JP7656047B2 - 特に外反母趾の骨接合術用の再利用可能なサージカルガイド及びその使用方法 - Google Patents
特に外反母趾の骨接合術用の再利用可能なサージカルガイド及びその使用方法Info
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Description
本発明は、サージカルガイド及びその使用方法の分野に関する。より具体的には、本開示は、外反母趾の骨接合術の再利用可能なサージカルガイド関し、特に低侵襲性又は経皮的アプローチによるものに関する。低侵襲性アプローチとは、アプローチのアクセスを数センチメートルに制限する手術と理解されなければならず、経皮的アプローチとは、アプローチのアクセスを数ミリメートルに制限する手術と理解されなければならない。
外反母趾の変形は、中足骨の内反における楔状骨-中足骨の過剰運動の結果から生じることが良く知られている。この中足骨の内反は支持期において顕著になる。その後、第1中足骨の内反と呼ばれる内側への偏向が観測され、一方で、関節包及び種子骨線によって保持される第1趾骨は外側へ偏向し、この偏向が外反と呼ばれる。
この変形を矯正できる、さまざまな外科技術がある。これら全ての外科技術は、矯正の持続性に寄与する、少なくとも4つの必須のステップを含む。収縮した組織の伸張を可能として、第1趾骨の可動化を可能とする、種子骨線の側部の開放ステップ、第1中足骨と第2中足骨との間の角度を整復し、炎症を起こした領域の切除に寄与する、第1中足骨の骨切除術(スカーフ法、シェブロン法、ボッシュ法、…)ステップ、M1/P1アライメントの修復に必要な第1趾骨の骨切除術ステップ、及び、矯正の保持において重要な役割を果たす関節の包縫合ステップである。経皮的アプローチにおいては、関節包は数ミリメートルしか穿孔されないので、この最後のステップは無関係であることに注意されたい。
外反母趾の矯正における低侵襲性又は経皮的アプローチの手術の文脈において、一般的に用いられる技術の1つは、「Percutaneous Chevron-Akin」を表すPECA(登録商標)と呼ばれ、平行に挿入された2本のネジによって中足骨の2つの骨片を固定することからなる。
外反母趾矯正の「スカーフ法」又は「シェブロン法」とは対照的に、この技術は、遠位片の平行移動を施行するために第1中足骨の内反を増大させ、その後に「Distal Metatarsal Articular Angle」を表すDMAAが強制されることによって本質的に異なる。したがって、頭部の軸は、第1中足骨の骨幹の軸に対して鋭角をなす。
手術の間、第1ワイヤ、つまり近位ワイヤの位置が、最も決定的なステップであり、その施行も最も複雑である。実際、このワイヤの適切な位置及び方向が、最初の取り付けの安定性と、第2ワイヤ及びその後に骨接合術を施行するねじの配置も決定する。
近位ワイヤは、骨切除術の間及び平行移動の間に形成された遠位片において終端する前に、骨の2つの皮質部を横切り、第1中足骨の近位部分に配置されなければならない。人間の解剖学的構造の多様性によって、ワイヤの角度は、個人ごとに、骨切除術ごとに、及び平行移動量ごとに異なる。したがって、外科医は、近位ワイヤの軌道を手術のそれぞれに適応させなければならない。
第2ワイヤ、つまり遠位ワイヤは、大きすぎず小さすぎない間隔を空けて、近位ワイヤと平行に挿入されなければならない。この2本のワイヤは後の骨接合術のネジのガイドに用いるが、ネジは遠位片に到達するほど離れてはならず、ネジの干渉による挿入中のネジの劣化を防ぐためにも、近すぎてはならない。代替として、遠位(内側)ワイヤが最初に配置され得て、近位(外側)ワイヤが2番目に配置される。
通常、ワイヤを挿入するステップは、X線透視下で施行される。よって、X線画像は、患者及びレントゲン技師の健康を害し得るものが多数ある。加えて、多くの場合には、ワイヤが平行ではなく、その結果として、ネジの位置が不適切になり、システムの機械的脆弱性が発生し得て、したがって手術が失敗する。
これらの欠点を克服するため、これらワイヤのガイドを可能にするシステムがいくつか、既に考案されている。そういうものの具体例は、「Mini-invasive Chevron-Akin」を表す、登録商標である、MICAシステムを用いて、主にWright Medical社によって商品化された、国際公開WO2017/040843及び米国特許出願公開US2020/0060698である。
この文献WO2017/040843は、シェブロン骨切除術の器具及び方法を記載しており、より具体的には、実質的に縦軸に沿って延びるハンドルを備える方向付けガイドを記載している。この縦方向ハンドルは、ハンドルの第1側面からハンドルの第2側面まで延びる、1つ又は数個のバー孔を規定する。頭部は、この縦方向ハンドルの遠位端と結合される。この頭部は、それを通してキルシュナー鋼線を受け入れるように大きさが決められかつ設計された複数のガイド孔を規定する。よって、このシステムは、その遠位端が、骨切り部位と同じレベルにあらかじめ配置された経皮的ドリルに挿入される、一体成形のガイドから構成される。その後、術者は、数枚のX線画像に基づいて、ガイドの近位部において、術者の第1ワイヤを導くために最も適したウィンドウを選択する。同じ操作が、第2ワイヤに繰り返し行われる。
この種のガイドは、外科医のワイヤを適切に導くため、外科医の補助を可能にはするが、直感的な使用が不可能である欠点、中足骨の骨端の適切な平行移動のために必要とされるワイヤの角度の偏向が不可能である欠点、及びネジを挿入する間の干渉のリスクを体系的に防止できないという欠点を有する。さらに、数枚のX線画像の使用が、依然として必要である。
米国特許出願公開US2020/0060698は、それを通してガイドスリーブを受け入れるように大きさが決められかつ構成がなされた第1ガイド孔を規定する本体を備える方向付けガイドを記載している。この第1ガイド孔は、第1軸上において本体を通して延びる。整列アームは、第1端部と第2端部との間に延びる。第1端部は、本体に結合される。先端は、整列アームの第2端部から延びる。この先端の自由端は、第1ガイド孔の第1軸と位置を合わせられる。よって、このシステムは、ワイヤ用のガイドバレルを伴ったガイドによって構成される。術者は、骨切り部位の中にガイドの遠位端を挿入し、術者の第1ワイヤの所望の出口点にタッチプローブを配置する。この手術は、この場合も数枚のX線画像に基づいて施行される。第1バレルは、ガイドの近位領域に配置され、これによって、第1ワイヤの誘導が可能になる。同じ操作が、第2ワイヤに繰り返し行われる。この第2システムは、あらかじめ第1ワイヤの出口点のマーキングを可能にし、したがって、軌道を保証すると同時に、類似するウィンドウの選択肢を最小化し、後のネジを挿入している間の干渉のリスクを防止する。
それにもかかわらず、その使用には依然としてX線画像が必要であり、また中足骨との接着の不備が、ワイヤを挿入する際に所望の位置においてガイドを保持するために、術者に複雑な動作を要求する。
よって、本発明の目的の中の1つは、単純かつ安価な設計の骨接合術用のサージカルガイドを提供し、X線画像の枚数の制限を可能とし、手術中の外科医の動作を簡素化し、ネジを挿入している間の干渉の危険を防ぐことによって、これらの欠点を克服することにある。
この目的のため、本発明によれば、骨部の中にポジショニングワイヤを挿入するための、骨接合術用のサージカルガイドが提供され、基部の一端において延びる頭部を備えるグリップと、頭部の連続部分の中において延びる、頭部に固定されたブレードと、ブレードに沿ってグリップに対し相対的に移動されるように、グリップの頭部の中に形成された第1スライドと協働するよう構成されたトリガであって、トリガは、引張ワイヤを挿入するためのガイド要素を備える、トリガと、グリップに対し相対的に移動されるように、グリップの基部の中に形成された第2スライドと協働するように構成された方向付け部品と、を備え、方向付け部品は、その遠位端において少なくとも1つのポジショニングワイヤを支持する手段を備えることを特徴とする。
換言すれば、ワイヤを、軸に沿って骨部の中へ案内し挿入するための方向付け部を形成する、外反母趾のための再利用可能なサージカルガイドが提供される。前記サージカルガイドは、基部の上端部において延びる頭部を備えるグリップと、グリップの頭部の中に形成された第1スライドの中において移動されるように構成され、その遠位端にワイヤの挿入のための貫通孔が設けられたトリガと、トリガの下方において、グリップの頭部の遠位端に固定されたブレードと、グリップの基部の中に形成された第2スライドの中において移動されるように構成された、いわゆる方向付け部品とを備え、前記方向付け部品は、その遠位端において少なくとも1つのワイヤを支持する手段を備える。
本発明に係るサージカルガイドは、従来技術のサージカルガイドと同様に1つの固有点へ向けて方向付けするが、本発明に係るガイドが、移動する遠位片上に位置される推測された固有点へ向けて方向付けすることを理解されたい。
よって、本発明に係る器具は、外科医によって行われる平行移動に適しており、したがって、低矯正、過矯正、及びそれらに関する問題を回避する。
例えば、このガイド要素は貫通孔である。
ひとつの実施形態によれば、前記グリップは、その凹部がトリガの遠位端に向けられ、かつその下端部がいわゆる方向付け部品を通過させるために開口している湾曲した頭部及び分岐部をそれぞれが備える2つのハーフシェルによって構成され、この頭部及び湾曲分岐部には、一対において互いに対向する側に延びる貫通孔が設けられている。
好ましくは、基部が、円弧形状の凹部が前記グリップの頭部の遠位端に向けられている円弧形状を有する。
グリップの前記基部は、平坦な表面と、2つの湾曲した平行な分岐部とを備え、それぞれの分岐部には、一対において互いに対向する側に延びる少なくとも2つの貫通孔が設けられている。
いくつかの実施形態において、サージカルガイドは、方向付け部品の位置を保持するための保持部品を備え、保持部品は、方向付け部品と協働して、方向付け部品の動きを阻止するように構成された阻止要素と、方向付け部品と接して又は方向付け部品から離れて、阻止要素を移動するように構成された阻止要素の駆動要素と、を備える。これは方向付け部品の位置の保持を可能にし、したがって少なくとも1つのポジショニングワイヤを挿入している間の方向付け部品の移動の危険が制限される。よって、少なくとも1つのポジショニングワイヤの位置決めが、より正確になる。
さらに、いわゆる方向付け部品は、円弧形状を有する。
前記方向付け部品は、実質的に方向付け部品の近位端から遠位端まで延びる開口部を有し、開口部は、グリップの湾曲分岐部の貫通孔と協働して、ネジの通過を可能にする。
加えて、少なくとも1つのポジショニングワイヤを支持する手段は、その回転軸が、ブレードの遠位端の方向に、ガイドの矢状面内において延びる円筒形状スリーブを備え、前記円筒形状スリーブは、少なくとも1つのポジショニングワイヤを方向付けするためのバレルを受け入れるように構成されたシースを形成する。
有利には、シースは長手方向溝を含み、前記溝は前記ガイドの矢状面内において延びる。
1つの変形例によれば、少なくとも1つのポジショニングワイヤを支持する手段は、その回転軸が、ブレードの遠位端の方向に、ガイドの矢状面内において延びる2つの実質的に平行な円筒形状スリーブを備え、前記円筒形状スリーブは、第1ワイヤ及び第2ワイヤを方向付けするためのバレルを受け入れるように構成された第1シース及び第2シースをそれぞれ形成する。
なお、トリガは測定目盛を備える。
さらに、前記ブレードは、L字状の一般的な形状を有し、グリップの頭部に平行に延び、かつ長手方向開口が設けられた近位部と、中足骨の骨端上に支持されるように構成された遠位部とを備える。
1つの変形例によれば、前記ブレードは、直線状の形状を有し、グリップの頭部に平行に延び、かつ長手方向開口が設けられた近位部を備える。
有利には、本発明に係るサージカルガイドは、トリガを引く手段を含む。
このトリガを引く手段は、ウォームネジを備え、ウォームネジの第1端部は前記トリガと協働し、ウォームネジの反対側端部にはつまみが設けられている。
なお、本発明に係るサージカルガイドは、頭部の平行移動及び矯正の保持を確実にするための、ロック解除ボタンを持つラックを含む。
いくつかの実施形態において、トリガのガイド要素は、サージカルガイドの矢状面内における、引張ワイヤの旋回を可能にするように構成される。
例えば、トリガの貫通孔は、サージカルガイドの矢状面内における、引張ワイヤの旋回を可能にするように開いている。
いくつかの実施形態において、トリガは、トリガ上に引張ワイヤを保持することが意図された保持要素を備える。
例えば、トリガの遠位端は、トリガ上に支持グリップを固定するために、引張ワイヤを支持するためのグリップと協働するように構成されたネジ部材を備える。
この開示は、第1骨に近接するようサージカルガイドを位置決めすることであって、第1骨は、第1骨を第1骨部と第2骨部とに分割する切断面を含む、位置決めすることと、引張ワイヤを、第1骨部と、トリガの遠位端における貫通孔とに挿入することと、第1骨部が第2骨部に対して相対的に動かされるように、引張ワイヤが貫通孔を通して第1骨部の中へ延びる状態において、第1スライドを通して近位方向へトリガを引き込むことと、その後に、第1骨部を第2骨部に固定するために、第1ワイヤを、支持手段を通して第1骨部及び第2骨部に挿入することであって、引張ワイヤと共にサージカルガイドは、第1骨部及び第2骨部の相対位置を保持する状態において、第1ワイヤが挿入される、第1ワイヤを挿入することと、を含むサージカルガイドを操作する方法にも関する。
他の利点及び特徴は、本発明に係るサージカルガイドの非限定的な例として提供されたいくつかの変形例についての以下の記述から、添付の図面を参照すれば、より明らかになるだろう。
図1は、本発明に係るサージカルガイドの斜視図である。
図2は、本発明に係るサージカルガイドの分解斜視図である。
図3は、本発明に係るサージカルガイドのグリップの分解斜視図である。
図4は、本発明に係るサージカルガイドのグリップ内において摺動する方向付け部品の分解斜視図である。
図5は、本発明に係るサージカルガイドのグリップの分解斜視図である。
図6は、本発明に係るサージカルガイドの矢状断面図である。
図7は、前記サージカルガイドの使用ステップごとにおける、本発明に係るサージカルガイドの側面図である。
図8は、前記サージカルガイドの使用ステップごとにおける、本発明に係るサージカルガイドの側面図である。
図9は、前記サージカルガイドの使用ステップごとにおける、本発明に係るサージカルガイドの側面図である。
図10は、前記サージカルガイドの使用ステップごとにおける、本発明に係るサージカルガイドの側面図である。
図11は、前記サージカルガイドの使用ステップごとにおける、本発明に係るサージカルガイドの側面図である。
図12は、第1中足骨の中に第1ワイヤを配置した後の、本発明に係るサージカルガイドの斜視図である。
図13は、第2の所謂平行ガイドによる第2ワイヤの配置の側面図である。
図14は、本発明に係るサージカルガイドの変形例の側面図である。
図15は、サージカルガイドの使用ステップごとにおける、本発明に係るサージカルガイドの変形例の側面図である。
図16は、サージカルガイドの使用ステップごとにおける、本発明に係るサージカルガイドの変形例の側面図である。
図17は、本発明に係るサージカルガイドの第2変形例の斜視図である。
図18は、図17に表された本発明に係るサージカルガイドの第2変形例の矢状断面図である。
図19は、本発明に係るサージカルガイドの第3変形例の斜視図である。
図20は、図19に表された本発明に係るサージカルガイドの第3変形例の矢状断面図である。
図21は、図19及び図20に表された本発明に係るサージカルガイドの第3変形例の分解斜視図である。
図22は、サージカルガイドの第4変形例の斜視図である。
図23は、サージカルガイドの第4変形例の斜視図である。
図24は、サージカルガイドの第4変形例の断面図である。
図25は、サージカルガイドの第4変形例の斜視図である。
図26は、サージカルガイドの第4変形例の斜視図である。
図27は、サージカルガイドの第4変形例の斜視図である。
図28Aは、骨切除術の準備がされている患者の足の斜視図である。
図28Bは、骨切除術の準備がされている患者の足の斜視図である。
図29Aは、引張ワイヤを使用する予備移動を示す。
図29Bは、引張ワイヤを使用する予備移動を示す。
図29Cは、引張ワイヤを使用する予備移動を示す。
図30Aは、サージカルガイドの準備の方法を示す。
図30Bは、サージカルガイドの準備の方法を示す。
図30Cは、サージカルガイドの準備の方法を示す。
図30Dは、サージカルガイドの準備の方法を示す。
図31Aは、中足骨に対するサージカルガイドの位置決めを示す。
図31Bは、中足骨に対するサージカルガイドの位置決めを示す。
図32Aは、中足骨に対するサージカルガイドの方向付けを示す。
図32Bは、中足骨に対するサージカルガイドの方向付けを示す。
図33Aは、引張ワイヤの挿入とサージカルガイドの配置とを示す。
図33Bは、引張ワイヤの挿入とサージカルガイドの配置とを示す。
図33Cは、引張ワイヤの挿入とサージカルガイドの配置とを示す。
図34Aは、サージカルガイドを使用する第1骨部及び第2骨部の平行移動を示す。
図34Bは、サージカルガイドを使用する第1骨部及び第2骨部の平行移動を示す。
図35は、方向付け部品の展開を示す。
図36Aは、サージカルガイドを使用するポジショニングワイヤの挿入を示す。
図36Bは、サージカルガイドを使用するポジショニングワイヤの挿入を示す。
図37Aは、ポジショニングワイヤが配置された後の、ガイドの取り外しを示す。
図37Bは、ポジショニングワイヤが配置された後の、ガイドの取り外しを示す。
図37Cは、ポジショニングワイヤが配置された後の、ガイドの取り外しを示す。
本発明に係るサージカルガイドの以下の説明において、同様の参照符号は同様の要素を示す。さまざまな図面は、必ずしも一定の率の縮尺で作図されているわけではない。さらに、本発明に係るサージカルガイドは、外反母趾の骨接合術に特に適しているが、本発明の範囲から逸脱することなく人体の解剖学的構造の他の部位の骨接合術に適用され得ることは極めて明らかである。
図1、図2及び図6を参照すると、本発明に係るサージカルガイド1は、基部4の上端部において延びる頭部3を備えるグリップ2と、グリップ2の頭部3の中に形成された第1スライド6の中において移動されるように構成され、この例では、その遠位端にはガイド要素が設けられているトリガ5と、図1及び図6には表されていない、ワイヤを挿入するための貫通孔7と、トリガ5の下方において、グリップ2の頭部3の遠位端に固定されたブレード8であって、L字状の一般的な形状を有し、グリップ2の頭部3と平行に延び、かつ長手方向開口8bが設けられた近位部8aと、中足骨の骨端上に支持されるように構成された遠位部8cとを備えるブレード8と、グリップ2の基部4の中に形成された第2スライド10内において移動されるように構成された、いわゆる方向付け部品9であって、その遠位端において少なくとも1つのポジショニングワイヤを支持する少なくとも1つの手段11を備える、方向付け部品9と、を備える。
図1-図6を参照すると、グリップ2の基部4は、円弧形状の凹部がブレード8の遠位端に向けられている円弧形状を有する。グリップ2の前記基部4は、平坦な表面12と、2つの湾曲した平行な分岐部13とを備え、それぞれの分岐部13には、一対において互いに対向する側に延びる少なくとも2つの貫通孔14が設けられている。頭部3は、実質的に平行六面体の形状を有し、前記平坦な表面12上に形成された2つのネジ穴16と協働する2つのネジ15によって、平坦な表面12上にねじ止めされる。
さらに、いわゆる方向付け部品9は、グリップ2の基部4と同じ曲率半径の円弧形状を有する。前記方向付け部品は、実質的に方向付け部品9の近位端から遠位端まで延びる開口部17を有し、前記開口部17は、グリップ2の湾曲分岐部13の孔14と協働して、ネジ18の通過を可能にする。
本発明の範囲から逸脱することなく、方向付け部品9と基部4とが同心でありながら、方向付け部品9が、グリップ2の基部4の曲率半径とは異なる曲率半径を有する円弧状の一般的な形状を有し得ることは極めて明らかである。
加えて、支持手段11は、その回転軸が、ブレード8の遠位端の方向に、サージカルガイドの矢状面内において延びる、少なくとも1つの円筒形状スリーブ19を備え、前記円筒形状スリーブ19は、ポジショニングワイヤを方向付けするためのバレル20を受け入れるように構成されたシースを形成する。有利には、円筒形状スリーブ19によって形成されたシースは、支持手段11の近位端において長手方向溝21を含み、前記溝21は、ポジショニングワイヤのセットアップ後に、方向付けバレルがあらかじめ取り外され、ポジショニングワイヤが前記溝21を通過した後に、サージカルガイドの容易な取り外しが可能となるように、前記ガイドの矢状面内において延びる。
次に、図7-図13を参照すると、本発明に係るサージカルガイドの操作が説明される。
術者は、腱膜瘤のレベルにおいて、皮膚及び関節包を約5mm切開する。経皮的ドリルを用いて、術者は、関節炎の領域を可能な限り減らすために、中足骨の内側の外骨切除術(図7)を施行する。その後、術者は、中足骨の骨端の骨切除術を施行し、それによって、骨幹から頭部を分離する。術者は、ブレード8の遠位端が中足骨の頭部の内側端に接し支持されるように、切開部にブレード8を挿入する(図7)。この挿入の間に、わずかな平行移動が、既に行われる。ブレード8はグリップ2に対して容易に取り外し可能であるため、ブレード8が切開部にも挿入され得て、その後、グリップ2に装着され得ることに留意されたい。
図8を参照すると、その後、術者は、第1スライド6内においてスライドさせるためにトリガ5を押すことによって、ブレード8に対して所定の位置にトリガ5を配置する。次に、図9を参照すると、安定/引張ワイヤ22は、トリガ5の端部に設けられた孔7を通して、中足骨の髄管内へ挿入され得る。
図10を参照して、一旦、引張ワイヤ22が所定位置に配置されると、術者は、トリガ5を引くことによって、骨幹を引っ張り得る。よって、我々は手術技術の原理を発見し、手術技術は頭部を平行移動させて中足骨の内反を増大させることからなる。中足骨の骨幹を引っ張りつつ、中足骨の頭部を保持することによって、DMAA(Distal Metatarsal Articular Angle)の矯正が自動的に施行される。
図11及び図12を参照すると、方向付け部品9を回転させることによって、術者は、可能な限り近位にあるべき第1ポジショニングワイヤ23の入口点を選択する。術者は、第1ポジショニングワイヤ23を挿入し、もし装置が後に詳述するようにダブルシースを備えるなら、第2遠位ポジショニングワイヤ25を挿入し得る。
術者は、ここで、いわゆる近位の第1ポジショニングワイヤ23を挿入するために使用された方向付けバレル20を取り外し得て、その後、方向付け部品9を回転させることによって、術者は、溝21を通過するポジショニングワイヤ23を取り除き、よって、近位ポジショニングワイヤ23を残しながら本発明に係るサージカルガイドを抜き取り、患部を安定化する。
図13を参照すると、術者は、第1近位ポジショニングワイヤ23と実質的に平行な第2ポジショニングワイヤ25を挿入するために、平行ガイド24によって補助され得る。もし術者が望むなら、術者は、第2ポジショニングワイヤ25を挿入する前に、第1インプラントを挿入し得る。術者は、第2インプラントの挿入を継続し、それによって患部を完全に固定する。最後に、術者は、患者の軟組織を侵食し、かつ患者の歩行の妨げとなる可能性のある骨のくさびを取り除くための最後の骨切除術を施行する。
図14を参照すれば、一変形例によると、本発明に係るサージカルガイド1は、前述と同様に、基部4の上端部において延びる頭部3を備えるグリップ2と、グリップ2の頭部3の中に形成された第1スライド6の中において移動されるように構成され、その遠位端にはガイド要素が設けられているトリガ5と、この例では、図1及び図6には表されていない引張ワイヤを挿入するための貫通孔7と、グリップ2の基部4の中に形成された第2スライド10の中において移動されるように構成された、いわゆる方向付け部品9とを備え、前記方向付け部品9は、少なくとも1つのポジショニングワイヤを支持する手段11を、その遠位端に備える。
グリップ2の基部4は、円弧形状の凹部がグリップ2のトリガ5の遠位端に向けられている円弧形状を有する。グリップ2の前記基部4は、平坦な表面12と、2つの湾曲した平行な分岐部13とを備え、分岐部13のそれぞれには、一対において互いに対向する側に延びる少なくとも2つの貫通孔14が設けられている。頭部3は、実質的に平行六面体の形状を有し、前記平坦な表面12上に形成された2つのネジ穴16と協働する2つのネジ15によって、平坦な表面12上にねじ止めされる。
さらに、いわゆる方向付け部品9は、グリップ2の基部4と同じ曲率半径の円弧形状を有する。前記方向付け部品は、実質的に方向付け部品9の近位端から遠位端まで延びる開口部17を有し、前記開口部17は、グリップ2の湾曲分岐部13の孔14と協働して、ネジ18の通過を可能にする。
前述と同様に、本発明の範囲から逸脱することなく、方向付け部品9と基部4とが同心でありながら、方向付け部品9が、グリップ2の基部4の曲率半径とは異なる曲率半径である円弧状の一般的な形状を有し得ることは極めて明らかである。
このサージカルガイドは、ブレード8を含まない点、トリガ5が計測目盛26を備える点、及び支持手段11が、その回転軸が、トリガ5の遠位端の方向に、ガイドの矢状面内において延びる、2つの実質的に平行な円筒形状スリーブ19を備えており、前記円筒形状スリーブ19は、第1ポジショニングワイヤ及び第2ポジショニングワイヤのそれぞれの方向付けのためのバレル20を受け入れるように構成された第1シース及び第2シースを形成する点において前述のものとは異なる。
よって、あらかじめ推定されたポジショニングワイヤの出口点が、その後、完了した骨切除術の深さの計測によって求められる。もし術者が望むなら、術者は、深さゲージを用いてこの計測を施行し得る。
次に、図15及び図16を参照して、サージカルガイドのこの変形例の操作を説明する。
この実施形態において、術者は、中足骨の骨端を平行移動するのではなく、本発明に係る器具のトリガを平行移動する。その後、術者は、方向付けアークと、このアークに取り付けられたバレルとを使用して、ガイドポジショニングワイヤを挿入し得る。よって、図15を参照すると、本発明に係る器具の使用を要約すると、骨切除術を施行し、深さゲージを用いて骨切除術の深さを計測し、中足骨の髄管内に引張ワイヤを挿入し、このワイヤ上に本発明に係るサージカルガイドの重ねることを実行する。その後、図16を参照すると、計測した深さを報告し、ネジガイドポジショニングワイヤ23,25を挿入し、サージカルガイドを取り外し、骨端を平行移動し、ポジショニングワイヤ23,25の完全な挿入を進める。
本発明の範囲から逸脱することなく、図1-図13に表された変形例は、その回転軸が、トリガ5の遠位端の方向に、ガイドの矢状面内において延びる、2つの平行な円筒形状スリーブ19を備える支持手段11を含み得て、円筒形状スリーブ19が、第1ポジショニングワイヤ及び第2ポジショニングワイヤのそれぞれを方向付けするためのバレル20を受け入れるように構成された第1シース及び第2シースを形成することに留意されたい。
図17及び図18を参照すると、第2変形例によれば、本発明に係るサージカルガイド1は、図1-図6を参照して説明されたものと同様に、基部4の上端部において延びる頭部3を備えるスリーブ2と、グリップ2の頭部3の中に形成された第1スライド6の中において移動されるように構成され、かつその遠位端に、トリガ5の下方においてグリップ2の頭部3の遠位端に固定されたブレード8に、引張ワイヤ22を挿入するための貫通孔7が設けられたトリガ5とを備え、前記ブレード8は、L字状の一般的な形状を有し、グリップ2の頭部3と平行に延び、かつ長手方向開口8bが設けられた近位部8aと、中足骨の骨端に支持されるように構成された遠位部8cとを備え、グリップ2の基部4の中に形成された第2スライド10の中において移動されるように構成された、いわゆる方向付け部品9を備え、前記方向付け部品9は、少なくとも1つのポジショニングワイヤ支持する手段11を、その遠位端に備える。
グリップ2の前記基部4は、円弧形状の凹部がブレード8の遠位端に向けられている円弧形状を有する。グリップ2の前記基部4は、2つの湾曲した平行な分岐部13を備え、それぞれの分岐部13には、一対において互いに対向する側に延びる少なくとも2つの貫通孔14が設けられている。頭部3は、実質的に平行六面体の形状を有し、2つの部位を備え、頭部3の2つの部位のそれぞれは、グリップ2の基部4を形成する湾曲分岐部13を支える。
さらに、方向付け部品9は、グリップ2の基部4と同じ曲率半径の円弧形状を有する。前記方向付け部品9は、実質的に方向付け部品9の近位端から遠位端まで延びる開口部17を有し、前記開口部17は、グリップ2の湾曲分岐部13の孔14と協働して、ネジ18の通過を可能にする。
前述と同様に、本発明の範囲から逸脱することなく、方向付け部品9と基部4とが同心でありながら、方向付け部品9が、グリップ2の基部4の曲率半径とは異なる曲率半径である円弧状の一般的な形状を有し得ることは極めて明らかである。
加えて、支持手段11は、その回転軸が、ブレード8の遠位端の方向に、サージカルガイドの矢状面内において互いに平行に延びる、2つの円筒形状スリーブ19を備え、前記円筒形状スリーブ19は、第1ポジショニングワイヤ及び第2ポジショニングワイヤを方向付けするためのバレルを受け入れるように構成された第1シース及び第2シースを形成する。有利には、円筒形状スリーブ19によって形成されたシースは、支持手段11の近位端において長手方向溝21を含み、前記溝21は、ポジショニングワイヤのセットアップ後に、方向付けバレルがあらかじめ取り外され、ポジショニングワイヤが前記溝21を通過した後に、サージカルガイドの容易な取り外しが可能となるように、前記ガイドの矢状面内において延びる。
このサージカルガイドは、その第1端部が前記トリガ5と協働し、その反対側端部にはつまみ28が設けられたウォームネジ27を備えるトリガ5を引くための手段を含む点において前述のものとは異なる。このようにして、一旦、術者によって頭部の平行移動が施行されると、外科医は、中足骨の平行移動した骨端の足底位置を自由に管理できる。他方の手を用いて、術者は、ポジショニングワイヤを挿入でき、これにより、ポジショニングワイヤは頭部の中央面に位置する。
なお、頭部の平行移動及び矯正の保持を確実にするために、ロック解除ボタンを持つラックが用いられ得る。
図19-図21を参照すると、第3変形例によれば、本発明に係るサージカルガイド1は、図1-図6を参照して説明されたものと同様に、基部4の上端部において延びる頭部3を備えるグリップ2と、グリップ2の頭部3の中に形成された第1スライド6の中において移動されるように構成され、かつその遠位端に引張ワイヤを挿入するための貫通孔7が設けられたトリガ5と、トリガ5の下方においてグリップ2の頭部3の遠位端に固定されたブレード8と、グリップ2の基部4の中に形成された第2スライド10の中において移動されるように構成された、いわゆる方向付け部品9と、を備え、前記方向付け部品9は、少なくとも1つのポジショニングワイヤを支持する手段11を、その遠位端に備える。
支持手段11は、その回転軸が、ブレード8の遠位端の方向に、サージカルガイドの矢状面内において互いに平行に延びる、2つの円筒形状スリーブ19を備え、前記円筒形状スリーブ19は、第1ポジショニングワイヤ及び第2ポジショニングワイヤのそれぞれの方向付けのためのバレルを受け入れるように構成された第1シース及び第2シースを形成する。有利には、円筒形状スリーブ19によって形成されたシースは、支持手段11の近位端において長手方向溝21を含み、前記溝21は、ポジショニングワイヤのセットアップ後に、方向付けバレルがあらかじめ取り外され、ポジショニングワイヤが前記溝21を通過した後に、サージカルガイドの容易な取り外しが可能となるように、前記ガイドの矢状面内において延びる。
前述と同様に、このサージカルガイドは、その第1端部が前記トリガ5と協働し、その反対側端部にはつまみ28が設けられたウォームネジ27を備えるトリガ5を引くための手段を含む。このようにして、一旦、術者によって頭部の平行移動が施行されると、外科医は、中足骨の平行移動した骨端の足底位置を自由に管理できる。他方の手を用いて、術者は、ポジショニングワイヤを挿入でき、これにより、ポジショニングワイヤは頭部の中央面に位置する。
なお、頭部の平行移動及び矯正の保持を確実にするために、ロック解除ボタンを持つラックが用いられ得る。
このサージカルガイドは、グリップ2が、頭部3と、その凹部がトリガ5の遠位端に向けられ、かつその下端部が方向付け部品9を通過させるために開口している湾曲分岐部13とをそれぞれが備える2つのハーフシェル29a及び29bを備える点において前述のものとは異なり、平坦な表面12及び湾曲分岐部13には、一対において互いに対向する側に延びる貫通孔14が設けられている。よって、頭部3は、実質的に平行六面体の形状を有し、2つのハーフシェル29a及び29bによって形成される。
さらに、方向付け部品9は、グリップ2の基部4と同じ曲率半径の円弧形状を有する。前記方向付け部品9は、実質的に方向付け部品9の近位端から遠位端まで延びる開口部17を有し、前記開口部17は、グリップ2の湾曲分岐部13の孔14と協働して、ネジ18の通過を可能にする。
前述と同様に、本発明の範囲から逸脱することなく、方向付け部品9と基部4とが同心でありながら、方向付け部品9が、グリップ2の基部4の曲率半径とは異なる曲率半径である円弧状の一般的な形状を有し得ることは極めて明らかである。
このサージカルガイドは、前記ブレード8が、L字状ではなく直線状の一般的な形状を有しており、よって、グリップ2の頭部3と平行に延び、かつ長手方向開口8bが設けられた近位部8aのみを備える点においても、前述のものとは異なる。
この第3変形例において、トリガ5は、計測目盛26も備える。
サージカルガイドの第4変形例が、図22-図27に表される。
この変形例は、サージカルガイドが、方向付け部品9の位置を保持するためのアセンブリ51を備える点において、上述の変形例とは異なる。この保持アセンブリ51は、方向付け部品9と協働して、方向付け部品9の動き、特に基部4のスライド10の中における方向付け部品9の摺動を阻止するように構成された阻止要素53を備える。保持アセンブリ51は、方向付け部品9の阻止又は開放を可能とするように阻止要素53の移動を可能にする、阻止要素53を作動するための要素55をさらに備える。
例えば、阻止要素53は、方向付け部品9に固定されたネジが切られた部材57を備える。例えば、このネジが切られた部材57は、方向付け部品9と一体である。阻止要素53は、ネジが切られた部材57と協働するように構成された、ネジ部材59を備える。作動要素は作動ハンドル61を備える。作動要素は作動ハンドル61を備える。よって、一方向への作動ハンドル61の回転が、方向付け部品9を作動ハンドル61に近づけることを可能にし、よって、スライドに対して方向付け部品9を保持し、グリップ2の基部4の外壁に対して作動ハンドルを保持する。よって、スライド10に対する方向付け部品9の移動が、摩擦によって防止される。反対方向への作動ハンドル61の回転が、方向付け部品9を作動ハンドル61から離すことを可能にし、よって、方向付け部品9の動きが開放される。
第4変形例は、サージカルガイドが、トリガ5上に引張ワイヤ22を保持する要素を備える点においても、前述の変形例とは異なる。
図示の例において、保持要素は、トリガ5の遠位端に形成されたねじが切られた部分63である。特に、トリガ5の遠位端の外面が、ねじが切られた部分63を備える。ねじが切られた部分63のねじ切りと貫通孔7とは、実質的に同心である。ねじが切られた部分63は、引張ワイヤ22の支持グリップ65のねじ部と協働するように構成される。よって、引張ワイヤ22を支持するグリップ65は、トリガ5によってロックされ得る。
第4変形例は、トリガ5が、引張ワイヤ22の旋回溝67を備える点においても、前述の変形例とは異なる。これにより、図26に表されるように、より簡単に中足骨の内部に到達するように旋回溝67へ引張ワイヤ22を挿入し、その後、ガイドの矢状面内において旋回することによって、引張ワイヤ22を真っ直ぐにすることが可能となる。
示された例において、トリガ5の遠位端、つまりねじが切られた部分63は、引張ワイヤ22の旋回溝67を備える。よって、貫通孔7は、旋回溝67によって頭部3に向かって開口する。この例では、旋回溝67は、約60°の角度での引張ワイヤ22の旋回を可能にする。引張ワイヤ22が真っ直ぐになったとき、トリガ5の遠位端と貫通孔7とが一列に整列される。
この例では、ブレード8の長手方向溝8bは、引張ワイヤ22の通過と旋回とを可能にするために、ブレード8の下方へ曲げられた遠位端8cにおいて延ばされる。この長手方向溝8bと旋回溝67とは、重ね合わせられる。
1つの変形例を参照して説明された要素は、他の変形例において説明された要素と組合せられ得る。
さらに、本発明に係るサージカルガイドの実施形態とは無関係に、後者が、第1近位ポジショニングワイヤを正確に挿入することと、さらに第1中足骨の解剖学的構造とは無関係に、第1近位ワイヤと平行に第2遠位ワイヤを挿入することと、ネジの間の干渉の危険性なく、本発明に係るサージカルガイドを対象的に使用することと、X線画像の使用の抑制とを可能にすることが強調されなければならない。
次に、図28A-図37Cを参照して、本開示に係るサージカルガイドを使用する方法を説明する。この方法は、本明細書では図22-図27(第4変形例)に示されるサージカルガイドを用いて説明されるが、この方法は、本明細書に開示されるいずれのサージカルガイドを用いても施行され得ると理解される。
骨切除術の前に、第1骨(例えば、第1中足骨)の輪郭が、マーキングペンで描かれ得る。例えば、図28A及び28Bに示されるように、第1骨の背側表面に平行に走る皮膚描画ペンの線が作成される。その後、このペンの線の一部に沿って、形成された骨切除術レベルを中心として4mm切開する。この経皮的切開は、長さが約4mm-約5mmの範囲において行われ得る。この切開は、内在する骨まで鈍的切開によって継続される。
次に、第1骨70を第1骨部71と第2骨部72とに分離する骨切除術が施行され得る。例えば、中足骨の骨端の骨切除術は、骨幹71から頭部72を分離することによって施行され得る。横方向骨切除術や、シェブロン法又は修正シェブロン指向骨切除術のような他の適切な骨切除術が施行され得る。
バー(burr)を用いる骨切除術が施行された後に、骨幹などの第1骨部71が、サージカルガイド1を用いて、患者の変形の度合いに応じて第1中足骨間の角度を増大させるために、内側に平行移動させられ得る。図29A-図35は、サージカルガイドを準備し、その後、サージカルガイド1を用いて中足骨の角度を矯正するための移動が施行される、予備移動を施行するための例示的なステップを示す。
図29A-図29Cに示されるように、予備移動は、骨切除術の後に施行され得る。図29Aに示されるように、支持ハンドル65に装着された引張ワイヤ22が、骨切り部位に沿って挿入される。引張ワイヤ22の先端が、内側皮質を通過して第1骨部71(例えば、中足骨の骨幹)の髄管内にあるとき、図29B-図29Cに示されるように、支持ハンドル65は、中足骨70の長手方向軸内に引張ワイヤ22を配置するために回転させられ、その後、第2骨部72(例えば、中足骨の頭部)を側方に移動する。
図30A-図30Dに示されるように、このサージカルガイドは、方向付け部品9が基部4の第2スライド10内の近位位置まで引き込まれ、かつトリガ5が頭部3の第1スライド6内の近位位置まで引き込まれることによって、使用のための準備がされ得る。その後、図31Aに示されるように、関節包が、第2骨部72、例えば中足骨の頭部に向かって骨切除術のレベルにおいて切開され、ブレード8(例えば、遠位部8c)が切開部を通して挿入される。その後、図31Bに示されるように、ブレード8は、ブレード8が第2骨部72の内側端に接するように、関節包と第2骨部72との間において摺動される。これは、図31A-図31Bに示されるように、サージカルガイド1を約45°-90°回転させることによって施行される。
サージカルガイド1は、第1骨70に近接して配置され得る。例えば、サージカルガイドは、ブレード8が第1骨70の切断面と接するように、配置され得る。特に、ブレード8の遠位部8cは、第2骨部72と接し得て、ブレード8の基部8aは、第1骨部71の切断面と接し得る。一例として、図32Aは、中足骨70に関するサージカルガイド1の位置決め及び/又は方向付けを示す。特に、サージカルガイド1が回転した後、ブレード8の基部(例えば、近位部8a)は、第1中足骨(第1骨)70の切断面と接するように配置され、好ましくは第2中足骨75(第1骨と近接する第2骨)に対して可能な限り垂直に配置され得る。同時に、図32Bに示されるように、サージカルガイド1は、第1中足骨70の背部に対して可能な限り平行に方向付けされ得る。
一旦、サージカルガイド1が正しく配置されると、トリガ5は、例えばつまみ28を用いて、ブレード8の遠位部8cに対して前進させられ得る。その後、図33Aに示されるように、引張ワイヤ22が、第1骨部71の髄軸を取り出すために切開部を通して挿入され得る。引張ワイヤ22は、例えば、ブレード8の中の孔8bを通して、サージカルガイド1を通して挿入される。一旦、引張ワイヤ22が、第1骨部71の髄軸の中に入ると、図33Bに示されるように、引張ワイヤアセンブリは、トリガ5の旋回溝67の中にワイヤ22を収容するために、サージカルガイド1に対して回転させられ又は傾斜させられ得る。引張ワイヤハンドル65は、このアセンブリに固定するためトリガ5の要素63又は貫通孔7にネジ止めされ得るが、本開示はこれに限定されない。引張ワイヤ22又は引張ワイヤハンドル65は、限定はされないが、フランジ、クリップ、クランプ、スナップフィット接続のような、任意の適切な手段によってサージカルガイド1に固定され得る。図33Cに示されるように、ガイド1及び引張ワイヤハンドル65は、第1骨70(例えば、第1中足骨)の背部に平行でなければならず、図34A及び図34Bに関して以下に説明されるように、サージカルハンドル65は、第1骨70及び第2骨75の方向付けのために用いられ得る。
図33A-図33Cに示されるサージカルガイド1において、トリガ5の中に貫通孔7を形成するスリーブは、引張ワイヤ22の簡単な挿入を可能にするように、貫通孔7に実質的に平行な方向に延びる旋回溝67を含む。代替として、引張ワイヤ22は、髄軸の中に挿入された後に、旋回溝67を介して貫通孔7の中へ回転される代わりに、貫通孔7に直接的に挿入され、その後髄軸の中に挿入され得る。
図34A及び図34Bに示されるように、一旦、引張ワイヤ22が所定位置に固定され、引張ワイヤハンドル65がトリガ5に固定されると、ハンドル65は、基節骨の方向及び中足骨頭部72の高さの管理に用いられ得る。その後、トリガ5は、つまみ28の回転又は、つまり第1骨部71が第2骨部72に対して移動されるような、所望の移動をさせる他の手段によって、引き込まれ得る。特に、図34Bに示されるように、トリガ5が引き込まれたとき、第1骨部71が、内側方向にワイヤ22によって引き寄せられる(例えば、引っ張られる)一方で、第2骨部72は、第1骨部71が中足骨の内反の軽減及びDMAAの矯正のために第2骨部72に対して移動されるように、ブレード8によって(例えば、ブレード8の遠位部8cが突き当たることによって)保持される。
適切な移動の後、図35に示されるように、方向付け部品9が基部4から展開される。特に、方向付け部品9は、基部4が皮膚に接するまで、第2スライド10を通して近位方向に摺動し得る。その後、方向付け部品9は、所定位置においてロックされ得る。ハンドルを使用して、基節骨の方向及び中足骨頭部の高さが、必要に応じて調整され得る。
一旦、方向が適切に管理されると、図36A-図36Bに示されるように、ワイヤが配置され得る。遠位(例えば、内側)のスクリューワイヤである第1ワイヤ23の方向付けのためのバレル20は、支持手段11の第1(遠位)円筒形状スリーブ19の中に挿入される。末節骨の方向及び中足骨頭部(第2骨部)72の高さが確認される。その後、バレル20が皮膚に接する箇所が切開され、図30Aに示されるように、第1ワイヤ23(遠位ワイヤ)が、第1骨部71と第2骨部72とを互いに固定するために、第1骨部71を通し第2骨部72の中へ挿入される。図36Aに示されるように、第1ワイヤ23は、第1骨部の中に引張ワイヤ22を挿入する方向に対して直交する方向に、第1骨部71及び第2骨部72の中に挿入される。第1ワイヤ23は、サージカルガイド1と引張ワイヤ22とが第1骨部71と第2骨部72との相対位置を保つ状態において、挿入される。
つま先の位置を開放することなく、近位(例えば、外側)のスクリューワイヤである第2ワイヤ25の方向付けのためのバレル20は、支持手段11の第2(近位)円筒形状スリーブ19の中に挿入される。その後、図36Bに示されるように、第2ワイヤ25は、第1ワイヤ23と同様の方法により、第1骨部71を通して第2骨部72の中へ挿入される。第2ワイヤ25は、第1ワイヤ23に実質的に平行に延びるように、第1ワイヤ23の近位側(外側)に挿入される。第1ワイヤ23と同様に、第2ワイヤ25は、引張ワイヤ22を挿入する方向に対して直交する方向に挿入され、かつサージカルガイド1と引張ワイヤ22とが第1骨部71と第2骨部72との相対位置を保つ状態において、挿入される。図では、遠位ワイヤをはじめに挿入し、その後近位ワイヤを挿入することを示しているが、この順序は必須ではなく、逆であってもよい。
一旦、両ワイヤ23,25が、第1骨部71及び第2骨部72(例えば、骨幹と中足骨頭部)の固定のために挿入されると、図37Aに示されるように、バレル20は、支持手段11の円筒形状スリーブ19から取り外され得る。その後、図37Bに示されるように、方向付け部品9は、ロックが解除され得て、第2スライド10を通して、基部4内に格納され得る。支持手段11の中の長手方向溝21は、方向付け部品9を基部4内に格納する際に、溝21を通過するワイヤ23,25から支持手段11を簡単に分離することを可能とする。この引張ワイヤアセンブリは、第1骨部71の髄軸とサージカルガイド1とから引張ワイヤ22が取り外されることによって取り外され得て、図37Cに示されるように、その後、サージカルガイド1が取り外され得る。サージカルガイド1が取り外された後、ネジが、第1骨部71と第2骨部72とを最終的に固定するために、第1ネジワイヤ23及び第2ネジワイヤ25の上に配置され得る。
この方法は、中足骨頭部72と骨幹71との固定について説明されているが、本明細書に開示された方法及びサージカルガイドは、任意の骨部を合わせて固定するために使用され得る。
最後に、ここで提供された例が、本発明の利用の分野を制限しない特定の例示に過ぎないことは、極めて明らかである。
Claims (15)
- 骨部の中にポジショニングワイヤを挿入するための、骨接合術用の再利用可能なサージカルガイドであって、
前記再利用可能なサージカルガイドは、
基部の一端において延びる頭部を備えるグリップと、
前記頭部の連続部分の中において延びる、前記頭部に固定されたブレードと、
前記ブレードに沿って前記グリップに対し相対的に移動されるように、前記グリップの前記頭部の中に形成された第1スライドと協働するよう構成されたトリガであって、前記トリガは、引張ワイヤを挿入するためのガイド要素を備える、トリガと、
前記グリップに対し相対的に移動されるように、前記グリップの前記基部の中に形成された第2スライドと協働するように構成された方向付け部品と、を備え、
前記方向付け部品は、その遠位端において少なくとも1つのポジショニングワイヤを支持する手段を備える
サージカルガイド。 - 前記基部は、円弧形状の凹部が前記グリップの前記頭部の前記遠位端に向けられている円弧形状を有する、請求項1に記載のサージカルガイド。
- 前記グリップは、2つのハーフシェルを備え、
前記2つのハーフシェルのそれぞれは、
頭部と、
その凹部が前記トリガの前記遠位端に向けられ、かつ前記一端の反対側に位置する他端が前記方向付け部品を通過させるために開口している湾曲分岐部と、を備え、
前記頭部及び前記湾曲分岐部には、一対において互いに対向する側に延びる貫通孔が設けられている、請求項2に記載のサージカルガイド。 - 前記グリップの前記基部は、平坦な表面と、2つの湾曲した平行な分岐部とを備え、
それぞれの分岐部には、一対において互いに対向する側に延びる少なくとも2つの貫通孔が設けられている、請求項2に記載のサージカルガイド。 - 前記方向付け部品の位置を保持するための保持部品をさらに備え、
前記保持部品は、
前記方向付け部品と協働して、前記方向付け部品の動きを阻止するように構成された阻止要素と、
前記方向付け部品と接して又は前記方向付け部品から離れて、前記阻止要素を移動するように構成された前記阻止要素の駆動要素と、を備える、請求項1に記載のサージカルガイド。 - 前記方向付け部品は円弧形状を有する、請求項1に記載のサージカルガイド。
- 前記方向付け部品は、前記方向付け部品の近位端から遠位端まで延びる開口部を有し、
前記開口部は、前記グリップの湾曲分岐部の貫通孔と協働して、ネジの通過を可能にする、
請求項5に記載のサージカルガイド。 - 前記少なくとも1つのポジショニングワイヤを支持する手段は、前記少なくとも1つのポジショニングワイヤを方向付けするためのバレルを受け入れるように構成されたシースを形成する少なくとも1つの円筒形状のスリーブを備える、請求項1に記載のサージカルガイド。
- 前記シースは、長手方向溝を含む、請求項8に記載のサージカルガイド。
- 支持手段は、第1ポジショニングワイヤ及び第2ポジショニングワイヤを方向付けするためのバレルを受け入れるように構成された第1シース及び第2シースをそれぞれ形成する、2つの平行な円筒形状スリーブを備える、請求項8に記載のサージカルガイド。
- 前記ブレードは、長手方向開口を備える、請求項1に記載のサージカルガイド。
- 前記トリガを引く手段をさらに備える、請求項1に記載のサージカルガイド。
- 前記トリガを引く前記手段は、ウォームネジを備え、
前記ウォームネジの第1端部は前記トリガと協働し、前記ウォームネジの反対側端部にはつまみが設けられている、請求項12に記載のサージカルガイド。 - 前記頭部の平行移動及び矯正の保持を確実にするための、ロック解除ボタンを持つラックをさらに備える、請求項12に記載のサージカルガイド。
- 前記トリガの前記ガイド要素は、前記サージカルガイドの矢状面内における、前記引張ワイヤの旋回を可能にするように構成されている、請求項1に記載のサージカルガイド。
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