信号の
増大に伴つて漸次その作動量を減少するバイメタ
ルによつて動作させる場合には第3図に示すバイ
メタルの特性と第4図に示す流量特性とが第5図
に示すように合成され弁開放初期における流量変
化率を小さくするような比例的な特性に矯正でき
る。なおバイメタル以外にはワツクスのような流
体状の物質を封入したベローズ内にヒータを挿入
したものなどが用いられる。
が、入力信号の小さいとき弁リフト増加率が大き
く、かつ入力信号が大きいとき弁リフト増加率が
小さいもの、即ちたとえば球弁15を入力信号の
増大に伴つて漸次その作動量を減少するバイメタ
ルによつて動作させる場合には第3図に示すバイ
メタルの特性と第4図に示す流量特性とが第5図
に示すように合成され弁開放初期における流量変
化率を小さくするような比例的な特性に矯正でき
る。なおバイメタル以外にはワツクスのような流
体状の物質を封入したベローズ内にヒータを挿入
したものなどが用いられる。
本考案は以上説明したように、弁本体内の流通
路に第1の弁座およびこの第1の弁座より内径を
大とする第2の弁座を設け、これら第1および第
2の弁座に球弁を接離させて上記流通路を開閉す
るようにしたから、上記流通路の開き始めにおけ
る流通量を小とすることができ流通路の開き始め
において精密な流量調整を必要とする場合にはそ
の調整が極めて容易になるという効果を奏するも
のである。
路に第1の弁座およびこの第1の弁座より内径を
大とする第2の弁座を設け、これら第1および第
2の弁座に球弁を接離させて上記流通路を開閉す
るようにしたから、上記流通路の開き始めにおけ
る流通量を小とすることができ流通路の開き始め
において精密な流量調整を必要とする場合にはそ
の調整が極めて容易になるという効果を奏するも
のである。
第1図は本案の冷媒流量制御弁装置を示す断面
図、第2図はその流量特性を示すグラフ図、第3
図は駆動素子の特性を示すグラフ図、第4図は流
量特性を示すグラフ図、第5図は第3図と第4図
を合成したグラフ図、第6図は従来の弁装置を示
す断面図で、第7図はその流量特性を示すグラフ
図である。 11……弁本体、12……流通路、13……第
1の弁座、14……第2の弁座、15……球弁。
図、第2図はその流量特性を示すグラフ図、第3
図は駆動素子の特性を示すグラフ図、第4図は流
量特性を示すグラフ図、第5図は第3図と第4図
を合成したグラフ図、第6図は従来の弁装置を示
す断面図で、第7図はその流量特性を示すグラフ
図である。 11……弁本体、12……流通路、13……第
1の弁座、14……第2の弁座、15……球弁。
Claims (1)
- 弁本体のリフトを駆動する素子の特性が、入力
信号の小さいとき弁リフト増加率が大きくかつ入
力信号が大きいとき弁リフト増加率が小さい流量
制御弁において、弁本体と、この弁本体内に設け
られた流通路と、この流通路に設けられた第1の
弁座およびこの第1の弁座より内径を大とする第
2の弁座と、これら第1および第2の弁座に接離
して上記流通路を開閉する球弁とを具備して弁開
放初期における流量変化率を小とするようにした
ことを特徴とする冷媒流量制御弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981021690U JPH0113882Y2 (ja) | 1981-02-18 | 1981-02-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981021690U JPH0113882Y2 (ja) | 1981-02-18 | 1981-02-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57134458U JPS57134458U (ja) | 1982-08-21 |
JPH0113882Y2 true JPH0113882Y2 (ja) | 1989-04-24 |
Family
ID=29819534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981021690U Expired JPH0113882Y2 (ja) | 1981-02-18 | 1981-02-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0113882Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001027543A1 (fr) * | 1999-10-08 | 2001-04-19 | Zexel Valeo Climate Control Corporation | Cycle frigorifique |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4639630B2 (ja) * | 2004-04-22 | 2011-02-23 | パナソニック株式会社 | 給水装置および冷蔵庫 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5522668A (en) * | 1978-07-05 | 1980-02-18 | Vyzk Ustav Rostlinne Vyroby | Drug for preventing sprouted sugar beet from black leg disease and its manufacture |
-
1981
- 1981-02-18 JP JP1981021690U patent/JPH0113882Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5522668A (en) * | 1978-07-05 | 1980-02-18 | Vyzk Ustav Rostlinne Vyroby | Drug for preventing sprouted sugar beet from black leg disease and its manufacture |
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---|---|---|---|---|
WO2001027543A1 (fr) * | 1999-10-08 | 2001-04-19 | Zexel Valeo Climate Control Corporation | Cycle frigorifique |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57134458U (ja) | 1982-08-21 |