JPH01127401A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH01127401A JPH01127401A JP62287103A JP28710387A JPH01127401A JP H01127401 A JPH01127401 A JP H01127401A JP 62287103 A JP62287103 A JP 62287103A JP 28710387 A JP28710387 A JP 28710387A JP H01127401 A JPH01127401 A JP H01127401A
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- rubber
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- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims abstract description 63
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims abstract description 63
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 5
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 2
- 238000011160 research Methods 0.000 description 2
- 244000043261 Hevea brasiliensis Species 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
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- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- 229920001194 natural rubber Polymers 0.000 description 1
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- 238000010058 rubber compounding Methods 0.000 description 1
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 1
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は空気入りタイヤ、例えば、ロードレース、特に
、クローズドサーキットレースに適した二輪車用の空気
入りタイヤにおける路面のグリ・ノブ性の改良に関する
。
、クローズドサーキットレースに適した二輪車用の空気
入りタイヤにおける路面のグリ・ノブ性の改良に関する
。
(従来の技術)
一般にこの種のロードレースはクローズドサーキットレ
ースであり、これは1周2〜6 kmを15〜30周走
行し、その所要時間または順位を競うものである。その
所要時間に最も大きく寄与するものはタイヤが路面を把
持するグリップ力であり、特に、初期の1〜2周のグリ
ップ力の良否が大きく影響する。したがって、走行初期
から後半期にかけていかにグリップ力を維持するかに留
意が置かれて、この種のタイヤは設計されている。特に
、グリップ力の維持は走行の後半期において、トレッド
の摩耗形態とそのグリップ力との関係が特に、重要であ
る。耐摩耗性が悪いゴムはトレッドの摩耗形態が凹凸状
(以下、ササフレ現象という)となり後半のグリップ力
が著しく低下する。グリップ力の強さ、すなわちグリッ
プ性とこの種の耐摩耗性は二律背反の性質があり、当時
のトレッド部材では兼備させることは難しく、従来は、
これらの折衷案により製造されたタイヤが採用されてい
るのが現状である。
ースであり、これは1周2〜6 kmを15〜30周走
行し、その所要時間または順位を競うものである。その
所要時間に最も大きく寄与するものはタイヤが路面を把
持するグリップ力であり、特に、初期の1〜2周のグリ
ップ力の良否が大きく影響する。したがって、走行初期
から後半期にかけていかにグリップ力を維持するかに留
意が置かれて、この種のタイヤは設計されている。特に
、グリップ力の維持は走行の後半期において、トレッド
の摩耗形態とそのグリップ力との関係が特に、重要であ
る。耐摩耗性が悪いゴムはトレッドの摩耗形態が凹凸状
(以下、ササフレ現象という)となり後半のグリップ力
が著しく低下する。グリップ力の強さ、すなわちグリッ
プ性とこの種の耐摩耗性は二律背反の性質があり、当時
のトレッド部材では兼備させることは難しく、従来は、
これらの折衷案により製造されたタイヤが採用されてい
るのが現状である。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、最近、この種のレースは高速化し、従来
の折衷案のものでは下記の問題点がある。
の折衷案のものでは下記の問題点がある。
すなわち、グリップ性を重視したゴム特性を有するトレ
ッドゴム部材の場合、走行時にトレッドゴム全体が発熱
するまでは、グリップ性は良好であるが、トレンドゴム
が高発熱状態となる走行後半期となると、トレッドゴム
の表部の摩耗形態がササフレ現象となり、すなわちトレ
ッド表部の摩耗が進み凹凸状となり、その結果、トレン
ドのグリップ力が低下し、十分なグリップ性を維持不可
能となるという問題点がある。すなわち、走行初期のグ
リップ性を良好にすると後半期の耐摩耗性が低下する。
ッドゴム部材の場合、走行時にトレッドゴム全体が発熱
するまでは、グリップ性は良好であるが、トレンドゴム
が高発熱状態となる走行後半期となると、トレッドゴム
の表部の摩耗形態がササフレ現象となり、すなわちトレ
ッド表部の摩耗が進み凹凸状となり、その結果、トレン
ドのグリップ力が低下し、十分なグリップ性を維持不可
能となるという問題点がある。すなわち、走行初期のグ
リップ性を良好にすると後半期の耐摩耗性が低下する。
また、逆に、タイヤの耐摩耗性を向上すると、走行初期
から走行後半期におけるトレッドのグリップ力が低下す
るという問題点がある。
から走行後半期におけるトレッドのグリップ力が低下す
るという問題点がある。
そこで本発明は、トレッドを二層構造とし走行時のトレ
ッドゴムの発熱に伴うゴム特性の変化により、走行初期
におけるトレッドのグリップ性能を向上するとともに後
半期におけるトレッドのグリップ性能を向上した空気入
りタイヤを提供することを目的とする。
ッドゴムの発熱に伴うゴム特性の変化により、走行初期
におけるトレッドのグリップ性能を向上するとともに後
半期におけるトレッドのグリップ性能を向上した空気入
りタイヤを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
本発明者らは、レース走行時のトレッドのグリップ性能
と耐摩耗性能との両立を計るため、ゴム物性、粘弾性特
性、走行特性等種々研究を行い全く新しい観点に立脚す
ることにより、前記性能の両立が可能であることを見出
した。
と耐摩耗性能との両立を計るため、ゴム物性、粘弾性特
性、走行特性等種々研究を行い全く新しい観点に立脚す
ることにより、前記性能の両立が可能であることを見出
した。
走行時のタイヤの発熱を伴う温度上昇を逆に利用し、ゴ
ムの耐摩耗性能とグリップ性能との機能分離を行った。
ムの耐摩耗性能とグリップ性能との機能分離を行った。
すなわち、トレッドゴムを外層ゴムと内層ゴムとの二層
構造とし、外層ゴムに耐摩耗性ゴムを用い、本来はグリ
ップ性が低いが、内層ゴムの発熱により外層ゴムの温度
を高め、その結果、外層ゴムのグリップ性をレース初期
からレース後半期まで向上させることができることを見
出した。
構造とし、外層ゴムに耐摩耗性ゴムを用い、本来はグリ
ップ性が低いが、内層ゴムの発熱により外層ゴムの温度
を高め、その結果、外層ゴムのグリップ性をレース初期
からレース後半期まで向上させることができることを見
出した。
本発明者らはさらに鋭意研究を重ね本発明に到達した。
すなわち、本発明に係る空気入りタイヤは、ほぼ無模様
の踏面部を有するトレッドと、トレッドが半径方向外側
の外層部と外層部の内側に位置する内層部とを有し、ト
レッドの外層部が少なくともトレッドの両側端を含む一
対の側端区域を有し、外層部を形成する外層ゴムが10
0℃の温度において、内層部を形成する内層ゴムの10
0″C′の温度における硬度より高い硬度を有し、外層
ゴムの内部損失tanδが0.35〜0.55であり、
内層ゴムの内部損失tanδが0.55以上であること
を特徴としている。
の踏面部を有するトレッドと、トレッドが半径方向外側
の外層部と外層部の内側に位置する内層部とを有し、ト
レッドの外層部が少なくともトレッドの両側端を含む一
対の側端区域を有し、外層部を形成する外層ゴムが10
0℃の温度において、内層部を形成する内層ゴムの10
0″C′の温度における硬度より高い硬度を有し、外層
ゴムの内部損失tanδが0.35〜0.55であり、
内層ゴムの内部損失tanδが0.55以上であること
を特徴としている。
ここに、トレッドの外層部は少なくともトレッドの両側
端を含む一対の側端区域を有するとしたのは、二輪車が
大きいキャンバ角を伴ってカーブ等を旋回する際、タイ
ヤはトレンドの側端区域の強力なグリップ力により、大
きいキャンバスラストを発生させつつ旋回する。このた
め、トレッドの側端区域の摩耗形態は特に、重要であり
、前述のササフレ現象を防止する必要があるからである
。
端を含む一対の側端区域を有するとしたのは、二輪車が
大きいキャンバ角を伴ってカーブ等を旋回する際、タイ
ヤはトレンドの側端区域の強力なグリップ力により、大
きいキャンバスラストを発生させつつ旋回する。このた
め、トレッドの側端区域の摩耗形態は特に、重要であり
、前述のササフレ現象を防止する必要があるからである
。
また、外層部は側端区域に限定するものではなく、トレ
ッドの外表面の両側端間に跨がってもよいことは勿論で
ある。また、外層部はシート状のほぼ等しい厚さである
ことが望ましい。これは外層部の厚さが大きく変化する
と外層部の厚さの変化による剛性の変化により偏摩耗が
発生するからである。
ッドの外表面の両側端間に跨がってもよいことは勿論で
ある。また、外層部はシート状のほぼ等しい厚さである
ことが望ましい。これは外層部の厚さが大きく変化する
と外層部の厚さの変化による剛性の変化により偏摩耗が
発生するからである。
また、トレッドの外層部のトレッド全体に対する厚さの
割合は10〜50%が望ましく、好ましくは15〜30
%である。ここに、10〜50%としたのは、10%未
満では、外層部の耐摩耗性のゴム量が少なくなり過ぎる
ばかりでなく、内層部の内層ゴムの量が大きくなり過ぎ
、走行時に車体が振らつく、いわゆる腰弱感が発生する
からである。50%を越えると内層ゴムの発熱による外
層ゴムのグリップ力を向上する効果が低減する。特に、
走行初期におけるグリップ性能の向上が十分でないから
である。
割合は10〜50%が望ましく、好ましくは15〜30
%である。ここに、10〜50%としたのは、10%未
満では、外層部の耐摩耗性のゴム量が少なくなり過ぎる
ばかりでなく、内層部の内層ゴムの量が大きくなり過ぎ
、走行時に車体が振らつく、いわゆる腰弱感が発生する
からである。50%を越えると内層ゴムの発熱による外
層ゴムのグリップ力を向上する効果が低減する。特に、
走行初期におけるグリップ性能の向上が十分でないから
である。
また、外層ゴムが100℃の温度tこおいて、内層ゴム
の100℃の温度における硬度より高い硬度を有すると
したのは、外層ゴムの硬度が内層ゴムの硬度より低いと
、すなわち外層ゴムが柔いと、路面からの入力が内層ゴ
ムより外層ゴムに大きく作用し外層ゴムの耐摩耗性を低
下させるからである。
の100℃の温度における硬度より高い硬度を有すると
したのは、外層ゴムの硬度が内層ゴムの硬度より低いと
、すなわち外層ゴムが柔いと、路面からの入力が内層ゴ
ムより外層ゴムに大きく作用し外層ゴムの耐摩耗性を低
下させるからである。
また、外層ゴムの硬度は100℃の温度でショアA硬度
35〜45°が望ましい。これは、硬度35°未満では
走行時にササフレ現象が生じ、タイヤの路面のグリップ
力の維持が難しいからであり、硬度45°を越えると路
面の凹凸に追保しにくくなり、十分にタイヤの温度が高
い場合にもグリップ力が低くなるからである。
35〜45°が望ましい。これは、硬度35°未満では
走行時にササフレ現象が生じ、タイヤの路面のグリップ
力の維持が難しいからであり、硬度45°を越えると路
面の凹凸に追保しにくくなり、十分にタイヤの温度が高
い場合にもグリップ力が低くなるからである。
また、外層ゴムの内部損失tanδは0.35〜0゜5
5が望ましい。ここに、内部損失tanδは0.35〜
0.55としたのは、0.35未満では路面の凹凸を捕
捉する力が弱く、グリップ力が低下するからである。ま
た、0.55を超えると摩耗外観が低下するからである
。
5が望ましい。ここに、内部損失tanδは0.35〜
0.55としたのは、0.35未満では路面の凹凸を捕
捉する力が弱く、グリップ力が低下するからである。ま
た、0.55を超えると摩耗外観が低下するからである
。
また、内層ゴムの内部損失tanδは0.55以上が望
ましい、ここに、内部損失tanδは0.55以上とし
たのは、0.55未満では走行初期乃至走行後半期にお
いて、内層ゴムの発熱により外層ゴムの温度を十分に上
昇させることができないからである。
ましい、ここに、内部損失tanδは0.55以上とし
たのは、0.55未満では走行初期乃至走行後半期にお
いて、内層ゴムの発熱により外層ゴムの温度を十分に上
昇させることができないからである。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明に係る空気入りタイヤの第1実施例であ
り、タイヤサイズは145 / 630−18、使用内
圧は2.Qkm/rrrで、排気容量250ccのレー
ス用車両に装着できる。
り、タイヤサイズは145 / 630−18、使用内
圧は2.Qkm/rrrで、排気容量250ccのレー
ス用車両に装着できる。
まず、構成について説明する。第1図において、1は空
気入りタイヤであり、空気入りタイヤ1はトレンド2を
有し、トレッド2の外側の踏面部2aは無模様であり、
溝および切込み等の模様を有していない。トレッド2の
内側にはビード3間に跨がるカーカス5が設けられ、カ
ーカス5のタイヤ断面方向外側にはサイドウオールゴム
6が設けられている。トレッド2以外のこれらは通常の
ものであり、詳細な説明は省略する。トレンド2は、半
径方向外側に外層部7と、外層部7の半径方向内側に位
置する内層部8とを有し、二層構造を形成している。外
層部7は、トレッド2の外表部の両側端2b間に跨がっ
てシート状にほぼ等しい厚さで配置され、タイヤ赤道面
Eを含む中央区域7えと、中央区域7Aの両側でトレッ
ド2の両側端2bを含む側端区域711とを有している
。トレッド2の厚さt2は5Rであり、トレッド2の外
層部7の厚さt、はl am、トレンド2の内層部8の
厚さtllは4 mmである。また、中央区域7Aおよ
び側端区域78はそれぞれトレッド2の幅W2(180
m+ll)の約1/3の幅W7A (601m)および
W?ll (60m)を有している。トレッド全体の厚
みt2は4〜5 ms、外層部の厚みt、は1〜2mI
I+程度の範囲内で選択することができる。
気入りタイヤであり、空気入りタイヤ1はトレンド2を
有し、トレッド2の外側の踏面部2aは無模様であり、
溝および切込み等の模様を有していない。トレッド2の
内側にはビード3間に跨がるカーカス5が設けられ、カ
ーカス5のタイヤ断面方向外側にはサイドウオールゴム
6が設けられている。トレッド2以外のこれらは通常の
ものであり、詳細な説明は省略する。トレンド2は、半
径方向外側に外層部7と、外層部7の半径方向内側に位
置する内層部8とを有し、二層構造を形成している。外
層部7は、トレッド2の外表部の両側端2b間に跨がっ
てシート状にほぼ等しい厚さで配置され、タイヤ赤道面
Eを含む中央区域7えと、中央区域7Aの両側でトレッ
ド2の両側端2bを含む側端区域711とを有している
。トレッド2の厚さt2は5Rであり、トレッド2の外
層部7の厚さt、はl am、トレンド2の内層部8の
厚さtllは4 mmである。また、中央区域7Aおよ
び側端区域78はそれぞれトレッド2の幅W2(180
m+ll)の約1/3の幅W7A (601m)および
W?ll (60m)を有している。トレッド全体の厚
みt2は4〜5 ms、外層部の厚みt、は1〜2mI
I+程度の範囲内で選択することができる。
トレッド2の外層部7はトレッド2の体積の約20%の
体積を有している。
体積を有している。
トレッド2の外層部7および内層部8はそれぞれ天然ゴ
ムまたは合成ゴムを配合した外層ゴム11および内層ゴ
ム12からなり、外層ゴム11および内層ゴム12の硬
度は100℃の温度でそれぞれ、ショアA硬度39°お
よび30”である。すなわち、外層ゴム11は内層ゴム
12の硬度より高い硬度を有している。また、外層ゴム
11の内部損失tanδは0゜48であり1.内層ゴム
12の内部損失tanδは0.58である。これらの内
部損失は後述の方法により測定した。前述以外の構成は
通常の二輪車用タイヤと同じである。
ムまたは合成ゴムを配合した外層ゴム11および内層ゴ
ム12からなり、外層ゴム11および内層ゴム12の硬
度は100℃の温度でそれぞれ、ショアA硬度39°お
よび30”である。すなわち、外層ゴム11は内層ゴム
12の硬度より高い硬度を有している。また、外層ゴム
11の内部損失tanδは0゜48であり1.内層ゴム
12の内部損失tanδは0.58である。これらの内
部損失は後述の方法により測定した。前述以外の構成は
通常の二輪車用タイヤと同じである。
また、トレッド2の外層部7は第1図に示すように、ト
レッド表面2C全体にわたっておおうことが望ましいが
、第2図に示す第2実施例21のように、少なくとも両
ショルダー側1/3はおおうことが必要である。ここで
、両ショルダー側1/3としたのは、ロードレースで二
輪車が、特にグリップ力を必要とするのは旋回時であり
、その時タイヤが接地しているのはショルダー制約1/
3の範囲である。つまり特にグリップ力及びその維持が
必要なタイヤの範囲は両ショルダー側1/3であるから
である。
レッド表面2C全体にわたっておおうことが望ましいが
、第2図に示す第2実施例21のように、少なくとも両
ショルダー側1/3はおおうことが必要である。ここで
、両ショルダー側1/3としたのは、ロードレースで二
輪車が、特にグリップ力を必要とするのは旋回時であり
、その時タイヤが接地しているのはショルダー制約1/
3の範囲である。つまり特にグリップ力及びその維持が
必要なタイヤの範囲は両ショルダー側1/3であるから
である。
次に、試験タイヤを3種類(実施例、比較例1.2)を
準備し、本発明の効果を確認したので説明する。試験タ
イヤの実施例は、第1図に示す前述の実施例と同じであ
る。比較例1.2はそれぞれ、次表に示すものであり、
それぞれ、トレンドは単独のトレッドゴムの配合物を用
いた。このトレンドゴムの硬度および内部損失は次表の
通りであり、これ以外は実施例と同様に製造した。
準備し、本発明の効果を確認したので説明する。試験タ
イヤの実施例は、第1図に示す前述の実施例と同じであ
る。比較例1.2はそれぞれ、次表に示すものであり、
それぞれ、トレンドは単独のトレッドゴムの配合物を用
いた。このトレンドゴムの硬度および内部損失は次表の
通りであり、これ以外は実施例と同様に製造した。
トレッドゴムの内部損失は岩本製作所製の粘弾性スペク
トロメータを用いて行い、長さ20關、幅5龍、厚さ2
1mに採取した試料につき、初期歪5%:振幅1%、周
波数501(z、温度範囲O〜100℃の条件下で、温
度60°Cにおける貯蔵弾性線E′および内部1員失t
anδの測定を行った。
トロメータを用いて行い、長さ20關、幅5龍、厚さ2
1mに採取した試料につき、初期歪5%:振幅1%、周
波数501(z、温度範囲O〜100℃の条件下で、温
度60°Cにおける貯蔵弾性線E′および内部1員失t
anδの測定を行った。
また、試験タイヤは1周5 kmの周回コースを20周
した時の所要時間を測定し、比較例1 (従来タイヤ)
を基準にしてその差を秒にて示した。マイナス(−)は
比較例1の所要時間より短(、すなわち、早く走行でき
良好なことを示す。プラス(+)は比較例1の所要時間
より長くかかり、悪いことを示す。
した時の所要時間を測定し、比較例1 (従来タイヤ)
を基準にしてその差を秒にて示した。マイナス(−)は
比較例1の所要時間より短(、すなわち、早く走行でき
良好なことを示す。プラス(+)は比較例1の所要時間
より長くかかり、悪いことを示す。
また、その時の摩耗外観を目視により5点評価法で行い
、また、テストドライバーのフィーリング結果を走行の
初期、中期、後期に分は評価してまとめた。結果を次表
の下部に示す。
、また、テストドライバーのフィーリング結果を走行の
初期、中期、後期に分は評価してまとめた。結果を次表
の下部に示す。
(本頁、以下余白)
試験結果は、前表に示すように、実施例は比較例1.2
に比較して、周回コースを走行時の所要時間が大幅に短
縮されるとともに、摩耗外観も良好でグリツプ力は走行
初期から走行後期まで良好で、低下も少ない。
に比較して、周回コースを走行時の所要時間が大幅に短
縮されるとともに、摩耗外観も良好でグリツプ力は走行
初期から走行後期まで良好で、低下も少ない。
(効果)
以上説明したように、本発明によれば、トレッドを外層
部と内層部との二層構造とし、走行時のトレッドゴムの
発熱に伴うゴム特性の変化により、走行初期から後半期
まで耐摩耗性能およびグリップ性能を大幅に向上し、周
回走行時の所要時間を大幅に短縮できる。
部と内層部との二層構造とし、走行時のトレッドゴムの
発熱に伴うゴム特性の変化により、走行初期から後半期
まで耐摩耗性能およびグリップ性能を大幅に向上し、周
回走行時の所要時間を大幅に短縮できる。
第1図および第2図はそれぞれ本発明に係る空気入りタ
イヤの第1.2実施例の一部概略断面図である。 1.21・・・・・・空気入りタイヤ、2・・・・・・
トレッド、 3・・・・・・ビード、 5・・・・・・カーカス、 6・・・・・・サイドウオールゴム、 7・・・・・・外層部、 8・・・・・・内層部、 11・・・・・・外層ゴム、 12・・・・・・内層ゴム。
イヤの第1.2実施例の一部概略断面図である。 1.21・・・・・・空気入りタイヤ、2・・・・・・
トレッド、 3・・・・・・ビード、 5・・・・・・カーカス、 6・・・・・・サイドウオールゴム、 7・・・・・・外層部、 8・・・・・・内層部、 11・・・・・・外層ゴム、 12・・・・・・内層ゴム。
Claims (1)
- ほぼ無模様の踏面部を有するトレッドと、トレッドが半
径方向外側の外層部と外層部の内側に位置する内層部と
を有し、トレッドの外層部が少なくともトレッドの両側
端を含む一対の側端区域を有し、外層部を形成する外層
ゴムが100℃の温度において、内層部を形成する内層
ゴムの100℃の温度における硬度より高い硬度を有し
、外層ゴムの内部損失tanδが0.35〜0.55で
あり、内層ゴムの内部損失tanδが0.55以上であ
る空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62287103A JPH01127401A (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62287103A JPH01127401A (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01127401A true JPH01127401A (ja) | 1989-05-19 |
Family
ID=17713096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62287103A Pending JPH01127401A (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01127401A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008018260A1 (en) * | 2006-08-11 | 2008-02-14 | Bridgestone Corporation | Pneumatic radial tire for two-wheeled motor vehicle |
US7905262B2 (en) * | 2005-12-20 | 2011-03-15 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Tire for motorcycle with tread having center region, middle regions and shoulder regions |
JP2014162367A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 自動二輪車用タイヤ |
-
1987
- 1987-11-12 JP JP62287103A patent/JPH01127401A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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