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JPH01121047A - 肘関節装具 - Google Patents

肘関節装具

Info

Publication number
JPH01121047A
JPH01121047A JP27896087A JP27896087A JPH01121047A JP H01121047 A JPH01121047 A JP H01121047A JP 27896087 A JP27896087 A JP 27896087A JP 27896087 A JP27896087 A JP 27896087A JP H01121047 A JPH01121047 A JP H01121047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
joint
main body
elbow joint
cubitus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27896087A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Nakamura
俊郎 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP27896087A priority Critical patent/JPH01121047A/ja
Publication of JPH01121047A publication Critical patent/JPH01121047A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、野球・テニス・バスケットポール等に見られ
るスポーツ障害の一つとして知られる肘関節の外反を防
ぎ、これを内反位に保持することによって該部分の保存
的療法或いはその予防を行なうための装具に関するもの
である。
〔従来の技術及びその背景〕
肘関節は、上腕の骨と前腕の骨との間の関節であって、
第6図に示すように、上腕骨(20)と尺骨(21)の
間の関節(A)(腕尺関節)・上腕骨(20)と撓骨(
22)の間の関節(B)(腕撓関節)・尺骨(2I)と
撓骨(22)の間の関節(C)(近位積尺関節又は上撓
尺関節)という3種類の異なった関節から成り立ってい
る。
この中、肘関節の主体となる関節は、胴入関節(A)で
あり尺骨の関節面は鉤状突起から対間へと深く切れ込ん
で上腕骨滑車と接しており、非常に安定した関節となっ
ている。肘関節における上腕と前腕どの間の屈伸運動は
、この胴入関節(A)の蝶番関節としての働きによる。
近位積尺関節(C)は撓骨頭と尺骨上端の撓骨切痕との
間にある、いわゆる車軸関節であって、この関節と遠位
積尺関節とによって撓骨は回内及び回外の運動を行なう
。こうして前腕の回旋運動が行なわれる。
腕撓関節(B)は、前腕の屈伸運動に際しても前腕の回
旋運動に際しても、単に従属的な役目を演するに過ぎな
い。
肘関節の靭帯は、夕(側側副靭帯と内側側副靭帯に分け
られる。外側側副靭帯は、」−腕骨(20)と撓骨(2
2)を直接結びつけてはおらず、上腕骨外上顎から、撓
骨(22)と尺骨(21)の間にある輪状靭帯に付いて
いる。輪状靭帯は、撓骨(22)と尺骨(2I)の間を
しっかりと結合して、この関節の安定性を保持している
が、夕(側側副靭帯は、関節包の補助的な働きとして上
腕骨(20)と撓骨(22)の間の安定性に寄与してい
る。
内側側副靭帯は、屈筋群と共に別関節内側の安定性に大
いに働いているや厚く丈夫な前方線維と薄く扇状に広が
った後方線維の2つがある。その他斜走線維があるが、
これは関節を横切っていないので特別な機能はないとさ
れている。
以上の構造をもつ肘関節は、上肢動作時作動筋群により
、近位運動支点となる肩関節と、遠位運動支点となる手
関節の中間運動支点として、肩関節の回旋・内外転の方
向に一致させながら、屈伸・回旋運動を行ない、パンタ
グラフ様の働きや、肢位の固定の働きを有する。
生理的機能の屈伸・回旋の最大動作のみならず非生理的
な内外反動作が繰り返し強要されるスポーツにおいては
、非荷重関節に不相応な非常に大きな負荷が肘関節に加
わり、障害をみるおそれがある。
特に内側側副靭帯については損傷が生じ易く、そのため
内側が不安定となり、肘関節は外反する傾向におかれる
こととなる。、(肘関節脱臼・内上顆骨折・過度の投球
等の場合、はとんどこの内側側副靭帯に損傷を与える) 靭帯・関節包・筋等の断裂、或いは骨折が生じた場合に
は、応急処置後、断裂箇所の結合やギブス固定等を行な
う。
〔発明が解決しようとする問題点〕
こうした処置を施した後、相当期間リハビリテーション
として自動運動訓練を行ない肘関節の可動域を正常範囲
まで回復させることになるが、該関節の不安定性、特に
肘関節の外反の回復は、なかなかに困難な場合が多い。
肘関節の外反防止の方策としては、装具を用いた保存的
療法が採られるが、従来の装具では伸展・屈曲運動が阻
害されることが多く、スポーツ選手が対象になる場合が
多い障害であることもあって、その装用は忌避されがち
であった。
また、上述した如き手術的療法を必要としない軽症の障
害の場合には、テーピングや専用装具の装用が主として
採用されるが、そうした場合にも伸展・屈曲運動が1徂
害されやすく問題(長間装着を妨げる問題)が生じやす
い。まして、肘関節の外反を予防するための専用装具に
ついては、従来には全く存在していなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者は、上記諸点に鑑み鋭意研究の結果本発
明を成したものであり、その特徴とするところは、柔軟
で腰の強い材質より成るバラ1−本体中央付近に陥凹部
若しくは開口を有し、また肘関節部位に周回させた上で
該パット本体の両端を連結するベルトを有しており、且
つ該陥凹部若しくは開口の幅は概ね上腕骨及び撓骨の固
定箇所の距離と等しく、ベルトの幅はその距離よりも小
さくする点にある。
ここで「パット本体」とは、肘関節を外側から覆う部分
であって、その中央付近に陥凹部若しくは開口を有する
ものである。この陥凹部若しくは開口は、肘関節の本来
の動き、即ち前腕の屈伸・回旋運動時の関節の変位を阻
害させないため、及び本発明装具固定時に加えられる押
圧力が効果的に上腕骨・尺骨・撓骨に作用するためのも
のである。従って該陥凹部若しくは開口の幅は、概ね上
腕骨及び撓骨の固定箇所の距離と等しくする。この距離
は、通常の成人男子の場合で約7cIl程度となる。(
パット本体自身の幅については、本発明者が試作した段
階では、同じく通常の成人男子の場合で10〜lIC1
1程度で最も好適であった)なお、この陥凹部のへこみ
は、本発明装具を肘に装着した状態で肘関節の動きを阻
害しないように設けられるへこみであって、上方から見
た場合には盛り上がった部分である。またこのパット本
体は、柔軟で腰の強い材質のものより構成されるが、特
にシリコーンラバーを採用すると好適であった。なお、
発汗対策のために本体に多数の小孔を設ける、肉厚に変
化をつけて押圧固定効果を高める、等によって更に効果
的な装具とすることも勿論可能であるが、本発明はこれ
らに限定するものではない。
またパット本体は、自身を肘関節に連結固定させる「ベ
ルト」を有している。これは、肘関節を内反位に保持す
るための押圧力を、上腕骨・尺骨・撓骨の全てに作用さ
せるために、上述した陥凹部若しくは開口の幅(約7c
m)に比して充分幅細(2〜3cm程度)のものとなる
。材質については特に限定するものではないが、若干の
弾性を有するものが好ましい。なお、本発明装具を独り
で装着する場合には片手で行なうこととなるので、面フ
ァスナーを設けるなどしてこれを容易にすると便利であ
る。またベルトは.パット本体の両端にそれぞれ設ける
ようにしても良いし、片側だけに設は他方にはリング等
を取りつけベルトをこの孔に通して固定するようにして
も良い。
本発明装具の装着方法を簡単に説明すると、まずパット
本体の陥凹部(又は開口)が上腕骨の下端外側の突起部
分に対向するようにしてこれを接当し、続いてベルトを
前腕部に瞳回したのち固定するだけである。すると、概
略的にはパット本体の中央付近は陥凹部若しくは開口の
存在により腕を押圧しないので.パット本体は上腕骨の
下端及び撓骨の下端を、ベル゛トは尺骨の下端を押圧す
ることになる。よって、結果的に本発明装具によって発
生した押圧力は、撓骨を尺骨側に付勢するよう作用する
ので、肘関節を内反位に保持することとなる。
〔実施例〕
以下図面に示す実施例に基づいて本発明を更に詳細に説
明する。
第1図は、本発明に係る肘関節装具(1)の実施例の一
つを示すものであり、図より明らかなように肘関節装具
(1)は、大きくパット本体(2)とベルト(3)とに
より構成されている。
パット本体(2)は、シリコーンラバー製であり、湾曲
によって中央部分に陥凹部(4)が構成され、その結果
楕円状の稜線(5)ができている。この湾曲をより明ら
かなものとするため第1図L−Lで切断した端面図を第
2図に示す。
第2図にはまた、鎖線によって肘関節(E)が示されて
おり、肘関節(E)の突起、これは屈曲・伸展時に移動
するものであるが、これが陥凹部(4)の存在によって
殆ど阻害されないことが明らかである。また楕円状の稜
線(5)部分は肘関節(E)の上下を押圧しており、そ
の上部は上腕骨の下端に、下部は撓骨の上部に接当して
いる。そのために、陥凹部(4)の距離(1)(これは
、稜線(5)の径にほぼ等しい)は、成人男子の場合で
約1am程度となる。
ベルト3)は.パット本体(2)の一端に固定された強
靭な布製のものであり、その自由端には面フアスナ−(
6)が取りつけられている。またパット本体(2)の他
端には、ベルト(3)を通す孔を有するリング(7)が
同じく固定されている。実際にベルト(3)をリング(
7)に通し、面フアスナ−(6)にてベルト(3)を固
定した状態を第3図にて示す。
また、ベルト(3)を1本とせず.パット本体(2)の
両端から1本ずつ出すようにし、これらを連結して固定
するようにしても良い(図示せず)。
なお、これまで示した陥凹部(4)の代わりに、又は陥
凹部(4)を設けた上で、開口(8)を設けるようにし
てもよい。その場合の開口(8)の形状は、肘関節の動
きを考慮して装具(1)の長平方向にその長軸が直交す
る長円若しくは楕円状のもの、或いはスリットが好まし
い。第4図はそうした開口(8)を有する例を一つ示す
ものである。
第5図は、本発明に係る肘関節装具(1)を実際に右手
肘関節に装着した状態を示すものである。上腕骨をX点
で、撓骨をY点で、尺骨を2点で支持する形で本装具が
固定される。装着は、陥凹部(4)(又は開口(8))
を、肘関節の突起部分に接当し、ベルト(3)を周回さ
せリング(7)に通して適当な力で締め付け、面フアス
ナ−(6)にて固定する、という順序で行なわれる。こ
のときベルト(3)は、肘関節の内側に置かれることと
なるので、運動性を損なわないように、幅細にする。本
発明者が試作したものでは、2〜3cmの幅が好適であ
った。
なお本発明装具(1)は、皮膚に直接接当させて装着す
るのが基本であるが、アンダーシャツ等の上から装着し
ても良い。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明に係る肘関節装具は
、肘関節の外反を防ぎこれを内反位に保持するための装
具であって、柔軟で腰の強い材質より成るパット本体中
央付近に陥凹部若しくは開口を有し、また肘関節部位に
周回させた上で該パット本体の両端を連結するベルトを
有しており、且つ該陥凹部若しくは開口の幅は概ね上腕
骨及び撓骨の固定箇所の距離と等しく、ベルトの幅はそ
の距離よりも小さいことを特徴とするものであって、以
下述べる如き種々の効果を有する極めて有用な発明であ
る。
■ 上腕骨の下端部と、撓骨・尺骨の上端部を締め付け
ることによって肘関節の外反を内反位に保持するもので
あるので、日常運動を阻害しにく い。
■ 装着は、ベルトの固定だけであるので簡便に行なえ
る。
■ 軟質材料より構成されており、且つ軽量であるので
、装用感が良好である。
■ 小型であるので、皮膚を覆う面積が小さ(、従って
発汗の問題が生じにくい。さらに.パット本体の材質を
シリコーンラバーとすれば、その効果はより大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る肘関節装具の実施例の一つを示す
斜°視図、第2図は第1図中のA−A端面図、第3図は
ベルトを捲回して固定した状態を示す斜視図、第4図は
本発明の他の実施例を示す平面図、第5図は本発明装具
を実際に装着した状態を示す斜視図、そして第6図は肘
関節付近の骨の構造を示すための概略図である。 1・・・・・・・・・・・・肘関節装具2・・・・・・
・・・・・・パット本体3・・・・・・・・・・・・ベ
ルト 4・・・・・・・・・・・・陥凹部 5・・・・・・・・・・・・稜線 6・・・・・・・・・・・・面フアスナ−7・・・・・
・・・・・・・リング 8・・・・・・・・・・・・開口 20・・・・・・・・・・・・上腕骨 21・・・・・・・・・・・・尺骨 22・・・・・・・・・・・・撓骨 A・・・・・・・・・・・・胴入関節 B・・・・・・・・・・・・腕撓関節 C・・・・・・・・・・・・近位撓尺関節第3回 第4図 第6図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.肘関節の外反を防ぎこれを内反位に保持するための
    装具であって、柔軟で腰の強い材質より成るパット本体
    中央付近に陥凹部若しくは開口を有し、また肘関節部位
    に周回させた上で該パット本体の両端を連結するベルト
    を有しており、且つ該陥凹部若しくは開口の幅は概ね上
    腕骨及び撓骨の固定箇所の距離と等しく、ベルトの幅は
    その距離よりも小さいことを特徴とする肘関節装具。
  2. 2.パット本体は、シリコーンラバーより成るものであ
    る特許請求の範囲第1項記載の肘関節装具。
  3. 3.ベルトは、パット本体の一方に固定されており、他
    方には該ベルトを挿通させるためのリング部材が固定さ
    れており、且つ該ベルトの係止のために面ファスナーが
    設けられているものである特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の肘関節装具。
JP27896087A 1987-11-04 1987-11-04 肘関節装具 Pending JPH01121047A (ja)

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