JPH01135938A - 粘度可変流体封入装置 - Google Patents
粘度可変流体封入装置Info
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- JPH01135938A JPH01135938A JP29124587A JP29124587A JPH01135938A JP H01135938 A JPH01135938 A JP H01135938A JP 29124587 A JP29124587 A JP 29124587A JP 29124587 A JP29124587 A JP 29124587A JP H01135938 A JPH01135938 A JP H01135938A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 9
- 238000005538 encapsulation Methods 0.000 claims 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 abstract description 13
- 238000000518 rheometry Methods 0.000 abstract 2
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/26—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions
- F16F13/30—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions comprising means for varying fluid viscosity, e.g. of magnetic or electrorheological fluids
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、印加電圧に応じて粘度変化される電気レオロ
ジー流体を封入して、該電気レオロジー流体の粘度可変
機能をもって外部への仕事量を制御する粘度可変流体封
入装置に関する。
ジー流体を封入して、該電気レオロジー流体の粘度可変
機能をもって外部への仕事量を制御する粘度可変流体封
入装置に関する。
従来の技術
この種の粘度可変流体封入装置としては、例えば特開昭
60−104828号公報に開示された粘度可変流体封
入式防振体が知られており、電気レオロジー流体を封入
してオリフィス内の流体粘度を変化させることにより、
該オリフィス内の流れ状態が変化されてル1振周波数領
域の調整、つまり、外部への仕事量の制御が可能となっ
ている。
60−104828号公報に開示された粘度可変流体封
入式防振体が知られており、電気レオロジー流体を封入
してオリフィス内の流体粘度を変化させることにより、
該オリフィス内の流れ状態が変化されてル1振周波数領
域の調整、つまり、外部への仕事量の制御が可能となっ
ている。
従って、かかる粘度可変流体封入式防振体にあっては、
オリフィス内の流体粘度を変化させるにあたって、該オ
リフィス内の電気レオロジー流体に印加される電圧を単
に変化させればよく、その構成を著しく簡単化すること
ができる。
オリフィス内の流体粘度を変化させるにあたって、該オ
リフィス内の電気レオロジー流体に印加される電圧を単
に変化させればよく、その構成を著しく簡単化すること
ができる。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、従来の粘度可変流体封入式防振体は、制
振しようとする振動の周波数領域に対応した印加電圧を
実験等により予め決定し、この決定された印加電圧に沿
って上記流体の粘度が制御される。
振しようとする振動の周波数領域に対応した印加電圧を
実験等により予め決定し、この決定された印加電圧に沿
って上記流体の粘度が制御される。
ところが、封入される電気レオロジー流体は、流体温度
によってその粘度が変化されるため、上記決定された印
加電圧でオリフィス内の流体粘度を最適状態にチューニ
ングしようとしても、温度による粘度変化によりチュー
ニングに狂いが生じ、最適な振動減衰を行うことができ
なくなってしまうという問題点があった。
によってその粘度が変化されるため、上記決定された印
加電圧でオリフィス内の流体粘度を最適状態にチューニ
ングしようとしても、温度による粘度変化によりチュー
ニングに狂いが生じ、最適な振動減衰を行うことができ
なくなってしまうという問題点があった。
そこで、本発明は封入された電気レオロジー流体の温度
による粘度変化を考慮して、オリフィス内の流体粘度を
緻密に制御することにより、外部への仕事量の制御を目
的通りに正確に行うことができる粘度可変流体封入装置
を提供することを目的とする。
による粘度変化を考慮して、オリフィス内の流体粘度を
緻密に制御することにより、外部への仕事量の制御を目
的通りに正確に行うことができる粘度可変流体封入装置
を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段
かかる目的を達成するために本発明は第1図に示すよう
に、印加電圧に応じて粘度変化される電気レオロジー流
体を封入し、制御電圧が印加される電極板(2)、(b
)間に存在する該電気しオロジー流体の粘度可変機能を
利用して、外部への仕事量を制御する粘度可変流体封入
装置(c)において、 封入された電気レオロジー流体の温度変化される粘度を
検出する粘度検出手段(d)と、上記電極板(a)、(
b)に印加する電圧を出力する電圧出力手段(e)と、 検出された粘度に基づいて、上記l対の電極板(a)、
(b)間の流体を、予め設定された最適粘度に制御する
ための印加電圧を決定する電圧決定手段(f)と、を設
けることにより構成する。
に、印加電圧に応じて粘度変化される電気レオロジー流
体を封入し、制御電圧が印加される電極板(2)、(b
)間に存在する該電気しオロジー流体の粘度可変機能を
利用して、外部への仕事量を制御する粘度可変流体封入
装置(c)において、 封入された電気レオロジー流体の温度変化される粘度を
検出する粘度検出手段(d)と、上記電極板(a)、(
b)に印加する電圧を出力する電圧出力手段(e)と、 検出された粘度に基づいて、上記l対の電極板(a)、
(b)間の流体を、予め設定された最適粘度に制御する
ための印加電圧を決定する電圧決定手段(f)と、を設
けることにより構成する。
作用
以上の構成により本発明の粘度可変流体封入装置(c)
にあっては、粘度検出手段(d)で検出された電気レオ
ロジー流体の温度変化による粘度値は、電圧決定手段(
f)が人力されて該粘度値を考慮した最適な制御電圧が
決定される。
にあっては、粘度検出手段(d)で検出された電気レオ
ロジー流体の温度変化による粘度値は、電圧決定手段(
f)が人力されて該粘度値を考慮した最適な制御電圧が
決定される。
そして、この決定された電圧を電圧出力手段(e)を介
して電極板(a)、(b)に印加することにより、該電
極板(a)、(b)間の流体粘度を的確にチューニング
することができる。
して電極板(a)、(b)に印加することにより、該電
極板(a)、(b)間の流体粘度を的確にチューニング
することができる。
実施例
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
第2図は本発明の一実施例を示す粘度可変流体封入装置
としての粘度可変流体封入式防振体lO(以下防振体と
称す)で、該防振体10はエンジンマウントとして用い
られる場合に例をとって以下述べる。
としての粘度可変流体封入式防振体lO(以下防振体と
称す)で、該防振体10はエンジンマウントとして用い
られる場合に例をとって以下述べる。
即ち、上記防振体10は、エンジン、トランスミッショ
ン等の結合体である図外のパワーユニット側にボルト1
2を介して取り付けられる第1枠体14と、図外の車体
側にボルト16を介して取り付けられる有底筒状の第2
枠体18とを備え、第1枠体14の外周と第2枠体18
の上端開口部内周との間に、笠状のゴムインシュレータ
20が液密的に固着される。
ン等の結合体である図外のパワーユニット側にボルト1
2を介して取り付けられる第1枠体14と、図外の車体
側にボルト16を介して取り付けられる有底筒状の第2
枠体18とを備え、第1枠体14の外周と第2枠体18
の上端開口部内周との間に、笠状のゴムインシュレータ
20が液密的に固着される。
そして、上記ゴムインシュレータ20で閉止された第2
枠体14内は液密空間部22とされ、該液密空間部22
内には印加される電圧に応じて粘度が変化される電気レ
オロジー流体が封入される。
枠体14内は液密空間部22とされ、該液密空間部22
内には印加される電圧に応じて粘度が変化される電気レ
オロジー流体が封入される。
一方、上記液密空間部22内には、第1枠体14のボル
ト12の延設部分に電気絶縁体24を介して第1電極板
26が装着されると共に、第2枠体18の底部に電気絶
縁体28を介して第2電極板30が装着される。
ト12の延設部分に電気絶縁体24を介して第1電極板
26が装着されると共に、第2枠体18の底部に電気絶
縁体28を介して第2電極板30が装着される。
上記第1ft!極板26と第2電極板30は、第1゜第
2枠体14.18間の振動入力方向に対向配置され、該
第1.第2電極板26.30からそれぞれ同心状に突設
される環状突起26a、26bおよび30a、30b、
30cが互いに適宜間隔をもって嵌合される。
2枠体14.18間の振動入力方向に対向配置され、該
第1.第2電極板26.30からそれぞれ同心状に突設
される環状突起26a、26bおよび30a、30b、
30cが互いに適宜間隔をもって嵌合される。
そして、上記第1.第2i1i極板26.30間に電圧
を印加することにより、これら画電極板26゜30間の
電気レオロジー流体はその粘度が変化され、第1.第2
枠体14.18間の相対変位力に対する抵抗力が変化さ
れる。
を印加することにより、これら画電極板26゜30間の
電気レオロジー流体はその粘度が変化され、第1.第2
枠体14.18間の相対変位力に対する抵抗力が変化さ
れる。
つまり、上記第1.第2電極板26.30間の粘度変化
は、第1.第2枠体14.18間に入力される振動の減
衰力を変化させる作用を行う。
は、第1.第2枠体14.18間に入力される振動の減
衰力を変化させる作用を行う。
尚、上記ボルト12の延設部分の先端部と、上記第2電
極板30の内周との間には、第1.第2枠体14.18
間の過大な振動変位を防止するためのゴム体34が設け
られる。
極板30の内周との間には、第1.第2枠体14.18
間の過大な振動変位を防止するためのゴム体34が設け
られる。
ところで、上記第1電極板26および第2電極板30は
ハーネス42,42aを介して電圧出力手段としての電
圧源44に接続され、該電圧源から出力される電圧が第
1.第2電極板26.30に印加される構成となってい
る。
ハーネス42,42aを介して電圧出力手段としての電
圧源44に接続され、該電圧源から出力される電圧が第
1.第2電極板26.30に印加される構成となってい
る。
上記電圧源44から第1.第2電極板26.30に出力
される電圧は、パワーユニット側の第1振動センサ46
および車体側の第2振動センサ48で検出された各上下
加速度信号に基づいてコントロールユニット50によっ
て制御される。
される電圧は、パワーユニット側の第1振動センサ46
および車体側の第2振動センサ48で検出された各上下
加速度信号に基づいてコントロールユニット50によっ
て制御される。
即ち、上記コントロールユニット5oでは、上記第1.
第2振動センサ46,4Bの検出信号をそれぞれ入力し
て、演算により求めた第1.第2枠体14.18間の相
対速度と相対変位との符号が一致した時には低減衰とし
、一致しないときには粘度変化による減衰力がゴムイン
シュレータ20のばね力と同じになる時刻までは高減衰
とし、更に、該時刻より再び符号が一致するまでの時間
においては、高減衰から低減衰へと連続的に減衰力を変
化させる制御信号を上記電圧源44に出力する。
第2振動センサ46,4Bの検出信号をそれぞれ入力し
て、演算により求めた第1.第2枠体14.18間の相
対速度と相対変位との符号が一致した時には低減衰とし
、一致しないときには粘度変化による減衰力がゴムイン
シュレータ20のばね力と同じになる時刻までは高減衰
とし、更に、該時刻より再び符号が一致するまでの時間
においては、高減衰から低減衰へと連続的に減衰力を変
化させる制御信号を上記電圧源44に出力する。
従って、上記電圧源44からは上記コントロールユニッ
ト50での制御信号に沿った制御電圧が、第1.第2電
極板26.30に出力される。
ト50での制御信号に沿った制御電圧が、第1.第2電
極板26.30に出力される。
ここで、本実施例は第2枠体18の側壁に主流体室38
内の電気レオロジー流体の温度(T)を測定する温度セ
ンサ52を設け、該温度センサ52の検出信号を上記コ
ントロールユニット5oに入力する。
内の電気レオロジー流体の温度(T)を測定する温度セ
ンサ52を設け、該温度センサ52の検出信号を上記コ
ントロールユニット5oに入力する。
ところで、上記電気しオロジー流体は温度に対応して粘
度変化されることから、上記温度センサ52が粘度検出
手段として用いられる。
度変化されることから、上記温度センサ52が粘度検出
手段として用いられる。
上記コントロールユニット50は、第3図に示すように
目標粘度設定回路54.電圧決定手段としての温度−帖
度一電圧マツブ回路56および電圧印加タイミング制御
回路58が設けられる。
目標粘度設定回路54.電圧決定手段としての温度−帖
度一電圧マツブ回路56および電圧印加タイミング制御
回路58が設けられる。
上記目標粘度設定回路54は、上記第1.第2振動セン
サ46,48の検出信号を入力して、第1、第2電極板
26.30間の流体の最適な粘度(目標粘度)(η)を
、予め記憶されたマツプ等により求める。
サ46,48の検出信号を入力して、第1、第2電極板
26.30間の流体の最適な粘度(目標粘度)(η)を
、予め記憶されたマツプ等により求める。
上記温度−粘度−電圧マリプ回路56は、第4図に示す
ようなマツプ60が予め記憶されており、上記目標粘度
設定回路54の出力信号および上記温度センサ52の検
出信号を入力して、最適な電圧(E)を決定する。
ようなマツプ60が予め記憶されており、上記目標粘度
設定回路54の出力信号および上記温度センサ52の検
出信号を入力して、最適な電圧(E)を決定する。
上記電圧印加タイミング制御回路58は、上記温度−粘
度−電圧マツプ回路56で求められた電圧信号を入力し
て、電圧源44から防振体lOの第1.第2電極板26
.aoiこ出力される電圧のON、OFFタイミング(
デユーティ比)を演算する。
度−電圧マツプ回路56で求められた電圧信号を入力し
て、電圧源44から防振体lOの第1.第2電極板26
.aoiこ出力される電圧のON、OFFタイミング(
デユーティ比)を演算する。
以上の構成になる本実施例の防振体lOは、第1、第2
枠体14.18間に入力される振動が、第1.第2電極
板26.30間の流体粘度変化を伴って効果的に減衰さ
れるが、上記防振体lOはたとえば第5図の1自由度形
モデルに置き換えてみると、振動入力(F)は、F=F
c+PR・・・■として表わされる。尚、Pcは減衰力
、FRはばね力である。
枠体14.18間に入力される振動が、第1.第2電極
板26.30間の流体粘度変化を伴って効果的に減衰さ
れるが、上記防振体lOはたとえば第5図の1自由度形
モデルに置き換えてみると、振動入力(F)は、F=F
c+PR・・・■として表わされる。尚、Pcは減衰力
、FRはばね力である。
第6図は上記0式での3つの力(P、FC,PR)の位
相関係を示したもので、同図から理解されるようにFc
とFIIが同相の領域(図中斜線部)と、逆相の領域(
図中斜線部以外)が存在する。
相関係を示したもので、同図から理解されるようにFc
とFIIが同相の領域(図中斜線部)と、逆相の領域(
図中斜線部以外)が存在する。
そこで、上記入力(F)を小さくする(振動を減衰する
)ためには、FR若しくはF。を制御してやればよい。
)ためには、FR若しくはF。を制御してやればよい。
即ち、FcとPRが同相の場合にはPcを小さくし、か
つ、FRとFcが逆相の場合にはPcを大きくすること
により、第7図に示す変位伝達特性が得られ、たとえば
エンジンシェイクの周波数領域で低減式を大きく取るこ
とができる。
つ、FRとFcが逆相の場合にはPcを大きくすること
により、第7図に示す変位伝達特性が得られ、たとえば
エンジンシェイクの周波数領域で低減式を大きく取るこ
とができる。
ところが、防振体10内に封入された電気レオロジー流
体の粘度は、電圧と温度とにより、第8図に示すような
特性を有している。
体の粘度は、電圧と温度とにより、第8図に示すような
特性を有している。
特に、温度が低い条件では電圧を加えない状態での初期
粘度は高く、電圧を印加した状態での到達粘度は低くな
る一方、温度が高くなると初期粘度は低く、到達粘度が
高くなる。 ゛このため、印加電圧を一定にした
場合、制御される流体の粘度が温度により異なるので、
第7図の特性(イ)および特性(ロ)に示したように変
位伝達率に差が生じ、従来の技術にも述べたように安定
した特性が得られなくなってしまう。
粘度は高く、電圧を印加した状態での到達粘度は低くな
る一方、温度が高くなると初期粘度は低く、到達粘度が
高くなる。 ゛このため、印加電圧を一定にした
場合、制御される流体の粘度が温度により異なるので、
第7図の特性(イ)および特性(ロ)に示したように変
位伝達率に差が生じ、従来の技術にも述べたように安定
した特性が得られなくなってしまう。
そこで、本実施例では温度センサ52によって防振体l
Oに封入された電気レオロジー流体の温度(T)をリア
ルタイムに測定し、温度−帖度一電圧マツブ回路56に
よって、温度変化される流体粘度を考慮して印加電圧(
EQT)を求め、電圧印加タイミング制御部58で・該
電圧に対応して時間制御された制御電圧を、電圧源44
から第1゜第2電極板26.30に出力することにより
、最適な第1.第2電極板26.30間の流体粘度を得
ることができる。
Oに封入された電気レオロジー流体の温度(T)をリア
ルタイムに測定し、温度−帖度一電圧マツブ回路56に
よって、温度変化される流体粘度を考慮して印加電圧(
EQT)を求め、電圧印加タイミング制御部58で・該
電圧に対応して時間制御された制御電圧を、電圧源44
から第1゜第2電極板26.30に出力することにより
、最適な第1.第2電極板26.30間の流体粘度を得
ることができる。
従って、防振体10の振動減衰領域を、制振しようとす
る振動の周波数領域に高い精度をもってチューニングす
ることができ、防振効果が著しく向上されることになる
。
る振動の周波数領域に高い精度をもってチューニングす
ることができ、防振効果が著しく向上されることになる
。
第9図は上記防振体lOのオリフィス36内流体の粘度
を制御するためのプログラムを実行するフローチャート
を示し、先ず、ステップIで防振体IOに入力される振
動の上下加速度を求めると共に、ステップ■で電気レオ
ロジー流体の温度(T)を検出する。
を制御するためのプログラムを実行するフローチャート
を示し、先ず、ステップIで防振体IOに入力される振
動の上下加速度を求めると共に、ステップ■で電気レオ
ロジー流体の温度(T)を検出する。
そして、次のステップ■で上記入力振動に基づいて目標
粘度(ηn)を求めると共に、ステップ■では上記温度
(Tn)および目標粘度(η。)から電圧(E 、T)
を求める。
粘度(ηn)を求めると共に、ステップ■では上記温度
(Tn)および目標粘度(η。)から電圧(E 、T)
を求める。
次のステップ■では上記電圧(E、、T)に基づいて電
圧印加タイミング(デユーティ比)を求め、このタイミ
ングに沿ってステップ■は第1.第2電極板26.30
に制御電圧を出力する。
圧印加タイミング(デユーティ比)を求め、このタイミ
ングに沿ってステップ■は第1.第2電極板26.30
に制御電圧を出力する。
尚、本実施例にあっては封入された電気レオロジー流体
の温度検出により、該電気レオロジー流体の粘度を検知
する手段を開示したが、これに限ることなく封入された
電気レオロジー流体の粘度を直接に測定し、目標粘度と
の差から電圧制御を行うようにしてもよい。
の温度検出により、該電気レオロジー流体の粘度を検知
する手段を開示したが、これに限ることなく封入された
電気レオロジー流体の粘度を直接に測定し、目標粘度と
の差から電圧制御を行うようにしてもよい。
また、本実施例では粘度可変流体封入装置として、エン
ジンマウントに用いられる粘度可変流体封入式防振体1
0に例をとって述べたが、これに限ることなく電気しオ
ロジー流体の印加電圧による粘度可変機能を利用する装
置、たとえば電気レオロジー流体を減衰媒体として用い
るショックアブソーバ等にあっても本発明を適用するこ
とができることはいうまでもない。
ジンマウントに用いられる粘度可変流体封入式防振体1
0に例をとって述べたが、これに限ることなく電気しオ
ロジー流体の印加電圧による粘度可変機能を利用する装
置、たとえば電気レオロジー流体を減衰媒体として用い
るショックアブソーバ等にあっても本発明を適用するこ
とができることはいうまでもない。
発明の詳細
な説明したように本発明の粘度可変流体封入式装置にあ
っては、封入された電気レオロジー流体の温度変化され
る粘度を考慮して、オリフィス内の電気レオロジー流体
に印加する電圧を制御するので、結果的に電極板間の流
体粘度は温度による影響を受けることなく、常に最適な
値にチューニングされることになり、外部への仕事量を
当初の目的通り的確に制御することができるという優れ
た効果を奏する。
っては、封入された電気レオロジー流体の温度変化され
る粘度を考慮して、オリフィス内の電気レオロジー流体
に印加する電圧を制御するので、結果的に電極板間の流
体粘度は温度による影響を受けることなく、常に最適な
値にチューニングされることになり、外部への仕事量を
当初の目的通り的確に制御することができるという優れ
た効果を奏する。
第1図は本発明の概念を示す概略構成図、第2図は本発
明の一実施例を示す断面図、第3図は本発明の粘度制御
部の一実施例を示す概略構成図、第4図は本発明の一実
施例に用いられる温度−帖度一電圧マツブ図、第5図は
本発明の防振体構造を1自由度形で示したモデル図、第
6図は防振体のばね力、減衰力および振動入力の位相関
係を示す特性図、第7図は防振体の変位伝達特性図、第
8図は電気レオロジー流体の粘度特性図、第9図は本発
明で行われる制御のプログラムの一処理例を示すフロー
チャートである。 lO・・・粘度可変流体封入式防振体(粘度可変流体封
入装置)、20・・・ゴムインシュレータ、26・・・
第2電極板、30・・・第1電極板、34・・・ゴム体
、36・・・オリフィス、38・・・主流体室、40・
・・副流体室、44・・・電圧源(電圧出力手段)、5
0・・・コントロールユニット、52・・・温度センサ
(粘度検出手段)、56・・・温変−粘度−電圧マツブ
回路(電圧決定手段)。 第9図
明の一実施例を示す断面図、第3図は本発明の粘度制御
部の一実施例を示す概略構成図、第4図は本発明の一実
施例に用いられる温度−帖度一電圧マツブ図、第5図は
本発明の防振体構造を1自由度形で示したモデル図、第
6図は防振体のばね力、減衰力および振動入力の位相関
係を示す特性図、第7図は防振体の変位伝達特性図、第
8図は電気レオロジー流体の粘度特性図、第9図は本発
明で行われる制御のプログラムの一処理例を示すフロー
チャートである。 lO・・・粘度可変流体封入式防振体(粘度可変流体封
入装置)、20・・・ゴムインシュレータ、26・・・
第2電極板、30・・・第1電極板、34・・・ゴム体
、36・・・オリフィス、38・・・主流体室、40・
・・副流体室、44・・・電圧源(電圧出力手段)、5
0・・・コントロールユニット、52・・・温度センサ
(粘度検出手段)、56・・・温変−粘度−電圧マツブ
回路(電圧決定手段)。 第9図
Claims (1)
- (1)印加電圧に応じて粘度変化される電気レオロジー
流体を封入し、制御電圧が印加される電極板間に存在す
る該電気レオロジー流体の粘度可変機能を利用して、外
部への仕事量を制御する粘度可変流体封入装置において
、 封入された電気レオロジー流体の温度変化される粘度を
検出する粘度検出手段と、 上記電極板に印加する電圧を出力する電圧出力手段と、 検出された粘度に基づいて、上記1対の電極板間の流体
を、予め設定された最適粘度に制御するための印加電圧
を決定する電圧決定手段と、を設けたことを特徴とする
粘度可変流体封入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29124587A JPH01135938A (ja) | 1987-11-18 | 1987-11-18 | 粘度可変流体封入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29124587A JPH01135938A (ja) | 1987-11-18 | 1987-11-18 | 粘度可変流体封入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01135938A true JPH01135938A (ja) | 1989-05-29 |
Family
ID=17766361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29124587A Pending JPH01135938A (ja) | 1987-11-18 | 1987-11-18 | 粘度可変流体封入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01135938A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5316112A (en) * | 1991-04-20 | 1994-05-31 | Bridgestone Corporation | Restricted passage system in vibration damping device |
EP0866232A3 (en) * | 1997-03-21 | 2000-01-12 | Trw Inc. | Center bearing assembly with rheological fluid for damping vibrations |
KR100503891B1 (ko) * | 2002-04-20 | 2005-07-26 | 국방과학연구소 | 압착모드형 전기유동유체 마운트 장치 |
CN100346087C (zh) * | 2005-08-04 | 2007-10-31 | 上海交通大学 | 电流变隔振器的正电极系统 |
-
1987
- 1987-11-18 JP JP29124587A patent/JPH01135938A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5316112A (en) * | 1991-04-20 | 1994-05-31 | Bridgestone Corporation | Restricted passage system in vibration damping device |
EP0866232A3 (en) * | 1997-03-21 | 2000-01-12 | Trw Inc. | Center bearing assembly with rheological fluid for damping vibrations |
KR100503891B1 (ko) * | 2002-04-20 | 2005-07-26 | 국방과학연구소 | 압착모드형 전기유동유체 마운트 장치 |
CN100346087C (zh) * | 2005-08-04 | 2007-10-31 | 上海交通大学 | 电流变隔振器的正电极系统 |
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