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JPH01118756A - 散乱x線撮影装置 - Google Patents

散乱x線撮影装置

Info

Publication number
JPH01118756A
JPH01118756A JP62275826A JP27582687A JPH01118756A JP H01118756 A JPH01118756 A JP H01118756A JP 62275826 A JP62275826 A JP 62275826A JP 27582687 A JP27582687 A JP 27582687A JP H01118756 A JPH01118756 A JP H01118756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rays
scattering
ray
scattered
subject
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62275826A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Okajima
健一 岡島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP62275826A priority Critical patent/JPH01118756A/ja
Publication of JPH01118756A publication Critical patent/JPH01118756A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はX線撮影装置に係り、特に散乱X線を検出する
ことにより、従来コントラスト差が小さく識別が国運で
あった組織を、高コントラスト像として描出するに好適
な散乱X線撮影装置に関する。
[従来の技術〕 従来の装置は、ラデイオロジイ第148巻、第1号(1
983)、第259頁から第264頁(Radioro
gy、 vol、148. Ncl(1983) 、 
pp259−264)に記載のように、X線源からのX
線を被写体に照射し、透過するX線を二次元又は−次元
センサで検出することにより画像情報を得ていた。被写
体での散乱X線は、画像上でのボケ要因となるため、グ
リッドやスリットで除去し。
非散乱成分のみを使って画像を得ていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術では、被写体を透過するX線のみを検出す
るため、得られる画像のコントラスト(C)は、第4図
aのような被写体に対しては、組fil、2のX線吸収
係数差(Δμ)と対象物の大きさ(d)の積で与えられ
る。したがって、Δμ又はdのどちらか一方が小さくな
ると対象物の識別が困難となる。識別限界となるコント
ラストと対象物の大きさの関係は、コントラストデイテ
ールダイアグラム(Contrast Detail 
Diagran+ :CDD))  曲線で与えられ、
X線フィルム/増感紙をX線検出系とした場合第4図す
で与えられる。
(コーエン他;メディカルフィジックス第8巻。
3号、pp358−367) ここで、5II1mの対象物を考えるとコントラスト差
で約1.5%が識別限界となり、吸収係数差では約0.
03 ”/Cal が限界となる。第1表に種々の材料
のX線吸収係数差を示すが、これより、上記条件下では
筋肉と脂肪相識の識別が困難であることがわかる。
本発明の目的は、散乱X線を使うことにより、従来コン
トラスト差が低くて識別が困難であった組織を高コント
ラストで描出することにより、病変を早期の段階で発見
できるX線診断装置を提供することにある。
第1表 各種物質のX線吸収係数 〔作用〕 水、筋肉、脂肪、骨、鍵、脳白質、脳灰白質。
水、アクリル、ポリカーボネイト、ポリスチレン。
ポリエチレン及びナイロンからのコヒーレント散乱X線
の散乱微分断面積(パーディング他;ジャーナル・オブ
・オプティカル・ソサイアデイ・オブ・アメリカ、第4
巻、5号、933−944゜1987年)を第5図a 
= fに示す、コヒーレントな散乱X線は各物質の構造
を反映し、持定の散乱角において最大の散乱確率を持つ
。なお、図中横軸XはX線の波数ベクトルの変化で、次
式で与えられる。
X=−sin(θ/2)  。
λ だだし、θは散乱角で先はX線の波長を意味する。これ
より、小角散乱の場合はXは散乱角に近似的に比例する
ことがわかる。ここで、散乱角を脂肪のピーク位置に合
せると散乱確率は脂肪と筋肉で約2:1となりコントラ
ストは透過X線の場合と異なり、対象物の大きさに依存
せず、2:1のコントラスト差が得られる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図を用いて説明する。第
1図aは全体構成を示す。X線管11から発生したX線
は遮蔽体12,13によりペンシルビームとなる。遮蔽
体12.13は部分的にX線を通過させる構造を持ち、
詳細は後述する。さらに、その素材は、X線を完全に遮
蔽しなければならないため、一般に鉛、タングステン、
ウラン。
などの重金属が使用される0本実施例では経済性を考慮
して鉛を使用する。次に、ペンシルビームX線は被写体
14に照射され、その一部は被写体で吸収され、また、
一部は散乱される場合もある。
残りの成分は被写体と相互作用しないため、そのまま進
む。
ここで、散乱成分は干渉性のあるトムソン散乱と干渉性
のないコンプトン散乱があり、コンプトン散乱は、物質
の構造を反映しない、一方トムソン散乱は物質の構造を
反映し、ビーム進行方向に各物質特有の散乱角を持った
散乱ピークを持つので、持定の散乱角の散乱線のみをX
線検出器16に通過させる鉛の遮蔽体18.19を配置
する。
なお、上述したように、鉛以外の重金属材料の使用も可
能である6 また、本実施例の場合、遮蔽板18.19で散乱角を規
定したが、ペンシルビームを使用するため、X線検出器
開口で散乱角を規定することも可能である。そのため、
遮蔽板18.19は、必ずしも必要ではない。
次に二次元画像を得る方法について述べる。制御装置1
7でX線ペンシルビームを図面垂直方向に走査し、かつ
被写体14が乗る台15を矢印方向に走査することによ
り二次元画像情報を逐次情報として得る。
次にペンシルビームを作るX線遮蔽体12゜13の構造
の1例を図面を用いて説明する。第1図すはX線遮蔽体
をX線が入射する方向から見た図である。12は、鉛板
2枚からなるスリットである。13は円形鉛板の1部を
X線が通過するようにしたもので、制御回路17により
一方向に回転する構造となる。二つのX線遮蔽板12.
13スリツトの共通部分のみX線が通過し、ペンシルビ
ームが得られる。さらに円形遮蔽板13を回転すること
により、X線ビームの走査が行なわれる。
なお、スリット幅が画像の空間分解能を規定するため、
狭いほど良い、しかし、狭くするとX線ビーム強度が低
下するため、計測時間が長くなったり、大容量のX線管
球が必要となり、実用的と言えなくなる0本実施例では
、その妥協点として0 、5〜2 m、好ましくは1.
0mとした。
次に、X線検出器16の構造の一例を第1図Cを用いて
説明する。遮蔽体18.19で被写体からの散乱X線の
散乱角を規定する。散乱X線はX線の強度情報を光強度
に変換するシンチレータ20.22.で検出する。さら
に、非散乱線も同様にシンチレータ21で検出し、従来
の非散乱線画像も得られる。使用するシンチレータ20
゜21.22は、一般にTQ又はNa付活のN a I
 。
CsI等のアルカリハライド系蛍光体、BaFC1!:
Eu”+などの希土類元素付活アルカリ土類金属フルオ
ロハライド蛍光体、CaWOa、GdzOzS(Pr、
Ce、F)などの無機シンチレータが使用される0本実
施例では、X線に対する阻止能と発光効率を考慮し、G
dzOzS(P r、Cs、F)を使用する。
X線がシンチレータ20,21.22に入射することに
より発生する蛍光は透光性の高いライトガイド23,2
4.25で光検出器26,27゜28で光電変換される
。散乱X線情報は2系統得られるため加算回路28で加
算される。散乱線及び非散乱線の情報は、以後従来の情
報収集装置及び画像処理装置で処理され、散乱線画像、
非散乱線画像の二面像を得る。本構成におけるライトガ
イド23,24.25はオプティカルファイバや導光性
シート材の熱加工により得られる。ここでは、光伝達効
率の高いアクリルシートを使用した。
さらに、光検出器26,27.28は、光電子増倍管、
フォトダイオードなどから選択される。ここでは、大口
径でかつ増幅作用のある光電子増倍管を使用する。X線
検出器16の別の例を第1図dに示す。シンチレータ2
0,21.22からの蛍光は非晶質光導電材料からなる
長尺の光検出器29.30.31で検出され電気信号に
変換される。散乱線情報を与える光検出器29.31の
出力は加算回路28で加算され単一の散乱線情報とする
次に、本発明の他の実施例の全体構成を第2図aに示す
、X線管11から発生したX線は遮蔽体201によりフ
ァン・ビームとなる。ファンビームX線は被写体14と
相互作用し一部は吸収され一部は散乱される。散乱線、
非散乱線は各々−次元ラインセンサーから成る。X線検
出器202で検出される。さらに散乱角をより厳密に規
定するためにスリット状の遮蔽体18.19をX繰出器
202近傍に配置しても良い。二次元画像は、ファンビ
ームX線を被写体14に対し体軸方向に走査することに
より得られる。すなわち、被写体14が乗る台15をフ
ァンビームに対して垂直方向に制御回路17で移動する
ことにより得られる。
また、X線管11に対する負荷を軽減するため、制御回
路17により、パルスX線を発生する。
x1!検出器202の一例を第2図すを用いて説明する
。散乱線及び非散乱線は一次元のアレイセンサー203
,204,205で検出される。X方向でm番目のX線
センサー(203−m、204−m、205−m)はそ
れぞれ位置情報を持ち、このうち203−mと205−
mは散乱X線を検出し、204− mは非散乱X線を検
出する。
203−mと205−mは、同一位置での散乱線情報を
持つので、加算回路206−mで加算を行い、場所mで
の散乱線情報Ismを得る。各センサ位置での散乱情報
(Is)と非散乱線情報(Ip)は、以後従来の情報収
集装置及び画像処理装置で処理され、散乱線画像、非散
乱線画像の二画像を得る。ここで、各X線センサーは、
シンチレータを光検出器を組み合せたものや、SitH
gIz+Cd T e 、 G a A sなどの半導
体からなる半導体検出器が使用できる。
次に本発明の別の実施例の全体構成を第3図aに示す。
Xm管11から発生したX線は遮蔽体301によって複
数のファンビームになる。各ファンビームxiは被写体
14と相互作用し、一部は吸収され、一部は散乱される
。散乱線、非散乱線は各々実時間計が可能で二次元のX
線検出器302で検出される。さ己に散乱角を規定する
ため、X線検出器302の近傍にスリット状遮蔽体30
3〜314を配置する。二次元の画像は被写体14の乗
っている台15をファンビームX線に対して垂直方向に
制御回路17で走査することにより得られる。ここで、
実時間計測が可能な二次元X線センサー302としては
X線イメージインテンシファイアを使用する。
得られる画像は第3図すのように非散乱線情報の左右に
散乱線の情報が得られる。散乱成分を加算することによ
り、ある走査位置での散乱線情報と非散乱線情報の相方
が得られる。さらに走査は少くともファンビームX線の
間だけ行えば良い。
また、X線管球11に対する負荷を軽減するため、制御
回路17によりパルスX線を発生する。
本発明では、X線源としてX線管球を用いたが他の光源
、例えばSOR(シンクロトロン オービタル ラジェ
ーション: 5yncrotron 0rbitalR
adiation )光や放射性同位元素の使用も可能
である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、散乱X線を検出することにより、従来
コントラスト差が小さく識別が困難であった組織を高コ
ントラスト像として描出できる。
さらに、従来方式の画像も同時に撮ることが可能である
ため、散乱線画像の低S/Nという欠点を補うことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本発明の一実施例の概略側断面図、第1図す
は本実施例のペンシルビームX線を作るX線遮蔽体を示
す平面図、第1図Cは本実施例でのX線検出器の構造を
示す斜視図、第1図dは本実施例での別のX線検出器の
構造を示す斜視図、第2図aは本発明の別の実施例の概
略側断面図、第2図すは本実施例のX線検出器の構造を
示す斜視図、第3図aは本発明の別の実施例の概略側断
面図、第3図すは非散乱線と散乱線の存在位置を示す説
明図、第4図aは対象物のコントラスト評価のための組
織のモデル図、第4図すはCOD曲線図、第5図a ”
 fは各材料のコヒーレントX線に対する散乱微分断面
積を示す図である。 11・・・X線管、12,13,201,301・・・
X百 1 図 (71L) CC) (f) 第 2 図 (α) (しシ ネ3図 (t2.ン (b) 4L置 竿 4 図 (a、) Tす喝pグ勿d!イ盃 (憑4フシ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、X線を発生するX線源、該X線の一部を除去する遮
    蔽体、該遮蔽体の間隙を通してX線を透過させた後、被
    験体に照射した時発生するコヒーレント散乱X線と被験
    体と相互作用をせずに透過して来るX線のそれぞれを検
    出するX線検出器、かつ/または、該X線検出器の近傍
    に配置され持定の角度の散乱線のみを通過する遮蔽体、
    及び該X線源、各遮蔽体、X線検出器を被験体に対し、
    相対的に移動する機構を設けたことを特徴とする散乱X
    線撮影装置。
JP62275826A 1987-11-02 1987-11-02 散乱x線撮影装置 Pending JPH01118756A (ja)

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JP62275826A JPH01118756A (ja) 1987-11-02 1987-11-02 散乱x線撮影装置

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JP (1) JPH01118756A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544256A (ja) * 2005-06-16 2008-12-04 トゥー‐シックス・インコーポレイテッド エネルギー識別散乱画像システム
CN105702312A (zh) * 2015-11-06 2016-06-22 同方威视技术股份有限公司 导束装置以及包括该导束装置的辐射检查设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008544256A (ja) * 2005-06-16 2008-12-04 トゥー‐シックス・インコーポレイテッド エネルギー識別散乱画像システム
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